JP2547925Y2 - スローアウェイカッタ - Google Patents
スローアウェイカッタInfo
- Publication number
- JP2547925Y2 JP2547925Y2 JP4977091U JP4977091U JP2547925Y2 JP 2547925 Y2 JP2547925 Y2 JP 2547925Y2 JP 4977091 U JP4977091 U JP 4977091U JP 4977091 U JP4977091 U JP 4977091U JP 2547925 Y2 JP2547925 Y2 JP 2547925Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutter
- cutting
- chip
- rake angle
- cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Milling Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スローアウェイカッタ
に関し、特に直線状の切屑を容易に採取できるようにし
たものである。
に関し、特に直線状の切屑を容易に採取できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】従来、Ti合金などからなる被削材につ
いて、その材料成分等を調査するため、ろう付け式のカ
ッタにより切削した切屑を採取することが行なわれてい
る。そして、この採取切屑は、熱変形等の影響が少な
く、形状的には、取扱い易いことが要求されている。
いて、その材料成分等を調査するため、ろう付け式のカ
ッタにより切削した切屑を採取することが行なわれてい
る。そして、この採取切屑は、熱変形等の影響が少な
く、形状的には、取扱い易いことが要求されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ろう付け式カッタでは、工具の経済性からスローアウェ
イ化が問題とされている。また、調査に容易な切屑形状
を生成するための刃先諸元については、充分に解明され
ていない問題点があった。
ろう付け式カッタでは、工具の経済性からスローアウェ
イ化が問題とされている。また、調査に容易な切屑形状
を生成するための刃先諸元については、充分に解明され
ていない問題点があった。
【0004】このようなことから、本考案では、材料成
分の調査に好適する切屑形状を生成し得るスローアウェ
イカッタを提供をしようとするものである。
分の調査に好適する切屑形状を生成し得るスローアウェ
イカッタを提供をしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述の点に鑑
みなされたもので、カッタ本体の取付け溝内には切刃チ
ップを備えたカートリッジが組込まれるようにしたもの
である。そして、前記切刃チップは、軸方向のすくい角
Aが0°〜10°で、半径方向のすくい角Bが35°〜
45°を構成するものである。また、この切刃チップ
は、切削上のすくい面を構成する上面が全面露出するも
のである。したがって、取付け溝に隣接される切屑ポケ
ットは切屑の排出性から大きく形成される。
みなされたもので、カッタ本体の取付け溝内には切刃チ
ップを備えたカートリッジが組込まれるようにしたもの
である。そして、前記切刃チップは、軸方向のすくい角
Aが0°〜10°で、半径方向のすくい角Bが35°〜
45°を構成するものである。また、この切刃チップ
は、切削上のすくい面を構成する上面が全面露出するも
のである。したがって、取付け溝に隣接される切屑ポケ
ットは切屑の排出性から大きく形成される。
【0006】
【作用】本考案のスローアウェイカッタは、半径方向の
大きなすくい角構成によって切屑が直線状を呈するもの
である。そして、切削抵抗も小さくなるものである。
大きなすくい角構成によって切屑が直線状を呈するもの
である。そして、切削抵抗も小さくなるものである。
【0007】
【実施例】以下、本考案スローアウェイカッタの一実施
例について、図を参照しながら説明する。
例について、図を参照しながら説明する。
【0008】図1乃至図3において、1は、中心取付け
穴2の穿設により環状を呈するカッタ本体であり、この
カッタ本体1の外周部分には、カートリッジ3を受入れ
る取付け溝4が形成されているものである。このカート
リッジ3は、超硬合金等からなる切刃チップ5を備えて
いるもので、この切刃チップ5は、その中央取付け穴6
を利用してねじ7により固定されるようになっている。
そして、この切刃チップ5は、カッタ本体1に組込まれ
た際には、軸方向のすくい角Aが0°〜10°で、半径
方向のすくい角Bが35°〜45°を構成するようにな
っている。この場合、半径方向のすくい角を大きくした
のは、スライスカットにより切屑形状を直線的なものと
するためである。また、軸方向のすくい角を0°〜10
°としたのは、切削抵抗を軽減する配慮である。
穴2の穿設により環状を呈するカッタ本体であり、この
カッタ本体1の外周部分には、カートリッジ3を受入れ
る取付け溝4が形成されているものである。このカート
リッジ3は、超硬合金等からなる切刃チップ5を備えて
いるもので、この切刃チップ5は、その中央取付け穴6
を利用してねじ7により固定されるようになっている。
そして、この切刃チップ5は、カッタ本体1に組込まれ
