JPH1191485A - 自動車の側突用エアバッグ装置 - Google Patents
自動車の側突用エアバッグ装置Info
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- JPH1191485A JPH1191485A JP9255665A JP25566597A JPH1191485A JP H1191485 A JPH1191485 A JP H1191485A JP 9255665 A JP9255665 A JP 9255665A JP 25566597 A JP25566597 A JP 25566597A JP H1191485 A JPH1191485 A JP H1191485A
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- Air Bags (AREA)
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Abstract
位置ずれを防止することができる自動車の側突用エアバ
ッグ装置を提供する。 【解決手段】 切欠部18とビード部22との係合によ
り、ブラケット12のベースパネル11に対する前方移
動を規制すると共に、該ブラケット12の挿通孔24に
ハウジング2のボルト5を挿入したため、該挿通孔24
とボルト5との係合により、ハウジング2の前方への位
置ずれが防止される。従って、ハウジング2及びベース
パネル11を、シートバックフレームに対して取付ける
作業が容易になる。
Description
エアバッグ装置に関するものである。
突時に、シートバックの側部からエアバッグを前方へ展
開させ、該エアバッグにより乗員を保護するようにした
側突用のエアバッグ装置がある(類似技術として特開平
9−136598号公報参照)。
インフレータをハウジング内に収納し、インフレータの
ボルトをハウジングの後端部から突出させている。そし
て、このボルトを突出させた状態のハウジングの後端部
は、ベースパネルの収納部内に収納され、該ベースパネ
ルごと、シートバックフレームに対して取付けられる。
ベースパネルの収納部は、前方が開口した断面形状をし
ていて、エアバッグを前方へ展開する際におけるインフ
レータの後向きの反力を受け止め、エアバッグを確実に
前側へ展開させるためのものである。
(例えば断面半円形状)をしているため、この収納部内
にボルトを突出させたハウジングの後端部を入れるに
は、ベースパネルにおける収納部でない部分から収納部
にかけて前後方向に沿う長孔を形成し、収納部でない位
置においてこの長孔内にボルトを挿入し、その後、長孔
内のボルトを後方に移動させることにより、ハウジング
の後端部を収納部内に位置させるようになっている。
にあっては、ボルトを突出させたハウジングの後端部
を、ベースパネルの収納部内へ収納すべく、ベースパネ
ルにボルトの前後移動を許容する長孔を形成しているた
め、ハウジングの後端部を収納部内に収納した後におい
て、ハウジングがベースパネルに対して安定せず、シー
トバックフレームに対して最終的に取付けられる前に、
ハウジングが前方へ位置ずれを起こす可能性がある。そ
のため、ハウジング及びベースパネルを取付ける作業が
面倒になり、組立作業効率の低下を招いている。
れたものであり、ハウジングのベースパネルに対する前
方への位置ずれを防止することができる自動車の側突用
エアバッグ装置を提供するものである。
ハウジング内にエアバッグとインフレータを収納し且つ
インフレータのボルトをハウジングの後端部から外部へ
突出させ、シートバックフレームに対して車外側から固
定されるベースパネルの後端部に前方へ開口した断面形
状の収納部を車外側に向けて形成すると共に該ベースパ
ネルにハウジングのボルトが前後動自在に挿入される長
孔を形成し、該長孔内のボルトを後方に移動させること
により、ハウジングの後端部がベースパネルの収納部内
に収納されるものであって、前記ベースパネルと、該ベ
ースパネルとシートバックフレームとの間に取付けられ
る縦長のブラケットに、互いに前後方向で係合してブラ
ケットのベースパネルに対する前方移動を規制する第1
係合部及び第2係合部を形成すると共に、ブラケットに
ハウジングのボルトが挿入されて該ボルトの前方移動を
規制する挿通孔を形成したことを特徴とする。
と第2係合部との係合により、ブラケットのベースパネ
ルに対する前方移動を規制すると共に、該ブラケットの
挿通孔にハウジングのボルトを挿入したため、該挿通孔
とボルトとの係合により、ハウジングの前方への位置ず
れが防止される。従って、ハウジング及びベースパネル
を、シートバックフレームに対して取付ける作業が容易
になる。
動車の側突用エアバッグ装置であって、ブラケットの挿
通孔を貫通したボルトに対して仮止めリングを取付けた
ことを特徴とする。
の挿通孔を貫通したボルトに対して仮止めリングを取付
けたため、ハウジングとベースパネルとブラケットが一
体化して、これらをシートバックに対して取付ける作業
が容易になる。
項2記載の自動車の側突用エアバッグ装置であって、第
1係合部が切欠部で、第2係合部が該切欠部内に係入さ
れるビード部であり、切欠部の前端に係合するビード部
の前端が垂直な切起端面となっていることを特徴とす
る。
が切欠部で、第2係合部がビード部であるため、各部材
をプレス加工する際に同時形成することができる。
ずれか1項に記載の自動車の側突用エアバッグ装置であ
って、ブラケットの上端又は下端に、車外側への曲折部
を一体形成し、該曲折部にインフレータのハーネスを係
止したことを特徴とする。
に一体形成した曲折部を利用してハーネスを係止するこ
とができるため、ハーネスを係止するための専用のブラ
ケットが不要となり、部品点数の低減を図ることができ
る。
ずれか1項に記載の自動車の側突用エアバグ装置であっ
て、ブラケットの前端部が車外側へ傾いていて、該前端
部に車外側へ凸のビードを上下方向に沿って形成したこ
とを特徴とする。
ルの傾いた前端部に車外側へ凸のビードが上下方向に沿
って形成されているため、展開するエアバッグと前端部
の端末との干渉を回避することができる。
部と第2係合部との係合により、ブラケットのベースパ
ネルに対する前方移動を規制すると共に、該ブラケット
の挿通孔にハウジングのボルトを挿入したため、該挿通
孔とボルトとの係合により、ハウジングの前方への位置
ずれが防止される。従って、ハウジング及びベースパネ
ルを、シートバックフレームに対して取付ける作業が容
易になる。
の挿通孔を貫通したボルトに対して仮止めリングを取付
けたため、ハウジングとベースパネルとブラケットが一
体化して、これらをシートバックに対して取付ける作業
が容易になる。
が切欠部で、第2係合部がビード部であるため、各部材
をプレス加工する際に同時形成することができる。
に一体形成した曲折部を利用してハーネスを係止するこ
とができるため、ハーネスを係止するための専用のブラ
ケットが不要となり、部品点数の低減を図ることができ
る。
ルの傾いた前端部に車外側へ凸のビードが上下方向に沿
って形成されているため、展開するエアバッグと前端部
の端末との干渉を回避することができる。
態を、図1〜図6に基づいて説明する。尚、図中におい
て、Y1 が前方、Y2 が後方、X1 が車室内側、X2 が
車外側を示している。
トのシートバック1を左側(車室内側)から見た図であ
る。このシートバック1の右端部には、ハウジング2が
内蔵されていて、該ハウジング2内には、折り畳まれた
エアバッグ3と、それを展開させるためのガスGを噴出
するインフレータ4が収納されている。インフレータ4
に形成された上下一対のボルト5は、ハウジング2の後
端部から外部へ突出している。インフレータ4の側面下
端部にはガスGを噴出するための噴出口6が設けられて
いて、インフレータ4の上端からはハーネス7が延びて
いる。ハーネス7の途中にはクリップ8が設けられてい
る。
部空間が、下側の胸部保護部Aと、上側の頭部保護部B
とに区画する隔壁布9が設けられている。この隔壁布9
の後側には通気孔10が形成されている。従って、イン
フレータの噴出口6から噴出したガスGは、まず胸部保
護部A内に入って該胸部保護部Aを前方へ展開させ、そ
の後、胸部保護部A内のガスGは通気孔10を介して頭
部保護部Bへ導入され、該頭部保護部Bを上方へ展開さ
せる。
を内蔵したハウジング2は、ベースパネル11とブラケ
ット12を介して、シートバックフレーム13(図4参
照)に対して車外側から取付けられる。
成形したもので、その後端部には前方へ開口した断面半
円形状の収納部14が形成されている。また、ベースパ
ネル11の前端部15は、エアバッグ3の展開方向をコ
ントロールするために若干車外側へ傾いていて、更に該
前端部15には車外側へ凸のビード16が上下方向に沿
って形成されている。このビード16により、前方へ展
開するエアバッグ3と、前端部15の端末エッジとの干
渉を回避している。
りの位置には、上下に前後方向に沿う長孔17が形成さ
れている。この長孔17は前記ボルト5を前後動自在に
挿入するために形成されたものであり、その前端は収納
部14よりも前側に位置していて、後端は収納部14の
開口位置に合致している。また、この長孔17の上下に
は、それぞれ「第1係合部」としてのスリット状の切欠
部18が前後方向に沿って形成されている。この切欠部
18の後端は、前記長孔17の後端よりも寸法dだけ前
方へ位置している(図2参照)。ベースパネル11を形
成する際、長孔17、切欠部18を形成した後に、収納
部14をプレス形成するのであるが、切欠部18の後端
が収納部14に近づき過ぎると、収納部14のプレス成
形時に、切欠部18に曲がり変形が生じてしまい、ブラ
ケット12のビード部22との整合性が悪化し、位置決
めがしにくくなる。そのため、切欠部18の後端は長孔
17の後端よりも寸法dだけ前方に位置させ、収納部1
4のプレス成形時の影響を受けないようにしている。
ートバックフレーム13との間に取付けられるものであ
り、全体が縦長形状をしていて、上下にはそれぞれ車外
側へ向けた曲折部19、20が形成されている。上側の
曲折部19には係止孔21が形成されていて、該係止孔
21にハーネス7の途中に設けられたクリップ8を係止
できるようになっている。
パネル11の切欠部18に対応する「第2係合部」とし
てのビード部22が形成されている。このビード部22
及び前記切欠部18は、それぞれブラケット12及びベ
ースパネル11をプレス加工する際に同時形成できるた
め、形成が容易である。また、切欠部18の機能を長孔
17にもたせることも考えられる。つまり、ブラケット
12のビード部22と挿通孔24とを前後一直線にオフ
セットさせて形成し、長孔17の前後を切欠部として使
用することも考えられる。しかし、その場合、ビード部
22と挿通孔24とが近いと、ビード部22のプレス成
形時に挿通孔24側の部分が引っ張られ、挿通孔24が
変形するおそれがある。また、小型化・軽量化のために
ブラケット12の幅はなるべく細くしたいので、本実施
形態のように、長孔17と切欠部18とは横にずらして
別々の部位に形成するのが望ましい。
るサイズで、その前端は垂直な切起端面23となってい
る。また、ベースパネル11には、前記ビード部22の
切起端面23を切欠部18の前端に係合させた状態で、
前記長孔17の後端に合致する位置に挿通孔24が形成
されている。挿通孔24はボルト5に合致した径を有し
ていて、ボルト5は挿通孔24内で移動することはでき
ない。尚、ビード部22の切起端面23は、切欠部18
の前端に係合させるため、切起こしている方が望まし
く、ビード部22の切起端面23と反対側の端面は、ハ
ウジング2に傷を付けないよう、曲面となっている方が
望ましい。
2を利用して、ハウジング2をシートバックフレーム1
3に対して取付ける作業手順を説明する。
パネル11に形成された長孔17の前端に挿入する。そ
して、長孔17内でボルト5を後端位置まで移動させ、
ハウジング2の後端部を収納部14内に収納する。
に対して車内側から当てる。そして、長孔17の後端か
ら突出しているボルト5に対して、ブラケット12の挿
通孔24を通すと共に、ブラケット12のビード部22
を切欠部18内に係入させる。この状態で、ビード部2
2の切起端面23が切欠部18の前端に係合するため、
ブラケット12のベースパネル11に対する前方移動は
規制され、それと同時に、このブラケット12の挿通孔
24にボルト5を挿入しているハウジング2も前方移動
が規制された状態となる。
ベースパネル11とブラケット12とを、手で持ってシ
ートバックフレーム13に取付けても良いが、この実施
形態では、星形孔を有する仮止めリング25をボルト5
に取付け、前記ハウジング2とベースパネル11とブラ
ケット12の三者を一体的に仮止めしている。このよう
に、三者を一体的に仮止めすることで、シートバックフ
レーム13に取付ける際の取付作業性が向上する。
