JP2559362Y2 - アンチロック制御用モジュレータ - Google Patents

アンチロック制御用モジュレータ

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JP2559362Y2
JP2559362Y2 JP5922892U JP5922892U JP2559362Y2 JP 2559362 Y2 JP2559362 Y2 JP 2559362Y2 JP 5922892 U JP5922892 U JP 5922892U JP 5922892 U JP5922892 U JP 5922892U JP 2559362 Y2 JP2559362 Y2 JP 2559362Y2
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JP
Japan
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modulator
hydraulic pump
reservoir
suction
housing
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JP5922892U
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JPH0622139U (ja
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尚利 玉井
修一 清水
光宣 山浦
玄一 五味
洋一 杉本
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内部にモジュレータを
収納したモジュレータハウジングの上部にリザーバを支
持し、このリザーバ内の作動油を油圧ポンプで前記モジ
ュレータに供給するようにしたアンチロック制御用モジ
ュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】かかるアンチロック制御用モジュレータ
として、実開平2−1212号公報に記載されたものが
公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
アンチロック制御用モジュレータは、金属製のモジュレ
ータハウジングと一体にリザーバのサクション部が形成
されているため、重量が増加するだけでなく製作コスト
が嵩む問題がある。また作動油をサクション部から汲み
上げてモジュレータに供給する油圧ポンプがモジュレー
タハウジングと別体に設けられているため、サクション
部と油圧ポンプとを連結する配管及び油圧ポンプとモジ
ュレータとを連結する配管が必然的に長くなる問題があ
る。
【0004】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、アンチロック制御用モジュレータにおける前記問題
を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、内部にモジュレータを収納したモジュレ
ータハウジングの上部にリザーバを支持し、このリザー
バ内の作動油を油圧ポンプで前記モジュレータに供給す
るようにしたアンチロック制御用モジュレータにおい
て、リザーバ本体にサクション部を一体に連設するとと
もにモジュレータハウジングの内部に油圧ポンプを収納
し、サクション部の下端に上下方向に設けた接続口とモ
ジュレータハウジングに横方向に設けられて油圧ポンプ
に連通する接続口とに、中間部で略90°屈曲したコネ
クタの両端をそれぞれシール部材を介して摺動可能に嵌
合させたことを第1の特徴とする。
【0006】また本考案は前述の第1の特徴に加えて、
前記シール部材を断面X字形に形成したことを第2の特
徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0008】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図1はアンチロック制御用モジュレータの一部破断
側面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の3部拡
大図、図4は図1の4部拡大図である。
【0009】図1に示すように、アンチロック制御用モ
ジュレータMは、アルミダイキャスト製のモジュレータ
ハウジング1の内部に、マスタシリンダからのブレーキ
油圧を調整して左前輪のブレーキシリンダ、右前輪のブ
レーキシリンダ、左後輪のブレーキシリンダ及び右後輪
のブレーキシリンダにそれぞれ供給する4個のモジュレ
ー21 ,22 ,23 ,24 を備える。モジュレータハウ
ジング1の側面にはモータ3と該モータ3で駆動される
油圧ポンプ4とが設けられるとともに、モジュレータハ
ウジング1の上部には作動油を貯留する合成樹脂製のリ
ザーバ5が設けられる。
【0010】図2から明らかなように、プランジャポン
プからなる油圧ポンプ4は、モジュレータハウジング1
のポンプ収納部1aに嵌合保持されるシリンダ6と、こ
のシリンダ6に摺動自在に嵌合するプランジャ7と、こ
のプランジャ7及び前記シリンダ6間に縮設された戻し
ばね8と、前記シリンダ6の内部に配設された一対の逆
止弁よりなる吸入弁9及び吐出弁10とを備える。ポン
プ収納部1aに形成した吸入口11はシリンダ6及びプ
ランジャ7に形成した油路及び吸入弁9を介して吸入室
12に連通するとともに、この吸入室12は吐出弁10
及び吐出室13を介してポンプ収納部1aに形成した吐
出口14に連通する。そして、前記油圧ポンプ4を駆動
すべく、モータ3の出力軸15に設けた偏心カム16が
油圧ポンプ4のプランジャ7の下端に当接する。
【0011】図1に示すように、リザーバ5は、モジュ
レータハウジング1の上面に重ね合わされるリザーバ本
体17と、このリザーバ本体17の両端にそれぞれ一体
に形成されたサクション部18及びリターン部19とを
備える。リザーバ本体17の上面には、作動油の補給口
を開閉するキャップ20が設けられる。そしてリザーバ
本体17は、それらの外周に突設した複数の固定用突起
171 を貫通するビス21によってモジュレータハウジ
ング1に固定される。前記サクション部18及びリター
ン部19を合成樹脂製のリザーバ本体14と一体に形成
することにより、それらをアルミダイキャスト製のモジ
ュレータハウジング1と一体に形成する場合に比べて、
製作コストと重量を共に節減することができる。
【0012】図2から明らかなように、リザーバ3のサ
クション部18の下端には円筒状の接続口18aが上下
方向に形成され、この接続口18aにL字状に屈曲した
コネクタ22の上端の接続部22aがシール部材23を
介して液密に嵌合する。即ち、図3を併せて参照すると
明らかなように、サクション部18の接続口18a内周
には大径部18a1 及び小径部18a2 が連設される一
方、コネクタ22の接続部22a外周には大径部22a
1 及び小径部22a2 が連設されており、接続口18a
の大径部18a1 に接続部22aの大径部22a1 が、
接続口18aの小径部18a2 に接続部22aの小径部
22a2 がそれぞれ嵌合する。そして大径部18a1
小径部22a2 間に形成される環状空間に断面X字状の
シール部材23が保持され、このシール部材23に形成
された4個のシールリップ23aの先端は大径部18a
1 と小径部22a2 に密着して作動油の漏れを防止す
る。このとき、4個のシールリップ23aの先端と前記
環状空間の上下縁との間には、僅かな隙間αが形成され
る。
【0013】一方、図2に示すように、モジュレータハ
ウジング1には大径部及び小径部を有する接続口1bが
横方向に形成され、この接続口1bにコネクタ22の下
端に形成された大径部及び小径部を有する接続部22b
が、前記シール部材23と同一のシール部材23を介し
て液密に嵌合する。このシール部材23の保持構造は前
記図3のものと同一であるが、コネクタ22の上端の接
続部22aはサクション部18の接続口18aに上下方
向に嵌合するのに対し、コネクタ22の下端の接続部2
2bはモジュレータハウジング1の接続口1bに横方向
に嵌合する。
【0014】而して、コネクタ22の下端はモジュレー
タハウジング1に形成した油路24を介して油圧ポンプ
4の吸入口11に連通するとともに、油圧ポンプ4の吐
出口14は油路25を介して各モジュレータ21 〜24
に連通する。そしてモジュレータ21 〜24 からの戻り
油は、図1に示すように、油路26を介してリザーバ5
のリターン部19に連通する。
【0015】図4から明らかなように、リターン部19
の接続部19a外周には大径部19a1 及び小径部19
2 が連設される一方、モジュレータハウジング1の接
続口1c内周には大径部1c1 及び小径部1c2 が連設
されており、接続部19aの大径部19a1 に接続口1
cの大径部1c1 が、接続部19aの小径部19a2
接続口1cの小径部1c2 がそれぞれ嵌合する。そして
小径部19a2 と大径部1c1 間に形成される環状空間
に前記シール部材23と同一の4個のシールリップ23
aを有するシール部材23が保持される。
【0016】次に、前述の構成を備えた本考案の実施例
の作用について説明する。
【0017】モータ3が回転すると、偏心カム16が油
圧ポンプ4のプランジャ7を往復駆動する。プランジャ
7が戻しばね8の弾発力で図2の下方に移動すると、吸
入室12の容積が増大することにより該吸入室12が負
圧になる。その結果、吸入弁9が開くとともに吐出弁1
0が閉じ、リザーバ5に貯留された作動油がサクション
部18、コネクタ22、油路24及び吸入口11を介し
て吸入室12に吸入される。続いて偏心カム16に押圧
されたプランジャ7が上昇すると、吸入室12の容積が
縮小して該吸入室12が高圧になり、吸入弁9が閉じて
吐出弁10が開くことにより、吸入室12の作動油が吐
出室13及び吐出口14を介して油路25に圧送され
る。このようにして、プランジャ7の往復動に伴って吸
入口11から吸入された作動油が吐出口14から吐出さ
れ、図示せぬアキュムレータが蓄圧される。
【0018】アンチロック制御が行われない通常制動時
には、マスタシリンダからのブレーキ油圧がそのまま4
個のモジュレータ21 ,22 ,23 ,24 を通過して各
ブレーキシリンダに伝達される。
【0019】一方、制動中に車輪がロックしそうになる
とアンチロック制御が開始され、アキュムレータの作動
油は図示せぬ電磁弁を介して所定のモジュレータ21
2,23 ,24 に供給され、対応する車輪のロックを
抑制すべくマスタシリンダからブレーキシリンダに伝達
されるブレーキ油圧を調整する。そして、モジュレータ
1 ,22 ,23 ,24 からの戻り油は、油路26及び
リターン部19を介してリザーバ本体17に還流する。
【0020】モジュレータハウジング1に対するリザー
バ5の取付け位置が上下方向にずれた場合、リザーバ5
