JPH10110685A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JPH10110685A
JPH10110685A JP8281601A JP28160196A JPH10110685A JP H10110685 A JPH10110685 A JP H10110685A JP 8281601 A JP8281601 A JP 8281601A JP 28160196 A JP28160196 A JP 28160196A JP H10110685 A JPH10110685 A JP H10110685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
plunger
pump
pump device
pump chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP8281601A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Hara
雅彦 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP8281601A priority Critical patent/JPH10110685A/ja
Publication of JPH10110685A publication Critical patent/JPH10110685A/ja
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向の寸法を短縮化することが可能なポン
プ装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング1の収容孔2内に有底筒状の
シリンダ10を収容固定する。このシリンダ10の底部
15に吐出弁21を設ける。前記シリンダ10の筒状内
部10aに摺動自在に収容され、シリンダ10の底部1
5側にポンプ室26を形成すると共に、駆動カム6によ
って往復駆動されてポンプ作用をするプランジャ25を
設ける。このプランジャ25の外周に吸入弁としてのカ
ップシール34を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ液
圧を制御するためのアンチロックブレーキ装置等に施用
して良好なポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のポンプ装置は、例えば実開昭6
3−185774号公報に示されるように、ハウジング
の収容孔内に収容固定された有底筒状のシリンダと、こ
のシリンダの底部に設けられた吐出弁と、前記シリンダ
の筒状内部に摺動自在に収容され、シリンダの底部側に
ポンプ室を形成すると共に、駆動カムによって往復駆動
されてポンプ作用をするプランジャと、このプランジャ
に付属して設けられた吸入弁を備えている。また、前記
吸入弁及び吐出弁はプランジャの軸方向に配置されてい
る。
【0003】前記ポンプ装置は、アンチロックブレ−キ
装置の液圧回路の一部を構成し、ホイールシリンダから
リザーバ内に流入した作動液をマスターシリンダ側に汲
み出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ポンプ
装置を収容したハウジングは、車両の狭隘なエンジンル
ーム内等に収容されるため、その寸法の短縮化が望まれ
るところ、前記従来のポンプ装置にあっては、特にその
吸入弁が球弁をチェックスプリングで弁孔に押圧した構
成になっており、軸方向寸法の短縮化の妨げとなってい
た。
【0005】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、軸方向の寸法を短縮化するこが可能なポン
プ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、ハウジングの収容孔内に収容固定された有底筒
状のシリンダと、このシリンダの底部に設けられた吐出
弁と、前記シリンダの筒状内部に摺動自在に収容され、
シリンダの底部側にポンプ室を形成すると共に、駆動カ
ムによって往復駆動されてポンプ作用をするプランジャ
と、このプランジャに付属して設けられた吸入弁を備え
たポンプ装置において、前記吸入弁が、プランジャの外
周に設けたカップシールで構成してある。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記ポンプ室内にはプランジャ
を駆動カムに押圧する圧縮ばねが収容されており、この
圧縮ばねの一端をプランジャに形成した凹穴内に収容し
た構成にしてある。
【0008】斯かる構成において、前記プランジャが駆
動カムによって往復駆動され、ポンプ作用をする。即
ち、前記プランジャが往復駆動されることにより、作動
液がカップシールで構成された吸入弁を介してポンプ室
内に吸入され、ポンプ室内から吐出弁を介して吐出され
る。
【0009】ここで、前記吸入弁は、プランジャの外周
に設けたカップシールで構成してある。
【0010】したがって、吸入弁を配置するためにポン
