JP2549347Y2 - 弾球遊技機の電気系接続装置 - Google Patents

弾球遊技機の電気系接続装置

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JP2549347Y2
JP2549347Y2 JP5197593U JP5197593U JP2549347Y2 JP 2549347 Y2 JP2549347 Y2 JP 2549347Y2 JP 5197593 U JP5197593 U JP 5197593U JP 5197593 U JP5197593 U JP 5197593U JP 2549347 Y2 JP2549347 Y2 JP 2549347Y2
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道子 松元
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株式会社藤商事
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ機、アレンジ
ボール機等の弾球遊技機の電気系接続装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機においては、遊技盤の略中央部に、電気部品を組
み込んだ電動式の中央役物が配置されると共に、この中
央役物の周辺に入球チャッカー、始動ゲート、下部役
物、表示装置、風車等の各種遊技部品が配置されてい
る。
【0003】各遊技部品には、その機能に応じて入球検
出用の検出スイッチ、作動用のソレノイド、表示ランプ
等の各種の電気部品が組み込まれている。一方、遊技盤
の裏側には遊技動作の制御を司る制御基板が裏カバーを
介して装着され、この裏カバー内で制御基板と遊技盤と
の間に配置された中継基板を介して制御基板と各電気部
品が電気的に接続されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、矩形状の中継基板を用い、この中継基板を遊技盤の
裏側にスペーサー等を介して取り付けている。このた
め、大きな中継基板で中央役物及びその近傍の遊技部品
を裏側から覆う形となるので、中継基板を遊技盤に固定
した後、各電気部品のリード線をコネクターを介して中
継基板に接続する際の作業が非常に煩わしくなる欠点が
あった。
【0005】また矩形状の中継基板を用い、これに各電
気部品用のコネクターを配置しているため、各電気部品
の配置とそれに対応するコネクターの配置とが必ずしも
一致せず、電気部品の位置によっては、リード線を必要
以上に長くしなければならない他、コネクターを接続す
る時に、その位置関係を直ちに判断し難く、接続ミス等
が発生し易いという欠点もあった。
【0006】更に、従来は、中継基板が中央役物の裏側
に重なっているため、中央役物が遊技盤の裏側に大きく
突出する構造の場合には、中継基板、制御基板が遊技盤
から後方に大きく離れて、遊技盤から裏側への張り出し
量が大になり、全体的に大型化するという欠点もあっ
た。
【0007】本考案は、かかる従来の課題に鑑み、接続
時の作業を容易かつ能率的に行ない得ると共に、リード
線の無駄、接続ミスの発生を防止でき、全体として小型
化できる弾球遊技機の電気系接続装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本考案
は、遊技盤5 の略中央部に、電気部品35,41,45を有する
中央役物7 を配置すると共に、この中央役物7 の周辺に
遊技部品8 〜15及び電気部品を配置し、遊技盤5 の裏側
に、遊技動作の制御を司る制御基板24を設け、この制御
基板24と遊技盤5 との間に配置した中継基板67,68 を介
して該制御基板24と各電気部品35〜47とを接続した弾球
遊技機において、帯板状に構成された帯状中継基板67,6
8 を複数個備え、この各帯状中継基板67,68 が少なくと
も中央役物7 の主要部と重ならないように、該各帯状中
継基板67,68 を遊技盤5 の盤面方向に配置し、この各帯
状中継基板67,68 に、該帯状中継基板67,68 に各電気部
品35〜47を接続するためのコネクター48〜57を各電気部
品35〜47の近くに配置したものである。
【0009】また請求項2に記載の本考案は、請求項1
に記載の考案において、3 個の帯状中継基板67,68 をコ
字状に連結して一体に構成し、この各帯状中継基板67,6
8 により囲まれる切欠き部69に中央役物7 を配置したも
のである。
【0010】更に請求項3 に記載の本考案は、請求項2
に記載の考案において、相対向する一対の帯状中継基板
67を中央役物7 の左右両側に配置し、この一対の帯状中
継基板67の端部間を連結する帯状中継基板68を中央役物
7 の上下の何れか一方に配置したものである。
【0011】請求項4に記載の本考案は、請求項1に記
載の考案において、4個の帯状中継基板67,68 を閉ルー
プ状に連結して一体に構成し、この各帯状中継基板67,6
8 により囲まれる中央の切欠き部69内に中央役物7 を配
置したものである。
【0012】また請求項5に記載の本考案は、請求項4
に記載の考案において、相対向する一対の帯状中継基板
67を中央役物7 の左右両側に配置し、この一対の帯状中
継基板67の両端部間を連結する一対の帯状中継基板68を
中央役物7 の上下に配置したものである。
【0013】請求項6に記載の本考案は、請求項1乃至
5の何れかに記載の考案において、各帯状中継基板67,6
8 に各コネクター48〜57を分散させて配置すると共に、
中央役物7 の下側の帯状中継基板68に制御基板24用のコ
ネクター60〜62を配置したものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本考案では、帯板状に構成さ
れた帯状中継基板67,68 を複数個備え、この各帯状中継
基板67,68 が少なくとも中央役物7 の主要部と重ならな
いように、該各帯状中継基板67,68 を遊技盤5 の盤面方
向に配置しているため、中央役物7 が遊技盤5 から後方
へと大きく突出する構造のものであっても、中継基板58
を遊技盤5 に近接させて装着でき、後方への張り出し量
を小さく抑えて全体を小型化できる。
【0015】また各帯状中継基板67,68 に、該帯状中継
基板67,68 に各電気部品35〜47を接続するためのコネク
ター48〜57を各電気部品35〜47の近くに配置しているの
で、各電気部品35〜47を各帯状中継基板67,68 の近くの
コネクター48〜57に接続すれば良く、コネクター48〜57
の接続箇所の判断が容易かつ確実であり、作業を能率良
く正確に行えると共に、リード線の無駄がなくなる。
【0016】しかも、帯状中継基板67,68 を複数個用い
ており、各帯状中継基板67,68 の幅を小さくできるた
め、各電気部品35〜47のリード線を各帯状中継基板67,6
8 の下側から容易に引き出すことが可能である。
【0017】請求項2に記載の本考案では、3 個の帯状
中継基板67,68 をコ字状に連結して一体に構成し、この
各帯状中継基板67,68 により囲まれる切欠き部69に中央
役物7 を配置しているため、3個の帯状中継基板67,68
を1個の基板として取り扱うことができ、取り付け時の
作業性が容易であると共に、帯状中継基板67,68 の板取
り時の無駄がなく、歩留りが向上する。
【0018】更に請求項3 に記載の本考案では、相対向
する一対の帯状中継基板67を中央役物7 の左右両側に配
置し、この一対の帯状中継基板67の端部間を連結する帯
状中継基板68を中央役物7 の上下の何れか一方に配置し
ているため、取り付け時の作業性が良く、板取り時の歩
留りが向上する他、各電気部品35〜47の配列に合わせて
各帯状中継基板67,68 を遊技盤5 に装着できるので、各
電気部品35〜47の配置に応じて各コネクター48〜57を配
列できる。
【0019】請求項4に記載の本考案では、4個の帯状
中継基板67,68 を閉ループ状に連結して一体に構成し、
この各帯状中継基板67,68 により囲まれる中央の切欠き
部69内に中央役物7 を配置しているため、取り付け時の
作業性が向上する他、各電気部品35〜47の配列に合わせ
て各帯状中継基板67,68 を遊技盤5 に装着できるので、
各電気部品35〜47の配置に応じて各コネクター48〜57を
更に分散させて配列できる。
【0020】また請求項5に記載の本考では、相対向す
る一対の帯状中継基板67を中央役物7 の左右両側に配置
し、この一対の帯状中継基板67の両端部間を連結する一
対の帯状中継基板68を中央役物7 の上下に配置している
ため、取り付け時の作業性が向上する他、各電気部品35
〜47の配列と略一致するように各帯状中継基板67,68を
遊技盤5 に装着でき、従って、各コネクター48〜57を各
電気部品35〜47の極近くに分散させて配列できる。
【0021】更に請求項6に記載の本考案では、各帯状
中継基板67,68 に各コネクター48〜57を分散させて配置
すると共に、中央役物7 の下側の帯状中継基板68に制御
基板24用のコネクター60〜62を配置しているため、電気
部品35〜47用のコネクター48〜57と制御基板24用のコネ
クター60〜62との区別が容易である。
【0022】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図5は本考案をアレンジボール機に採用
した第1実施例を示す。図4はアレンジボール機の正面
図である。図4において、1 は機枠、2 は機枠1 の前面
に開閉自在に枢着された前面枠である。前面枠2 にはガ
ラス扉3 及び前面板4 が装着され、その後側に遊技盤5
が着脱自在に装着されいる。
【0023】遊技盤5 の前面には、打球を案内するガイ
ドレール6 が設けられる他、略中央部に中央役物7 が、
また中央役物7 の周囲に上部入球チャッカー8 、下部入
球チャッカー9 、始動ゲート10、遊技回数表示器11、図
柄表示装置12、下部役物13、ランプ風車14、装飾体15等
が夫々配置され、更に下部に下部入球口16、入賞図柄表
示装置17が配置されている。
【0024】下部入球口16は1ゲームに使用する遊技球
の数と同数の16個であり、遊技盤5 の下部に左右方向
に横一列に配列されている。入賞図柄表示装置17は、各
下部入球口16に対応する16個の表示部18を横一列状に
配置して成り、発射された遊技球が下部入球口16に入っ
た時に、それに対応する表示部18が点灯して1〜16ま
での数字を表示するようになっている。
【0025】前面板4 には上皿19が装着され、また前面
枠2 の下部には下皿20と発射装置21用の操作ハンドル22
が設けられ、操作ハンドル22を操作すれば、上皿19から
16個の遊技球が発射部に供給され、それを1個づつ打
撃して発射するようになっている。
【0026】図5はアレンジボール機の背面図である。
図5において、23は裏セット板で、遊技盤5 を裏側から
押さえ付けるように前面枠2 に装着されている。24は制
御基板で、遊技盤5 の裏側の裏カバー25に保護ケース26
を介して取り付けられており、この制御基板24にはアレ
ンジボール機全体の遊技動作を制御するIC、その他の
電気部品等がプリント配線により装着さている。
【0027】32は前面枠2 の裏側の下部に装着された発
射装置21用の発射モーターで、操作ハンドル22を操作す
れば、この発射モーター32が作動し、打撃槌27により打
球レール上の遊技球を打撃して発射するようになってい
る。
【0028】28は賞球を貯留する賞球タンク、29は賞球
タンク28に連通する賞球タンクレールで、裏セット板23
の上部に取り付けられている。30は賞球払出し装置で、
制御基板24の側方で裏セット板23に装着されており、賞
球タンク28から賞球タンクレール29を経て供給さる賞球
を所要数づつ繰り出して、賞球案内通路31を介して前側
の上皿19内に払い出すようになっている。
【0029】33は集球ケースで、裏カバー25の下側で裏
セット板23に装着されており、上部入球チャッカー8 、
下部入球チャッカー9 、下部入球口16等に入った遊技球
を集めて排出通路34から外部に排出するようになってい
る。上部入球チャッカー8 、図柄表示装置12、中央役物
7 、下部役物13は遊技盤5の左右中央に上下方向に配列
され、これらの左右両側にランプ風車14、始動ゲート1
0、下部入球チャッカー9 が略対称に配列されている。
【0030】中央役物7 、その他の各遊技部品は、図1
乃至図3に示すように、必要に応じて表示ランプ35〜4
0、入球検出スイッチ41〜44、ソレノイド45,46 、図柄
表示素子47等の電気部品を備え、これらはリード線及び
コネクター48〜57を介してコ字状基板58に電気的に接続
されている。またコ字状基板58はコネクター59〜62、リ
ード線及びコネクター63〜66を介して制御基板24に接続
されている。
【0031】即ち、中央役物7 は3個の入球口に入った
遊技球を検出する3個の入球検出スイッチ41と、左右一
対の開閉ゲートを開閉操作するソレノイド45と、左右一
対の表示ランプ35とを備え、このソレノイド45及び表示
ランプ35はリード線を介して中継基板58のコネクター4
8,49 に接続されている。
【0032】下部入球チャッカー9 及び始動ゲート10は
入球検出スイッチ43,44 と表示ランプ36,37 とを備え、
この入球検出スイッチ43,44 及び表示ランプ36,37 はリ
ード線を介して中継基板58のコネクター50,51 に接続さ
れている。遊技回数表示器11、ランプ風車14及び装飾体
15は表示ランプ38,39,40を有し、この表示ランプ38,39,
40はリード線を介してコ字状基板58のコネクター52,56,
57に接続されている。
【0033】図柄表示装置12は0〜9までの数字図柄を
表示する3個の図柄表示素子47を有し、この図柄表示素
子47はリード線を介してコ字状基板58のコネクター53に
接続されている。下部役物13はゲート板を開閉操作する
ソレノイド46と、ゲート板を介して入球した遊技球を検
出する入球検出スイッチ42とを有し、これらのソレノイ
ド46及び入球検出スイッチ42はリード線を介してコ字状
基板58のコネクター54,55 に接続されている。
【0034】コ字状基板58は、図1及び図2に示すよう
に、左右一対の帯状中継基板67と、この一対の帯状中継
基板67の端部間を連結する他の帯状中継基板68とを有
し、これらの3個の帯状中継基板67,68 をコ字状に一体
に形成して構成さている。そして、このコ字状基板58
は、左右一対の帯状中継基板67及び他の帯状中継基板68
間に形成される切欠き部69内に中央役物7 が位置し、か
つ左右一対の帯状中継基板67間を連結する他の帯状中継
基板68が中央役物7 の下側に位置するように、裏カバー
25内において、スペーサー70を介して遊技盤5 の裏側に
その盤面に沿って略平行な状態で着脱自在に取り付けら
れている。
【0035】コ字状基板58はその左右一対の帯状中継基
板67が下部入球チャッカー9 、始動ゲート10の内側部分
に約半分程度重なり、また他の帯状中継基板68が下部役
物13に重なっているが、これら帯状中継基板67,68 の何
れも中央役物7 には重ならないようになっている。また
コ字状基板58の上下及び左右の最大寸法は、裏カバー25
の開口部71の寸法よりも小さく、開口部71を経てコ字状
基板58を出し入れできるようになっている。
【0036】各コネクター48〜57は、中央役物7 の入球
検出スイッチ41、ソレノイド45等の各電気部品に対応し
てその近くに位置するように、コ字状基板58の左右一対
の帯状中継基板67及び他の帯状中継基板68の全体に分散
して配置されている。即ち、コ字状基板58の左右一対の
帯状中継基板67の外縁部側にはコネクター50,51,52,57
等が、内縁部側にはコネクター48,55,56等が夫々配置さ
れている。更に他の帯状中継基板68の上縁部側にはコネ
クター49,54 が、下縁部側にはコネクター59〜62が夫々
配置されている。
【0037】制御基板24は保護ケース26内に収められ、
また保護ケース26は裏カバー25の開口部71を略塞ぐよう
に、下端側を裏カバー25の係合部72に係合させた状態
で、上端側を裏カバー25の係止爪73により係止して着脱
自在に装着されている。制御基板24の下端側には、コ字
状基板58の各コネクター59〜62に対応するコネクター63
〜66が設けられ、このコネクター63〜66のリード線は保
護ケース26の下端部に形成された長孔74から外部に引き
出されている。
【0038】上記構成のアレンジボール機において、遊
技盤5 に中央役物7 等の各種遊技部品を装着した後、そ
の各電気部品を制御基板24に接続する際には、次のよう
に行う。先ず、複数個のスペーサー70を介してコ字状基
板58を遊技盤5 の裏側にその盤面に沿って略平行に取り
付ける。この時、中央役物7 をコ字状基板58の切欠き部
69内に位置させ、中央役物7 と各帯状中継基板67,68 と
が重ならないようにする。
【0039】このようにすれば、中央役物7 が遊技盤5
から後方へと大きく突出する構造のものであっても、各
帯状中継基板67,68 を遊技盤5 に近接させて装着するこ
とができ、裏カバー25、保護ケース26等の後方への張り
出し量を小さく抑えて全体を小型化できる。また3個の
帯状中継基板67,68 をコ字状に一体形成したコ字状基板
58にを用いているので、帯状中継基板67,68 を遊技板5
に取り付ける際の取扱が容易であり、取り付け時の作業
性が向上する。
【0040】次に中央役物7 の入球検出スイッチ41、ソ
レノイド45、表示ランプ35等、各遊技部品の電気部品に
接続されたリード線を各コネクター48〜57を介してコ字
状基板58の各帯状中継基板67,68 に電気的に接続する。
この時にも、中央役物7 にコ字状基板58の各帯状中継基
板67,68 が重なっていないので、各帯状中継基板67,68
の裏側からリード線を引き出す等の煩わしさがない。
【0041】またコ字状基板58の左右一対の帯状中継基
板67が下部入球チャッカー9 、始動ゲート10に一部重な
り、他の帯状中継基板68が下部役物13に重なっている
が、これらの帯状中継基板67,68 が切欠き部69を取り囲
むようにコ字状にあり、その個々の帯状中継基板67,68
も従来の中継基板に比べて幅が小さいので、これらのリ
ード線を各帯状中継基板67,68 の下側から容易に引き出
すことができる。
【0042】特にアレンジボール機等の遊技盤5 では、
略中央部に中央役物7 があり、その左右両側に所定の間
隔をおいて他の遊技部品を配置する形態を採る場合が多
いため、中央役物7 とその両側の遊技部品との間の隙間
を利用して、左右一対の帯状中継基板67を配置でき、各
遊技部品の配置に応じて各コネクター48〜57を分散させ
て配列できる。
【0043】しかも、各コネクター48〜57は、対象とす
る各電気部品の近くにあり、コ字状基板58の各帯状中継
基板67,68 に分散して配置しているため、コネクター48
〜57の雄側と雌側とを接続する時にも、その電気部品に
近い箇所の色分けされたコネクター48〜57を選択すれば
良い。このため、コネクター48〜57の接続箇所の判断が
容易かつ確実であり、作業を能率良く正確に行うことが
できる。
【0044】またコネクター48〜57が対象とする各電気
部品の近くにあるため、リード線の長さを短くすること
ができ、リード線の無駄を防止できる。その他、スイッ
チ、役物のリード線の共通性がもて、汎用部品化が可能
となる。コ字状基板58は 3個の帯状中継基板67,68 を一
体にしたコ字状に構成し、これらの帯状中継基板67,68
間に切欠き部69を形成しているので、中央部分に切欠き
部69を形成した方形の閉ループ状に構成する場合に比べ
て板取り時の無駄がなく、歩留りが良い。
【0045】更に電気部品35〜47用のコネクター48〜57
を各帯状中継基板67,68 に分散して配置する一方、制御
基板24用のコネクター60〜62を帯状中継基板68の下部側
に配置しているため、両者を間違って接続することがな
い。なお、前記第1実施例では、3個の帯状中継基板6
7,68 を備えたコ字状基板58は、その切欠き部69が上方
に向くように配置しているが、図6の第2実施例に示す
如く、切欠き部69が下方に向くように配置しても良い
し、或いは図7の第3実施例に示す如く、切欠き部69が
左右方向の一方に向くように配置しても良い。
【0046】なお、図6の第2実施例の場合には、他の
帯状中継基板68が上側になるので、これに制御基板24用
のコネクター60〜62を設けて、リード線を上側から取り
出して制御基板24に接続すれば良い。また図7の第3実
施例の場合には、上下一対の帯状中継基板67の内、下側
の帯状中継基板67に制御基板24用のコネクター60〜62を
設けても良いし、上側の帯状中継基板67或いは他の帯状
中継基板68の何れに設けても良い。
【0047】図8は左右一対の帯状中継基板67と上下一
対の帯状中継基板68とを方形の閉ループ状に一体形成し
た閉ループ状基板80を用いた第4実施例を示す。この場
合には、第1実施例に比べて上側にも他の帯状中継基板
68があり、この帯状中継基板68にもコネクターを設ける
ことができるので、各電気部品35〜47用のコネクター48
〜57を更にその各電気部品35〜47の近づけて配置するこ
とができる。なお、図8では、上側の帯状中継基板68が
中央役物7 の上部側に一部重なっているが、その重なり
部分が中央役物7 の主要部以外であれば、別段、問題は
ない。
【0048】図9は左右一対の帯状中継基板67を中央役
物7 の両側に平行に配置した第5実施例を例示する。こ
のようにすれば、上部役物12、下部役物13に対する重な
りもなくなるので、リード線の引き出しが更に容易にな
る。
【0049】図10は2個の帯状中継基板67と帯状中継基
板68とをL字状に一体形成したL字状基板81を用いた第
6実施例を示す。このようにしても同様の利点がある。
またL字状基板81を用る場合には、2個のL字状基板81
を全体として方形状になるように組み合わせて配置して
も良い。
【0050】なお、各実施例ではアレンジボール機につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、その
他の弾球遊技機においても同様に実施できる。
【0051】
【考案の効果】請求項1に記載の本考案によれば、遊技
盤5 の略中央部に、電気部品35,41,45を有する中央役物
7 を配置すると共に、この中央役物7 の周辺に遊技部品
8 〜15及び電気部品を配置し、遊技盤5 の裏側に、遊技
動作の制御を司る制御基板24を設け、この制御基板24と
遊技盤5 との間に配置した中継基板67,68 を介して該制
御基板24と各電気部品35〜47とを接続した弾球遊技機に
おいて、帯板状に構成された帯状中継基板67,68 を複数
個備え、この各帯状中継基板67,68 が少なくとも中央役
物7 の主要部と重ならないように、該各帯状中継基板6
7,68 を遊技盤5 の盤面方向に配置し、この各帯状中継
基板67,68 に、該帯状中継基板67,68 に各電気部品35〜
47を接続するためのコネクター48〜57を各電気部品35〜
47の近くに配置しているので、各電気部品35〜47の接続
時の作業を容易かつ能率的に行ない得ると共に、リード
線の無駄、接続ミスの発生を防止でき、しかも全体とし
て小型化できる利点がある。
【0052】更に、帯板状に構成された帯状中継基板6
7,68 を複数個用いているため、個々の幅を小さくでき
るので、各電気部品35〜47のリード線を各帯状中継基板
67,68の下側から容易に引き出すことができる。
【0053】また請求項2に記載の本考案によれば、請
求項1に記載の考案において、3 個の帯状中継基板67,6
8 をコ字状に連結して一体に構成し、この各帯状中継基
板67,68 により囲まれる切欠き部69に中央役物7 を配置
しているので、各電気部品35〜47の接続時の作業を容易
かつ能率的にでき、全体として小型化できるのは勿論の
こと、複数個の帯状中継基板67,68 を遊技盤5 に取り付
ける際の作業性が向上すると共に、帯状中継基板67,68
の板取り時の無駄がなくなり、歩留りが向上する。
【0054】更に請求項3 に記載の本考案によれば、請
求項2に記載の考案において、相対向する一対の帯状中
継基板67を中央役物7 の左右両側に配置し、この一対の
帯状中継基板67の端部間を連結する帯状中継基板68を中
央役物7 の上下の何れか一方に配置しているため、各電
気部品35〜47の配列に合わせて各帯状中継基板67,68を
遊技盤5 に装着でき、各電気部品35〜47の配置に応じて
各コネクター48〜57を配列できる。
【0055】請求項4に記載の本考案によれば、請求項
1に記載の考案において、4個の帯状中継基板67,68 を
閉ループ状に連結して一体に構成し、この各帯状中継基
板67,68 により囲まれる中央の切欠き部69内に中央役物
7 を配置しているので、各電気部品35〜47の接続時の作
業を容易かつ能率的にでき、全体として小型化できるの
は勿論のこと、複数個の帯状中継基板67,68 を遊技盤5
に取り付ける際の作業性が向上すると共に、各電気部品
35〜47の配列に合わせて各帯状中継基板67,68を遊技盤5
に装着でき、従って、各電気部品35〜47の配置に応じ
て各コネクター48〜57を更に分散させて配列できる利点
がある。
【0056】また請求項5に記載の本考案によれば、請
求項4に記載の考案において、相対向する一対の帯状中
継基板67を中央役物7 の左右両側に配置し、この一対の
帯状中継基板67の両端部間を連結する一対の帯状中継基
板68を中央役物7 の上下に配置しているため、各電気部
品35〜47の配列と略一致するように各帯状中継基板67,6
8 を遊技盤5 に装着でき、各コネクター48〜57を各電気
部品35〜47の極近くに分散させて配列できる。
【0057】更に請求項6に記載の本考案によれば、請
求項1乃至5の何れかに記載の考案において、各帯状中
継基板67,68 に各コネクター48〜57を分散させて配置す
ると共に、中央役物7 の下側の帯状中継基板68に制御基
板24用のコネクター60〜62を配置しているので、電気部
品35〜47用のコネクター48〜57と制御基板24用のコネク
ター60〜62との区別が容易であり、両者の接続ミス等を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す遊技部品の配置状態
の断面背面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す電気部品の接続状態
の断面背面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す遊技盤の断面図であ
る。
【図4】本考案の第1実施例を示すアレンジボール機の
