JPH0753229Y2 - ステアリングホイールのホーンスイッチ - Google Patents

ステアリングホイールのホーンスイッチ

Info

Publication number
JPH0753229Y2
JPH0753229Y2 JP1989053655U JP5365589U JPH0753229Y2 JP H0753229 Y2 JPH0753229 Y2 JP H0753229Y2 JP 1989053655 U JP1989053655 U JP 1989053655U JP 5365589 U JP5365589 U JP 5365589U JP H0753229 Y2 JPH0753229 Y2 JP H0753229Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact plate
movable contact
insertion hole
horn
shaft portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989053655U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02143734U (ja
Inventor
一三 志賀
直 山本
幸司 白木
宏明 神藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1989053655U priority Critical patent/JPH0753229Y2/ja
Publication of JPH02143734U publication Critical patent/JPH02143734U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0753229Y2 publication Critical patent/JPH0753229Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、自動車のステアリングホイールに配置され
るホーンスイツチに関する。
〈従来の技術〉 従来、自動車のステアリングホイールに配置されるホー
ンスイツチとしては、第7図に示すものが知られている
(実開昭57−157569号公報参照)。
このホーンスイツチH0は、ステアリングホイールの芯金
であるボスプレートを固定コンタクトプレート1とし、
この固定コンタクトプレート1上方に可動コンタクトプ
レート2が配置されている。
可動コンタクトプレート2は、挿通孔2bを備えるととも
に、挿通孔2b周縁の二箇所を切り起こされてなる係止孔
2cを備えている。
固定コンタクトプレート1と可動コンタクトプレート2
との間には、可動コンタクトプレート2を上方へ付勢す
るコイルばね3が配置されている。なお、このコイルば
ね3は、可動コンタクトプレート2の係止孔2c・2cに係
着される絶縁クリツプ4に係止され、予め可動コンタク
トプレート2に取り付けられている。また、1a・2aは、
各コンタクトプレートの接点であり、7は、可動コンタ
クトプレート2に連結保持されるホーンパツドである。
そして、可動コンタクトプレート2側は、挿通孔2bを経
て上方から固定コンタクトプレート1にねじ6止めされ
る絶縁スペーサ5の鍔部5bにより、挿通孔2b上部周縁を
係止され、固定コンタクトプレート1からの離隔距離を
規制されて、固定コンタクトプレート1側に組み付けら
れている。
そして、ホーンスイツチ操作時には、ホーンパツド7を
押し下げ操作し、可動コンタクトプレート2をコイルば
ね3付勢力に抗して下降させ、その接点2aを固定コンタ
クトプレート1の接点1aに接触させて、所定のホーンを
作動させていた。
そして、可動コンタクトプレート2の下降時には、挿通
孔2b内周面が絶縁スペーサ5の軸部5a外周面と摺接し、
この軸部5aに案内されて下降していた。
〈考案が解決しようとする課題〉 従来のホーンスイツチH0では、その鍔部5bにより可動コ
ンタクトプレート2の固定コンタクトプレート1からの
離隔距離を規制している絶縁スペーサ5が、その軸部5a
により、可動コンタクトプレート2の下降時の案内を行
なっている。
そのため、可動コンタクトプレート2の挿通孔2bと絶縁
スペーサ5の軸部5aとの間には、必然的に若干の隙間が
設けられて組み付けられることとなる。
しかし、可動コンタクトプレート2の案内規制部材であ
る絶縁スペーサ5の軸部5aと可動コンタクトプレート2
の挿通孔2bとの間に隙間が存在すると、ホーンパツド7
がエアバツク装置等を配設させた重量物とした場合、車
両の振動で、その重量の大きいホーンパツド7が組付け
られている可動コンタクトプレート2が軸部5aの軸直交
方向に振動して挿通孔2bと軸部5aとの間で異音を発生さ
せる虞れが生ずる。
なお、上述の問題に対処するため、可動コンタクトプレ
ート2の挿通孔2bと案内規制部材5の軸部5aとの隙間を
極力小さくすることが考えられる。しかし、その隙間を
あまり小さくすると、可動コンタクトプレート2の下降
移動が円滑に行なわれず、ホーンスイツチH0の操作性を
低下させてしまう。
この考案は、上述の課題を解決するものであり、可動コ
ンタクトプレートが重量の大きいホーンパツドを連結保
持することとなつても、ホーンスイツチの操作性を低下
させることなく、そのホーンパツドや可動コンタクトプ
レートの振動による異音発生を防止することができるス
テアリングホイールのホーンスイツチを提供することを
目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 この考案に係るステアリングホイールのホーンスイツチ
は、固定コンタクトプレートと、ホーンパツドを保持し
て前記固定コンタクトプレート上方で上方へ付勢されて
配置される可動コンタクトプレートと、を備え、 下端を前記固定コンタクトプレート側に固定させかつ前
記可動コンタクトプレート側に設けられた挿通孔を挿通
して前記可動コンタクトプレートの下方への移動を案内
する軸部と、該軸部上端で前記挿通孔周縁の上面を係止
可能として前記可動コンタクトプレートの前記固定コン
タクトプレートからの離隔距離を規制する鍔部と、を備
えた案内規制部材により、前記可動コンタクトプレート
側が前記固定コンタクトプレート側に対して組み付けら
れているステアリングホイールのホーンスイッチであつ
て、 前記可動コンタクトプレート側の挿通孔上部内周面に凹
部が形成され、 前記可動コンタクトプレート側の挿通孔上部内周面と、
前記案内規制部材の軸部と鍔部との境界部位外周と、の
間に、内周側を前記凹部内に挿入可能とし、かつ、外周
側を前記可動コンタクトプレート側の挿通孔周縁の上面
に当接可能として、前記案内規制部材の軸部に外嵌され
る環状のクツシヨン材が配設されていることを特徴とす
る。
〈考案の作用・効果〉 この考案に係るステアリングホイールのホーンスイツチ
では、可動コンタクトプレートに保持されるホーンパツ
ドが重量物となつて、可動コンタクトプレート側の挿通
孔内周面と案内規制部材の軸部との間に可動コンタクト
プレートの下降移動を円滑に行なうために設けられた隙
間により、そのホーンパツドや可動コンタクトプレート
が車両の振動に伴なつて案内規制部材の軸部の軸直交方
向に振動しようとしても、クツシヨン材の内周側が挿通
孔の上部内周面の凹部と案内規制部材の軸部との間に介
在されているため、クツシヨン材がその振動を吸収し、
また、ホーンパツドや可動コンタクトプレートが案内規
制部材の軸部に沿う方向に振動しようとしても、クツシ
ヨン材の外周側が挿通孔周縁の上面側に当接するため、
クツシヨン材がその振動を吸収して、共に、異音発生を
防止することができる。
また、クツシヨン材は、可動コンタクトプレート側の挿
通孔上部内周面と、案内規制部材の軸部と鍔部との境界
部位外周と、の間に配設されるものである。そのため、
ホーンスイツチ操作時の状態では、可動コンタクトプレ
ートが、挿通孔内周面をクツシヨン材下方の案内規制部
材の軸部外周に摺接させて下降することから、クツシヨ
ン材が可動コンタクトプレートの下降移動を干渉する虞
れが無く、操作性を低下させずにホーンスイツチを操作
することができる。
したがつて、この考案に係るステアリングホイールのホ
ーンスイツチでは、可動コンタクトプレートが重量の大
きいホーンパツドを保持することとなつても、ホーンス
イツチの操作性を低下させることなく、そのホーンパツ
ドや可動コンタクトプレートの振動による異音発生を防
止することができる。
〈実施例〉 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
実施例のホーンスイツチH1は、第5図に示すように、ス
テアリングホイールWのボス部Bにおける左右両側のス
ポーク部S付近に配設されている。
このホーンスイツチH1は、第3・4図に示すように、固
定コンタクトプレート11、可動コンタクトプレート12、
コイルばね13、絶縁クリツプ14、絶縁スペーサ15、及
び、案内規制部材としてのねじ16、から構成されてい
る。
固定コンタクトプレート11は、板金製として、両端が段
差を設けられて上方へ屈曲され、その上面に接点11aが
配設されている。そして、この固体コンタクトプレート
11は、中央付近の二箇所に形成された取付孔11bを介し
てスポーク部Sの芯金18に固定されるように構成されて
いる。なお、この取付孔11b内周面には、後述するねじ1
6の雄ねじ部16cに対応する雄ねじが1ピツチ分形成され
ている。
可動コンタクトプレート12は、板金製として、固定コン
タクトプレート11の接点11aに対応した位置に接点12aが
配設されるとともに、固定コンタクトプレート11の取付
孔11bに対応した位置に組付孔12bが形成されている。ま
た、この可動コンタクトプレート12は、重量物であるエ
アバツク装置76を備えたホーンパツド17を連結保持する
ため、外周縁に補強用のリブ12cが形成され、そのリブ1
2cの一部にホーンパツド17を左右二つの可動コンタクト
プレート12で連結保持できるように斜上方へ延びる取付
板部12dが形成されている(第3・5図参照)。この取