を介して、ブラケット12の上端に形成された曲折部1
9の係止孔21に係止される。ハーネス7の係止のため
に、ブラケット12と一体の曲折部19を利用している
ため、部品点数の増加がない。
ら突出しているボルト5を、シートバックフレーム13
に通してナット26で固定すれば、ハウジング2、ベー
スパネル11、ブラケット12の取付けが完了する。
ド部22との係合により、ブラケット12のベースパネ
ル11に対する前方移動を規制すると共に、該ブラケッ
ト12の挿通孔24にハウジングのボルト5を挿入した
ため、ハウジング2の前方への位置ずれが防止される。
従って、ハウジング2及びベースパネル11を、シート
バックフレーム13に対して取付ける作業が容易にな
る。
パネル11に形成し、ビード部22をブラケット12に
形成する例を示したが、逆にしてもよいし、それぞれ別
の形状にしても良い。要は、互いに前後方向で係合し
て、ブラケット12のベースパネル11に対する前方移
動を規制できる第1・第2係合部があれば良い。
グ装置を示す側面図である。
の状態を示す斜視図である。
の状態を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジング内にエアバッグとインフレー
タを収納し且つインフレータのボルトをハウジングの後
端部から外部へ突出させ、シートバックフレームに対し
て車外側から固定されるベースパネルの後端部に前方へ
開口した断面形状の収納部を車外側に向けて形成すると
共に該ベースパネルにハウジングのボルトが前後動自在
に挿入される長孔を形成し、該長孔内のボルトを後方に
移動させることにより、ハウジングの後端部がベースパ
ネルの収納部内に収納されるものであって、 前記ベースパネルと、該ベースパネルとシートバックフ
レームとの間に取付けられる縦長のブラケットに、互い
に前後方向で係合してブラケットのベースパネルに対す
る前方移動を規制する第1係合部及び第2係合部を形成
すると共に、ブラケットにハウジングのボルトが挿入さ
れて該ボルトの前方移動を規制する挿通孔を形成したこ
とを特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車の側突用エアバッ
グ装置であって、ブラケットの挿通孔を貫通したボルト
に対して仮止めリングを取付けたことを特徴とする自動
車の側突用エアバッグ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動車の側
突用エアバッグ装置であって、 第1係合部が切欠部で、第2係合部が該切欠部内に係入
されるビード部であり、切欠部の前端に係合するビード
部の前端が垂直な切起端面となっていることを特徴とす
る自動車の側突用エアバッグ装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
動車の側突用エアバッグ装置であって、 ブラケットの上端又は下端に、車外側への曲折部を一体
形成し、該曲折部にインフレータのハーネスを係止した
ことを特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自
動車の側突用エアバグ装置であって、 ブラケットの前端部が車外側へ傾いていて、該前端部に
車外側へ凸のビードを上下方向に沿って形成したことを
特徴とする自動車の側突用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
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JP25566597A JP3590713B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 自動車の側突用エアバッグ装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1191485A true JPH1191485A (ja) | 1999-04-06 |
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ID=17281921
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