JPH073793Y2 - ワイヤーハーネス用クランプ - Google Patents

ワイヤーハーネス用クランプ

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JPH073793Y2
JPH073793Y2 JP1987159376U JP15937687U JPH073793Y2 JP H073793 Y2 JPH073793 Y2 JP H073793Y2 JP 1987159376 U JP1987159376 U JP 1987159376U JP 15937687 U JP15937687 U JP 15937687U JP H073793 Y2 JPH073793 Y2 JP H073793Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clamp
locking piece
piece
flexible band
Prior art date
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JP1987159376U
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English (en)
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JPH0164917U (ja
Inventor
圭一 尾崎
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、例えばワイヤーハーネスを車体の取付パネル
に取付ける際に使用されるクランプに係り、さらに詳細
には、上記クランプをパネルに係止するための係止片
を、クランプの任意の位置に移動自在に取付け可能にす
ると共に、上記係止片の離脱を確実に防止したワイヤー
ハーネス用クランプに関するものである。
(従来の技術) 従来のワイヤーハーネス用クランプ1としては、例えば
第4図に示されるように、両端部に突出部を備えた板状
部材の3の一面中央部に、パネル(図示省略)に穿設さ
れた取付孔に係止固定する係止片5を、一体に備えた型
式のものがある。このクランプ1は、図示するように、
テープ7を用いてワイヤーハーネス9に固定しているも
のである。
また、従来のクランプ11として、第5図に示されるよう
に、可撓性のバンド部13を備えたバンド型式のものがあ
る。この種のクランプ11においては、バンド部13の基端
部に係止片15とバンド係止孔17が形成してある。このク
ランプ11は、バンド部13をバンド係止孔17に挿通するこ
とにより、ワイヤーハーネス9に固定されるものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 前述のごとき従来のクランプは、このクランプでワイヤ
ーハーネスを締結して、ワイヤーハーネスに固定されて
いる係止片を、車体パネルの取付孔に嵌入することによ
り使用される。しかるに、その時の作業手順として、ク
ランプの係止片をパネルの取付孔に嵌入した後、ワイヤ
ーハーネスを締結できるような作業位置の場合は問題な
いが、極めて狭いところにワイヤーハーネスを取付ける
必要がある場合などでは、あらかじめパネルの取付孔の
位置を予測してクランプでワイヤーハーネスを締結して
おき、これをパネルの取付孔の位置まで持っていって係
止片を取付孔に嵌入せざるを得ない。このような場合、
前述のごとき従来のクランプでは、ワイヤーハーネスを
締結した時点で係止片の位置が決まってしまうため、パ
ネルの取付孔の位置を正確に予測する必要があるが、実
際にはクランプをワイヤーハーネスの正確な位置に取付
けることが困難である。
したがって、クランプにおける係止片を、パネルの取付
孔に係合しようとする時、係合困難な場合や、係合でき
たとしても、係止片の部分やワイヤーハーネスに対する
取付部などに無理な力が加わった状態になることがあ
る。特に、最初は正確な位置を保っていても、車体の振
動などによって取付部に位置ずれが生じることがよくあ
る。そのため、劣化したり、長い間にはクランプが破損
する恐れがあるなどの問題があった。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案は、前述のごとき従来のワイヤーハーネス用クラ
ンプが有する問題点を解決するためになされたものであ
る。
したがって、本考案の目的は、クランプをパネルに係止
するための係止片を、クランプの任意の位置に移動自在
に取付け可能にすると共に、上記係止片の離脱を確実に
防止したワイヤーハーネス用クランプを提供することに
ある。
上記の目的を達成するために、本考案のワイヤーハーネ
ス用クランプは、ワイヤーハーネスを固定するための可
撓性バンドと、この可撓性バンドをパネルに係止するた
めの係止片と、この係止片の離脱を防止するための抜止
片とを別体として備えてなり、上記係止片を、上記可撓
性バンドの基部に形成された支持部の任意の位置に、移
動自在に支承可能にすると共に、上記抜止片を、上記可
撓性バンドの基部に形成されたロック部の任意の位置
に、位置調整自在に係止可能にしたことを特徴とするも
のである。
(作用) 上記の構成により、クランプにおけるワイヤーハーネス
固定部をワイヤーハーネスに固定した後、クランプの係
止片をパネルの取付孔に係合しようとするとき、ワイヤ
ーハーネスに対するクランプの固定位置が多少ずれてい
たとしても、ワイヤーハーネス固定部に対して係止片が
移動することにより、係止片を前記取付孔に容易に係合
することができ、また、取付後に振動などによって位置
がずれても、自然に是正される。
すなわち、係止片はワイヤーハーネスに対するクランプ
の取付位置のずれを吸収し、係止片などに無理な力が加
わることを防止することができる。
さらに、抜止片により、係止片の離脱を確実に防止する
ことができるばかりか、係止片の移動範囲をも制御する
ことが可能である。
(実施例) 以下、本考案のワイヤーハーネス用クランプの実施例に
ついて、図面にしたがって、詳細に説明する。
第1図および第2図は、本考案のワイヤーハーネス用ク
ランプの第1実施例を示すものである。
この第1実施例において、クランプ40は、ワイヤーハー
ネス(図示省略)に固定する可撓性バンド23を備えてい
る。
この可撓性バンド23の表面には鋸歯状の係止部が形成し
てあり、かつ可撓性バンド23の基部25には、この可撓性
バンド23を挿通したときに前記係止部に係合する係合爪
を内部に備えた係止孔27が形成してある。
さらに上記基部25には、L字状に屈曲した態様の支持部
29が一体に設けられている。上記支持部29には、取付パ
ネル(図示省略)に形成された取付孔に係合自在な、別
体としての係止片31が移動自在に支承されている。
より詳細には、前記係止片31は、前記支持部29に嵌合自
在な係止突起を有する(図示せず)四角形状の嵌合孔35
を備えた可動ブロック37に、一般的な係止片39を一体に
突出して備えた態様をなしている。そして、上記嵌合孔
35の奥行方向の可動ブロック37の長さは、支持部29の長
さよりも充分に短く形成され、嵌合孔35の奥行方向への
移動を許容されている。さらに、可動ブロック37におけ
る嵌合孔35の幅は、前記支持部29の幅よりも充分に大き
く、幅方向への移動を許容されている。
したがって、前記係止片31は、第1図において左右方向
へ調節自在であると共に、紙面の表裏方向に移動自在で
ある。すなわち、前記係止片31は、少なくともも2方向
へ移動調節自在となっている。
一方、可撓性バンド23の基部25には、比較的長く、かつ
厚肉のロック部41が形成されており、このロック部41に
別体としての抜止片43を位置調節自在に係止することに
よって、支持部29からの係止片31の離脱が確実に防止さ
れている。
より詳細には、抜止片43には、可撓性バンド23を挿通し
て前記ロック部41に嵌合自在な嵌合孔45が形成してあ
り、この嵌合孔45の内部には、ロック部41に形成された
鋸歯状の係止部と係合する係止爪が設けられている。す
なわち、抜止片43は、ロック部41に対して固定状態の位
置を調節できるものである。さらに、上記抜止片43に
は、支持部29の自由端側から穿設された係合孔29Hに嵌
合自在な突出片47が設けられている。
次に、以上のごとき構成からなるワイヤーハーネス用ク
ランプ40を用いて、ワイヤーハーネスをパネルに取付け
る作業手順について説明する。
まず、ワイヤーハーネス固定部としての可撓性バンド23
をワイヤーハーネスに掛回し、係止孔27に挿通係止し
て、ワイヤーハーネスに可撓性バンド23を固定する。
次いで、クランプ40の支持部29に、係止片31の嵌合孔35
を嵌合した後に、抜止片43の嵌合孔45をロック部41に嵌
合すると共に、突出片47を支持部29の係合孔29Hに嵌入
することにより、支持部29からの係止片31の離脱を確実
に防止する。
なお、抜止片43をロック部41に嵌合するときには、ロッ
ク部41に対する抜止片43の位置を適宜に調節することに
より、係止片31の移動範囲が調節されることになる。
そして、このように可撓性バンド23でワイヤーハーネス
を固定すると共に、可撓性バンド23、係止片31および抜
止片43を一体化した後、係止片31をパネルの取付孔に係
止することによりワイヤーハーネスの取付けがなされる
が、この際、ワイヤーハーネスに対する可撓性バンド23
の固定位置に多少の位置ずれがあった場合、係止片31を
パネルの取付孔に係合するときに、可撓性バンド23に対
して係止片31を相対的に移動することができる。
すなわち、係止片31を相対的に移動することにより、可
撓性バンド23の多少の位置ずれを吸収することができ
る。したがって、パネルの取付孔に対する係止片31の係
合が容易であると共に、係止片31に無理な力が加わった
状態となることを防止することができる。
さらに、上記したように、抜止片43によって、係止片31
の支持部29からの離脱が確実に防止されるばかりか、係
止片31の移動範囲を調節し得るというすぐれた効果をも
得ることができる。
次に、第3図は、本考案のワイヤーハーネス用クランプ
の第2実施例を示すもので、この第2実施例のクランプ
49においては、上記第1実施例に示したクランプ40をさ
らに改良したものである。
すなわち、上記第1実施例に示したクランプ40において
は、抜止片43の嵌合孔45に可撓性バンド23を挿通しなけ
ればならないので、可撓性バンド23をワイヤーハーネス
に固定した後に、抜止片43を取付けることは困難であ
る。
そこで、この第2実施例においては、ロック部51を可撓
性バンド23から分離し、かつ支持部29の突出方向と同方
向へ突出した態様に、可撓性バンド23の基部25に片持式
に突設したものである。その他の構成は、上記第1実施
例に示した構成と同一であるので、同一機能を奏する部
分については同一符号を付することとして、より詳細な
説明は省略する。
上記の構成からなる第2実施例のクランプ49において
は、可撓性バンド23をワイヤーハーネスに固定した後で
あっても、抜止片43を取付けることができると共に、上
記第1実施例と同様の効果を奏することができる。
なお、本考案は上述の各実施例に限ることなく、適宜の
変更を行うことにより、その他の態様でも実施し得るも
のである。
[考案の効果] 以上説明した実施例の説明より理解されるように、本考
案のワイヤーハーネス用クランプによれば、可撓性バン
ドをワイヤーハーネスに固定したときに、多少の位置ず
れがあったとしても、可撓性バンドに対して係止片を移
動させることによって、上記位置ずれ分を吸収し、補正
することができる。
したがって、ワイヤーハーネスにクランプを固定した後
に、係止片をパネルの取付孔に係合するときに、多少の
位置ずれがあっても、容易に係合作業を行うことがで
き、かつ係合後に係止片に対し無理な力が加わった状態
になるようなこともない。
さらに、抜止片により、係止片の離脱を確実に防止する
ことができるばかりか、係止片の移動範囲をも制御する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のワイヤーハーネス用クランプの第1実
施例を示す正断面図、第2図は第1図における構成部分
を分解した斜視図、第3図は本考案のワイヤーハーネス
用クランプの第2実施例を示す分解斜視図、第4図およ
び第5図はそれぞれ従来のワイヤーハーネス用クランプ
を示す斜視図である。 40,49……クランプ 23……可撓性バンド 25……基部 29……支持部 31……係止片 43……抜止片 41,51……ロック部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーハーネスを固定するための可撓性
    バンドと、この可撓性バンドをパネルに係止するための
    係止片と、この係止片の離脱を防止するための抜止片と
    を別体として備えてなり、上記係止片を、上記可撓性バ
    ンドの基部に形成された支持部の任意の位置に、移動自
    在に支承可能にすると共に、上記抜止片を、上記可撓性
    バンドの基部に形成されたロック部の任意の位置に、位
    置調整自在に係止可能にしたことを特徴とするワイヤー
    ハーネス用クランプ。
JP1987159376U 1987-10-20 1987-10-20 ワイヤーハーネス用クランプ Expired - Lifetime JPH073793Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987159376U JPH073793Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20 ワイヤーハーネス用クランプ

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JP1987159376U JPH073793Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20 ワイヤーハーネス用クランプ

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JPH0164917U JPH0164917U (ja) 1989-04-26
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