付板部12dには、二つの取付孔12eが形成されている。な
お、12fは、ホーンパツド17を仮止めする際に仕様する
係止孔であり、また、12gは、後述する絶縁スペーサ15
の位置決め突起15eを挿入させる位置決め孔である。
絶縁クリツプ14と絶縁スペーサ15とは、第1〜4図に示
すように、それぞれ絶縁性を有する合成樹脂から略円筒
状に形成されている。絶縁クリツプ14は、可動コンタク
トプレート12と金属製のコイルばね13との絶縁性を確保
するために配設され、絶縁スペーサ15は、可動コンタク
トプレート12と金属製のねじ16との絶縁性を確保するた
めに配設されるものである。
また、絶縁クリツプ14には、外周面にコイルばね13の上
部を係止する二つの係止突起14aが形成されるとともに
内周面に二つの嵌合突起14bが形成され、絶縁スペーサ1
5には、下面に位置決め突起15eを備えた鍔部15aが上部
に形成されるとともに下部外周面に嵌合突起14bを嵌合
させる嵌合溝15bが形成されている。そして、これらの
絶縁クリツプ14と絶縁スペーサ15とは、位置決め突起15
eを位置決め孔12gに挿入させつつ可動コンタクトプレー
ト12の組付孔12bに対して絶縁スペーサ15を挿入して、
係止突起14aにコイルばね13を係止させた状態の絶縁ク
リツプ14を組付孔12b下方側から絶縁スペーサ15に外嵌
させ、嵌合溝15bに嵌合突起14bを嵌合させることによ
り、組付孔12b周縁を絶縁クリツプ14上端と絶縁スペー
サ15の鍔部15a下面とで挟持するように可動コンタクト
プレート12に組み付けられ、コイルばね13を可動コンタ
クトプレート12に取り付けるものである。
そしてまた、絶縁スペーサ15の内周面の挿通孔15cに
は、その上部内周面に全周にわたつて凹部15dが形成さ
れている。なお、絶縁スペーサ15の挿通孔15cは、その
断面を第3図のX方向に長い長円形としており、実施例
の場合、その長径を−0.2〜0mmの公差とする10mmとし、
短径を+0.2〜0mmの公差とする9mmとしている。
ねじ16は、可動コンタクトプレート12側の案内規制部材
となるもので、軸部16aと、軸部16a上端に半径方向外方
へ突出する鍔部16bと、を備えて構成されている。軸部1
6aは、ホーンスイツチH1操作時に可動コンタクトプレー
ト12が円滑に下降移動を行なえるよう、可動コンタクト
プレート12に組み付けられた絶縁スペーサ15の挿通孔15
cの内径より若干小さい外径としている。鍔部16bは、絶
縁スペーサ15の挿通孔15cより大きい外径としている。
また、軸部16aの下部には、凹部16dを介在させてスポー
ク部芯金18のねじ孔18aに螺合する雄ねじ部16cが形成さ
れている。なお、実施例の場合、軸部16aは、−0.2〜0m
mの公差とする直径9mmとしている。
そして、実施例のホーンスイツチH1では、絶縁スペーサ
15の挿通孔15c上部内周面の凹部15dと、ねじ16の軸部16
aと鍔部16bとの境界部位外周と、の間に、円環状のゴム
製のクツシヨン材25が配設されている。このクツシヨン
材25は、ねじ16の軸部16a上部に外嵌されており、その
外径をねじ16の鍔部16bと略等しくしている。そのた
め、クツシヨン材25がホーンスイツチH1に組み付けられ
れば、第1図に示すように、内周側が、凹部15d内に挿
入され、外周側が、挿通孔15c周縁の絶縁スペーサ15の
上面に当接することとなる。
なお、26は、ワツシヤである。
この実施例のホーンスイツチH1の組み付けについて説明
すると、まず、位置決め突起15eを位置決め孔12gに挿入
させつつ可動コンタクトプレート12の組付孔12bに対し
て絶縁スペーサ15を挿入する。そして、係止突起14aに
コイルばね13を係止させた状態の絶縁クリツプ14を組付
孔12b下方側から絶縁スペーサ15に外嵌させ、嵌合溝15b
に嵌合突起14bを嵌合させることにより、組付孔12b周縁
を絶縁クリツプ14上端と絶縁スペーサ15の鍔部15a下面
とで挟持させ、その絶縁スペーサ15と絶縁クリツプ14と
を可動コンタクトプレート12に組み付けて、コイルばね
13を可動コンタクトプレート12に対して取り付ける。
その後、クツシヨン材25とワツシヤ26を介在させ、上方
から絶縁スペーサ15の挿通孔15cを経てねじ16の雄ねじ
部16cを固定コンタクトプレート11の取付孔11bに螺合さ
せ、ホーンスイツチH1自体を仮組付する。
そして、この仮組付したホーンスイツチH1をスポーク部
芯金18上方に配置させ、ねじ16の雄ねじ部16cを各芯金1
8の取付孔18aに螺合させればステアリングホイールWの
本体にホーンスイツチH1を取り付けることができる。
つぎに、左右のホーンスイツチH1における可動コンタク
トプレート12の取付板部12dに取り付けられるエアバツ
グ装置76を備えたホーンパツド17について説明すると、
このホーンパツド17は、第4・6図に示すように、パツ
ド本体70とエアバツグ装置76とから構成されている。
パツド本体70は、略長方形状とする上壁70Aと、上壁70A
周縁から下方へ延びる四つの側壁70Bを備えるととも
