JP3252105B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤の遊技領域
に配設された電気的遊技装置の制御を行なう遊技制御回
路基板を収納した基板ケースを備えるパチンコ遊技機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近のパチンコ遊技機は、その大部分が
遊技動作を制御する遊技制御回路基板を備えており、遊
技盤の誘導レールで囲まれる遊技領域に配設された電気
的遊技装置が特別遊技状態（大当たり）になると一時に
多量の賞球が獲得できるような遊技内容になっている。
一方、遊技盤の裏面には電気的遊技装置に入賞した入賞
球を集合する入賞球集合カバーと、遊技盤の裏面と相対
する板状部に開口窓が形成され、かつ球タンク、賞球払
出装置等の一連の裏機構が集約して組付けられた合成樹
脂製の機構板が設けられており、該機構板の開口窓に臨
む入賞球集合カバーの背部に遊技動作を制御する遊技制
御回路基板を収納した基板ケースが着脱自在に取り付け
られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパチン
コ遊技機は、遊技制御回路基板を収納した基板ケースが
入賞球集合カバーの背部に露出した状態で取り付けられ
ているため、パチンコ遊技機或いは遊技盤のみを運搬す
る場合に、基板ケースが破損したり、時には遊技制御回
路基板までも破損したり、遊技制御回路基板に接続され
る外部からの配線が引掛って断線したりするという事態
が生じていた。

【０００４】また、このようなパチンコ遊技機は、遊技
制御回路基板を交換することにより異なる遊技内容を実
施することが可能である。このため、遊技制御回路基板
を収納した基板ケースが外部に露出した状態で取り付け
られていると、営業中にも拘わらず特別遊技状態（大当
たり）の出現率を意図的に高めるように不正に細工した
遊技制御回路基板に交換して不正に多量の賞球を獲得す
るという事犯が頻発していた。

【０００５】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、遊技制御回路基板
を収納した基板ケースをパチンコ遊技機の外部から着脱
できないようにして、遊技制御回路基板の改竄、或いは
交換による不正を防止し得るようなパチンコ遊技機を提
供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、誘導レールで囲まれる遊技領域に可
変表示装置その他各種電気的遊技装置が配設された遊技
盤と、該遊技盤の裏面に設けられ、遊技盤の裏面と相対
する板状部に開口窓が形成され、球タンク、景品球払出
装置等の一連の裏機構が集約された機構板とを備えてな
るパチンコ遊技機において、前記遊技盤の裏面に、前記
可変表示装置の後部を保護するカバー体と、前記電気的
遊技装置に入賞した入賞球を集合する入賞球集合カバー
とを設け前記カバー体には、その後方(後面外側)に電気
的遊技装置及び各種電気的作動機器から引き出される配
線を中継する中継回路基板を設け、前記入賞球集合カバ
ーには、機構板の開口窓から後方へ突出する凹室状の基
板ケース収容部を一体に形成して該基板ケース収容部内
に電気的遊技装置の制御を行なう遊技制御回路基板を収
納した基板ケースを着脱自在に取り付けるようにすると
共に、前記カバー体の対応する位置に開口を形成して該
開口を蓋部材によって覆うようにしたものである。

【０００７】前記電気的遊技装置は、例えば電気的に表
示状態を変化可能な可変表示装置、或いは所定の遊技条
件に基づいて電気的に駆動制御され、打球の入賞を困難
にしたり入賞し易くするように変化する可変入賞装置等
である。

【０００８】また、遊技制御回路基板に接続される外部
からの配線を効果的に処理するために、遊技盤の裏面に
電気的遊技装置に入賞した入賞球を機構板の入賞球集合
部に導く樋状の通路部材を設けると共に、該通路部材と
基板ケースとの間に空間領域を形成し、該空間領域を遊
技制御回路基板に接続される各種配線の配線収納部とす
ることが好ましい。

【０００９】上記のように構成されたパチンコ遊技機
は、遊技制御回路基板を収納した基板ケースが入賞球集
合カバーと一体に形成された基板ケース収容部の内部に
取り付けられているので、基板ケースから遊技制御回路
基板を取り出すには機構板を開いて入賞球集合カバーを
取り外さなければならず、遊技制御回路基板の改竄或い
は交換による不正を不可能にする。

