JPWO2019145820A1 - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

本発明はアキュムレータと逆止弁とを一体化してハウジングへの組付工程を減らすことができ、かつ、液圧ユニットのサイズを小型化することが可能なブレーキ液圧制御装置を提供する。ブレーキ液圧制御装置(20)は、ハウジング(130)の第1の内部流路(131)及び第2の内部流(133)路の一端が開口する位置に取り付けられたアキュムレータユニット(71,150)を備え、アキュムレータユニット(71,150)は、第1の流通孔(151a)及び第2の流通孔(151b)を有しハウジング(130)に固定される基部(151)と、基部(151)に固定されるスリーブ部材(153)と、スリーブ部材(153)の内部に軸線方向に往復移動可能に保持されブレーキ液を受けるピストン(155)と、ピストン(155)を一端側に向かって付勢する付勢部材(157)と、逆止弁(69)とを備え、逆止弁(69)は、第2の流通孔(151b)の開口端に設けられたシート部(151c)に当接する弁体(161)と、基部(151)に固定され、弁体(161)をシート部(151c)に向けて付勢する板ばね(163,170)とを有する。

Description

本発明は、ブレーキ液圧制御装置に関する。
従来、制動部へ供給されるブレーキ液の液圧を液圧回路で制御してブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置が知られている。
ブレーキ液圧制御装置は開閉自在の調整弁及び調整弁と連動して動作するポンプ等を有している。ブレーキ液圧制御装置は電子制御されて自動的に動作し、ブレーキ液圧回路内の液圧を増減させることで車輪に発生する制動力を制御する。
このようなブレーキ液圧制御装置にはブレーキ液の減圧及び一時的なブレーキ液の貯蔵に用いられるピストン型リザーバとしてのアキュムレータが設けられている。また、ブレーキ液圧制御装置の一態様であるESP(Electronic Stability Program)制御装置ではアキュムレータに貯蔵されたブレーキ液が供給される流路の途中に逆止弁が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2015−205686号公報
従来のブレーキ液圧制御装置においてアキュムレータは液圧ユニットのハウジングの外面に形成された凹部の内部に収容されたピストン及びスプリングを有し、当該凹部の開口に対してカバーをカシメることにより形成されている。逆止弁は例えばケージ、バルブシートディスク、弁体及びスプリングを有し、アキュムレータと同様にハウジングに組み付けられている。このためブレーキ液圧制御装置の製造時においてはアキュムレータと逆止弁とをそれぞれ組み付ける工程が必要になっている。
また液圧ユニットを設計するにあたり車両に応じた適切なサイズのアキュムレータを実現するためにはハウジングのサイズを変更して凹部の深さや大きさを変更する必要がある。凹部の深さを深くするためにハウジングのサイズを大きくした場合には、素材コストや重量、液圧ユニットのサイズが大きくなるおそれがある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、アキュムレータと逆止弁とを一体化してハウジングへの組付工程を減らすことができ、かつ、液圧ユニットのサイズを小型化することが可能なブレーキ液圧制御装置を提供する。
本発明のある観点によれば、ブレーキ液圧回路の液圧を制御するブレーキ液圧制御装置であって、ブレーキ液圧回路の一部を構成する第1の内部流路及び第2の内部流路を有し、第1の内部流路及び第2の内部流路の一端が外面に開口したハウジングと、ハウジングの第1の内部流路及び第2の内部流路の一端が開口する位置に取り付けられたアキュムレータユニットとを備え、アキュムレータユニットは、第1の流通孔及び第2の流通孔を有しハウジングに固定される基部と、基部に固定されるスリーブ部材と、スリーブ部材の内部に軸線方向に往復移動可能に保持され、軸線方向の一端側の面で第1の内部流路を介して流入するブレーキ液を受けるピストンと、ピストンを一端側に向かって付勢する付勢部材と、スリーブ部材の内部から第2の内部流路へのブレーキ液の流れを許容する一方、第2の内部流路からスリーブ部材の内部へのブレーキ液の流れを遮断する逆止弁とを備え、第1の流通孔は、第1の内部流路とスリーブ部材の内部とを連通し、第2の流通孔は、第2の内部流路とスリーブ部材の内部とを連通し、逆止弁は、第2の流通孔の開口端に設けられたシート部に当接する弁体と、基部に固定され、弁体をシート部に向けて付勢する板ばねとを有するブレーキ液圧制御装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、アキュムレータと逆止弁とを一体化してハウジングへの組付工程を減らすことができ、かつ、液圧ユニットのサイズを小型化することができる。
本発明の実施の形態に係るブレーキ用油圧回路を示す回路図である。 ブレーキ液圧制御装置を示す斜視図である。 同実施形態に係るアキュムレータユニットの構成例を示す断面図である。 同実施形態に係るアキュムレータユニットを示す斜視図である。 同実施形態に係るアキュムレータユニットを示す斜視図である。 同実施形態に係るアキュムレータユニットを示す分解斜視図である。 他の板ばねの構成例を示す斜視図である。 他の板ばねの構成例を示す斜視図である。 従来のアキュムレータユニットを示す断面図である。 ハウジングのサイズを比較する説明図である。 アキュムレータユニットのサイズを異ならせた例を示す説明図である。 アキュムレータユニットの設置位置を示す説明図である。 アキュムレータユニットの設置位置を示す説明図である。 アキュムレータユニットの設置位置を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお本明細書及び図面において実質的に同一の機能構成を有する構成要素については同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.ブレーキ用油圧回路>
図1を参照して本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20を適用可能なブレーキ用油圧回路1の構成例について説明する。
本実施形態に係るブレーキ用油圧回路1は倍力装置を用いずに運転者によるブレーキペダル10の踏力を増幅してホイールシリンダに伝達するブレーキシステムに適用されている。図1に示したブレーキシステムは四輪車用のブレーキシステムであってESP制御を実行可能に構成されている。
ブレーキペダル10は車両を制動する場合に運転者によって踏み込み操作が行われる。運転者のブレーキ要求を入力可能な要素であればブレーキペダル10の操作要素に置き換えられてもよい。
ブレーキペダル10はピストンロッド11に接続されている。ピストンロッド11には当該ピストンロッド11の軸方向変位量であるストローク量を検出するためのストロークセンサ8が設けられている。
リザーバタンク16は液圧を発生させる流体としての作動油を保持する。リザーバタンク16はマスタシリンダ14に接続され、作動油をマスタシリンダ14内に供給する。
マスタシリンダ14はプライマリピストン12a及びセカンダリピストン12bを進退動可能に保持する。図1に示したマスタシリンダ14はタンデム型のマスタシリンダ14であり、プライマリピストン12a及びセカンダリピストン12bにより画定された二つの圧力室13a,13bを有する。
プライマリピストン12aはピストンロッド11の先端に設けられている。セカンダリピストン12bは圧力室13aに配置されたコイルスプリング15aを介してプライマリピストン12aに接続されている。圧力室13bにはセカンダリピストン12bに接続されたコイルスプリング15bが配置されている。例えば二つのコイルスプリング15a,15bのばね力は同一となっている。
二つの圧力室13a,13bのそれぞれの容量はピストンロッド11のストローク量に応じて変化する。二つの圧力室13a,13aはそれぞれ液圧回路28,30に接続されている。ブレーキペダル10の操作によりピストンロッド11を介してプライマリピストン12a及びセカンダリピストン12bが押圧されて、液圧回路28,30に作動油が移動する。
ブレーキ液圧制御装置20は同一の構成を有する二つの液圧回路28,30を含む。一方の液圧回路28にはマスタシリンダ14の一方の圧力室13aから作動油が供給される。他方の液圧回路30にはマスタシリンダ14の他方の圧力室13bから作動油が供給される。
本実施形態に係るブレーキ用油圧回路1はそれぞれの液圧回路28,30により車両の対角の位置にある一つの前輪及び一つの後輪を組として油圧を制御する、いわゆるX型配管方式に構成されている。
図1に示した例では、右前輪(FR)の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38a及び左後輪(RL)の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bには液圧回路28を介して作動液が供給される。
また左前輪(FL)の液圧ブレーキ22cのホイールシリンダ38c及び右後輪(RR)の液圧ブレーキ22dのホイールシリンダ38dには液圧回路30を介して作動液が供給される。
なおブレーキシステムはX型配管方式に限られない。またブレーキシステムは四輪車用のブレーキシステムに限られず、二輪車用あるいはそれ以外の車両のブレーキシステムであってもよい。
本実施形態に係るブレーキ用油圧回路1では液圧回路30は液圧回路28と同様の構成を有している。以下液圧回路28について説明し液圧回路30の説明を省略する。
マスタシリンダ14の圧力室13aから作動油が供給される液圧回路28は複数の制御弁を備える。制御弁は、常閉型でリニア制御可能な回路制御弁36と、常閉型でオンオフ制御される吸入制御弁34と、常開型でリニア制御可能な増圧弁58a,58bと、常閉型でオンオフ制御される減圧弁54a,54bとを含む。
液圧回路28はモータ96により駆動されるポンプエレメント44を備える。また液圧回路28はアキュムレータ71及びダンパ73を備える。
回路制御弁36はマスタシリンダ14と増圧弁58a,58bとの間を連通又は遮断する。吸入制御弁34はマスタシリンダ14とポンプエレメント44の吸引側との間を連通又は遮断する。回路制御弁36及び吸入制御弁34の駆動は図示しない電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)により制御される。
回路制御弁36は逆止弁40を備えたバイパス流路41を有する。逆止弁40は、マスタシリンダ14側から右前輪の液圧ブレーキ22a及び左後輪の液圧ブレーキ22b側へのバイパス流路41を介して作動油の移動を可能にする。一方逆止弁40は、右前輪の液圧ブレーキ22a及び左後輪の液圧ブレーキ22b側からマスタシリンダ14側へのバイパス流路41を介した作動油の移動を不可能にする。
逆止弁40は、例えば回路制御弁36の故障に起因して回路制御弁36が閉弁状態となったときにマスタシリンダ14側から右前輪の液圧ブレーキ22a及び左後輪の液圧ブレーキ22b側への作動油の移動を保障する。
増圧弁58a及び減圧弁54aは右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38aに連通する内部流路に設けられている。増圧弁58a及び減圧弁54aは右前輪の液圧ブレーキ22aの制御に用いられる。
増圧弁58b及び減圧弁54bは左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bに連通する油路に設けられている。増圧弁58b及び減圧弁54bは左後輪の液圧ブレーキ22bの制御に用いられる。増圧弁58a,58b及び減圧弁54a,54bの駆動は図示しないECUにより制御される。
増圧弁58aは回路制御弁36と右前輪の液圧ブレーキ22aとの間に設けられている。増圧弁58aはリニア制御可能になっており、マスタシリンダ14及び回路制御弁36側から右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38a側への作動油の流量を連続的に調整する。
増圧弁58aは逆止弁60aを備えたバイパス流路61aを有する。逆止弁60aは、右前輪の液圧ブレーキ22a側からマスタシリンダ14及び回路制御弁36側へのバイパス流路61aを介した作動油の移動を可能にする。一方逆止弁60aは、マスタシリンダ14及び回路制御弁36側から右前輪の液圧ブレーキ22a側へのバイパス流路61aを介した作動油の移動を不可能にする。
逆止弁60aは、例えば運転者のブレーキ動作を解除する際に、右前輪の液圧ブレーキ22a側からマスタシリンダ14及び回路制御弁36側へのバイパス流路61aを開放することで抵抗なく作動油を移動させ、ブレーキペダル10を速やかに定位置に戻す機能を有する。
減圧弁54aは、全開及び全閉のみに切換可能な制御弁である。減圧弁54aは右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38aとアキュムレータ71との間に設けられている。減圧弁54aは開弁状態で右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38aに供給された作動油を、第1の内部流路131を介してアキュムレータ71に供給することにより減圧する。
アキュムレータ71は減圧弁54a,54bを介して供給される作動油の圧力に応じて容積を変化させながら作動油を蓄積又は放出する。
なお減圧弁54aは断続的に開閉を繰り返すことにより右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38aからアキュムレータ71に流れる作動油の流量を調節することができる。
増圧弁58bは回路制御弁36と増圧弁58aとを接続する内部流路と、左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bとの間に設けられている。増圧弁58bはリニア制御可能になっており、マスタシリンダ14、回路制御弁36、増圧弁58a及び右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38a側から左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38b側への作動油の流量を連続的に調整する。
増圧弁58bは逆止弁60bを備えたバイパス流路61bを有する。逆止弁60bは、左後輪の液圧ブレーキ22b側からマスタシリンダ14及び回路制御弁36側へのバイパス流路61bを介した作動油の移動を可能にする。一方逆止弁60bは、マスタシリンダ14及び回路制御弁36側から左後輪の液圧ブレーキ22b側へのバイパス流路61bを介した作動油の移動を不可能にする。
逆止弁60bは、例えば運転者のブレーキ動作を解除する際に、左後輪の液圧ブレーキ22b側からマスタシリンダ14及び回路制御弁36側へのバイパス流路61bを開放することで抵抗なく作動油を移動させ、ブレーキペダル10を速やかに定位置に戻す機能を有する。
