JP2003205074A - 組み合わせ遊技機 - Google Patents

組み合わせ遊技機

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JP2003205074A
JP2003205074A JP2002004502A JP2002004502A JP2003205074A JP 2003205074 A JP2003205074 A JP 2003205074A JP 2002004502 A JP2002004502 A JP 2002004502A JP 2002004502 A JP2002004502 A JP 2002004502A JP 2003205074 A JP2003205074 A JP 2003205074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入球検出手段を通過して落下した後の遊技球
の跳ね上がりによる誤検出を防止できる組み合わせ遊技
機を提供する。 【解決手段】 左右方向に隣接して配置され且つ落下す
る遊技球を検出する複数個の入球検出手段36と、入球
検出手段36の下方の落下通路37に配置され且つ入球
検出手段36を通過後の遊技球を所定方向に案内する案
内壁39とを含む多連入球口手段17を遊技盤4に備
え、案内壁39に、入球検出手段36から落下する遊技
球が入球検出手段36側へと跳ね上がらないように案内
する傾斜部64を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレンジボール
機、雀球遊技機等の組み合わせ遊技機に関し、遊技球の
跳ね上がり等による入球検出手段の誤検出を防止できる
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】組み合わせ遊技機、例えばアレンジボー
ル機では、遊技盤の遊技領域の下部に、横方向に一列状
に配列された16個の入球口等を有する多連入球口手段
を装着している。
【0003】この多連入球口手段は、遊技盤の前側に横
一列状に配置された16個の入球口と、この各入球口か
らの遊技球を遊技盤の裏側へと案内する16個の案内通
路とを設けると共に、各案内通路の後端側の落下部から
落下通路へと落下する途中に、各入球口から入球した遊
技球を検出する16個の入球検出手段を設けている。ま
た入球検出手段が遊技球の入球を検出した場合に、その
入球位置を表示する入球表示手段等を多連入球口手段に
設け、入球検出手段の下側に、落下通路を前後方向に横
切る配線ダクトを設け、入球表示手段等の配線を配線ダ
クトを経て裏側へと引き出して、遊技盤の裏側等で主制
御基板等に接続するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の多連入球口手段
では、配線ダクトの上面に前後方向の傾斜がないため、
入球検出手段を通過して配線ダクト上に落下した遊技球
がその配線ダクトに衝突した後に、その配線ダクト上で
入球検出手段側へと上方に跳ね上がり、既に検出済みの
入球検出手段が遊技球を再度検出したり、その入球検出
手段の近傍の他の入球検出手段が遊技球を検出したりす
る惧れがある。
【0005】特に多連入球口手段全体の上下方向の寸法
を小さくした場合には、入球検出手段とその下側の配線
ダクトとの間隔が小さくなる上に、左右方向に多数の入
球検出手段を近接させて集中的に配置しているため、配
線ダクト上に落下した遊技球が上向きに跳ね上がれば、
直ちに隣接する他の入球検出手段がその遊技球を検出す
る惧れがある。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、入球検出手段を通過して落下した後の遊技球の跳ね
上がりによる誤検出を防止できる組み合わせ遊技機を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右方向に隣
接して配置され且つ落下する遊技球を検出する複数個の
入球検出手段36と、前記入球検出手段36の下方の落
下通路37に配置され且つ入球検出手段36を通過後の
遊技球を所定方向に案内する案内壁39とを含む多連入
球口手段17を遊技盤4に備えた組み合わせ遊技機にお
いて、前記案内壁39に、前記入球検出手段36から落
下する遊技球が前記入球検出手段36側へと跳ね上がら
ないように案内する傾斜部64を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をアレンジ
ボール機に採用した第1の実施形態を例示し、図1にお
いて、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉
自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には、遊技
盤4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前
側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されてい
る。前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が
装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する
下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設け
られている。
【0009】発射手段9は、発射レール11上の発射位
置にある遊技球を発射方向に打撃する打撃槌12と、打
撃槌12を打撃方向に付勢するバネ(図示省略)と、カ
ム機構13を介して打撃槌12を駆動する発射モータ1
4とを備え、遊技者が発射ハンドル10を操作したとき
に発射モータ14が打撃槌12を駆動して、上皿7から
発射レール11上に1個ずつ供給される遊技球を打撃槌
12により打撃し、単位ゲーム毎に所定数(例えば16
個)の遊技球を遊技盤4の遊技領域15(図2参照)側
へと発射するようになっている。
【0010】遊技盤4の前面には、図2に示すように、
ガイドレール16が環状に装着されると共に、ガイドレ
ール16の内側の遊技領域15の下部に多連入球口手段
17が配置され、また多連入球口手段17の上側に遊技
図柄表示手段18、作動口手段19、増加入球手段2
0、遊技図柄始動手段21、作動手段22,23、普通
入球手段24a,24b等の各遊技部品が配置されてい
る。
【0011】多連入球口手段17は、遊技盤4の前側で
複数個、例えば16個の入球口25が横一列状に配列さ
れ且つ一部が遊技盤4の装着孔26に嵌合する横長状の
本体27、この本体27を前側から覆う前カバー28等
を備え、遊技盤4に対して前側から着脱自在に装着され
ている(図4参照)。また多連入球口手段17には、遊
技球の入球位置を表示する入球表示手段29、得点を表
示する得点表示手段30等が設けられている。
【0012】遊技図柄表示手段18は、遊技図柄始動手
段21が遊技球を検出することを条件に1個又は複数
個、例えば3個の遊技図柄18a〜18cが変動するよ
うになっている。遊技図柄18a〜18cには、数字図
柄、アルファベット図柄、キャラクター、その他の図柄
を使用可能であり、この実施形態では0〜9までの10
種類の数字図柄が使用されている。
【0013】作動口手段19は、遊技図柄表示手段18
の変動後の遊技図柄18a〜18cが特別態様(全てが
「7・7・7」等のように同種図柄となる等の特定図柄
の組み合わせ)となった場合に、所定単位ゲーム数(例
えば3ゲーム)が経過し又は遊技球が所定個数(例えば
1個)入球するまで開放する開閉板31を備え、また内
部が例えば3個の通路に区画されており、その1個、例
えば中央の通路が作動領域32に設定されている。な
お、作動領域32を遊技球が通過すると、特別遊技状態
となり、作動手段22,23が有効となる。作動口手段
19には、作動領域32を通過した遊技球を検出する通
過検出手段が設けられている。
【0014】増加入球手段20は、有効状態にある作動
手段22,23が遊技球を検出することを条件に所定単
位ゲーム数(例えば1ゲーム)が経過し又は遊技球が所
定個数(例えば1個)入球するまで開放する開閉体33
を備えている。増加入球手段20に遊技球が入球する
と、その単位ゲームにおける得点が増加(例えば2倍)
され、払い出される賞球の個数が増加(例えば2倍)す
るようになっている。
【0015】なお、作動口手段19、増加入球手段2
0、遊技図柄始動手段21、作動手段22,23、普通
入球手段24a,24bは、遊技盤4の前側で入球した
遊技球を遊技盤4の裏側に誘導するように構成され、こ
れらに遊技球が入球した場合に、それに対応する1個又
は複数個の入球口25への遊技球の入球と同等に取り扱
われるようになっている。
【0016】多連入球口手段17は、図3〜図9に示す
ように少なくとも一部が遊技盤4の装着孔26に嵌合さ
れた本体27と、遊技盤4の前側に突出し且つ本体27
の上部前側に横一列状に配置された左右方向に複数個、
例えば16個の入球口25と、各入球口25に対応して
本体27の上部に前後方向に設けられ且つ各入球口25
に入球した遊技球を遊技盤4の裏側へと案内して落下さ
せる16個の案内通路34と、各入球口25に対応して
本体27に設けられ且つ各入球口25に入球した遊技球
を、その遊技球が案内通路34の後端側の落下部35か
ら落下するときに検出する16個の入球検出手段36
と、遊技盤4の前側に配置され且つ本体27を前側から
覆う前カバー28と、本体27とその裏側の裏板48と
の間に設けられ且つ各入球検出手段36を通過した遊技
球が下方へと落下する落下通路37と、本体27に設け
られ且つ落下通路37の下部を前後方向に横切る配線ダ
クト38と、配線ダクト38の上側に配置され且つ落下
通路37の遊技球を左右方向に案内する案内壁39とを
備え、遊技盤4の装着孔26に嵌合した状態で遊技盤4
に前側から着脱自在に装着されている。また多連入球口
手段17には、入球表示手段29、得点表示手段30、
エラー表示手段40等が設けられている。
【0017】本体27は前側が開放する内部空間41を
有する横長状であって、周方向に連続状に形成された上
壁部42、側壁部43及び下壁部44と、この上壁部4
2、側壁部43及び下壁部44の後側を塞ぐ後壁部45
と、上壁部42、側壁部43及び下壁部44の前側から
外側に屈曲する前壁部46と、前壁部46の周囲に形成
された補強枠部47とを一体に備え、少なくとも一部、
例えば上壁部42、側壁部43及び下壁部44が遊技盤
4の装着孔26に前側から嵌合され、前壁部46が遊技
盤4に前側から当接されている。なお、上壁部42と側
壁部43とにより嵌合胴部が構成されている。
【0018】上壁部42はその前側から前上方に突出す
る入球傾斜部49と、この入球傾斜部49側から上壁部
42の上側を経て後壁部45の裏側へと突出する前後方
向の仕切り板50とを一体に有する。仕切り板50は上
壁部42の上側を左右方向に16個の入球口25とその
後側の案内通路34とに区画するためのもので、左右方
向に所定間隔をおいて17個設けられている。各入球口
25は入球傾斜部49の上側に設けられ、遊技盤4の前
側で横方向に一列状に配列されている。入球傾斜部49
は16個の入球口25から成る入球口列61に対応して
その左右方向の全長にわたって設けられている。各案内
通路34は、入球口25から入球した遊技球を遊技盤4
の裏側に案内して、その後端側の落下部35から後壁部
45に沿って落下通路37へと落下させるようになって
いる。
【0019】入球検出手段36は、図3及び図7に示す
ように、本体27の後壁部45の上部側に上下2列に左
右方向に千鳥状に近接して配置されている。各入球検出
手段36は、球通過孔36aが後壁部45と裏板48と
の間で各案内通路34の落下部35に対応するするよう
