JP5290851B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記パチンコ機において、遊技者は前記始動入賞装置の入賞口への入賞に期待を持って遊技を行なっているが、遊技領域を流下するパチンコ球が始動入賞装置に向けて流れていく確率が低いと、遊技者の期待感も低下してパチンコ機として飽きられてしまう。そこで、遊技盤に植設する遊技釘によって、遊技領域を流下するパチンコ球を始動入賞装置の入賞口に向けて高確率で誘導可能な誘導路を形成して、遊技者の期待感を維持し得るようにしたパチンコ機が提案されている。
また、磁気センサで均一な精度での検出を行なうには、該磁気センサの検出面とガラス板との位置関係を適正に保持する必要があるが、特許文献1には、磁気センサの具体的な取付構造は開示されておらず、磁気センサを適正な姿勢で取付ける構造が求められている。
前側に遊技領域(37)が画成される板部材(38)および該板部材(38)の裏側に取付けられる裏ユニット(39)を有する遊技盤(36)と、前記板部材(38)に設けられた装飾枠部材(54)より下側の遊技領域(37)に配設されて該遊技領域(37)を流下する遊技球(B)が入賞可能な入賞口(46b,46c)を有し、板部材(38)を貫通して後方に突出する本体部(50)が前記裏ユニット(39)に形成された収容部(68)に収容される入賞装置(46)と、前記装飾枠部材(54)より下側の遊技領域(37)で該入賞装置(46)の側方に臨む前記板部材(38)に植設され、該入賞装置(46)の入賞口(46b,46c)に向けて遊技球(B)を誘導可能であると共にアウト口(66)に向けて遊技球(B)が落下可能な落下口(58a,59a)を有する誘導路(58,59)を形成する複数の遊技釘(57)とを備える遊技機において、
前記裏ユニット(39)の前記収容部(68)の側方に臨む位置に、前記板部材(38)と対向してセンサ設置部(93,94)が設けられ、
前記センサ設置部(93,94)に、一対のリード片(100,100)をケーシング(99)内に接離可能に対向配置して構成された磁気センサ(96)が、該リード片(100)の延在方向を前記板部材(38)の裏面に沿わせる姿勢で設置され、
前記センサ設置部(93,94)は、設置された前記磁気センサ(96)の磁気検出可能範囲が、前記入賞装置(46)の入賞口(46b,46c)および誘導路(58,59)の落下口(58a,59a)に及ぶ位置に設けられ、
前記裏ユニット(39)におけるセンサ設置部(93,94)の裏側に中継基板(114)が配設されると共に、前記収容部(68)における該収容部(68)に収容される入賞装置(46)の本体部(50)とセンサ設置部(93,94)との間に臨む位置に前後方向に貫通する配線通孔(109)が形成され、前記磁気センサ(96)における収容部(68)側の端部に接続する配線(101)が前記配線通孔(109)を介して裏ユニット(39)の裏側に引き出されて前記中継基板(114)に接続されることを特徴とする。
また、センサ設置部に設置された磁気センサにおける配線が接続する端部が臨む収容部に配線を挿通する配線通孔を形成したから、磁気センサと裏ユニットの裏側に配設された中継基板とを接続する配線の長さを短かくすることができ、配線処理が容易となる。
前側に遊技領域(37)が画成される板部材(38)および該板部材(38)の裏側に取付けられる裏ユニット(39)を有する遊技盤(36)と、前記板部材(38)に設けられた装飾枠部材(54)より下側の遊技領域(37)に配設されて該遊技領域(37)を流下する遊技球(B)が入賞可能な入賞口(46b,46c)を有し、板部材(38)を貫通して後方に突出する本体部(50)が前記裏ユニット(39)に形成された収容部(68)に収容される入賞装置(46)と、前記装飾枠部材(54)より下側の遊技領域(37)で該入賞装置(46)の側方に臨む前記板部材(38)に植設され、該入賞装置(46)の入賞口(46b,46c)に向けて遊技球(B)を誘導可能であると共にアウト口(66)に向けて遊技球(B)が落下可能な落下口(58a,59a)を有する誘導路(58,59)を形成する複数の遊技釘(57)とを備える遊技機において、
前記裏ユニット(39)の前記収容部(68)の側方に臨む位置に、前記板部材(38)と対向してセンサ設置部(93,94)が設けられ、
