JPH0627833Y2 - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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JPH0627833Y2
JPH0627833Y2 JP1988066001U JP6600188U JPH0627833Y2 JP H0627833 Y2 JPH0627833 Y2 JP H0627833Y2 JP 1988066001 U JP1988066001 U JP 1988066001U JP 6600188 U JP6600188 U JP 6600188U JP H0627833 Y2 JPH0627833 Y2 JP H0627833Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
discharge
valve
plunger pump
elastic plate
plunger
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988066001U
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English (en)
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JPH01173385U (ja
Inventor
輝彦 望月
三代子 浜尾
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Filing date
Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、例えば自動車用パワーステアリング装置やサ
スペンションなどの油圧源として使用されるプランジャ
ポンプに関する。
《従来の技術》 自動車のパワーステアリング装置は、エンジンの動力に
よってプランジャポンプを駆動し、その油圧を操舵助勢
力として使用しているものがある。
このようにして使用されるプランジャポンプは、例えば
特開昭60−60370号公報で見ることができる。従
来構造では、スプリングとボール弁を主要素とする独立
した複数の吐出弁を各プランジャ毎に設けている。ま
た、吐出圧力を制御するリリーフ弁が吐出室と吸入室と
の間に別体として設けられている。
《考案が解決しようとする課題》 このため、従来においては、各吐出弁毎にスプリングや
ボール弁などの主要素部品を個々に組付ける必要がある
ので、構成部品点数および作業工数が多く、またリリー
フ弁も単独で設定されるため、コスト高になる問題点が
あった。また、各吐出弁とリリーフ弁とを設けるための
スペースを大きく必要とし、ポンプの小形化を図る上で
問題があった。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的はコスト低減を図ることができるとともに、小形
化が可能なプランジャポンプを提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するため、本考案は、複数のプランジャ
および吐出弁を有するプランジャホンプであって、前記
各吐出弁が各吐出口に対応する弁部を放射状に有した弾
性プレートで形成されるとともに、この弾性プレートを
ケーシングに固定するボルトの内部に吐出室と吸入室と
を連通するリリーフ弁を設けたこを特徴とする。
《作用》 上記構成によれば、各吐出口に設けられる吐出弁を一つ
の弾性プレートで形成することができるとともに、各吐
出弁とリリーフ弁の取り付けを同時に行うことができ
る。したがって、従来構造に対して構成部品点数および
組立工数ならびにコストの低減が図れるとともに、リリ
ーフ弁と各吐出弁との集約配置が可能になり、ポンプの
小形化を図ることができる。
《実施例》 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明
する。
第1図は本考案の一実施例に係るプランジャポンプの縦
断面図で、第2図は第1図のA−A線に沿う要部を示し
た側面図である。
第1図乃至第2図において、プランジャポンプ1は、ラ
ジアルプランジャポンプを一例としており、ケーシング
2と、シャフト3、プランジャ4と、弾性プレート5、
ボルト6、密閉板7などで構成されている。
そして、ケーシング2は前後が開放された略筒状に形成
され、中間部分に前後を仕切る中間隔壁10が一体に設
けられている。この中間隔壁10の中心には、内周面に
ねじが刻設された連通穴10aが形成されている。ま
た、中間隔壁10の前側には筒状の軸受支持部10bが
一体に設けられ、この軸受支持部10bに軸受メタル1
1が装着されている。さらに、中間隔壁10の後側に
は、後部開口を閉じて取り付けられた密閉板7で吐出室
12が形成されている。密閉板7は、この密閉板7の後
側でケーシング2に嵌合取り付けされたロックリング1
3で抜け止めされており、かつケーシング2との間に介
装されたシールリング14で液密状態にされている。
シャフト3は、ケーシング2内の中心に前後方向に延び
た状態で配されている。そして、シャフト3の一端は軸
受メタル11を介して、また中間は軸受15を介してそ
れぞれケーシング2に回転可能に支持され、他端はケー
シング2より前側に付き出された状態になっている。さ
らに、シャフト3の中間外周部分には偏心カム部16が
設けられ、後端面には連通穴10aに対応する凹部3a
が形成されている。この凹部3aの奥部には、一端側が
中心外周部分の周面に開口されている吐出孔17が、こ
の凹部3a内から連続して設けられている。一方、軸受
15を介してシャフト3が取り付けられるケーシング2
の部分は、軸受15の前側でシールリング18,パッキ
ン体19などで液密に閉じられ、これによって吸入室2
0が中間隔壁10の前側に形成された状態になってい
る。
プランジャ4は、偏心カム部16で作動されるピストン
21を有している。このピストン21には、プラグ栓2
2のリテーナ23に一端が当接規制されているコイルス
プリング24の他端が当接されおり、このコイルスプリ
ング24の付勢力でピストン21が偏心カム部16上に
常に当接された状態になっている。そして、このプラン
ジャ4は、ケーシング2の周回方向に沿う等間隔な6つ
の位置にそれぞれ設けられている。また、各プランジャ
4に対応して6つの吐出口25が、中間隔壁10内を通
って、吐出室12とプランジャ4内を連通した状態で設
けられている。なお、各吐出口25の吐出側の開口は、
連通穴10aが開口されているのと同じ平面部分に形成
され、かつ連通穴10aを中心として描かれる円周上の
等間隔な位置に点在して設けられている。さらに、各吐
出口25は、開閉自在な複数の弁部26を有する弾性プ
レート5で一体的に閉じられている。
弾性プレート5は、第3図に単品として示すように、弾
性を有した一枚の金属材で形成され、中央にねじ部6a
の挿通を許容する貫通穴5aが設けられ、さらに外側に
