JP2549170Y2 - ラバーコンタクトスイッチ - Google Patents
ラバーコンタクトスイッチInfo
- Publication number
- JP2549170Y2 JP2549170Y2 JP3200292U JP3200292U JP2549170Y2 JP 2549170 Y2 JP2549170 Y2 JP 2549170Y2 JP 3200292 U JP3200292 U JP 3200292U JP 3200292 U JP3200292 U JP 3200292U JP 2549170 Y2 JP2549170 Y2 JP 2549170Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- knob
- switch
- rubber
- rubber sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作ノブを押した時点
でのいわゆる打音の発生を防止したラバーコンタクトス
イッチに関する。
でのいわゆる打音の発生を防止したラバーコンタクトス
イッチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6に示すように、所望の形状
に成形したゴム製のラバーシート51を設け、このラバ
ーシート51のスイッチ部51aを、樹脂製の操作ノブ
53の操作により変形させて、ラバーシート51側の接
点55と基板57側の接点59とを接触させるように形
成したラバーコンタクトスイッチは知られている(例え
ば、実開平1−75933号公報参照)。
に成形したゴム製のラバーシート51を設け、このラバ
ーシート51のスイッチ部51aを、樹脂製の操作ノブ
53の操作により変形させて、ラバーシート51側の接
点55と基板57側の接点59とを接触させるように形
成したラバーコンタクトスイッチは知られている(例え
ば、実開平1−75933号公報参照)。
【0003】この種のものは、樹脂製のケース61の裏
面にノブガイド63が止着され、このノブガイド63と
ケース61との間には上記の操作ノブ53が嵌め込まれ
ており、この操作ノブ53を押し切って接点55,59
を充分に接触させた時点では、操作ノブ53のつば53
aとノブガイド63とが当接するよう形成されている。
面にノブガイド63が止着され、このノブガイド63と
ケース61との間には上記の操作ノブ53が嵌め込まれ
ており、この操作ノブ53を押し切って接点55,59
を充分に接触させた時点では、操作ノブ53のつば53
aとノブガイド63とが当接するよう形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、操作ノブ53を押し切った時点で、つば53
aとノブガイド63とが即ち樹脂どおしが当接するの
で、打音が発生するという問題がある。
構成では、操作ノブ53を押し切った時点で、つば53
aとノブガイド63とが即ち樹脂どおしが当接するの
で、打音が発生するという問題がある。
【0005】また、従来では打音をなくすために、ノブ
ガイド63若しくはつば53aに不織布などを貼り付け
て、当接時の衝撃をやわらげるような対策を講じている
が、これでは余分な不織布が必要になるのでコストアッ
プになるという問題がある。
ガイド63若しくはつば53aに不織布などを貼り付け
て、当接時の衝撃をやわらげるような対策を講じている
が、これでは余分な不織布が必要になるのでコストアッ
プになるという問題がある。
【0006】そこで、本考案の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、操作ノブを押した時点
で、打音の発生することのないラバーコンタクトスイッ
チを提供することにある。
技術が有する問題点を解消し、操作ノブを押した時点
で、打音の発生することのないラバーコンタクトスイッ
チを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ケースの裏面にノブガイドを設けると共
に、このノブガイドと前記ケースとの間につばを有する
操作ノブを嵌め込み、この操作ノブを押すことにより押
動部の端面でラバーシートのスイッチ部を変形させて、
このスイッチ部の接点と基板上の接点とを接触させるよ
うに形成したラバーコンタクトスイッチにおいて、スイ
ッチ部の周囲に位置して押動部の端面に当接可能な突部
をラバーシートに一体的に形成し、ラバーコンタクトス
イッチを組立てた状態を基準にして、操作ノブの軸方向
の寸法であって、つばの端面とノブガイドの端面との間
の寸法をA、押動部の端面と突部の端面との間の寸法を
B、両接点間の寸法をCとした場合に、A>B>Cとな
るように各寸法を設定したことを特徴とするものであ
る。
に、本考案は、ケースの裏面にノブガイドを設けると共
に、このノブガイドと前記ケースとの間につばを有する
操作ノブを嵌め込み、この操作ノブを押すことにより押
動部の端面でラバーシートのスイッチ部を変形させて、
このスイッチ部の接点と基板上の接点とを接触させるよ
うに形成したラバーコンタクトスイッチにおいて、スイ
ッチ部の周囲に位置して押動部の端面に当接可能な突部
をラバーシートに一体的に形成し、ラバーコンタクトス
イッチを組立てた状態を基準にして、操作ノブの軸方向
の寸法であって、つばの端面とノブガイドの端面との間
の寸法をA、押動部の端面と突部の端面との間の寸法を
B、両接点間の寸法をCとした場合に、A>B>Cとな
るように各寸法を設定したことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】本考案によれば、ラバーシートのスイッチ部の
周囲に突部が設けられ、操作ノブを押す際にはこの突部
がストッパとなって、操作ノブのつばとノブガイトとが
接触しないように構成されているので、操作ノブを押し
切った時点で、いわゆる樹脂どおしが接触することはな
く、打音の発生が確実に防止される。
周囲に突部が設けられ、操作ノブを押す際にはこの突部
がストッパとなって、操作ノブのつばとノブガイトとが
接触しないように構成されているので、操作ノブを押し
切った時点で、いわゆる樹脂どおしが接触することはな
く、打音の発生が確実に防止される。
【0009】
【実施例】以下、本考案によるラバーコンタクトスイッ
チの一実施例を図1乃至図4を参照して説明する。
チの一実施例を図1乃至図4を参照して説明する。
【0010】図1において、1はゴム製のラバーシート
を示しており、このラバーシート1には、図2に示すよ
うに、スイッチ部11が設けられ、このスイッチ部11
の両側には、本実施例の要部を構成する突部13が設け
られている。これらはラバーシート1を所望形状に成形
するに際して一体的に形成されている。
を示しており、このラバーシート1には、図2に示すよ
うに、スイッチ部11が設けられ、このスイッチ部11
の両側には、本実施例の要部を構成する突部13が設け
られている。これらはラバーシート1を所望形状に成形
するに際して一体的に形成されている。
【0011】また図1において、3は樹脂製のケースを
示しており、このケース3の裏面には同じく樹脂製のノ
ブガイド5が設けられ、このノブガイド5とケース3と
の間には樹脂製の操作ノブ7が嵌め込まれている。この
操作ノブ7にはつば7aが設けられており、このつば7
aを境にしてその上部は操作部21を形成し、またその
下部はラバーシート1のスイッチ部11を押すための押
動部23を形成している。押動部23は、図3に示すよ
うに、断面矩形状になっており、4つの側面にはそれぞ
れ縦長のレール23aが形成され、このレール23aは
ノブガイド5のガイド溝5a内に嵌め込まれている。
示しており、このケース3の裏面には同じく樹脂製のノ
ブガイド5が設けられ、このノブガイド5とケース3と
の間には樹脂製の操作ノブ7が嵌め込まれている。この
操作ノブ7にはつば7aが設けられており、このつば7
aを境にしてその上部は操作部21を形成し、またその
下部はラバーシート1のスイッチ部11を押すための押
動部23を形成している。押動部23は、図3に示すよ
うに、断面矩形状になっており、4つの側面にはそれぞ
れ縦長のレール23aが形成され、このレール23aは
ノブガイド5のガイド溝5a内に嵌め込まれている。
【0012】ラバーシート1のスイッチ部11は、図1
に示すように、裏面が凹んでおり、このスイッチ部11
の凹部15には接点31が取り付けられている。またラ
バーシート1は基板33上に設けられ、この基板33上
には上記の接点31に接触可能に接点35が取り付けら
れている。なおラバーシート1のスイッチ部11には設
計上適当なスプリングバック力が与えられており、通常
時にはこのスプリングバック力により操作ノブ7は押し
上げられて、図1に示すように、そのつば7aがケース
3に当接するようになっている。
に示すように、裏面が凹んでおり、このスイッチ部11
の凹部15には接点31が取り付けられている。またラ
バーシート1は基板33上に設けられ、この基板33上
には上記の接点31に接触可能に接点35が取り付けら
れている。なおラバーシート1のスイッチ部11には設
計上適当なスプリングバック力が与えられており、通常
時にはこのスプリングバック力により操作ノブ7は押し
上げられて、図1に示すように、そのつば7aがケース
3に当接するようになっている。
【0013】しかして本実施例によれば、操作ノブ7を
押し切った時点で、操作ノブ7のつば7aがノブガイド
5に当接しないように、下記のA〜Cの寸法が設定され
ている。即ち、図1の状態を基準にして、操作ノブ7の
軸方向の寸法であって、つば7aの下端面とノブガイド
5の上端面との間の寸法をA、押動部23の下端面とラ
バーシート1の突部13上端面との間の寸法をB、両接
点31,35間の寸法をCとした場合に、A>B>Cと
なるように寸法が設定されている。
押し切った時点で、操作ノブ7のつば7aがノブガイド
5に当接しないように、下記のA〜Cの寸法が設定され
ている。即ち、図1の状態を基準にして、操作ノブ7の
軸方向の寸法であって、つば7aの下端面とノブガイド
5の上端面との間の寸法をA、押動部23の下端面とラ
バーシート1の突部13上端面との間の寸法をB、両接
点31,35間の寸法をCとした場合に、A>B>Cと
なるように寸法が設定されている。
【0014】このように寸法設定すれば、操作ノブ3を
押し切った時点で、B>Cであるから、両接点31,3
5は必ず接触する一方で、A>Bであるから、つば7a
とノブガイド5とは当接しない。
押し切った時点で、B>Cであるから、両接点31,3
5は必ず接触する一方で、A>Bであるから、つば7a
とノブガイド5とは当接しない。
【0015】図4を参照して、操作の段階を順に説明す
ると、操作ノブ7を押すことによりラバーシート1のス
イッチ部11が座屈し、まずスイッチ部11の接点31
と基板33の接点35とが接触する。これら接点31,
35が接触した後に、操作ノブ3をさらに押すと、押動
部23の下端面がラバーシート1の突部13の上端面に
当接して、それ以上は押されなくなり、突部13がスト
ッパとなって押動が停止される。
ると、操作ノブ7を押すことによりラバーシート1のス
イッチ部11が座屈し、まずスイッチ部11の接点31
と基板33の接点35とが接触する。これら接点31,
35が接触した後に、操作ノブ3をさらに押すと、押動
部23の下端面がラバーシート1の突部13の上端面に
当接して、それ以上は押されなくなり、突部13がスト
ッパとなって押動が停止される。
【0016】この状態では、上記寸法の関係からつば7
aとノブガイド5とは未だ接触せず、つば7aとノブガ
イド5との間には隙間δが存在し、従って樹脂どおしの
衝突は起り得ないので、いわゆる打音の発生は確実に防
止される。
aとノブガイド5とは未だ接触せず、つば7aとノブガ
イド5との間には隙間δが存在し、従って樹脂どおしの
衝突は起り得ないので、いわゆる打音の発生は確実に防
止される。
【0017】以上、一実施例に基づいて本考案を説明し
たが、本考案はこれに限定されるものでないことは明ら
かである。例えば、ラバーシート1に一体的に設ける突
部13の形状は、図5に示すように、スイッチ部11の
周囲を囲うように環状にしてもよいことは明らかであ
る。
たが、本考案はこれに限定されるものでないことは明ら
かである。例えば、ラバーシート1に一体的に設ける突
部13の形状は、図5に示すように、スイッチ部11の
周囲を囲うように環状にしてもよいことは明らかであ
る。
【0018】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、ラバーシートのスイッチ部の周囲に突部を設
け、操作ノブを押す際にはこの突部がストッパとなっ
て、操作ノブのつばとノブガイトとが接触しないように
したので、いわゆる打音の発生を確実に防止することが
できる。
によれば、ラバーシートのスイッチ部の周囲に突部を設
け、操作ノブを押す際にはこの突部がストッパとなっ
て、操作ノブのつばとノブガイトとが接触しないように
したので、いわゆる打音の発生を確実に防止することが
できる。
【図1】本考案によるラバーコンタクトスイッチの一実
施例を示す縦断面図である。
施例を示す縦断面図である。
【図2】同じくラバーシートを示す斜視図である。
【図3】図1のIII ‐III 断面図である。
【図4】操作ノブを押した状態を示す縦断面図である。
【図5】他のラバーシートの実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】従来のラバーコンタクトスイッチを示す縦断面
図である。
図である。
1 ラバーシート 3 ケース 5 ノブガイド 7 操作ノブ 7a つば 11 スイッチ部 13 突部 21 操作部 23 押動部 31 接点 33 基板 35 接点
Claims (1)
- 【請求項1】 ケースの裏面にノブガイドを設けると共
に、このノブガイドと前記ケースとの間につばを有する
操作ノブを嵌め込み、この操作ノブを押すことにより、
操作ノブの押動部の端面でラバーシートのスイッチ部を
変形させて、このスイッチ部の接点と基板上の接点とを
接触させるように形成したラバーコンタクトスイッチに
おいて、前記スイッチ部の周囲に位置して前記押動部の
端面に当接可能な突部を前記ラバーシートに一体的に形
成し、ラバーコンタクトスイッチを組立てた状態を基準
にして、この操作ノブの軸方向の寸法であって、つばの
端面とノブガイドの端面との間の寸法をA、押動部の端
面と突部の端面との間の寸法をB、両接点間の寸法をC
とした場合に、A>B>Cとなるように各寸法を設定し
たことを特徴とするラバーコンタクトスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3200292U JP2549170Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | ラバーコンタクトスイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3200292U JP2549170Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | ラバーコンタクトスイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0583954U JPH0583954U (ja) | 1993-11-12 |
JP2549170Y2 true JP2549170Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=12346696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3200292U Expired - Lifetime JP2549170Y2 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | ラバーコンタクトスイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549170Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3524716B2 (ja) * | 1997-06-02 | 2004-05-10 | リンナイ株式会社 | 操作装置 |
JP2010238480A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Smk Corp | 押釦スイッチ |
CN107507722A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-12-22 | 苏州达方电子有限公司 | 按键结构及弹性圆顶 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP3200292U patent/JP2549170Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0583954U (ja) | 1993-11-12 |
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