に、インサート71にウレタン等の軟質合成樹脂製の被覆
層75が被覆されて構成されている。
パツド上壁70Aの被覆層75には、後述するエアバツグ77
が拡開する際にエアバツグ77に押圧されて破断され、エ
アバツグ77を大きく拡開できるように、パツド上壁70A
を前後方向で二つに分割するための上方から見て略H字
形状に配置される薄肉部75aが形成されている。
インサート71は、各側壁70Bに埋設される金属製の四角
筒状とする基部インサート72と、上壁70Aに埋設されか
つそれぞれ下部を合成樹脂製の取付板74を介して基部イ
ンサート72の前後の壁面に連結された可撓性を有する二
つのネツトインサート73と、から構成されている。これ
らの各ネツトインサート73は、エアバツグ77が拡開して
パツド上壁70Aが薄肉部75aの部位で破断する際、パツド
上壁70Aが前後方向の側壁70Bから完全に分離しないよう
に、パツド上壁70A内に埋設されるものであり、薄肉部7
5aをまたがないように配設されている。
エアバツグ装置76は、折り畳まれてパツド本体70内に収
納されるエアバツグ77と、エアバツグ77下部を環状のリ
テーナ78を利用して固定するとともにパツド本体70にお
ける基部インサート72の下部を保持するバツグホルダ79
とも、バツグホルダ79に固定され所定時エアバツグ77に
所定のガスを供給してエアバツグ77を拡開させるインフ
レータ80と、から構成されている。
そして、このホーンパツド17では、第6図に示すよう
に、バツグホルダ79の左右両壁に二つずつのナツト79a
が固着され、これらのナツト79aに取付孔12eを経てボル
ト27を螺合させることにより、ホーンパツド17が各可動
コンタクトプレート12に取り付けられることとなる。
なお、このボルト27を螺合させる際には、ロアカバー19
に設けられた貫通孔19aを経てボルト27を螺合させるこ
ととなる。また、ホーンパツド17を取り付ける際には、
バツグホルダ79の所定位置から下方に突出している図示
しない係止脚を可動コンタクトプレート12の係止孔12f
へ挿入係止させ、ホーンパツド17を位置決めさせて行な
うこととなる。
さらに、実施例のホーンスイツチH1では、固定コンタク
トプレート11が、スポーク部芯金18に固定されることに
より、その芯金18を介してホーン作動回路の負極側に電
気的に接続されることとなり、また、可動コンタクトプ
レート12には図示しないリード線が予めリベツト等を利
用して固着されており、ホーンスイツチH1のステアリン
グホイール本体への取付時に、そのリード線を所定部位
に結線することにより、可動コンタクトプレート12が、
ホーン作動回路の正極側に電気的に接続されるように構
成されている。
つぎに、この実施例のホーンスイツチH1の作動態様を説
明する。
ホーンスイツチH1の非操作時には、第1図に示すよう
に、コイルばね13の付勢力により、可動コンタクトプレ
ート12側が固定コンタクトプレート11から下方へ付勢さ
れ、可動コンタクトプレート12に組み付けられた絶縁ス
ペーサ15の挿通孔15c周縁上面が、クツシヨン材25を介
在させてねじ16の鍔部16b下面に当接する状態を維持さ
れる。
その際、可動コンタクトプレート12側の挿通孔15c内周
面とねじ16の軸部16aとの間の隙間により、エアバツグ
装置76によつて重量の大きくなつたホーンパツド17や可
動コンタクトプレート12が車両の振動に伴なつてねじ16
の軸部16aの軸直交方向に振動しようとしても、クツシ
ヨン材25の内周側が挿通孔15cの上部内周面の凹部15dと
ねじ16の軸部16aとの間に介在されているため、クツシ
ヨン材25がその振動を吸収し、また、ホーンパツド17や
可動コンタクトプレート12がねじ16の軸部16aに沿う方
向に振動しようとしても、クツシヨン材25の外周側が挿
通孔15cの周縁の上面側に当接するため、クツシヨン材2
5がその振動を吸収して、共に、異音発生を防止するこ
とができる。
そして、ホーンを作動させるように、ホーンパツド17を
押し下げると、ホーンパツド17の下降に伴なつて、可動
コンタクトプレート12も下降する。その際、可動コンタ
クトプレート12は、絶縁スペーサ15の挿通孔15c内周面
をねじ16におけるクツシヨン材25下方の軸部16a外周に
摺接させつつ、コイルばね13の付勢力に抗して下降す
る。そのため、クツシヨン材25に干渉されることなく、
可動コンタクトプレート12側が下降し、第2図に示すよ
うに、可動コンタクトプレート12の接点12aが固定コン
タクトプレート11の接点11aに接触し、所定のホーンを
作動させることができて、既述の考案の作用・効果の欄
で述べたと同様の効果を奏する。
なお、実施例のホーンスイツチH1では、コイルばね13
が、重量の大きいホーンパツド17を上方へ付勢するた
め、そのばね定数を高くしており、ホーンパツド17の押
下操作を解除した後、このコイルばね13の付勢力によ
り、可動コンタクトプレート12側が急激に上方へ移動す
る。しかし、その際、ねじ16の鍔部16b下面に広くクツ
シヨン材25が配設されているため、絶縁スペーサ15の挿
