JP2535194Y2 - パネルシヤツタ装置 - Google Patents
パネルシヤツタ装置Info
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- JP2535194Y2 JP2535194Y2 JP1989102706U JP10270689U JP2535194Y2 JP 2535194 Y2 JP2535194 Y2 JP 2535194Y2 JP 1989102706 U JP1989102706 U JP 1989102706U JP 10270689 U JP10270689 U JP 10270689U JP 2535194 Y2 JP2535194 Y2 JP 2535194Y2
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- panel
- rotation
- chain
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
この考案は、複数の連繋パネルによって建物の出入口
や窓等のシャッタ開閉用開口を開閉するパネルシャッタ
装置に関するものである。
や窓等のシャッタ開閉用開口を開閉するパネルシャッタ
装置に関するものである。
第8図は従来のパネルシャッタ装置の概略的な要部拡
大断面図であり、図において、1は建物の出入口や窓等
のシャッタ開閉用開口の両側に起立配置された左右一対
のガイドレールであり、これらのガイドレール1は、そ
れぞれの対向面側にパネル昇降ガイド用の開口を有する
コ字部材からなっている。 かかるガイドレール1の上部にはパネル収納用ボック
ス(以下、収納ボックスという)2が配置されている。 この収納ボックス2内には、その出入口上方に位置す
るパネル昇降駆動用のスプロケット3と、このスプロケ
ット3の上部近傍に前端側が位置して後端側が漸次下降
傾斜するパネル吊持収納用の支持レール4とが配置され
ている。 そして、上記スプロケット3には、上記両ガイドレー
ル1内で昇降動作して上記収納ボックス2内の支持レー
ル4側に移行可能な左右一対のチェーン(パネル連繋チ
ェーン)5が噛合している。 これらのチェーン5は複数のリンクプレート5aをそれ
らの両端部においてリンクピンP1で屈曲回動自在に連結
した通常構成のもので、上記両ガイドレール1に両側部
が昇降摺動自在に嵌込み係合されてそれらのガイドレー
ル1相互間で垂直方向に隣合う上下複数段のパネル6,7
の各上部両側を連繋している。 その連繋手段としては、上記各パネル6,7の上部両側
に突設された連結ピンであるロングピンPを、上記チェ
ーン5のパネル取付部となるチェーンリンク連結部に回
転自在に貫通支承させた構成となっている。 従って、上記ロングピンPは上記チェーン5のリンク
ピンを兼ね、チェーンリンク相互を屈曲回動自在に連結
し、該連結部で上記各パネル6,7を吊持しているにすぎ
ない。 また、上記ロングピンPの先端には、パネル収納時に
上記支持レール4上に転動移行させるためのガイドロー
ラRが回転自在に取付けられている。 このように通常構成のチェーン5で連繋されたパネル
6,7としては、第8図および第9図に示す如くそれぞれ
の上端部長手方向に嵌合凸条部8が、且つ、下端部長手
方向に嵌合凹条部9が形状構成のものを採用することが
考えられている。 かかる形状構成のパネル6,7は、それらの全てのパネ
ル6,7がガイドレール1間に繰り出された所謂シャッタ
全閉時に、各パネル6,7の相互間でそれらの嵌合凸条部
8と嵌合凹条部9とが嵌合することにより、上記各パネ
ル6,7の相互間を密閉することを目的としている。 しかるに、上記収納ボックス2内へのパネル収納時
に、上記ガイドレール1に沿って上記スプロケット3の
近傍にまで上昇してきた上位パネル6の下端嵌合凹条部
9に下位パネル7の上端嵌合凸条部8が第9図に示す如
く嵌合したままの状態になっていると、上位パネル6を
上記スプロケット3に沿って上記支持レール4側に横送
りすることによる所謂パネル収納動作を遂行させること
が不可能である。 そこで、上記各パネル6,7の収納動作を可能とするた
め、上記ガイドレール1間にあって該ガイドレール間を
移動もしくは吊持ち状態のパネル6,7相互間には、第8
図に示す如く、それらの嵌合凸条部8と嵌合凹条部9と
を分離状態に維持するための隙間Lを設定し、この状態
のパネル間隔で上記各パネル6,7相互を上記通常構成の
チェーン5で連繋している。 即ち、通常構成のチェーン5でパネル6,7を連繋する
場合、該パネルの収納動作に必要な上記隙間Lを設けな
ければならない。 なお、上記ガイドレール1間に上記各パネル6,7が順
次繰り出され、その最下位のパネル6が接地すると、そ
の上に上位パネル7,6が順次下降してくることにより、
各パネル6,7相互の嵌合凸条部8と嵌合凹条部9が嵌合
し、これによって上記隙間Lは閉じられる。
大断面図であり、図において、1は建物の出入口や窓等
のシャッタ開閉用開口の両側に起立配置された左右一対
のガイドレールであり、これらのガイドレール1は、そ
れぞれの対向面側にパネル昇降ガイド用の開口を有する
コ字部材からなっている。 かかるガイドレール1の上部にはパネル収納用ボック
ス(以下、収納ボックスという)2が配置されている。 この収納ボックス2内には、その出入口上方に位置す
るパネル昇降駆動用のスプロケット3と、このスプロケ
ット3の上部近傍に前端側が位置して後端側が漸次下降
傾斜するパネル吊持収納用の支持レール4とが配置され
ている。 そして、上記スプロケット3には、上記両ガイドレー
ル1内で昇降動作して上記収納ボックス2内の支持レー
ル4側に移行可能な左右一対のチェーン(パネル連繋チ
ェーン)5が噛合している。 これらのチェーン5は複数のリンクプレート5aをそれ
らの両端部においてリンクピンP1で屈曲回動自在に連結
した通常構成のもので、上記両ガイドレール1に両側部
が昇降摺動自在に嵌込み係合されてそれらのガイドレー
ル1相互間で垂直方向に隣合う上下複数段のパネル6,7
の各上部両側を連繋している。 その連繋手段としては、上記各パネル6,7の上部両側
に突設された連結ピンであるロングピンPを、上記チェ
ーン5のパネル取付部となるチェーンリンク連結部に回
転自在に貫通支承させた構成となっている。 従って、上記ロングピンPは上記チェーン5のリンク
ピンを兼ね、チェーンリンク相互を屈曲回動自在に連結
し、該連結部で上記各パネル6,7を吊持しているにすぎ
ない。 また、上記ロングピンPの先端には、パネル収納時に
上記支持レール4上に転動移行させるためのガイドロー
ラRが回転自在に取付けられている。 このように通常構成のチェーン5で連繋されたパネル
6,7としては、第8図および第9図に示す如くそれぞれ
の上端部長手方向に嵌合凸条部8が、且つ、下端部長手
方向に嵌合凹条部9が形状構成のものを採用することが
考えられている。 かかる形状構成のパネル6,7は、それらの全てのパネ
ル6,7がガイドレール1間に繰り出された所謂シャッタ
全閉時に、各パネル6,7の相互間でそれらの嵌合凸条部
8と嵌合凹条部9とが嵌合することにより、上記各パネ
ル6,7の相互間を密閉することを目的としている。 しかるに、上記収納ボックス2内へのパネル収納時
に、上記ガイドレール1に沿って上記スプロケット3の
近傍にまで上昇してきた上位パネル6の下端嵌合凹条部
9に下位パネル7の上端嵌合凸条部8が第9図に示す如
く嵌合したままの状態になっていると、上位パネル6を
上記スプロケット3に沿って上記支持レール4側に横送
りすることによる所謂パネル収納動作を遂行させること
が不可能である。 そこで、上記各パネル6,7の収納動作を可能とするた
め、上記ガイドレール1間にあって該ガイドレール間を
移動もしくは吊持ち状態のパネル6,7相互間には、第8
図に示す如く、それらの嵌合凸条部8と嵌合凹条部9と
を分離状態に維持するための隙間Lを設定し、この状態
のパネル間隔で上記各パネル6,7相互を上記通常構成の
チェーン5で連繋している。 即ち、通常構成のチェーン5でパネル6,7を連繋する
場合、該パネルの収納動作に必要な上記隙間Lを設けな
ければならない。 なお、上記ガイドレール1間に上記各パネル6,7が順
次繰り出され、その最下位のパネル6が接地すると、そ
の上に上位パネル7,6が順次下降してくることにより、
各パネル6,7相互の嵌合凸条部8と嵌合凹条部9が嵌合
し、これによって上記隙間Lは閉じられる。
従来のパネルシャッタ装置は以上のように構成され、
複数のリンクプレート5aをそれらの両端部においてリン
クピンP1で屈曲回動自在に連結し、その所定個所のリン
ク連結部に各パネル6,7の上部両側より突出するロング
ピンPを回動自在に貫通支承させているにすぎず、該貫
通支承部において上記ロングピンPを上記リンクプレー
ト5aに対し摺動させることができないので、パネル収納
動作に必要な隙間Lを設定して上記各パネル6,7相互を
連繋しなければならず、このため、シャッタ全閉に際
し、ガイドレール1間に順次繰り出されたパネル6,7群
の最下位パネル6が接地し、この最下位パネル6上に順
次上位パネル7,6が下降してくることにより、上記隙間
Lが閉じられる時、この隙間Lに手指を挟んで怪我をす
る危険性があり、また、上記隙間Lに物が挟まる等の問
題点があった。 この考案は上記のような諸々の問題点を解消するため
になされたもので、ガイドレール間でパネル相互間に隙
間を設定することなく、且つ、パネル上昇時にはパネル
収納動作に必要なパネル相互の隙間を作ることができる
ようにパネルを駆動することができ、これによって、ガ
イドレール間のパネル相互間に手指等を挟む危険性がな
く、しかも、パネル収納動作を円滑に遂行させ得るパネ
ルシャッタ装置を提供することを目的とする。
複数のリンクプレート5aをそれらの両端部においてリン
クピンP1で屈曲回動自在に連結し、その所定個所のリン
ク連結部に各パネル6,7の上部両側より突出するロング
ピンPを回動自在に貫通支承させているにすぎず、該貫
通支承部において上記ロングピンPを上記リンクプレー
ト5aに対し摺動させることができないので、パネル収納
動作に必要な隙間Lを設定して上記各パネル6,7相互を
連繋しなければならず、このため、シャッタ全閉に際
し、ガイドレール1間に順次繰り出されたパネル6,7群
の最下位パネル6が接地し、この最下位パネル6上に順
次上位パネル7,6が下降してくることにより、上記隙間
Lが閉じられる時、この隙間Lに手指を挟んで怪我をす
る危険性があり、また、上記隙間Lに物が挟まる等の問
題点があった。 この考案は上記のような諸々の問題点を解消するため
になされたもので、ガイドレール間でパネル相互間に隙
間を設定することなく、且つ、パネル上昇時にはパネル
収納動作に必要なパネル相互の隙間を作ることができる
ようにパネルを駆動することができ、これによって、ガ
イドレール間のパネル相互間に手指等を挟む危険性がな
く、しかも、パネル収納動作を円滑に遂行させ得るパネ
ルシャッタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】 シャッタ開閉用開口の両側に起立配置された左右一対
のガイドレールと、これらのガイドレールの上部に配置
されたパネル収納用ボックスと、このパネル収納用ボッ
クス内に配置された左右一対のパネル駆動系のスプロケ
ットと、これらのスプロケットに噛合して上記ガイドレ
ール内部を昇降移動可能な左右一対のチェーンと、これ
らのチェーンに上記スプロケットと噛合可能な連結ピン
を介して上部両側が連結された複数のパネルと、上記パ
ネル収納用ボックス内に配置され、上記スプロケットの
回転による上記チェーンの送り作動で上昇移動して上記
スプロケット間を通過したパネルを上部両側の上記連結
ピンを介して移動可能に吊持する支持レールとを備えた
パネルシャッタ装置において、上記連結ピンを上記チェ
ーンに対し該チェーンの移動方向へ一定範囲摺動自在に
貫通係合させると共に、上記スプロケットに同期回転し
て該スプロケットの回転円周に対する出入方向に移動可
能な回転アームと、この回転アームを上記スプロケット
との同期回転時に該スプロケットの回転円周に対する出
入方向に移動させてその回転アームの回転半径を可変す
るカム機構とを備え、上記回転アームは、上記スプロケ
ットによるチェーン巻上げ過程で該スプロケットに噛合
直前の上記連結ピンを上記チェーンの上昇速度よりも早
く押し上げて上記スプロケットに噛合させるように該ス
プロケットと同期回転し、上記カム機構は、回転アーム
が連結ピンを押し上げる区間でスプロケットの回転円周
から回転アームが突出してスプロケット軸を中心とした
回転アームの回転半径が最大となり、且つ、上記連結ピ
ンが上記スプロケットの外周部から上記支持レールに移
行する区間では上記回転アームの回転半径が最小となる
ように該回転アームを変位させるようにしたものであ
る。
のガイドレールと、これらのガイドレールの上部に配置
されたパネル収納用ボックスと、このパネル収納用ボッ
クス内に配置された左右一対のパネル駆動系のスプロケ
ットと、これらのスプロケットに噛合して上記ガイドレ
ール内部を昇降移動可能な左右一対のチェーンと、これ
らのチェーンに上記スプロケットと噛合可能な連結ピン
を介して上部両側が連結された複数のパネルと、上記パ
ネル収納用ボックス内に配置され、上記スプロケットの
回転による上記チェーンの送り作動で上昇移動して上記
スプロケット間を通過したパネルを上部両側の上記連結
ピンを介して移動可能に吊持する支持レールとを備えた
パネルシャッタ装置において、上記連結ピンを上記チェ
ーンに対し該チェーンの移動方向へ一定範囲摺動自在に
貫通係合させると共に、上記スプロケットに同期回転し
て該スプロケットの回転円周に対する出入方向に移動可
能な回転アームと、この回転アームを上記スプロケット
との同期回転時に該スプロケットの回転円周に対する出
入方向に移動させてその回転アームの回転半径を可変す
るカム機構とを備え、上記回転アームは、上記スプロケ
ットによるチェーン巻上げ過程で該スプロケットに噛合
直前の上記連結ピンを上記チェーンの上昇速度よりも早
く押し上げて上記スプロケットに噛合させるように該ス
プロケットと同期回転し、上記カム機構は、回転アーム
が連結ピンを押し上げる区間でスプロケットの回転円周
から回転アームが突出してスプロケット軸を中心とした
回転アームの回転半径が最大となり、且つ、上記連結ピ
ンが上記スプロケットの外周部から上記支持レールに移
行する区間では上記回転アームの回転半径が最小となる
ように該回転アームを変位させるようにしたものであ
る。
この考案におけるパネルシャッタ装置は、スプロケッ
トの回転によりチェーンを巻上げると、該チェーンとパ
ネルとの連結ピンが上昇してスプロケットに噛合する直
前で、その連結ピンが上記スプロケットと同期回転する
回転アームによって押し上げられる。このとき、回転ア
ームはスプロケットの回転円周から突出する方向にカム
機構で変位させられ、スプロケット軸を中心とした回転
アームの回転半径が最大となり、該回転アームの先端側
周速がスプロケットの回転周速よりも早くなるので、そ
の回転アームによる連結ピンの押し上げ速度はチェーン
の上昇速度よりも早くなる。従って、その押し上げ連結
ピンで支持されたパネルは後続のパネルよりも早く上昇
し、それらのパネル相互間には隙間が生じる。この隙間
によって、左右のスプロケット間に上昇してきたパネル
を後続のパネルに干渉させずに支持レール方向へ円滑に
移動させることができる。しかも、上記連結ピンがスプ
ロケットの回転円周から支持レールに移行する区間で
は、スプロケット軸を中心とした回転アームの回転半径
が最小となるように該回転アームがカム機構で変位させ
られることにより、回転アームが連結ピンからスムーズ
に分離するので、回転アームが支持レールとの間で連結
ピンを不測に噛み込むようなことがなくなって、パネル
収納動作をスムーズに遂行させることができる。
トの回転によりチェーンを巻上げると、該チェーンとパ
ネルとの連結ピンが上昇してスプロケットに噛合する直
前で、その連結ピンが上記スプロケットと同期回転する
回転アームによって押し上げられる。このとき、回転ア
ームはスプロケットの回転円周から突出する方向にカム
機構で変位させられ、スプロケット軸を中心とした回転
アームの回転半径が最大となり、該回転アームの先端側
周速がスプロケットの回転周速よりも早くなるので、そ
の回転アームによる連結ピンの押し上げ速度はチェーン
の上昇速度よりも早くなる。従って、その押し上げ連結
ピンで支持されたパネルは後続のパネルよりも早く上昇
し、それらのパネル相互間には隙間が生じる。この隙間
によって、左右のスプロケット間に上昇してきたパネル
を後続のパネルに干渉させずに支持レール方向へ円滑に
移動させることができる。しかも、上記連結ピンがスプ
ロケットの回転円周から支持レールに移行する区間で
は、スプロケット軸を中心とした回転アームの回転半径
が最小となるように該回転アームがカム機構で変位させ
られることにより、回転アームが連結ピンからスムーズ
に分離するので、回転アームが支持レールとの間で連結
ピンを不測に噛み込むようなことがなくなって、パネル
収納動作をスムーズに遂行させることができる。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図はこの考案の一実施例によるパネルシャッタ
装置の概略的な要部の断面図、第2図及び第3図は動作
説明図、第4図は第1図のIV−IV矢視での断面図、第5
図は第4図のV−V矢視での側面図、第6図は第4図の
VI−VI矢視での側面図、第7図は変形例を示す第5図と
