JP3245317B2 - 車両用樹脂部品の取付構造 - Google Patents
車両用樹脂部品の取付構造Info
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- JP3245317B2 JP3245317B2 JP04644295A JP4644295A JP3245317B2 JP 3245317 B2 JP3245317 B2 JP 3245317B2 JP 04644295 A JP04644295 A JP 04644295A JP 4644295 A JP4644295 A JP 4644295A JP 3245317 B2 JP3245317 B2 JP 3245317B2
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- Japan
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- resin component
- vehicle body
- side member
- mounting structure
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両用樹脂部品の取付構
造に係り、特に、車両の外装もしくは内装に用いられる
トリム、ガーニッシュ、モール、グリルあるいはパネル
の表面を覆う各種のパッドなどで代表される成型タイプ
の樹脂部品の取り付けに適した車両用樹脂部品の取付構
造に関するものである。
造に係り、特に、車両の外装もしくは内装に用いられる
トリム、ガーニッシュ、モール、グリルあるいはパネル
の表面を覆う各種のパッドなどで代表される成型タイプ
の樹脂部品の取り付けに適した車両用樹脂部品の取付構
造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えばポリプロプロピレンあるいはＡＢ
Ｓなどで構成した成型タイプの樹脂部品を車体に取り付
けるに際しては、該樹脂部品を車体側部材の表面に当て
構造で取り付けて建て付け精度を確保することがある。
また、このようにして取り付けられる樹脂部品の背面に
適当数のリブを設けてその剛性を確保することが多い
が、通常は樹脂部品の剛性および樹脂部品の取付強度を
重視してビスあるいはリテーナなどの締結部材の取付ピ
ッチを設定している。
Ｓなどで構成した成型タイプの樹脂部品を車体に取り付
けるに際しては、該樹脂部品を車体側部材の表面に当て
構造で取り付けて建て付け精度を確保することがある。
また、このようにして取り付けられる樹脂部品の背面に
適当数のリブを設けてその剛性を確保することが多い
が、通常は樹脂部品の剛性および樹脂部品の取付強度を
重視してビスあるいはリテーナなどの締結部材の取付ピ
ッチを設定している。
【０００３】しかしながら、リブを設けて樹脂部品の剛
性を確保した場合においても、締結部材の取付ピッチが
大きい場合は車体側から伝達される微振動で樹脂部品が
振動して異音を発生することがある。従って、従来では
不織布あるいはウレタン発泡シートなどの制振材を樹脂
部品に背面に貼付して異音を予防する必要性があった。
性を確保した場合においても、締結部材の取付ピッチが
大きい場合は車体側から伝達される微振動で樹脂部品が
振動して異音を発生することがある。従って、従来では
不織布あるいはウレタン発泡シートなどの制振材を樹脂
部品に背面に貼付して異音を予防する必要性があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、不織布あるいはウレタン発
泡シートで代表される制振材などを用いることなく異音
の発生を予防できる樹脂部品の取付構造を提供すること
を課題としている。
みてなされたものであって、不織布あるいはウレタン発
泡シートで代表される制振材などを用いることなく異音
の発生を予防できる樹脂部品の取付構造を提供すること
を課題としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、車体側部材の表面に複数個所を締結具によ
って当て構造で取り付けられる樹脂部品の前記締結具以
外の背面に車体側部材の表面に向って先細りとなる薄肉
で弾性変形可能な舌片を設けている。そして、舌片を前
記車体側部材の表面に弾圧保持させて樹脂部品を車体側
部材に当て構造で取り付けたことを特徴としている。
に本発明は、車体側部材の表面に複数個所を締結具によ
って当て構造で取り付けられる樹脂部品の前記締結具以
外の背面に車体側部材の表面に向って先細りとなる薄肉
で弾性変形可能な舌片を設けている。そして、舌片を前
記車体側部材の表面に弾圧保持させて樹脂部品を車体側
