JP2549761Y2 - パネルシヤツター駆動装置 - Google Patents

パネルシヤツター駆動装置

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JP2549761Y2
JP2549761Y2 JP1990111933U JP11193390U JP2549761Y2 JP 2549761 Y2 JP2549761 Y2 JP 2549761Y2 JP 1990111933 U JP1990111933 U JP 1990111933U JP 11193390 U JP11193390 U JP 11193390U JP 2549761 Y2 JP2549761 Y2 JP 2549761Y2
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成強 松山
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文化シヤツター株式会社
ルミツター工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、建物の出入口や窓等のシャッター開閉用
開口を開閉する複数の連繋パネルの昇降駆動手段を改良
したパネルシヤッター駆動装置に関するものである。
【従来の技術】
第6図は従来のパネルシヤッターを示す概略的な正面
図、第7図は第6図の概略的な側面図、第8図は第7図
のパネル収納部の部分的な拡大断面図である。 図において、1はシャッター開閉用開口の両側に起立
配置された左右一対のガイドレールであり、これらのガ
イドレール1は、それぞれの対向面側が開口する中空部
材からなっている。 前記ガイドレール1の上部には、パネル収納部を形成
するパネル収納用ブラケット2が配置されている。 このパネル収納用ブラケット2内には、そのパネル出
入口上方に位置する左右一対のパネル駆動系スプロケッ
ト3と、このスプロケット3の上部近傍に前端側が位置
して後端側が漸次下降傾斜するパネル吊持収納用の支持
レール4とが配置されている。 そして、前記パネル駆動系スプロケット3には、前記
両ガイドレール1内で昇降動作して前記パネル収納用ブ
ラケット2内の支持レール4側に移行可能な左右一対の
チエーン5が噛合している。 これらのチエーン5は、前記両ガイドレール1に両側
部が昇降摺動自在に嵌入み係合されてそれらのガイドレ
ール1相互間で垂直面方向に隣合う上下複数段のパネル
6,7の各上部両側を連繋している。 その連繋手段として、前記各チエーン5のパネル取付
部にロングピンPを一体的に設け、このロングピンPに
前記各パネル6,7の上部両側を回動自在に吊持させた構
成となっている。 また、前記ロングピンPには、後述するパネル収納時
に前記支持レール4上に転動移行させるための上部ガイ
ドローラRが回転自在に取付けられている。 一方、前記各パネル6,7において、それぞれの上端部
には嵌合凸条部8が、且つ、それぞれの下端部には嵌合
凹条部9が一体形成され、前記ガイドレール1間に全て
のパネル6,7が繰り出された所謂シヤッター全閉時に、
前記各パネル6,7相互間でそれらの嵌合凸条部8と嵌合
凹条部9とが嵌合することによって、シヤッター全閉時
に前記パネル6,7の相互間に隙間が生じないようにして
いる。 しかるに、前記パネル収納用ブラケット2内へのパネ
ル収納時に、前記ガイドレール1に沿ってパネル駆動系
スプロケット3近傍にまで上昇してきた上位パネル6の
下端嵌合凹条部9に後続の下位パネル7の上端嵌合凸条
部8が嵌合したままの状態になっていると、前記パネル
駆動系スプロケット3によって前記上位パネル6を前記
支持レール4側(パネル収納方向)に横送りすることが
不可能である。 そこで、前記各パネル6,7をパネル収納用ブラケット
2内で所定の収納方向に横送り可能とするため、前記ガ
イドレール1の相互間に展開状態のパネル6,7相互間に
は、第8図に示すように、それらの嵌合凸条部8と嵌合
凹条部9とを分離状態に維持するための隙間Lを設定
し、この状態のパネル間隔で前記各パネル6,7相互を上
述の要領でチエーン5により連繋吊持している。 次に動作について説明する。 パネル駆動系スプロケット3をパネル繰出方向に回転
起動させると、該スプロケット3に噛合したチエーン5
を介して支持レール4上のパネル6,7が順次繰出方向に
引っ張られることにより、該パネル6,7は前記スプロケ
ット3をその円周に沿って経由したのち、ガイドレール
1に沿って下降動作する。 このようなパネル6,7の下降動作時において、最下位
のパネル6が未だ接地していない状態では、各パネル6,
7相互間の嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とは互いに分離
した非嵌合状態にある。 しかるに、最下位のパネル6が接地すると、この上に
上位パネル6が下降してくることにより、それらのパネ
ル6,7の嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とが嵌合し、もっ
て、パネル6,7の相互間が密閉される。 このようにして、前記ガイドレール1の相互間に全て
のパネル6,7が完全に繰り出された所謂シヤッター全閉
状態では、全てのパネル6,7相互間が上述のように嵌合
凸条部8と嵌合凹条部9との嵌合により密閉される。 このようなシヤッター全閉状態からパネル駆動系スプ
ロケット3が逆回転起動させると、該スプロケット3に
噛合したチエーン5を介して前記各パネル6,7が最上位
のものから順次引き上げられる。 この引き上げによって、全てのパネル6,7相互間にお
けるそれぞれの嵌合凸条部8と嵌合凹条部9との嵌合が
解除され、この状態で前記各パネル6,7がパネル収納用
ブラケット2内に順次進入してくる。 従って、前記パネル収納用ブラケット2内に進入して
パネル駆動系スプロケット3に順次到達したパネル6,7
は、そのスプロケット3に沿って支持レール4側に支障
なく横送りされる。 この横送りによって、前記各パネル6,7の上部ガイド
ローラRが支持レール4上に移行し、該支持レール4に
よって前記各パネル6,7は平行折畳状態に吊持収納され
る。
【考案が解決しようとする課題】
従来のパネルシヤッターは以上のように構成され、上
下複数段のパネル6,7を通常のチエーン5でロングピン
Pを介して連繋吊持し、該チエーン5をパネル駆動系ス
プロケット3に噛合させているにすぎないので、嵌合凸
条部8と嵌合凹条部9を有する前記各パネル6,7の収納
に際して、前記パネル駆動系スプロケット3近傍に順次
上昇到達した前記各パネル6,7を収納方向に順次横送り
可能とするため、ガイドレール1間で最下位パネル6が
接地していない状態の各パネル6,7相互間には隙間Lを
設定しなければならず、この隙間Lがそのまま維持され
た状態で、シヤッター全閉に際し、最下位パネル6が接
地し、この上に順次上位パネル7,6が下降してくること
により、それらのパネル相互間の前記隙間Lは順次閉じ
られるが、この時、その隙間Lに手指を挟んで怪我をす
る危険性があり、また、前記隙間Lに物が挟まる等の課
題があった。 また、他の類似先行技術として、特開平2−96083号
公報に開示のパネルシヤッターがある。 このパネルシヤッターでは、パネル収納内ブラケット
用でパネルをチエーンの移動速度より早い速度で昇降移
動させるための係合機構を設けているが、この係合機構
は部品点数が多く、構成が複雑化し、故障要因が増大す
ると共にコストアップを余儀なくされ、且つ、前記係合
機構の取付スペースが大きくなるなどの課題がある。 この考案は上記のような課題を解消するためになされ
たもので、ガイドレール間に繰り出されたパネル相互間
に隙間が生じないようにして該パネル間に手指を挟む危
険性をなくし、パネル収納部内ではパネル間に隙間が生
じて該パネルを収納方向へ円滑に横送りでき、パネルの
大型化およびそれに伴う断熱性の向上等が図れるパネル
シヤッター駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この考案に係るパネルシャッター駆動装置は、左右一
対のガイドレールに沿って昇降移動可能な上下複数段の
パネルを連繋し、左右一対のパネル駆動系スプロケット
に噛合している左右一対のチェーンのパネル取付個所に
チェーン側ロングピンを介して中間部が回動自在に軸支
された揺動リンクと、この揺動リンクの一端側に連結さ
れて各パネルの上部両側を回動自在に吊持するパネル取
付用ロングピンと、ガイドレールに沿って上昇し前記左
右一対のパネル駆動系スプロケット間を順次通過する際
のパネルを並列状態に吊持する支持レールとを備え、前
