JP3019620B2 - シートベルトのかみ込み防止装置 - Google Patents

シートベルトのかみ込み防止装置

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JP3019620B2
JP3019620B2 JP4230750A JP23075092A JP3019620B2 JP 3019620 B2 JP3019620 B2 JP 3019620B2 JP 4230750 A JP4230750 A JP 4230750A JP 23075092 A JP23075092 A JP 23075092A JP 3019620 B2 JP3019620 B2 JP 3019620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可倒式リヤシートを採
用し、かつ、リヤシート用に3点式のシートベルトを採
用した自動車におけるシートベルトのかみ込み防止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤシートには、荷台を拡大す
るためにシートバックを可倒式にしたものがある。この
場合、シートバックに設けられたロック装置に係合する
リヤシートストライカを室内のクォータパネルに配設し
ている。一方、近年ではリヤシート用に3点式のシート
ベルトを採用する車種が増えて来ている。
【0003】図7は、可倒式リヤシート1と3点式シー
トベルト2を備えた自動車のシートベルトのかみ込み防
止装置を示したものである。可倒式リヤシート1は、シ
ートクッション3と、シートバック4から成り、ボディ
5に装着されたリヤシートストライカ6に係合するロッ
ク装置(図示せず)を備えたものである。
【0004】車室内表面には、室内トリム7が配設され
ており、この室内トリム7にシートベルトのかみ込み防
止用のシートベルトフック8を一体成形している。
【0005】一方、図8に示したものは、室内トリム7
またはボディ5にシートベルトフック9を鋲,螺子10
またはクリップ等で取付けていた。
【0006】そして、シートベルト2のベルト11をシ
ートベルトフック8または9に係合させて、シートロッ
ク時のベルト11のかみ込みを防止するようにしてい
る。
【0007】しかしながら、シートベルトフック8を室
内トリム7に一体成形すると、リヤシートに3点式シー
トベルトを採用しない場合にも、シートベルトフック8
が付いたままとなり不自然となる。この場合、シートベ
ルトフック8が付いている室内トリム7をそのまま使う
か、シートベルトフック8が付いていない室内トリム7
を別に用意しなければならない。
【0008】一方、シートベルトフック9を螺子10止
めするものでは、3点式シートベルトを採用しない場
合、取付け用の穴を隠すための栓をするか、あるいは2
種類の室内トリム7を用いなければならなかった。
【0009】そこで、3点式シートベルトの有無に関係
なく、一種類の車体仕様で対応できると共に、シートベ
ルトフックの取付けに螺子あるいはクリップ等を使わな
いので組付工数およびコストの低減を図ることができる
シートベルトのかみ込み防止装置を先に出願した(実願
平3ー65615号)。この先行技術は、図9ないし図
15に示すように、室内トリム7下面に配設したクォー
タパネル(図示せず)に、ベースを介してリヤシートス
トライカ6を装着し、このリヤシートストライカ6のス
トライカ本体6aに環状部12を嵌合してシートベルト
フック13を組付けたものである。このシートベルトフ
ック13は、環状部12の一側に室内トリム7の曲面に
沿って延出したフック部14を設け、かつ環状部12の
裏面の両側と後部側に、外方に向けて、いわゆるカギヅ
メと呼ばれる係合部15を有する爪部16を3箇所突設
している。
【0010】シートベルトフック13は、環状部12の
途中に切断部17を設けて、シートベルトフック13の
一側12aを外方に広げてあり、この一側12aを径方
向に縮小させた状態で、上記室内トリム7の挿通穴18
に挿入し、挿入後に一側12aを拡開させて、上記室内
トリム7の挿通穴18の縁部19に、爪部16の係合部
15を係合させてシートベルトフック13を固定したも
のである。
【0011】この先行技術によると、可倒式リヤシート
を採用した自動車で、3点式シートベルトを使用する場
合、リヤシートストライカ6にシートベルトフック13
を組付ける。
【0012】シートベルトフック13は、環状部12を
ストライカ本体6aに嵌合し、環状部12の一側12a
を押えた状態で、爪部16を室内トリム7の挿通穴18
に挿入する。そして、環状部12の一側12aを離す
と、爪部16が拡開して係合部15が挿通穴18の縁部
19に係合する。こうして、シートベルトフック13は
リヤシートストライカ6に組付けられ、シートベルト2
のベルト11をフック部14で保持する。また、爪部1
6だけでは不十分な場合には、爪部16相互間にクリッ
プ20を圧入して、爪部16を広げることで爪部16の
抜けを防止してシートベルトフック13を固定する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術による
と、シートベルトフック13の構成が複雑になるので、
成形過程での寸法精度が要求され、コスト高となる。室
内トリム7の成形過程の誤差により、挿通穴18と爪部
16の位置がずれると爪が掛かりにくくなって固定が不
十分になる虞がある。
【0014】本発明は、上記課題を解決し、3点式シー
トベルトの有無に関係なく、一種類の車体仕様で対応で
きると共に、シートベルトフックの組み付け性の向上お
よび保持力の向上を図ることができるシートベルトのか
み込み防止装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、可倒式リヤシートのシートバックに設けられ
たロック装置に係合するリヤシートストライカを室内ト
リム下面のクォータパネルに設け、このリヤシートスト
ライカのストライカ本体を室内トリムに形成した挿通穴
から室内側に突出させるとともに、該ストライカ本体に
係合して取付けられ、3点式のシートベルトのベルトを
保持するシートベルトフックを設けたシートベルトのか
み込み防止装置において、上記シートベルトフックに、
上記リヤシートストライカのストライカ本体のストライ
カバーに係合する切り欠き部を設け、この切り欠き部の
両側縁の裏面側に、上記挿通穴に係合突出する立てヅメ
を設けるとともに、該シートベルトフックの板面に、ク
リップ穴を形成し、かつ、このクリップ穴に対応する上
記室内トリムの板面にトリム穴を形成し、該クリップ穴
およびトリム穴にクリップを圧入して該シートベルトフ
ックを固定したことにある。
【0016】
【作 用】リヤシートストライカのストライカ本体にシ
ートベルトフックの切り欠き部を係合し、さらに、立て
ヅメを挿通穴に挿通するとともに、室内トリムに形成し
たトリム穴にクリップ穴を合致させて、このクリップ穴
にクリップを圧入して該シートベルトフックを固定した
ことにある。
【0017】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1ないし図6において、21は可倒
式リヤシートであり、シートクッション22とシートバ
ック23で構成されている。24はリヤシート21用に
採用した3点式シートベルトであり、クォータパネル表
面に配装した室内トリム25に沿ってベルト26が垂下
されている。27は室内トリム25下面に配設したクォ
ータパネル28にベース29を装着したリヤシートスト
ライカであり、このリヤシートストライカ27はストラ
イカ本体27aを室内トリム25に形成した挿通穴30
から室内側に突設してある。
【0018】31はリヤシートストライカ27のストラ
イカ本体27aの一方のストライカバーに切り欠き部3
2を係合して組付けられたシートベルトフックである。
このシートベルトフック31は、長手方向の一側に切り
欠き部32を設け、他側に室内トリム25の曲面に沿っ
て延出したフック部31aを設け、かつ、板面に、上記
室内トリム25のトリム穴25aに対応する位置にクリ
ップ穴31bが設けられている。シートベルトフック3
1は、このクリップ穴31bとトリム穴25aを合わせ
てクリップ33で留められている。
【0019】シートベルトフック31には切り欠き部3
2の両側縁部に、裏面側に向けて突出した一対の立てヅ
メ34が設けられており、この立てヅメ34を室内トリ
ム25の挿通穴30に係合してある。
【0020】上記構成によると、可倒式リヤシートを採
用した自動車で、3点式シートベルトを使用する場合、
リヤシートストライカ27にシートベルトフック31を
組付ける。
【0021】シートベルトフック31は切り欠き部32
をストライカ本体27aに係合し、、立てヅメ34を室
内トリム25の挿通穴30に挿入する。そして、クリッ
プ穴31bとトリム穴25aを合わせてクリップ33で
留めて、シートベルトフック31が固定されている。こ
うして、シートベルトフック31はリヤシートストライ
カ27に組付けられ、シートベルト24のベルト26を
フック部31aで保持する。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるシート
ベルトのかみ込み防止装置によれば、可倒式リヤシート
のシートバックに設けられたロック装置に係合するリヤ
シートストライカを室内トリム下面のクォータパネルに
設け、このリヤシートストライカのストライカ本体を室
内トリムに形成した挿通穴から室内側に突出させるとと
もに、該ストライカ本体に係合して取付けられ、3点式