減圧弁54bは、全開及び全閉のみに切換可能な制御弁である。減圧弁54bは左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bとアキュムレータ71との間に設けられている。減圧弁54bは開弁状態で左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bに供給された作動油を、第1の内部流路131を介してアキュムレータ71に供給することにより減圧する。
なお減圧弁54bは断続的に開閉を繰り返すことにより左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bからアキュムレータ71に流れる作動油の流量を調節することができる。
ポンプエレメント44はモータ96により駆動されて作動油を吐出する。モータ96の駆動は図示しないECUにより制御される。なおポンプエレメント44の数は一つに限られない。
ポンプエレメント44の吐出側は回路制御弁36と増圧弁58a,58bとを接続する内部流路に接続されている。ポンプエレメント44の吐出側にはダンパ73が設けられている。ダンパ73は液圧回路28内の作動油の流量の変化に伴う振動あるいは振動音を低減する機能を有する。
回路制御弁36と増圧弁58a,58bとを接続する内部流路と、ダンパ73との間には可変絞り31と逆止弁32とが設けられている。可変絞り31はダンパ73を介して供給されてくる作動油の流量を調整する。
逆止弁32は、ダンパ73側から回路制御弁36と増圧弁58a,58bとを接続する内部流路側への作動油の移動を可能にする一方、その逆方向への作動油の移動を不可能にする。
アキュムレータ71とポンプエレメント44の吸引側とを接続する第2の内部流路133には逆止弁69が設けられている。逆止弁69はアキュムレータ71側からポンプエレメント44の吸引側への作動油の移動を可能にする一方、その逆方向への作動油の移動を不可能にする。
マスタシリンダ14の圧力室13aに連通する内部流路には第1の圧力センサ24が設けられている。第1の圧力センサ24は圧力室13a内の圧力(マスタシリンダ圧)を検出する。
右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38aに連通する内部流路には第2の圧力センサ26が設けられている。第2の圧力センサ26はホイールシリンダ圧を検出する。なお第2の圧力センサ26は左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bに連通する内部流路に設けられていてもよい。
なおマスタシリンダ14の圧力室13bから作動油が供給される他方の液圧回路30は左前輪の液圧ブレーキ22c及び右後輪の液圧ブレーキ22dを制御する。液圧回路30は、上記の液圧回路28の説明における右前輪の液圧ブレーキ22aのホイールシリンダ38aを左前輪の液圧ブレーキ22cのホイールシリンダ38cに置き換え、左後輪の液圧ブレーキ22bのホイールシリンダ38bを右後輪の液圧ブレーキ22dのホイールシリンダ38dに置き換える以外、液圧回路28と同様に構成される。
<2.ブレーキ液圧制御装置>
図2は、本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20の一例を示す斜視図である。ブレーキ液圧制御装置20は、液圧ユニット110とECU140とを備えている。
図1の液圧回路に示した回路制御弁36、吸入制御弁34、増圧弁58a,58b、減圧弁54a,54b、ポンプエレメント44、モータ96、第1の圧力センサ24及び第2の圧力センサ26はそれぞれハウジング130の外面に形成された開口に装着されている。
ハウジング130の一側面130aにはモータ96が装着されている。側面130aから垂直に連続する側面130cにはポンプエレメント44が装着されている。側面130aから垂直に連続し側面130cの背面に位置する側面にはもう一方のポンプエレメント44が装着されている。
モータ96が装着された側面130a及びポンプエレメント44が装着された側面130cそれぞれからともに垂直に連続する下面130bには二つのアキュムレータユニット150が装着されている。二つのアキュムレータユニット150はそれぞれ図1の液圧回路に示したアキュムレータ71及び逆止弁69を有している。
モータ96が取り付けられた側面130aの背面には回路制御弁36、吸入制御弁34、増圧弁58a,58b、減圧弁54a,54b、第1の圧力センサ24及び第2の圧力センサ26が装着されている。またモータ96が取り付けられた側面130aの背面側にはECU140が取り付けられている。
ECU140はモータ96の駆動の制御並びに回路制御弁36、吸入制御弁34、増圧弁58a,58b及び減圧弁54a,54bの開閉制御等を行う電子制御基板を有する。ECU140はESPの作動時において回路制御弁36、吸入制御弁34、増圧弁58a,58b及び減圧弁54a,54bの開閉を制御して左右の前輪及び後輪のブレーキ力を制御している。
<3.アキュムレータユニット>
次に本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20に備えられたアキュムレータユニット150について詳細に説明する。ここでは液圧回路28に設けられたアキュムレータユニット150を例に採って説明する。
(3−1.アキュムレータユニットの構成)
図3〜図6はアキュムレータユニット150の構成例を示す説明図である。図3はハウジング130に固定されたアキュムレータユニット150の断面図である。図4はアキュムレータユニット150を基部151側から見た斜視図であり、図5はアキュムレータユニット150をスリーブ部材153側から見た斜視図である。図6はアキュムレータユニット150の分解斜視図である。
アキュムレータユニット150はハウジング130の下面130bに形成された凹部130eに取り付けられている。凹部130eには減圧弁54a,54bを介してホイールシリンダ38a,38bに通じる第1の内部流路131及びポンプエレメント44の吸引側に通じる第2の内部流路133が開口している。
凹部130eは下面130bに開口する大径部分と大径部分の底面に連続して同軸に設けられた小径部分とを有している。第1の内部流路131は凹部130eの大径部分の底面に開口している。第2の内部流路133は凹部130eの小径部分の底面に開口している。
アキュムレータユニット150は基部151、スリーブ部材153、ピストン155、スプリング157、環状シール部材159、弁体161及び板ばね163を備えて構成されている。本実施形態においてアキュムレータユニット150は一体的に組み立てられてハウジング130に形成された凹部130eに装着されている。
本実施形態において基部151は突出部151g、嵌合部151d及び小径部151fを有する。突出部151g、嵌合部151d及び小径部151fは軸線方向に沿ってこの順に配置されている。
嵌合部151dはハウジング130の凹部130eに嵌合されるとともに凹部130eの周縁部に接合される部分である。小径部151fはスリーブ部材153の内周の直径と略同一の直径を有しておりスリーブ部材153が嵌合されて接合される。
突出部151gは嵌合部151dのハウジング130側の端面から軸方向に突出して形成されている。突出部151gの外周面はハウジング130の凹部130eの小径部分の内周面に液密に接合される。これにより第1の内部流路131と第2の内部流路133とが凹部130eを介して連通しないようになっている。
凹部130eの大径部の底面と嵌合部151dとは離間され液ギャラリ135が形成されている。凹部130eの小径部の底面と突出部151gとは離間され液ギャラリ137が形成されている。
基部151とハウジング130との接合方法は特に限定されない。例えば基部151とハウジング130とは機械的結合、カシメ、摩擦溶接、超音波溶接又は接着材接合により接合されてよい。
基部151は第1の流通孔151a、第2の流通孔151b、シート部151c及び弁収容部151eを有する。第1の流通孔151aは基部151の嵌合部151d及び小径部151fを貫通して軸線方向の両端に開口した軸方向孔である。第1の流通孔151aは第1の内部流路131とスリーブ部材153の内部とを連通する。
本実施形態において4つの第1の流通孔151aが軸回りに90度等間隔に設けられている。4つの第1の流通孔151aは液ギャラリ135を介して第1の内部流路131に連通している。
弁収容部151eはハウジング130側の端面に開口し突出部151g及び嵌合部151dに渡って形成された段付きの凹部である。第2の流通孔151bは弁収容部151eの底面と基部151のスリーブ部材153側の端面とに開口した軸方向孔である。弁収容部151eは液ギャラリ137側に開放されており、弁収容部151e及び第2の流通孔151bは第2の内部流路133とスリーブ部材153の内部とを連通する。
シート部151cは弁収容部151eと第2の流通孔151bとの接続部分に形成され弁収容部151e側に拡径するテーパ形状を有する。シート部151cには逆止弁69を構成する弁体161が当接する。弁体161がシート部151cに当接することで第2の流通孔151bが遮断され、弁体161がシート部151cから離間することで第2の流通孔151bが開放される。
本実施形態では弁収容部151e、シート部151c及び第2の流通孔151bは基部151と同軸に形成されている。つまり基部151の中央部に弁収容部151e、シート部151c及び第2の流通孔151bが形成され、その周囲に4つの第1の流通孔151aが形成されている。
弁体161及び板ばね163は弁収容部151eに収容され逆止弁69を構成する。板ばね163は外縁部において弁収容部151eの段差部分に接合されている。板ばね163は弁体161をシート部151c側に付勢する。板ばね163はブレーキ液の流通を許容する隙間を有しており、ブレーキ液の流通は板ばね163によって妨げられることがないようになっている。
板ばね163を用いて逆止弁69が構成されることにより、逆止弁69の軸方向長さが小さくされている。これにより基部151の軸方向長さが小さくなり、ひいてはハウジング130の凹部130eの深さを小さくすることができる。その結果ハウジング130の大きさを小さくすることができる。
なお本実施形態において渦巻き状に構成された板ばね163が用いられているが板ばねの形態は特に限定されない。例えば図7及び図8に示すように弁収容部151eに接合される周縁部171,181と弁体161を押圧する押圧部173,183とを備えて構成された板ばね170,180であってもよい。
スリーブ部材153は軸方向の一端側が開口端として形成され他端側が閉塞端として形成された円筒形状の部材である。スリーブ部材153の開口端は基部151の小径部151fに嵌合され接合される。
基部151とスリーブ部材153との接合方法は特に限定されない。例えば基部151とスリーブ部材153とはカシメ、レーザー溶接、又は接着材接合により接合されてよい。
ピストン155はスリーブ部材153の内部を軸線方向に移動可能に配置されている。ピストン155とスリーブ部材153の底部153aとの間にはスプリング157が圧縮状態で収容されている。これによりピストン155は軸線方向に沿って基部151側に向かって付勢されている。
ピストン155は基部151側の端面で第1の流通孔151aを介してスリーブ部材153の内部に流入するブレーキ液を受ける。ピストン155が受ける圧力によるピストン155の付勢力がスプリング157によるピストン155の付勢力を上回るとピストン155は図示の下方に移動する。つまりスリーブ部材153の内部に流入するブレーキ液の圧力に応じてピストン155の位置が変化してスリーブ部材153内に保持されるブレーキ液の容積が変化する。
なおスプリング157は本発明における付勢部材の一態様であって、付勢部材はスプリング157に限られない。例えば付勢部材は板ばねや弾性ゴム等によって構成されていてもよい。
環状シール部材159はピストン155の外周面に形成された環状溝155aに配置されている。環状シール部材159はスリーブ部材153の内周部とピストン155の外周部との間に配置されてスリーブ部材153の内周面上を摺動しつつスプリング157が収容された空間へのブレーキ液の漏出を防ぐ機能を有する。
アキュムレータ71及び逆止弁69の機能を有するアキュムレータユニット150は図4〜図6に示したようにあらかじめ一体的に組み立てられた後に液圧ユニット110のハウジング130の凹部130eに接合されてよい。
(3−2.アキュムレータサイズの変更)
本実施形態に係るアキュムレータユニット150において基部151の嵌合部151d及び突出部151gの直径が一定とされてハウジング130の凹部130eに接合可能となっていれば、その他の設計寸法を変更することによってアキュムレータ71の容積を変更することができる。
例えば図3に示したアキュムレータユニット150のうち基部151の厚さを変更したり基部151の第1の流通孔151a又は第2の流通孔151bの少なくとも一方の直径を変更したりすることでハウジング130の設計を変更することなくアキュムレータ71の容積を変更することができる。
またスリーブ部材153の軸方向長さを変更することでハウジング130の設計を変更することなくアキュムレータ71の容積の変化量を調節することができる。その際にスプリング157の弾性力を変更してもよい。
このように本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20ではアキュムレータユニット150の構成部品の設計を変更することによって液圧ユニット110のハウジング130の設計を変更することなく異なるサイズのアキュムレータユニット150を液圧ユニット110に設けることができる。これにより液圧ユニット110のハウジング130を共用しつつアキュムレータユニット150のサイズの設計の自由度を向上させることができる。
(3−3.ハウジングサイズ)
本実施形態に係るアキュムレータユニット150ではスリーブ部材153がハウジング130の取付面の位置よりも外側で基部151に固定されている。このためハウジング130に形成した凹部内にピストン及びスプリングを収容して凹部の内周部をシリンダとしてアキュムレータを構成する従来の液圧ユニットに比べてハウジングのサイズを小さくすることができる。
図9は従来のアキュムレータ250の構成を示す断面図である。従来のアキュムレータ250は液圧ユニットのハウジング261における第1の内部流路267及び第2の内部流路269が開口する位置に形成された凹部263を利用して構成されている。
ハウジング261の凹部263の内部にはピストン255及びスプリング257が収容されている。凹部263の開口部にはプラグ251がカシメられて装着されている。ピストン255の外周面には環状シール部材259が設けられている。
スプリング257はピストン255とプラグ251との間に圧縮状態で配置されており、ピストン255を凹部263の底面側に付勢している。ピストン255は凹部263の底面側の端面で第1の内部流路267を介して流入するブレーキ液を受けて移動する。これによりアキュムレータ250がブレーキ液を保持する。
なお図9に示した従来のアキュムレータ250は逆止弁を備えていないために、逆止弁はアキュムレータ250とは別にハウジング261に対して組み付けられる必要がある。
図10は従来の液圧ユニットのハウジング261の大きさと本実施形態に係る液圧ユニット110のハウジング130の大きさとを比較した説明図である。図9に示したように従来の液圧ユニットではハウジング261に形成された凹部263を利用してアキュムレータ250が構成されている。
これに対して本実施形態に係る液圧ユニット110ではハウジング130に対してアキュムレータユニット150が外付けされるために長さL1分ハウジング130の寸法を小さくすることができる。またアキュムレータユニット150には逆止弁69が一体化されているため逆止弁69を組み付けるスペースが不要になる。
さらにアキュムレータユニット150に組み込まれた逆止弁69は板ばね163を用いて構成されていることからハウジング130の凹部130eの深さを浅くすることができ、ハウジング130の寸法を小さくすることができる。これによりハウジング130の素材コストや重量、液圧ユニット110のサイズを小さくすることができる。
図11は本実施形態に係る液圧ユニット110においてアキュムレータユニット150のサイズを異ならせた例を示している。本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置ではアキュムレータユニット150のサイズを異ならせた場合であっても液圧ユニット110のハウジング130の変更を必須としない。
つまり図10及び図11に示した液圧ユニット110では設けられたアキュムレータユニット150のサイズが異なっているものの共通のハウジング130が用いられている。したがって液圧ユニット110のハウジング130を共用しつつアキュムレータユニット150のサイズの設計の自由度を向上させることができる。
(3−4.アキュムレータユニットの設置位置)
本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20は液圧ユニット110のハウジング130に対してアキュムレータユニット150が外付けされる構成であることからアキュムレータユニット150の設置位置の自由度を向上させることができる。
図12〜図14はそれぞれアキュムレータユニット150の設置位置の例を示す模式図である。図12は図3及び図10等に示したハウジング130の下面130bにアキュムレータユニット150を設置した例である。
図13はモータ96が取り付けられたハウジング130の側面130aにアキュムレータユニット150を設置した例である。図13に示した構成例によればアキュムレータユニット150がハウジング130の下面130bから下方に突き出すことがなくなる分、図12に示した構成例に比べてブレーキ液圧制御装置20の図示の上下方向のサイズを小さくすることができる。
また図13に示した構成例ではモータ96がハウジング130から突き出す方向へとアキュムレータユニット150が突き出しているためにブレーキ液圧制御装置20の図示の左右方向のサイズの増大を抑制しつつ上下方向のサイズを小さくすることができる。
図14はモータ96が取り付けられたハウジング130の側面130aの背面130dであってECU140が配置されたハウジング130の背面130dにアキュムレータユニット150を設置した例である。図14に示した構成例ではECU140のハウジング内にアキュムレータユニット150が配置されている。
図14に示した構成例によればアキュムレータユニット150がハウジング130の下面130bから下方に突き出すことがなくなる分、図12に示した構成例に比べてブレーキ液圧制御装置20の図示の上下方向のサイズを小さくすることができる。
また図14に示した構成例ではアキュムレータユニット150がECU140のハウジング内に収容されるためにブレーキ液圧制御装置20の図示の左右方向のサイズを変更することなく上下方向のサイズを小さくすることができる。
図12〜図14に例示したアキュムレータユニット150の設置位置は一例にすぎない。本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20では液圧ユニット110のハウジング130に、ピストンのシリンダとして機能する凹部を形成する必要がないことから、アキュムレータユニット150の設置位置の自由度が高くなる。
以上説明したように本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20は基部151、ピストン155、スプリング157及びスリーブ部材153を有するアキュムレータユニット150を備えている。かかるアキュムレータユニット150には逆止弁69が一体化されている。このため液圧ユニット110のハウジング130に対して同時にアキュムレータ71及び逆止弁69を組み付けることができる。
また本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20においてアキュムレータユニット150はあらかじめ一体的に組み立てることができる。このためアキュムレータ71及び逆止弁69の組付け作業を効率化することができる。
また本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20においてアキュムレータユニット150に備えられた逆止弁69は板ばね163を用いて構成されている。このため逆止弁69の軸方向長さが小さくなって、ハウジング130のサイズを小さくすることができる。したがってハウジング130の素材コストや重量、液圧ユニットのサイズを低減することができる。
