JP2543860Y2 - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2543860Y2
JP2543860Y2 JP8241992U JP8241992U JP2543860Y2 JP 2543860 Y2 JP2543860 Y2 JP 2543860Y2 JP 8241992 U JP8241992 U JP 8241992U JP 8241992 U JP8241992 U JP 8241992U JP 2543860 Y2 JP2543860 Y2 JP 2543860Y2
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vibrating body
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vibration
sheet
vibrating
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正俊 松井
俊之 原
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアの昇降ガ
ラス等の振動体近傍の据付部に取り付けられ、前記振動
体に弾撥的に当接して、該振動体の振動などを防止する
ようにした防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防振装置としては、例えば、図6
および図7に示すようなものがある。すなわち、自動車
の窓開口の下縁部に防振装置が据え付けられ、防振装置
の本体となるボディ1は山形状に形成され、ボディ1の
頂き部位に凹部1aが形成され、ボディ1の頂き部位に
連続する平坦な裾野部1bが形成され、凹部1aにダン
パ2が嵌着され、ボディ1およびダンパ2にスタブシー
ト3が被され、ボディ1の裾野部1bに対応してプレー
ト部材4が設けられ、プレート部材4と裾野部1bとで
スタブシート3を挟み込むとともに、プレート部材4に
よりボディ1が窓開口の下縁部に固定され、窓開口の下
縁部と裾野部1bとの間には弾性シート5が介在してい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防振装置では、ダンパ2および弾性シート5
などの弾性部品が必要になり、部品点数が多くなって、
組立作業性がよくなく、部品コストが嵩むという問題点
があった。本考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、部品点数を少なくして、組立作業性
をよくし、部品コストを低減することができる防振装置
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本考案の要旨とするところは、 1 自動車用ドアの昇降ガラス等の振動体近傍の据付部
に取り付けられ、前記振動体に弾撥的に当接して、該振
動体の振動などを防止するようにした防振装置におい
て、山形断面形に形成された山部(21)と、該山部
(21)に連続して平坦に形成され前記据付部に当てが
われて固定される裾野部(25)とから成るボディ(2
0)と、前記ボディ(20)に被せられ前記振動体に接
するシート体(30)とを備え、前記山部(21)の頂
き部位(22)に、前記シート体(30)を介して前記
振動体に弾撥的に当接する第1弾性突起(23)を一体
的に形成したことを特徴とする防振装置。 2 自動車用ドアの昇降ガラス等の振動体近傍の据付部
に取り付けられ、前記振動体に弾撥的に当接して、該振
動体の振動などを防止するようにした防振装置におい
て、山形断面形に形成された山部(21)と、該山部
(21)に連続して平坦に形成され前記据付部に当てが
われて固定される裾野部(25)とから成るボディ(2
0)と、前記ボディ(20)に被せられ前記振動体に接
するシート体(30)とを備え、前記山部(21)の頂
き部位(22)に、前記シート体(30)を介して前記
振動体に弾撥的に当接する第1弾性突起(23)を一体
的に形成するとともに、前記裾野部(25)に、前記据
付部に弾撥的に当接する第2弾性突起(29)を一体的
に形成したことを特徴とする防振装置。 3 自動車用ドアの昇降ガラス等の振動体近傍の据付部
に取り付けられ、前記振動体に弾撥的に当接して、該振
動体の振動などを防止するようにした防振装置におい
て、山形断面形に形成された山部(51)と、該山部
(51)に連続して平坦に形成され前記据付部に当てが
われて固定される裾野部(55)とから成るボディ(5
0)と、前記ボディ(50)に被せられ前記振動体に接
するシート体(60)とを備え、前記ボディ(50)の
山部(51)にシート体(60)を被せた状態に維持す
るように、前記シート体(60)の端部を前記裾野部
(55)に係止し、前記山部(51)の頂き部位に、前
記シート体(60)を介して前記振動体に弾撥的に当接
する第1弾性突起(23)を一体的に形成したことを特
徴とする防振装置に存する。
【0005】
【作用】ボディ(20)にシート体(30)を被せて、
例えば、ボディ(20)の裾野部(25)にシート体
(30)を固定する。それにより、ボディ(20)およ
びシート体(30)が組み付けられる。このように組み
付けられたものを、自動車用ドアの昇降ガラス等の振動
体近傍の据付部に取り付けると、山部(21)の頂き部
位(22)の第1弾性突起(23)が、シート体(3
0)を介して前記振動体に弾撥的に当接する。それによ
り、振動体の振動が第1弾性突起(23)に吸収され、
振動や異音が生じない。
【0006】前記ボディ(50)の山部(51)にシー
ト体(60)を被せた状態に維持するように、前記シー
ト体(60)の端部を前記裾野部(55)に係止したも
のでは、例えば、シート体(60)を上方から抑えて固
定するプレート体(40)のようなものが不要になる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の第1実施例を説
明する。図1〜図3は本考案の第1実施例を示してい
る。図1に示すように、本実施例に係る防振装置10
は、図示省略した自動車のドア開口の下縁部に取り付け
られ、振動体である昇降ガラスに弾撥的に当接して、昇
降ガラスの振動などを防止するものである。本防振装置
10は、一般機械の防振防音ユニットとしても用いられ
る。
【0008】防振装置10は、本体となるボディ20
と、昇降ガラスに接するシート体であるスタブシート体
30と、スタブシート体30を上方から抑えて固定する
プレート体40とから成る。ボディ20は、山形断面形
に形成された山部21と、その山部21に連続して平坦
に形成されドア開口の下縁部に当てがわれて固定される
裾野部25とから成る。
【0009】山部21の頂き部位22には第1弾性突起
23が一体的に形成されている。第1弾性突起23は互
いに噛み合う櫛歯状の突起24であり、各櫛歯状の突起
24は薄肉状に形成され、斜め上方に突出している。裾
野部25は、矩形の環状に形成され、裾野部25の長辺
部には長手方向の中央部に貫通孔26が穿設され、貫通
孔26を中心にして両側にロケーションピン27が立設
され、さらに両側に係止突起28が形成されている。裾
野部25の短辺部には中央部に第2弾性突起29が一体
的に形成されている。先端に向かって徐々に薄肉状に形
成され、斜め下方に突出している。
【0010】ボディ20にはスタブシート体30が被せ
られている。スタブシート体30は山形断面形に成形さ
れ、スタブシート体30の頂き部位は植毛部33になっ
ている。裾野部25の長辺部に被せられた平坦部32に
は、貫通孔26に対応する貫通孔36が穿設されるとと
もに、ロケーションピン27に嵌合するロケート孔37
が穿設されている。
【0011】プレート体40の長辺部には、貫通孔26
および貫通孔36に貫通するとともに、図示省略したド
ア開口の下縁部の貫通孔に抜け不能に嵌着する取付用の
突起46が形成されている。また、プレート体40の長
辺部には、ロケーションピン27に嵌合するロケート孔
47が穿設されるとともに、係止突起28に係合して、
プレート体40の長辺部がスタブシート体30の平坦部
32をボディ20の裾野部25に押し付けた状態に維持
する係合孔48が穿設されている。
【0012】次に作用を説明する。ボディ20にスタブ
シート体30を被せ、ロケート孔37にロケーションピ
ン27を嵌込むようにする。このとき、貫通孔26と貫
通孔36とが一致するようになり、被せたスタブシート
体30で櫛歯状の突起24が若干撓むようになる。次
に、山部21が相対的にプレート体40の中央部開口を
挿通するようにするとともに、相互に一致した貫通孔2
6および貫通孔36に取付用の突起46を挿通するよう
にする。それにより、ボディ20の裾野部25に被せら
れたスタブシート体30がプレート体40で上方から抑
えられて、固定する。
【0013】前後して、ロケーションピン27がロケー
ト孔37に挿通し、かつ、係止突起28が係合孔48に
挿通して係合孔48の周縁部に係合する。それにより、
ボディ20、スタブシート体30およびプレート体40
が組み付けられる。このように組み付けられたものを、
ドア開口の下縁部に取り付けると、図示省略した取付孔
に取付用の突起46が抜け不能に係止する。このとき、
各櫛歯状の突起24が弾撥力に抗して撓み、ボディ20
の第1弾性突起23が、スタブシート体30を介して昇
降ガラスに弾撥的に当接する。また、ボディ20の第2
弾性突起29が、ドア開口の下縁部に弾撥的に当接す
る。
【0014】それにより、例えば、走行中に昇降ガラス
が振動した場合でも、その振動が第1弾性突起23およ
び第2弾性突起29に吸収され、振動や異音が生じな
い。図4および図5は本考案の第2実施例を示してい
る。本実施例では、第1実施例に係るプレート体40を
省略したものである。すなわち、ボディ50の裾野部5
5には下方に突出する取付用の突起56が形成されると
ともに、同じく下方に突出するロケートピン57が形成
されている。ボディ50の山部51にはスタブシート体
60が被せられられ、スタブシート体60の端部には、
裾野部55の裏側に回り込んで取付用の突起56および
ロケートピン57に嵌合する嵌合孔66およびロケート
孔67がそれぞれ穿設され、山部51にスタブシート体
60が被った状態が維持されている。第1弾性突起23
および第2弾性突起29については第1実施例と同じ構
成である。
【0015】前記第2実施例においては、スタブシート
体60を裾野部55の裏側に回し込んで止めたものを示
したが、裾野部55の裏側に回し込まないで、裾野部5
5の側縁に止着するようにしてもよい。前記第2実施例
に係る防振装置によれば、スタブシート体60をボディ
50の裾野部55に直接止着したので、プレート体が不
要になり、さらに、部品コストなどを低減することがで
きる。
【0016】
【考案の効果】本考案にかかる防振装置によれば、ボデ
ィにシート体を介して振動体に弾撥的に当接する第1弾
性突起とを一体的にそれぞれ形成したので、弾性部材を
設ける必要がなく、部品点数が少なくなって、組立作業
性が向上するとともに、部品コストを低減することがで
きる。また、ボディに据付部に弾撥的に当接する第2弾
性突起を一体的にそれぞれ形成することによって、さら
に、組付性を向上するとともに、部品コストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す防振装置の分解斜視
図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す防振装置の斜視図で
ある。
【図5】図4のV-V 線断面図である。
【図6】従来例を示す防振装置の分解斜視図である。
【図7】従来例を示す防振装置の取付状態説明図であ
る。
【符号の説明】
10…防振装置 20…ボディ 21…山部 22…頂き部位 23…第1弾性突起 25…裾野部 29…第2弾性突起 30,60…スタブシート体(シート体) 40…プレート体 50…ボディ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用ドアの昇降ガラス等の振動体近傍
    の据付部に取り付けられ、前記振動体に弾撥的に当接し
    て、該振動体の振動などを防止するようにした防振装置
    において、 山形断面形に形成された山部と、該山部に連続して平坦
    に形成され前記据付部に当てがわれて固定される裾野部
    とから成るボディと、 前記ボディに被せられ前記振動体に接するシート体とを
    備え、 前記山部の頂き部位に、前記シート体を介して前記振動
    体に弾撥的に当接する第1弾性突起を一体的に形成した
    ことを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】自動車用ドアの昇降ガラス等の振動体近傍
    の据付部に取り付けられ、前記振動体に弾撥的に当接し
    て、該振動体の振動などを防止するようにした防振装置
    において、 山形断面形に形成された山部と、該山部に連続して平坦
    に形成され前記据付部に当てがわれて固定される裾野部
    とから成るボディと、 前記ボディに被せられ前記振動体に接するシート体とを
    備え、 前記山部の頂き部位に、前記シート体を介して前記振動
    体に弾撥的に当接する第1弾性突起を一体的に形成する
    とともに、前記裾野部に、前記据付部に弾撥的に当接す
    る第2弾性突起を一体的に形成したことを特徴とする防
    振装置。
  3. 【請求項3】自動車用ドアの昇降ガラス等の振動体近傍
    の据付部に取り付けられ、前記振動体に弾撥的に当接し
    て、該振動体の振動などを防止するようにした防振装置
    において、 山形断面形に形成された山部と、該山部に連続して平坦
    に形成され前記据付部に当てがわれて固定される裾野部
    とから成るボディと、 前記ボディの山部に被せられ前記振動体に接するシート
    体とを備え、 前記ボディの山部にシート体を被せた状態に維持するよ
    うに、前記シート体の端部を前記裾野部に係止し、 前記山部の頂き部位に、前記シート体を介して前記振動
    体に弾撥的に当接する第1弾性突起を一体的に形成した
    ことを特徴とする防振装置。
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JPH0645807U JPH0645807U (ja) 1994-06-21
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