同様の側面図であり、第8図及び第9図に示した従来例
と同一又は相当部分には同一の符号を付して重複説明を
省略する。 第1図において5はパネル連繋用のチェーンであり、
このチェーン5は複数にブロック化されたチェーンブロ
ック5A,5Bと、これらのチェーンブロック5A,5B相互を連
結したリンクアタッチメント50とから構成されている。
上記チェーンブロック5A,5Bは、内側リンクプレート5a
と外側リンクプレート5bとをそれらの長手方向両端部に
おいてリンクピンP1で屈曲回動自在に連結した通常のチ
ェーン構成となっている。 一方、上記リンクアタッチメント50はパネル取付用チ
ェーンリンクを構成するもので、上記各リンクプレート
5a,5bより適当に長く形成され、その長手方向両端部が
上記各チェーンブロック5A,5Bの両端部の内側リンクプ
レート5aの先端部にリンクピンP1で屈曲回動自在に連結
されている。 かかるリンクアタッチメント50には、その長手方向に
沿うピンガイド長孔51が設けられている。 そして、上記ピンガイド長孔51内には、パネル6,7の
上部両側に連結されて外側方に突出する連結ピンである
ロングピンPが摺動自在に嵌込み係合されている。即
ち、上記ロングピン(連結ピン)Pはチェーン5に貫通
係合されてスプロケット3の回転による上記チェーン5
の移動方向に一定範囲摺動自在となっている。 ここで、上述の如くチェーン5のリンクアタッチメン
ト50に、そのピンガイド長孔51およびロングピンPを介
して連結された上記各パネル6,7は、ガイドレール1間
に沿って垂下した状態において、それぞれのパネル荷重
により上記ロングピンPが上記ピンガイド長孔51の下端
に係合した状態となり、この状態では各パネル6,7相互
間でそれぞれの嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とが嵌合し
た状態となり、このような状態となるように上記各パネ
ル6,7は上記チェーン5で連繋されている。 そして、上記チェーン5は、収納ボックス2のスプロ
ケット3に噛合され、このスプロケット3の正逆回転駆
動により、支持レール4側へ移行可能に昇降動作するよ
うになっている。 次に、第1図〜第6図において、10はスプロケット3
に同期回転してロングピンPに係脱する回転アーム、11
はスプロケット軸(回転軸)3aを中心とした回転アーム
10の回転半径を可変するためのカム機構である。カム機
構11のカムブロック111は上記収納ボックス2の側壁21
の内側に固着されて上記スプロケット3の回転軸3aの外
周に配置され、回転アーム10はスプロケット3とカムブ
ロック111との間で回転軸3aの外周に取付けられてい
る。この回転アーム10はその基部側に設けられた長孔10
aによって回転軸3aの外周に遊嵌され、先端側はスプロ
ケット3の外周部の外方に突出されている。そして、回
転アーム10の中間部の一側面に突設されたガイドピン10
bがスプロケット3の側面に設けられた半径方向の長孔3
b内に遊嵌されている。従って、スプロケット3の回転
力が長孔3b及びガイドピン10bを介して回転アーム10に
伝達されて、回転アーム10がスプロケット3によって同
期して回転駆動されるように構成されている。しかも、
回転アーム10は両長孔3b,10aによってスプロケット3の
回転軸3aに対する半径方向である矢印a,b方向に移動可
能に構成されていて、この半径方向の移動動作により回
転アーム10の先端がスプロケット3の外周部から半径方
向である矢印a,b方向に出し入れされて、上記チェーン
5のロングピンPに係脱されるように構成されている。 カム機構11はカムブロック111の回転アーム10側の側
面に形成されたエンドレス状のカム溝112と、回転アー
ム10の他側面に固着されて上記カム溝112に遊嵌された
カムフォロアーであるガイドピン113とによって構成さ
れている。従って、回転アーム10がスプロケット3に同
期して回転駆動される際、カム溝112にあるガイドピン1
13の案内作用によって回転アーム10の先端がスプロケッ
ト3の外周部から半径方向に出し入れされるように構成
されている。そして、第6図に示すように、カム溝112
の半径は、区間A1が最大r11となり、区間B1が最小r12と
なり、これらの中間の区間C1,D1の半径r13が連続的に
変化するように構成されている。そして、カム溝112の
これらの区間A1,B1,C1,D1はそれぞれ第1図〜第3図
に示された回転アーム10の回転軌跡中の区間A,B,C,Dに
対応されている。ここで、区間AはロングピンPを上方
に押し上げる区間、区間BはロングピンPがスプロケッ
ト3の外周部から支持レール4上に移行される区間、区
間C及び区間Dがこれらの中間の区間である。従って、
回転アーム10の先端は、区間Aではスプロケット3の外
周部から矢印a方向に最大に引き出されて回転半径r1が
最大となり、区間Bではスプロケット3の外周部から矢
印b方向に最大に引き込まれて回転半径r2が最小とな
り、中間の区間C及びDでは矢印a,b方向に連続的に変
化される。 なお、第1図中における符号Mは上記スプロケット3
を回転駆動するギアードモータ等の駆動手段、Rはロン
グピンPの先端に取付けられた上部ガイドローラ、R1は
各パネル6,7の下部に取付けられた下部ガイドローラ、1
2は上記収納ボックス2内の下部に配置され、上記各パ
ネル6,7の下端部をそれぞれの上記下部ガイドローラR1
を介してパネル出入方向に誘導するためのパネルガイド
である。 次に動作について説明する。第1図に示すように、ガ
イドレール1間に各パネル6,7が繰り出されたシャッタ
閉状態においては、各パネル6,7の荷重によりロングピ
ンPがピンガイド長孔51の下端に係合し、各パネル6,7
相互間でそれぞれ嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とが嵌合
されて、シャッタ装置は完全密閉状態になっている。 次に、パネル収納時に、第2図に示すように、スプロ
ケット3をパネル収納方向である矢印c方向に回転駆動
させると、該スプロケット3に噛合したチェーン5によ
ってパネル6,7が上記ガイドレール1に沿って矢印d方
向に上昇動作し、収納ボックス2内に進入してくる。 このようなパネル6,7の上昇動作過程において、上位
パネル6を吊持しているチェーン5のリンクアタッチメ
ント50が上記スプロケット3の外周部の近傍のロングピ
ンPを押し上げ区間A内に矢印d方向から侵入してくる
と、該スプロケット3と同期し、かつ先端の回転半径r1
が最大となって矢印c方向に回転している回転アーム10
の先端が、上記リンクアタッチメント50のピンガイド長
孔51内の下端に係合してスプロケット3に噛合直前のロ
ングピンPに下側から係合して該ロングピンPを上記ピ
ンガイド長孔51内で上方向に高さLだけ押し上げる。 この押し上げ時においても、上記スプロケット3は上
記チェーン5を巻き上げているが、その巻き上げ速度、
即ち、上記スプロケット3の周速より上記回転アーム10
の先端周速が早いので、該回転アーム10は上述の如く上
記ロングピンPを上記ピンガイド長孔51内で押し上げ
る。 これによって、上位パネル6は下位パネル7より早い
スピードで上昇動作する。 従って、上位パネル6の下端嵌合凹条部9は下位パネ
ル7の嵌合凸条部8との嵌合が解除されて、各パネル6,
7相互間には隙間Lができる。 このように下位パネル7との嵌合が解除された上位パ
ネル6は、上記スプロケット3の円周に沿って支持レー
ル4側(パネル収納方向)へ円滑に横送りすることが可
能になる。 そして、矢印c方向に回転される回転アーム10が区間
Aを過ぎて、区間Bとの中間の区間Dを矢印c方向に回
転される際に、回転アーム10の先端の回転半径が次第に
減小されて行く。 そして、第3図に示すように、上位パネル6のロング
ピンPがスプロケット3の外周部からガイドローラRに
よって上記支持レール4上に矢印e方向に移行される区
間Bに回転アーム10が到達されると、その回転アーム10
の先端の回転半径r2が最小となる。従って、この区間B
において、回転アーム10の先端は矢印e方向に移行され
るロングピンPから矢印c方向に円滑に分離されること
になり、回転アーム10の先端と支持レール4との間でロ
ングピンPを不測に噛み込んでしまうような事故は全く
発生せず、ロングピンPはガイドローラRを介して支持
レール4上に矢印c方向に円滑に移行される。 なお、矢印c方向に回転される回転アーム10が区間B
を過ぎて区間Aとの中間の空間Cを矢印c方向に回転さ
れる際に、回転アーム10の先端の回転半径が次第に増大
されて行き、回転アーム10が区間Aに到達すると、その
回転アーム10の先端の回転半径r1が再び最大となる。 このようにして、各パネル6,7が上記スプロケット3
近傍に上昇到達毎に上記各パネル6,7相互の嵌合が順次
解除されてパネル収納方向に順次横送りされることによ
り、上記各パネル6,7はロングピンPの先端のガイドロ
ーラRを介して上記支持レール4上に円滑に移行し、該
支持レール4上でガイドローラRを介して折畳状態に吊
持収納される。 次に、上記のようなパネル収納状態から上記スプロケ
ット3を逆回転駆動させると、該スプロケット3に噛合
したチェーン5で上記支持レール4上の各パネル6,7が
順次スプロケット3側に引っ張られ、該スプロケット3
を経由してガイドレール1間に繰り出される。 この場合、上記スプロケット3と同期回転する回転ア
ーム10の先端は、上記スプロケット3に沿ってパネル繰
り出し方向に移行動作するロングピンPに追従する状態
となる。 そして、上記ガイドレール1間に順次繰り出される各
パネル6,7は、それぞれの自重によって、それぞれのロ
ングピンPがピンガイド長孔51内の下端に係合する位置
まで下降動作する。 これによって、上記収納ボックス2内から繰り出され
る各パネル6,7は、該パネル6,7相互間の嵌合凸条部8と
嵌合凹条部9とが必然的に嵌合した状態となって上記ガ
イドレール1間に繰り出される。 以上の実施例では、回転アーム10のガイドピン10bを
スプロケット3の半径方向の長孔3bに遊嵌させる構造に
よって、回転アーム10をスプロケット3に同期して回転
駆動させるように構成したが、第7図に示した変形例の
ように、スプロケット3の回転軸3aに角軸部3a2を形成
し、この角軸部3a2に回転アーム10の長孔10aを遊嵌させ
る構造によっても、回転アーム10をスプロケット3の回
転軸3aに対して半径方向である矢印d,e方向に移動可能
な状態で、回転アーム10をスプロケット3に同期して回
転駆動させることが可能である。
る。第1図はこの考案の一実施例によるパネルシャッタ
装置の概略的な要部の断面図、第2図及び第3図は動作
説明図、第4図は第1図のIV−IV矢視での断面図、第5
図は第4図のV−V矢視での側面図、第6図は第4図の
VI−VI矢視での側面図、第7図は変形例を示す第5図と
同様の側面図であり、第8図及び第9図に示した従来例
と同一又は相当部分には同一の符号を付して重複説明を
省略する。 第1図において5はパネル連繋用のチェーンであり、
このチェーン5は複数にブロック化されたチェーンブロ
ック5A,5Bと、これらのチェーンブロック5A,5B相互を連
結したリンクアタッチメント50とから構成されている。
上記チェーンブロック5A,5Bは、内側リンクプレート5a
と外側リンクプレート5bとをそれらの長手方向両端部に
おいてリンクピンP1で屈曲回動自在に連結した通常のチ
ェーン構成となっている。 一方、上記リンクアタッチメント50はパネル取付用チ
ェーンリンクを構成するもので、上記各リンクプレート
5a,5bより適当に長く形成され、その長手方向両端部が
上記各チェーンブロック5A,5Bの両端部の内側リンクプ
