JP2008303750A - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2008303750A
JP2008303750A JP2007149967A JP2007149967A JP2008303750A JP 2008303750 A JP2008303750 A JP 2008303750A JP 2007149967 A JP2007149967 A JP 2007149967A JP 2007149967 A JP2007149967 A JP 2007149967A JP 2008303750 A JP2008303750 A JP 2008303750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
pump
cylinder
peripheral surface
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007149967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4847923B2 (ja
Inventor
Takuro Kodama
拓郎 児玉
Motoyasu Nakamura
元泰 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2007149967A priority Critical patent/JP4847923B2/ja
Publication of JP2008303750A publication Critical patent/JP2008303750A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4847923B2 publication Critical patent/JP4847923B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】吐出効率を高めるとともに、小型化することができるプランジャポンプを提供することを課題とする。
【解決手段】シリンダ11を構成するポンプハウジング10と、シリンダ11内に摺動自在に装着され、一端はシリンダ11内にポンプ室20を画成し、他端は偏心カム2(駆動手段)に当接しているプランジャ30と、このプランジャ30を偏心カム2側に押圧する戻しばね40と、を備え、プランジャ30がシリンダ11内で軸方向に往復動することにより、吸入口14からポンプ室20内に吸入した液体を吐出口15から吐出するプランジャポンプ1であって、戻しばね40は、プランジャ30を囲繞して配設されていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プランジャを軸方向に往復動させることで液体を吐出するプランジャポンプに関する。
従来、偏心カムによってプランジャ(ピストンとも呼ばれる)を軸方向に往復動させることで液体を吐出するプランジャポンプが知られている。
このようなプランジャポンプ100としては、図3に示すように、シリンダ111を構成するポンプハウジング110と、シリンダ111内に摺動自在に装着され、一端部はシリンダ111内にポンプ室120を画成し、他端部は偏心カム2のカム面2aに当接しているプランジャ130と、を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
このプランジャポンプ100では、プランジャ130が偏心カム2側に移動したときに、吸入口114からプランジャ130内を通じてポンプ室120内に液体が吸入され、偏心カム2に押されてプランジャ130がポンプ室120側に移動したときに、ポンプ室120内の液体が吐出口115から吐出されるように構成されている。
また、前記した従来のプランジャポンプ100では、ポンプ室120側に移動したプランジャ130を偏心カム2側に戻すために、プランジャ130を偏心カム2側に押圧する戻しばね140が設けられており、この戻しばね140はポンプ室120内に収められている。
特開2000−213468号公報(段落0012、図1)
前記した構造のプランジャポンプ100において吐出効率を高めるためには、ポンプ室120内の容積を小さくして、プランジャ130によるポンプ室120内の加圧効率を高める必要がある。ポンプ室120内の容積を小さくするためには、ポンプ室120内に収められた戻しばね140の軸方向の長さを短くする必要があるが、戻しばね140ではプランジャ130を戻すためのばね荷重を確保するために所定の長さが必要となっている。