前記センサ設置部(93,94)に、一対のリード片(100,100)をケーシング(99)内に接離可能に対向配置して構成された磁気センサ(96)が、該リード片(100)の延在方向を前記板部材(38)の裏面に沿わせる姿勢で設置され、
前記センサ設置部(93,94)は、設置された前記磁気センサ(96)の磁気検出可能範囲が、前記入賞装置(46)の入賞口(46b,46c)および誘導路(58,59)の落下口(58a,59a)に及ぶ位置に設けられ、
前記磁気センサ(96)は、センサケース(97)に設けられた後方に開放する収容凹部(102)に後側から収容されると共に、該センサケース(97)の側壁(103,103)に設けたフック(104,104)に磁気センサ(96)の裏面が係脱自在に係合することでセンサケース(97)に収容保持され、該センサケース(97)に形成した通孔(105a,106a)に挿通したネジ(107,107)を、前記センサ位置決め部(95,95)に形成したネジ孔(95a,95a)に螺挿することで、当該センサケース(97)を介して磁気センサ(96)がセンサ設置部(93,94)に位置決め固定され、この固定状態においてセンサケース(97)の前面が前記裏ユニット(39)における前記板部材(38)の裏面に当接する面と同一位置に臨むよう設定されていることを特徴とする。
また、磁気センサをセンサケースに収容することで、該磁気センサを確実に保護することができる。また、センサケースに収容した磁気センサを保持するフックを該磁気センサの裏面に係合するよう構成したから、磁気センサと板部材との離間距離がフックにより大きくなることはなく、磁気センサを保護しつつ検出感度の低下を抑えることができる。更に、センサケースの前面を、裏ユニットにおける板部材の裏面に当接する面と同一位置に臨ませているから、磁気センサを保護しつつ板部材にできる限り近接させることができ、磁気センサの検出感度の低下を最小限に抑え得る。
請求項3の発明によれば、磁気センサにおけるリード片の延在方向に離間する2箇所で該磁気センサを位置決めすると共に、両センサ位置決め部の間において磁気センサをリード片の延在方向に沿う支持片で支持することで、磁気センサの姿勢を適正に保持することができる。しかも、磁気センサを一対の支持部でリード片の延在方向と交差する方向から挟持することで、当該磁気センサの姿勢をより適正に保持し得るから、磁気センサの全長に亘って均一な精度で不正行為を検出することができる。
前記裏ユニット(39)には、前記収容部(68)を挟む左右両側に、前記磁気センサ(96)がリード片(100)の延在方向を左右方向に沿わせた姿勢で設置される前記センサ設置部(93,94)が夫々設けられることを要旨とする。
請求項4の発明によれば、図柄表示装置による図柄変動の開始条件を付与する始動入賞装置に対する磁石による不正行為を確実に検出することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1に示すように、矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に固定される固定枠としての外枠11の開口前面側に、後述する遊技盤36(図4参照)を着脱可能に保持された本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組付けられて、該遊技盤36の裏側に対して、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置13が着脱し得るよう配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤36を透視保護するガラス板14a(図14,図15参照)を備えた装飾枠としての前枠14が開閉可能に組付けられると共に、該前枠14の下方にパチンコ球(遊技球)Bを貯留する下球受け皿15が開閉可能に組付けられる。なお、実施例では、前記前枠14の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿16が一体的に組付けられており、前枠14の開閉に合わせて上球受け皿16も一体的に開閉するよう構成される。
図3に示すように、前記中枠12は、上縁をなす上枠部材17と、下縁をなし、スピーカ33や打球発射装置34、操作ハンドル35等が設置された下枠部材18と、左側縁をなす左枠部材19と、右側縁をなす右枠部材20とから構成されて、これら上下左右の枠部材17,18,19,20を組付けた際に、全体が前記外枠11の開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、前記上下左右の枠部材を組付けた際に前後に開口する開口部分が、前記遊技盤36を設置する遊技盤保持部22として機能する。ここで、前記中枠12は、前記外枠11の左上端部および左下端部に設けられた支軸(図示せず)を介して枢支され、左側端部を中心として中枠12を回転させることで、該外枠11に対して中枠12を開閉し得るようになっている。
前記中枠12の遊技盤保持部22に配設される前記遊技盤36は、図4に示すように、前面(盤面)にパチンコ球Bが流下可能な遊技領域37が画成され、合板等の木製で平板状の板部材38と、該板部材38の裏面に組付けられて前記図柄表示装置13が着脱可能に配設されると共に、複数の可動演出装置40,41,42,43が配設される裏ユニット39とから構成され(図6参照)、該裏ユニット39に形成された前後に開口する開口部(可視部)39aを介して図柄表示装置13の表示面を前面側から視認し得るよう構成されている。裏ユニット39に形成される開口部39aは、図9に示す如く、該裏ユニット39の上下および左右幅の大部分が開口する大型の開口部であって、該開口部39aの周囲に前記可動演出装置40,41,42,43(図8参照)が配設されている。なお、実施例の板部材38は、一定の厚み寸法(10mm)の平板状に形成される。
図1または図4に示すように、前記板部材38の前面には、円弧状に形成した案内レール44が配設されると共に、該案内レール44の右方位置に、左端縁が右方に凹む円弧状に形成した第1盤面飾り部材45aが配設されている。そして、前記案内レール44および第1盤面飾り部材45aにより前記遊技領域37が略円形状に画成される。また、前記板部材38の盤面には、前記案内レール44の左方(遊技領域37の外側)の上下位置に第2盤面飾り部材45bが夫々が配設されている。更に、板部材38の遊技領域37には、前記裏ユニット39に形成された開口部39aの前側に前後に貫通する貫通口(可視部)38aが形成されており、裏ユニット39に形成された開口部39aおよび板部材38の貫通口38aから遊技盤36の可視部が構成される。そして、該貫通口38aに対して、後述する前後に開口する枠状の装飾枠部材54が配設されるようになっている。
前記板部材38に形成されている前記貫通口38aに対し、前後に開口する枠状の装飾枠部材54が配設される。すなわち、前記裏ユニット39の開口部39aから臨む前記図柄表示装置13の表示面は、前記装飾枠部材54における前後に開口する窓口54aを介して板部材38の前側に露出して、該図柄表示装置13の表示面で展開される図柄変動演出を前側から視認し得るようになっている。実施例では、装飾枠部材54の窓口54aに対応する領域が、図柄表示装置13の表示部を前側から視認可能とする遊技盤36の可視部と対応している。また、装飾枠部材54には、上縁部から左右両縁部に亘り、板部材38より前面に突出する円弧状の庇状部54bが設けられており、前記遊技領域37に打ち出されたパチンコ球Bが装飾枠部材54の窓口54aを横切って流下するのを該庇状部54bで規制している。
前記板部材38の遊技領域37には、複数の遊技釘57が植設されており、遊技領域37を流下するパチンコ球Bは、該遊技釘57によって流下方向が変更されるようになっている。特に、前記装飾枠部材54の下側で前記始動入賞装置46を挟む左右両側の遊技領域37には、前記遊技釘57によって始動入賞装置46の始動入賞口46b,46cに向けてパチンコ球Bを誘導可能な誘導路58,59が夫々形成されている。左右の誘導路58,59の構成は、図7に示すように流路の長さが異なるだけで基本的な構成は同じであるので、左側の誘導路58,59の構成についてのみ説明する。
前記板部材38には、前記下段誘導路59の下方位置に、前記特別入賞装置47を挟む左右両側に普通入賞口60a,60bが夫々設けられている。実施例では、図7に示す如く、特別入賞装置47を挟む左側および右側の夫々に、2つの普通入賞口60a,60bが、対応する下段誘導路59に略沿った階段状となるよう上下および左右に離間して設けられている。そして、普通入賞口60a,60bに入賞したパチンコ球Bを、前記裏ユニット39の後述する球通路80,81に設けた普通入賞センサ(球検出手段)88,89(図12,図13,図21参照)が検出することで、所定数(例えば10個)の賞球が前記上下の球受け皿15,16に払い出されるようになっている。なお、下段誘導路59と各普通入賞口60a,60bとの間の遊技領域37にも複数の遊技釘57が植設されて、各普通入賞口60a,60bへのパチンコ球Bの入賞確率を調節するよう構成される。また、普通入賞口60a,60bについて、特別入賞装置47を挟んで左側に設けられる普通入賞口と右側に設けられる普通入賞口とを区別する場合は、左普通入賞口、右普通入賞口と指称する場合もある。
前記裏ユニット39は、図8または図9に示す如く、合成樹脂材から形成されて前側に開口する箱枠状の箱状本体67を有し、該箱状本体67の略中央位置に前記開口部39aが開設されている。箱状本体67の下および左右の3辺の前端には、外方または内方に向けて前記板部材38と平行に延在する複数のフランジ部67aが夫々形成されており、該箱状本体67は、下および左右のフランジ部67aの前面を前記板部材38の裏面に当接した状態で該板部材38に取付けられて、該板部材38の裏面と箱状本体67との間に所要の設置空間を画成するよう構成してある。そして、板部材38と箱状本体67との間に画成される設置空間に、前記複数の可動演出装置40,41,42,43や後述する発光装置74,76が配置されて、遊技盤36を装飾するようになっている。
前記裏ユニット39の箱状本体67には、前記開口部39aの下方位置に、前記始動入賞装置46における板部材38から後方に突出する装置本体50を収容する収容部68が画成されている。この収容部68は、後述する左右の球通路80,81を画成する壁部86,86の間において、図10,図11に示す如く、前方および下方に開口するように画成される。そして、収容部68の上部領域に前記始動入賞装置46の装置本体50が収容されると共に、該収容部68の下部域領に前記特別入賞装置47の装置本体51が収容されるようになっている。
前記裏ユニット39に配設される可動演出装置40,41,42,43について、その基本的な構成を簡単に説明する。第1可動演出装置40は、開口部39aの左側部に本体部が配設され、該本体部に支持されて開口部39a側に延出する可動体70を、前記図柄表示装置13における表示面の前側において上下方向に移動するよう構成される。また第2可動演出装置41は、開口部39aの右上部に本体部が配設され、該本体部に支持されて開口部39a側に延出する可動体71を、図柄表示装置13における表示面の前側において左右方向に揺動するよう構成される。これに対し、第3可動演出装置42および第4可動演出装置43は、前記箱状本体67における開口部39aの下方位置に設けられた左右の取付部69a,69bに配設される。
前記箱状本体67における左取付部69aに配設される第3可動演出装置42のケース体72には、前面に左発光装置74が突出する状態で配設される。この左発光装置74は、前面に複数のLED(発光体)を配設した基板を透明な左発光用ケース75に収容して構成され、左取付部69aに第3可動演出装置42を配設した前記裏ユニット39を前記板部材38に取付けた際に、該左発光用ケース75が板部材38の左取付孔62aに収容されて、前記左装飾体61の光透過部61bおよび発光用装飾部品63を裏側から照らすことができるよう構成される。また左発光用ケース75は、前記左取付孔62aにおける前記樋部が臨む位置を除く部分と略同一の外形に形成されており、第3可動演出装置42が配設された裏ユニット39を板部材38に取付ける際に、該左発光用ケース75を左取付孔62aに収容することで、裏ユニット39と板部材38とが位置決めされるようになっている。
前記裏ユニット39の箱状本体67における開口部39aより下方位置には、図8〜図13に示すように、前記板部材38に設けられた左右の普通入賞口60a,60bと対応する位置に、各普通入賞口60a,60bに入賞したパチンコ球Bを遊技盤36の下方へ排出案内する球通路80,81が形成されている。ここで、前記左右の球通路80,81は、基本的には左右対称であるので、左側に位置する左球通路80の構成について説明し、右側に位置する右球通路81に関しては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
前記第1縦通路84と第2傾斜通路83とがなす屈曲部90の下隅部には、図17に示す如く、第1縦通路84から落下するパチンコ球Bを第2傾斜通路83に向けて案内する案内部としての傾斜面91が設けられている。この傾斜面91は、第2傾斜通路83の傾斜角度より大きな角度で第2傾斜通路83に向けて直線状に下方傾斜するよう形成されると共に、第1縦通路84から落下するパチンコ球Bの中心を通る落下中心線Cより第2傾斜通路83と反対側の外周下側が接触する位置に設けられている。より具体的には、図18に示す如く、傾斜面91にパチンコ球Bが接触したときの該パチンコ球Bの傾斜面91との接点Pと、該パチンコ球Bの中心Oとを通る跳出線Lが、前記第1縦通路84と第2傾斜通路83とがなす屈曲部90の上角部90aより第2傾斜通路83側を通るように、当該傾斜面91の位置が設定される。なお、傾斜面91の傾斜角度は、パチンコ球Bを第2傾斜通路83に向けて確実に案内すると共に、該傾斜面91の形成領域の上下寸法を小さく抑える点で、40〜50°の範囲が好ましく、45°が最も好適である。また、傾斜面91における前記接点Pから第1縦通路84の下端までの高さ寸法は、パチンコ球Bの直径の1.5〜2倍程度に設定される。
前記裏ユニット39における前記収容部68を挟む左右両側に、後述する磁気センサ96を設置するためのセンサ設置部93,94が設けられている(図9参照)。収容部68の左側方に設けられる左センサ設置部93および右側方に設けられる右センサ設置部94の構成は左右対称であるので、左センサ設置部93の構成について説明し、右センサ設置部94に関しては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
前記左右のセンサ設置部93,94に配設される磁気センサ96およびセンサケース97の構成は、基本的には同一であるので、左センサ設置部93に配設される磁気センサ96およびセンサケース97の構成について説明し、右センサ設置部94に配設される磁気センサ96およびセンサケース97に関しては、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
前記裏ユニット39における前記収容部68を画成する後壁68aには、該収容部68に収容される始動入賞装置46の装置本体50と左センサ設置部93との間に臨む位置に前後方向に貫通する配線通孔109が形成されている(図12参照)。そして、前記磁気センサ96に接続される配線101が、前記配線通孔109を介して裏ユニット39の裏側に引き出されて、後述する第2中継基板114に接続されるようになっている。また後壁68aには、配線通孔109の形成位置より始動入賞装置46の装置本体50が収容される側に、前方に所定長さだけ突出する仕切壁68b(図16参照)が形成されており、装置本体50の後端が収容される領域と配線101が引き回される領域とを仕切るよう構成してある。
次に、前述した実施例に係るパチンコ機の作用につき説明する。
前述したように、前記図柄表示装置13による図柄変動ゲームを開始させる契機となる始動入賞装置46の始動入賞口46b,46cは、不正行為を意図している不正遊技者が磁石を用いた不正行為で狙われ易い部位である。この不正行為としては、前記ガラス板14aに近づけた磁石でパチンコ球Bを吸着して、上部始動入賞口46bや開放状態となった下部始動入賞口46cに直にパチンコ球Bを入賞させる行為や、前記上下の誘導路58,59の落下口58a,59aの下側に磁石でパチンコ球Bを集めてわざと詰まらせる行為が挙げられる。
前記上側の普通入賞口60aに入賞したパチンコ球Bは、前記第1傾斜通路82を流下し、前記第1縦通路84に通入して落下する過程で、前記第1普通入賞センサ88の通孔88aを通過し、該第1普通入賞センサ88がパチンコ球Bを検出する。この第1普通入賞センサ88によるパチンコ球Bの検出信号に基づき、前記主制御装置32の制御により出力された払出し制御装置29の制御信号に基づいて、前記球払出し装置27aによって所定数の賞球が払い出される。そして、第1縦通路84から落下するパチンコ球Bは、図17に示す如く、前記傾斜面91に当って前記第2傾斜通路83に向けて案内され、該第2傾斜通路83を流下して前記第2縦通路85に通入し、球排出口87から排出される。また、前記下側の普通入賞口60bに入賞したパチンコ球Bは、第2縦通路85に通入して落下する過程で、前記第2普通入賞センサ89の通孔89aを通過し、該第2普通入賞センサ89がパチンコ球Bを検出する。この場合も、前記球払出し装置27aによって所定数の賞球が払い出される。なお、主制御装置32では、第1普通入賞センサ88によるパチンコ球Bの検出信号に続いて第2普通入賞センサ89によるパチンコ球Bの検出信号が入力された場合は、上側の普通入賞口60aにパチンコ球Bが入賞したものと判断し、第2普通入賞センサ89によるパチンコ球Bの検出信号のみが入力された場合は、下側の普通入賞口60bにパチンコ球Bが入賞したものと判断するよう構成される。
図22および図23は、第1縦通路84と第2傾斜通路83とがなす屈曲部90の下隅部に形成される案内部の別実施例を示すものであって、実施例と異なる部分についてのみ説明し、同一部分には同じ符号を付すものとする。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1) 遊技盤を構成する板部材は、木製に限らず、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材からなる透明板であってもよい。そして、板部材を透明板で構成した場合は、貫通口を設けることなく該透明板自体を透かして図柄表示装置の表示部を前側から視認可能とし得る。
(2) 実施例では、普通入賞口に入賞したパチンコ球を第1傾斜通路を介して第1縦通路に通入するよう構成したが、始動入賞口に入賞したパチンコ球が第1縦通路に直接通入する構成であってもよい。
(3) 実施例では、遊技領域に形成される誘導路の下側に2つの普通入賞口を設けたが、該普通入賞口は1つ、あるいは3つ以上であってもよい。
(4) 実施例では、普通入賞口の下側を発光演出する左右の発光装置の形状を異なる場合で説明したが、左右の発光装置を、何れも左発光装置または右発光装置と同一(左右対称)とする構成を採用し得る。
(5) 実施例では、始動入賞装置の始動入賞口を上下2段で形成したが、上または下の何れか1つであってもよく、その場合は誘導路も対応する位置に1つ形成されていればよい。
(6) 実施例では、磁気センサを、リード片の延在方向が左右方向に沿う姿勢(横向き姿勢)で配設したが、磁気検出可能範囲が始動入賞装置の始動入賞口および誘導路の落下口に及ぶものであれば、リード片の延在方向が上下方向に沿う姿勢(縦向き姿勢)で配設する構成を採用することができる。そして、磁気センサを縦向き姿勢で配設した場合は、上下方向のより広い範囲での不正行為を検出することが可能となる。
(7) 実施例では、磁気センサをリード片の延在方向と交差する方向から挟持する支持部として、裏ユニットに配設した可動演出装置のケース体と球通路の壁部とを用いる場合で説明したが、センサ設置部に磁気センサ自体または該磁気センサを収容したセンサケースを挟持する専用の支持部を設ける構成を採用し得る。
(8) 実施例では、磁気センサをセンサケースに収容した状態で裏ユニットのセンサ設置部に取付ける場合で説明したが、磁気センサに、センサ設置部に取付けるためのフランジ部や通孔等を設けて直に取付けるよう構成してもよい。この場合に、磁気センサは裏ユニットおよび板部材で覆われるから、センサケースを用いなくても該磁気センサの保護が図られる。また、磁気センサをセンサ設置部に取付けた際に、該磁気センサの前面が板部材の裏面に当接する位置に臨むように、センサ位置決め部が設けられていればよい。
(9) 遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
36 遊技盤
37 遊技領域
38 板部材
38a 貫通口(可視部)
39 裏ユニット
39a 開口部(可視部)
46 始動入賞装置(入賞装置)
46b 上部始動入賞口(入賞口)
46c 下部始動入賞口(入賞口)
50 装置本体(本体部)
54 装飾枠部材
54a 窓口
57 遊技釘
58 上段誘導路(誘導路)
58a 落下口
59 下段誘導路(誘導路)
59a 落下口
66 アウト口
68 収容部
72 ケース体(支持部)
86 壁部(支持部)
93 左センサ設置部(センサ設置部)
94 右センサ設置部(センサ設置部)
95 センサ位置決め部
95a ネジ孔
96 磁気センサ
97 センサケース
98 支持片
99 ケーシング
100 リード片
101 配線
102 収容凹部
103 側壁
104 フック
105a 通孔
106a 通孔
107 ネジ
109 配線通孔
114 第2中継基板(中継基板)
B パチンコ球(遊技球)
Claims (4)
- 前側に遊技領域が画成される板部材および該板部材の裏側に取付けられる裏ユニットを有する遊技盤と、前記板部材に設けられた装飾枠部材より下側の遊技領域に配設されて該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞口を有し、板部材を貫通して後方に突出する本体部が前記裏ユニットに形成された収容部に収容される入賞装置と、前記装飾枠部材より下側の遊技領域で該入賞装置の側方に臨む前記板部材に植設され、該入賞装置の入賞口に向けて遊技球を誘導可能であると共にアウト口に向けて遊技球が落下可能な落下口を有する誘導路を形成する複数の遊技釘とを備える遊技機において、
前記裏ユニットの前記収容部の側方に臨む位置に、前記板部材と対向してセンサ設置部が設けられ、
前記センサ設置部に、一対のリード片をケーシング内に接離可能に対向配置して構成された磁気センサが、該リード片の延在方向を前記板部材の裏面に沿わせる姿勢で設置され、
前記センサ設置部は、設置された前記磁気センサの磁気検出可能範囲が、前記入賞装置の入賞口および誘導路の落下口に及ぶ位置に設けられ、
前記裏ユニットにおけるセンサ設置部の裏側に中継基板が配設されると共に、前記収容部における該収容部に収容される入賞装置の本体部とセンサ設置部との間に臨む位置に前後方向に貫通する配線通孔が形成され、前記磁気センサにおける収容部側の端部に接続する配線が前記通孔を介して裏ユニットの裏側に引き出されて前記中継基板に接続される
ことを特徴とする遊技機。 - 前側に遊技領域が画成される板部材および該板部材の裏側に取付けられる裏ユニットを有する遊技盤と、前記板部材に設けられた装飾枠部材より下側の遊技領域に配設されて該遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞口を有し、板部材を貫通して後方に突出する本体部が前記裏ユニットに形成された収容部に収容される入賞装置と、前記装飾枠部材より下側の遊技領域で該入賞装置の側方に臨む前記板部材に植設され、該入賞装置の入賞口に向けて遊技球を誘導可能であると共にアウト口に向けて遊技球が落下可能な落下口を有する誘導路を形成する複数の遊技釘とを備える遊技機において、
前記裏ユニットの前記収容部の側方に臨む位置に、前記板部材と対向してセンサ設置部が設けられ、
前記センサ設置部に、一対のリード片をケーシング内に接離可能に対向配置して構成された磁気センサが、該リード片の延在方向を前記板部材の裏面に沿わせる姿勢で設置され、
前記センサ設置部は、設置された前記磁気センサの磁気検出可能範囲が、前記入賞装置の入賞口および誘導路の落下口に及ぶ位置に設けられ、
前記磁気センサは、センサケースに設けられた後方に開放する収容凹部に後側から収容されると共に、該センサケースの側壁に設けたフックに磁気センサの裏面が係脱自在に係合することでセンサケースに収容保持され、該センサケースに形成した通孔に挿通したネジを、前記センサ位置決め部に形成したネジ孔に螺挿することで、当該センサケースを介して磁気センサがセンサ設置部に位置決め固定され、この固定状態においてセンサケースの前面が前記裏ユニットにおける前記板部材の裏面に当接する面と同一位置に臨むよう設定されている
ことを特徴とする遊技機。 - 前記裏ユニットのセンサ設置部には、前記磁気センサにおけるリード片の延在方向に離間し、該磁気センサをリード片の延在方向が前記板部材の裏面と平行となるように位置決めする一対のセンサ位置決め部と、両センサ位置決め部の間において磁気センサにおけるリード片の延在方向に延在し、両センサ位置決め部で位置決めされた磁気センサの裏面を支持する支持片と、両センサ位置決め部で位置決めされた磁気センサをリード片の延在方向と交差する方向の両側から挟持する一対の支持部とが設けられている請求項1または2記載の遊技機。
- 前記裏ユニットの裏側に、図柄を変動表示可能な表示部を前記遊技盤に設けた可視部および前記装飾枠部材の窓口を介して前側から視認可能に臨ませて図柄表示装置が配設され、前記板部材には、遊技球の入賞を契機として前記図柄表示装置による図柄変動の開始条件を付与する前記入賞装置としての始動入賞装置が前記装飾枠部材の下方位置に配設されると共に、該始動入賞装置の左右両側に該入賞装置の始動入賞口に向けて遊技球を誘導可能な前記誘導路が複数の遊技釘によって形成され、
前記裏ユニットには、前記収容部を挟む左右両側に、前記磁気センサがリード片の延在方向を左右方向に沿わせた姿勢で設置される前記センサ設置部が夫々設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
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