JPH1137057A - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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Publication number
JPH1137057A
JPH1137057A JP9203952A JP20395297A JPH1137057A JP H1137057 A JPH1137057 A JP H1137057A JP 9203952 A JP9203952 A JP 9203952A JP 20395297 A JP20395297 A JP 20395297A JP H1137057 A JPH1137057 A JP H1137057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge
plunger
chamber
cylinder
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP9203952A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Tamai
伸弘 玉井
Masahiko Hara
雅彦 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP9203952A priority Critical patent/JPH1137057A/ja
Publication of JPH1137057A publication Critical patent/JPH1137057A/ja
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  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化を図ると共に、製造コストの低廉化を
図ることが可能なプランジャポンプを提供する。 【解決手段】 ハウジング1に形成されたシリンダ2内
にプランジャ9を摺動自在に収容して、シリンダ2内に
ポンプ室11を形成する。プランジャ9と協同してポン
プ室11を画成する隔壁14を設ける。隔壁14に形成
された吐出孔17を介してポンプ室11内の作動液が導
かれる吐出室16を設ける。吐出室16内に配置され、
吐出孔17を開閉可能な吐出弁18を設ける。前記吐出
弁18は、球弁19をばね受け部材22で支持されたチ
ェックスプリング20で偏倚して吐出孔17の開口端に
形成した弁座21に着座させてなる構成とする。前記吐
出弁18のばね受け部材22を、薄板状の部材で形成し
て隔壁14に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ液
圧を制御するためのアンチロックブレーキ装置等に施用
して良好なプランジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプランジャポンプは、例えば特
開平6−298062号公報に示されるように、ハウジ
ングに形成されたシリンダと、このシリンダ内に摺動自
在に収容され、シリンダ内にポンプ室を形成するプラン
ジャと、このプランジャと協同してポンプ室を画成する
隔壁と、この隔壁に形成された吐出孔を介してポンプ室
内の作動液が導かれる吐出室と、この吐出室内に配置さ
れ、吐出孔を開閉可能な吐出弁とを備え、前記吐出弁
が、球弁をばね受け部材で支持されたチェックスプリン
グで偏倚して吐出孔の開口端に形成した弁座に着座させ
てなる構成にしてある。
【0003】前記プランジャポンプは、アンチロックブ
レ−キ装置の液圧回路の一部を構成し、ホイールシリン
ダからリザーバ内に流入した作動液をマスターシリンダ
側に汲み出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
プランジャポンプにあっては、吐出弁のチェックスプリ
ングを支持するばね受け部材が、吐出室を区画する中実
の栓部材によって形成され、別体のプラグによって隔壁
に押圧されて固定してある。
【0005】このため、ばね受け部材の重量が重く、ま
た、チェックスプリングを収容するための収容穴部分を
機械加工によって形成しなければならず、軽量化及び製
造コストの低廉化の妨げとなる虞がある。
【0006】本発明は斯かる従来の実情に鑑みて案出さ
れたもので、軽量化を図ると共に、製造コストの低廉化
を図ることが可能なプランジャポンプを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、ハウジングに形成されたシリンダと、このシリ
ンダ内に摺動自在に収容され、シリンダ内にポンプ室を
形成するプランジャと、このプランジャと協同してポン
プ室を画成する隔壁と、この隔壁に形成された吐出孔を
介してポンプ室内の作動液が導かれる吐出室と、この吐
出室内に配置され、吐出孔を開閉可能な吐出弁とを備
え、前記吐出弁が、弁体をばね受け部材で支持されたチ
ェックスプリングで偏倚して吐出孔の開口端に形成した
弁座に着座させてなる、プランジャポンプにおいて、前
記吐出弁のばね受け部材が、薄板状の部材で形成されて
前記隔壁に取付けられた構成にしてある。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の構成のうち、前記ばね受け部材は、有底筒状
に形成されてなり、開口端には半径方向内方側に折り曲
げられたフランジが形成され、胴部には開口端に開放す
るスリットが形成されてなる構成にしてある。
【0009】斯かる構成において、前記プランジャが往
復駆動され、ポンプ作用をする。即ち、前記プランジャ
が往復駆動されることにより、作動液がポンプ室内に吸
入され、ポンプ室内から吐出孔及び吐出弁を介して吐出
室に吐出される。なお、吐出室内の作動流体は適宜液圧
回路内に送出される。
【0010】ここで、前記吐出弁ばね受け部材が薄板状
の部材で形成されて隔壁に取付けられている。このた
め、前記ばね受け部材は軽量に形成することができると
共に、チェックスプリングを収容する収容穴部分はプレ
ス加工によって形成され、機械加工が廃止可能となる。
【0011】したがって、軽量化を図ると共に、製造コ
ストの低廉化を図ることが可能なプランジャポンプが得
られる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、前記
ばね受け部材の開口端に形成したフランジによって、こ
のばね受け部材の隔壁への取付けが簡便に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ア
ンチロックブレ−キ装置に施用したプランジャポンプと
して、図面に基づいて詳述する。
【0014】図1は本発明の実施の形態を示すプランジ
ャポンプの断面図、図2は図1に示すばね受け部材の斜
視図である。
【0015】図において1はハウジングで、このハウジ
ング1にはシリンダ2が形成されている。前記シリンダ
2は小径部2aと大径部2bとからなり、小径部2aは
図外のモータ等を駆動源として回転する駆動カム3が収
容された中央孔4に開口し、大径部2bは外部に開口し
ている。また、前記シリンダ2内には、吸入弁5を介し
て作動液のリザーバ6に連通する吸入通路7及び図外の
マスターシリンダに連通する吐出通路8がそれぞれ開口
している。詳しくは、前記吸入通路7は小径部2aに臨
んで開口し、吐出通路8は大径部2bに臨んで開口して
いる。
【0016】9は前記シリンダ2内に摺動自在に収容さ
れたプランジャである。前記プランジャ9は、この実施
の形態において円筒状のスリーブ10を介して収容され
ており、これによって、シリンダ2内にポンプ室11を
形成している。なお、12は前記プランジャ9の外周に
設けられたシール部材である。
【0017】前記ポンプ室11は、シリンダ2の小径部
2aと大径部2bとの間に設けられた隔壁14によって
画成されている。したがって、前記隔壁14はプランジ
ャ9と協同してシリンダ2内にポンプ室11を画成して
いることになる。また、前記吸入通路7はこのポンプ室
11内に開口している。
【0018】前記ポンプ室11内には、一端がプランジ
ャ9に接し、他端が隔壁14に接する圧縮ばね15が収
容されており、この圧縮ばね15によってプランジャ9
は駆動カム3の外周側カム面3aに押圧されている。な
お、前記圧縮ばね15は、プランジャ9に形成した窪み
9a内および隔壁14に形成した窪み14a内で、それ
ぞれプランジャ9及び隔壁14に接している。
【0019】また、前記隔壁14はシリンダ2の大径部
2b内に吐出室16を区画形成しており、この隔壁14
には、吐出孔17が形成され、ポンプ室11の作動液を
吐出室16内に導くようにしてある。
【0020】前記吐出室16内には吐出弁18が収容配
置してある。前記吐出弁18は、弁体としての球弁19
をチェックスプリング20で偏倚して吐出孔17の開口
端に形成した弁座21に着座させた構成にしてある。
【0021】22は前記チェックスプリング20を支持
するばね受け部材で、このばね受け部材22は薄板状の
部材で形成されて、隔壁14に取付けられている。
【0022】詳しくは、前記ばね受け部材22は、図2
に示すように、弾性を有する薄板状の部材で有底筒状に
形成されており、開口端には半径方向内方に折り曲げら
れたフランジ23が形成され、また、胴部には開口端に
開放するスリット24が形成されている。ここに、前記
ばね受け部材22は、チェックスプリング20を収容す
る収容穴部分22aを含めて、プレス加工によって形成
される。また、前記ばね受け部材22は、フランジ23
が隔壁14の吐出室16側端部に形成した周溝25内に
係止され、これによって隔壁14に取付けられている。
【0023】26は前記シリンダ2の大径部2bの開口
端を封止するプラグで、このプラグ26は大径部2bの
開口端にかしめ27によって固定されており、これによ
って、大径部2b内に吐出室16を画成していることに
なる。なお、前記プラグ26には吐出室16側に面して
窪み28が形成され、ばね受け部材22との干渉を回避
するようにしてある。
【0024】前記吸入弁5は、吸入通路7の途中に中空
栓31を固定し、この中空栓31の弁座32に、チェッ
クスプリング33で偏倚した球弁34を着座させた構成
となっている。なお、35は前記中空栓31に固定され
てチェックスプリング33を支持するばね受け部材であ
る。
【0025】前記リザーバ6は、前記ハウジング1に吸
入通路7が連通する凹部36を設け、この凹部36内に
圧縮ばね37で付勢されたピストン38を挿入して構成
してある。前記ピストン38は凹部36内部を吸入通路
7が連通する貯液室36aと大気室36bとに区画して
おり、このピストン38の外周にはシールリング39が
設けられている。また、40は前記圧縮ばね37を支持
するばね受け部材で、このばね受け部材40は凹部36
の開口端に止め輪41によって係止してある。42は前
記ばね受け部材40に形成された貫通孔で、この貫通孔
42は凹部36の大気室36b内部を大気解放してい
る。
【0026】斯かる構成において、前記駆動カム3が図
外のモータ等を駆動源として回転することにより、この
駆動カム3によってプランジャ9が往復駆動され、ポン
プ作用をする。
【0027】即ち、前記プランジャ9がポンプ室11内
の圧縮ばね15のばね力によってシリンダ2のスリーブ
10内を中央孔4方向に移動することにより、ポンプ室
11内が負圧となる。これによって、リザーバ6の貯液
室36a内の作動液が吸入弁5を介して吸入通路7から
ポンプ室26内に吸入される。このとき、前記吐出弁1
8は球弁19がチェックスプリング20によって付勢さ
れて弁座21に着座して、吐出孔17を閉じている。
【0028】前記プランジャ9が駆動カム3によって圧
縮ばね15のばね力に抗してポンプ室11方向に移動す
ることにより、吸入弁5の球弁34がチェックスプリン
グ33に付勢されて弁座32に着座して吸入通路7を閉
じるから、ポンプ室11内が高圧となる。これによっ
て、前記ポンプ室11内の作動液が吐出孔17から吐出
弁18を開いて吐出室16内に導かれ、更に、吐出通路
8を介して図外のマスタシリンダ側に吐出される。この
とき、前記吐出弁18を通過した作動液はばね受け部材
22に形成されたスリット24を介して容易に流通す
る。
【0029】これによって、プランジャポンプは図外の
ホイールシリンダからリザーバ内に流入した作動液をマ
スターシリンダ側に汲み出す。
【0030】ここで、本発明のプランジャポンプの吐出
弁18のばね受け部材22は、薄板状の部材で形成され
て隔壁14に取付けられている。このため、前記ばね受
け部材は22軽量に形成することができると共に、チェ
ックスプリング20を収容する収容穴部分22aはプレ
ス加工によって形成され、機械加工を廃止することが可
能となる。
【0031】したがって、軽量化を図ると共に、製造コ
ストの低廉化を図ることが可能なプランジャポンプが得
られる。
【0032】また、前記ばね受け部材22の開口端に形
成したフランジ23を隔壁14の周溝25に係止させる
ことよって、このばね受け部材22の隔壁14への取付
けが簡便に行える以上、本発明の実施の形態を図面に基
づいて説明したが、具体的構成はこれに限られるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能であ
る。例えば吐出弁18の弁体として球弁19を用いた
が、これに限らず各種形状の弁体が採用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、軽量化を図ると共に、製造コストの低廉化を図る
ことが可能なプランジャポンプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すプランジャポンプの
断面図である。
【図2】図1に示すばね受け部材の斜視図である。斜視
図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 シリンダ 9 プランジャ 11 ポンプ室 14 隔壁 16 吐出室 17 吐出孔 18 吐出弁 19 球弁(弁体) 20 チェックスプリング 21 弁座 22 ばね受け部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成されたシリンダと、こ
    のシリンダ内に摺動自在に収容され、シリンダ内にポン
    プ室を形成するプランジャと、このプランジャと協同し
    てポンプ室を画成する隔壁と、この隔壁に形成された吐
    出孔を介してポンプ室内の作動液が導かれる吐出室と、
    この吐出室内に配置され、吐出孔を開閉可能な吐出弁と
    を備え、前記吐出弁が、弁体をばね受け部材で支持され
    たチェックスプリングで偏倚して吐出孔の開口端に形成
    した弁座に着座させてなる、プランジャポンプにおい
    て、前記吐出弁のばね受け部材が、薄板状の部材で形成
    されて前記隔壁に取付けられていることを特徴とする、
    プランジャポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ばね受け部材は、有底筒状に形成さ
    れてなり、開口端には半径方向内方側に折り曲げられた
    フランジが形成され、胴部には開口端に開放するスリッ
    トが形成されてなることを特徴とする、請求項1記載の
    プランジャポンプ。
JP9203952A 1997-07-15 1997-07-15 プランジャポンプ Pending JPH1137057A (ja)

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JP9203952A JPH1137057A (ja) 1997-07-15 1997-07-15 プランジャポンプ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100876046B1 (ko) * 2001-07-12 2008-12-26 가부시기가이샤 후지고오키 팽창 밸브 및 팽창 밸브용 방진부재
WO2013061774A1 (ja) * 2011-10-27 2013-05-02 ボッシュ株式会社 ブレーキ液圧制御装置

Cited By (3)

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WO2013061774A1 (ja) * 2011-10-27 2013-05-02 ボッシュ株式会社 ブレーキ液圧制御装置
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