JP2542210Y2 - 内燃機関用バルブタイミング制御装置の液圧制御バルブ - Google Patents

内燃機関用バルブタイミング制御装置の液圧制御バルブ

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JP2542210Y2
JP2542210Y2 JP1989062280U JP6228089U JP2542210Y2 JP 2542210 Y2 JP2542210 Y2 JP 2542210Y2 JP 1989062280 U JP1989062280 U JP 1989062280U JP 6228089 U JP6228089 U JP 6228089U JP 2542210 Y2 JP2542210 Y2 JP 2542210Y2
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JP
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valve
hole
hydraulic pressure
plunger
pressure control
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JP1989062280U
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悌夫 福田
隆範 沢田
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液圧制御バルブ、特に内燃機関のバルブタイ
ミング制御装置に用いられる液圧アクチュエータの液圧
を制御するのに好適な液圧制御バルブに関する。
〔従来の技術〕
従来、かかる内燃機関用バルブタイミング制御装置お
よびその液圧制御バルブとしては、例えば、実開昭62-6
6206号公報に記載されたものが知られている。
バルブタイミング制御装置は、内燃機関の吸・排気バ
ルブを開閉させるカムを有したカムシャフトと、クラン
ク軸の回転駆動力が伝達されかつカムシャフトに対して
所定角度回動可能に軸支された駆動輪と、カムシャフト
および駆動輪間に介装されこれら両者の相対角度位相を
設定する液圧アクチュエータと、液圧アクチュエータ内
の作動液圧を制御する液圧制御バルブと、カムシャフト
とは独立して設けられ出力シャフトが液圧制御弁のプラ
ンジャに接触してストロークすることにより液圧制御弁
の作動を制御する電磁アクチュエータとを備えている。
また、液圧制御バルブは、第3図に一部を拡大して示す
ように、側壁部に連通孔Aを備えた筒状のバルブボディ
Bに、後端部が連通孔を開閉すべく所定のクリアランス
Cをもって軸方向移動可能に嵌装された筒状プランジャ
Pを備えており、カムシャフトに軸方向に形成された油
孔内に装着されている。
そして、筒状プランジャの後端周縁にはテーパ面取り
Tが施されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来の液圧制御バルブにあって
は、筒状プランジャの後端周縁にテーパ面取りが施され
ていることから、内燃機関の製造過程において生じ、そ
の内部に残存する鉄粉やアルミ粉などの異物がかかるテ
ーパ面取り部と筒状ボディとの間に噛込み、筒状プラン
ジャがロックしてしまい、液圧アクチュエータの制御が
出来ず、本来のバルブタイミング制御装置の性能を発揮
できなくなるという問題があった。
本考案の目的は、かかる従来の問題を解消し、プラン
ジャのロックを防ぎ信頼性の高い液圧制御バルブを提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、中心部に油孔を
設けると共に軸端に前記油孔に連通する嵌凹孔を設け、
かつ吸・排気弁を開閉させるカムを有するカムシャフト
と、側壁部に連通孔が形成されると共に底部近傍に排出
孔を形成し、かつ前記嵌凹孔内に嵌挿されたバルブボデ
ィと、後端部が作動液の流れ方向に対向するように前記
バルブボディ内に配置されると共に前記連通孔を開閉す
べく所定のクリアランスをもって前記バルブボディの軸
方向に対して移動可能に前記嵌凹孔に嵌装されたプラン
ジャとを備え、前記プランジャの前記連通孔近傍に位置
する後端周縁の外面側に曲面面取りを施したことを特徴
とするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明す
る。
第1図および第2図に本考案の一実施例を示す。
図において、1は吸・排気バルブを開閉させる不図示
のカムを有するカムシャフトであり、その中心部に油孔
1Aと軸端に油孔1Aと連通する嵌凹孔1Bとが形成されてい
る。
3は嵌凹孔1B内に装着される液圧制御バルブであり、
有底筒状のバルブボディ3Aとバルブボディ3Aに所定のク
リアランス3C(第2図参照)をもって軸方向移動可能に
嵌装された有底筒状のプランジャ3Bと、プランジャ3Bを
突出方向に付勢するリターンスプリング3Dとを備えてい
る。バルブボディ3Aには、その側壁部に半径方向に複数
個の連通孔3Eが形成されプランジャ3Bの底部近傍には排
出孔3Fが形成されている。バルブボディ3Aの端部はカム
シャフト1に螺合するプラグ5で支持され抜脱が防止さ
れると共に、プランジャ3Bもその肩部がストッパリング
7によって抜脱が防止されている。
そして、液圧制御バルブ3の全開状態はリターンスプ
リング3Dに付勢されたプランジャ3Bがストッパリング7
に当接するときに得られ、このときプランジャ3Bの後端
が連通孔3Eの近傍に位置する。プランジャ3Bにおける連
通孔3E近傍に位置する後端周縁の外面側には曲率半径R
でもって、曲面面取り3Rが施されている。
尚、プランジャ3Bの底部には不図示の電磁アクチュエ
ータの作動ロッドが当接する。
上記構成になる本実施例では、不図示の液圧アクチュ
エータと連らなる油孔1Aおよび嵌凹孔1Bを通った作動液
は連通孔3Eから液圧制御バルブ3に入り、バルブボディ
3Aおよびプランジャ3Bの内部を通り、排出孔3Fから排出
される。そして、所定の駆動信号により不図示の電磁ア
クチュエータが駆動されると作動ロッドによりプランジ
ャ3Bがリターンスプリング3Dの付勢力に抗って軸方向に
移動し、連通孔3Eを閉成し、作動液の流れを阻止する。
このとき、作動液と共に異物Xがクリアランス3C内に入
り込もうとするが、これは、第2図に示す如く曲面面取
り3Rにより矢印A方向に押され噛込みが阻止される。
異物Xの径は種々異なるので、径を異ならせた異物を
用いて本考案にかかる曲面面取りと従来のテーパ面取り
との比較実験を行った結果を下表に示す。尚、クリアラ
ンスは約40μmである。
〔考案の効果〕 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、プ
ランジャの後端周縁に曲面面取りを施したので、プラン
ジャのロックが防止でき信頼性の高い液圧制御バルブを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、 第2図はその一部拡大断面図、 第3図は従来例の一部を拡大して示す断面図である。 3……液圧制御バルブ、3A……バルブボディ、3B……プ
ランジャ、3C……クリアランス、3D……リターンスプリ
ング、3E……連通孔、3R……曲面面取り。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部に油孔を設けると共に軸端に前記油
    孔に連通する嵌凹孔を設け、かつ吸・排気弁を開閉させ
    るカムを有するカムシャフトと、側壁部に連通孔が形成
    されると共に底部近傍に排出孔を形成し、かつ前記嵌凹
    孔内に嵌挿されたバルブボディと、後端部が作動液の流
    れ方向に対向するように前記バルブボディ内に配置され
    ると共に前記連通孔を開閉すべく所定のクリアランスを
    もって前記バルブボディの軸方向に対して移動可能に前
    記嵌凹孔に嵌装されたプランジャとを備え、前記プラン
    ジャの前記連通孔近傍に位置する後端周縁の外面側に曲
    面面取りを施したことを特徴とする内燃機関用バルブタ
    イミング制御装置の液圧制御バルブ。
JP1989062280U 1989-05-29 1989-05-29 内燃機関用バルブタイミング制御装置の液圧制御バルブ Expired - Lifetime JP2542210Y2 (ja)

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