JPH0736071Y2 - シヤツタ−装置 - Google Patents
シヤツタ−装置Info
- Publication number
- JPH0736071Y2 JPH0736071Y2 JP1986152461U JP15246186U JPH0736071Y2 JP H0736071 Y2 JPH0736071 Y2 JP H0736071Y2 JP 1986152461 U JP1986152461 U JP 1986152461U JP 15246186 U JP15246186 U JP 15246186U JP H0736071 Y2 JPH0736071 Y2 JP H0736071Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- chain
- guide
- box
- sprocket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
この考案はパネル式シャッター装置の改良に関し、特に
パネル駆動系スプロケットとの関連においてパネル連繋
チェーンのガイド手段を改良し、且つ、パネル収納用ボ
ックス内でのパネル振れ止め対策を講じたシャッター装
置に関するものである。
パネル駆動系スプロケットとの関連においてパネル連繋
チェーンのガイド手段を改良し、且つ、パネル収納用ボ
ックス内でのパネル振れ止め対策を講じたシャッター装
置に関するものである。
一般にパネル式のシャッター装置は、シャッターカーテ
ンを構成する複数のパネル相互をそれぞれの上部両側で
チェーンにより連繋し、該パネル連繋チェーンをパネル
収納用ボックス内のパネル駆動系スプロケットに噛合支
持させ、該スプロケットを正逆回転駆動させることによ
り、左右一対のガイドレール間を上記パネルが昇降開閉
し、その閉鎖時には上記複数のパネルがガイドレール間
で垂直方向に一連状態に展開され、且つ、開放時には上
記スプロケットをパネル収納方向側に通過したパネルを
上記ボックス内の上部支持レールに移行させて並列隣合
せ状態に吊持収納するようになっている。 ここで、上記パネル連繋チェーンは上記スプロケットと
の噛合部分でパネル出入方向に屈曲しているが、従来の
パネル式シャッター装置におけるパネル駆動系のスプロ
ケットは、上記パネル連繋チェーンの屈曲部内側に噛合
配置されてガイドレール間を昇降するパネルの全荷重を
支持している。
ンを構成する複数のパネル相互をそれぞれの上部両側で
チェーンにより連繋し、該パネル連繋チェーンをパネル
収納用ボックス内のパネル駆動系スプロケットに噛合支
持させ、該スプロケットを正逆回転駆動させることによ
り、左右一対のガイドレール間を上記パネルが昇降開閉
し、その閉鎖時には上記複数のパネルがガイドレール間
で垂直方向に一連状態に展開され、且つ、開放時には上
記スプロケットをパネル収納方向側に通過したパネルを
上記ボックス内の上部支持レールに移行させて並列隣合
せ状態に吊持収納するようになっている。 ここで、上記パネル連繋チェーンは上記スプロケットと
の噛合部分でパネル出入方向に屈曲しているが、従来の
パネル式シャッター装置におけるパネル駆動系のスプロ
ケットは、上記パネル連繋チェーンの屈曲部内側に噛合
配置されてガイドレール間を昇降するパネルの全荷重を
支持している。
従来のパネル式シャッター装置は以上のように構成さ
れ、パネル駆動系のスプロケットがパネル連繋チェーン
の屈曲部内側に噛合配置されているので、上記スプロケ
ットはガイドレール間を昇降するパネルの全荷重を支持
することとなり、このため、そのパネル荷重に対応して
スプロケット軸径を太くするなどの対応策を講じなけれ
ばならず、且つ、開閉機の負荷も大きくなるなどの問題
点があった。 また、上述のパネル連繋チェーンの屈曲部内側にスプロ
ケットを噛合させている場合、収納ボックスの内部空間
を有効利用すべく、該収納ボックス内の上方隅部に上記
スプロケットを接近配置すると、該スプロケットに噛合
した上記チェーンが上記収納ボックスの内壁に接近し過
ぎて、該内壁面に上記チェーンやパネルが干渉するな
ど、シャッター開閉動作上の不都合が生じるという問題
点があった。 従って、パネル駆動系のスプロケットを収納ボックス内
に上方隅部に接近配置することができず、該収納ボック
ス内にデッドスペースが生じてその内部空間を有効利用
できず、シャッタ装置全体が大型化し、その据付場所が
制約され且つコスト高になるなどの問題点があった。 さらに、パネル連繋チェーンを上記スプロケットに単に
噛合させたのでは、シャッター開閉時にそれらのスプロ
ケットとチェーンとの噛み合い不良が発生し、シャッタ
ー開閉動作に支障を来すという問題点もあった。 また、上記従来のシャッター装置では、パネル収納時に
おいて、該パネルの上部両端側に設けられたパネル吊り
下げ用の上部ガイドローラのみをボックス内の上部支持
レール上に支持させ、上記各パネルの下部はフリーとな
っているため、前記上部ガイドローラが前記上部支持レ
ール上を転動するとき、各パネルを垂直姿勢維持状態の
まま高速度で移動させることができず、それを敢えて高
速度で移動させると、各パネルには風圧による大きな振
れが生じる。 その振れによって、パネル相互が干渉し、大きな騒音を
発し、かつ、パネルが傷付くため、上記振れが生じない
ように、パネルの開閉速度を遅くしなければならないと
いう問題点があった。 この考案は上記問題点を解消するためになされたもの
で、ガイドレール間を昇降するパネルの全荷重がパネル
駆動系のスプロケットに作用せず、しかも、該スプロケ
ットを収納ボックス内の上方隅部に接近配置できて、該
収納ボックス内のデッドスペースを大幅に減少できると
共に、スプロケットとチェーンの噛合状態を常時適正に
維持でき、かつ、ボックス内でのパネル移動時に該パネ
ルの振れを未然に防止できてパネルの円滑な高速度開閉
が可能となるシャッター装置を提供することを目的とす
る。
れ、パネル駆動系のスプロケットがパネル連繋チェーン
の屈曲部内側に噛合配置されているので、上記スプロケ
ットはガイドレール間を昇降するパネルの全荷重を支持
