JP3419667B2 - 座 席 - Google Patents

座 席

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JP3419667B2
JP3419667B2 JP32488797A JP32488797A JP3419667B2 JP 3419667 B2 JP3419667 B2 JP 3419667B2 JP 32488797 A JP32488797 A JP 32488797A JP 32488797 A JP32488797 A JP 32488797A JP 3419667 B2 JP3419667 B2 JP 3419667B2
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Inventor
慶彦 山内
信也 佐藤
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ジョンソン コントロールズ オートモーティブ システムズ株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の座席、
特にフロアパネルとシートクッション側面との間に生じ
る隙間を覆うフィニッシャーの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の座席1は、図4に示すように、シ
ートクッション2の側面とフロアパネル4との間に生じ
る隙間3を見えなくするために、フィニッシャ7をシー
トクッション2の側面に取り付けている。そして、該フ
ィニッシャ7は、図5に示すように、シートクッション
2のフレーム2aの側面に対して、フィニッシャ本体7
aの裏面7bに突出させた2か所の取り付けボス5を介
してボルト、ビス等の締結具9により、取り付けられて
いる。符号6は、該フィニッシャ7のフィニッシャ本体
7aの裏面7bより突出されてなる当てボスで、該当て
ボス6の自由端部6aが前記シートクッション2のフレ
ーム2aの側面に当接することで、該フィニッシャ7の
フィニッシャ本体7aを横方向(図5で説明すれば上方
向)から押圧しても、ベコベコしないことになり、商品
性を確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のフィニッシャ7は、取り付けボス5、5相互間に大
きな隔たりがあるため、前記当てボス6の自由端部6a
が、前記シートクッション2のフレーム2aの側面から
浮くおそれがあり、かかる場合、自由端部6aが、該側
面に干渉したり離れたりを高周波で繰り返すことで生じ
る所謂「びびり振動音」が発生するおそれがある。
【0004】よって、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、座席のフレームに取り付けた際に、
該フレームとフィニッシャーとの間で振動音が発生しな
い消音構造を有する座席を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、シートクッションの側部とフロ
アパネルとの間に生じる隙間をフィニッシャーによって
覆ってなると共に該フィニッシャの本体裏面に当てボス
を突設されてなり、前記フィニッシャーをシートクッシ
ョンに取り付けた際に、前記当てボスの自由端部がシー
トクッションのフレーム側面に当接させ得る座席におい
て、前記当てボスは、略円筒状をなすとともに、フィニ
ッシャーの本体側基端部の肉厚をフィニッシャー本体よ
り薄く且つ自由端部方向にテーパー状に薄く形成してな
り、該当てボスの自由端部には、前記フィニッシャーを
前記シートクッションに取り付けた際に、該シートクッ
ションのフレーム側面に弾接的に押し当ててなることを
特徴とする。
【0006】本請求項では、当てボスの基端部をフィニ
ッシャー本体の肉厚より薄く形成してなるので、成型時
のひけ発生が防止され、さらに自由端部方向にテーパー
状に薄く形成しているので、フィニッシャー本体に比べ
て柔軟性が大であり、当てボスの自由端部をシートクッ
ションのフレーム側面に弾接させた際に、振動防止効果
を発揮することが可能となる。また、フィニッシャーの
裏面に突設した当てボスの自由端部を、シートクッショ
ンのフレーム側面に弾接させることにより、該側面に取
り付けた際に当てボスが該側面から浮き上がることがな
く、びびり振動音が発生することを防止することが可能
となる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の座席
であって、前記当てボスの自由端部には、先鋭且つ先開
き形状のリップ部を形成するとともに、該リップ部の先
端を、前記シートクッションのフレームの側面に取り付
ける為の取り付けボスの端面より突出させ、該リップ部
の基端を、前記取り付けボスの端面より当てボスの基端
部側の位置に設定してなることを特徴とする。
【0008】本請求項では、当てボスの自由端部に先鋭
且つ先開き形状のリップ部を形成することによりリップ
部が撓みやすくなり、リップ部の先端を、前記シートク
ッションのフレームの側面に取り付ける為の取り付けボ
スの端面より突出させることにより、フィニッシャー取
り付け時の締付圧力により、締め付けていくに従い、当
てボスの自由端部がシートクッションのフレーム側面に
先に当接して、先鋭部分がチューリップ状に開いて座り
込み、シートクッション側面に対して常に適切な押圧力
にて弾接させることが可能となる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1から図3は、本発明の実施の形態を示
し、図1は座席の側面図であり、フィニッシャーの正面
図、図2は図1のフィニッシャーのみの断面図、図3は
図2のA部分の拡大断面図である。
【0015】符号10は、本発明のフィニッシャーで、
該フィニッシャ10は、ポリプロピレンなどの合成樹脂
材からなり、図1に示すように、座席1のシートクッシ
ョン2の側面とフロアパネル4との隙間3を覆う形状に
て、図2に示すように裏面10b側に突設した2か所の
取り付けボス5を介してシートクッション2のフレーム