プ装置の軸方向寸法が長大化することが可及的に防止さ
れ、軸方向の寸法を短縮化することが可能なポンプ装置
が得られる。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、前記
プランジャを駆動カムに押圧する圧縮ばねの一端がプラ
ンジャに形成した凹穴内に収容してあるから、ポンプ室
の軸方向寸法も短縮化することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ア
ンチロックブレ−キ装置に施用したポンプ装置として、
図面に基づいて詳述する。
【0013】図1は本発明の実施の形態を示すポンプ装
置の断面図である。図において1はハウジングで、この
ハウジング1には収容孔2が形成されている。前記収容
孔2は小径部3と大径部4とからなり、小径部3は駆動
軸5によって回転する駆動カム6が収容された中央孔7
に開口し、大径部4は外部に開口している。また、前記
収容孔2内には、図外のリザーバに連通する吸入通路8
及び図外のマスターシリンダに連通する吐出通路9がそ
れぞれ開口している。詳しくは、前記吸入通路8は小径
部3に開口し、吐出通路9は大径部4に開口している。
【0014】前記収容孔2内には、有底筒状のシリンダ
10が収容固定してある。詳しくは、前記シリンダ10
の胴部11が収容孔2の小径部3に収容され、胴部の外
周に形成したフランジ12が収容孔2の大径部4に収容
されており、このフランジ12が小径部3との段部に接
し、収容孔2の開口端を封止するプラグ13を介してロ
ックナット14によって締め付け固定してある。
【0015】前記シリンダ10の底部15には、軸方向
に貫通する弁孔16が形成されており、この弁孔16に
よってシリンダ10の筒状内部10aとプラグ13に形
成した窪み17内とが連通している。
【0016】前記窪み17内には、球弁18をチェック
スプリング19で偏倚して弁孔16の開口端の弁座20
に適合させた吐出弁21が収容してある。また、前記窪
み17内はプラグ13に形成した切欠き通路22を介し
て、ハウジング1に形成した吐出通路9に連通してい
る。
【0017】また、前記シリンダ10の胴部11には、
ハウジング1に形成した吸入通路8に面する周溝23及
びこの周溝23の底部に開口して周溝23とシリンダ1
0の筒状内部10aとを連通する直径方向の貫通孔24
が形成してある。
【0018】前記シリンダ10の筒状内部10aにはプ
ランジャ25が摺動自在に収容されており、これによっ
て、シリンダ10の底部15側にポンプ室26が形成さ
れている。前記ポンプ室26内には、一端がプランジャ
25に軸方向に形成した凹穴27内に収容され、他端が
シリンダ10の底部15に接する圧縮ばね28が収容さ
れており、この圧縮ばね28によってプランジャ25は
駆動カム6に押圧されている。
【0019】前記プランジャ25には、シリンダ10の
胴部11に形成した貫通穴24に面する周溝29と、こ
の周溝29に切欠き通路30を介して連通するカップシ
ール溝31が形成してあり、このカップシール溝31は
周溝29よりもポンプ室26側に形成してある。また、
前記周溝29よりも駆動カム6側に形成したシール溝3
2内にはシールリング33が収容され、シリンダ10と
プランジャ25との間を封止している。
【0020】前記プランジャ25のカップシール溝31
内には、吸入弁としてのカップシール34が収容してあ
る。前記カップシール34は、ゴム材料から形成されて
おり、図2に拡大して示すように、環状の基部35と、
この基部35からポンプ室26側に向かって拡径するよ
うに傾斜したリップ部36とからなり、基部35の内周
側がカップシール溝31の底面に接し、リップ部36の
外周端がシリンダ10の内周面に接している。
【0021】37はシリンダ10に形成した周溝23の
外周側に配置されたフィルタ、38はシリンダ10の外
周に設けられたシールリング、39はプラグ13の外周
に設けられたシールリングである。
【0022】尚、前記駆動カム6は駆動軸5の回転軸心
から偏心して設けた先端部5aに設けられている。ま
た、この実施の形態において、ポンプ装置は駆動軸5の
両側に対峙して配設してある。
【0023】斯かる構成において、図外のモータ等によ
って前記駆動軸5が回転することにより、駆動カム6が
回転し、この駆動カム6によってプランジャ25が往復
駆動され、ポンプ作用をする。
【0024】即ち、前記プランジャ25がポンプ室26
内の圧縮ばね28のばね力によってシリンダ10の筒状
内部10aを中央孔7方向に移動することにより、ポン
プ室26内が負圧となる。これによって、図外のリザー
バ内の作動液が吸入通路8からフィルタ37を介してシ
リンダ10の周溝23内に導かれ、更に、貫通孔24、
プランジャ25の周溝29、切欠き通路30を介してポ
ンプ室26内に吸入される。このとき、前記カップシー
ル34のリップ部36はポンプ室26側に向かって拡径
するように傾斜しているから、切欠き通路30に導かれ
た作動液を容易にポンプ室26内に導く。また、前記吐
出弁21は球弁18がチェックスプリング19によって
付勢されて弁座20に着座して、弁孔16を閉じてい
る。
