JP3882241B2 - 樹脂部品の取付部構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂部品に形成され、外部々材に取り付けられる取付部の構造に関し、特に、自動車のインストルメントパネルに取り付けられるクラスタ等の樹脂部品の取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は、樹脂部品の一種としての従来の自動車のメータークラスタを底面側から見た斜視図(実開平6ー73414号公報参照)である。
【0003】
このメータークラスタ1は、剛性を付与するためのフランジ3が外周部分に形成された本体部2と、該本体部2の裏側に形成されたメーター装着部4と、前記本体部2の裏側におけるフランジ3に近接した位置に形成された取付部5とを有している。
【0004】
前記メータークラスタ1は、図示しないインストルメントパネルに嵌め込まれることによって同パネルに装着されるが、この装着においては、取付部5にクリップ等の係合部材(図示省略)を係合させることによってインストルメントパネルに連結するようになっている。
【0005】
取付部5は、図10及び図11に示すように、本体部2から立ち上がる一対の起立片6と、一対の起立片6を橋渡しする架橋片7とからなり、架橋片7にはクリップ等の図示しない係合部材が係合する係合穴8が形成されている。
【0006】
このような構造のメータークラスタ1の成形は、本体部2の面方向と交差する方向に係合穴8が設けられるところから、成形型の型抜き方向が異なるようにして行われる。
【0007】
図12は、メータークラスタ1の成形時の様子を示し、基本型9とスライド型10とが使用される。基本型9は、矢印Lで示す一方向に型抜きが行われ、この矢印L方向の型抜きによってフランジ3を含む本体部2を成形する。
【0008】
スライド型10は、基本型9の型抜き方向Lと直交する矢印Mで示す他方向に型抜きされ、この型抜きによって係合穴8を含む架橋片7を成形する。図12において、P1は基本型9のパーティングライン、P2はスライド型10のパーティングラインである。
【0009】
このような成形では、フランジ3がスライド型10の型抜き方向と交差しないように行う必要があり、このためフランジ3における取付部5との対応部分には、図10及び図11で示すように、フランジ3の一部が途切れた切欠部11が必然的に形成される。
【0010】
ところで、メータークラスタ1をインストルメントパネルに装着する場合、メータークラスタ1とインストルメントパネルとが擦れ合うことによって生じるきしみ音を防止するため、図13に示すように、インストルメントパネルと連結される取付部5付近のフランジ3に不織布等の緩衝材12を取り付けて、擦れ合いの緩衝を行っている。
【0011】
緩衝材12の取り付けは、図10及び図13に示すように、フランジ3の端面3a及び側面3bに当接するように、緩衝材12をL字状に折り曲げ、フランジ3との当接部分を接着することによりなされる。この時、緩衝材12はフランジ3の切欠部11をも覆うように設けられるものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の構造では、フランジ3が途切れている切欠部11部分では、図14に示すように、緩衝材12が支持されていないため、切欠部11部分で緩衝材12が弛んだり、インストルメントパネルへのメータークラスタ1の嵌め込み時に、切欠部11部分の緩衝材12がインストルメントパネルに引っ掛かって破れて、良好な緩衝ができなくなるおそれがあり、確実に支持するために多くの工数を必要としている。
【0013】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、取付部での緩衝材の弛みや引っ掛かりがなく、緩衝材を確実に支持することができる樹脂部品の取付部構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、一方向及び他方向に型抜き方向を異にして成形される樹脂部品であって、一方向に型抜きされることによって形成される本体部と、他方向に型抜きされることによって本体部周囲のフランジに近接した位置に形成される取付部とを備え、前記他方向への型抜きによって前記フランジに切欠部が形成されると共に、取付部から突出するリブが前記切欠部の略中間位置に形成され、前記フランジとリブとに緩衝部材が掛け渡し状に取り付けられてなることを特徴とする。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1記載の樹脂部品の取付部構造であって、前記リブが複数設けられてなることを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1記載の樹脂部品の取付部構造であって、前記取付部は外部々材と係合することにより、外部々材と連結可能となっていることを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1記載の樹脂部品の取付部構造であって、前記緩衝部材が不織布であることを特徴とする。
【0018】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、取付部から突出したリブがフランジの切欠部の略中間位置に設けられており、フランジに取り付けられる緩衝材は、フランジのみならず、リブにも接着される。このため緩衝材は切欠部々分においても、その支持がなされ、切欠部々分で弛んだり、他の部材に引っ掛かって破れたりすることがなくなり、良好な緩衝作用を行うことができる。
【0019】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、リブを複数設けるため、複数設けたリブに緩衝材を支持することにより、さらに確実に緩衝材を支持することができる。
【0020】
請求項3の発明によれば、請求項1の効果に加えて、取付部を介して樹脂部品を外部々材に組み付けることができる。
【0021】
請求項4の発明によれば、緩衝材として不織布を使用することにより、安価な構造とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は本発明を自動車のメータークラスタに適用した実施形態を示し、上述した従来の技術と同一の部材は同一の符号により対応させてある。
