JP2546223Y2 - ドアトリム位置決め用の孔明け構造 - Google Patents

ドアトリム位置決め用の孔明け構造

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JP2546223Y2
JP2546223Y2 JP6980991U JP6980991U JP2546223Y2 JP 2546223 Y2 JP2546223 Y2 JP 2546223Y2 JP 6980991 U JP6980991 U JP 6980991U JP 6980991 U JP6980991 U JP 6980991U JP 2546223 Y2 JP2546223 Y2 JP 2546223Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フルトリムタイプのド
アトリムを位置決めするための位置決め孔の孔明け構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドアトリム30が図5に示すよう
なフルトリムタイプである場合には、図6に示すように
このドアトリム30の上縁30aの下面側には位置決め
ピン32を設ける一方、この位置決めピン32に対応し
てドアパネルのベルトライン部すなわちドアインナパネ
ルの上面(以下、この上面を単にドアパネル31の上面
と称して説明する)31aには位置決め孔33を形成し
て、この位置決め孔33に上記位置決めピン32を挿入
してドアパネル31の前後方向に対して位置決めをした
状態でドアトリム30を取り付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すようにセミトリムタイプのドアトリム35を取付け
る場合には上記位置決め孔33は不要となるため、図8
に示すようにこの位置決め孔33にはめくら蓋36を取
り付けておくことで見栄えを確保したり、さらにはセミ
トリムタイプのドアトリム用として位置決め孔33が形
成されていないドアパネルを別途設定する等していた。
【0004】このように、ドアパネル31を共通部品と
する場合には、セミトリムタイプのドアトリム30を取
付ける場合にめくら蓋36のような別部品を用意する必
要があり、また、両タイプのドアトリム30または35
にそれぞれ別のドアパネルを設定する場合にはドアパネ
ルの種類が増加することとなり、いずれの場合において
もコストアップとなる問題があった。
【0005】本考案はこの問題点を解決するためになさ
れたもので、位置決め孔を有するドアパネルを共通部品
とした場合であっても、めくら蓋のような別部品を必要
とすることなくセミトリムタイプのドアトリムを見栄え
よく取付けることができるドアトリム位置決め用の孔明
け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点を解決するため、フルトリムタイプのドアトリムをド
アパネルに対して位置決めするための位置決め孔は、ド
アロッキングノブを挿通するために開設された挿通孔の
近傍に形成するとともに、該ドアパネルにセミトリムタ
イプのドアトリムを取付ける際に、前記挿通孔に周設さ
れるドアロッキングホルダには前記位置決め孔の上方に
張り出す鍔縁を形成して、前記位置決め孔は、セミトリ
ムタイプのドアトリムを取付ける際には前記ドアロッキ
ングホルダの鍔縁に遮蔽されて外観上視認不能となる構
成としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、フルトリムタイプのドアト
リムを取付ける場合には、この位置決め孔には位置決め
ピンが挿入されてドアトリムを位置決めするための孔と
して使用され、セミトリムタイプのドアトリムを取付け
る場合には、この位置決め孔はドアロッキングホルダを
取付けるための固定孔として使用され、同ドアロッキン
グホルダに遮蔽されて外観上見えない。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図1ないし図3を参
照して説明する。なお、本例においてもドアインナパネ
ルの上面をドアパネルの上面と称して以下説明する。図
1および図2はセミトリムタイプのドアトリム(以下、
単に「セミトリム」と略称する)2を取付ける場合、図
3はフルトリムタイプのドアトリム(以下、単に「フル
トリム」と略称する)1を取付ける場合をそれぞれ示し
ている。
【0009】先ず、図1に示すようにフルトリム1また
はセミトリム2が取付けられるドアパネル10の上面1
0aには、ドアロッキングノブ11を挿通するための略
長方形の挿通孔12が形成されている。ドアロッキング
ノブ11は、図2または図3に示すようにドアロック機
