JP2544397Y2 - シートベルトエスカッション構造 - Google Patents

シートベルトエスカッション構造

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JP2544397Y2
JP2544397Y2 JP4678091U JP4678091U JP2544397Y2 JP 2544397 Y2 JP2544397 Y2 JP 2544397Y2 JP 4678091 U JP4678091 U JP 4678091U JP 4678091 U JP4678091 U JP 4678091U JP 2544397 Y2 JP2544397 Y2 JP 2544397Y2
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Japan
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hole
escutcheon
seat belt
edge
sides
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JP4678091U
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真治 山田
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両におけるシート
ベルトに係り、詳しくは本体部分にシートベルトを挿通
する孔を形成して同孔に付設するエスカッション構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエスカッションの構造と
しては、図5に示すように、本体部分1のシートベルト
6を挿通する縁部1a寄りの所定の箇所にはエスカッシ
ョン3を取り付けるための比較的大きな取付孔2が貫設
され、この取付孔2に取り付けられるエスカッション3
は同取付孔2を遮蔽可能とする略方形状の板状に形成さ
れるとともに、その所定の位置にはシートベルト6を挿
通する長溝状の挿通孔4が貫設され、同エスカッション
3の背面側には取付孔2の縁部に係止可能な係止爪5が
一体に形成されて、同係止爪5を介して取付孔2に係着
する構成のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のエスカッション3は比較的大きな取付孔2を遮蔽可
能とする板状に形成されていることから、外れを生じて
変形してシートベルト6の出し入れに支承を与える問題
点があり、又、この構成のものでは、シートベルト6を
取付孔2に挿入した後にエスカッション3を挿入しなけ
ればならないので作業性が極めて悪いと言う問題点があ
った。本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされ
たもので、エスカッションの変形を著減することがで
き、かつ作業性が良好で、シートベルトの出し入れに支
承を与えることのないシートベルトエスカッション構造
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記技術課題
を解決するため、シートベルトのエスカッション構造で
あって、前記エスカッションを取り付ける本体の縁部寄
りにシートベルトを挿通するための長溝状の基孔と、こ
の基孔の端部より前記本体縁部に開口するスリット部
と、このスリット部の両側に対称に貫設される長孔とか
らなる取付部を設け、前記エスカッションは前記各孔を
遮蔽可能とする基板に前記シートベルトを挿通可能に挿
通孔を貫設するとともに、同挿通孔の四周に前記基孔に
嵌め込み可能な筒状体を形成して同筒状体の両側に前記
基孔に係合する係止爪を設け、かつ同筒状体の一端に前
記基孔の一端に係合する係合片を設け、さらに、前記基
板の端部には前記本体縁部に係合する係止片を設け、該
係止片と前記筒状体との間には前記スリット部の両側に
貫設した長孔に挿入可能に挿入ピンを設ける構成とした
シートベルトエスカッション構造に存する。
【0005】
【作用】上記構成としたことにより、エスカッションを
予めシートベルトに挿通しておくことで、取付部のスリ
ット部よりシートベルトを挿入して筒状体を基孔に弾性
係着することで、その取付施工を容易になし得るととも
に、スリット部の両側に長孔を設けてエスカッションに
形成した挿入ピンを挿入したことと、係合片と係止爪と
相俟って、スリット部が開拡してエスカッションが離脱
することがなく、又、係合片と係止片とにより上下方向
への移動を阻止するように機能する。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に従って説明
すると、図中11は本体であって、この本体11の縁部
11aの所定の位置にはシートベルト6を挿通するため
のエスカッション18を取り付ける取付部12が形成さ
れている。
【0007】この取付部12はエスカッション18のシ
ートベルト6を挿通する筒状体21を取り付けるため、
縁部11aに対し直交する方向に所定の幅で所定の長さ
を有する基孔13が貫設されるとともに、この基孔13
より縁部11aに開口するスリット部14が貫設され、
このスリット部14の両側の対称位置には幅の狭い長孔
15、15が貫設されている。又、縁部11a側にはス
リット部14を中心として所定の幅で凹部16が形成さ
れている。又、基孔13のスリット部14とは反対側の
端部には切り起こし状に係止爪17が形成されている。
このように形成された取付部12にはエスカッション1
8が取り付けられる。
【0008】このエスカッション18は例えば合成樹脂
等からなるもので、上記取付部12の基孔13、スリッ
ト部14及び長孔15,15を遮蔽可能とする所定の長
さを有する長方形状の基板19を主体とし、この基板1
9の一方の端部寄りにはシートベルト6を挿通可能とす
る長溝状の挿通孔20が貫設されるとともに、この挿通
孔20の図示下面側の四周には取付部12の基孔13に
嵌め込み可能に偏平筒状の筒状体21が形成され、この
筒状体21の両側には基孔13の縁部に係合可能に係止
爪22が突設されている。又、この筒状体21の長手方
向の一方の縁部21aの下端には水平状に突出する係合
片23が形成され、同係合片23には係止爪17と係合
する係合孔23aが貫設されている。尚、この筒状体2
1の長手方向の係合片23を含む寸法は基孔13の長手
方向の寸法より若干小さく形成されて筒状体21と一体
に嵌め込み可能に形成されている。
【0009】又、基板19の他方の端部には取付部12
の縁部11aに形成した凹部16と係合する略L字形状
の係止片24が形成されている。又、この係止片24と
筒状体21との間には、取付部12のスリット部14の
両側に形成した長孔15,15に挿入可能に所定の長さ
を有する挿入ピン25,25が垂設されている。
【0010】上記のように形成されたエスカッション1
8は筒状体21を介して例えばリトラクター26に繰り
出し・巻取り可能に取り付けられたシートベルト6に予
め挿入しておく。そして、このシートベルト6は取付部
12のスリット部14より基孔13側へ挿入する。しか
る後、エスカッション18の筒状体21を基孔13に挿
入すると筒状体21は弾性変位されて係止爪22は同孔
13の縁に弾性係合されるとともに、挿入ピン25,2
5は長孔15に挿入される。この状態でエスカッション
18を図示矢印方向(係合片23の突出方向)へ係止爪
22を介してスライドすると、係合片23に形成した係
合孔23aが係止爪17と係止されるとともに、略L形
状の係止片24は縁部11aに形成した凹部16に嵌ま
り込み縁部11aの背面に係合される。
【0011】このようにエスカッション18が取付部1
2に取り付けられた状態で、図示係合片23の突出長さ
h2は、筒状体21の端部と基孔13の端部との間隔、
挿入ピン25と長孔15の端部との間隔及び係止片24
の爪24aの長さh1より小さく形成されている。
【0012】上記のように構成されたものであるから、
このエスカッション18を予めシートベルト6に挿通し
ておくことで、取付部12のスリット部14よりシート
ベルト6を挿入して筒状体21を基孔13に弾性係着す
ることでその取付施工を容易になし得るとともに、スリ
ット部14の両側に長孔15を設けてエスカッション1
8に形成した挿入ピン25を挿入したことと、係合片2
3と係合爪17と相俟って、スリット部14が開拡して
エスカッション18が離脱することがなく、又、係合片
23と係止片24とにより上下方向への移動が阻止され
て、エスカッション18の変形の起因を排除してシート
ベルト6の作動を円滑に維持することができる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上記したようにエスカッショ
ンを取り付ける本体の縁部寄りにシートベルトを挿通す
るための長溝状の基孔と、この基孔の端部より前記本体
縁部に開口するスリット部と、このスリット部の両側に
対称に貫設される長孔とからなる取付部を設け、前記エ
スカッションは前記各孔を遮蔽可能とする基板に前記シ
ートベルトを挿通可能に挿通孔を貫設するとともに、同
挿通孔の四周に前記基孔に嵌め込み可能な筒状体を形成
して同筒状体の両側に前記基孔に係合する係止爪を設
け、かつ同筒状体の一端に前記基孔の一端に係合する係
合片を設け、さらに、前記基板の端部には前記本体縁部
に係合する係止片を設け、該係止片と前記筒状体との間
には前記スリット部の両側に貫設した長孔に挿入可能に
挿入ピンを設ける構成としたものである。従って、この
エスカッションを予めシートベルトに挿通しておくこと
で、取付部のスリット部よりシートベルトを挿入して筒
状体を基孔に弾性係着することでその取付施工を容易に
なし得るとともに、スリット部の両側に長孔を設けてエ
スカッションに形成した挿入ピンを挿入したことと、係
合片と係合爪と相俟って、スリット部が開拡してエスカ
ッションが離脱することがなく、又、係合片と係止片と
により上下方向への移動が阻止されて、エスカッション
の変形の起因を排除してシートベルトの作動を円滑に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体取付部とエスカッションを分解した斜視図
である。
【図2】取付部にエスカッションを取り付けた状態の縦
断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】従来のシートベルトエスカッションと取付部を
示す斜視図である。
【符号の説明】
6 シートベルト 11 本体 11a 本体縁部 12 取付部 13 基孔 14 スリット部 15 長孔 18 エスカッション 19 基板 20 挿通孔 21 筒状体 22 係止爪 23 係合片 24 係止片 25 挿入ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートベルトのエスカッション構造であ
    って、前記エスカッションを取り付ける本体の縁部寄り
    にシートベルトを挿通するための長溝状の基孔と、この
    基孔の端部より前記本体縁部に開口するスリット部と、
    このスリット部の両側に対称に貫設される長孔とからな
    る取付部を設け、前記エスカッションは前記各孔を遮蔽
    可能とする基板に前記シートベルトを挿通可能に挿通孔
    を貫設するとともに、同挿通孔の四周に前記基孔に嵌め
    込み可能な筒状体を形成して同筒状体の両側に前記基孔
    に係合する係止爪を設け、かつ同筒状体の一端に前記基
    孔の一端に係合する係合片を設け、さらに、前記基板の
    端部には前記本体縁部に係合する係止片を設け、該係止
    片と前記筒状体との間には前記スリット部の両側に貫設
    した長孔に挿入可能に挿入ピンを設ける構成としたシー
    トベルトエスカッション構造。
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JPH04130569U JPH04130569U (ja) 1992-11-30
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