通孔15c周縁上面とねじ16の鍔部16b下面とが直接当接す
ることが無く、当接音を発生させることが無い。
また、実施例のホーンスイツチH1では、ねじ16の軸部16
aを挿通させる絶縁スペーサ15の挿通孔15cの断面形状を
長円形とし、ステアリングホイールWの前部側と後部側
とにおいて、その挿通孔15cの長径方向を直交させるよ
うに配置させて組み付けており、固定コンタクトプレー
ト11に対する可動コンタクトプレート12の組付時のガタ
ツキを極力抑えることができる。
さらにまた、実施例のホーンスイツチH1では、クツシヨ
ン材25を可動コンタクトプレート12に組み付けた絶縁ス
ペーサ15における挿通孔15上部内周の凹部15dと、案内
規制部材としてのねじ16との間に配設させるものを示し
た。しかし、従来例のタイプのホーンスイツチH0のよう
に、可動コンタクトプレート2側の挿通孔2bが可動コン
タクトプレート2自体に設けられている場合には、挿通
孔2bの上部内周面に凹部を設け、挿通孔2bの内周面上部
と、案内規制部材である絶縁スペーサ5における軸部5a
と鍔部5bとの境界部位外周と、の間に、クツシヨン材25
を配置させれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す要部拡大断面図、 第2図は、同実施例の操作時を示す拡大断面図、 第3図は、同実施例の分解斜視図、 第4図は、同実施例の組付態様を示すステアリングホイ
ールの断面図であり、第5図のV−V部位の断面図、 第5図は、同実施例の組付態様を示す平面図であり、ホ
ーンパツドを取り外したステアリングホイールの平面
図、 第6図は、同実施例におけるホーンパツドとホーンスイ
ツチとの組付状態を示す部分省略断面図であり、第5図
のVI−VI部位を示す断面図、 第7図は、従来例を示す断面図である。 11……固定コンタクトプレート、12……可動コンタクト
プレート、13……コイルばね、15c……挿通孔、16……
(案内規制部材)ねじ、16a……軸部、16b……鍔部、17
……ホーンパツド、25……クツシヨン材、H1……ホーン
スイツチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 白木 幸司 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)考案者 神藤 宏明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−181216(JP,A) 実開 昭57−125676(JP,U) 実開 昭62−10325(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定コンタクトプレートと、ホーンパツド
    を保持して前記固定コンタクトプレート上方で上方へ付
    勢されて配置される可動コンタクトプレートと、を備
    え、 下端を前記固定コンタクトプレート側に固定させかつ前
    記可動コンタクトプレート側に設けられた挿通孔を挿通
    して前記可動コンタクトプレートの下方への移動を案内
    する軸部と、該軸部上端で前記挿通孔周縁の上面を係止
    可能として前記可動コンタクトプレートの前記固定コン
    タクトプレートからの離隔距離を規制する鍔部と、を備
    えた案内規制部材により、前記可動コンタクトプレート
    側が前記コンタクトプレート側に対して組み付けられて
    いるステアリングホイールのホーンスイッチであつて、 前記可動コンタクトプレート側の挿通孔上部内周面に凹
    部が形成され、 前記可動コンタクトプレート側の挿通孔上部内周面と、
    前記案内規制部材の軸部と鍔部との境界部位外周と、の
    間に、内周側を前記凹部内に挿入可能とし、かつ、外周
    側を前記可動コンタクトプレート側の挿通孔周縁の上面
    に当接可能として、前記案内規制部材の軸部に外嵌され
    る環状のクツシヨン材が配設されていることを特徴とす
    るステアリングホイールのホーンスイツチ。
JP1989053655U 1989-05-10 1989-05-10 ステアリングホイールのホーンスイッチ Expired - Lifetime JPH0753229Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989053655U JPH0753229Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 ステアリングホイールのホーンスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989053655U JPH0753229Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 ステアリングホイールのホーンスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02143734U JPH02143734U (ja) 1990-12-06
JPH0753229Y2 true JPH0753229Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31575029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989053655U Expired - Lifetime JPH0753229Y2 (ja) 1989-05-10 1989-05-10 ステアリングホイールのホーンスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753229Y2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331124A (en) * 1992-07-20 1994-07-19 Methode Electronics, Inc. Wireless floating horn switch
EP0668205A4 (en) * 1992-11-13 1996-04-03 Tokai Rika Co Ltd FAIRING STRUCTURE FOR STEERING WHEELS.
DE19801514B4 (de) * 1997-01-16 2005-08-04 Toyoda Gosei Co., Ltd. Lenkrad mit Hupenschaltbaugruppe für das Lenkrad
JP4907159B2 (ja) * 2005-11-22 2012-03-28 タカタ株式会社 エアバッグ装置及びステアリングホイール
JP2007145185A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Takata Corp エアバッグ装置及びステアリングホイール
JP2015189390A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 豊田合成株式会社 ステアリングホイール

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116204Y2 (ja) * 1981-01-31 1986-05-19
JPS58123525U (ja) * 1982-02-16 1983-08-23 オムロン株式会社 キ−ボ−ドスイツチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02143734U (ja) 1990-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11034374B2 (en) Steering wheel
US5371333A (en) Steering wheel pad with improved horn switch assembly
JPH06305425A (ja) ステアリングホイールのパッド
JP3040525U (ja) 車両の膨張型乗員拘束モジュールのハウジングを車両の操舵ハンドル支持体に装着するための装着装置、車両の膨張型乗員拘束モジュールと該モジュールを操舵ハンドル支持体に装着するための装着装置との組み合わせ、及び車両の膨張型乗員拘束モジュールのハウジングを車両の操舵ハンドル支持体に装着するための弾性圧縮可能な部材
JPH0753229Y2 (ja) ステアリングホイールのホーンスイッチ
JP3572697B2 (ja) エアバッグ装置を備えたステアリングホイール
US10994684B2 (en) Airbag device for vehicle
JP3538977B2 (ja) ステアリングホイール
CN114750720A (zh) 气囊装置的支撑构造
US20040004344A1 (en) Horn switch integrated with airbag module
JPH06191413A (ja) ステアリングホイール
JP3111717B2 (ja) ステアリングホイール
JP3436895B2 (ja) ステアリングホイール
JP3738684B2 (ja) 車両のホーンスイッチ装置
JPH1191589A (ja) ステアリングホイールのホーンボタン
JPH06270816A (ja) 各種スイッチを備えたステアリングホイール
KR0158788B1 (ko) 스티어링 휘일
EP1058357A1 (en) Noise-absorbing structure for cable reel
JP3468146B2 (ja) 車両のエアバッグモジュール
JP4018846B2 (ja) ステアリングホイール
JP2570158Y2 (ja) ステアリングホイール
JP3214286B2 (ja) ステアリングホイール
JPH0640052Y2 (ja) ホーンパツドの取付構造
JP3106879B2 (ja) 車両用ステアリングホイール
JPH031343Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term