【００１０】また、遊技制御回路基板に接続される配線
が入賞球集合カバーの内部の配線収納部に収められて外
部に露出することがなくなる。このため、パチンコ遊技
機或いは遊技盤のみを運搬する場合に配線が引掛って断
線するような事態を回避することが可能となる。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図１は本発明に係るパチ
ンコ遊技機の正面図、図２は図１のパチンコ遊技機の裏
面図、図３は前面枠と機構板を開いた状態のパチンコ遊
技機の斜視図である。図１において、パチンコ遊技機１
は、機枠２の前面に前面枠３が開閉自在に装着されてい
る。前面枠３は、ほぼ中央部に窓孔が設けられた額縁状
に形成されており、該窓孔の上部にガラス扉４が、その
下部に打球供給皿５を有する前面板６がそれぞれ開閉自
在に設けられている。また、前面枠３の前面下部には、
打球供給皿５から溢出する余剰球を貯留するための下部
球受皿７と打球発射用の操作ハンドル８が設けられてい
る。また、前面枠３の前面上部には、遊技状態が特別遊
技状態（大当り）となったときに点灯又は点滅する表示
ランプ９が設けられると共に、側部にはガラス扉４を開
放すると点灯する錠飾りランプ１０が設けられている。

【００１２】前記ガラス扉４の後方であり、前面枠３の
窓孔の裏面部分には遊技盤取付枠１１を介して遊技盤１
２が着脱自在に取付けられている。この遊技盤１２の表
面には円状の誘導レール１３が設けられており、その誘
導レール１３で囲まれる領域が遊技領域として構成され
ている。そして、この遊技領域のほぼ中央に電気的遊技
装置としての２つの可変表示部１４，１５を上下に有す
る可変表示装置１６が配設され、該可変表示装置１６の
左右側方には通過始動口１７，１７が配設され、さらに
中央下方に可変始動口１８と電気的遊技装置としての可
変入賞装置１９とが配設されている。また、遊技領域に
は複数の一般入賞口２０及び落下する遊技球の流下速度
や方向を変化させるための風車２１や多数の障害釘が設
けられている。前記通過始動口１７及び可変始動口１８
には入賞球検出器２２，２３がそれぞれ設けられてい
る。また、可変始動口１８は、ソレノイド２４によって
開閉される一対の開閉片１８ａ，１８ａを有し、可変入
賞装置１９は、ソレノイド２５によって開閉される開閉
扉１９ａが設けられている。さらに、誘導レール１３の
内側に沿ってレール飾りランプ２６が設けられ、遊技領
域の上部外側には払出表示ランプ２７と球切れ表示ラン
プ２８とが設けられている。

【００１３】上記のように構成されるパチンコ遊技機
は、遊技領域に発射された遊技球が通過始動口１７，１
７のいずれかを通過して入賞球検出器２２がオンされる
と可変表示装置１６の上部可変表示部１４が可変表示を
開始し、一定時間後に停止する。そして、停止時の表示
が所定図柄（例えば７）になると可変始動口１８のソレ
ノイド２４が駆動されて一対の開閉片１８ａ，１８ａが
開放され、一定時間経過後又は遊技球が入賞すると閉じ
るようになっており、この可変始動口１８に入賞した入
賞球が入賞球検出器２３をオンさせると可変表示装置１
６の下部可変表示部１５が可変表示を開始する。そし
て、下部可変表示部１５の停止時の表示が所定の組合せ
（例えば「０，０，０」，「１，１，１」等の普通図
柄）に揃うと特別遊技状態（大当り）となって可変入賞
装置１９のソレノイド２５が駆動され、開閉扉１９ａを
所定時間又は所定個数の遊技球が入賞するまで繰り返え
して短時間に多数の景品球が獲得できるようになってい
る。また、下部可変表示部１５の停止時の表示が特定の
組合せ（例えば「３，３，３」，「７，７，７」等の確
変図柄）に揃うと次の大当りの発生確率が高確率となる
確率変動状態に突入し、遊技客に多くの楽しみを付与す
るような遊技内容となっている。

