JPH0325856Y2 - - Google Patents

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JPH0325856Y2
JPH0325856Y2 JP1983116772U JP11677283U JPH0325856Y2 JP H0325856 Y2 JPH0325856 Y2 JP H0325856Y2 JP 1983116772 U JP1983116772 U JP 1983116772U JP 11677283 U JP11677283 U JP 11677283U JP H0325856 Y2 JPH0325856 Y2 JP H0325856Y2
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JP
Japan
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drill
center axis
rotation center
tip
cemented carbide
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JP1983116772U
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JPS6029015U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、穴明加工の能率および穴明け精度
を同時に向上させることができる超硬バニシング
ドリルに関する。
従来、穴明け加工の能率を向上させ得る超硬ド
リルとしては、第1図および第2図に示すものが
ある。このものは、鋼製のドリル本体1の先端部
に切刃チツプ2をろう付け固定し、この切刃チツ
プ2の先端部に内端縁3aがドリル本体1の回転
中心軸線Oから0.1mm〜1.25mm離された切刃3を
形成してなるものである。
この超硬ドリルによれば、切刃3の内端縁3a
が回転中心軸線Oから離して設けられているか
ら、つまり回転中心部にチゼル部がないから、ス
ラスト荷重を大幅に軽減することができ、したが
つて高送り穴明け加工を行つて穴明け加工の能率
向上を図ることができる。
しかしながらその反面、このような超硬ドリル
においては、高送り穴明け加工を行うと、いわゆ
る荒加工と同様な結果となり、穴の面粗度、真直
度等が悪化することが否めない。
一方、第3図および第4図に示すドリルは、穴
明け精度を向上させることができるいわゆるバニ
シングドリルである。このバニシングドリルは、
ドリル本体11を鋼製のシヤンク部12とこのシ
ヤンク部12の先端部にろう付け固定された超硬
金製のムクチツプ13とから構成し、このムクチ
ツプ13の先端部に切刃14を形成し、またムク
チツプ13の先端部外周にマージン部15および
このマージン部15と同一直径上に位置するパツ
ド部16を形成してなるものである。
このバニシングドリルによれば、切刃14によ
る送りマーク等をパツド部16によつて目つぶし
をすることにより、穴の面精度を向上させ、また
ドリル自体をマージン部15とパツド部16との
計4点によつて拘束することにより、穴の真直度
を向上させることができる。
しかしながら、このバニシングドリルにおいて
は、切刃14,14間にチゼル部17が形成され
ているためスラスト荷重が大きく、したがつて高
送り穴明け加工を行うことができず、穴明け加工
の能率が悪いという欠点がある。
この考案は、上記事情を考慮してなされたもの
で、上記各ドリルの長所によつてそれぞれの短所
を解消するようにしたもので、穴明け加工の能率
向上と穴明け精度の向上を同時に図ることができ
る超硬バニシングドリルを提供することを目的と
する。
以下、この考案の一実施例について第5図およ
び第6図を参照して説明する。なお、第5図はこ
の考案に係る超硬バニシングドリルの側面図、第
6図はその矢視拡大図である。
これらの図において符号21はドリル本体であ
る。このドリル本体21は、鋼製のシヤンク部2
2と、このシヤンク部22の先端部にろう付け固
定された超硬合金製のムクチツプ23とから構成
されている。ムクチツプ23はいわゆる刃部をな
すもので、その外周部には先端から後端側へ向か
つて延在する切屑排出溝24,24が形成されて
いる。この切屑排出溝24の先端部には、内周側
の部分が凸曲線状をなす切刃25が形成されてい
る。各切刃25,25は回転中心軸線Oに関して
点対称に配置され、しかも各切刃25,25の内
端縁25a,25aは回転中心軸線Oから0.1mm
〜1.25mm離して設けられている。
また、ムクチツプ23の外周部には、切刃25
の外端縁25bから後端側へ向かつて延在するマ
ージン部26が形成されている。さらに、ムクチ
ツプ23の外周部のヒール部27には、回転中心
軸線O方向に延在するパツド部28が形成されて
いる。このパツド部28は、マージン部26と同
一直径上に位置させられている。つまり、パツド
部28の回転中心軸線Oからの距離は、マージン
部26のそれと同一寸法になつている。
しかして、上記のように構成された超硬バニシ
ングドリルにおいては、内端縁25aが回転中心
軸線Oから離して設けられ、回転中心部にチゼル
部がないから、スラスト荷重を大幅に軽減するこ
とができ、したがつて高送り穴明け加工を行つて
穴明け加工の能率を向上させることができる。な
お、内端縁25a,25a間に成長するはずのコ
アは、内端縁25a,25aによつてねじ切られ
る。
したがつて、ワークの回転中心部に対応する部
分には、小さな突起が残るだけである。
また、この超硬バニシングドリルによつて穴明
け加工を行つた場合には、パツド部28のバニシ
ング作用によつて穴の面粗度を向上させることが
できる。さらに、パツド部28とマージン部26
との計4点によつてドリル自体を拘束しているか
ら、ドリルの直進性が向上し、穴の真直度を向上
させることができる。
また、この実施例においては、切刃25の内周
部を凸曲線状にしているから、切刃25による切
削が回転中心側から外周側へ滑らかに移行するよ
うになり、切削荷重が切刃25に衝撃的に作用す
ることがなく、しかも切屑が細かく分断される。
したがつて、より高送り穴明け加工を行うことが
でき、また切屑による穴の壁面の擦過を防止し
て、穴の面粗度をより一層向上させることができ
る。
なお、上記実施例においては、ドリル本体21
を鋼製のシヤンク部22に超硬合金製のムクチツ
プ23をろう付けして構成しているが、ドリル本
体全体を鋼製とし、その先端部並びに外周部に切
刃、マージン部、パツド部がそれぞれ形成された
超硬合金製のチツプをろう付け固定するようにし
てもよい。
以上説明したように、この考案の超硬バニシン
グドリルによれば、ドリル本体の先端部に内端縁
が回転中心軸線から0.1mm〜1.25mm離された超硬
合金製の切刃を形成するとともに、同ドリル本体
の先端部外周にそれぞれ超硬合金製のマージン部
およびパツド部を設けているから、穴明け加工の
能率向上と穴明け精度の向上とを同時に図ること
ができるという効果が得られる。
さらに、本考案によれば、回転中心部に切刃を
形成しない、螺旋溝付きの2枚刃ドリルの場合、
スラスト荷重を軽減できるので高送り加工が可能
となるが、高送り加工を行うと、本来的に備えて
いる欠点であるドリルの直進性、そしてこの直進
性に基づく穴の真直度の問題が大きくなつて荒加
工と同様な結果となり、しかも心振れの現象によ
つて切刃にチツピングないし損傷を起こす原因を
つくることになるが、本願考案ではマージン部お
よびパツド部の4点支持に基づく効果的な拘束作
用があるため、高送り加工を行つても心振れ現象
が発生せず、この結果、両切刃を効果的に保護で
きる。即ち、通常の加工時には勿論、高送り時に
おいても切刃を保護する新規な作用効果を発揮さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の超硬ドリルの一例
を示し、第1図はその底面視図、第2図はその一
部省略側面図、第3図および第4図は従来のバニ
シングドリルの一例を示し、第3図はその側面
図、第4図は第3図の矢視拡大図、第5図およ
び第6図はこの考案の一実施例を示し、第5図は
その側面図、第6図は第5図の矢視拡大図であ
る。 21……ドリル本体、25……切刃、25a…
…内端縁、25b……外端縁、26……マージン
部、28……パツド部、O……回転中心軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドリル本体の先端部に、内端縁が前記ドリル本
    体の回転中心軸線から0.1mm〜1.25mm離された超
    硬合金製の切刃を前記回転中心軸線に対して点対
    象に2枚形成し、前記ドリル本体の先端部外周
    に、前記両切刃の各々の外端縁から前記回転中心
    軸線方向後方に向つてそれぞれ延在する超硬合金
    製の一対のマージン部、並びにこのマージン部と
    同一直径上に位置するとともに円周方向に離間し
    て前記回転中心軸線方向に延在する超硬合金製の
    一対のパツド部をそれぞれ設けたことを特徴とす
    る超硬バニシングドリル。
JP11677283U 1983-07-27 1983-07-27 超硬バニシングドリル Granted JPS6029015U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11677283U JPS6029015U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 超硬バニシングドリル

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JP11677283U JPS6029015U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 超硬バニシングドリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6029015U JPS6029015U (ja) 1985-02-27
JPH0325856Y2 true JPH0325856Y2 (ja) 1991-06-05

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ID=30269061

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JP11677283U Granted JPS6029015U (ja) 1983-07-27 1983-07-27 超硬バニシングドリル

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6112177U (ja) * 1984-06-28 1986-01-24 富士電機株式会社 自動販売機の収納商品規制ガイド装置
JPH0521291Y2 (ja) * 1987-12-22 1993-06-01
JP2531129Y2 (ja) * 1989-12-05 1997-04-02 株式会社豊田自動織機製作所 ダイヤモンド焼結体ドリル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834706A (ja) * 1981-08-24 1983-03-01 Nippon Yakin:Kk 超硬ドリル

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JPS5834706A (ja) * 1981-08-24 1983-03-01 Nippon Yakin:Kk 超硬ドリル

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JPS6029015U (ja) 1985-02-27

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