また本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20においてアキュムレータユニット150はハウジング130に外付けされている。このためアキュムレータユニット150の構成部品の設計を変更することでハウジング130の設計を変更することなくアキュムレータユニット150のサイズを変更することができる。これにより液圧ユニット110のハウジング130を共用しつつアキュムレータユニット150の設計の自由度を向上させることができる。
また本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20ではハウジング130に対してアキュムレータユニット150が外付けされる構成であるためにピストンを収容する凹部をハウジング130に設ける必要がない。このためハウジング130のサイズを小さくすることができ素材コストや重量、液圧ユニットのサイズを低減することができる。
また本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置20ではハウジング130に対してアキュムレータユニット150が外付けされる構成であるためにアキュムレータユニット150の設置位置の自由度を高めることができる。このためアキュムレータユニット150の設置位置によってはブレーキ液圧制御装置20のサイズを小さくすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また上記実施形態では四輪の自動車に搭載されるブレーキ液圧制御装置を例に採って説明しているが本発明はかかる例に限定されず、その他の乗り物に搭載されるブレーキ液圧制御装置であってもよい。
20・・・ブレーキ液圧制御装置、69・・・逆止弁、71・・・アキュムレータ、110・・・液圧ユニット、131・・・第1の内部流路、133・・・第2の内部流路、130・・・ハウジング、130a・・・側面、130b・・・下面、130e・・・凹部、140・・・電子制御ユニット(ECU)、150・・・アキュムレータユニット、151・・・基部、151a・・・第1の流通孔、151b・・・第2の流通孔、153・・・スリーブ部材、155・・・ピストン、157・・・スプリング、159・・・環状シール部材、161・・・弁体、163・・・板ばね

Claims (3)

  1. ブレーキ液圧回路の液圧を制御するブレーキ液圧制御装置(20)であって、
    前記ブレーキ液圧回路の一部を構成する第1の内部流路(131)及び第2の内部流路(133)を有し、前記第1の内部流路(131)及び前記第2の内部流路(133)の一端が外面に開口したハウジング(130)と、
    前記ハウジング(130)の前記第1の内部流路(131)及び前記第2の内部流路(133)の一端が開口する位置に取り付けられたアキュムレータユニット(150)とを備え、
    前記アキュムレータユニット(150)は、
    第1の流通孔(151a)及び第2の流通孔(151b)を有し前記ハウジング(130)に固定される基部(151)と、
    前記基部(151)に固定されるスリーブ部材(153)と、
    前記スリーブ部材(153)の内部に軸線方向に往復移動可能に保持され、前記軸線方向の一端側の面で前記第1の内部流路(131)を介して流入するブレーキ液を受けるピストン(155)と、
    前記ピストン(155)を前記一端側に向かって付勢する付勢部材(157)と、
    前記スリーブ部材(153)の内部から前記第2の内部流路(133)へのブレーキ液の流れを許容する一方、前記第2の内部流路(133)から前記スリーブ部材(153)の内部へのブレーキ液の流れを遮断する逆止弁(69)とを備え、
    前記第1の流通孔(151a)は、前記第1の内部流路(131)と前記スリーブ部材(153)の内部とを連通し、
    前記第2の流通孔(151b)は、前記第2の内部流路(133)と前記スリーブ部材(153)の内部とを連通し、
    前記逆止弁(69)は、
    前記第2の流通孔(151b)の開口端に設けられたシート部(151c)に当接する弁体(161)と、
    前記基部(151)に固定され、前記弁体(161)を前記シート部(151c)に向けて付勢する板ばね(163)とを有する
    ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記ハウジング(130)は、前記第1の内部流路(131)及び前記第2の内部流路(133)の一端が開口する位置に凹部(130e)を有し、
    前記アキュムレータユニット(150)が、前記凹部(130e)に固定される
    請求項1に記載のブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記スリーブ部材(153)の少なくとも一部が、前記アキュムレータユニット(150)が取り付けられる前記ハウジング(130)の外面の位置よりも外側に配置される
    請求項1又は2に記載のブレーキ液圧制御装置。
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