記支持レールは、パネル昇降動作時に前記揺動リンクの
他端側をパネル駆動系スプロケットの近傍で係合誘導
し、パネル駆動系スプロケットに噛合して移動する前記
チェーンの周速より前記パネル取付用ロングピンの周速
を早めるべく、前記チェーン側ロングピンを揺動支点と
して前記揺動リンクをパネル昇降方向に強制回動させる
ように構成されているものである。
【作用】
この考案におけるパネルシヤッター駆動装置は、パネ
ル駆動系スプロケットをパネル収納方向に回転駆動させ
ると、そのスプロケットに噛合したチエーンと揺動リン
クとパネルとが一体化した状態でガイドレールに沿って
上昇し、パネル収納部内に進入してくる。このとき、前
記揺動リンクにはパネル取付用ロングピンを介してパネ
ル荷重が作用しているため、このパネル荷重によって、
前記揺動リンクは前記パネル取付用ロングピンが最下部
に位置した縦向き状態となって上昇する。そして、前記
揺動リンクの上端部が前記パネル駆動系スプロケットの
近傍に上昇到達すると、前記揺動リンクの上端部が支持
レールに係合してパネル収納方向に誘導される。この誘
導によって、前記揺動リンクは中間部のチエーン側ロン
グピンを揺動支点としてパネル持ち上げ方向に回動す
る。このような前記揺動リンクの回動によって、前記パ
ネル駆動系スプロケット近傍では、前記揺動リンクの最
下部に位置していた前記パネル取付用ロングピンの周速
が前記チエーンの周速より早くなる。これによって、前
記パネル取付用ロングピンで吊持されたパネルが後続パ
ネルより早い速度で上昇し、前記パネルの下端部と前記
後続パネルの上端とが離間するため、前記パネルは所定
の収納方向へ円滑に移送される。また、パネル繰出時に
は、前記揺動リンクがパネル収納時とは逆方向に回動す
ることによって、前記チエーンと前記パネル取付用ロン
グピンとの間にはパネル収納時と同じ周速度差が生じ、
この周速度差によって、前記パネル駆動系スプロケット
からガイドレール側に下降するパネルの相互間には隙間
が無くなる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第
1図はこの考案の一実施例によるパネル収納部の断面
図、第2図はパネル連繋チエーンの要部正面図、第3図
は第2図における揺動リンクの側面図、第4図は第1図
のIV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のV−V線矢視
図であり、第6図〜第8図と同一または相当部分には同
一符号を付して重複説明を省略する。 まず、ガイドレール1の図示例構成を第4図参照によ
り説明すると、各ガイドレール1の対向面部にはパネル
昇降ガイド用の縦長開口1aがそれぞれ設けられ、該縦長
開口1aには隙間閉塞用のモヘア1bが装着されている。ま
た、前記ガイドレール1の背壁内面における前記縦長開
口1aとの対向位置には、パネル駆動系スプロケット3か
ら垂下するパネル連繋チエーン(以下、単にチエーンと
いう)5を挟み込んで該チエーン5の屈曲を拘束し、且
つ、該チエーン5のリンクピン軸方向への移動を規制す
るガイドフィン1cが一体形成されている。 従って、前記ガイドフィン1cは、パネル昇降時におけ
る前記チエーン5の横振れ等を未然に防止する。 一方、前記チエーン5のパネル取付個所には、第1図
〜第3図に示すように、その部分のチエーンリンク連結
部を貫通するリンクピンを兼ねたチエーン側ロングピン
P1を介して揺動リンク10の中間部が回動自在に連結され
ている。 この揺動リンク10は前記チエーン5のアタッチメント
となるもので、第1図および第3図に示すように略く字
状に屈曲形成され、その屈曲部が前記チエーン側ロング
ピンP1に回動自在に連結されている。 かかる揺動リンク10の一端部(下端部)にはパネル取
付用ロングピンP2を介してパネル6,7の上部両側が後述
する要領で回動自在に連結吊持されている。 また、前記揺動リンク10の他端部(上端部)には、後
述する構成の支持レール4に転動自在に係合させるため
の浮上り防止用ガイドローラR1が回転自在が軸支されて
いる。 さらに、前記揺動リンク10のチエーン側ロングピンP1
およびパネル取付用ロングピンP2にもガイドローラR2,R
3がそれぞれ回転自在に取付けらている。 ここで、前記各ガイドローラR1,R2,R3は、第2図,第
4図,第5図に示すように、前記チエーン5と前記揺動
リンク10との間で上述のように取付けられている。 一方、パネル収納用ブラケット(パネル収納部)2内
に配置された支持レール4は、第1図に示すように、パ
ネル駆動系スプロケット3の近傍位置からガイドレール
1側に向って垂下する垂直レール部4aと、この垂直レー
ル部4aの上端よりパネル収納方向側に向って斜め上方に
傾斜する傾斜レール部4bと、この傾斜レール部4bの上端
よりパネル収納方向側に伸延する水平レール部4cと、こ
れらのレール部4a〜4cに平行する内側ガイド部4dとを一
体に有する断面コ字状(第5図参照)の部材から成って
いる。 そして前記支持レール4は、前記レール4a〜4cと前記
内側ガイド部4dとの間で、前記浮上り防止用ガイドロー
ラR1を誘導する誘導路40を形成している。 この誘導路40は、前記パネル駆動系スプロケット3と
チエーン5との噛合範囲における前記パネル駆動系スプ
ロケット3の歯先部より該スプロケット3の径方向内側
に位置している。 かかる支持レール4は、その水平レール部4c上で前記
浮上り防止用ガイドローラR1以外のガイドローラR2,R3
を転動自在に支持し、且つ、傾斜レール部4bおよび前記
水平レール部4cのそれぞれの下面で前記浮上り防止用ガ
イドローラR1を係合誘導するようになっている。 このような支持レール4の構成および該支持レール4
とパネル駆動系スプロケット3との関係位置、並びにチ
エーン5と揺動リンク10とパネル6,7との関連構成、さ
らには前記揺動リンク10と前記支持レール4との関連構
成によって、前記支持レール4は次のような機能を有す
る。 即ち、前記支持レール4は、パネル6,7の昇降時に
パネル駆動系スプロケット3のチエーン5噛合部分にて
該チエーン5の周速より前記パネル取付用ロングピンP2
の周速を早くすべく前記揺動リンク10を回動させながら
パネル収納方向乃至パネル繰出方向に誘導案内する増速
機能、パネル6,7を収納位置で隣接平行状態に殆ど隙
間なく吊持する機能を奏するものである。 ここで、前記揺動リンク10において、該揺動リンク10
をチエーン5に連結してチエーン側ロングピンP1と、前
記揺動リンク10にパネル6,7を吊持させるためのパネル
取付用ロングピンP2との間には、前記増速機能を得るた
めのオフセット距離(a)(第1図参照)が設定された
状態となっている。 一方、前記揺動リンク10のパネル取付用ロングピンP2
に連結吊持させるパネル6,7の両側部には、第4図に示
すように縦框11が着脱可能に取付けられている。 これらの縦框11は、それぞれの外側面部に一体形成さ
れて外方に突出する薄肉片部12と、これらの薄肉片部12
の外端上部に一体形成されたピン連結筒部13とを有する
形状構成となっている。 そして、前記ピン連結筒部13を前記パネル取付用ロン
グピンP2に嵌合することによって、該パネル取付用ロン
グピンP2に前記縦框11が予め連結吊持され、この状態に
おいて、前記薄肉片部12は各ガイドレール1の縦長開口
1aにモヘア1bを介して昇降摺動自在に嵌込まれている。 また、前記薄肉片部12の下部には、ローラブラケット
14を介して下部ガイドローラ15が回転自在に取付けられ
ている。 従って、前記下部ガイドローラ15は前記薄肉片部12に
予めユニット化されて前記ガイドレール1内で前記チエ
ーン5と共に昇降するようになっている。 このように前記ガイドレール1内のガイドフィン1cに
チエーン5が挟み込まれ、且つ、前記パネル取付用ロン
グピンに縦框11側のピン連結筒部13が嵌合連結されると
共に、前記縦框11の薄肉片部12下部に下部ガイドローラ
15が取付けられていることにより、ガイドレール1とチ
エーン5と揺動リンク10と縦框11とがユニット化された
状態となる。 このようなユニット化状態においては、前記ガイドレ
ール1の外部で縦框11が保持された状態となり、その縦
框11にパネル6,7の両端部が着脱可能に取付けられてい
る。 従って、前記各パネル6,7は、ガイドレール1間に繰
り出された状態で前記縦框11から取り外すことができ、
このため、前記ガイドレール1を解体することなく、前
記パネル6,7の交換を容易に行うことができる。 なお、第1図および第5図において、Mはギャードモ
ータ等から成るシヤッター開閉機、16はそのシヤッター
開閉機Mの出力軸に嵌着された主動スプロケット、17は
前記パネル駆動系スプロケット3の同軸上に連結された
従動スプロケット、18は前記主動スプロケット16と前記
従動スプロケット17とに噛合巻回された伝動チエーン、
19は前記パネル駆動系スプロケット3の歯先部との間で
前記チエーン5を移動自在に挟み込んで該チエーン5の
前記パネル駆動系スプロケット3からの離脱を防止する
チエーン押え板、Gは前記パネル収納用ブラケット2内
のパネル出入口近傍に設けられ、該パネル収納用ブラケ
ット2内にてパネル6,7の下部ガイドローラ15をパネル
出入方向に誘導するためのパネルガイドである。 次に動作について説明する。 まず、ガイドレール1間にパネル6,7が繰出されたシ
ヤッター閉止状態において、第1図中のシヤッター開閉
機Mをシヤッター開方向に起動させると、主動スプロケ
ット16および伝動チエーン18ならびに従動スプロケット
17を介してパネル駆動系スプロケット3が第1図中で時
計廻り方向に回転駆動される。 これにより、前記パネル駆動系スプロケット3に噛合
したチエーン5がガイドレール1内のガイドフィン1c
(第4図参照)に沿って上昇する。 このとき、前記チエーン5と共に揺動リンク10および
パネル6,7のそれぞれが一体的に上昇する。 この上昇時において、前記各パネル6,7は、相互間の
嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とが嵌合したままの閉塞状
態を維持してガイドレール1間を上昇する。 そして、最上位のパネル7がパネル収納用ブラケット
2内に上昇進入し、そのパネル7を吊持している揺動リ
ンク10の上端部がパネル駆動系スプロケット3の近傍に
まで上昇到達すると、その揺動リンク10上端の浮上り防
止用ガイドローラR1が支持レール4の垂直レール部4aの
片側面に沿って誘導路40を上昇移動すると同時に、他の
ガイドローラR2,R3が前記垂直レール部4aの前記誘導路4
0とは反対側の面に沿って上昇移動する。 これにより、前記浮上り防止用ガイドローラR1は、前
記支持レール4の傾斜レール部4bの傾斜下端部にてその
下面に当接係合する。 その係合時点においても、前記揺動リンク10の中間部
のチエーン側ロングピンP1がチエーン5と一体的に上昇
することにより、前記浮上り防止用ガイドローラR1が傾
斜レール部4bの下面を転動して前記支持レール4の水平
レール部4c側に上昇移動すると同時に、前記チエーン側
ロングピンP1がパネル駆動系スプロケット3の歯先部に
沿って上昇移動する。 従って、この時の前記揺動リンク10は、その中間部の
チエーン側ロングピンP1を揺動支点として第1図中で時
計廻り方向に回動する。 このような揺動リンク10の回動によって、該揺動リン
ク10下端部のパネル取付用ロングピンP2が持ち上げられ
るため、前記パネル駆動系スプロケット3の近傍では、
その歯先部に沿ったチエーン5の周速に比して前記パネ
ル取付用ロングピンP2の周速が早くなる。 このため、前記パネル取付用ロングピンP2で吊持され
たパネル7の上昇速度が、後続パネル6の上昇速度より
早くなる。 これによって、前記パネル7下端の嵌合凹条部9と後
続パネル6上端の嵌合凸条部8との間には隙間Lが生
じ、それら両者の嵌合が解除される。 次いで、前記浮上り防止用ガイドローラR1が前記支持
レール4の水平レール部4c下面を係合転動すると同時
に、他のガイドローラR2,R3が前記水平レール部4c上を
パネル収納方向に転動移行する。 もって、前記支持レール4の水平レール部4cにより、
各パネル6,7が殆ど隙間のない隣接平行状態に順次吊持
収納される。 このようなパネル収納状態からシヤッター開閉機Mに
よりパネル駆動系スプロケット3が逆回転駆動される
と、そのスプロケット3に噛合したチエーン5で揺動リ
ンク10を介して各パネル6,7が繰出方向に引っ張られ
る。 そして、前記揺動リンク10のチエーン側ロングピンP1
が前記スプロケット3の円周上をガイドレール1側に移
行するとき、前記揺動リンク10がそのチエーン側ロング
ピンP1を揺動支点として前記パネル収納時とは逆方向に
回動する。 これにより、前記揺動リンク10のパネル取付用ロング
ピンP2の周速が前記パネル収納時の場合と同じく前記チ
エーン5の周速より早くなる。 もって、前記スプロケット3からガイドレール1側に