レート5aの先端部にリンクピンP1で屈曲回動自在に連結
されている。 かかるリンクアタッチメント50には、その長手方向に
沿うピンガイド長孔51が設けられている。 そして、上記ピンガイド長孔51内には、パネル6,7の
上部両側に連結されて外側方に突出する連結ピンである
ロングピンPが摺動自在に嵌込み係合されている。即
ち、上記ロングピン(連結ピン)Pはチェーン5に貫通
係合されてスプロケット3の回転による上記チェーン5
の移動方向に一定範囲摺動自在となっている。 ここで、上述の如くチェーン5のリンクアタッチメン
ト50に、そのピンガイド長孔51およびロングピンPを介
して連結された上記各パネル6,7は、ガイドレール1間
に沿って垂下した状態において、それぞれのパネル荷重
により上記ロングピンPが上記ピンガイド長孔51の下端
に係合した状態となり、この状態では各パネル6,7相互
間でそれぞれの嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とが嵌合し
た状態となり、このような状態となるように上記各パネ
ル6,7は上記チェーン5で連繋されている。 そして、上記チェーン5は、収納ボックス2のスプロ
ケット3に噛合され、このスプロケット3の正逆回転駆
動により、支持レール4側へ移行可能に昇降動作するよ
うになっている。 次に、第1図〜第6図において、10はスプロケット3
に同期回転してロングピンPに係脱する回転アーム、11
はスプロケット軸(回転軸)3aを中心とした回転アーム
10の回転半径を可変するためのカム機構である。カム機
構11のカムブロック111は上記収納ボックス2の側壁21
の内側に固着されて上記スプロケット3の回転軸3aの外
周に配置され、回転アーム10はスプロケット3とカムブ
ロック111との間で回転軸3aの外周に取付けられてい
る。この回転アーム10はその基部側に設けられた長孔10
aによって回転軸3aの外周に遊嵌され、先端側はスプロ
ケット3の外周部の外方に突出されている。そして、回
転アーム10の中間部の一側面に突設されたガイドピン10
bがスプロケット3の側面に設けられた半径方向の長孔3
b内に遊嵌されている。従って、スプロケット3の回転
力が長孔3b及びガイドピン10bを介して回転アーム10に
伝達されて、回転アーム10がスプロケット3によって同
期して回転駆動されるように構成されている。しかも、
回転アーム10は両長孔3b,10aによってスプロケット3の
回転軸3aに対する半径方向である矢印a,b方向に移動可
能に構成されていて、この半径方向の移動動作により回
転アーム10の先端がスプロケット3の外周部から半径方
向である矢印a,b方向に出し入れされて、上記チェーン
5のロングピンPに係脱されるように構成されている。 カム機構11はカムブロック111の回転アーム10側の側
面に形成されたエンドレス状のカム溝112と、回転アー
ム10の他側面に固着されて上記カム溝112に遊嵌された
カムフォロアーであるガイドピン113とによって構成さ
れている。従って、回転アーム10がスプロケット3に同
期して回転駆動される際、カム溝112にあるガイドピン1
13の案内作用によって回転アーム10の先端がスプロケッ
ト3の外周部から半径方向に出し入れされるように構成
されている。そして、第6図に示すように、カム溝112
の半径は、区間A1が最大r11となり、区間B1が最小r12と
なり、これらの中間の区間C1,D1の半径r13が連続的に
変化するように構成されている。そして、カム溝112の
これらの区間A1,B1,C1,D1はそれぞれ第1図〜第3図
に示された回転アーム10の回転軌跡中の区間A,B,C,Dに
対応されている。ここで、区間AはロングピンPを上方
に押し上げる区間、区間BはロングピンPがスプロケッ
ト3の外周部から支持レール4上に移行される区間、区
間C及び区間Dがこれらの中間の区間である。従って、
回転アーム10の先端は、区間Aではスプロケット3の外
周部から矢印a方向に最大に引き出されて回転半径r1が
最大となり、区間Bではスプロケット3の外周部から矢
印b方向に最大に引き込まれて回転半径r2が最小とな
り、中間の区間C及びDでは矢印a,b方向に連続的に変
化される。 なお、第1図中における符号Mは上記スプロケット3
を回転駆動するギアードモータ等の駆動手段、Rはロン
グピンPの先端に取付けられた上部ガイドローラ、R1は
各パネル6,7の下部に取付けられた下部ガイドローラ、1
2は上記収納ボックス2内の下部に配置され、上記各パ
ネル6,7の下端部をそれぞれの上記下部ガイドローラR1
を介してパネル出入方向に誘導するためのパネルガイド
である。 次に動作について説明する。第1図に示すように、ガ
イドレール1間に各パネル6,7が繰り出されたシャッタ
閉状態においては、各パネル6,7の荷重によりロングピ
ンPがピンガイド長孔51の下端に係合し、各パネル6,7
相互間でそれぞれ嵌合凸条部8と嵌合凹条部9とが嵌合
されて、シャッタ装置は完全密閉状態になっている。 次に、パネル収納時に、第2図に示すように、スプロ
ケット3をパネル収納方向である矢印c方向に回転駆動
させると、該スプロケット3に噛合したチェーン5によ
ってパネル6,7が上記ガイドレール1に沿って矢印d方
向に上昇動作し、収納ボックス2内に進入してくる。 このようなパネル6,7の上昇動作過程において、上位
パネル6を吊持しているチェーン5のリンクアタッチメ
ント50が上記スプロケット3の外周部の近傍のロングピ
ンPを押し上げ区間A内に矢印d方向から侵入してくる
と、該スプロケット3と同期し、かつ先端の回転半径r1
が最大となって矢印c方向に回転している回転アーム10
の先端が、上記リンクアタッチメント50のピンガイド長
孔51内の下端に係合してスプロケット3に噛合直前のロ
ングピンPに下側から係合して該ロングピンPを上記ピ
ンガイド長孔51内で上方向に高さLだけ押し上げる。 この押し上げ時においても、上記スプロケット3は上
記チェーン5を巻き上げているが、その巻き上げ速度、
即ち、上記スプロケット3の周速より上記回転アーム10
の先端周速が早いので、該回転アーム10は上述の如く上
記ロングピンPを上記ピンガイド長孔51内で押し上げ
る。 これによって、上位パネル6は下位パネル7より早い
スピードで上昇動作する。 従って、上位パネル6の下端嵌合凹条部9は下位パネ
ル7の嵌合凸条部8との嵌合が解除されて、各パネル6,
7相互間には隙間Lができる。 このように下位パネル7との嵌合が解除された上位パ
ネル6は、上記スプロケット3の円周に沿って支持レー
ル4側(パネル収納方向)へ円滑に横送りすることが可
能になる。 そして、矢印c方向に回転される回転アーム10が区間
Aを過ぎて、区間Bとの中間の区間Dを矢印c方向に回
転される際に、回転アーム10の先端の回転半径が次第に
減小されて行く。 そして、第3図に示すように、上位パネル6のロング
ピンPがスプロケット3の外周部からガイドローラRに
よって上記支持レール4上に矢印e方向に移行される区
間Bに回転アーム10が到達されると、その回転アーム10
の先端の回転半径r2が最小となる。従って、この区間B
において、回転アーム10の先端は矢印e方向に移行され
るロングピンPから矢印c方向に円滑に分離されること
になり、回転アーム10の先端と支持レール4との間でロ
ングピンPを不測に噛み込んでしまうような事故は全く
発生せず、ロングピンPはガイドローラRを介して支持
レール4上に矢印c方向に円滑に移行される。 なお、矢印c方向に回転される回転アーム10が区間B
を過ぎて区間Aとの中間の空間Cを矢印c方向に回転さ
れる際に、回転アーム10の先端の回転半径が次第に増大
されて行き、回転アーム10が区間Aに到達すると、その
回転アーム10の先端の回転半径r1が再び最大となる。 このようにして、各パネル6,7が上記スプロケット3
近傍に上昇到達毎に上記各パネル6,7相互の嵌合が順次
解除されてパネル収納方向に順次横送りされることによ
り、上記各パネル6,7はロングピンPの先端のガイドロ
ーラRを介して上記支持レール4上に円滑に移行し、該
支持レール4上でガイドローラRを介して折畳状態に吊
持収納される。 次に、上記のようなパネル収納状態から上記スプロケ
ット3を逆回転駆動させると、該スプロケット3に噛合
したチェーン5で上記支持レール4上の各パネル6,7が
順次スプロケット3側に引っ張られ、該スプロケット3
を経由してガイドレール1間に繰り出される。 この場合、上記スプロケット3と同期回転する回転ア
ーム10の先端は、上記スプロケット3に沿ってパネル繰
り出し方向に移行動作するロングピンPに追従する状態
となる。 そして、上記ガイドレール1間に順次繰り出される各
パネル6,7は、それぞれの自重によって、それぞれのロ
ングピンPがピンガイド長孔51内の下端に係合する位置
まで下降動作する。 これによって、上記収納ボックス2内から繰り出され
る各パネル6,7は、該パネル6,7相互間の嵌合凸条部8と
嵌合凹条部9とが必然的に嵌合した状態となって上記ガ
イドレール1間に繰り出される。 以上の実施例では、回転アーム10のガイドピン10bを
スプロケット3の半径方向の長孔3bに遊嵌させる構造に
よって、回転アーム10をスプロケット3に同期して回転
駆動させるように構成したが、第7図に示した変形例の
ように、スプロケット3の回転軸3aに角軸部3a2を形成
し、この角軸部3a2に回転アーム10の長孔10aを遊嵌させ
る構造によっても、回転アーム10をスプロケット3の回
転軸3aに対して半径方向である矢印d,e方向に移動可能
な状態で、回転アーム10をスプロケット3に同期して回
転駆動させることが可能である。
以上のように、この考案によれば、スプロケットによ
るチェーン巻上げ時にチェーンとパネルとの連結ピンが
上昇してスプロケットに噛合する直前で、その連結ピン
が上記スプロケットと同期回転する回転アームによって
押し上げられ、該押し上げ区間では回転アームがスプロ
ケットの回転円周から突出する方向にカム機構で変位さ
せられ、スプロケット軸を中心とした回転アームの回転
半径が最大となって、該回転アームによる連結ピンの押
し上げ速度がチェーンの上昇速度よりも早くなるように
構成したので、ガイドレール間では上下複数のパネル相
互を常時密着させておき、該密着状態で左右のスプロケ
ット間に上昇してきたパネルを後続の上昇パネルから離
して支持レール方向へ円滑に移動させることができると
共に、ガイドレール間では上述の如くパネル相互を常時
密着させることができてパネル相互間に手指等を挟むよ
うな危険性を解消できるという効果がある。 しかも、上記連結ピンがスプロケットの回転円周から
支持レールに移行する区間では、スプロケット軸を中心
とした回転アームの回転半径が最小となるように該回転
アームがカム機構で変位させられることにより、回転ア
ームが連結ピンからスムーズに分離するので、回転アー
ムが支持レールとの間で連結ピンを不測に噛み込むよう
なことがなくなって、パネル収納動作をスムーズに遂行
させることができるという効果がある。
るチェーン巻上げ時にチェーンとパネルとの連結ピンが
上昇してスプロケットに噛合する直前で、その連結ピン
が上記スプロケットと同期回転する回転アームによって
押し上げられ、該押し上げ区間では回転アームがスプロ
ケットの回転円周から突出する方向にカム機構で変位さ
せられ、スプロケット軸を中心とした回転アームの回転
半径が最大となって、該回転アームによる連結ピンの押
し上げ速度がチェーンの上昇速度よりも早くなるように
構成したので、ガイドレール間では上下複数のパネル相
互を常時密着させておき、該密着状態で左右のスプロケ
ット間に上昇してきたパネルを後続の上昇パネルから離
して支持レール方向へ円滑に移動させることができると
共に、ガイドレール間では上述の如くパネル相互を常時
密着させることができてパネル相互間に手指等を挟むよ
うな危険性を解消できるという効果がある。 しかも、上記連結ピンがスプロケットの回転円周から
支持レールに移行する区間では、スプロケット軸を中心
とした回転アームの回転半径が最小となるように該回転
アームがカム機構で変位させられることにより、回転ア
ームが連結ピンからスムーズに分離するので、回転アー
ムが支持レールとの間で連結ピンを不測に噛み込むよう
なことがなくなって、パネル収納動作をスムーズに遂行
させることができるという効果がある。
第1図はこの考案の一実施例によるシャッタ装置の概略
的な要部の断面図、第2図及び第3図は動作説明図、第
4図は第1図のIV−IV矢視での断面図、第5図は第4図
のV−V矢視での側面図、第6図は第4図のVI−VI矢視
での側面図、第7図は変形例を示す第5図と同様の側面
図、第8図は従来のシャッタ装置の概略的な断面図、第
9図は第8図に関連した説明図である。 1……ガイドレール、2……収納ボックス、3……スプ
ロケット、4……支持レール、5……チェーン、6,7…
…パネル、10……回転アーム、11……カム機構、P……
連結ピンであるロングピン。
的な要部の断面図、第2図及び第3図は動作説明図、第
4図は第1図のIV−IV矢視での断面図、第5図は第4図
のV−V矢視での側面図、第6図は第4図のVI−VI矢視
での側面図、第7図は変形例を示す第5図と同様の側面
図、第8図は従来のシャッタ装置の概略的な断面図、第
9図は第8図に関連した説明図である。 1……ガイドレール、2……収納ボックス、3……スプ
ロケット、4……支持レール、5……チェーン、6,7…
…パネル、10……回転アーム、11……カム機構、P……
連結ピンであるロングピン。
Claims (1)
- 【請求項1】シャッタ開閉用開口の両側に起立配置され
た左右一対のガイドレールと、これらのガイドレールの
上部に配置されたパネル収納用ボックスと、このパネル
収納用ボックス内に配置された左右一対のパネル駆動系
のスプロケットと、これらのスプロケットに噛合して上
記ガイドレール内部を昇降移動可能な左右一対のチェー
ンと、これらのチェーンに上記スプロケットと噛合可能
な連結ピンを介して上部両側が連結された複数のパネル
と、上記パネル収納用ボックス内に配置され、上記スプ
ロケットの回転による上記チェーンの送り作動で上昇移
動して上記スプロケット間を通過したパネルを上部両側
の上記連結ピンを介して移動可能に吊持する支持レール
とを備えたパネルシャッタ装置において、上記連結ピン
を上記チェーンに対し該チェーンの移動方向へ一定範囲
摺動自在に貫通係合させると共に、上記スプロケットに
同期回転して該スプロケットの回転円周に対する出入方
向に移動可能な回転アームと、この回転アームを上記ス
プロケットとの同期回転時に該スプロケットの回転円周
に対する出入方向に移動させてその回転アームの回転半
径を可変するカム機構とを備え、上記回転アームは、上
記スプロケットによるチェーン巻上げ過程で該スプロケ
ットに噛合直前の上記連結ピンを上記チェーンの上昇速
度よりも早く押し上げて上記スプロケットに噛合させる
ように該スプロケットと同期回転し、上記カム機構は、
回転アームが連結ピンを押し上げる区間でスプロケット
の回転円周から回転アームが突出してスプロケット軸を
中心とした回転アームの回転半径が最大となり、且つ、
上記連結ピンが上記スプロケットの外周部から上記支持
レールに移行する区間では上記回転アームの回転半径が
最小となるように該回転アームを変位させるようになっ
ていることを特徴とするパネルシャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989102706U JP2535194Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | パネルシヤツタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989102706U JP2535194Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | パネルシヤツタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0346691U JPH0346691U (ja) | 1991-04-30 |
JP2535194Y2 true JP2535194Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31651589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989102706U Expired - Fee Related JP2535194Y2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | パネルシヤツタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535194Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2506167B2 (ja) * | 1988-10-03 | 1996-06-12 | 東洋シャッター株式会社 | パネルシャッタ― |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP1989102706U patent/JP2535194Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0346691U (ja) | 1991-04-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |