JP4197825B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機では、遊技盤にガイドレール等の区画部材により区画された遊技領域内に、各種入賞具(入賞口)や、始動口に入賞したことを条件として図柄合わせ遊技等の特別遊技を行う特別図柄表示装置や、特別遊技で大当りになると開く変動入賞装置(アタッカー)などが設けられ、また、普図ゲート(普通図柄ゲート)や、サイド入賞口やサイドランプなども設けられる。
【0003】
また、パチンコ遊技機では、本体枠(機枠、外枠)の一側方に回動可能に軸支された前面枠(内枠)の裏面に、遊技盤を収納する遊技盤収納フレームを取り付け、その遊技盤収納フレーム裏面に設けた裏機構盤に各種制御装置を取り付けている。この制御装置は、別個独立した状態でユニット化して取り付けられ、球センサを含む各種電気部品や他の制御装置と電気的に配線接続される。そして、端部にコネクタを設けた配線ケーブルを使用して配線接続するなどの工夫がなされている。
しかし、パチンコ遊技機において裏機構に上記のような制御装置を配設するスペースには限りがあり、その限られたスペース内に各種の制御装置を無駄無く配設させるべきという要請がある。
【0004】
一方、従来、パチンコ遊技機の入賞球を検出する球センサは、前後方向つまりその長手方向が遊技盤に対して垂直になる方向に向けて遊技盤に取り付けるか、又は、遊技盤前面側から取り付ける入賞口部材自体に球センサを備え付けておき、入賞口部材を遊技盤に取り付けて配線を遊技盤裏面側に導出することで、取り付けを行っている。このような取り付け構造においても、球センサや入賞口部材の数が少ない場合には、それほど球センサの取り付けスペースの確保や背後から延出されるリード線の処理に大きな問題はなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年各入賞口毎に入賞球を別個に検出するタイプのパチンコ遊技機が提案されて来ており、大入賞口や普電入賞口等の特別な入賞口のみならず一般入賞口にも球センサが取り付けられることになる。そうすると、従来通りのセンサ取付構造を採った場合、一般入賞口が大きくなってしまうという問題がある。また、球センサからの配線を遊技盤裏面側に導出するために、入賞口後部に配線導出空間を形成しなければならないが、遊技盤の裏面は球流路が入り組んでおり、配線導出空間を形成するのは困難な場合が多い。
【0006】
また、入賞球を検出する球センサを前後方向に取り付けた場合、センサの後の部分が裏機構盤から突出し、その上に、こぼれ球が当たったり載ってしまい、センサの断線などの故障原因になるおそれがある。
更にまた、従来の球センサの取り付け構造は、爪を外して指で掴める部分が大きいので、取り付け易いと同時に取り外し易い構造であった。このため、遊技盤の裏面側から球センサの差し替えなどの不正(例えば、比較的入賞しやすい7個賞球の入賞口用の球センサと、入りにくい15個賞球の入賞口用の球センサを差し替えて、不正に入賞球を獲得する方法)が行われるおそれがあった。
【0007】
また、遊技機裏面側に各種制御装置(例えば、遊技、音、発射、排出、装飾ランプ、表示制御装置)が複数取り付けられるため、前後方向のスペースを確保しなければならない。また、遊技機は、予め定められた間隔の遊技島に背中合わせで取り付けられるため、前後方向のスペースも限られている。そこで、遊技機前後方向のスペースを有効に活用できる遊技機が望まれている。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記問題点を解決し、入賞口部材にセンサの取り付け作業が容易で、遊技機の前後方向のスペースを有効に活用できる遊技機を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためなされたものであり、請求項1に記載のものは、表面に入賞口を設けた遊技領域が形成される遊技盤と、該遊技盤の裏面に配設され、該入賞口から入賞した球が流下可能な球流下路を形成した遊技盤裏面構成部材と、該球流下路の途中に、前記入賞球を1個宛検出可能であって球検出部と配線導出部とを横に一体に並設し、前記球検出部と前記配線導出部との中間に係止凹部を設けた球センサと、を備えた遊技機において、
前記遊技盤裏面構成部材は、
前記球検出部と前記配線導出部とが横方向に並んだ形態で前記球センサを完全に収納する深さであって、当該遊技盤裏面構成部材の背面板側から前記球流下路を横に交差するように前記球センサを収納する取付用凹部を形成し、
前記取付用凹部は、
前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口から前面側の底壁まで壁を延在した凹部からなり
前記底壁に形成され、前記球センサの係止凹部に嵌合して当該球センサの長手方向の位置決めをする位置決め用突起と、
前記背面板に設けた切欠、及びこれに続けて凹部の壁に設けた切り込み、並びに底壁に設けた切欠により、前面側から背面板側にプレートを延出して上下に可撓とし、該プレートの先端に設けられる係止爪によって前記球センサを幅方向に把持する把持部材と、
を備え、
前記取付用凹部内に収納した前記球センサの配線導出部のリード線を取付用凹部内部から前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口を通して背面側に導出させたことを特徴とする遊技機である。
そして、前記遊技盤裏面構成部材は、
前記球流下路が下向きに屈曲した直後の部分に前記取付用凹部を形成することが望ましい。
また、前記遊技盤裏面構成部材を、上側遊技盤裏面構成部材と下側遊技盤裏面構成部材とに分割し、
前記下側遊技盤裏面構成部材は、
前記遊技領域の左右両側に設けられたサイド入賞口のそれぞれに対応する前記取付用凹部と、
当該下側遊技盤裏面構成部材の片側に設けられ、前記球センサからの配線を中継する中継基板を取り付けるための取付部と、
前記取付用凹部に収納された球センサから前記中継基板へと引き回されるリード線を集束するための集束片と、
を備えてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機(以下、単にパチンコ機1という。)の背面図、図2は遊技盤2の正面図、図3は遊技盤2の背面図である。
【0011】
パチンコ機1は、図1に示すように、前後が開放した機枠5の前面開口部分に額縁状の前面枠6を開閉可能に一側方に軸支して取り付け、この前面枠6の裏面に、遊技盤2を収納する金属製の遊技盤収納フレーム3を取り付け、その遊技盤収納フレーム3の裏面に設けた裏機構盤30に電源供給ユニット35及び各種制御装置を取り付けている。また前面枠6の下部には、駆動用モータ及び発射杵からなる発射装置36が設けられている。なお、本実施形態におけるパチンコ機1は側方にカードユニット4を並設している。
【0012】
上記した遊技盤2には、図2に示すように、前面にガイドレール等の区画部材16により区画されたほぼ円形状の遊技領域17のほぼ中央に、始動口19に入賞したことを条件として図柄合わせ遊技等の特別遊技を行う特図表示装置(特別図柄表示装置)18を配設してあり、特図表示装置18の下方には始動口19を、また始動口19の下方には特別遊技で大当りになると開く変動入賞装置(アタッカー)20をそれぞれ配設してある。また、始動口19の左右両側には、それぞれ普図ゲート(普通図柄ゲート)21,21を配設してある。さらに、変動入賞装置20の両側に一般入賞口23を設け、また、遊技領域17内の左右両端部分には、一般入賞口としてのサイド入賞口28,28を設けてある。この他に、遊技領域17内の左右両端部分にはサイドランプ24,24を設けてある。
【0013】
また、上記前面枠6の裏面側に取り付けた裏機構盤30には、球貯留タンク31、球導出樋32、球排出ユニット33などを取り付け、球貯留タンク31から導出した遊技球が球導出樋32内で整列されながら球排出ユニット33に流下案内され、貸し球や賞球として排出された後、球流下路34を通って前面側の上皿や下皿に排出されるように構成してある。
【0014】
また、パチンコ機1の裏面には、電源供給ユニット35や遊技制御装置40、表示制御装置(表示制御基板)47、装飾制御装置41、音制御装置42、排出制御装置43、発射制御装置44等に分けて設けられ、中継基盤や接続ケーブルを介して電気的に接続されている。このうち、表示制御装置47は上記特図表示装置18の背面に表示制御基板として収納され、また装飾制御装置41は上記特図表示装置18の背面に重ねた状態で取り付けられている。
【0015】