下降する時の各パネル6,7は、それら相互の嵌合凸条部
8と嵌合凹条部9とが嵌合して隙間Lがなくなる。 この状態で、前記各パネル6,7は前記ガイドレール1
間を下降してシヤッター閉止状態となる。 なお、上記実施例において、支持レール4の傾斜レー
ル部4bは、適当な曲率のアール状に形成された弯曲レー
ル部であってもよく、また、前記傾斜レール部4bは不要
化してもよく、この場合、前記支持レール4の垂直レー
ル部4aと水平レール部4cとを例えば直角に連続させても
よい。従って、前記揺動リンク10も前記支持レール4の
形状構成に対応して種々の形状に設計変更し得るもので
ある。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、パネル駆動系スプ
ロケットに噛合したチエーンに揺動リンクを介してパネ
ルの上部両側を回動可能に連結吊持しただけの簡単な構
成でありながら、チエーンに対する揺動リンクの連結点
と、揺動リンクに対するパネル吊持点とを異ならせると
共に、前記揺動リンクにおける前記パネル吊持点とは反
対側の端部を支持レールに移行可能に係合させてパネル
収納方向乃至パネル繰出方向に誘導する構成としたの
で、パネル昇降時における前記パネル駆動系スプロケッ
トの近傍でのパネルの昇降速度を後続パネルの昇降速度
より早くできる。このため、ガイドレール間では各パネ
ルを隙間のない状態で昇降させることができ、該パネル
間に手指を挟む危険性がなく、安全性の向上が図れると
共に、パネルの大型化およびそれに伴う断熱性の向上等
も図れる。また、パネル収納部内ではパネル間に隙間が
生じて該パネルを収納方向へ円滑に横送りできるなど、
常に安定したパネルの昇降動作を確実に得ることができ
る。しかも、上述の如く支持レール自体が揺動リンクを
パネル昇降方向に強制回動させるので、その強制回動手
段として、他のリンクやレバー等の部材を一切必要とせ
ず、構成が頗る簡単であり、それでいて揺動リンクをス
ムーズかつ確実に強制回動させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるパネル収納部の断面
図、第2図はパネル連繋チエーンの要部正面図、第3図
は第2図における揺動リンクの側面図、第4図は第1図
のIV−IV線拡大断面図、第5図は第1図のV−V線矢視
図、第6図は従来のパネルシヤッターを示す概略的な正
面図、第7図は第6図の概略的な側面図、第8図は第7
図のパネル収納部の部分的な拡大断面図である。 1…ガイドレール、2…パネル収納用ブラケット(パネ
ル収納部)、3…パネル駆動系スプロケット、4…支持
レール、5…チエーン、6,7…パネル、10…揺動リン
ク、P1…チエーン側ロングピン、P2…パネル取付用ロン
グピン。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッター開閉用開口の両側に配置された
    左右一対のガイドレールに沿って上部のパネル収納部に
    移行可能に昇降駆動すべき上下複数段のパネルを左右一
    対のチェーンで連繋し、該チェーンを前記パネル収納部
    内の左右一対のパネル駆動系スプロケットに噛合させて
    成るパネルシャッター駆動装置において、前記チェーン
    のパネル取付個所にチェーン側ロングピンを介して中間
    部が回動自在に軸支された揺動リンクと、この揺動リン
    クの一端側に連結されて前記各パネルの上部両側を回動
    自在に吊持するパネル取付用ロングピンと、前記ガイド
    レールに沿って上昇し前記左右一対のパネル駆動系スプ
    ロケット間を順次通過する際のパネルを並列状態に吊持
    する支持レールとを備え、前記支持レールは、パネル昇
    降動作時に前記揺動リンクの他端側をパネル駆動系スプ
    ロケットの近傍で係合誘導し、パネル駆動系スプロケッ
    トに噛合して移動する前記チェーンの周速より前記パネ
    ル取付用ロングピンの周速を早めるべく、前記チェーン
    側ロングピンを揺動支点として前記揺動リンクをパネル
    昇降方向に強制回動させるように構成されていることを
    特徴とするパネルシャッター駆動装置。
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