部材に当て構造で取り付けたことを特徴としている。
【０００６】
【作用】上記のように構成した車両用樹脂部品の取付構
造において、樹脂部品を車体側部材の表面に当て構造で
取り付けると、樹脂部品の背面に設けた舌片が車体側部
材の表面に弾圧保持される。従って、異音の原因となる
車体側部材と樹脂部品の間に生じる微振動が舌片の制振
作用で減衰されるために、樹脂部品の振動が抑制されて
異音の発生が予防される。また、舌片は、車体側部材の
表面に向って先細りとなる薄肉で弾性変形可能なもので
あり、しかも、締結具以外の個所にのみ設けられている
ために、舌片の撓曲が容易で車体側部材の表面に適度な
圧力で確実に弾圧保持されるために、微振動に対する制
振効果が高く、異音の予防機能が高くなる。
造において、樹脂部品を車体側部材の表面に当て構造で
取り付けると、樹脂部品の背面に設けた舌片が車体側部
材の表面に弾圧保持される。従って、異音の原因となる
車体側部材と樹脂部品の間に生じる微振動が舌片の制振
作用で減衰されるために、樹脂部品の振動が抑制されて
異音の発生が予防される。また、舌片は、車体側部材の
表面に向って先細りとなる薄肉で弾性変形可能なもので
あり、しかも、締結具以外の個所にのみ設けられている
ために、舌片の撓曲が容易で車体側部材の表面に適度な
圧力で確実に弾圧保持されるために、微振動に対する制
振効果が高く、異音の予防機能が高くなる。
【０００７】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図１は本発明に係る取付構造の一実施例を示
す断面図、図２は図１の一部を拡大した断面図、図３は
図１に示した舌片の正面図、図４は図３の縦断面図、図
５は図１に示した樹脂部品を背面から見た斜視図であ
る。
説明する。図１は本発明に係る取付構造の一実施例を示
す断面図、図２は図１の一部を拡大した断面図、図３は
図１に示した舌片の正面図、図４は図３の縦断面図、図
５は図１に示した樹脂部品を背面から見た斜視図であ
る。
【０００８】これらの図において、車体側の部材である
パネル１の表面に当て構造で取り付けられる樹脂部品２
はポリプロピレンの成形品で構成されており、その背面
にリブ３を設けて樹脂部品２の剛性を確保している。そ
して、樹脂部品２の背面の周縁の複数ケ所に一体成型し
た脚部４を図示しない締結具でパネル１に固定すること
により、パネル１の表面に樹脂部品２を当て構造で取り
付けるようにしている。
パネル１の表面に当て構造で取り付けられる樹脂部品２
はポリプロピレンの成形品で構成されており、その背面
にリブ３を設けて樹脂部品２の剛性を確保している。そ
して、樹脂部品２の背面の周縁の複数ケ所に一体成型し
た脚部４を図示しない締結具でパネル１に固定すること
により、パネル１の表面に樹脂部品２を当て構造で取り
付けるようにしている。
【０００９】また、前記脚部４のうちの一つの脚部４の
先端には樹脂部品２をパネル１の表面に当て構造で取り
付けた際にパネル１の表面に弾圧保持される舌片５を一
体に成型することにより、パネル１から樹脂部品２に伝
達されようとする微振動を舌片５で吸収させるようにし
ている。
先端には樹脂部品２をパネル１の表面に当て構造で取り
付けた際にパネル１の表面に弾圧保持される舌片５を一
体に成型することにより、パネル１から樹脂部品２に伝
達されようとする微振動を舌片５で吸収させるようにし
ている。
【００１０】すなわち、樹脂部品２の脚部４を図示しな
い締結具でパネル１に固定して樹脂部品２を当て構造で
取り付けているが、この取付状態においては樹脂部品２
の背面に設けた舌片５がパネル１の表面に弾圧保持され
ている。従って、パネル１に生じた微振動に対しては舌
片５を介して樹脂部品２がダンパとして機能し、樹脂部
品２に生じる微振動に対しては舌片５の押え込み効果で
振動が抑制されるために、樹脂部品２が振動することに
よる異音の発生が予防される。
い締結具でパネル１に固定して樹脂部品２を当て構造で
取り付けているが、この取付状態においては樹脂部品２
の背面に設けた舌片５がパネル１の表面に弾圧保持され
ている。従って、パネル１に生じた微振動に対しては舌
片５を介して樹脂部品２がダンパとして機能し、樹脂部
品２に生じる微振動に対しては舌片５の押え込み効果で
振動が抑制されるために、樹脂部品２が振動することに
よる異音の発生が予防される。
【００１１】このために、従来のように不織布あるいは
ウレタン発泡シートなどの制振材を樹脂部品の背面に貼
付して異音を予防する必要性がなく、あるいは、締結部
品の取付箇所を増加して異音の発生を予防する必要性が
ない。また、舌片５は図示のように車体側部材であるパ
ネル１の表面に向って先細りとなる薄肉で弾性変形可能
なものであり、しかも、締結具以外の個所にのみ設けた