【0023】
メータークラスタ1は、図1、図3及び図4に示すように、外周部分にフランジ3が形成された本体部2と、本体部2の裏側に形成されたメーター装着部4(図9参照)と、本体部2の裏側におけるフランジ3に近接した位置に形成された取付部5とを備えている。
【0024】
取付部5は、図1及び図4に示すように、本体部2から立ち上がる一対の起立片6と、一対の起立片6を橋渡しする架橋片7とからなり、架橋片7にはクリップ20が係合する係合穴8が形成されている。
【0025】
このような構造のメータークラスタ1は、図12の矢印Lで示す一方向に型抜きを行うことによって、フランジ3を含む本体部5を成形し、型抜き方向Lと直交する矢印Mで示す他方向に型抜きすることによって、係合穴8を含む架橋片7を成形する。この他方向Mの型抜きによって、フランジ3には切欠部11が形成される。
【0026】
又、他方向の型抜きでは、リブ13を切欠部11の略中間に位置するように成形するものである。リブ13は、図1、図3及び図4に示すように、取付部5における架橋部7からフランジ3の切欠部11方向に一体的に突出するように形成されている。又、リブ13は、取付部5の一対の起立片6の間に同片6と平行となるように伸びており、その先端面13aはフランジ3の側面3bと同一面となっている。この場合、リブ13の先端面13aは、図4に示すように、フランジ3の走行方向に沿った斜面となっている。
【0027】
このようにリブ13を取付部5の架橋片7に一体的に形成することにより、架橋片7の強度が増大し、結果として取付部5全体の強度が大きくなり、不用意に変形することがなくなる。
【0028】
この実施形態のメータークラスタ1を、外部々材としてのインストルメントパネル(図示省略)に装着するには、取付部5の係合穴8にクリップ20を係合させることによってなされる。このとき、取付部5付近におけるインストルメントパネルとの擦れ合いに起因したきしみ音の発生を防止するため、取付部5付近のフランジ3に緩衝材12が取り付けられる。
【0029】
緩衝材12としては、不織布、布材その他のものを使用できるが、加工及び入手が容易で、安価の点で不織布が良好である。
【0030】
図1及び図2は、緩衝材12の取り付けを示す。該緩衝材12は、フランジ3の端面3a及び側面3bに当接するように、L字状に折り曲げられ、接着によって取り付けられる。緩衝材12は、フランジ3が途切れている切欠部11をも覆うように取り付けられるが、この切欠部11にはリブ13が設けられており、緩衝材12はリブ13の先端面13a及び端面13bの先端部分に対しても接着されるように取り付けられる。
【0031】
図5は緩衝材12の取り付け状態を、図6はそのX−X線断面図を、図7はY−Y線断面図を、図8はZ−Z線断面図を示す。切欠部11の外側部分では、図6に示すように、緩衝材12がフランジ3に一様に接着されて支持されている。
【0032】
フランジ3が途切れている切欠部11の内側部分では、図7に示すように、緩衝材12がリブ13の先端部13a及び端面13bに接着されて支持されている。
【0033】
従って、フランジ3が途切れている部分でも、緩衝材12を確実に支持することができ、緩衝材12が弛んだり、インストルメントパネルと引っ掛かることがなくなる。
【0034】
これらの間では、図8に示すように、緩衝材12が支持されていないが、リブ13によって中間部分が支持されており、支持されない部分が短いため、不用意に弛んだり、引っ掛かることがなくなる。
【0035】
従って、このような実施形態では、緩衝材12を確実に支持することができ、その弛みや引っ掛かりがなくなる。このため緩衝作用を確実に行うことができ、きしみ音が発生することがなくなる。
【0036】
なお、リブ13を複数、平行に設けることも可能で、これにより緩衝材12の支持点が増加するため、さらに確実な支持を行うことができる。
【0037】
さらに本発明は、メータークラスタ等の自動車部品以外の樹脂部品に同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をメータークラスタに適用した図10相当の要部分解斜視図である。
【図2】図1の緩衝材を取り付けた状態の斜視図である。
【図3】図9のA−A線に相当する位置の図1断面図である。
【図4】図1の矢視Bにかかる平面図である。
【図5】図2の矢視Cにかかる正面図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】図5のY−Y線断面図である。
【図8】図5のZ−Z線断面図である。
【図9】従来のメータークラスタの斜視図である。
【図10】従来のメータークラスタの部分分解斜視図である。
【図11】図10の矢視Dにかかる平面図である。
【図12】図11のE−E線断面図である。
【図13】図10の緩衝材を取り付けた従来のメータークラスタの斜視図である。
【図14】図13のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1 メータークラスタ
2 本体部
3 フランジ
5 取付部
6 起立片
7 架橋片
8 係合穴
11 切欠部
12 緩衝材
13 リブ

Claims (4)

  1. 一方向及び他方向に型抜き方向を異にして成形される樹脂部品であって、
    一方向に型抜きされることによって形成される本体部と、他方向に型抜きされることによって本体部周囲のフランジに近接した位置に形成される取付部とを備え、
    前記他方向への型抜きによって前記フランジに切欠部が形成されると共に、取付部から突出するリブが前記切欠部の略中間位置に形成され、前記フランジとリブとに緩衝部材が掛け渡し状に取り付けられてなることを特徴とする樹脂部品の取付部構造。
  2. 請求項1記載の樹脂部品の取付部構造であって、
    前記リブが、複数設けられてなることを特徴とする樹脂部品の取付部構造。
  3. 請求項1記載の樹脂部品の取付部構造であって、
    前記取付部は、外部々材と係合することにより、外部々材と連結可能となっていることを特徴とする樹脂部品の取付部構造。
  4. 請求項1記載の樹脂部品の取付部構造であって、
    前記緩衝部材が、不織布であることを特徴とする樹脂部品の取付部構造。
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