構(図示省略)の一部を構成するロックロッド11aの
先端に取付けられて、ドアパネル10の内部から上記挿
通孔12を経て上面10aに突出しており、このドアロ
ッキングノブ11を上げ下げすることでドアをロックま
たはロック解除することができる。
【0010】また、上記挿通孔12の図示左側には、こ
の挿通孔12の左端から一定の間隔をおいて所定径の位
置決め孔13が形成されている。
【0011】以上の構成は、フルトリム1またはセミト
リム10を取付ける場合に共通であり、以下図3に基づ
いて先ずフルトリム1を取付ける場合について説明す
る。
【0012】このフルトリム1の上方は、従来と同様に
(図6参照)ドアパネル10の上面10aに被せるよう
にして取付け可能に湾曲して形成されており、この湾曲
縁1aの下面側には上記した位置決め孔13に挿入可能
な位置決めピン3が下方へ突出して取付けられている。
【0013】また、この湾曲縁1aには、ドアパネル1
0の挿通孔12にほぼ整合可能な挿通孔4が形成されて
おり、この挿通孔4の周縁にはリング状に形成されたド
アロッキングホルダ5が取付けられている。
【0014】このように形成されたフルトリム1は、位
置決めピン3をドアパネル10の位置決め孔13に挿入
して位置決めされた状態で取付けられ、この際、トリム
側の挿通孔4はドアパネル10側の挿通孔12に整合さ
れ、両挿通孔4,12にはドアロッキングノブ11が挿
通されて、このノブ11はフルトリム1の湾曲縁1aか
ら上方へ突き出ている。
【0015】次に、上記ドアパネル10には、フルトリ
ム1ではなくセミトリム2を取付けた場合について説明
する。なお、セミトリム2の取付け方については、例え
ばクリップを用いる等して従来と同様に取り付ければよ
いので詳述しない。
【0016】さて、この場合には、図1に示すようにド
アパネル10の上面10aはセミトリム2によって覆わ
れることなく露出している。そこで、この上面10aに
形成された挿通孔12および位置決め孔13を利用して
ドアロッキングホルダ20が取付けられている。
【0017】このドアロッキングホルダ20は、例えば
合成樹脂の一体成形により、上記挿通孔12に挿入可能
な断面方形状の筒体をなす支持部20aを主体として形
成されたもので、この支持部20aの上端にはドアパネ
ル10の上面10aに当接される鍔縁20bが形成され
ている。この鍔縁20bは、図示右側よりも左側すなわ
ち上記位置決め孔13側に若干大きく張出して形成され
ており、この左側張出し部の下面には、上記位置決め孔
13に対応して係止爪20cが突出して形成されてい
る。この係止爪20cは、一定の弾性を有するよう略C
型に折り返して形成されている。
【0018】このようにロッキングホルダ20は形成さ
れ、図2に示すようにその支持部20aを挿通孔12に
挿入した状態で係止爪20cが位置決め孔13に押し込
まれて、ドアパネル10の上面10aに固定されてい
る。そして、支持部20aの内側にはドアロッキングノ
ブ11が挿入され、このノブ11はドアパネル10の上
面10aから突き出た状態となっている。
【0019】本例は以上のように構成したことから、次
のような作用効果をなす。ドアパネル10の上面10a
には、ドアロッキングノブ11を挿通するための挿通孔
12が形成されるとともに、この挿通孔12の近傍には
位置決め孔13が形成されている。そして、このドアパ
ネル10にフルトリム1を取付ける場合には、位置決め
孔13には位置決めピン3が挿入されて、このフルトリ
ム1をドアパネル10の前後方向に位置決めした状態で
取付けることができる。すなわち、この位置決め孔13
は、フルトリム1を取付ける場合には従来通り位置決め
用の孔として使用されるのである。
【0020】一方、フルトリム1ではなくセミトリム2
を取付ける場合には、挿通孔12にはドアロッキングホ
ルダ20の支持部20aが挿入され、位置決め孔13に
はこのドアロッキングホルダ20の係止爪20cが嵌め
込まれる。すなわち、この場合には、上記位置決め孔1
3はドアロッキングホルダ20を固定するための固定孔
として使用されるのである。そして、この際には、位置
決め孔13はドアロッキングホルダ20の鍔縁20bに
よって遮蔽され外観上見えなくなっている。
【0021】このように、位置決め孔13をドアロッキ
ングノブ11を挿通するための挿通孔12に対して所定
の位置に設けることにより、フルトリム1を取付ける場
合には位置決め用の孔として、またセミトリム2を取付
ける場合にはロッキングホルダ固定用の孔として利用す
ることができ、しかもこの場合、位置決め孔13は外観
上見えなくなることから、ドアトリムのタイプによって
別のドアパネルを設定する必要はなく、共通のドアパネ
ルで足り、しかもセミトリムを取り付けた場合に従来の
ようなめくら蓋を別途用意する必要はないのである。
【0022】なお、以上説明した実施例では位置決め孔
13に係止爪20cを嵌め込んでドアロッキングホルダ
20を固定する構成を例示したが、これに限定されるも
のではなく、例えば図4に示すようにドアロッキングホ
ルダ20′の係止爪20dを支持部20a′の下部に沿
って形成し、この係止爪20dと鍔縁20b′との間に
挿通孔12の周縁部を挟み込むことで同ホルダ20′を
固定可能な構成としてもよい。そして、この場合にも鍔
縁20b′が位置決め孔13の上方に張り出すよう形成
することにより、位置決め孔13は上方から遮蔽されて
外観上を見えなくすることができ、前記したと同様の作
用効果を得ることができる。
【0023】
【考案の効果】本考案は上記構成としたことから、フル
トリムタイプのドアトリムを位置決めするために形成さ
れた位置決め孔を有するドアパネルにセミトリムタイプ
のドアトリムを取り付けた場合であっても、同位置決め
孔を隠すための別部品を必要とせず、従ってコストアッ
プとなることなくドアパネルを共通部品とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に関し、セミトリムタイプのド
アトリムを取り付けた際のドアパネルの一部斜視図であ
る。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】フルトリムタイプのドアトリムを取り付けた際
における図1のA−A線断面図である。
【図4】本考案の別態様の実施例であって、図1のA−
A線断面図である。
【図5】フルトリムタイプのドアトリムの全体斜視図で
ある。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】セミトリムタイプのドアトリムの全体斜視図で
ある。
【図8】図7のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1,30…フルトリムタイプのドアトリム(フルトリ
ム) 2,35…セミトリムタイプのドアトリム(セミトリ
ム) 3,32…位置決めピン 10,31…ドアパネル 11…ドアロッキングノブ 12…挿通孔、13,33…位置決め孔 20,20′…ドアロッキングホルダ 20a,20a′…鍔縁 20c,20d…係止爪 36…めくら蓋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルトリムタイプのドアトリムをドアパ
    ネルに対して位置決めするための位置決め孔は、ドアロ
    ッキングノブを挿通するために開設された挿通孔の近傍
    に形成するとともに、該ドアパネルにセミトリムタイプ
    のドアトリムを取付ける際に、前記挿通孔に周設される
    ドアロッキングホルダには前記位置決め孔の上方に張り
    出す鍔縁を形成して、前記位置決め孔は、セミトリムタ
    イプのドアトリムを取付ける際には前記ドアロッキング
    ホルダの鍔縁に遮蔽されて外観上視認不能となる構成と
    したことを特徴とするドアトリム位置決め用の孔明け構
    造。
JP6980991U 1991-08-06 1991-08-06 ドアトリム位置決め用の孔明け構造 Expired - Lifetime JP2546223Y2 (ja)

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JP6980991U JP2546223Y2 (ja) 1991-08-06 1991-08-06 ドアトリム位置決め用の孔明け構造

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JPH0513815U JPH0513815U (ja) 1993-02-23
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JP2013001170A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Suzuki Motor Corp 車両用ドアのパーティションサッシュ取付構造
JP7072320B2 (ja) * 2018-06-20 2022-05-20 ダイハツ工業株式会社 車両構造

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JPH0513815U (ja) 1993-02-23

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