一方、図3に示すように、遊技盤2の背面には、セーフ球を回収するための球寄せとして機能する樹脂製の遊技盤裏面構成部材50を取り付けてある。この遊技盤裏面構成部材50は、図4に示すように、上側遊技盤裏面構成部材50Aと下側遊技盤裏面構成部材50Bとに分割されており、それぞれ、球詰まりが発生した際に内部が視認できるように、透明もしくは着色半透明の合成樹脂から構成されている。
【0016】
上側遊技盤裏面構成部材50Aの背面には特図表示装置18が取り付けられ、上側遊技盤裏面構成部材50Aの背面には、この特図表示装置18の後部ケースを兼ねて透明(クリア)な樹脂から成型された第1基板ボックス27が取り付けられている。即ち、上側遊技盤裏面構成部材50Aに前後方向に貫通する開口部51を開設し、この開口部51の前方に液晶表示器を挿入するようにして、開口部51内に特図表示装置18の後部ケースである第1基板ボックス27を取り付ける。そして、この第1基板ボックス27の背面に、取付ベースを介して装飾制御装置41の後部ケースである第2基板ボックス52を取り付ける。
【0017】
上記した下側遊技盤裏面構成部材50Bは、遊技盤裏面の少なくとも変動入賞装置20の背後部分及びサイド入賞口28の背後部分を後方から覆って、変動入賞装置20及び各サイド入賞口28が受け入れた入賞球が流下可能に構成する部材である。
【0018】
即ち、下側遊技盤裏面構成部材50Bの背面には、図4及び図5に示すように、中央上部に始動口19を構成する開閉式入賞具(いわゆる電動チューリップ)のための収容部61が突出形成されると共に、この始動口19からの入賞球を受けるための球流路62が片側に斜め下方に向けて形成されている。その球出口、つまり特図始動口用球出口63は、下側遊技盤裏面構成部材50Bの中央から片側にずれた所に配置され、且つ、下端が開放されており、遊技盤収納フレーム3とその背面側に位置する裏機構盤30との間隙に形成された下方の誘導樋64(図1)に流下するように構成されている。なお、誘導樋64は受けた入賞球を一列状態に集合させて流下案内する。
【0019】
また、下側遊技盤裏面構成部材50B内には、その両側に、上記サイド入賞口28の球出口65としての空間が区画形成されており、更に、この球出口65と上記誘導樋64との間において、当該サイド入賞口28から流下する入賞球を変動入賞装置20の球出口部22に対して遠ざかる方向に流下案内する球流下路67が、球案内手段としての入賞球流下樋66により区画形成されている。この球流下路67の下端の球出口、即ちサイド入賞口球出口68も下方に開放されており、遊技盤収納フレーム3とその背面側に位置する裏機構盤30との間隙に形成され、前記誘導樋64(図1)に流下するようになっている。
【0020】
上記始動口19には、これに入賞した入賞球を1個宛検出可能な検出手段として薄型パッケージ形状の近接スイッチからなる球センサ25(図3)が設けられ、また、上記した各球流下路67にもサイド入賞口28へ入賞した入賞球を各々1個宛検出可能な検出手段として薄型パッケージ形状の近接スイッチからなる球センサ70(図5)が設けられる。
【0021】
この球センサ70を取り付けるために、下側遊技盤裏面構成部材50Bの両側には、上記サイド入賞口28からの球流下路67の途中に、球流下路67を横に交差する形態で、球センサ70を収納する取付用凹部80が形成されている。この取付用凹部80は後述する把持部材87と共に、球センサ70を入賞球流下樋66の所要部位に係止する係止手段を構成する。
【0022】
ここで、上記サイド入賞口28からの流下球を検出する検出手段としての球センサ70及びその取付形態について説明する。
図7に示すように、球センサ70は、入賞球の通過する球通過部71を有する頭部(球検出部)70aと、通過球を検出する回路を内蔵しリード線72が引き出された基体部(配線導出部)70bとを一体に横に並設した薄型パッケージ形状の近接スイッチから成り、その両者の中間に位置ずれ防止用の係止凹部70cを設けた構造を有する。
【0023】
一方、上記球センサ70を収納する取付用凹部80は、球センサ70を完全に収納する深さを有する横長な長方形の溝状に形成されている。即ち、図6から図8に示すように、下側遊技盤裏面構成部材50Bの背面板81側に設けた長方形の縁82aを有する開口82から、上壁80aや下壁80bなどの壁を前面側85の底壁83まで延在させた断面長方形の凹部から成り、その取付用凹部80の底壁83には、その取付用凹部80の下壁80b側に、上記球センサ70の係止凹部70cが嵌合しうる位置決め用突起84が形成されている。
【0024】
そして、取付用凹部80の上壁80aには、球センサ70を幅方向に把持する可撓性の把持部材87が形成されている。この把持部材87は、背面板81に設けた切欠81a、及びこれに続けて上壁80aに設けた切り込み86、並びに底壁83に設けた切欠83aにより、前面側85から背面板81側に延出して上下に撓むことが可能なプレートとして形成されている。また、この把持部材87は、その前面側85の基部87aが、上壁80aの領域のうちで切り込み86を形成した後に残る中継部88により、上壁80aと連結されて支持されており、更に、把持部材87の基部87aは、球流下路67の側壁67aの領域のうち、背面板81側から入れた切り込みの残余の中継部89により上記側壁67aと連結されて支持されている。
【0025】
更に、把持部材87の上記基部87aから背面板81側に延出する長さは、その先端87bが背面板81より若干突出するように設定され、その先端87bの内側面には、球センサ70を挿入した際、その挿入深さの位置決めと外れ防止作用をする係止爪87cが形成されている。
【0026】
球センサ70は、上記下側遊技盤裏面構成部材50Bの内側に形成した入賞球流下樋66の所要部位に、すなわち本実施形態では斜めの入賞球流下樋66が下向きの球流下路67に屈曲した直後の部分に球検出部70aが臨む状態で、係止手段である取付用凹部80と把持部材87により係止されることで、遊技盤裏面構成部材50に取り付けられる。この取付作業において、下側遊技盤裏面構成部材50Bは透明な樹脂で構成されているが、取付け位置は、開口82の縁82aが、下側遊技盤裏面構成部材50Bの背面板81より若干突出しているので、容易に判断することができる。また、把持部材87の先端87bは内側に係止爪87cが来るように斜めに形成されているので、容易に取付用凹部80内に挿入することができる。
【0027】
球センサ70を下側遊技盤裏面構成部材50Bに取り付けるには、その頭部70の球検出部70aが外側に且つ基体部70bの配線導出部が内側に位置するように横に寝かせた状態で、球センサ70を上記取付用凹部80内に、開口82の側から図7中の矢印方向に押し込む。これにより把持部材87が外側に上側に押し開かれて撓み、球センサ70が係止爪87cを乗り越えることで取付用凹部80内に正しく収納され、その時点で把持部材87が弾性で復帰し、これにより取付用凹部80内に球センサ70が外れない状態に上側からロックされる。球センサ70の長手方向の位置決めは、球センサ70の係止凹部70cが底壁83の位置決め用突起84に係合することで達成され、このとき球センサ70の球通過部71が下側遊技盤裏面構成部材50Bの球流下路67に正しく配置される。
【0028】
球センサ70を取り付けた後の状態は、取付用凹部80に球センサ70が完全に収納され、把持部材87の先端87bだけが取付用凹部80の開口82より僅かに突出した状態となる。したがって、一旦収納された球センサ70を摘んで取り出そうとした場合、把持部材87の先端87bは指で触って拡開することはできても、取付用凹部80外に球センサ70を掴む部分が突出していないので、球センサ70を取り外し難い状態となっている。このため不正な球センサ70の差し替えが防止される。
【0029】
上側遊技盤裏面構成部材50Aの背面には、図3及び図4に示すように、その片側に、装飾用中継基板48を取り付けるための取付部53が設けられていると共に、サイドランプ24から装飾用中継基板48へと開口部51の周囲に引き回される配線29を集束するための集束片54が設けられている。また、下側遊技盤裏面構成部材50Bの背面には、図3から図5に示すように、その片側に、遊技制御用中継基板73を取り付けるための取付部55が設けられていると共に、変動入賞装置用突出部56と収容部61との間の領域において、球センサ70から遊技制御用中継基板73へと引き回されるリード線(サイド入賞口用配線)72等を集束するための集束片57が設けられている。
【0030】
図5において、上記サイド入賞口28から流下する入賞球は、外側に向けて斜め下方に傾斜した球案内手段たる入賞球流下樋66により、変動入賞装置20の球出口部22(図3)に対して遠ざかる方向に流下案内され、球センサ70で検知された後、サイド入賞口球出口68から下方の誘導樋64に流下し、一列状態に集合させられて更に下方へと流下案内される。即ち、この球案内手段である入賞球流下樋66による球流下路67は、変動入賞装置20の背後部を横に迂回する形に構成されているので、変動入賞装置20の後に流路を構成する形態に比べ、遊技盤裏面の前後方向に占める幅が小さくて済む。
【0031】
更に、上記球センサ70は、その頭部70aつまり球通過部(球検出部)71を球流下路67側とし、基体部70bつまり配線導出部を中央向きに配設した横長の形態で、サイド入賞口28からの球流下路67の途中に設けられる。そして、両球センサ70から延出するリード線(サイド入賞口用配線)72は、上記遊技盤裏面構成部材50の所要開口部、つまり取付用凹部80の開口82から背面側に導出させて遊技制御用中継基板73へと引き回され、更に、この中継基板73を介して遊技制御装置40へと接続される。この配線において、球センサ70は、その配線導出部(脚部70b)が中央寄り、つまり内側になるように、センサ自体の向きを定めているので、球センサ70を水平面内でパチンコ機1の前後方向に長くなるように配設した場合に比べ、球センサ70から遊技制御用中継基板73までの配線距離が短くなり、それだけコストを低減することができる。
【0032】
なお、本発明は、パチンコ機1に限定されるものではなく、例えば、雀球式遊技機、アレンジボール式遊技機などでもよい。
【0033】
さらに、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、遊技盤裏面構成部材は、球検出部と配線導出部とが横方向に並んだ形態で球センサを完全に収納する深さであって、当該遊技盤裏面構成部材の背面板側から前記球流下路を横に交差するように前記球センサを収納する取付用凹部を形成し、前記取付用凹部は、前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口から前面側の底壁まで壁を延在した凹部からなり、前記底壁に形成され、前記球センサの係止凹部に嵌合して当該球センサの長手方向の位置決めをする位置決め用突起と、前記背面板に設けた切欠、及びこれに続けて凹部の壁に設けた切り込み、並びに底壁に設けた切欠により、前面側から背面板側にプレートを延出して上下に可撓とし、該プレートの先端に設けられる係止爪によって前記球センサを幅方向に把持する把持部材と、を備え、前記取付用凹部内に収納した前記球センサの配線導出部のリード線を取付用凹部内部から前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口を通して背面側に導出させたので、各入賞口部材毎に球センサを取り付ける必要がなくなる。そして、一旦収納された球センサを摘んで取り出そうとした場合、取付用凹部外に球センサを掴む部分が突出していないので、球センサを取り外しにくい。したがって、不正な球センサの差し替えを防止することができる。また、把持部材の先端の係止爪と位置決め用突起とにより球センサを正しく収納することができるし、組み付け作業も容易になる。さらに、球センサから延出するリード線の一部分も取付用凹部内に収納でき、このリード線を取付用凹部内部から前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口を通して背面側に導出するので、各入賞部材毎への球センサの取り付け作業が不要なことと相俟って配線処理が容易になる。そして、球センサを左右方向に横に寝かせた状態で収納でき、遊技機の前後方向のスペースを有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ機の背面図である。
【図2】 遊技盤の正面図である。
【図3】 遊技盤の背面図である。
【図4】 遊技盤裏面構成部材を示す背面図である。
【図5】 下側遊技盤裏面構成部材を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態における検出手段とその取付用凹部を示す縦断面図である。
【図7】 本発明の一実施形態における検出手段とその取付用凹部を示す横断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態における検出手段の取付用凹部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 遊技盤
3 遊技盤収納フレーム
4 カードユニット
5 機枠
6 前面枠
16 区画部材
17 遊技領域
18 特図表示装置(特別図柄表示装置)
19 始動口
20 変動入賞装置
21 普図ゲート
22 球出口部
23 一般入賞口
24 サイドランプ
25 球センサ
27 第1基板ボックス
28 サイド入賞口
29 配線
30 裏機構盤
31 球貯留タンク
32 球導出樋
33 球排出ユニット
34 球流下路
35 電源供給ユニット
36 発射装置
40 遊技制御装置
41 装飾制御装置
42 音制御装置
43 排出制御装置
44 発射制御装置
45 特図始動記憶表示器
47 表示制御装置(表示制御基板)
48 装飾用中継基板
50 遊技盤裏面構成部材(球寄せ)
50A 上側遊技盤裏面構成部材
50B 下側遊技盤裏面構成部材
51 開口部
52 第2基板ボックス
53 取付部
54 集束片
55 取付部
56 変動入賞装置用突出部
57 集束片
61 収容部
62 球流路
63 特図始動口用球出口
64 誘導樋
65 球出口
66 入賞球流下樋
67 球流下路
67a 側壁
68 サイド入賞口球出口
70 球センサ
70a 頭部(球検出部)
70b 基体部(配線導出部)
70c 係止凹部
71 球通過部
72 リード線
73 遊技制御用中継基板
80 取付用凹部(係止手段)
80a 上壁
80b 下壁
81 背面板
81a 切欠
82 開口
82a 縁
83 底壁
83a 切欠
84 位置決め用突起
85 前面側
86 切り込み
86a 中継部
87 把持部材(係止手段)
87a 基部
87b 先端
87c 係止爪
88、89 中継部

Claims (3)

  1. 表面に入賞口を設けた遊技領域が形成される遊技盤と、該遊技盤の裏面に配設され、該入賞口から入賞した球が流下可能な球流下路を形成した遊技盤裏面構成部材と、該球流下路の途中に、前記入賞球を1個宛検出可能であって球検出部と配線導出部とを横に一体に並設し、前記球検出部と前記配線導出部との中間に係止凹部を設けた球センサと、を備えた遊技機において、
    前記遊技盤裏面構成部材は、
    前記球検出部と前記配線導出部とが横方向に並んだ形態で前記球センサを完全に収納する深さであって、当該遊技盤裏面構成部材の背面板側から前記球流下路を横に交差するように前記球センサを収納する取付用凹部を形成し、
    前記取付用凹部は、
    前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口から前面側の底壁まで壁を延在した凹部からなり
    前記底壁に形成され、前記球センサの係止凹部に嵌合して当該球センサの長手方向の位置決めをする位置決め用突起と、
    前記背面板に設けた切欠、及びこれに続けて凹部の壁に設けた切り込み、並びに底壁に設けた切欠により、前面側から背面板側にプレートを延出して上下に可撓とし、該プレートの先端に設けられる係止爪によって前記球センサを幅方向に把持する把持部材と、
    を備え、
    前記取付用凹部内に収納した前記球センサの配線導出部のリード線を取付用凹部内部から前記遊技盤裏面構成部材の背面板側の開口を通して背面側に導出させたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤裏面構成部材は、
    前記球流下路が下向きに屈曲した直後の部分に前記取付用凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤裏面構成部材を、上側遊技盤裏面構成部材と下側遊技盤裏面構成部材とに分割し、
    前記下側遊技盤裏面構成部材は、
    前記遊技領域の左右両側に設けられたサイド入賞口のそれぞれに対応する前記取付用凹部と、
    当該下側遊技盤裏面構成部材の片側に設けられ、前記球センサからの配線を中継する中継基板を取り付けるための取付部と、
    前記取付用凹部に収納された球センサから前記中継基板へと引き回されるリード線を集束するための集束片と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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