た際には、軸方向のすくい角Aが0°〜10°で、半径
方向のすくい角Bが35°〜45°を構成するようにな
っている。この場合、半径方向のすくい角を大きくした
のは、スライスカットにより切屑形状を直線的なものと
するためである。また、軸方向のすくい角を0°〜10
°としたのは、切削抵抗を軽減する配慮である。
【0009】前記カートリッジ3は、前記取付け溝4内
では、取付けねじ8を備えた楔片9により固定されると
ともに、その後端部分には、切刃チップ5の軸方向出入
りを調整する調整ねじ10が備えられている。
では、取付けねじ8を備えた楔片9により固定されると
ともに、その後端部分には、切刃チップ5の軸方向出入
りを調整する調整ねじ10が備えられている。
【0010】また、この取付け溝4には、切屑ポケット
11が隣接されるが、切屑の排出を良好にするため大き
く形成されるものである。したがって、カートリッジ3
に備えられた切刃チップ5は、すくい面を構成する上面
5aが全面露出するようになっているものである。
11が隣接されるが、切屑の排出を良好にするため大き
く形成されるものである。したがって、カートリッジ3
に備えられた切刃チップ5は、すくい面を構成する上面
5aが全面露出するようになっているものである。
【0011】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、カート
リッジ3に備えられた切刃チップ5の切刃構成を改善
し、そのスライスカットにより直線状を呈する切屑が得
られるようにしたものであるから、切屑からの組成等の
分析を正確に行なえるという利点を有する。
リッジ3に備えられた切刃チップ5の切刃構成を改善
し、そのスライスカットにより直線状を呈する切屑が得
られるようにしたものであるから、切屑からの組成等の
分析を正確に行なえるという利点を有する。
【図1】本考案はスローアウェイカッタの一実施例を示
す要部の正面図、
す要部の正面図、
【図2】一部平面図、
【図3】一部断面図。
1 カッタ本体 3 カートリッジ 4 取付け溝 5 切刃チップ 5a 切刃チップ 11 切屑ポケット
Claims (1)
- 【請求項1】 環状を呈するカッタ本体1の外周部分に
は、取付け溝4が形成され、この取付け溝4内に切刃チ
ップ5を備えたカートリッジ3が配列固定されるように
したスローアウェイカッタにおいて、前記カートリッジ
3に備えられた切刃チップ5は、軸方向のすくい角Aが
0°〜10°で、半径方向のすくい角Bが35°〜45
°を構成するようになっているとともに、切削上のすく
い面を構成する上面5aが全面露出するように取付け溝
4に隣設された切屑ポケット11を大きく形成している
ことを特徴とするスローアウェイカッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4977091U JP2547925Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | スローアウェイカッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4977091U JP2547925Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | スローアウェイカッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133514U JPH04133514U (ja) | 1992-12-11 |
JP2547925Y2 true JP2547925Y2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=31927638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4977091U Expired - Fee Related JP2547925Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | スローアウェイカッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547925Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6464136B2 (ja) * | 2016-12-22 | 2019-02-06 | 日東電工株式会社 | 端面切削加工装置及び端面切削加工方法 |
JP6482522B2 (ja) * | 2016-12-22 | 2019-03-13 | 日東電工株式会社 | 端面切削加工装置及び端面切削加工方法 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP4977091U patent/JP2547925Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04133514U (ja) | 1992-12-11 |
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JPH0212015Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970415 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |