JP2010238480A - 押釦スイッチ - Google Patents
押釦スイッチ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010238480A JP2010238480A JP2009084304A JP2009084304A JP2010238480A JP 2010238480 A JP2010238480 A JP 2010238480A JP 2009084304 A JP2009084304 A JP 2009084304A JP 2009084304 A JP2009084304 A JP 2009084304A JP 2010238480 A JP2010238480 A JP 2010238480A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- key top
- top surface
- case
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
【課題】操作時の衝突音を低減し、かつ安定した接触状態を確保する。
【解決手段】押圧弾性体30にストッパー33を形成し、操作時においてストッパー33を操作部材であるキートップ40に弾性衝突を発生させ、これによってキートップ40とケース10との衝突音を低減する。また、接触片20が操作時に押圧弾性体30によって押圧されることにより安定した電気接触が可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】押圧弾性体30にストッパー33を形成し、操作時においてストッパー33を操作部材であるキートップ40に弾性衝突を発生させ、これによってキートップ40とケース10との衝突音を低減する。また、接触片20が操作時に押圧弾性体30によって押圧されることにより安定した電気接触が可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、各種電子機器の基板(例えばプリント配線基板)に実装されるスイッチ(例えば押釦スイッチ)の構造に係り、特にスイッチの操作音の消音化、かつ確実な接触を得るための構造に関するものである。
従来、この種の押釦スイッチは、操作面とは反対側に突出した突起部が、接点部を有する弾性部材に設けられた前記突起部を受ける受け部に当接することによりキートップ操作する際の打撃音が低減されるものである。
特開2008−277018号公報
しかしながら、前述の従来例では、突起部が当接する弾性部材の受け部は接点部を有していることにより、キートップを打撃した際に打撃音の低減はなされるものの、前記受け部に突起部が当接されることにより弾性部材の変形が発生し、それによって一体となっている接点部における接触が不安定なものとなる問題があった。
また、前記突起部と前記受け部とをキートップおよび弾性部材に設けるスペースが新たに必要となるためにスイッチの小型化を難しくするという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、操作時の打撃音を低減できるとともに、安定した接触を可能にするスイッチ構造を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、開口部の底面中央に中央電極が形成され該中央電極の外側にはサイド電極が形成された前記底面に段差部を有するケースと、板状導電性金属からなる略環状の外側接触部が前記サイド電極に載置され前記外側接触部から中心部に向かって舌状に内側接触部が延出する接触片と、中空状の略円錐形状の弾性体からなり該略円錐状の頂部から底部に向って突出する凸状押圧部が形成され該円錐形状の底部には前記外側接触部に載置される接地部が形成された押圧弾性体と、前記開口部を塞ぐ天面を有するキートップからなるスイッチであり、前記押圧弾性体の接地部からは前記キートップの天面方向に突出する凸状のストッパーが形成され、前記キートップの前記天面と前記押圧弾性体の前記ストッパー部との間隔が前記ケースの前記段差部と前記キートップの前記天面との間隔よりも小さいことを特徴とする。
キートップ天面と押圧弾性体のストッパーとの間隔が、ケースの底面とガイド片との間隔より小さいことにより、スイッチ操作時には最初にキートップ天面がストッパーに当接し、これによって操作時の衝突音を低減できる。
また、電気的な接触は接触片とケースに設けられた電極との間でなされるため、キートップ天面とストッパーとの当接は電気的接触に影響をおよぼすことがなく、さらには、ケース底面のサイド電極に接触片の外側接触部が載置され、さらにその上に載置された押圧弾性体のストッパーが操作時にキートップ天面によって押されることにより、操作時には接触片の外側接触部とサイド電極との接触は安定し確実な電気的接触が行われるものである。
次に本発明の実施形態について説明する。図1は本発明を実施した押釦スイッチの平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、であり、本発明を実施した押釦スイッチ01は、電極を含むケース10に、導電性の接触片20、押圧弾性体30を組み入れ、その上からキートップ40を被せて組み立てられる構造となっており、各個品は以下の通りのものである。
ケース10は絶縁材料からなり、上面側に開口部を有し、底面部には中央に中央電極11、その外側にサイド電極12が一体成形され、また開口部の深さ方向の途中には、これから述べるキートップ40と操作時に干渉して一定の操作ストロークを確保する段差部13が形成されている。
接触板20は導電性の薄板状金属からなり、リング状の形状を有した外側接触片21と、そのリング状の内側1箇所から厚み方向に一定角度をもって中心部に向かって舌状に演出した内側接触片22からなり、外側接触片21をケース10のサイド電極12に載置して組み込まれる。
押圧弾性体30は中空状の略円錐形状の弾性体からなり、略円錐形の底部全周には円錐形状のスロープ面から段差を有する接地部32が形成され、その接地部32の段差からは円錐底面に対して垂直方向に突出した複数のストッパー33が形成されており、組み込みの際には接触片20の外側接触片に略円錐状の底面を載置して組み入れられる。
そして、この押圧弾性体30を組み込んだ上から絶縁材料からなるキートップ40を組み込む。キートップ40はケース10の開口部を塞ぐことができる略同形の天面41を有し、また天面には全周にリブが形成されおり、その外周の一部からケース10に係止される係止部(図示せず)が延出している。
このように組み立てられた押釦スイッチ01は、図2に示すようにキートップ40に対して略垂直な方向の力を加えることにより、キートップ40が押圧弾性体30を下方向へ弾性変形させ、それによって押圧弾性体30の中央部に下方向に向って突出した凸状押圧部が接触片20の内側接触片22に当接、さらに内側接触片22を中央電極11に接触させる。そしてそれによって、ケース10の底面の中央電極11とサイド電極12は電気的に接続され、スイッチ01はON状態となる。
次に本押釦スイッチ01の操作時の衝突音の低減が可能となる構造について説明する。まず、操作時の衝突音は、キートップ天面41の全周に形成されたリブがケース10に形成された段差部13に衝突することによって発生する。このため、本押釦スイッチは、その衝突が起こる前に弾性的な衝突を発生させ、キートップ天面41の全周に形成されたリブとケース10に形成された段差部13との衝突を低減または無くすことによって衝突音を低減するものである。
まず、キートップ40を押圧することにより天面41が押圧弾性体30を変形させ、それによって押圧弾性体30の凸状押圧部31が接触片20の内側接触片22を押し込みケース10の底面に形成された中央電極11に接触させ押釦スイッチ01をON状態とする。通常であれば、次にキートップ天面41とケース10の段差部13との衝突が起こり、衝突音が発生するのであるが、本押釦スイッチ01においては、押圧弾性体30の接地部32から円錐底面に対して垂直方向に複数のストッパー33を形成し、このストッパー33のキートップ方向の面と天面41のリブとの間隔を、ケース10の段差部13と天面41のリブとの間隔より小さくすることにより、まず最初にストッパー33と天面41のリブとの弾性衝突を発生させ、これによって次に発生するケース10の段差部13と天面41のリブとの衝突音を低減させるものである。ここで、操作ストロークを調整することによりストッパー33と天面41のリブとの弾性衝突だけを発生させ、後のケース10の段差部13と天面41のリブとの衝突を発生させないことも可能である。
また、本押釦スイッチにおいては、サイド電極12に外側接触片が載置され、その上に押圧弾性体が載置されていることにより、操作時には衝突音の低減とともに、ストッパー33が押圧されそれによって外側接触片21とサイド電極12との接触圧が大きくなり安定したスイッチのON状態を保つことが可能となる。
この発明は押圧弾性体を用いて操作部材との弾性衝突を起こし、消音化を促進することが必要であるスイッチに利用可能である。横方向の動作、回転方向の動作を有するスイッチに関しても利用可能である。
01 押釦スイッチ 10 ケース 11 中央電極 12 サイド電極 13 段差部 20 接触片 21 外側接触片 22 内側接触片 30 押圧弾性体 31 凸状押圧部 32 接地部 33 ストッパー 40 キートップ 41 天面
Claims (1)
- 開口部の底面中央に中央電極が形成され該中央電極の外側にはサイド電極が形成された前記底面に段差部を有するケースと、板状導電性金属からなる略環状の外側接触部が前記サイド電極に載置され前記外側接触部から中心部に向かって舌状に内側接触部が延出する接触片と、中空状の略円錐形状の弾性体からなり該略円錐状の頂部から底部に向って突出する凸状押圧部が形成され該円錐形状の底部には前記外側接触部に載置される接地部が形成された押圧弾性体と、前記開口部を塞ぐ天面を有するキートップからなるスイッチであり、前記押圧弾性体の接地部からは前記キートップの天面方向に突出する凸状のストッパーが形成され、前記キートップの前記天面と前記押圧弾性体の前記ストッパー部との間隔が前記ケースの前記段差部と前記キートップの前記天面との間隔よりも小さいことを特徴とするスイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009084304A JP2010238480A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 押釦スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009084304A JP2010238480A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 押釦スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010238480A true JP2010238480A (ja) | 2010-10-21 |
Family
ID=43092641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009084304A Pending JP2010238480A (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 押釦スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010238480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107507722A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-12-22 | 苏州达方电子有限公司 | 按键结构及弹性圆顶 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583954U (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-12 | 株式会社ゼクセル | ラバーコンタクトスイッチ |
JP2007323967A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Smk Corp | 押釦スイッチ |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009084304A patent/JP2010238480A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0583954U (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-12 | 株式会社ゼクセル | ラバーコンタクトスイッチ |
JP2007323967A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Smk Corp | 押釦スイッチ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107507722A (zh) * | 2017-07-25 | 2017-12-22 | 苏州达方电子有限公司 | 按键结构及弹性圆顶 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8446713B2 (en) | Waterproof button and electronic device using the same | |
TWI527074B (zh) | 減少共鳴噪音的按鍵 | |
JP2010244825A (ja) | プッシュスイッチ | |
US20180197700A1 (en) | Thin keyboard switch | |
US8431853B2 (en) | Metal dome switch for keypad | |
US8552323B2 (en) | Push switch | |
US9620308B1 (en) | Membrane keyboard equipped with click generating resilient pieces | |
TW201714193A (zh) | 按鈕開關以及可動接點構件 | |
US6646217B2 (en) | Tactile switch | |
JP2012018794A (ja) | プッシュスイッチ | |
KR101652872B1 (ko) | 커넥터 | |
US8383975B2 (en) | Enhanced withstand voltage micro switch | |
JP2010238480A (ja) | 押釦スイッチ | |
WO2007030332A3 (en) | Methods of forming openings into dielectric material | |
US10256055B2 (en) | Push switch and electronic device including push switch | |
JP6130528B1 (ja) | 音の発生及び下押しの手応えを有するスイッチ構造 | |
JP2006309686A (ja) | 薄型キーボードキーキャップ構造 | |
US7253368B1 (en) | Pin anchoring structure for button switches | |
WO2013168334A1 (ja) | 端子装置 | |
JP2005044552A (ja) | スイッチ接触子とそれを使用したプッシュスイッチ | |
JP7264754B2 (ja) | キー構造 | |
JPH05128938A (ja) | キースイツチの構造 | |
JP2011108429A (ja) | 押圧スイッチ | |
JP2004139997A (ja) | 押釦スイッチ | |
JP5369012B2 (ja) | ドアハンドル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20110113 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110301 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110816 |