正面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示すアレンジボール機の
背面図である。
【図6】本考案の第2実施例を示す帯状中継基板の配置
状態の正面図である。
【図7】本考案の第3実施例を示す帯状中継基板の配置
状態の正面図である。
【図8】本考案の第4実施例を示す帯状中継基板の配置
状態の正面図である。
【図9】本考案の第5実施例を示す帯状中継基板の配置
状態の正面図である。
【図10】本考案の第6実施例を示す帯状中継基板の配置
状態の正面図である。
【符号の説明】
5 遊技盤 7 中央役物 8 上部入球チャッカー(遊技部品) 9 下部入球チャッカー(遊技部品) 10 始動ゲート(遊技部品) 11 遊技回数表示器(遊技部品) 12 図柄表示装置(遊技部品) 13 下部役物(遊技部品) 14 ランプ風車(遊技部品) 15 装飾体(遊技部品) 24 制御基板 35〜40 表示ランプ(電気部品) 41〜44 入球検出スイッチ(電気部品) 45,46 ソレノイド(電気部品) 47 図柄表示素子(電気部品) 48〜57 コネクター 58 コ字状基板 60〜62 コネクター 67 帯状中継基板 68 帯状中継基板 69 切欠き部

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(5) の略中央部に、電気部品(35)
    (41)(45)を有する中央役物(7) を配置すると共に、この
    中央役物(7) の周辺に遊技部品(8) 〜(15)及び電気部品
    を配置し、遊技盤(5) の裏側に、遊技動作の制御を司る
    制御基板(24)を設け、この制御基板(24)と遊技盤(5) と
    の間に配置した中継基板(67)(68)を介して該制御基板(2
    4)と各電気部品(35)〜(47)とを接続した弾球遊技機にお
    いて、帯板状に構成された帯状中継基板(67)(68)を複数
    個備え、この各帯状中継基板(67)(68)が少なくとも中央
    役物(7) の主要部と重ならないように、該各帯状中継基
    板(67)(68)を遊技盤(5) の盤面方向に配置し、この各帯
    状中継基板(67)(68)に、該帯状中継基板(67)(68)に各電
    気部品(35)〜(47)を接続するためのコネクター(48)〜(5
    7)を各電気部品(35)〜(47)の近くに配置したことを特徴
    とする弾球遊技機の電気系接続装置。
  2. 【請求項2】 3 個の帯状中継基板(67)(68)をコ字状に
    連結して一体に構成し、この各帯状中継基板(67)(68)に
    より囲まれる切欠き部(69)に中央役物(7) を配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の電気系接
    続装置。
  3. 【請求項3】 相対向する一対の帯状中継基板(67)を中
    央役物(7) の左右両側に配置し、この一対の帯状中継基
    板(67)の端部間を連結する帯状中継基板(68)を中央役物
    (7) の上下の何れか一方に配置したことを特徴とする請
    求項2に記載の弾球遊技機の電気系接続装置。
  4. 【請求項4】 4個の帯状中継基板(67)(68)を閉ループ
    状に連結して一体に構成し、この各帯状中継基板(67)(6
    8)により囲まれる中央の切欠き部(69)内に中央役物(7)
    を配置したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技
    機の電気系接続装置。
  5. 【請求項5】 相対向する一対の帯状中継基板(67)を中
    央役物(7) の左右両側に配置し、この一対の帯状中継基
    板(67)の両端部間を連結する一対の帯状中継基板(68)を
    中央役物(7) の上下に配置したことを特徴とする請求項
    4に記載の弾球遊技機の電気系接続装置。
  6. 【請求項6】 各帯状中継基板(67)(68)に各コネクター
    (48)〜(57)を分散させて配置すると共に、中央役物(7)
    の下側の帯状中継基板(68)に制御基板(24)用のコネクタ
    ー(60)〜(62)を配置したことを特徴とする請求項請求項
    1乃至5の何れかに記載の弾球遊技機の電気系接続装
    置。
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