に、本体27の後壁部45に形成された嵌合孔51と、
裏板48に形成された保持凹部52とに跨がって前側か
ら着脱自在に挿入され、後壁部45の前側に配置された
押さえ体53により保持されている。押さえ体53は各
入球検出手段36の後壁部45から前側部分が嵌合する
嵌合凹部54を千鳥状に有し、上壁部42の下側近傍で
左右両側のボス部55を介してネジ56等により後壁部
45に着脱自在に固定されている。なお、押さえ体53
は左右に複数個、例えば2個に分割されている。ボス部
55は後壁部45から前側に突出している。
【0020】配線ダクト38は、図3、図4、図7及び
図9に示すように上側の背面視山形状の案内壁39と、
この案内壁39の下側を閉塞する下閉塞壁57とによっ
て構成され、本体27の後壁部45の左右方向の略中央
部から後方へと一体に突設されている。また配線ダクト
38は、所定の広幅状のフラットケーブル、その他の配
線58〜60を挿通できるように、上下方向に比して左
右方向に長い偏平筒状になっており、その左右方向の長
さは入球検出手段36の複数個分の装着幅に対応してい
る。
【0021】裏板48は上板部48aが入球検出手段3
6の下側近傍の屈曲部48bの前側から上方に、下板部
48cが屈曲部48bの後側から下方に夫々屈曲するよ
うに、上下方向の中間の屈曲部48bを介して前後に段
違い状に構成され、仕切り板50及び案内壁39に裏側
から当接して、本体27の前壁部46から後側に突出す
る左右一対のボス部62と案内壁39とに裏側からネジ
62a,39a等により着脱自在に装着されている。本
体27の後壁部45と裏板48の上板部48aとの間に
各案内通路34の落下部35が、後壁部45と下板部4
8cとの間に落下通路37が夫々形成されている。な
お、落下通路37の前後幅は落下部35の前後幅よりも
大きく、約2倍程度になっている。屈曲部48bは裏板
48の左右方向の略全長に設けられている。
【0022】案内壁39は配線ダクト38の上側で本体
27の後壁部45から後方に突出し、また下閉塞壁57
は下壁部44に沿って後方に突出している。案内壁39
は、遊技球を遊技盤4の裏側に沿って左右方向へと案内
する傾斜案内部63と、入球検出手段36を通過して落
下する遊技球を遊技盤4の裏側から離間する方向へと案
内する傾斜部64とを有する。傾斜案内部63は案内通
路34の落下部35よりも後側で裏板48の屈曲部48
bの下側に所定の間隔をおいて配置され、この傾斜案内
部63と本体27の後壁部45との間に、案内通路34
の落下部35に対応して傾斜部64が配置されている。
傾斜部64は入球検出手段36を通過して落下した遊技
球が案内壁39に衝突した際に、その入球検出手段36
側への跳ね上がりを防止するためのもので、傾斜案内部
63が外下がりに左右方向に傾斜しているのに対して、
外下がりで且つ後下がり状に傾斜している。
【0023】前壁部46は上壁部42、側壁部43及び
下壁部44の前側から外側に屈曲して遊技領域15の下
側に沿って略下弦三日月状に形成されており、この前壁
部46の周縁側には、入球傾斜部49の前側を除く部分
に、前側に突出する補強枠部47が一体に設けられてい
る。前壁部46には、前カバー28の左右の転動部65
の下側等の左右両端部、配線ダクト38の下側の中央下
部等の適当箇所に複数個の取り付け部66が設けられ、
この取り付け部66を介して本体27が前枠に着脱自在
に装着されている。取り付け部66は、前壁部46から
後方に突出する圧入ピン67により構成され、その圧入
ピン67が遊技盤4の圧入孔68に前側から圧入されて
いる。なお、取り付け部66は圧入ピン67以外のネジ
孔等により構成しても良い。補強枠部47は入球口列6
1の左右両側で前壁部46の上側に設けられた傾斜補強
部47aと、この左右の傾斜補強部47aの外側から前
壁部46の下縁に沿って設けられた下縁補強部47bと
を有する。
【0024】前カバー28は、本体27及びその内部空
間41を前側から覆う前装飾部70と、遊技領域15の
左右両側に落下する遊技球を入球口列61側へと案内す
る左右一対の転動部65とを一体に備えている。前装飾
部70は本体27の前壁部46に対応する略下弦三日月
状に形成され、下側に円弧状の下縁部71を一体に備え
ている。転動部65は入球口列61の左右両側で前装飾
部70の上端から遊技盤4側に屈曲し、入球口列61側
へと傾斜している。
【0025】そして、前壁部46は、各転動部65が補
強枠部47の傾斜補強部47aの上側に当接し、下縁部
71が補強枠部47の下縁補強部47bに嵌合して、遊
技盤4に装着された状態の本体27に対して前側から複
数個のネジ72等で着脱自在に装着されている。ネジ7
2は、各圧入ピン67と前後に対応して前壁部46に一
体に形成されたボス部73に前装飾部70を貫通して螺
合されている。
【0026】入球表示手段29は入球口列61の入球口
25の何れかに遊技球が入球した場合に、その遊技球の
入球位置を表示するためのもので、多連入球口手段17
の各入球口25に対応してその下側近傍に配置された1
6個の入球表示部75と、この各入球表示部75に対応
してその裏側に配置された入球表示素子76と、この各
入球表示素子76が設けられ且つ本体27に装着された
入球表示基板77とを備えている。
【0027】各入球表示部75は前カバー28に装着さ
れた左右方向の入球表示板78に横一列状に形成され、
前カバー28側に設けられている。また入球表示部75
には、左右方向の一端側から順次「1」〜「16」の数
字を付す等、適当な識別標識が付されている。入球表示
板78は、入球傾斜部49の下側で入球口列61に沿っ
て前カバー28の前装飾部70に形成された切り欠き部
79に前装飾部70の裏側から嵌合され、裏側の遮光体
80と前カバー28との間に挟持されている。なお、入
球表示板78は入球傾斜部49と前カバー28との間を
塞ぐように入球口列61に沿って左右方向に配置されて
いる。
【0028】各入球表示素子76は遊技球が入球口25
