JP2005090402A - ピストンポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピストンポンプにおいて、ピストンのコスト低減を図るとともに、吸入口と吸入弁とを接続する流路の流路抵抗低減を図る。
【解決手段】 ピストンポンプは、シリンダ部材13のシリンダ穴13aに形成したポンプ室Roの容積を軸方向への往復動により増減するピストン15と、このピストン15に設けられてポンプ室Roの容積増大時に開き容積減少時に閉じる吸入弁V1と、ポンプ室Roの吐出側に設けられてポンプ室Roの容積減少時に開き容積増大時に閉じる吐出弁V2とを備えている。また、ピストン15のポンプ室側外周に、軸方向に延びてポンプ室側端部にて互いに連通する複数の連通溝15aが形成され、これら連通溝15aのポンプ室側端部外周にてピストン15に円筒状のシート部材25が嵌合固定され、このシート部材25のポンプ室側端部に吸入弁V1の弁孔25aおよび弁座25bが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピストンポンプ、例えば、車両用ブレーキ装置のポンプとして採用されるピストンポンプに関する。
この種のピストンポンプは、例えば、下記の特許文献1または特許文献2に開示されていて、ポンプハウジング内に形成したシリンダ穴にポンプ室を形成し軸方向に往復動されることにより前記ポンプ室の容積を増減するピストンと、このピストンに設けられて前記ポンプ室の容積増大時に開き容積減少時に閉じる吸入弁と、前記ポンプ室の吐出側に設けられて前記ポンプ室の容積減少時に開き容積増大時に閉じる吐出弁とを備えており、前記ピストンが軸方向に往復動されて前記ポンプ室の容積が増減されることにより吸入口から吐出口に向けて流体が流動するように構成されている。
特表2001−501273号公報 特許第3278982号公報
上記した従来のピストンポンプでは、吸入口と吸入弁とを接続する流路の一部がピストン内に切削加工によって形成されているため、ピストンの製造コストが大となる。しかも、ピストン内に形成させる流路は、径方向の連通孔と軸方向の連通孔によって構成されていて、これらの連通孔が交差する部位ではバリが発生するおそれがあり、これを除去する工程が必要である場合には、更にピストンの製造コストが大となる。また、吸入口と吸入弁とを接続する流路の一部がピストン内に形成されているため、この流路を必要十分に大きくすることができなくて、流路抵抗が大きくなるおそれがある。そこで、本発明は、ピストンのコスト低減と、吸入口と吸入弁とを接続する流路の流路抵抗低減を課題としている。
本発明は、ポンプハウジング内に形成したシリンダ穴にポンプ室を形成し軸方向に往復動されることにより前記ポンプ室の容積を増減するピストンと、このピストンに設けられて前記ポンプ室の容積増大時に開き容積減少時に閉じる吸入弁と、前記ポンプの吐出側に設けられて前記ポンプ室の容積減少時に開き容積増大時に閉じる吐出弁とを備えていて、前記ピストンが軸方向に往復動されて前記ポンプ室の容積が増減されることにより吸入口から吐出口に向けて流体が流動するように構成したピストンポンプにおいて、前記ピストンのポンプ室側外周に、軸方向に延びてポンプ室側端部にて互いに連通する複数の連通溝を形成し、これら連通溝のポンプ室側端部外周にて前記ピストンに円筒状のシート部材を嵌合固定し、このシート部材のポンプ室側端部に前記吸入弁の弁孔および弁座を形成したことに特徴がある。
このピストンポンプにおいては、ピストンの外周に形成される複数の連通溝と、これら連通溝の外周にてピストンに嵌合固定される円筒状のシート部材とによって、吸入口と吸入弁とを接続する流路の一部が形成される。このため、ピストンを無切削部品(例えば、鍛造成形品、プレス成形品、樹脂成形品)とすることが可能であり、ピストンのコスト低減を図ることが可能である。また、このピストンポンプにおいては、吸入口と吸入弁とを接続する流路の一部が、上記した連通溝とシート部材によって形成されるため、その大きさに制約を受け難い。このため、吸入口と吸入弁とを接続する流路の流路抵抗を低減することが可能であり、ポンプ性能の向上を図ることが可能である。
また、本発明の実施に際しては、前記シート部材に径外方に延びる環状のフランジ部を形成し、前記シリンダ穴と前記シート部材間に介装されてこれら間をシールする環状のシール部材を前記フランジ部にて保持することも可能である。この場合には、シート部材をシール保持部材としても機能させることができて、シンプルかつ安価な構成とすることが可能である。
また、本発明の実施に際しては、前記シート部材を樹脂成形品によって構成し、同シート部材の外周部に環状の取付溝を形成して、前記シリンダ穴と前記シート部材間に介装されてこれら間をシールする環状のシール部材を前記取付溝に取付けることも可能である。この場合には、シート部材に形成すべき弁孔、弁座、環状取付溝等を成形時に形成することができて、シート部材のコスト低減を図ることが可能である。
また、本発明の実施に際しては、前記ピストンの前記シリンダ穴に対する軸方向移動をガイドするガイド部を前記シート部材に一体的に設けることも可能である。この場合には、シート部材に設けたガイド部によってピストンの軸方向移動をガイドすることができて、ピストンの良好な軸方向移動を保証することが可能である。
また、本発明の実施に際しては、前記ポンプ室の容積の増減に同期して前記ピストンに対してその軸方向に沿って相対移動可能で前記ピストンの外周に吸入室と吐出室を区画形成する摺動リングを軸方向へ移動可能に取付けるための環状取付溝を前記シート部材に形成するとともに、この環状取付溝と前記連通溝を連通させる連通孔を前記シート部材に形成して、前記ポンプ室の容積が増加する際には、前記吸入室と前記吐出室との連通を前記摺動リングが遮断して、前記吐出室から前記吸入弁を介して前記ポンプ室へ流体が充填されるとともに、前記吸入室に前記吸入口を通して流体が充填され、前記ポンプ室の容積が減少する際には、前記吸入室と前記吐出室とを前記摺動リングが連通させて、前記吸入室から前記吐出室へ流体が充填されるように構成することも可能である。この場合には、当該ピストンポンプを特許第3278982号公報に開示された形式の自吸式ポンプとすることができて、高動粘度の流体を扱う場合に好適に実施することが可能である。
この場合において、前記シート部材は、前記弁孔と前記弁座を有する金属のプレス成形品と、このプレス成形品と連結されて前記摺動リングのための前記環状取付溝と前記連通孔を有する樹脂成形品によって構成されていることも可能である。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明によるピストンポンプの第1実施形態を示していて、この第1実施形態のピストンポンプでは、吸入口11aおよび吐出口11bを有するポンプハウジング11の内孔11cに、シリンダ部材13とピストン15が組み込まれるとともに、吸入弁V1と吐出弁V2が組み込まれている。
シリンダ部材13は、シリンダ穴13aを有するとともに、吐出弁V2の弁孔13bおよび弁座13cを有していて、ピストン15、ガイドリング17、シールリング19およびフィルタ21とともにポンプハウジング11の内孔11cに組付けられて、キャップ23によって抜け止めされている。また、シリンダ部材13に形成されているシリンダ穴13aには、ピストン15の小径端部がシート部材25、シール部材27および吸入弁V1と共に組付けられるとともに、ピストンリターンスプリング29が組付けられている。
ピストン15は、大径端部にてガイドリング17とシールリング19を介してポンプハウジング11の内孔11c内に液密的かつ軸方向へ摺動可能に嵌合されていて、大径端にて電気モータ(図示省略)によって回転駆動される偏心体31の外周面の摺動可能に係合している。また、ピストン15は、その小径端部とこれに装着したシート部材25およびシール部材27とによって、シリンダ穴13aにポンプ室Roを形成している。このピストン15は、偏心体31の回転により、ピストンリターンスプリング29の付勢力に抗して軸方向に往動されたときポンプ室Roの容積を減少させ、ピストンリターンスプリング29の付勢力によって軸方向に復動されたときポンプ室Roの容積を増大させるように構成されている。
また、ピストン15の小径部外周すなわちポンプ室側外周には、軸方向に延びる4個の連通溝15aが形成され、ピストン15の小径端の軸心には凹部15bが形成されている。凹部15bは、吸入弁V1の弁孔25aに向けて開口していて、4個の連通溝15aのポンプ室側端部を互いに連通させている。
シート部材25は、金属のプレス成形品であって円筒状に形成されており、ピストン15の小径端部外周すなわちポンプ室側端部外周に嵌合固定されて、ピストン15と一体的に軸方向へ移動可能である。また、シート部材25の一端部すなわちポンプ室側端部には、吸入弁V1の弁孔25aおよび弁座25bが形成されている。また、シート部材25の他端部には、径外方に延びてシール部材27を保持する環状のフランジ部25cが一体的に形成されるとともに、フランジ部25cの外周部から軸方向に延びてピストン15のシリンダ穴13aに対する軸方向移動をガイドする円筒状のガイド部25dが一体的に形成されている。
シール部材27は、シリンダ部材13とシート部材25間に介装されてこれら間をシールする環状のシール部材であり、ピストン15がピストンリターンスプリング29の付勢力に抗して軸方向に往動されるとき、シート部材25のフランジ部25cによって押されて軸方向に移動し、ピストン15がピストンリターンスプリング29の付勢力によって軸方向に復動されるとき、吸入弁V1におけるスプリングリテーナ33の環状フランジ部33aによって押されて軸方向に移動する。
ピストンリターンスプリング29は、圧縮コイルスプリングであり、シリンダ部材13と吸入弁V1のスプリングリテーナ33間に所定の予備荷重を付与して介装されていて、ピストン15、シート部材25、シール部材27および吸入弁V1等を偏心体31に向けて付勢している。
吸入弁V1は、ピストン15のポンプ室側端部に設けられていて、シート部材25に形成した弁座25bに着座・離座するボール弁体35と、このボール弁体35とスプリングリテーナ33間に介装されてボール弁体35を弁座25bに向けて小荷重にて付勢するスプリング37を備えており、ポンプ室Roの容積増大時に開き容積減少時に閉じるように構成されている。
吐出弁V2は、シリンダ部材13の吐出側端部すなわちポンプ室Roの吐出側に設けられていて、シリンダ部材13に形成した弁座13cに着座・離座するボール弁体41と、このボール弁体41とキャップ23間に介装されてボール弁体41を弁座13cに向けて小荷重にて付勢するスプリング43を備えており、ポンプ室Roの容積増大時に閉じ容積減少時に開くように構成されている。
上記のように構成した第1実施形態のピストンポンプにおいては、電気モータ(図示省略)によって偏心体31が回転駆動されることに伴う偏心体31とピストンリターンスプリング29の協同作用より、ピストン15が軸方向に往復動されて、ポンプ室Roの容積が増減され、また吸入弁V1と吐出弁V2がそれぞれ機能して、吸入口11aから吐出口11bに向けて流体が流動する。
ところで、この第1実施形態のピストンポンプにおいては、ピストン15の外周に形成される複数の連通溝15aと、これら連通溝15aの外周にてピストン15に嵌合固定される円筒状のシート部材25とによって、吸入口11aと吸入弁V1とを接続する流路の一部が形成される。このため、ピストン15を無切削部品(例えば、鍛造成形品、プレス成形品、樹脂成形品)とすることが可能であり、ピストン15のコスト低減を図ることが可能である。また、このピストンポンプにおいては、吸入口11aと吸入弁V1とを接続する流路の一部が、上記した連通溝15aとシート部材25によって形成されるため、その大きさに制約を受け難い。このため、吸入口11aと吸入弁V1とを接続する流路の流路抵抗を低減することが可能であり、ポンプ性能の向上を図ることが可能である。
また、この第1実施形態のピストンポンプにおいては、シート部材25に径外方に延びる環状のフランジ部25cを形成し、シリンダ部材13とシート部材25間に介装されてこれら間をシールする環状のシール部材27をフランジ部25cにて保持するように構成した。このため、シート部材25をシール保持部材としても機能させることができて、シンプルかつ安価な構成とすることが可能である。
また、この第1実施形態のピストンポンプにおいては、ピストン15のシリンダ穴13aに対する軸方向移動をガイドするガイド部25dをシート部材25に一体的に形成した。このため、シート部材25に設けたガイド部25dによってピストン15の軸方向移動をガイドすることができて、ピストン15の良好な軸方向移動を保証することが可能である。
上記した第1実施形態においては、シート部材25を金属のプレス成形品として実施したが、図3に示した第2実施形態または図4に示した第3実施形態のように、シート部材25を樹脂成形品として実施することも可能である。なお、図3に示した第2実施形態および図4に示した第3実施形態のシート部材25以外の構成は、上記した第1実施形態と同じであるため、同一符号を付してその説明は省略する。