のサクション部18の接続口18aとコネクタ22の接
続部22aとが上下方向に相対的にスライドし、またリ
ザーバ5のリターン部19の接続部19aとモジュレー
タハウジング1の接続口1cとが上下方向に相対的にス
ライドすることにより、前記上下方向の位置ずれが吸収
される。一方、モジュレータハウジング1に対するリザ
ーバ5の取付け位置が横方向にずれた場合、モジュレー
タハウジング1の接続口1bとコネクタ22の接続部2
2bとが横方向に相互にスライドすることにより、前記
横方向の位置ずれが吸収される。
【0021】このとき、各接続口18a,1b,1cと
各接続部22a,22b,19aとの嵌合部における半
径方向の寸法誤差や相対的な捩じれ等は、各シール部材
23の4個のシールリップ23aの弾性変形によって補
償されてシール性が確保される。また、各接続口18
a,1b,1cと各接続部22a,22b,19aとの
嵌合部における軸方向の寸法誤差は、各シール部材23
の軸方向両端に形成される前記隙間α(図3参照)によ
って吸収され、シール部材23のシール性に影響が及ば
ないようになっている。
【0022】また、油圧ポンプ4をモジュレータハウジ
ング1と一体に設けたことにより、リザーバ5のサクシ
ョン部18と油圧ポンプ4とを小形軽量なコネクタ22
によって簡単に接続することができるばかりか、油圧ポ
ンプ4とモジュレータ21 〜24 とを、特別の配管を用
いることなくモジュレータハウジング1の内部に形成し
た油路24で接続することができる。
【0023】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0024】例えば、コネクタ22を実施例のようにL
字状に形成する代わりに、略90°の中心角を有する円
弧状に形成しても良い。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案の第1の特徴によれ
ば、サクション部をリザーバ本体と一体化したことによ
り、サクション部をモジュレータハウジングと一体化す
る場合に比べて、コスト及び重量を削減することができ
る。また、モジュレータハウジングの内部に油圧ポンプ
を収納したことにより、油圧ポンプに連なる配管を省略
又は短縮することができる。更に、サクション部の下端
に上下方向に設けた接続口とモジュレータハウジングに
横方向に設けられて油圧ポンプに連通する接続口とに、
中間部で略90°屈曲したコネクタの両端をそれぞれシ
ール部材を介して摺動可能に嵌合させたことにより、サ
クション部と油圧ポンプとを簡単に接続することができ
るだけでなく、シール性を保持しながらリザーバとモジ
ュレータハウジングとの上下方向及び横方向のずれを自
動的に吸収することができる。
【0026】また本考案の第2の特徴によれば、前記シ
ール部材を断面X字形に形成したことにより、シール部
の寸法誤差を吸収してシール性を保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】アンチロック制御用モジュレータの一部破断側
面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図2の3部拡大図
【図4】図1の4部拡大図
【符号の説明】
1 モジュレータハウジング 1b 接続口 21 〜24 モジュレータ 4 油圧ポンプ 5 リザーバ 17 リザーバ本体 18 サクション部 18a 接続口 22 コネクタ 23 シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山浦 光宣 長野県上田市大字国分840番地 日信工 業株式会社内 (72)考案者 五味 玄一 長野県上田市大字国分840番地 日信工 業株式会社内 (72)考案者 杉本 洋一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にモジュレータ(21 〜24 )を収
    納したモジュレータハウジング(1)の上部にリザーバ
    (5)を支持し、このリザーバ(5)内の作動油を油圧
    ポンプ(4)で前記モジュレータ(21 〜24 )に供給
    するようにしたアンチロック制御用モジュレータにおい
    て、 リザーバ本体(17)にサクション部(18)を一体に
    連設するとともにモジュレータハウジング(1)の内部
    に油圧ポンプ(4)を収納し、サクション部(18)の
    下端に上下方向に設けた接続口(18a)とモジュレー
    タハウジングに横方向に設けられて油圧ポンプ(4)に
    連通する接続口(1b)とに、中間部で略90°屈曲し
    たコネクタ(22)の両端をそれぞれシール部材(2
    3)を介して摺動可能に嵌合させたことを特徴とする、
    アンチロック制御用モジュレータ。
  2. 【請求項2】 前記シール部材(23)を断面X字形に
    形成したことを特徴とする、請求項1記載のアンチロッ
    ク制御用モジュレータ。
JP5922892U 1992-08-24 1992-08-24 アンチロック制御用モジュレータ Expired - Lifetime JP2559362Y2 (ja)

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JPH0622139U JPH0622139U (ja) 1994-03-22
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