【0025】前記プランジャ25が駆動カム6によって
圧縮ばね28のばね力に抗してポンプ室26方向に移動
することにより、カップシール34はリップ部36の作
用によってポンプ室26内の作動液が切欠き通路30へ
流出するのを防止するから、ポンプ室26内が高圧とな
る。これによって、前記ポンプ室26内の作動液が弁孔
16から吐出弁21を開いて窪み17に導かれ、更に、
切欠き通路22を介して吐出通路9から図外のマスタシ
リンダ側に吐出される。
【0026】これによって、ポンプ装置は図外のホイー
ルシリンダからリザーバ内に流入した作動液をマスター
シリンダ側に汲み出す。
【0027】ここで、本発明のポンプ装置の吸入弁は、
プランジャ25の外周に設けたカップシール34で構成
してある。
【0028】したがって、吸入弁を配置するためにポン
プ装置の軸方向寸法が長大化することが可及的に防止さ
れ、軸方向の寸法を短縮化することが可能なポンプ装置
が得られる。
【0029】また、前記プランジャ25を駆動カム6に
押圧する圧縮ばね28の一端がプランジャ25に形成し
た凹穴27内に収容してあるから、ポンプ室26の軸方
向寸法も短縮化することができる。
【0030】以上、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明したが、具体的構成はこれに限られるものではな
く、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、軸方向の寸法を短縮化することが可能なポンプ装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すポンプ装置の断面図
である。
【図2】図1の要部を拡大して示す図面である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 収容孔 6 駆動カム 10 シリンダ 10a 筒状内部 15 底部 21 吐出弁 25 プランジャ 26 ポンプ室 34 カップシール(吸入弁)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの収容孔内に収容固定された
    有底筒状のシリンダと、このシリンダの底部に設けられ
    た吐出弁と、前記シリンダの筒状内部に摺動自在に収容
    され、シリンダの底部側にポンプ室を形成すると共に、
    駆動カムによって往復駆動されてポンプ作用をするプラ
    ンジャと、このプランジャに付属して設けられた吸入弁
    を備えたポンプ装置において、前記吸入弁が、プランジ
    ャの外周に設けたカップシールで構成されてなることを
    特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ室内にはプランジャを駆動カ
    ムに押圧する圧縮ばねが収容されており、この圧縮ばね
    の一端がプランジャに形成した凹穴内に収容されてな
    る、請求項1記載のポンプ装置。
JP8281601A 1996-10-04 1996-10-04 ポンプ装置 Pending JPH10110685A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8281601A JPH10110685A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 ポンプ装置

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JP8281601A JPH10110685A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 ポンプ装置

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JPH10110685A true JPH10110685A (ja) 1998-04-28

Family

ID=17641426

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8281601A Pending JPH10110685A (ja) 1996-10-04 1996-10-04 ポンプ装置

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JP (1) JPH10110685A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543331A (ja) * 1999-04-22 2002-12-17 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ピストンポンプ
JP2010174716A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Hitachi Automotive Systems Ltd プランジャポンプ

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