することとなり、このため、そのパネル荷重に対応して
スプロケット軸径を太くするなどの対応策を講じなけれ
ばならず、且つ、開閉機の負荷も大きくなるなどの問題
点があった。 また、上述のパネル連繋チェーンの屈曲部内側にスプロ
ケットを噛合させている場合、収納ボックスの内部空間
を有効利用すべく、該収納ボックス内の上方隅部に上記
スプロケットを接近配置すると、該スプロケットに噛合
した上記チェーンが上記収納ボックスの内壁に接近し過
ぎて、該内壁面に上記チェーンやパネルが干渉するな
ど、シャッター開閉動作上の不都合が生じるという問題
点があった。 従って、パネル駆動系のスプロケットを収納ボックス内
に上方隅部に接近配置することができず、該収納ボック
ス内にデッドスペースが生じてその内部空間を有効利用
できず、シャッタ装置全体が大型化し、その据付場所が
制約され且つコスト高になるなどの問題点があった。 さらに、パネル連繋チェーンを上記スプロケットに単に
噛合させたのでは、シャッター開閉時にそれらのスプロ
ケットとチェーンとの噛み合い不良が発生し、シャッタ
ー開閉動作に支障を来すという問題点もあった。 また、上記従来のシャッター装置では、パネル収納時に
おいて、該パネルの上部両端側に設けられたパネル吊り
下げ用の上部ガイドローラのみをボックス内の上部支持
レール上に支持させ、上記各パネルの下部はフリーとな
っているため、前記上部ガイドローラが前記上部支持レ
ール上を転動するとき、各パネルを垂直姿勢維持状態の
まま高速度で移動させることができず、それを敢えて高
速度で移動させると、各パネルには風圧による大きな振
れが生じる。 その振れによって、パネル相互が干渉し、大きな騒音を
発し、かつ、パネルが傷付くため、上記振れが生じない
ように、パネルの開閉速度を遅くしなければならないと
いう問題点があった。 この考案は上記問題点を解消するためになされたもの
で、ガイドレール間を昇降するパネルの全荷重がパネル
駆動系のスプロケットに作用せず、しかも、該スプロケ
ットを収納ボックス内の上方隅部に接近配置できて、該
収納ボックス内のデッドスペースを大幅に減少できると
共に、スプロケットとチェーンの噛合状態を常時適正に
維持でき、かつ、ボックス内でのパネル移動時に該パネ
ルの振れを未然に防止できてパネルの円滑な高速度開閉
が可能となるシャッター装置を提供することを目的とす
る。
この考案に係るシャッター装置は、パネル収納用のボッ
クス内に配置された上部支持レールのパネル出入始端側
に、パネル昇降駆動系のスプロケットに噛合して上下複
数段のパネルの両側部を一連に連繋するチェーンを移動
自在に支持してパネル出入方向に屈曲案内するチェーン
支持ガイドを配置し、該チェーン支持ガイド上における
上記チェーンの屈曲部外側に上記スプロケットを噛合さ
せると共に、前記ボックス内における前記上部支持レー
ルの下方離間位置には、前記各パネルの下部ガイドロー
ラを下面に移動自在に当接係合させて該パネルを前記上
部支持レールとの間で垂直姿勢に維持して誘導するパネ
ル振れ止め用の下部案内レールを配置し、この下部案内
レールは、前記ボックスの入口側でガイドレールに前端
側が接続し、前記チェーン支持ガイドによるチェーン屈
曲案内方向と同一方向に傾斜して前記下部ガイドローラ
を誘導するパネルガイド部を有する構成としたものであ
る。
クス内に配置された上部支持レールのパネル出入始端側
に、パネル昇降駆動系のスプロケットに噛合して上下複
数段のパネルの両側部を一連に連繋するチェーンを移動
自在に支持してパネル出入方向に屈曲案内するチェーン
支持ガイドを配置し、該チェーン支持ガイド上における
上記チェーンの屈曲部外側に上記スプロケットを噛合さ
せると共に、前記ボックス内における前記上部支持レー
ルの下方離間位置には、前記各パネルの下部ガイドロー
ラを下面に移動自在に当接係合させて該パネルを前記上
部支持レールとの間で垂直姿勢に維持して誘導するパネ
ル振れ止め用の下部案内レールを配置し、この下部案内
レールは、前記ボックスの入口側でガイドレールに前端
側が接続し、前記チェーン支持ガイドによるチェーン屈
曲案内方向と同一方向に傾斜して前記下部ガイドローラ
を誘導するパネルガイド部を有する構成としたものであ
る。
この考案におけるシャッター装置では、パネル連繋チェ
ーンがチェーン支持ガイドで支持され、このチェーン支
持ガイドでパネル出入方向に屈曲されたパネル連繋チェ
ーンの屈曲部外側にパネル駆動系のスプロケットが噛合
配置されているので、ガイドレール間を開閉するパネル
の全荷重は、上記チェーン支持ガイドで支持されて上記
スプロケットには作用せず、該スプロケットは上記パネ
ル連繋チェーンを上記チェーン支持ガイドに沿ってパネ
ル出入方向に送り移動させるだけでよく、このため、上
記スプロケットの軸径を上記パネルの全荷重に対応して
殊更に径大とする必要もなく、また、開閉機系統に過負
荷が生じるようなこともない。 さらに、上述のようにパネル連繋チェーンの屈曲部外側
にパネル駆動系のスプロケットが噛合しているので、該
スプロケットをボックスの内壁面に接近配置しても、そ
の接近距離より大きく離れた位置で上記チェーンを移動
させることができる。このため、チェーンやパルスが収
納ボックスの内壁面に干渉するようなことがなく、しか
も、上記収納ボックスの内部空間を有効利用できるの
で、シャッター装置全体を小型化でき、その据付場所の
制約が緩和されると共にコストダウンも図れる。 また、上記チェーン支持ガイドは上記スプロケットとの
間でパネル連繋チェーンを挟み込んでパネル出入方向に
ガイドするので、上記スプロケットに対するパネル連繋
チェーンの噛合状態を常時適正に維持でき、それら両者
に噛合不良が生じるようなこともない。 さらには、シャッター開閉時において、上記ボックス内
のパネル駆動系スプロケットよりもパネル収納方向側で
移動するパネルは、上部支持レールと下部案内レールと
の間で垂直姿勢に保持されたまま移動するので、パネル
の風圧による振れが確実に防止され、従って、パネルの
高速度開閉が可能となる。
ーンがチェーン支持ガイドで支持され、このチェーン支
持ガイドでパネル出入方向に屈曲されたパネル連繋チェ
ーンの屈曲部外側にパネル駆動系のスプロケットが噛合
配置されているので、ガイドレール間を開閉するパネル
の全荷重は、上記チェーン支持ガイドで支持されて上記
スプロケットには作用せず、該スプロケットは上記パネ
ル連繋チェーンを上記チェーン支持ガイドに沿ってパネ
ル出入方向に送り移動させるだけでよく、このため、上
記スプロケットの軸径を上記パネルの全荷重に対応して
殊更に径大とする必要もなく、また、開閉機系統に過負
荷が生じるようなこともない。 さらに、上述のようにパネル連繋チェーンの屈曲部外側
にパネル駆動系のスプロケットが噛合しているので、該
スプロケットをボックスの内壁面に接近配置しても、そ
の接近距離より大きく離れた位置で上記チェーンを移動
させることができる。このため、チェーンやパルスが収
納ボックスの内壁面に干渉するようなことがなく、しか
も、上記収納ボックスの内部空間を有効利用できるの
で、シャッター装置全体を小型化でき、その据付場所の
制約が緩和されると共にコストダウンも図れる。 また、上記チェーン支持ガイドは上記スプロケットとの
間でパネル連繋チェーンを挟み込んでパネル出入方向に
ガイドするので、上記スプロケットに対するパネル連繋
チェーンの噛合状態を常時適正に維持でき、それら両者
に噛合不良が生じるようなこともない。 さらには、シャッター開閉時において、上記ボックス内
のパネル駆動系スプロケットよりもパネル収納方向側で
移動するパネルは、上部支持レールと下部案内レールと
の間で垂直姿勢に保持されたまま移動するので、パネル
の風圧による振れが確実に防止され、従って、パネルの
高速度開閉が可能となる。
以下、この考案の一実施例を図について説明する。第1
図はこの考案の一実施例によるシャッター装置の正面
図、第2図は第1図の側面図である。 図示のシャッター装置1は、建物の出入口や窓等のシャ
ッター開閉用開口の上部に配置されたパネル収納用のボ
ックス2と、このボックス2の下部両側に連なって上記
シャッター開閉用開口の両側で垂直平行状態に起立する
左右一対のガイドレール3と、これらのガイドレール3
間を昇降開閉するシャッターカーテン4とを備えた構成
となっている。 シャッターカーテン4は、上記ガイドレール3に沿って
昇降案内される複数のパネル5を連繋して構成されたも
ので、そのパネル連繋手段については後述する。 上記各パネル5は、第3図及び第4図に示すように、上
フレーム6と下フレーム7および両側の縦フレーム8と
を有している。ここで、上フレーム6と下フレーム7
は、アルミニウム,スチール等の軽金属板をロール加工
によって形成したもので、その断面形状は、例えば第5
図示のようになっている。 即ち、上フレーム6と下フレーム7には、それぞれのパ
ネル主板部9,10と、該パネル主板部9,10の表面が横長溝
状に陥没して裏側に突出する上下の補強リブ11,12と、
前記上フレーム6の上端面に沿う嵌合凸部13と、前記下
フレーム7の下端面に沿う嵌合凹部14とが一体形成され
ている。 かかる上・下フレーム6,7相互を平行離間状態に配置
し、これらの上・下フレーム6,7の左右両端部に断面コ
字状をなす左右一対の前記縦フレーム8は嵌込んで連結
固定することにより、前記パネル5の主要部が組み立て
られている。 その組立によって、前記上・下フレーム6,7の相互間に
は窓穴15が形成され、この窓穴15の裏側には、前記補強
リブ11,12間で窓枠16が取付けられている。 この窓枠16にはゴム等の弾性リング17を介して透明板18
が嵌込み保持されている。 以上のように構成された各パネル5は、第3図,第4
図,第8図,第9図,第13図示のように、それぞれの上
端両側が係合ピンとしてのロングピン19を介して左右一
対のチェーン(パネル連繋チェーン)20に等間隔で連結
されている。 これらのチェーン20は、各一対の内側リンクプレート21
とリンクピン24とで順次連結した通常のチェーン構成と
なっている。 かかる通常構成のチェーン20において、パネル連結部と
なる個所のリンクピン24を抜き取り、その抜き取り個所
に上記ロングピン19を回転自在に挿通し、該ロングピン
19を上記パネル5の上部両側に差し込むことによって、
各パネル5の相互が連繋されている。 そして、前記チェーン20は、第6図および第7図に示す
ように、前記ボックス2内に配置されたパネル駆動系の
スプロケット31,32に噛合して昇降駆動され、これによ
って、パネル5がガイドレール3に沿って昇降するよう
になっている。 前記ロングピン19の外端部にはパネル吊下用に上部ガイ
ドローラ(以下、単に上部ローラという)25が回転自在
に取り付けられている。 また、各パネル5の両側下部には、該パネル両側面に沿
うチェーン20の中心から後方に偏倚した位置で昇降ガイ
ドを兼ねた振れ止め用の下部ガイドローラ(以下、単に
下部ローラという)26が回転自在に軸支されている。 一方、前記ボックス2内には、第6図示のように、ガイ
ドレール3の上端側近傍にチェーン弛み感知装置27が設
けられている。 このチェーン弛み感知装置27は、ガイドレール3内にお
けるパネル5の折重、詰まり等に起因したチェーン20の
屈折力等を検知する機能と、該検知時の警報機能、或い
は後述する開閉機36(第6図,第10図参照)の自動停止
機能を有する。 また、前記ボックス内には、第6図,第7図示のよう
に、ガイドレール3の上端にチェーン支持ガイド装置28
を介して前端側が接続するパネル吊下収納用の上部支持
レール29と、この上部支持レール29に上方で平行するチ
ェーン先端誘導棒30とが配置されている。 前記チェーン支持ガイド装置28は、ガイドレール3の上
端と上部支持レール29のパネル出入始端との間で前記ス
プロケット31,32の歯先部に噛合したチェーン20をパネ
ル入出方向に屈曲案内するものである。 即ち、前記チェーン支持ガイド装置28は、第13図に示す
ように、チェーン20の内外リンクプレート21,22の外側
(第13図で上側)を摺接させる外側のチェーン支持ガイ
ド28Aと、前記チェーン20のブッシュ23を前記スプロケ
ット31,32の歯先部との間で移動自在に挟み込む内側の
チェーン支持ガイド28Bとから成っている。 従って、前記チェーン支持ガイド28A,28Bは、スプロケ
ット31,32に噛合したチェーン20をパネル入出方向に屈
曲案内するチェーン案内路28Cを両者で形成しており、
外側のチェーン支持ガイド28Aは前記スプロケット31,32
に対するチェーン20の過度噛合を防止している。 ここで、前記スプロケット31,32は、第6図,第7図お
よび第13図示のように、前記チェーン案内路28Cで屈曲
案内されるチェーン20の屈曲部外側に噛合させている。 前記上部支持レール29は、スプロケット31,32から離間
するパネル収納方向側が漸次下降傾斜し、前記チェーン
案内路28Cを通過したチェーン20の上部ローラ25が係合
転動することにより、各パネル5を並列状態に隣合せて
吊持収納するようになっている。 かかる上部支持レール29は、第8図示のように、溝底部
29aと、該溝底部29aの両側が立ち上がる両側壁部29b,29
cとからなって、その一側壁部29bが前記ボックス2内の
側壁に取り付けられている。 一方、上部ローラ25は、ロングピン19の先端に同軸上に
連結されたローラ軸部25aと、このローラ軸部25aに一体
連結されたローラ部25bとから成っている。 そして、前記ローラ部25bの外周面を前記上部支持レー
ル29の溝底部29a上に面接触状態に係合支承させるよう
にしている。 このように、前記ローラ部25bと前記溝底部29aとを面接
触させることにより、前記ローラ部25bは金属でなく合
成樹脂等で一体形成しても充分な強度が得られる。 このため、前記ローラ部25bと前記溝底部29a相互の摩耗
減少,耐久性向上,騒音防止およびコストダウン等が図
れる。 前記チェーン先端誘導棒30は、チェーン20の先端が移動
自在に遊嵌され、該チェーン20を前記パネル5に追従さ
せて移動させるようになっている。 また、上述のようにチェーン20の屈曲部外側に配置され
た左右のスプロケット31,32は、従動回転軸(以下、実
施例では単に回転軸という)33によって同軸上に一体連
結されている。 この回転軸33は、第10図〜第13図示のように、前記ボッ
クス2の両側壁にベアリング34を介して回転自在に支承
され且つ前記スプロケット31,32が一体的に嵌着された
小径回転軸部33a,33bと、これらの小径回転軸部33a,33b
を同軸上に一体連結している大径円筒軸部33cとから成
っている。 ところで、前記回転軸33は、パネル5の横幅に対応して
軸長が相当に長く、重量が大きくなって撓み易く、その
撓みによって、前記チェーン案内路28Cで案内移行され
るパネル5の上端部が前記回転軸33で干渉され、そのパ
ネル5の円滑な移行が阻害される虞れがある。 このため、第10図〜第12図示のように、前記大径円筒軸
部33cの略中間部をU字状の支持部材35で回転自在に支
持することによって、前記回転軸33の撓みを防止し、該
回転軸33でパネル5の移行が阻害されないようにしてい
る。 ここで、前記支持部材35は、第11図および第12図示のよ
うに、前記ボックス2内の中間補強枠材2aの上部にナッ
トNで締付け保持されている。尚、前記支持部材35は両
端部を前記中間補強枠材2aに溶接してもよく、また、前
記大径円筒軸部33cの中間部はベアリングを介して前記
支持部材35に支持させてもよい。 そして、スプロケット31,32は、第6図および第8図に
示すパネル昇降駆動用の一基の開閉機36によって正逆回
転駆動されるようになっている。 この開閉機36は、前記ボックス2の一側壁部(一側ブラ
ケット)に装着され、該一側壁部を内側から外側に緩貫
通する出力軸を有したギヤードモータから成り、その出
力軸の外端部には1つの主動スプロケット37が嵌着され
ている。 また、前記回転軸33における一方の小径回転軸部32bの
外端部には、前記主動スプロケット37に対応位置する1
つの従動スプロケット38が嵌着結合されている。 そして、前記主動スプロケット37と前記従動スプロケッ
ト38には、動力伝達用の無端チェーン39が噛合巻回され
ている。 従って、開閉機36が正逆いずれかに回転起動されると、
その回転出力は、主動スプロケット37→無端チェーン39
→従動スプロケット38→回転軸33に伝達される。これに
よって、該回転軸33両側のスプロケット31,32が一体に
同期回転駆動されるようになっている。 また、前記ボックス2内の下方には、第6図および第8
図示のように、前記上部支持レール29に平行するパネル
振れ止め用の下部案内レール40が配置されている。 この下部案内レール40は、ボックス2の入口側でガイド
レール3に前端側が接続し、前記チェーン案内路28Cに
対応して同一方向に傾斜するパネルガイド部41を有して
いる。 ここで、パネル5の上部ローラ25が上部支持レール29上
に係合して移動する時、そのパネル5の下部ローラ26が
前記下部案内レール40の下面に係合して移動することに
より、この下部案内レール40と前記上部支持レール29と
の間で各パネル5をそれぞれ垂直姿勢に維持して移動さ
せ、これによって、前記各パネル5の振れ止めを行うよ
うになっている。 次に動作について説明する。 ボックス2内の上部支持レール29上に各パネル5の上部
ローラ25が係合支持され、かつ、下部ローラ26が下部案
内レール40の下面に係合されていることにより、各パネ
ル5が並列に隣合って吊持された収納状態において、開
閉機36がシャッター閉方向に回転起動されると、その出
力系の主動スプロケット37と無端チェーン39および従動
スプロケット38のそれぞれを介して回転軸33が回転駆動
される。 そして、前記回転軸33と一体に左右のスプロケット31,3
2が同期回転することにより、上部支持レール29と下部
案内レール40との間に保持された各パネル5相互を連繋
しているチェーン20がガイドレール3に上側から繰り出
される。 これにより、各パネル5が順次下降してガイドレール3
間における窓等の開口部を閉じる位置に繰り出されてシ
ャッター使用状態となる。 このようなシャッター使用状態から開閉機36を逆回転起
動させると、その回転出力が上述のシャッター閉鎖時の
場合と同様の動力伝達によって回転軸33が今度は逆回転
駆動されることにより、該回転軸33と一体に回転する左
右のスプロケット31,32に噛合したチェーン20がガイド
レール3内を上昇してボックス2内に進入してくる。 このとき、スプロケット31,32に噛合したチェーン20
は、チェーン支持ガイド28A,28Bでパネル収納方向側に
屈曲案内されることによって、前記スプロケット31,32
の歯先部からスムーズに離脱する。 そして、前記スプロケット31,32を通過したパネル5の
上部ローラ25が上部支持レール29上に移行し且つパネル
5の下部ローラ26が下部案内レール40に係合してパネル
収納方向にガイドされることによって、前記パネル5は
垂直姿勢を維持したまま収納方向に横送りされる。 このようにして、各パネル5は、上部支持レール29と下
部案内レール40との間で振れが防止され、並列に隣合っ
た状態に吊持収納される。
図はこの考案の一実施例によるシャッター装置の正面
図、第2図は第1図の側面図である。 図示のシャッター装置1は、建物の出入口や窓等のシャ
ッター開閉用開口の上部に配置されたパネル収納用のボ
ックス2と、このボックス2の下部両側に連なって上記
シャッター開閉用開口の両側で垂直平行状態に起立する
左右一対のガイドレール3と、これらのガイドレール3
間を昇降開閉するシャッターカーテン4とを備えた構成
となっている。 シャッターカーテン4は、上記ガイドレール3に沿って
昇降案内される複数のパネル5を連繋して構成されたも
ので、そのパネル連繋手段については後述する。 上記各パネル5は、第3図及び第4図に示すように、上
フレーム6と下フレーム7および両側の縦フレーム8と
を有している。ここで、上フレーム6と下フレーム7
は、アルミニウム,スチール等の軽金属板をロール加工
によって形成したもので、その断面形状は、例えば第5
図示のようになっている。 即ち、上フレーム6と下フレーム7には、それぞれのパ
ネル主板部9,10と、該パネル主板部9,10の表面が横長溝
状に陥没して裏側に突出する上下の補強リブ11,12と、
前記上フレーム6の上端面に沿う嵌合凸部13と、前記下
フレーム7の下端面に沿う嵌合凹部14とが一体形成され
ている。 かかる上・下フレーム6,7相互を平行離間状態に配置
し、これらの上・下フレーム6,7の左右両端部に断面コ
字状をなす左右一対の前記縦フレーム8は嵌込んで連結
固定することにより、前記パネル5の主要部が組み立て
られている。 その組立によって、前記上・下フレーム6,7の相互間に
は窓穴15が形成され、この窓穴15の裏側には、前記補強
リブ11,12間で窓枠16が取付けられている。 この窓枠16にはゴム等の弾性リング17を介して透明板18
が嵌込み保持されている。 以上のように構成された各パネル5は、第3図,第4
図,第8図,第9図,第13図示のように、それぞれの上
端両側が係合ピンとしてのロングピン19を介して左右一
対のチェーン(パネル連繋チェーン)20に等間隔で連結
されている。 これらのチェーン20は、各一対の内側リンクプレート21
とリンクピン24とで順次連結した通常のチェーン構成と
なっている。 かかる通常構成のチェーン20において、パネル連結部と
なる個所のリンクピン24を抜き取り、その抜き取り個所
に上記ロングピン19を回転自在に挿通し、該ロングピン
19を上記パネル5の上部両側に差し込むことによって、
各パネル5の相互が連繋されている。 そして、前記チェーン20は、第6図および第7図に示す
ように、前記ボックス2内に配置されたパネル駆動系の
スプロケット31,32に噛合して昇降駆動され、これによ
って、パネル5がガイドレール3に沿って昇降するよう
になっている。 前記ロングピン19の外端部にはパネル吊下用に上部ガイ
ドローラ(以下、単に上部ローラという)25が回転自在
に取り付けられている。 また、各パネル5の両側下部には、該パネル両側面に沿
うチェーン20の中心から後方に偏倚した位置で昇降ガイ
ドを兼ねた振れ止め用の下部ガイドローラ(以下、単に
下部ローラという)26が回転自在に軸支されている。 一方、前記ボックス2内には、第6図示のように、ガイ
ドレール3の上端側近傍にチェーン弛み感知装置27が設
けられている。 このチェーン弛み感知装置27は、ガイドレール3内にお
けるパネル5の折重、詰まり等に起因したチェーン20の
屈折力等を検知する機能と、該検知時の警報機能、或い
は後述する開閉機36(第6図,第10図参照)の自動停止
機能を有する。 また、前記ボックス内には、第6図,第7図示のよう
に、ガイドレール3の上端にチェーン支持ガイド装置28
を介して前端側が接続するパネル吊下収納用の上部支持
レール29と、この上部支持レール29に上方で平行するチ
ェーン先端誘導棒30とが配置されている。 前記チェーン支持ガイド装置28は、ガイドレール3の上
端と上部支持レール29のパネル出入始端との間で前記ス
プロケット31,32の歯先部に噛合したチェーン20をパネ
ル入出方向に屈曲案内するものである。 即ち、前記チェーン支持ガイド装置28は、第13図に示す
ように、チェーン20の内外リンクプレート21,22の外側
(第13図で上側)を摺接させる外側のチェーン支持ガイ
ド28Aと、前記チェーン20のブッシュ23を前記スプロケ
ット31,32の歯先部との間で移動自在に挟み込む内側の
チェーン支持ガイド28Bとから成っている。 従って、前記チェーン支持ガイド28A,28Bは、スプロケ
ット31,32に噛合したチェーン20をパネル入出方向に屈
曲案内するチェーン案内路28Cを両者で形成しており、
外側のチェーン支持ガイド28Aは前記スプロケット31,32
に対するチェーン20の過度噛合を防止している。 ここで、前記スプロケット31,32は、第6図,第7図お
よび第13図示のように、前記チェーン案内路28Cで屈曲
案内されるチェーン20の屈曲部外側に噛合させている。 前記上部支持レール29は、スプロケット31,32から離間
するパネル収納方向側が漸次下降傾斜し、前記チェーン
案内路28Cを通過したチェーン20の上部ローラ25が係合
転動することにより、各パネル5を並列状態に隣合せて
吊持収納するようになっている。 かかる上部支持レール29は、第8図示のように、溝底部
29aと、該溝底部29aの両側が立ち上がる両側壁部29b,29
cとからなって、その一側壁部29bが前記ボックス2内の
側壁に取り付けられている。 一方、上部ローラ25は、ロングピン19の先端に同軸上に
連結されたローラ軸部25aと、このローラ軸部25aに一体
連結されたローラ部25bとから成っている。 そして、前記ローラ部25bの外周面を前記上部支持レー
ル29の溝底部29a上に面接触状態に係合支承させるよう
にしている。 このように、前記ローラ部25bと前記溝底部29aとを面接
触させることにより、前記ローラ部25bは金属でなく合
成樹脂等で一体形成しても充分な強度が得られる。 このため、前記ローラ部25bと前記溝底部29a相互の摩耗
減少,耐久性向上,騒音防止およびコストダウン等が図
れる。 前記チェーン先端誘導棒30は、チェーン20の先端が移動
自在に遊嵌され、該チェーン20を前記パネル5に追従さ
せて移動させるようになっている。 また、上述のようにチェーン20の屈曲部外側に配置され
た左右のスプロケット31,32は、従動回転軸(以下、実
施例では単に回転軸という)33によって同軸上に一体連
結されている。 この回転軸33は、第10図〜第13図示のように、前記ボッ
クス2の両側壁にベアリング34を介して回転自在に支承
され且つ前記スプロケット31,32が一体的に嵌着された
小径回転軸部33a,33bと、これらの小径回転軸部33a,33b
を同軸上に一体連結している大径円筒軸部33cとから成
っている。 ところで、前記回転軸33は、パネル5の横幅に対応して
軸長が相当に長く、重量が大きくなって撓み易く、その
撓みによって、前記チェーン案内路28Cで案内移行され
るパネル5の上端部が前記回転軸33で干渉され、そのパ
ネル5の円滑な移行が阻害される虞れがある。 このため、第10図〜第12図示のように、前記大径円筒軸
部33cの略中間部をU字状の支持部材35で回転自在に支
持することによって、前記回転軸33の撓みを防止し、該
回転軸33でパネル5の移行が阻害されないようにしてい
る。 ここで、前記支持部材35は、第11図および第12図示のよ
うに、前記ボックス2内の中間補強枠材2aの上部にナッ
トNで締付け保持されている。尚、前記支持部材35は両
端部を前記中間補強枠材2aに溶接してもよく、また、前
記大径円筒軸部33cの中間部はベアリングを介して前記
支持部材35に支持させてもよい。 そして、スプロケット31,32は、第6図および第8図に
示すパネル昇降駆動用の一基の開閉機36によって正逆回
転駆動されるようになっている。 この開閉機36は、前記ボックス2の一側壁部(一側ブラ
ケット)に装着され、該一側壁部を内側から外側に緩貫
通する出力軸を有したギヤードモータから成り、その出
力軸の外端部には1つの主動スプロケット37が嵌着され
ている。 また、前記回転軸33における一方の小径回転軸部32bの
外端部には、前記主動スプロケット37に対応位置する1
つの従動スプロケット38が嵌着結合されている。 そして、前記主動スプロケット37と前記従動スプロケッ
ト38には、動力伝達用の無端チェーン39が噛合巻回され
ている。 従って、開閉機36が正逆いずれかに回転起動されると、
その回転出力は、主動スプロケット37→無端チェーン39
→従動スプロケット38→回転軸33に伝達される。これに
よって、該回転軸33両側のスプロケット31,32が一体に
同期回転駆動されるようになっている。 また、前記ボックス2内の下方には、第6図および第8
図示のように、前記上部支持レール29に平行するパネル
振れ止め用の下部案内レール40が配置されている。 この下部案内レール40は、ボックス2の入口側でガイド
レール3に前端側が接続し、前記チェーン案内路28Cに
対応して同一方向に傾斜するパネルガイド部41を有して
いる。 ここで、パネル5の上部ローラ25が上部支持レール29上
に係合して移動する時、そのパネル5の下部ローラ26が
前記下部案内レール40の下面に係合して移動することに
より、この下部案内レール40と前記上部支持レール29と
の間で各パネル5をそれぞれ垂直姿勢に維持して移動さ
せ、これによって、前記各パネル5の振れ止めを行うよ
うになっている。 次に動作について説明する。 ボックス2内の上部支持レール29上に各パネル5の上部
ローラ25が係合支持され、かつ、下部ローラ26が下部案
内レール40の下面に係合されていることにより、各パネ
ル5が並列に隣合って吊持された収納状態において、開
閉機36がシャッター閉方向に回転起動されると、その出
力系の主動スプロケット37と無端チェーン39および従動
スプロケット38のそれぞれを介して回転軸33が回転駆動
される。 そして、前記回転軸33と一体に左右のスプロケット31,3
2が同期回転することにより、上部支持レール29と下部
案内レール40との間に保持された各パネル5相互を連繋
しているチェーン20がガイドレール3に上側から繰り出
される。 これにより、各パネル5が順次下降してガイドレール3
間における窓等の開口部を閉じる位置に繰り出されてシ
ャッター使用状態となる。 このようなシャッター使用状態から開閉機36を逆回転起
動させると、その回転出力が上述のシャッター閉鎖時の
場合と同様の動力伝達によって回転軸33が今度は逆回転
駆動されることにより、該回転軸33と一体に回転する左
右のスプロケット31,32に噛合したチェーン20がガイド
レール3内を上昇してボックス2内に進入してくる。 このとき、スプロケット31,32に噛合したチェーン20
は、チェーン支持ガイド28A,28Bでパネル収納方向側に
屈曲案内されることによって、前記スプロケット31,32
の歯先部からスムーズに離脱する。 そして、前記スプロケット31,32を通過したパネル5の
上部ローラ25が上部支持レール29上に移行し且つパネル
5の下部ローラ26が下部案内レール40に係合してパネル
収納方向にガイドされることによって、前記パネル5は
垂直姿勢を維持したまま収納方向に横送りされる。 このようにして、各パネル5は、上部支持レール29と下
部案内レール40との間で振れが防止され、並列に隣合っ
た状態に吊持収納される。
以上のように、この考案によれば、パネル収納用のボッ
クス内における支持レールのパネル出入始端側に、パネ
ル駆動系のスプロケットに噛合しパネル相互を連繋して
いるチェーン(パネル連繋チェーン)を移動自在に支持
してパネル出入方向に屈曲案内するチェーン支持ガイド
を配置し、該チェーン支持ガイド上における上記チェー
ンの屈曲部外側に上記スプロケットを噛合させたので、
ガイドレール間を開閉するパネルの全荷重は、上記チェ
ーン支持ガイドで支持されて上記スプロケットには作用
せず、該スプロケットは上記パネル連繋チェーンを上記
チェーン支持ガイドに沿ってパネル出入方向に送り移動
させるだけでよく、このため、上記スプロケットの軸径
を上記パネルの全荷重を対応して殊更に径大とする必要
もなく、また、開閉機系統に過負荷が生じるようなこと
もないという効果がある。 さらに、上述のようにパネル連繋チェーンの屈曲部外側
にパネル駆動系のスプロケットが噛合しているので、該
スプロケットを収納ボックスの内壁面に接近配置して
も、その接近距離より大きく離れた位置で上記チェーン
を移動させることができる。このため、チェーンやパネ
ルがボックスの内壁面に干渉するようなことがなく、し
かも、上記ボックスの内部空間を有効利用できるので、
シャッター装置全体を小型化でき、その据付場所の制約
が緩和されると共にコストダウンも図れるという効果が
ある。 また、上記チェーン支持ガイドは上記スプロケットとの
間でパネル連繋チェーンを挟み込んでパネル出入方向に
ガイドするので、上記スプロケットに対するパネル連繋
チェーンの噛合状態を常時適正に維持でき、それら両者
に噛合不良が生じるようなこともないという効果があ
る。 さらには上述の効果に加え、上記ボックス内では、パネ
ル駆動系のスプロケットよりもパネル収納方向側で移動
するパネルが上部支持レールと下部案内レールとによっ
て垂直姿勢に維持されたまま移動するので、パネルがボ
ックス内での移動時に風圧等で振れるようなことがな
く、パネル相互の干渉が防止されるため、その干渉に起
因した騒音発生やパネルの傷付き等を未然に防止できる
と共に、パネルの高速度開閉が可能になるという効果が
ある。
クス内における支持レールのパネル出入始端側に、パネ
ル駆動系のスプロケットに噛合しパネル相互を連繋して
いるチェーン(パネル連繋チェーン)を移動自在に支持
してパネル出入方向に屈曲案内するチェーン支持ガイド
を配置し、該チェーン支持ガイド上における上記チェー
ンの屈曲部外側に上記スプロケットを噛合させたので、
ガイドレール間を開閉するパネルの全荷重は、上記チェ
ーン支持ガイドで支持されて上記スプロケットには作用
せず、該スプロケットは上記パネル連繋チェーンを上記
チェーン支持ガイドに沿ってパネル出入方向に送り移動
させるだけでよく、このため、上記スプロケットの軸径
を上記パネルの全荷重を対応して殊更に径大とする必要
もなく、また、開閉機系統に過負荷が生じるようなこと
もないという効果がある。 さらに、上述のようにパネル連繋チェーンの屈曲部外側
にパネル駆動系のスプロケットが噛合しているので、該
スプロケットを収納ボックスの内壁面に接近配置して
も、その接近距離より大きく離れた位置で上記チェーン
を移動させることができる。このため、チェーンやパネ
ルがボックスの内壁面に干渉するようなことがなく、し
かも、上記ボックスの内部空間を有効利用できるので、
シャッター装置全体を小型化でき、その据付場所の制約
が緩和されると共にコストダウンも図れるという効果が
ある。 また、上記チェーン支持ガイドは上記スプロケットとの
間でパネル連繋チェーンを挟み込んでパネル出入方向に
ガイドするので、上記スプロケットに対するパネル連繋
チェーンの噛合状態を常時適正に維持でき、それら両者
に噛合不良が生じるようなこともないという効果があ
る。 さらには上述の効果に加え、上記ボックス内では、パネ
ル駆動系のスプロケットよりもパネル収納方向側で移動
するパネルが上部支持レールと下部案内レールとによっ
て垂直姿勢に維持されたまま移動するので、パネルがボ
ックス内での移動時に風圧等で振れるようなことがな
く、パネル相互の干渉が防止されるため、その干渉に起
因した騒音発生やパネルの傷付き等を未然に防止できる
と共に、パネルの高速度開閉が可能になるという効果が
ある。
第1図はこの考案の一実施例によるシャッター装置の正
面図、第2図は第1図の側面図、第3図はチェーンで連
繋吊持されたパネルの拡大正面図、第4図は第3図の側
面図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図はパネ
ル収納用ボックスの拡大縦断側面図、第7図は第6図中
におけるチェーン支持ガイド装置の取付部分を示す拡大
図、第8図は第6図のVIII−VIII線拡大断面図、第9図
はガイドレールの拡大横断面図、第10図はパネル昇降駆
動系統の構成図、第11図はスプロケット回転軸取付部の
断面図、第12図は第11図のX−X線断面図、第13図は第
7図のX−X線に沿う拡大断面図である。 1……シャッター装置、2……ボックス、3……ガイド
レール、5……パネル、19……ロングピン(係合ピ
ン)、20……チェーン、25……上部ガイドローラ、26…
…下部ガイドローラ、28B……チェーン支持ガイド、29
……上部支持レール、31,32……スプロケット、40……
下部案内レール、41……パネルガイド部。
面図、第2図は第1図の側面図、第3図はチェーンで連
繋吊持されたパネルの拡大正面図、第4図は第3図の側
面図、第5図は第3図のV−V線断面図、第6図はパネ
ル収納用ボックスの拡大縦断側面図、第7図は第6図中
におけるチェーン支持ガイド装置の取付部分を示す拡大
図、第8図は第6図のVIII−VIII線拡大断面図、第9図
はガイドレールの拡大横断面図、第10図はパネル昇降駆
動系統の構成図、第11図はスプロケット回転軸取付部の
断面図、第12図は第11図のX−X線断面図、第13図は第
7図のX−X線に沿う拡大断面図である。 1……シャッター装置、2……ボックス、3……ガイド