【００１４】一方、遊技盤１２の裏面には、図４に示す
ように遊技盤１２の表面に設けられる可変始動口１８，
可変入賞装置１９，一般入賞口２０に入賞した入賞球を
下方へ導くための樋状の通路部材１８ｂ，１９ｂ，２０
ｂと可変表示装置１６の後部を保護するカバー体２９が
設けられ、さらに前記通路部材１８ｂ，１９ｂ，２０ｂ
及びカバー体２９を含む遊技盤１２の裏面中央部分を覆
う入賞球集合カバー３０が設けられている。この入賞球
集合カバー３０は、四隅部に形成された筒状嵌合孔３１
を遊技盤１２の裏面にビスで止着された嵌合突起３２に
それぞれ嵌合させることによって着脱自在に取付けられ
るようになっている。

【００１５】前記入賞球集合カバー３０には、図３に示
すように遊技盤１２の裏面に取付けた状態で可変表示装
置１６のカバー体２９及び可変入賞装置１９の後部を覆
う保護カバー部３３が一体に形成されている。また、図
５及び図７に示すように保護カバー部３３の後面であ
り、かつカバー体２９に対応する位置に開口３４が形成
され、該開口３４が蓋部材３５によって覆われている。
この蓋部材３５は、下側縁片３６を開口３４の下辺に形
成される嵌合溝３７に嵌合させ、上側縁部に形成される
係合片３８を開口３４の上辺内側に係合させることによ
って着脱自在に取付けられるようになっている。

【００１６】前記遊技盤取付枠１１の一側には、図２及
び図３に示すように合成樹脂製の機構板３９が設けられ
ている。この機構板３９は、遊技盤取付枠１１の一側上
下部に固着された取付金具４０に機構板３９に設けられ
た可動金具４１を連結させることによって開閉自在に装
着されている。また、機構板３９は、遊技盤１２の裏面
に相対する板状部３９ａを有し、該板状部３９ａの前面
に前記入賞球集合カバー３０が収納される入賞球集合空
間６２が形成され、その入賞球集合空間６２の下方部に
入賞球集合部５４が設けられている。

【００１７】一方、機構板３９の板状部３９ａの裏面上
部には球タンク４２が設けられている。球タンク４２の
下方には、該球タンク４２に貯留された景品球を下流側
に整列しながら誘導する誘導レール４３が設けられてい
る。また、誘導レール４３の下流側にはカーブレール４
４を介して景品球払出装置４５が着脱可能に設けられて
いる。景品球払出装置４５の下方には、払い出された景
品球を前面枠３の前面の打球供給皿５に導く排出通路４
６と、打球供給皿５の余剰球を下部球受皿７に導く余剰
球通路４７と、球抜通路４８が形成されている。また遊
技盤１２のアウト球口４９と連通状にアウト球通路５０
が形成されており、その下流端が球抜通路４８に連通さ
れている。前記排出通路４６，余剰球通路４７，球抜通
路４８，アウト球通路５０は後面が開口した樋状として
機構板３９の裏面に一体に形成されており、その後面開
口がカバー板５１によって覆われている。また、前記入
賞球集合部５４の出口と連通状に入賞球を１個ずつ排出
処理する入賞球処理装置５２が設けられている。

【００１８】前記入賞球集合空間６２が形成された機構
板３９の板状部３９ａのほぼ中央部には開口窓５３が開
設されている。この開口窓５３は、入賞球集合カバー３
０よりやゝ小さく開口されており、該入賞球集合カバー
３０の保護カバー部３３及び後述する基板ケースを収納
する基板ケース収容部とが開口窓５３から後方へ突出す
るようになっている。また、遊技盤１２の裏面に設けら
れる可変表示装置１６のカバー体２９の後面外側に間隔
保持突起５５を介して中継回路基板５６がビス６８で取
付けられている。この中継回路基板５６は、前面枠３及
び遊技盤１２に設けられる電気的遊技装置及び各種電気
的作動機器から引き出される配線を中継するもので、具
体的には、図４に示すように前面枠３に設けられる表示
ランプ９，錠飾りランプ１０及び遊技盤１２に設けられ
るレール飾りランプ２６，払出表示ランプ２７，球切れ
表示ランプ２８からそれぞれ引き出される配線９ａ，１
０ａ，２６ａ，２７ａ，２８ａが入賞球集合カバー３０
の上面開口から中継回路基板５６に中継接続される。