図3に示した第2実施形態のシート部材25は、図1に示したシート部材25と同様に、吸入弁V1の弁孔25aおよび弁座25bを有するとともに、径外方に延びてシール部材27を保持する環状のフランジ部25cと、フランジ部25cから軸方向に延びてピストン15のシリンダ穴13aに対する軸方向移動をガイドする円筒状のガイド部25dを有している。このため、図3に示した第2実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
一方、図4に示した第3実施形態のシート部材25は、図1に示したシート部材25と同様に、吸入弁V1の弁孔25aおよび弁座25bを有するとともに、軸方向に延びてピストン15のシリンダ穴13aに対する軸方向移動をガイドする円筒状のガイド部25dを有している。また、図4に示したシート部材25は、その外周部に環状の取付溝25eが形成されていて、この取付溝25eにはシール部材27が取付けられている。なお、この第3実施形態においては、吸入弁V1のスプリングリテーナ33に環状フランジ部33aを形成する必要がない。
このため、図4に示した第3実施形態においても、上記した第1実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。また、この第3実施形態においては、シート部材25に形成すべき弁孔25a、弁座25b、ガイド部25d、環状取付溝25e等を成形時に形成することができて、シート部材25のコスト低減を図ることが可能である。また、吸入弁V1のスプリングリテーナ33に環状フランジ部33aを形成する必要がなくて、スプリングリテーナ33をシンプルかつ安価な構成とすることが可能である。
上記した第1実施形態〜第3実施形態においては、当該ピストンポンプが一般的なピストンポンプである実施形態について説明したが、当該ピストンポンプが特許第3278982号公報に開示された形式の自吸式ポンプである第4実施形態を図5を参照して以下に説明するとともに、第5実施形態を図6を参照して以下に説明する。
図5に示した第4実施形態においては、フィルタ21が別の部位に設けられるとともに、摺動リング39を軸方向へ移動可能に取付けるための環状取付溝25fがシート部材25に形成されるとともに、この環状取付溝25fの底部と各連通溝15aを連通させる径方向の連通孔25gがシート部材25に形成されている。摺動リング39は、ポンプ室Roの容積の増減に同期してピストン15に対してその軸方向に沿って相対移動可能であり、ポンプハウジング11内でピストン15の外周に吸入室R1と吐出室R2を区画形成している。
また、この第4実施形態においては、ポンプ室Roの容積が増加する際に、吸入室R1と吐出室R2との連通を摺動リング39が遮断して、吐出室R2から各連通溝15aと吸入弁V1を介してポンプ室Roへ流体が充填されるとともに、吸入室R1に吸入口11aを通して流体が充填され、ポンプ室Roの容積が減少する際に、吸入室R1と吐出室R2とを摺動リング39が図5に示したように連通させて、吸入室R1から吐出室R2へ流体が充填されるように構成されている。なお、第4実施形態の上記した構成以外の構成は、図3に示した上記第2実施形態と実質的に同じ構成であるため、同一符号を付してその説明は省略する。
このため、図5に示した第4実施形態においても、上記した第2実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。また、この第4実施形態においては、当該ピストンポンプを特許第3278982号公報に開示された形式の自吸式ポンプとすることができて、高動粘度の流体を扱う場合に好適に実施することが可能である。
図6に示した第5実施形態においては、図5に示した樹脂成形品のシート部材25に代えて、弁孔25aと弁座25bを有する金属のプレス成形品の第1シート部材25Aと、このプレス成形品の第1シート部材25Aと連結されて摺動リング39のための環状取付溝25fと連通孔25gを有する樹脂成形品の第2シート部材25Bからなるシート部材が採用されている。このため、この第5実施形態においては、上記した第4実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
また、上記した第1実施形態〜第5実施形態においては、ポンプハウジング11に組付けたシリンダ部材13にシリンダ穴13aが形成されている実施形態について説明したが、図7に示した第6実施形態のように、ポンプハウジング11の内孔11cがシリンダ穴とされている実施形態にも本発明は同様に実施することが可能である。なお、図7に示した第6実施形態においては、フィルタ21が別の部位に設けられていることを除いて、上記第1実施形態の構成と実質的に同じであるため、同一符号を付してその説明は省略する。また、この第6実施形態においては、ピストン15とシート部材25の構成が上記第1実施形態のものと実質的に同じであるため、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
本発明によるピストンポンプの第1実施形態を示す全体構成図である。 図1のA−A線に沿った拡大断面図である。 本発明によるピストンポンプの第2実施形態を示す全体構成図である。 本発明によるピストンポンプの第3実施形態を示す全体構成図である。 本発明によるピストンポンプの第4実施形態を示す全体構成図である。 本発明によるピストンポンプの第5実施形態を示す全体構成図である。 本発明によるピストンポンプの第6実施形態を示す全体構成図である。
符号の説明
11…ポンプハウジング、11a…吸入口、11b…吐出口、13…シリンダ部材、13a…シリンダ穴、15…ピストン、15a…連通溝、15b…凹部、25…シート部材、25a…弁孔、25b…弁座、25c…フランジ部、25d…ガイド部、25e…シール部材用の取付溝、25f…摺動リング用の取付溝、25g…連通孔、27…シール部材、39…摺動リング、V1…吸入弁、V2…吐出弁、Ro…ポンプ室、R1…吸入室、R2…吐出室

Claims (7)

  1. ポンプハウジング内に形成したシリンダ穴にポンプ室を形成し軸方向に往復動されることにより前記ポンプ室の容積を増減するピストンと、このピストンに設けられて前記ポンプ室の容積増大時に開き容積減少時に閉じる吸入弁と、前記ポンプ室の吐出側に設けられて前記ポンプ室の容積減少時に開き容積増大時に閉じる吐出弁とを備えていて、前記ピストンが軸方向に往復動されて前記ポンプ室の容積が増減されることにより吸入口から吐出口に向けて流体が流動するように構成したピストンポンプにおいて、前記ピストンのポンプ室側外周に、軸方向に延びてポンプ室側端部にて互いに連通する複数の連通溝を形成し、これら連通溝のポンプ室側端部外周にて前記ピストンに円筒状のシート部材を嵌合固定し、このシート部材のポンプ室側端部に前記吸入弁の弁孔および弁座を形成したことを特徴とするピストンポンプ。
  2. 請求項1に記載のピストンポンプにおいて、前記シート部材に径外方に延びる環状のフランジ部を形成し、前記シリンダ穴と前記シート部材間に介装されてこれら間をシールする環状のシール部材を前記フランジ部にて保持したことを特徴とするピストンポンプ。
  3. 請求項1に記載のピストンポンプにおいて、前記シート部材を樹脂成形品によって構成し、同シート部材の外周部に環状の取付溝を形成して、前記シリンダ穴と前記シート部材間に介装されてこれら間をシールする環状のシール部材を前記取付溝に取付けたことを特徴とするピストンポンプ。
  4. 請求項2または3に記載のピストンポンプにおいて、前記ピストンの前記シリンダ穴に対する軸方向移動をガイドするガイド部を前記シート部材に一体的に設けたことを特徴とするピストンポンプ。
  5. 請求項1〜4の何れか一つに記載のピストンポンプにおいて、前記シリンダ穴は前記ポンプハウジングの内孔に組付けたシリンダ部材に形成されていることを特徴とするピストンポンプ。
  6. 請求項1〜5の何れか一つに記載のピストンポンプにおいて、前記ポンプ室の容積の増減に同期して前記ピストンに対してその軸方向に沿って相対移動可能で前記ピストンの外周に吸入室と吐出室を区画形成する摺動リングを軸方向へ移動可能に取付けるための環状取付溝を前記シート部材に形成するとともに、この環状取付溝と前記連通溝を連通させる連通孔を前記シート部材に形成して、前記ポンプ室の容積が増加する際には、前記吸入室と前記吐出室との連通を前記摺動リングが遮断して、前記吐出室から前記吸入弁を介して前記ポンプ室へ流体が充填されるとともに、前記吸入室に前記吸入口を通して流体が充填され、前記ポンプ室の容積が減少する際には、前記吸入室と前記吐出室とを前記摺動リングが連通させて、前記吸入室から前記吐出室へ流体が充填されるように構成したことを特徴とするピストンポンプ。
  7. 請求項6に記載のピストンポンプにおいて、前記シート部材は、前記弁孔と前記弁座を有する金属のプレス成形品と、このプレス成形品と連結されて前記摺動リングのための前記環状取付溝と前記連通孔を有する樹脂成形品によって構成されていることを特徴とするピストンポンプ。
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