ものである。従って、舌片５が容易に撓曲してパネル１
の表面に適度な圧力で確実に弾圧保持される。このため
に、異音の原因となる車体側部材であるパネル１と樹脂
部品２の間に生じる微振動が舌片５の制振作用で確実に
減衰されるために、樹脂部品２の振動が効果的に抑制さ
れて異音の発生が予防される。
ウレタン発泡シートなどの制振材を樹脂部品の背面に貼
付して異音を予防する必要性がなく、あるいは、締結部
品の取付箇所を増加して異音の発生を予防する必要性が
ない。また、舌片５は図示のように車体側部材であるパ
ネル１の表面に向って先細りとなる薄肉で弾性変形可能
なものであり、しかも、締結具以外の個所にのみ設けた
ものである。従って、舌片５が容易に撓曲してパネル１
の表面に適度な圧力で確実に弾圧保持される。このため
に、異音の原因となる車体側部材であるパネル１と樹脂
部品２の間に生じる微振動が舌片５の制振作用で確実に
減衰されるために、樹脂部品２の振動が効果的に抑制さ
れて異音の発生が予防される。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、樹脂部品の背面に設けた先細りで薄肉の弾性変
形可能な舌片が微振動に対して確実な制振作用をするた
めに、不織布あるいはウレタン発泡シートで代表される
制振材などを用いることなく樹脂部品の微振動を抑制し
て異音の発生を予防することができる。
よれば、樹脂部品の背面に設けた先細りで薄肉の弾性変
形可能な舌片が微振動に対して確実な制振作用をするた
めに、不織布あるいはウレタン発泡シートで代表される
制振材などを用いることなく樹脂部品の微振動を抑制し
て異音の発生を予防することができる。
【図１】本発明に係る取付構造の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図２】図１の一部を拡大した断面図である。
【図３】図１に示した舌片の正面図である。
【図４】図３の縦断面図である。
【図５】図１に示した樹脂部品を背面から見た斜視図で
ある。
ある。
１ パネル（車体側部材） ２ 樹脂部品 ３ リブ ４ 脚部 ５ 舌片
Claims (1)
- 【請求項１】 車体側部材の表面に複数個所を締結具に
よって当て構造で取り付けられる樹脂部品において、前
記樹脂部品の前記締結具以外の背面に車体側部材の表面
に向って先細りとなる薄肉で弾性変形可能な舌片を設
け、該舌片を前記車体側部材の表面に弾圧保持させて樹
脂部品を車体側部材に当て構造で取り付けたことを特徴
とする車両用樹脂部品の取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04644295A JP3245317B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 車両用樹脂部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04644295A JP3245317B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 車両用樹脂部品の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08216803A JPH08216803A (ja) | 1996-08-27 |
| JP3245317B2 true JP3245317B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=12747290
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04644295A Expired - Fee Related JP3245317B2 (ja) | 1995-02-10 | 1995-02-10 | 車両用樹脂部品の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3245317B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013126824A (ja) * | 2011-12-19 | 2013-06-27 | Kasai Kogyo Co Ltd | 自動車用内装部品 |
-
1995
- 1995-02-10 JP JP04644295A patent/JP3245317B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08216803A (ja) | 1996-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |