JPH0521291Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521291Y2 JPH0521291Y2 JP1987194260U JP19426087U JPH0521291Y2 JP H0521291 Y2 JPH0521291 Y2 JP H0521291Y2 JP 1987194260 U JP1987194260 U JP 1987194260U JP 19426087 U JP19426087 U JP 19426087U JP H0521291 Y2 JPH0521291 Y2 JP H0521291Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- land
- margin
- shank
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 13
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、鋳物等に深い孔をあけるに用いられ
るロングドリルに関する。
るロングドリルに関する。
(従来の技術)
穿孔工具として種々のドリルが実用化され、例
えば、アルミニウム鋳物等に比較的に深い孔を開
けるものとして第4図に示すロングドリルがあ
る。
えば、アルミニウム鋳物等に比較的に深い孔を開
けるものとして第4図に示すロングドリルがあ
る。
このロングドリル100は、一対の切れ刃10
1,101と、逃げ面102とでドリルの正面
を、一対のランド103,103とみぞ104,
104でドリルの側面を、そしてシヤンク105
でドリルの後部を形成した公知のドリルである。
1,101と、逃げ面102とでドリルの正面
を、一対のランド103,103とみぞ104,
104でドリルの側面を、そしてシヤンク105
でドリルの後部を形成した公知のドリルである。
ランド103には、そのリーデイングエツヂと
ヒール部分にマージン103a,103bを形成
し、これらマージン103a,103b間に平面
状の二番取り面103cを形成している。
ヒール部分にマージン103a,103bを形成
し、これらマージン103a,103b間に平面
状の二番取り面103cを形成している。
以上の構造によるロングドリル100の作用を
次に述べる。
次に述べる。
ロングドリル100は、円周4ケ所のマージン
103a,103b……を切削穴内側に摺接しつ
つ、図示矢印A方向に回転し、被切削面を切り刃
101,101で切削し、切屑の大部分は切り刃
101側方のみぞ104を通つてシヤンク105
側に排出される。残りの少量の切屑、特に細かい
切粉は、逃げ面102と被切削面の間隙を通つ
て、二番取り面103cと切削穴内面との間隙に
侵入し、シヤンク105側に移動する。
103a,103b……を切削穴内側に摺接しつ
つ、図示矢印A方向に回転し、被切削面を切り刃
101,101で切削し、切屑の大部分は切り刃
101側方のみぞ104を通つてシヤンク105
側に排出される。残りの少量の切屑、特に細かい
切粉は、逃げ面102と被切削面の間隙を通つ
て、二番取り面103cと切削穴内面との間隙に
侵入し、シヤンク105側に移動する。
(考案が解決しようとする問題点)
上記した従来のロングドリル100は、マージ
ン103a,103bの幅を小さくして、切削穴
内面との接触抵抗を減少するようにしているが、
二番取り面103cに細かい切粉が詰まり、この
詰まりの不均等によつてロングドリル100が曲
るという不具合がある。
ン103a,103bの幅を小さくして、切削穴
内面との接触抵抗を減少するようにしているが、
二番取り面103cに細かい切粉が詰まり、この
詰まりの不均等によつてロングドリル100が曲
るという不具合がある。
細かい切粉を積極的に排除すべく二番取り面1
03cを軸心に向つて大きく刻設すると、ドリル
の断面積が減じ、断面二次モーメントが減少する
ので、さらに剛性が小さくなる。
03cを軸心に向つて大きく刻設すると、ドリル
の断面積が減じ、断面二次モーメントが減少する
ので、さらに剛性が小さくなる。
(問題点を解決するための手段)
上記した不具合点を解決すべく、本考案は、ロ
ングドリルの先端部分にガイド部を設け、このガ
イド部よりシヤンク寄りに二番取り面を形成する
ようにした。
ングドリルの先端部分にガイド部を設け、このガ
イド部よりシヤンク寄りに二番取り面を形成する
ようにした。
(作用)
先端に設けたガイド部で、ドリルの案内と、二
番取り面側への切粉の侵入防止を兼ねさせる。
番取り面側への切粉の侵入防止を兼ねさせる。
(実施例)
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本考案に係るロングドリルを示し、ロ
ングドリル1は、一対の切れ刃2,2と、逃げ面
3とで先尖りのドリルの正面を、一対のランド
4,4とみぞ5,5とでドリルの側部を、そして
シヤンク6でドリルの後部を形成している。
ングドリル1は、一対の切れ刃2,2と、逃げ面
3とで先尖りのドリルの正面を、一対のランド
4,4とみぞ5,5とでドリルの側部を、そして
シヤンク6でドリルの後部を形成している。
ランド4のロングドリル先端部分には、全マー
ジンのガイド部4aを形成し、このガイド部4a
よりシヤンク6寄りのランド4には、2個の二番
取り面4b,4bを刻設する。尚、これら二番取
り面4b,4bは、ランド4の両側、即ちリーデ
イングエツヂとヒール部分とにマージン4c,4
dを、かつこれらマージン4c,4dの中間に一
条のマージン4eを残すようにして刻設する。
ジンのガイド部4aを形成し、このガイド部4a
よりシヤンク6寄りのランド4には、2個の二番
取り面4b,4bを刻設する。尚、これら二番取
り面4b,4bは、ランド4の両側、即ちリーデ
イングエツヂとヒール部分とにマージン4c,4
dを、かつこれらマージン4c,4dの中間に一
条のマージン4eを残すようにして刻設する。
第2図は本考案のガイド部の断面図であり、2
個のガイド部4a,4aが切れ刃2,2に続いて
設けられている。前述の通りガイド部4aは全マ
ージンである。
個のガイド部4a,4aが切れ刃2,2に続いて
設けられている。前述の通りガイド部4aは全マ
ージンである。
第3図は本考案のランド部分の断面図であり、
ランド4には回転方向にマージン4c、二番取り
面4b、マージン4e、二番取り面4b、マージ
ン4dがこの順で設けられている。
ランド4には回転方向にマージン4c、二番取り
面4b、マージン4e、二番取り面4b、マージ
ン4dがこの順で設けられている。
以上の構成からなるロングドリル1の作用を次
に述べる。
に述べる。
ロングドリル1は、前記ガイド部4a,4aと
マージン4c〜4d……を切削穴内周面に摺接し
つつ図示矢印A方向に回転し、被切削面を切り刃
2,2で切削する。
マージン4c〜4d……を切削穴内周面に摺接し
つつ図示矢印A方向に回転し、被切削面を切り刃
2,2で切削する。
切削の大部分は切り刃2側方のみぞ5を通つて
シヤンク6側に排出される。
シヤンク6側に排出される。
残りの少量の切削、特に細かい切粉は、逃げ面
3と被切削面の間隙に侵入する。この切粉は、径
外方へも移動するが、ガイド面4aが切削穴内周
面に摺接している為に、進行を阻止され、よつて
切れ刃2の背面のみぞ5へ流れ込む。
3と被切削面の間隙に侵入する。この切粉は、径
外方へも移動するが、ガイド面4aが切削穴内周
面に摺接している為に、進行を阻止され、よつて
切れ刃2の背面のみぞ5へ流れ込む。
このように、切削および切粉はみぞ5,5から
シヤンク6側へ滑らかに移動・排出される。
シヤンク6側へ滑らかに移動・排出される。
(考案の効果)
以上に述べた如く、本考案によれば、二番取り
面に切粉が詰つて、ドリるを曲げるようなことは
無く、更に、二番取り面をマージンの面より少し
凹ませるだけでよいのでドリルの断面積を大きく
でき、ドリルはガイド部と複数のマージンとでガ
イドされるので、剛性に富んだ直進性の良いロン
グドリルを得ることができる。
面に切粉が詰つて、ドリるを曲げるようなことは
無く、更に、二番取り面をマージンの面より少し
凹ませるだけでよいのでドリルの断面積を大きく
でき、ドリルはガイド部と複数のマージンとでガ
イドされるので、剛性に富んだ直進性の良いロン
グドリルを得ることができる。
第1図は本考案に係るロングドリル図、第2図
は本考案のガイド部の断面図、第3図は本考案の
ランド部分の断面図、第4図は従来例に係るロン
グドリル図である。 尚、図面中、1はロングドリル、4はランド、
4aはガイド部、4bは二番取り面,4c〜4e
はマージン、6はシヤンクである。
は本考案のガイド部の断面図、第3図は本考案の
ランド部分の断面図、第4図は従来例に係るロン
グドリル図である。 尚、図面中、1はロングドリル、4はランド、
4aはガイド部、4bは二番取り面,4c〜4e
はマージン、6はシヤンクである。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 切れ刃2,2と逃げ面3とで先尖りのドリル
の正面を、一対のランド4,4とみぞ5,5と
でドリルの側面を、そしてシヤンク6でドリル
の後部を形成してなるロングドリルにおいて、 前記ランド4の先端部分には、ドリルの長手
方向に一定長さ延在され、切削穴内周面に摺接
する全マージンのガイド部4aを設け、 前記ランド4の上記ガイド部4aよりシヤン
ク6寄りには、回転方向におけるランド4の両
端に、切削穴内周面に摺接するマージン4c,
4dを各々設けたことを特徴とするロングドリ
ル。 (2) 前記ランド4の上記ガイド部4aよりシヤン
ク6寄りには、回転方向にマージン4c、二番
取り面4b、マージン4e、二番取り面4b、
マージン4dがこの順で設けられていることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
のロングドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987194260U JPH0521291Y2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987194260U JPH0521291Y2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0199518U JPH0199518U (ja) | 1989-07-04 |
JPH0521291Y2 true JPH0521291Y2 (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=31484999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987194260U Expired - Lifetime JPH0521291Y2 (ja) | 1987-12-22 | 1987-12-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521291Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6357998B2 (ja) * | 2014-09-12 | 2018-07-18 | トヨタ自動車株式会社 | 切削工具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029015B2 (ja) * | 1978-11-08 | 1985-07-08 | ドイチエ・フオルシユングス−ウント・フエアズ−フスアンシユタルトフユア・ルフト−・ウント・ラウムフア−ルト・エ−・フアウ | シャフト・ディスク連結装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029015U (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-27 | 三菱マテリアル株式会社 | 超硬バニシングドリル |
-
1987
- 1987-12-22 JP JP1987194260U patent/JPH0521291Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029015B2 (ja) * | 1978-11-08 | 1985-07-08 | ドイチエ・フオルシユングス−ウント・フエアズ−フスアンシユタルトフユア・ルフト−・ウント・ラウムフア−ルト・エ−・フアウ | シャフト・ディスク連結装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0199518U (ja) | 1989-07-04 |
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