レール、5……パネル、19……ロングピン(係合ピ
ン)、20……チェーン、25……上部ガイドローラ、26…
…下部ガイドローラ、28B……チェーン支持ガイド、29
……上部支持レール、31,32……スプロケット、40……
下部案内レール、41……パネルガイド部。
Claims (1)
- 【請求項1】シャッター開閉用開口の両側に起立配置さ
れ、パネル収納用のボックスを有する左右一対のガイド
レールと、両側部が係合ピンを介してチェーンで連繋さ
れ、それらの係合ピンおよびチェーンを介して両側部が
上記ガイドレールに昇降移動自在に嵌込み係合された上
下複数段のパネルと、上記ボックス内に配置され、上記
チェーンを噛合させたパネル駆動系のスプロケットと、
上記ボックス内に配置され、該ボックス内に進入して上
記スプロケットを通過した上記各パネルの上部両側から
突出する上部ガイドローラを転動自在に支承しパネル相
互を並列状態に隣合せて吊持収納する上部支持レールと
を備えたシャッター装置において、前記上部支持レール
のパネル出入始端側には、上記スプロケットに噛合した
上記チェーンを移動自在に支持してパネル出入方向に屈
曲案内するチェーン支持ガイドを配置し、該チェーン支
持ガイド上における上記チェーンの屈曲部外側に上記ス
プロケットを噛合させると共に、前記ボックス内におけ
る前記上部支持レールの下方離間位置には、前記各パネ
ルの下部ガイドローラを下面に移動自在に当接係合させ
て該パネルを前記上部支持レールとの間で垂直姿勢に維
持して誘導するパネル振れ止め用の下部案内レールを配
置し、この下部案内レールは、前記ボックスの入口側で
前記ガイドレールに前端側が接続し、前記チェーン支持
ガイドによるチェーン屈曲案内方向と同一方向に傾斜し
て前記下部ガイドローラを誘導するパネルガイド部を有
していることを特徴とするシャッター装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986152461U JPH0736071Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | シヤツタ−装置 |
US07/102,633 US4838331A (en) | 1986-10-06 | 1987-09-30 | Slat opening/closing drive mechanism in shutter equipment |
DE8787308835T DE3775158D1 (de) | 1986-10-06 | 1987-10-06 | Leisten-oeffnungs- und -schliessantriebsmechanismus fuer fensterlaeden. |
DE3750042A DE3750042D1 (de) | 1986-10-06 | 1987-10-06 | Leisten- Öffnungs- und-Schliessantriebsmechanismus für Fensterläden. |
EP91200018A EP0425480B1 (en) | 1986-10-06 | 1987-10-06 | Slat opening/closing drive mechanism in shutter equipment |
EP87308835A EP0263674B1 (en) | 1986-10-06 | 1987-10-06 | Slat opening/closing drive mechanism in shutter equipment |
DE3750042T DE3750042T4 (de) | 1986-10-06 | 1987-10-06 | Leisten- Öffnungs- und-Schliessantriebsmechanismus für Fensterläden. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986152461U JPH0736071Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | シヤツタ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6358192U JPS6358192U (ja) | 1988-04-18 |
JPH0736071Y2 true JPH0736071Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31070458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986152461U Expired - Lifetime JPH0736071Y2 (ja) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | シヤツタ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736071Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59142396U (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-22 | 文化シヤツタ−株式会社 | シヤツタ−装置 |
JPS606091U (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-17 | 三和シヤツタ−工業株式会社 | パネルシヤツタ−におけるパネルの誘導案内装置 |
-
1986
- 1986-10-06 JP JP1986152461U patent/JPH0736071Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6358192U (ja) | 1988-04-18 |
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