のシートベルトのベルトを保持するシートベルトフック
を設けたシートベルトのかみ込み防止装置において、上
記シートベルトフックに、上記リヤシートストライカの
ストライカ本体のストライカバーに係合する切り欠き部
を設け、この切り欠き部の両側縁の裏面側に、上記挿通
穴に係合突出する立てヅメを設けるとともに、該シート
ベルトフックの板面に、クリップ穴を形成し、かつ、こ
のクリップ穴に対応する上記室内トリムの板面にトリム
穴を形成し、該クリップ穴およびトリム穴にクリップを
圧入して該シートベルトフックを固定したので、簡単な
構成でシートベルトのかみ込みを防止することができ
る。したがって、3点式シートベルトの有無に関係な
く、一種類の車体仕様で対処することができる。また、
シートベルトフックの切り欠き部を、リヤシートストラ
イカのストライカ本体に係合するだけなので、組み付け
性が向上した。さらに、クリップ穴およびトリム穴にク
リップを圧入して該シートベルトフックを固定したの
で、シートベルトフックを確実に固定することができ
る。またさらに、クリップの位置をリヤシートストライ
カのストライカ本体から離したので、リヤシートストラ
イカのベースとトリムとの間隔が狭い場合にもクリップ
がリヤシートストライカのベースに当たる虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるシートベルトのかみ込
み防止装置を示す斜視図である。
【図2】リヤシートストライカとシートベルトフックの
組付状態を示す図1の部分拡大図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】リヤシートストライカとシートベルトフックの
組付状態を示す斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のシートベルトフックを外した状態を示す
斜視図である。
【図7】従来のシートベルトのかみ込み防止装置を示す
斜視図である。
【図8】従来のシートベルトのかみ込み防止装置を示す
斜視図である。
【図9】シートベルトのかみ込み防止装置を示す斜視図
である。
【図10】図9の部分拡大図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】図9のリヤシートストライカとシートベルト
フックの組付状態を示す斜視図である。
【図13】図12のB−B線断面図である。
【図14】図12のC−C線断面図である。
【図15】図12のシートベルトフックを外した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
21 可倒式リヤシート 22 シートクッション 23 シートバック 24 3点式シートベルト 25 室内トリム 26 ベルト 27 リヤシートストライカ 28 クォータパネル 27a ストライカ本体 30 挿通穴 31 シートベルトフック 31a フック部 32 切り欠き部 33 クリップ 34 立てヅメ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−159162(JP,A) 実開 平4−118849(JP,U) 実開 平3−121955(JP,U) 実開 平4−13455(JP,U) 実開 平3−64100(JP,U) 実開 平2−127574(JP,U) 実開 平4−69330(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 22/12 - 22/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可倒式リヤシートのシートバックに設け
    られたロック装置に係合するリヤシートストライカを室
    内トリム下面のクォータパネルに設け、このリヤシート
    ストライカのストライカ本体を室内トリムに形成した挿
    通穴から室内側に突出させるとともに、該ストライカ本
    体に係合して取付けられ、3点式のシートベルトのベル
    トを保持するシートベルトフックを設けたシートベルト
    のかみ込み防止装置において、上記シートベルトフック
    に、上記リヤシートストライカのストライカ本体に係合
    する切り欠き部を設け、この切り欠き部の両側縁の裏面
    側に、上記挿通穴に係合突出する立てヅメを設けるとと
    もに、該シートベルトフックの板面に、クリップ穴を形
    成し、かつ、このクリップ穴に対応する上記室内トリム
    の板面にトリム穴を形成し、該クリップ穴およびトリム
    穴にクリップを圧入して該シートベルトフックを固定し
    たことを特徴とするシートベルトのかみ込み防止装置。
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