【００１９】また、遊技盤１２に設けられた可変表示装
置１６の上部可変表示部１４から引き出される配線１４
ａ及び通過始動口１７，１７，可変始動口１８に設けら
れる入賞球検出器２２，２２，２３から引き出される配
線２２ａ，２２ａ，２３ａが中継回路基板５６に中継接
続され、さらに可変始動口１８及び可変入賞装置１９の
各ソレノイド２４，２５から引き出される配線２４ａ，
２５ａが中継回路基板５６に中継接続されるようになっ
ている。なお、中継回路基板５６には、前面枠３及び遊
技盤１２に設けられる前述したランプ類，スイッチ類，
ソレノイド等の数に応じた接続端子５９及びヒューズ管
６０等が設けられており、これによって前面枠３及び遊
技盤１２に設けられる電気的遊技装置及び各種電気的作
動機器から引き出される配線と中継回路基板５６とがす
べて中継接続されることになる。

【００２０】このように、中継回路基板５６を遊技盤１
２の遊技領域のほぼ中央部に配設される可変表示装置１
６のカバー体２９の後面外側に直接的に取り付けること
により、従来のパチンコ遊技機のように遊技盤の裏面に
中継回路基板を直接に取り付けていたものに比べて該中
継回路基板を取り付けるための取付台板や取付ガイド孔
の穿設作業が不要となって低コスト化を図ることがで
き、しかも中継回路基板５６に設けられる接続端子５９
やヒューズ管６０の取付方向の制約がなくなることか
ら、配線の接続及びヒューズ管６０の取付作業が極めて
容易となる。また、電気的遊技装置及び各種電気的作動
機器から引き出されるそれぞれの配線が遊技盤１２のほ
ぼ中心位置に集中するように整然と集結して中継回路基
板５６に中継接続することができるようになるため、配
線の長さもほぼ均等化されると共に、見た目にもすっき
りして非常に好都合となる。

【００２１】しかして、前記入賞球集合カバー３０であ
り、かつ保護カバー部３３に隣接する位置には、前面が
開口した凹室状の基板ケース収容部６３が一体に設けら
れ、この基板ケース収容部６３にパチンコ遊技機の遊技
動作を制御する遊技制御回路基板を収納した基板ケース
６４が収容されるようになっている。前記基板ケース収
容部６３は、基板ケース６４の形状及び大きさに合わせ
て形成されており、その後壁部の内部四隅に取付ボス６
５が突設されている。そして、図６及び図８に示すよう
に基板ケース６４を入賞球集合カバー３０の前面側から
基板ケース収容部６３に収容した後止着具６６を取付ボ
ス６５に嵌め込むことにより基板ケース６４が基板ケー
ス収容部６３内に着脱自在に取り付けられる。

【００２２】一方、図６に示すように基板ケース６４を
基板ケース収容部６３に収容した状態において、遊技盤
１２の裏面と基板ケース６４の前面との間に空間領域部
が形成されるようになっており、この空間領域部が配線
収容部６７とされている。そして、下部可変表示部１５
から引き出される配線１５ａ及び中継回路基板５６から
引き出される配線５６ａが配線収容部６７を通して基板
ケース６４に収納された遊技制御回路基板のコネクタ５
７，５８に接続されるようになっている。

【００２３】上記のように構成されたパチンコ遊技機
は、入賞球集合カバー３０に凹室状の基板ケース収容部
６３を一体に設け、遊技制御回路基板を収納した基板ケ
ース６４を入賞球集合カバーの前面側から基板ケース収
容部６３内に収容して着脱自在に取り付けるようにされ
ている。このように構成すると、基板ケース６４が入賞
球集合カバー３０により覆い隠されてパチンコ遊技機の
外部から基板ケース６４を取り外すことができなくな
り、これにより遊技制御回路基板を改竄したり或いは交
換による不正を確実に防止することができる。

【００２４】また、基板ケース６４を基板ケース収容部
６３に収容した状態において、遊技盤１２の裏面と基板
ケース６４の前面との間に空間による配線収容部６７が
形成されるようになっている。このように構成すると、
遊技制御回路基板に接続される外部からの配線１５ａ，
５６ａが配線収納部６３内に収められて入賞球集合カバ
ー３０の外側に露出しなくなるので、パチンコ遊技機或
いは遊技盤のみを運搬する際に配線が引掛って断線する
ようなトラブルを大幅に減少することができる。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
チンコ遊技機の遊技動作を制御する遊技制御回路基板を
収納した基板ケースを、遊技盤の裏面に装着される入賞
球集合カバーの内部に収容してパチンコ遊技機の外部か
ら取り外すことができないようにしたので、遊技制御回
路基板の悪質な改竄や交換による不正を確実に防止する
ことができる。

【００２６】また、遊技制御回路基板に接続される配線
が入賞球集合カバーの外部に露出しないようすることが
できるので、パチンコ遊技機或いは遊技盤のみの運搬時
に発生する断線等のトラブルを解消することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るパチンコ遊技機の正面図である。

【図２】図１のパチンコ遊技機の裏面図である。

【図３】前面枠と機構板を開いた状態のパチンコ遊技機
の斜視図である。

【図４】機構板を開いて遊技盤の裏面から入賞球集合カ
バーを取外した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。

【図５】機構板を閉じた状態で入賞球集合カバーの蓋部
材を取外した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。

【図６】基板ケースの取付状態を示す要部平面断面図で
ある。

【図７】入賞球集合カバーから蓋部材を取り外した状態
の斜視図である。

【図８】入賞球集合カバーに基板ケースを収容した状態
の裏面斜視図である。

【図９】入賞球集合カバーから基板ケースを取り外した
状態の裏面斜視図である。

【符号の説明】

１２ 遊技盤 １３ 誘導レール １６ 可変表示装置（電気的遊技装置） １９ 可変入賞装置（電気的遊技装置） ３０ 入賞球集合カバー ３９ 機構板 ４２ 球タンク ４５ 景品球払出装置 ５３ 開口窓 ６３ 基板ケース収容部 ６４ 基板ケース ６７ 配線収納部

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 誘導レールで囲まれる遊技領域に可変表
   示装置その他各種電気的遊技装置が配設された遊技盤
   と、該遊技盤の裏面に設けられ、遊技盤の裏面と相対す
   る板状部に開口窓が形成され、球タンク、景品球払出装
   置等の一連の裏機構が集約された機構板とを備えてなる
   パチンコ遊技機において、前記遊技盤の裏面に、前記可変表示装置の後部を保護す
   るカバー体と、前記電気的遊技装置に入賞した入賞球を
   集合する入賞球集合カバーとを設け、 前記カバー体には、その後面外側に電気的遊技装置及び
   各種電気的作動機器から引き出される配線を中継する中
   継回路基板を設け、 前記入賞球集合カバーには、機構板の開口窓から後方へ
   突出する凹室状の基板ケース収容部を一体に形成して該
   基板ケース収容部内に電気的遊技装置の制御を行なう遊
   技制御回路基板を収納した基板ケースを着脱自在に取り
   付けるようにすると共に、前記カバー体の対応する位置
   に開口を形成して該開口を蓋部材によって覆うようにし
   たことを特徴とするパチンコ遊技機。
2. 【請求項２】 遊技盤の裏面に、入賞球を機構板の下方
   に位置する入賞球集合部に導く樋状の通路部材を設ける
   と共に、該通路部材と基板ケースとの間に空間領域を形
   成し、該空間領域を遊技制御回路基板に接続される各種
   配線の配線収納部としたことを特徴とする請求項１記載
   のパチンコ遊技機。