したがって、前記した従来のプランジャポンプ100では、戻しばね140の長さに対応させて、ポンプ室120内の容積が大きくなっているため、吐出効率が低いとともに、プランジャポンプ100の小型化が困難であるという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、吐出効率を高めるとともに、小型化することができるプランジャポンプを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、シリンダを構成するポンプハウジングと、シリンダ内に摺動自在に装着され、一端はシリンダ内にポンプ室を画成し、他端は駆動手段に当接しているプランジャと、このプランジャを駆動手段側に押圧する戻しばねと、を備え、プランジャがシリンダ内で軸方向に往復動することにより、吸入口からポンプ室内に吸入した液体を吐出口から吐出するプランジャポンプであって、戻しばねは、プランジャを囲繞して配設されていることを特徴としている。
この構成では、戻しばねは、ポンプ室の外側でプランジャを囲繞して配設されているため、戻しばねの長さに影響されることなく、ポンプ室内の容積を設定することができる。したがって、ポンプ室内の容積を小さくして、プランジャによるポンプ室内の加圧効率を高めることができるため、プランジャポンプの吐出効率を高めることができる。また、ポンプ室内を小さくすることでプランジャポンプを小型化することができる。
前記したプランジャポンプにおいて、シリンダの内周面と、プランジャの外周面との間には、環状のばね収容部が形成され、このばね収容部内に戻しばねが収容されており、戻しばねは、軸方向の一端がシリンダの内面に係合し、他端がプランジャの外面に係合しているように構成することができる。
この構成では、シリンダ内の空間を有効に利用することができるため、プランジャポンプを小型化することができる。
前記したプランジャポンプにおいて、戻しばねの他端は、プランジャの外周面に突設されたプランジャ段部に係合されており、プランジャ段部は、プランジャの外周面に形成された周溝に嵌め込まれた環状部材によって形成されているように構成することができる。
この構成では、プランジャに環状部材を嵌め込む前の状態では、プランジャの外周面に突出部が形成されないため、シリンダの内周面を摺動するプランジャの外周面(摺動面)の研磨処理を一回の作業で完了することができ、プランジャの加工コストを安くすることができる。
前記したプランジャポンプにおいて、戻しばねの他端は、プランジャの外周面に突設されたプランジャ段部に係合しており、プランジャ段部は、プランジャに一体形成されているように構成することができる。
この構成では、戻しばねをプランジャに係合させるためのプランジャ段部が、プランジャに一体形成されているため、プランジャポンプの組み付け工数を少なくすることができる。
前記したプランジャポンプにおいて、戻しばねの一端は、シリンダの内周面に突設されたシリンダ段部に係合されており、プランジャの外周面がシリンダ段部に摺接するように構成することができる。
この構成では、シリンダの内周面に突設されたシリンダ段部は、戻しばねの係合部としての役割りを果たすとともに、プランジャの外周面に摺接する摺接部としての役割りを果たすため、シリンダ内の空間を有効に利用することができ、プランジャポンプを小型化することができる。
前記したプランジャポンプにおいて、プランジャ内には、ポンプ室内に通じる吸入室が形成され、吸入室には、ポンプ室内への液体の流入のみを許容する吸入弁が設けられており、吸入弁は、プランジャの一端に形成された吸入室の開口部を封止する吸入弁体と、吸入弁体を覆うように配設され、プランジャの一端に保持されたリテーナと、を備え、吸入弁体及びリテーナがプランジャの一端面に形成された凹部内に収められているように構成することができる。
この構成では、吸入弁を構成する吸入弁体及びリテーナが、プランジャの一端面に形成された凹部内に収められており、吸入弁がポンプ室内に突出しないため、吸入弁の大きさに影響されることなく、ポンプ室内の容積を小さくすることができる。したがって、プランジャポンプの吐出効率を高めることができるとともに、プランジャポンプを小型化することできる。
前記したプランジャポンプにおいて、リテーナ内には、吸入弁体を開口部側に押圧するばね部材が収められていてもよい。
この構成では、リテーナ内に収められるばね部材のばね荷重を変更することにより、吸入弁の開弁圧を調整することができる。また、リテーナによってばね部材が保持されるため、ばね部材のずれを防ぐことができ、吸入弁を安定して作動させることができる。
本発明のプランジャポンプによれば、戻しばねはプランジャを囲繞して配設されており、ポンプ室内の容積を小さくすることができるため、プランジャポンプの吐出効率を高めることができるとともに、プランジャポンプを小型化することできる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態では、自動車等の車両に搭載されるブレーキ用液圧制御装置の油圧発生装置として用いられるプランジャポンプを例として説明する。
なお、以下の説明において、一端側とは図1の左側に対応し、他端側とは図1の右側に対応している。
[プランジャポンプの全体構成]
プランジャポンプ1は、図1に示すように、シリンダ11を構成するポンプハウジング10と、シリンダ11内に摺動自在に装着され、一端はシリンダ11内にポンプ室20を画成し、他端は偏心カム2に当接しているプランジャ30と、このプランジャ30を偏心カム2側に押圧する戻しばね40と、を備えており、車両に搭載されるポンプボディ3に取り付けられている。
また、プランジャポンプ1には、ポンプ室20内へのブレーキ液の流入のみを許容する吸入弁50と、ポンプ室20内からのブレーキ液の流出のみを許容する吐出弁60とが設けられている。
このプランジャポンプ1では、プランジャ30がシリンダ11内で軸方向に往復動することにより、ポンプ室20内に吸入したブレーキ液を吐出するように構成されている。
(ポンプボディの構成)
ポンプボディ3は、車両に搭載される金属製のブロックであり、その内部には複数の油路(図示せず)が形成されており、プランジャポンプ1が挿入される円形断面の取付孔3aが設けられている。
取付孔3aの他端は、ポンプボディ3の外面に凹設された円形断面の収納穴3bに連通している。本実施形態では、取付孔3aは図1の左右方向に向けて延ばされ、収納穴3bは取付孔3aに直交する方向(紙面に対して垂直方向)に向けて延ばされている。
取付孔3aには、プランジャポンプ1に供給されるブレーキ液の流路となる吸入路3cと、プランジャポンプ1から吐出されたブレーキ液の流路となる排出路3dとが連通している。吸入路3cは取付孔3aの他端に連通し、排出路3dは吸入路3cよりも一端側で取付孔3aに連通している。
(偏心カムの構成)
プランジャポンプ1の駆動手段である偏心カム2は、ポンプボディ3に取り付けられた電動モータ(図示せず)の回転軸に設けられており、ポンプボディ3に形成された収納穴3bに収められている。この偏心カム2の中心位置は、回転軸の軸中心Aに対して偏心しており、偏心カム2は回動軸の回転に伴って、回転軸の軸中心A回りに回転するように構成されている。
(キャップの構成)
取付孔3aの一端には、有底円筒状のキャップ70が内嵌されている。このキャップ70は金属製の部材であり、内部に形成された空洞部71は他端側が開口している。また、空洞部71は吐出室80を構成する空間となっている。
キャップ70の外周面には、シール溝72が全周に形成されている。シール溝72には、樹脂製のシール部材73が嵌め込まれており、このシール部材73によって、キャップ70の外周面と取付孔3aの内周面との間を液密にシールしている。
また、取付孔3aの内周面において、一端側の開口部の近傍には、抜け止め溝3eが全周に形成されている。この抜け止め溝3eには、C字形状のクリップ74の外周側が嵌め込まれており、取付孔3a内においてクリップ74よりも他端側に配設されたキャップ70の外周縁がクリップ74の内周側に当接することにより、キャップ70が取付孔3a内に係止されている。
(ポンプハウジングの構成)
ポンプハウジング10は、取付孔3a内においてキャップ70よりも他端側に配設される有底円筒状の部材であり、プランジャ30が摺動自在に装着されるシリンダ11を構成するものである。
このポンプハウジング10は、金属製の円筒部材12と、この円筒部材12内に形成された空洞部12aの一端側に内嵌される金属製の底部材13と、から構成されている。
円筒部材12には、円形断面の空洞部12aが軸方向(図1の左右方向)に貫通している。空洞部12aの一端側は拡径されており、底部材13が嵌めこまれる底部材嵌合部12bとなっている。また、空洞部12aにおいて底部材嵌合部12bよりも他端側はプランジャ作動部となっている。
また、円筒部材12の空洞部12aの内周面において、軸方向の略中間位置には、フランジ状のシリンダ段部12cが全周に突設されている。このシリンダ段部12cの内径は、空洞部12a内にプランジャ30を装着したときに、プランジャ30の外周面がシリンダ段部12cの内周面よりも僅かに小さくなるように設定されている。
底部材13は、シリンダ11の底部を構成するものであり、円筒部材12の空洞部12aに内嵌される部材である。本実施形態では、底部材13の外周面は一端側よりも他端側が拡径されており、拡径された他端側が円筒部材12の空洞部12aの底部材嵌合部12bに内嵌されている。また、底部材13には他端側に開口している空洞部13aが形成されており、底部材13の底部の中心位置には円形断面の吐出孔13bが貫通している。この吐出孔13bの一端側(吐出室80側)の開口縁には、漏斗状に拡径した弁座13cが形成されている。
円筒部材12の他端部には、外周面から空洞部12a内に貫通している吸入口14が形成されている。この吸入口14は、ポンプボディ3の吸入路3cに通じており、ポンプボディ3からシリンダ11内へのブレーキ液の供給を可能にしている。
また、ポンプハウジング10とキャップ70とは軸方向に離間して配置されており、円筒部材12の周壁部と、キャップ70の周壁部との隙間が、プランジャポンプ1からブレーキ液を吐出するための吐出口15となっている。この吐出口15は、ポンプボディ3の排出路3dに通じており、キャップ70内の吐出室80から排出路3dへのブレーキ液の排出を可能にしている。
(プランジャの構成)
プランジャ30は、シリンダ11内に装着される金属製の棒状の部材である。プランジャ30は円形断面となっており、プランジャ30をシリンダ11内で軸方向に往復動させたときには、プランジャ30の外周面がシリンダ段部12cの内周面を摺動するように構成されている。
プランジャ30は、シリンダ段部12cに内挿されることで、シリンダ11の中心軸線上に位置決めされている。シリンダ11内において、シリンダ段部12cよりも一端側には、プランジャ30の外周面とシリンダ11の内周面との間に隙間が形成されており、この隙間はシール収容部31となっている。また、シリンダ11内において、シリンダ段部12cよりも他端側にも、プランジャ30の外周面とシリンダ11の内周面との間に隙間が形成されており、この隙間はばね収容部32となっている。
プランジャ30の一端面は、シリンダ11内にポンプ室20を画成している。また、プランジャ30の一端面には凹部33が形成されている。
プランジャ30内において軸方向の略中央部には、吸入室34が形成されている。この吸入室34の一端部は、凹部33の底部に開口することにより、ポンプ室20に通じており、凹部33側の開口縁には、漏斗状に拡径した弁座34aが形成されている。
また、吸入室34の他端部は、プランジャ30の軸方向に直交する二方向に延びており、プランジャ30の外周面に開口してばね収容部32に通じている。すなわち、吸入室34のばね収容部32側の開口部は、ばね収容部32及び吸入口14を介して、ポンプボディ3の吸入路3cに通じていることになり、ポンプボディ3からプランジャ30内の吸入室34へのブレーキ液の供給を可能にしている。
プランジャ30の外周面において、吸入室34の開口部よりも他端側で、ばね収容部32内に対応する位置には、ストッパリング用溝35が全周に形成されている。
このストッパリング用溝35には、金属製のストッパリング36の内周側が嵌め込まれており、ストッパリング36の外周側は、プランジャ30の外周面の全周に突設されたプランジャ段部37を構成している。
プランジャ30の他端面は、取付孔3aから収納穴3b内に突出しており、偏心カム2のカム面2aに当接している。偏心カム2は、回転軸(図示せず)の軸中心A回りに偏心して回転するため、回転軸を回転させたときには、プランジャ30は図1の位置から偏心カム2に押されて一端側に向けて軸方向に移動することになる。
また、プランジャ30の外周面と円筒部材12の内周面との間には、ポンプ室20と吸入室34とを液密にシールするための環状のシール部材38aが設けられ、プランジャ30の外周面と取付孔3aの内周面との間には、吸入室34を液密にシールするためのシール部材38bが設けられている。具体的には、シリンダ11内のシール収容部31に収まるようにして、シール部材38aがプランジャ30に外嵌され、ばね収容部32よりも他端側ではシール部材38bがプランジャ30に外嵌されている。
なお、プランジャ30の他端側に外嵌されたシール部材38bが一端側にずれないように、ばね収容部32とシール部材38bとの間に壁部を形成するストッパ38cが円筒部材12の他端に外嵌されている。
(戻しばねの構成)
戻しばね40は、プランジャ30の外周を囲繞して配設されたコイルスプリングであり、一端41がシリンダ11の内周面に係合し、他端42がプランジャ30の外周面に係合することにより、圧縮状態でばね収容部32内に収容されている。具体的には、戻しばね40の一端41は、シリンダ11(円筒部材12)の内周面に突設されたシリンダ段部12cに当接し、戻しばね40の他端42は、プランジャ30の外周面に突設されたプランジャ段部37(ストッパリング36)に当接している。
戻しばね40は、プランジャ30を偏心カム2側に押圧しており、偏心カム2に押されてプランジャ30が一端側に移動した後に、偏心カム2のカム面2aがプランジャ30から離れる方向に変位したときには、プランジャ30を偏心カム2側に移動させる。すなわち、プランジャ30は戻しばね40からの押圧力によって、偏心カム2側に向けて軸方向に移動することになる。これにより、プランジャ30の他端面が偏心カム2のカム面2aに当接した状態が保たれる。
(吸入弁の構成)
吸入弁50は、ポンプ室20内へのブレーキ液の流入のみを許容する逆止弁であり、プランジャ30内に形成された吸入室34の凹部33側の開口部に設けられている。
吸入弁50は、吸入室34の凹部33側の開口部を封止する吸入弁体51と、この吸入弁体51を覆うように配置され、プランジャ30の一端に保持されたリテーナ52と、このリテーナ52内に収められており、吸入弁体51を吸入室34の開口部側に押圧するばね部材53と、から構成されている。
吸入弁50は、プランジャ30の一端面に形成された凹部33内に収められており、プランジャ30の一端面よりもポンプ室20側に突出しないように配設されている。
吸入弁体51は、金属製の球体であり、プランジャ30内に設けられた弁座34aに当接することで吸入室34の開口部を封止している。
リテーナ52は、金属製のカップ状の蓋体であり、凹側をプランジャ30に向けた状態で凹部33内に内嵌されることで吸入弁体51を覆っている。また、リテーナ52には連通孔52aが複数形成されており、リテーナ52内とポンプ室20内とが連通している。また、リテーナ52の底部の中心位置には、リテーナ52の内方に向けて窪んでいる保持部52bが形成されている。
ばね部材53は、リテーナ52の内面と吸入弁体51との間に圧縮状態で配設されたコイルスプリングであり、リテーナ52の保持部52bがばね部材53の一端部に挿入されることで、ばね部材53はリテーナ52内に位置決めされている。
吸入弁50では、吸入室34内のブレーキ液圧からポンプ室20内のブレーキ液圧を差し引いたときの値が、開弁圧(ばね部材53の付勢力)以上になったときに、ばね部材53の付勢力に抗して吸入弁体51が弁座34aから離間することで開弁するように構成されている。
(吐出弁の構成)
吐出弁60は、吐出室80内へのブレーキ液の流入のみを許容する逆止弁であり、ポンプハウジング10の底部材13に形成された吐出孔13bの吐出室80側の開口部に設けられている。
吐出弁60は、吐出孔13bの吐出室80側の開口部を封止する吐出弁体61と、この吐出弁体61を覆うようにして底部材13に保持されたリテーナ62と、このリテーナ62内に収められており、吐出弁体61を吐出孔13bの開口部側に押圧するばね部材63と、から構成されている。
吐出弁体61は、金属製の球体であり、吐出孔13bの弁座13cに当接することにより、吐出孔13bの開口部を封止している。
リテーナ62は、金属製のカップ状の蓋体であり、底部材13の一端に外嵌されることで吐出弁体61を覆っている。また、リテーナ62には連通孔62aが複数形成されており、リテーナ62内と吐出室80内とが連通している。また、リテーナ62の底部の中心位置には、リテーナ62の内方に向けて窪んでいる保持部62bが形成されている。
ばね部材63は、リテーナ62の内面と吐出弁体61との間に圧縮状態で配設されたコイルスプリングであり、リテーナ62の保持部62bがばね部材63の一端部に挿入されることで、ばね部材63はリテーナ62内に位置決めされている。
吐出弁60では、ポンプ室20内のブレーキ液圧から吐出室80内のブレーキ液圧を差し引いたときの値が、開弁圧(ばね部材63の付勢力)以上になったときに、ばね部材63の付勢力に抗して吐出弁体61が弁座13cから離間することで開弁するように構成されている。
[プランジャポンプの動作]
以上のように構成されたプランジャポンプ1の動作について説明する。
プランジャポンプ1のプランジャ30内の吸入室34、シリンダ11内のポンプ室20、及び吐出室80内にブレーキ液が満たされた状態において、回転する偏心カム2に押されて、プランジャ30が図1の状態から一端側に向けて軸方向に往動作したときには、ポンプ室20の容積が減少し、ポンプ室20内のブレーキ液の液圧が上昇する。
これにより、ポンプ室20内のブレーキ液圧から吐出室80内のブレーキ液圧を差し引いたときの値が、吐出弁60の開弁圧以上になるため、吐出弁60が開弁してポンプ室20内のブレーキ液が吐出室80に流入する。そして、吐出室80から吐出口15を介してポンプボディ3の排出路3dにブレーキ液が吐出される。
続いて、プランジャ30が最も一端側(上死点)まで移動し、ポンプ室20の容積が最小となった後に、回転する偏心カム2のカム面2aはプランジャ30から離れる方向に変位することになる。このとき、プランジャ30は、戻しばね40からの押圧力によって、他端側に向けて軸方向に復動作することになり、ポンプ室20の容積が増大する。
ポンプ室20の容積が増大することにより、ポンプ室20内が負圧状態となり、吸入室34内のブレーキ液圧からポンプ室20内のブレーキ液圧を差し引いたときの値が、吸入弁50の開弁圧以上になるため、吸入弁50が開弁して吸入室34内のブレーキ液がポンプ室20に流入する。このとき、吸入室34からポンプ室20へのブレーキ液の流入に伴って、ポンプボディ3の吸入路3cから吸入口14を介して、吸入室34内にブレーキ液が供給される。
そして、プランジャ30が最も他端側(下死点)まで復動作して、ポンプ室20の容積が最大となった後に、プランジャ30は回転する偏心カム2のカム面2aに押されて再び往動作し、前記した往動作の場合と同様に、ポンプ室20内のブレーキ液がプランジャ30によって加圧されて吐出室80に流入し、吐出口15から排出路3dに吐出される。
このように、プランジャポンプ1では、プランジャ30がシリンダ11内で軸方向に往復動することにより、吸入口14からポンプ室20内に吸入したブレーキ液を吐出口15から吐出するように構成されている。
[プランジャポンプの作用効果]
本実施形態のプランジャポンプ1では、戻しばね40は、ポンプ室20の外でプランジャ30を囲繞して配設されているため、戻しばね40の長さに影響されることなく、ポンプ室20内の容積を小さくすることができる。したがって、プランジャ30によるポンプ室20内の加圧効率を高めることができるため、プランジャポンプ1の吐出効率を高めることができる。また、ポンプ室20内の容積を小さくすることでプランジャポンプ1を小型化することできる。
また、シリンダ11の内周面と、プランジャ30の外周面との間に形成されたばね収容部32内に戻しばね40が収容されており、シリンダ11内の空間を有効に利用しているため、プランジャポンプ1を小型化することができる。
また、戻しばね40の他端が係合するプランジャ段部37は、プランジャ30の外周面に形成されたストッパリング用溝35に嵌め込まれた環状のストッパリング36によって形成されている。したがって、プランジャ30にストッパリング36を嵌め込む前の状態では、プランジャ30の外周面に突出部が形成されないため、シリンダ段部12cの内周面を摺動するプランジャ30の外周面(摺動面)の研磨処理を一回の作業で完了することができ、プランジャ30の加工コストを安くすることができる。
また、戻しばね40の一端が係合するシリンダ段部12cは、シリンダ11(円筒部材12)の内周面に突設されており、プランジャ30の外周面がシリンダ段部12cの内周面に摺接するように構成されている。したがって、シリンダ段部12cは、戻しばね40の係合部としての役割りを果たすとともに、プランジャ30の外周面に摺接する摺接部としての役割りを果たすため、シリンダ11内の空間を有効に利用することができ、プランジャポンプ1を小型化することができる。
また、吸入弁50を構成する吸入弁体51及びリテーナ52が、プランジャ30の一端面に形成された凹部33内に収められており、吸入弁50がポンプ室20内に突出しないため、吸入弁50の大きさに影響されることなく、ポンプ室20内の容積を小さくすることができる。したがって、プランジャポンプ1の吐出効率を高めることができるとともに、プランジャポンプ1を小型化することできる。
また、吸入弁50及び吐出弁60のリテーナ52,62内には、吸入弁体51,61を開口部側に押圧するばね部材53,63が収められており、このばね部材53,63のばね荷重を変更することにより、吸入弁50及び吐出弁60の開弁圧を調整することができる。また、リテーナ52,62によってばね部材53,63が保持されるため、ばね部材53,63のずれを防ぐことができ、吸入弁50及び吐出弁60を安定して作動させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
例えば、本実施形態では、図1に示すように、戻しばね40の他端部が係合するプランジャ段部37は、プランジャ30に外嵌されたストッパリング36によって形成されているが、図2に示すプランジャポンプ1Aのように、プランジャ段部37aがプランジャ30aに一体形成されているように構成することもできる。
具体的には、プランジャ30aの軸方向の中間位置よりも他端側が一端側よりも拡径されており、プランジャ30aの小径部と大径部との境に形成された段差部によってプランジャ段部37aが形成され、このプランジャ段部37aに戻しばね40の他端42が当接している。
この構成では、戻しばね40の他端42をプランジャ30aに係合させるためのプランジャ段部37aがプランジャ30aに一体形成されており、プランジャ30aに他の部材を取り付けてプランジャ段部37aを形成する必要がないため、プランジャポンプ1の組み付け工数を少なくすることができる。
なお、本実施形態では、自動車等の車両に搭載されるブレーキ用液圧制御装置の油圧発生装置として用いられるプランジャポンプを例として説明したが、本発明のプランジャポンプは、車両のブレーキ系統に限定されるものではなく、各種の液圧路に適用可能となっている。
本実施形態のプランジャポンプを示した側断面図である。 他の実施形態のプランジャポンプを示した側断面図である。 従来のプランジャポンプを示した側断面図である。
符号の説明
1 プランジャポンプ
2 偏心カム
3 ポンプボディ
3a 取付孔
3b 収納穴
3c 吸入路
3d 排出路
10 ポンプハウジング
11 シリンダ
12 円筒部材
12a 空洞部
12c シリンダ段部
13 底部材
13b 吐出孔
14 吸入口
15 吐出口
20 ポンプ室
30 プランジャ
33 凹部
34 吸入室
35 ストッパリング用溝(周溝)
36 ストッパリング(環状部材)
37 プランジャ段部
50 吸入弁
51 吸入弁体
52 リテーナ
53 ばね部材
60 吐出弁
61 吐出弁体
62 リテーナ
63 ばね部材
70 キャップ
80 吐出室

Claims (7)

  1. シリンダを構成するポンプハウジングと、
    前記シリンダ内に摺動自在に装着され、一端は前記シリンダ内にポンプ室を画成し、他端は駆動手段に当接しているプランジャと、
    前記プランジャを前記駆動手段側に押圧する戻しばねと、を備え、
    前記プランジャが前記シリンダ内で軸方向に往復動することにより、吸入口から前記ポンプ室内に吸入した液体を吐出口から吐出するプランジャポンプであって、
    前記戻しばねは、前記プランジャを囲繞して配設されていることを特徴とするプランジャポンプ。
  2. 前記シリンダの内周面と、前記プランジャの外周面との間には、環状のばね収容部が形成され、前記ばね収容部内に前記戻しばねが収容されており、
    前記戻しばねは、軸方向の一端が前記シリンダの内面に係合し、他端が前記プランジャの外面に係合していることを特徴とする請求項1に記載のプランジャポンプ。
  3. 前記戻しばねの他端は、前記プランジャの外周面に突設されたプランジャ段部に係合されており、
    前記プランジャ段部は、前記プランジャの外周面に形成された周溝に嵌め込まれた環状部材によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプランジャポンプ。
  4. 前記戻しばねの他端は、前記プランジャの外周面に突設されたプランジャ段部に係合しており、
    前記プランジャ段部は、前記プランジャに一体形成されていることを特徴とする請求項2に記載のプランジャポンプ。
  5. 前記戻しばねの一端は、前記シリンダの内周面に突設されたシリンダ段部に係合されており、
    前記プランジャの外周面が前記シリンダ段部に摺接するように構成されていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のプランジャポンプ。
  6. 前記プランジャ内には、前記ポンプ室内に通じる吸入室が形成され、
    前記吸入室には、前記ポンプ室内への液体の流入のみを許容する吸入弁が設けられており、
    前記吸入弁は、
    前記プランジャの一端に形成された前記吸入室の開口部を封止する吸入弁体と、
    前記吸入弁体を覆うように配設され、前記プランジャの一端に保持されたリテーナと、を備え、
    前記吸入弁体及び前記リテーナが前記プランジャの一端面に形成された凹部内に収められていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプランジャポンプ。
  7. 前記リテーナ内には、前記吸入弁体を前記開口部側に押圧するばね部材が収められていることを特徴とする請求項6に記載のプランジャポンプ。
JP2007149967A 2007-06-06 2007-06-06 プランジャポンプ Active JP4847923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149967A JP4847923B2 (ja) 2007-06-06 2007-06-06 プランジャポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007149967A JP4847923B2 (ja) 2007-06-06 2007-06-06 プランジャポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008303750A true JP2008303750A (ja) 2008-12-18
JP4847923B2 JP4847923B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=40232698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007149967A Active JP4847923B2 (ja) 2007-06-06 2007-06-06 プランジャポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4847923B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2687724A1 (en) 2012-07-17 2014-01-22 Nissin Kogyo Co., Ltd. Piston pump
CN115143096A (zh) * 2022-09-06 2022-10-04 万向钱潮股份公司 一种汽车电子稳定控制系统用柱塞泵

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379477A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 Nec Corp 映像信号直流安定化方式
JPH07279834A (ja) * 1994-04-06 1995-10-27 Nippondenso Co Ltd ポンプ
JPH102280A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Shimadzu Corp プランジャ往復動型ポンプ
JP2010518312A (ja) * 2007-02-14 2010-05-27 アジレント・テクノロジーズ・インク シリコンカーバイドピストンを備えているhplcポンプ装置及び/又は作動チャンバ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6379477A (ja) * 1986-09-24 1988-04-09 Nec Corp 映像信号直流安定化方式
JPH07279834A (ja) * 1994-04-06 1995-10-27 Nippondenso Co Ltd ポンプ
JPH102280A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Shimadzu Corp プランジャ往復動型ポンプ
JP2010518312A (ja) * 2007-02-14 2010-05-27 アジレント・テクノロジーズ・インク シリコンカーバイドピストンを備えているhplcポンプ装置及び/又は作動チャンバ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2687724A1 (en) 2012-07-17 2014-01-22 Nissin Kogyo Co., Ltd. Piston pump
CN115143096A (zh) * 2022-09-06 2022-10-04 万向钱潮股份公司 一种汽车电子稳定控制系统用柱塞泵
CN115143096B (zh) * 2022-09-06 2022-12-02 万向钱潮股份公司 一种汽车电子稳定控制系统用柱塞泵

Also Published As

Publication number Publication date
JP4847923B2 (ja) 2011-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5456033B2 (ja) 液圧式の車両ブレーキ装置のピストンポンプ
JP4871381B2 (ja) プランジャポンプ
KR102611560B1 (ko) 특히 압력 매체 회로에서 관통 흐름 방향을 제어하기 위한 압력 매체 제어 밸브, 및 특히 전자식 슬립 제어 가능한 차량 브레이크 시스템에서 압력 매체를 펌핑하기 위한 피스톤 펌프
JP2005090402A (ja) ピストンポンプ
JP2007170319A (ja) ピストンポンプ
JP5718290B2 (ja) ピストンポンプ
JP4847923B2 (ja) プランジャポンプ
JP2014503741A (ja) シリンダスリーブを備えるピストンポンプ
KR101402715B1 (ko) 전자제어식 브레이크 시스템용 유압펌프
KR100550947B1 (ko) 브레이크 시스템용 펌프
JP2005344725A (ja) 球状のピストンを備えたピストンポンプ
JP4052077B2 (ja) ピストンポンプ
JP2008286083A (ja) プランジャポンプ
KR20130112377A (ko) 브레이크 시스템용 펌프의 피스톤 및 이를 구비하는 브레이크 시스템용 펌프
JP5579686B2 (ja) プランジャポンプ
JP4635820B2 (ja) ピストンポンプ
JP5202359B2 (ja) プランジャポンプ
JP5662837B2 (ja) プランジャポンプおよびプランジャポンプの製造方法
JP4200871B2 (ja) ピストンポンプ
JP2008179362A (ja) 流体装置
JP2005113880A (ja) ピストンポンプ
KR20120106220A (ko) 피스톤 펌프용 캡 및 이를 포함하는 전자제어식 브레이크 시스템용 펌프 유닛
JP2006266338A (ja) 油圧式テンショナー
KR101021498B1 (ko) 브레이크 컨트롤 시스템용 펌프
KR100550946B1 (ko) 전자제어 식 브레이크 시스템용 펌프

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111014

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4847923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250