向かって放射状に延びる6つの上記弁部26が外周から
一体に設けられている。この各弁部26は各吐出口25
にそれぞれ対応しており、各吐出口25内に圧送されて
来る作動油の圧力によって各弁部26ごとに弾性変形を
伴って揺動し、吐出口25を開閉し得る状態になってい
る。
ボルト6は、ねじ部6aの他端に膨出頭部6bを有し、
貫通穴5aにねじ部6aを挿入させた状態で、連通穴1
0a内にねじ止めされる。そして、このねじ止めで弾性
プレート5が中間隔壁10に取り付けられ、各弁部26
が各吐出口25をそれぞれ覆った状態が得られる。ま
た、このねじ止め状態では、ボルト6の先端がシャフト
3の凹部3a内に緩く差し込まれる。さらに、ボルト6
の中心には貫通穴6cが設けられ、この貫通穴6c内に
リリーフ弁27が配されている。なお、貫通穴6cの先
端側は規制壁6dの形成によって小径寸法に作られてい
る。
リリーフ弁27は、球弁28と、リターンスプリング2
9、押子30、中空尾栓31とで構成されている。中空
尾栓31は、中心に貫通穴31aが設けられている。押
子30は、貫通穴6c内で前後方向に摺動可能になって
おり、中空尾栓31側にリターンスプリング29の付勢
力で押し付けられている。また、この押し付けで平時
は、球弁28が中空尾栓31を閉じた状態に保持されて
いる。そして、このリリーフ弁27は、リターンスプリ
ング29が規制壁6dとぶつかるまで貫通穴6c内に収
納された後、押子30と球弁28が順次装着され、最後
に中空尾栓31が圧入されて組み込まれる。
このように構成されたプランジャポンプ1において、シ
ャフト3が回転されると、このシャフト3の偏心カム部
16で6つのプランジャ4のピストン21が動作され
る。そして、プランジャ4のピストン21は、不図示の
吸い込み管を通して作動油を吸い込み、吐出口25およ
び弁部26を経て、その作動油を吐出室12内に圧送す
る。この動作は、偏心カム部16の回転位置に対応して
時系列的に6つのプランジャ4が順次制御される。ま
た、この動作されたプランジャ4に対応した弁部26だ
けが、作動油圧力で吐出室12内側へ一時的に弾性変形
されて吐出口25を開き、他の弁部26は閉じた状態に
おかれる。また、リリーフ弁27の球弁28は、吐出室
12に圧送された作動油の圧力が規定よりも高いとき
に、その圧力で、押子30とともに前側へ一時的に移動
されて貫通穴31aを開き、吐出室12の作動油の一部
を吸入室20へ戻す。
したがって、このプランジャポンプ1では、各吐出口2
5を吐出室12内の同一平面上に連通穴10aを囲った
状態で集約させて設けるとともに、各吐出口25の開閉
吐出弁となる各弁部26を放射状にリング状の弾性プレ
ート5に一体に設け、かつこの一枚の弾性プレート5を
リリーフ弁27が内蔵されているボルト6の取付時に一
緒に取り付けることのできる構造にしているので、各吐
出口25毎に複数の部品で個々に形成にされた吐出弁を
独立して組付ける必要がなくなる。この結果、部品点数
を減らすことができると同時に組立工数が減り、コスト
の低減を図ることができる。また、連通口10aの回り
に各吐出口が集約されて設けられたことによって、リリ
ーフ弁27や吐出弁(弾性プレート5)の配置スペース
を小さくすることができ、ポンプの小形化が計れる。
《考案の効果》 以上説明したとおり、本考案に係るプランジャポンプに
よれば、各吐出口に吐出弁を個々に形成して組付ける必
要がなくなるので、部品点数を減らすことができると同
時に、組立工数を減らすこともできる。この結果、コス
ト低減が図れる。また、リリーフ弁と複数の吐出口用の
弁が集約配置させているので、配置スペースを小さくす
ることができ、より小形化されたプランジャポンプを得
ることでできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るプランジャポンプの縦
断面図、第2図は第1図のA−A線に沿う要部側面図、
第3図は同上ポンプに適用される弾性プレートを単品で
示した正面図である。 1……プランジャポンプ、2……ケーシング、4……プ
ランジャ、5……弾性プレート、6……ボルト、10a
……連通口、12……吐出室、20……吸入室、21…
…ピストン、25……吐出口、26……弁部、27……
リリーフ弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のプランジャおよび吐出弁を有するプ
    ランジャポンプであって、前記各吐出弁が各吐出口に対
    応する弁部を放射状に有した弾性プレートで形成される
    とともに、この弾性プレートをケーシングに固定するボ
    ルトの内部に吐出室と吸入室とを連通するリリーフ弁を
    設けたことを特徴とするプランジャポンプ。
JP1988066001U 1988-05-19 1988-05-19 プランジャポンプ Expired - Lifetime JPH0627833Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988066001U JPH0627833Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 プランジャポンプ

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JP1988066001U JPH0627833Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 プランジャポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01173385U JPH01173385U (ja) 1989-12-08
JPH0627833Y2 true JPH0627833Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31291421

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JP1988066001U Expired - Lifetime JPH0627833Y2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 プランジャポンプ

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060370A (ja) * 1983-08-27 1985-04-06 ツア−ンラトフアブリク フリ−トリツヒシヤフエン アクチエンゲゼルシヤフト パツキング装置
JPS6115274A (ja) * 1984-06-29 1986-01-23 Fujitsu Ltd 機械翻訳方式

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JPH01173385U (ja) 1989-12-08

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