に入球した場合に、それに対応する入球表示部75を発
光させるようにLED、ランプ、その他の発光体により
構成されており、入球表示基板77の前面に横一列状に
装着されている。入球表示基板77は入球傾斜部49の
下側近傍で入球表示板78と入球検出手段36との間に
配置され、前壁部46から前側へと突出するボス部81
にネジ81a等により着脱自在に取り付けられている。
【0029】遮光体80には、入球表示素子76の発光
時にその光が隣接する入球表示部75側等に漏れないよ
うに遮光するための遮光壁82を有し、その遮光壁82
が各入球表示部75と各入球表示素子76とに対応して
設けられている。遮光壁82は入球傾斜部49の下側で
遮光体80から前側に突出しており、遮光体80は各遮
光壁82を介して入球表示板78を裏側から挟み、左右
両端側がネジ80a等により前カバー28のボス部28
aに裏側から着脱自在に固定されている。遮光壁82の
前後は入球表示板78、入球表示基板77に当接又は近
接しており、各入球表示素子76が遮光壁82間に入っ
ている。
【0030】得点表示手段30は各単位ゲームでの獲得
得点を表示するためのもので、入球表示手段29の下側
で前カバー28の左右方向の略中央等の適当箇所に配置
されている。そして、この得点表示手段30は、前カバ
ー28に設けられた得点表示部83と、この得点表示部
83に対応してその裏側に配置された得点表示素子84
と、この得点表示素子84が設けられ且つ本体27に装
着された得点表示基板85とを備えている。
【0031】得点表示部83は前カバー28の前装飾部
70に開口状に形成され、この得点表示部83に表示レ
ンズ86が裏側から嵌合されている。得点表示素子84
は7セグメント式、その他の表示素子により構成され、
得点表示基板85の前側上部に装着されている。表示レ
ンズ86は得点表示素子84を覆うように得点表示基板
85に取り付けられている。得点表示基板85は、入球
表示基板77の下側で前カバー28の前装飾部70の裏
側に配置され、後壁部45及び前壁部46から前側に突
出するボス部87にネジ87a等で着脱自在に固定され
ている。表示レンズ86は前カバー28の得点表示部8
3側に設けても良い。
【0032】得点表示基板85には必要に応じてエラー
表示手段40が設けられている。このエラー表示手段4
0は、得点表示素子84の一側方で得点表示基板85に
装着された複数個のLED、ランプ、その他の発光性の
エラー表示素子89を備え、前カバー28の裏側から前
装飾部70を発光させて、そのエラー表示素子89の発
光数の違いにより複数種類のエラーを種類別に表示でき
るようになっている。なお、エラー表示素子89は上下
方向に所定間隔をおいて左右に二列配置され、その各列
毎に別のエラーを表示するようになっている。前カバー
28の前装飾部70は、少なくとも各エラー表示素子8
9に対応する部分が透明、その他で発光可能になってい
る。エラー表示手段40は省略しても良い。
【0033】入球検出手段36を押さえる押さえ体53
の下側で得点表示基板85と後壁部45との間には入球
検出基板90が配置され、後壁部45から前側に突出す
るボス部91にネジ91a等で着脱自在に固定されてい
る。入球検出基板90の前側上部には、各入球検出手段
36に対応するコネクタ92が装着され、その各コネク
タ92にリード線93を介して各入球検出手段36が接
続されている。本体27の内部空間41内の入球表示基
板77、得点表示基板85、入球検出基板90には、そ
の前側又は後側に外部接続用のコネクタ94〜96が装
着され、そのコネクタ94〜96に接続されたリード
線、フラットケーブル等の配線58〜60が配線ダクト
38内を経て本体27から裏側へと導出されている。
【0034】各配線58〜60は、図10に示すように
接続されている。入球検出基板は90は配線60を介し
て主制御基板98に接続され、各入球検出手段25から
の入球検出情報を、遊技動作の制御を司る主制御基板9
8側の主制御手段99に送るようになっている。入球表
示基板77は配線58を介して図柄制御基板100に接
続されている。図柄制御基板100は主制御手段99か
らの入球表示コマンドに基づいて、その入球表示コマン
ドに対応する入球表示素子76を発光させる入球表示制
御用の入球表示制御手段101を有する。得点表示基板
85は配線59を介してランプ制御基板102に接続さ
れている。ランプ制御基板102は、主制御手段99か
らの入得点示コマンドに基づいて得点表示素子84に得
点を表示させる得点表示制御用の得点表示制御手段10
3と、主制御手段99からのエラー点示コマンドに基づ
いてエラー表示素子89にエラーを表示させるエラー表
示制御用のエラー表示制御手段104とを有する。主制
御基板98、図柄制御基板100、ランプ制御基板10
2は、遊技盤4の裏側等、遊技機本体1の裏側の適当箇
所にケースに収納して装着されている。
【0035】次に上記構成のアレンジボール機における
動作を説明する。ゲームに際して、遊技者が発射手段9
の発射ハンドル10を把持して操作すると、発射手段9
の発射モータ14が作動して、上皿7から発射レール1
1上に1個づつ供給される遊技球を打撃槌12が打撃
し、その遊技球を遊技盤4のガイドレール16を経て遊
技領域15へと案内する。なお、発射手段9は、各単位
ゲーム毎に所定数の16個の遊技球を遊技領域15へと
打ち込む。
【0036】遊技領域15に打ち込まれた遊技球は、遊
技盤4の盤面に沿って落下し、遊技図柄始動手段21、
普通入球手段24a,24b等に入球するか、又はその
下側の多連入球口手段17の何れかの入球口25へと入
球する。なお、遊技領域15の左右両側の遊技球は、前
カバー28の転動部65上に落下し、この転動部65上
を入球口列61側へと転動して、何れかの入球口25に
入球する。
【0037】多連入球口手段17の何れかの入球口25
に入球した遊技球は、入球口25から案内通路34を経
て遊技盤4の裏側へと案内され、落下部35から下方の
落下通路37へと落下する。そして、落下中の遊技球が
入球検出手段36の球通過孔36aを通過するときに、
入球検出手段36が入球口25への遊技球の入球を検出
する。入球検出手段36を通過した遊技球はそのまま下
方の落下通路37へと落下し、落下通路37から遊技盤
4の裏側の集合樋(図示省略)等を経て遊技機本体1外
の回収装置へと回収されて行く。
【0038】遊技球が各案内通路34の落下部35から
落下通路37を経て落下する場合、左右方向の16個の
案内通路34の内、その両端側の3〜4個程度の案内通
路34を除く中央側の複数個の案内通路34の落下部3
5の下方には、配線ダクト38の上側を覆う山形状の案
内壁39があるため、この案内壁39上に落下して、遊
技盤4の裏側に沿って左右方向の何れかに振り分けられ
る。
【0039】案内壁39では、案内通路34の落下部3
5からの遊技球が案内壁39の傾斜部64に衝突し、こ
の傾斜部64の傾斜によって、遊技盤4から離間するよ
うに裏板48側へと外斜め後方へと案内されて、裏板4
8に衝突するか又は衝突せずに傾斜案内部63へと移動
し、その傾斜案内部63上を転動して落下する。従っ
て、入球検出手段36の下側近傍の落下通路37中に、
その落下通路37を前後に横切るように配線ダクト38
を覆う案内壁39があるにも拘らず、案内壁39上に落
下し衝突した遊技球が入球検出手段36側へと跳ね返っ
て、遊技球の通過直後にその入球検出手段36が再度遊
技球を検出したり、その近傍の入球検出手段36が通過
後の遊技球を検出したりする誤検出を防止できる。
【0040】入球検出手段36が入球口25への遊技球
の入球を検出すると、その検出信号が入球検出基板90
等を介して主制御手段へと送られ、主制御手段側で入球
処理が行われる。そして、主制御手段側で入球処理があ
れば、入球表示手段29の入球表示基板77が、主制御
手段からの入球表示コマンドに基づいて入球口25に対
応する入球表示素子76を発光させるので、その入球表
示素子76の発光により入球表示部75が特定表示に変
化し、この入球表示部75の特定表示により入球口25
への遊技球の入球を表示する。
【0041】入球口25の何れかに入賞役の成否の判定
に必要な4個以上の遊技球が入球すると、主制御手段側
で入賞役の成否の判定を行い、特定表示状態の入球表示
部75が所定の組み合わせとなって入賞役が成立すれ
ば、得点表示基板85が主制御手段からの得点表示コマ
ンドに基づいて得点表示素子84を制御し、得点表示手
段30がその得点を表示する。一方、主制御手段からの
払い出しコマンドにより、払い出し手段が得点に応じた
遊技球を賞球として払い出す。
【0042】遊技図柄始動手段21に遊技球が入球する
と、遊技図柄表示手段18の遊技図柄18a〜18cが
所定時間変動して、特別態様と非特別態様との何れかで
停止する。そして、変動後の遊技図柄18a〜18cが
特別態様で停止すると、作動口手段19の開閉板31が
開放して、上方から落下する遊技球を作動口内へと誘導
する。作動口手段19に入球した遊技球が作動領域32
を通過すれば、通過検出手段がその遊技球の通過を検出
し、その後の所定ゲーム数に亘って継続的に特別遊技状
態が発生する。
【0043】特別遊技状態の発生中は作動手段22,2
3が有効になり、この作動手段22,23に遊技球が入
球すると、増加入球手段20の開閉体33が開放する。
そして、増加入球手段20に遊技球が入球すると、その
単位ゲーム中に獲得した得点が例えば2倍に増加し、得
点表示手段30の得点表示が2倍になる。
【0044】多連入球口手段17の組み立てに際して
は、先ず本体27の各嵌合孔51等に前側から各入球検
出手段36を挿入し、その後に押さえ体53を後壁部4
5に固定して、押さえ体53で各入球検出手段36を押
さえる。これによって多数の入球検出手段36が確実に
固定できる。なお、各入球検出手段36は、押さえ体5
3の嵌合凹部54を通るリード線93を介してその下側
で後壁部45に固定された入球検出基板90に接続す
る。
【0045】次に得点表示素子84、表示レンズ86等
が装着された得点表示基板85を、入球検出基板90の
前側に配置して後壁部45に固定し、続いて得点表示基
板85の前側に入球表示基板77を配置して後壁部45
に固定する。これによって本体27の後壁部45側に各
入球検出手段36を容易に組み込み得ると共に、本体2
7の内部空間41内に入球表示基板77、得点表示基板
85、入球検出基板90等を収容でき、全体をコンパク
トに構成できる。
【0046】入球表示基板77、得点表示基板85、入
球検出基板90の各配線58〜60は配線ダクト38を
経て本体27の裏側へと導出する。配線ダクト38は本
体27の内部空間41の後側下部にあるため、短い距離
で配線58〜60を配線ダクト38から引き出すことが
でき、しかも入球表示基板77、得点表示基板85、入
球検出基板90の相互の位置関係から、本体27の内部
空間41内での配線58〜60の錯綜を防止できる。入
球表示基板77、得点表示基板85、入球検出基板90
は、配線58〜60を配線ダクト38に挿通してから固
定しても良い。本体27の内部空間41側から配線ダク
ト38に配線58〜60を挿通する場合、配線ダクト3
8の下側の下閉塞壁57が下壁部44から後方に連続し
て形成され、しかも案内壁39の前側の傾斜部64によ
って配線ダクト38の前側が前広がり状になっているの
で、配線58〜60を配線ダクト38に容易に通すこと
ができる。
【0047】前カバー28側には予め入球表示板78、
遮光体80等を取り付けておく。そして、図11に示す
ように本体27側及び前カバー28側の夫々の組み立て
が完了すれば、前カバー28を本体27の前側に組み合
わせて、この前カバー28をネジ72等でボス部73に
固定する。これによって前カバー28側の入球表示部7
5と、本体27側の入球表示基板77の入球表示素子7
6とが前後に対応し、また得点表示素子84の表示レン
ズ86が前カバー28の得点表示部83に嵌合し、入球
表示手段29、得点表示手段30等が組み込まれた多連
入球口手段17が完成する。
【0048】入球表示板78の入球表示部75と入球表
示基板77との間に、遮光壁82を有する遮光体80を
介在し、上下、左右の隣接する遮光壁82間に入球表示
手段29の各入球表示素子76が入っているので、入球
表示板78が前カバー28側に、入球表示素子76を含
む入球表示基板77が本体27側にあるにも拘らず、入
球表示素子76が発光したときの光の外部への漏れを防
止できる。
【0049】多連入球口手段17の組み立てが完了すれ
ば、各圧入ピン67を遊技盤4の前側から圧入孔68に
合わせ、前壁部46が遊技盤4の前面に当接するまで圧
入ピン67を圧入する。これによって本体27の上壁部
42等が遊技盤4の装着孔26に嵌合し、多連入球口手
段17を遊技盤4の所定位置に装着できる。また圧入ピ
ン67を遊技盤4の圧入孔68に圧入する場合、前カバ
ー28の取り付け用のボス部73と圧入ピン67とが前
壁部46の前後に対応しているので、ボス部73に対応
する部分で前カバー28を押圧すれば良い。従って、圧
入時の本体27、前カバー28等の損傷を防止しなが
ら、多連入球口手段17を圧入により遊技盤4に容易に
装着できる。
【0050】多連入球口手段17に故障等が生じた場合
には、ネジ72を外せば前カバー28を本体27から取
り外すことができるので、本体27を圧入ピン67で遊
技盤4に装着した状態のままで、本体27の内部空間4
1側の入球表示基板77、得点表示基板85、或いは後
壁部45側の各入球検出手段36等の修理を容易にでき
る。また入球表示基板77、得点表示基板85、入球検
出手段36等が本体27側にあり、この本体27に対し
て前カバー28が着脱自在であるため、前カバー28の
交換等が容易であり、多連入球口手段17のデザインの
変更を容易にできると共に、入球表示基板77、得点表
示基板85、入球検出手段36等を含む本体27側の再
利用等も容易にできる。更に前カバー28側に転動部6
5があるため、転動部65が損傷した場合の交換も容易
にできる。
【0051】多連入球口手段17を遊技盤4から取り外
す場合には、本体27の圧入ピン67を遊技盤4の圧入
孔68から抜き取れば良い。従って、多連入球口手段1
7の装着方式が圧入式であることと相まって、組み立
て、交換等に当たっての多連入球口手段17の遊技盤4
に対する着脱が非常に容易であり、例えば遊技機本体1
に遊技盤4を取り付けた状態で多連入球口手段17を前
側から着脱することも可能である。
【0052】図12は本発明の第2の実施形態を例示す
る。この実施形態では、前カバー28の前装飾部70
に、7セグメント式等の同種類の得点表示手段30とエ
ラー表示手段40とが配置されている。このように前カ
バー28に得点表示手段30とエラー表示手段40とを
設ける場合には、その表示素子に7セグメント式を採用
する等、同種の表示形態を採用しても良い。
【0053】図13及び図14は本発明の第3の実施形
態を例示する。この実施形態では、多連入球手段17の
裏側又はその近傍に中継基板120を設け、この中継基
板120を介して入球表示基板77と図柄制御基板10
0、得点表示基板85とランプ制御基板102、入球検
出基板90と主制御基板98とを夫々接続している。例
えば中継基板120は裏板48の裏側、取り分けその下
板部48cの裏側に裏側から着脱自在装着され、この中
継基板120の裏側の下部に各配線58〜60用の各コ
ネクタ121〜123が横一列等の配置され、また裏側
の上部に図柄制御基板100、ランプ制御基板103、
主制御基板98からのフラットケーブル等の配線124
〜126用のコネクタ127〜129が設けられてい
る。このようにすれば、多連入球口手段17への配線、
又は多連入球口手段27の着脱を更に容易にできる。
【0054】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能で
ある。例えば実施形態では本体27を一体に構成してい
るが、本体27を遊技盤4に対して前側から着脱できる
構造であれば、本体27を前後方向の複数個に分割して
も良い。また本体27を圧入方式で遊技盤4に取り付け
るようにしているが、圧入ピン67を省略してネジ等で
遊技盤4に取り付けるようにしても良い。圧入方式で本
体27を遊技盤4に取り付ける場合にも、その圧入ピン
67は前壁部46にネジで固定する等、他の構造を採用
しても良い。
【0055】入球表示手段29はその入球表示部75を
前カバー28側に設ける等、多連入球口手段17に組み
込むのが望ましいが、多連入球口手段17から分離して
設けることも可能である。その場合、遊技図柄表示手段
18に液晶表示式のものを採用し、その表示領域の一部
を入球表示手段29として利用しても良い。
【0056】入球検出手段36はそのリード線93を本
体27の裏側に引き出すように、本体27に対して裏側
から着脱自在に設けても良い。その場合、後壁部45に
保持凹部52を、裏板48に嵌合孔51を夫々形成し
て、押さえ体53を裏板48の裏側に着脱自在に装着す
れば良い。
【0057】前カバー28は本体27に対して前側から
着脱自在であれば良い。従って、必ずしも傾斜補強部4
7a、下縁補強部47b等を含む外周縁が前カバー28
の転動部65等の外周形状に対応する前壁部46を本体
27に一体に設ける必要はない。本体27を遊技盤4に
対して前側から着脱自在に取り付ける取り付け部66が
本体27側にあり、その本体27に対して前カバー28
が前側から着脱できる構造になっておれば十分である。
また本体27の遊技盤4に対する取り付け部66と、本
体27に対する前カバー28の取り付け部66とは異な
る位置に設けても良い。
【0058】入球表示手段29、得点表示手段30、エ
ラー表示手段40等は、表示素子76,84,89を備
えた表示基板77,85を前カバー28の裏側に取り付
けても良い。また実施形態のように入球表示手段29、
得点表示手段30等を上下に配置する場合には、両者の
表示基板77,85を共通にして、1個の表示基板に入
球表示素子76、得点表示素子84等を装着しても良
い。入球表示手段29の入球表示板78は入球表示素子
76と共に入球表示基板77の前側に取り付けて、前カ
バー28側に、その入球表示板78が前面に露出する開
口部、その他の表示窓を設けても良い。
【0059】本体27は、装着孔26に嵌合する上壁部
42及び下壁部44と、上壁部42及び下壁部44の後
側の後壁部45と、上壁部42及び下壁部44の前側か
ら外側に屈曲し且つ遊技盤4の前側に当接する前壁部4
6とを一体に備えた構造にすれば、本体27の各部の肉
厚を薄く構成しながらも本体27全体の強度を確保で
き、本体27の合成樹脂材料による成型等を容易にでき
るが、後壁部45を省略するか、後壁部45に開口を設
けて、その部分に、複数個の入球検出手段36が装着さ
れた保持枠を着脱自在に取り付けるようにしても良い。
本体27の傾斜補強部47aを遊技球の転動部65とし
て、前壁部46側の転動部65を省略しても良い。
【0060】入球口25側に入球検出手段36を設ける
場合には、入球後の遊技球を遊技盤4の裏側に案内する
案内通路34を複数個の入球口25に対応して複数個設
ける必要はない。実施形態では複数個の入球口25の全
てを横一列状に配置して入球口列61を構成している
が、複数個の入球口25の内、その一部の多くの入球口
25を横一列状に配置し、残りの一部の1個又は複数個
の入球口25を、横一列状の入球口列61の左右両側で
且つ入球口列61よりも若干高い位置に配置しても良
い。この場合には、転動部65はその外側に短く設ける
か、省略できる。
【0061】実施形態では案内壁39は遊技球を左右両
側に振り分けて案内するように、左右が略対称な背面視
山形状に構成しているが、頂部が左右方向の一方に偏位
する背面視ヘ字状、又は頂部が左右方向の一端にある片
流れ傾斜状に構成しても良い。また案内壁39は遊技球
を遊技盤4の裏側に沿って左右方向に案内する構造の
他、遊技球を後方に案内する構造にしても良い。これら
の何れの場合にも、傾斜部64は案内壁39の前部で案
内通路34の落下部35に対応するように配置すれば良
い。特に案内壁39が遊技球を後方に案内する構造の場
合には、傾斜部64は後下がりに傾斜させることによ
り、入球検出手段36側への遊技球の跳ね上がりを防止
できる。
【0062】案内壁39の傾斜部64は、入球検出手段
36から落下する遊技球が入球検出手段36側へと跳ね
上がらないように、その傾斜によって遊技球を所定方向
へと案内する機能があれば十分である。案内壁39が遊
技球を後方に案内する構造のものでは、傾斜部64は後
下がりに傾斜させる等、傾斜部64の傾斜方向は、案内
壁39の遊技球の案内方向によって適宜決定すれば良
い。複数個の入球検出手段36は横一列状に設けても良
い。
【0063】傾斜部64の遊技球の落下位置に対応する
部分を含む少なくとも一部に、遊技球の跳ね上がりを防
止する弾性部材(跳ね上がり防止材)を装着するか、傾
斜部64を弾性部材(跳ね上がり防止材)で構成しても
良い。その場合に弾性部材は所定の耐久性を有し且つ反
発係数の低い材料(軟質材料等)が適当である。また傾
斜部64は曲面状に構成しても良い。傾斜部64は、各
入球検出手段36に対応して段階的に傾斜する等、複数
の傾斜部分を備えたものでも良い。
【0064】裏板48は上板部48aが屈曲部48bの
前側から上方に屈曲し、下板部48cが屈曲部48bの
後側から下方に屈曲する前後に段違い状に構成している
が、上板部48aと下板部48cとが湾曲部を介して滑
らかに屈曲する構造でも良い。また屈曲部48bは下側
の入球検出手段36よりも下側にあることが望ましい
が、本体27側で各入球検出手段36の保持が可能であ
り、しかも裏板48の上板部48a側で落下部35から
の遊技球を入球検出手段36側に案内できるならば、上
側又は下側の入球検出手段36と略同じ高さに配置する
等、入球検出手段36の近傍にあれば良い。
【0065】配線ダクト38は案内壁39の下側にあれ
ば良い。従って、配線ダクト38の上壁を案内壁39と
する他、配線ダクト38の上側に所定の間隔をおいて案
内壁39を設けても良い。また配線58〜60を左右両
側から本体27の裏側に引き出す場合には、案内壁3
9、配線ダクト38は左右に配置しても良い。案内壁3
9はその下側の部材と接触又は干渉しないように遊技球
を案内するためのものであり、その下側には配線ダクト
38以外のものを設けても良い。
【0066】更に実施形態ではアレンジボール機につい
て例示しているが、アレンジボール機の他、雀球遊技機
等の各種の組み合わせ遊技機でも同様に実施できること
はいうまでもない。また遊技媒体としてメダルを用いる
メダル投入式、発射手段9と遊技盤4側との間で遊技球
を循環させる循環式等でも良い。
【0067】
【発明の効果】本発明では、左右方向に隣接して配置さ
れ且つ落下する遊技球を検出する複数個の入球検出手段
36と、入球検出手段36の下方の落下通路37に配置
され且つ入球検出手段36を通過後の遊技球を所定方向
に案内する案内壁39とを含む多連入球口手段17を遊
技盤4に備えた組み合わせ遊技機において、案内壁39
に、入球検出手段36から落下する遊技球が入球検出手
段36側へと跳ね上がらないように案内する傾斜部64
を設けているので、入球検出手段36を通過して落下し
た後の遊技球の跳ね上がりによる誤検出を防止できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール
機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の一部破断正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の縦断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の横断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の横断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の背面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の分解一部破断平面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手段
の裏側の要部斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す多連入球口手
段の分解縦断面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す遊技盤の正面
図である。
【図13】本発明の第3の実施形態を示す多連入球口手
段の縦断面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態を示す制御系のブロ
ック図である。
【符号の説明】
4 遊技盤 17 多連入球口手段 25 入球口 27 本体 34 案内通路 35 落下部 36 入球検出手段 37 落下通路 38 配線ダクト 39 案内壁 45 後壁部 48 裏板 48a 上板部 48b 屈曲部 48c 下板部 58〜60 配線 64 傾斜部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に隣接して配置され且つ落下す
    る遊技球を検出する複数個の入球検出手段(36)と、
    前記入球検出手段(36)の下方の落下通路(37)に
    配置され且つ入球検出手段(36)を通過後の遊技球を
    所定方向に案内する案内壁(39)とを含む多連入球口
    手段(17)を遊技盤(4)に備えた組み合わせ遊技機
    において、前記案内壁(39)に、前記入球検出手段
    (36)から落下する遊技球が前記入球検出手段(3
    6)側へと跳ね上がらないように案内する傾斜部(6
    4)を設けたことを特徴とする組み合わせ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記多連入球口手段(17)は、前記遊
    技盤(4)に装着された本体(27)に、横方向に複数
    個の入球口(25)と、前記入球口(25)に対応し且
    つ前記入球口(25)に入球した遊技球を前記遊技盤
    (4)の裏側へと案内する複数個の案内通路(34)
    と、前記各案内通路(34)の前記本体(27)の後端
    側の落下部(35)に対応して設けられ且つ前記落下部
    (35)から落下する遊技球を検出する前記入球検出手
    段(36)とを備え、前記本体(27)の裏側に、前記
    入球検出手段(36)を通過した遊技球が落下する落下
    通路(37)と、前記入球検出手段(36)と前記落下
    通路(37)との間で前記本体(27)から裏側に突出
    し且つ遊技球を左右方向の少なくとも一方に案内する前
    記案内壁(39)を設け、前記案内壁(39)の遊技球
    の落下位置に前記傾斜部(64)を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の組み合わせ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記本体(27)の裏側に、前記本体
    (27)との間で前記落下通路(37)を形成する裏板
    (48)を設け、前記本体(27)と前記裏板(48)
    との間に、前記入球検出手段(36)から落下する遊技
    球を左右に振り分けて案内する山形状の前記案内壁(3
    9)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の組み合
    わせ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記本体(27)の裏側に、前記入球検
    出手段(36)の下側の屈曲部(48b)で上板部(4
    8a)と下板部(48c)とが前後に段違い状に屈曲す
    る裏板(48)を設け、前記裏板(48)の前記上板部
    (48a)と前記本体(27)の後壁部(45)との間
    に前記落下部(35)を、前記裏板(48)の前記下板
    部(48c)と前記本体(27)の後壁部(45)との
    間に、前記落下部(35)よりも前後幅の広い前記落下
    通路(37)を夫々形成し、前記屈曲部(48b)より
    も下側の前記落下通路(37)に、遊技球を左右方向に
    振り分けて案内する山形状の前記案内壁(39)を設
    け、前記案内壁(39)の前記後壁部(45)側に前記
    傾斜部(64)を設けたことを特徴とする請求項2又は
    3に記載の組み合わせ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記案内壁(39)の下側を、配線(5
    8)〜(60)を前後方向に挿通する配線ダクト(3
    8)としたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載の組み合わせ遊技機。
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JP2011172784A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2012110385A (ja) * 2010-11-19 2012-06-14 Newgin Co Ltd 遊技機

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