2aの側面に、ボルト、ビスなどの締結具9により取り
付けられている。
【0016】このフィニッシャー10に対して、本発明
では図1に示すように、フィニッシャー10の裏面10
bに複数の当てボス11を突設し、シートクッション2
のフレーム2aの側面に取り付けた際に、当てボス11
の自由端部11aがシートクッション2のフレーム2a
の側面に弾接するように構成したものである。
【0017】即ち、該当てボス11は、略円筒状にてフ
ィニッシャー本体10aと一体形成しており、図3に示
すように、その基端部11bの厚さ寸法Bをフィニッシ
ャー本体10aの厚さ寸法Aより薄く、かつ自由端部1
1a方向にテーパー状に薄く形成している。
【0018】また、当てボス11の自由端部11a、即
ち、シートクッション2のフレーム2aの側面に弾接す
る部分には、先鋭かつ先開き形状のリップ部8を形成
し、該リップ部8の先端8aを取り付けボス5の端面5
aより寸法Eだけ突出させるとともにリップ部8の基端
部8bを取り付けボス5の端面5aより寸法Dだけ後退
させた位置に設定している。
【0019】ちなみに、寸法A〜Eの各寸法は次のとお
りである。A=2mm,B=1.5mm,C=1mm,
D=0.5mm,E=2mm。
【0020】次に、この構成のフィニッシャー10をシ
ートクッション2のフレーム2aの側面に取り付ける場
合の作用について説明する。
【0021】当てボス11の自由端部に形成したリップ
部8は、柔軟性を有することにより、図2に示すよう
に、フィニッシャー10を2か所の取り付けボス5を介
して締結具9(図3参照)にてシートクッション2の側
面2aに締めつけた際に、図3に示すように、リップ部
8の先端8aがシートクッション2のフレーム2aの側
面に当接し、締結具9の締めつけ圧力にて寸法Eの範囲
が2点鎖線にて示すようにチューリップ状に開いた状態
に変形する。
【0022】この場合、リップ部8は、基端8bが取り
付けボス5の端面5aより寸法Dの範囲だけ後退した位
置になっていることにより、その部分の柔軟性が増して
寸法Eの範囲の変形が容易な状態になっており、フィニ
ッシャー本体10aに対して押圧力による過剰な反力が
作用しない。
【0023】これにより、フィニッシャー10の取り付
けボス5相互間に設けた複数の当てボス11が、フィニ
ッシャー10とシートクッション2のフレーム2aとの
間にてリップ部8を介して常に弾接状態となり、太鼓状
の振動を防止することが可能となる。従って、振動音が
発生しなくなる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の効果は、当てボスの基端部を
フィニッシャー本体の肉厚より薄く形成してなるので、
成型時のひけ発生が防止され、さらに自由端部方向にテ
ーパー状に薄く形成しているので、フィニッシャー本体
に比べて柔軟性が大であり、当てボスの自由端部をシー
トクッションのフレーム側面に弾接させた際に、振動防
止効果を発揮することが可能となる。また、フィニッシ
ャーの裏面に突設した当てボスの自由端部を、シートク
ッションのフレーム側面に弾接させることにより、該側
面に取り付けた際に当てボスが該側面から浮き上がるこ
とがなく、びびり振動音が発生することを防止すること
が可能となる。
【0025】請求項2の効果は、当てボスの自由端部に
先鋭且つ先開き形状のリップ部を形成することによりリ
ップ部が撓みやすくなり、リップ部の先端を、前記シー
トクッションのフレームの側面に取り付ける為の取り付
けボスの端面より突出させることにより、フィニッシャ
ー取り付け時の締付圧力により、締め付けていくに従
い、当てボスの自由端部がシートクッションのフレーム
側面に先に当接して、先鋭部分がチューリップ状に開い
て座り込み、シートクッション側面に対して常に適切な
押圧力にて弾接させることが可能となる。
【0026】
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す座席の側面図。
【図2】図1のフィニッシャーの断面図。
【図3】図2のA部の拡大断面図。
【図4】従来の座席の側面図。
【図5】図4のフィニッシャーの断面図。
【符号の説明】
1 座席 2 シートクッション 2a フレーム 3 隙間 4 フロアパネル 5 取り付けボス 6、11 当てボス 6a,11a 自由端部 7、10 フィニッシャー 7a,10a フィニッシャ本体 8 リップ部 9 締結具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−24826(JP,U) 実開 平5−3023(JP,U) 実開 昭64−48335(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションの側部とフロアパネル
    との間に生じる隙間をフィニッシャーによって覆ってな
    ると共に該フィニッシャの本体裏面に当てボスを突設さ
    れてなり、前記フィニッシャーをシートクッションに取
    り付けた際に、前記当てボスの自由端部がシートクッシ
    ョンのフレーム側面に当接させ得る座席において、前記当てボスは、略円筒状をなすとともに、フィニッシ
    ャーの本体側基端部の肉厚をフィニッシャー本体より薄
    く且つ自由端部方向にテーパー状に薄く形成してなり、
    当てボスの自由端部には、前記フィニッシャーを前記
    シートクッションに取り付けた際に、該シートクッショ
    ンのフレーム側面に弾接的に押し当ててなることを特徴
    とする座席。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の座席であって、前記当てボスの自由端部には、先鋭且つ先開き形状のリ
    ップ部を形成するとともに、該リップ部の先端を、前記
    シートクッションのフレームの側面に取り付ける為の取
    り付けボスの端面より突出させ、該リップ部の基端を、
    前記取り付けボスの端面より当てボスの基端部側の位置
    に設定してな ることを特徴とする座席。
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