JPH0911841A - シート装着式側面衝突用モジュール - Google Patents

シート装着式側面衝突用モジュール

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JPH0911841A
JPH0911841A JP8163957A JP16395796A JPH0911841A JP H0911841 A JPH0911841 A JP H0911841A JP 8163957 A JP8163957 A JP 8163957A JP 16395796 A JP16395796 A JP 16395796A JP H0911841 A JPH0911841 A JP H0911841A
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inflator
mounting
airbag
module assembly
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JP8163957A
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Jonathan P Hurford
ピー.ハーフォード ジョナサン
Mohamed Boumarafi
ボウマラフィ モハメッド
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Takata Inc
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/217Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together
    • B60R21/2171Inflation fluid source retainers, e.g. reaction canisters; Connection of bags, covers, diffusers or inflation fluid sources therewith or together specially adapted for elongated cylindrical or bottle-like inflators with a symmetry axis perpendicular to the main direction of bag deployment, e.g. extruded reaction canisters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両補助膨張式拘束装置用の改善された側面
衝突用エアバッグモジュールを提供すること。 【解決手段】 シートバック構造に適合するために、僅
かな修正で既存のシートバックフレームに装着するため
に形成された最小の内部容積を有するハウジング12を
提供し、シートバック内に必要なパッケージングサイズ
を減少する。前記ハウジング12は、エアバッグ16お
よびインフレータ14をハウジング12およびシートバ
ックフレームに固定するために形成されたリテーナ18
との共働により深穴部26内でインフレータ14を保持
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、膨張式自動車乗員拘束装
置、特に、側面衝突に対する保護を提供する、自動車用
補助膨張式拘束装置用の改善されたシート装着式モジュ
ール組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】乗員の損傷の大部分が、側面衝突から生
じている。通常のエアバッグモジュールは、乗員の損傷
を最小とするために、前方からの衝突に用いられてい
る。一般的なエアバッグモジュールは、ハウジングと、
このハウジングに取付けられたインフレータと、拘束モ
ジュールの一部であるエアクッションまたはエアバッグ
とを有している。車両の衝突を感知するために、クラッ
シュセンサが用いられ、このセンサはインフレータをト
リガーして膨張ガスを解放しかつエアバッグを膨張させ
る。車両のエアバッグは、前方からの衝突の際の乗員の
損傷を大幅に減少させることができる。これに鑑みて、
側面衝突から生じる乗員の損傷を同様に減少させるため
に、側面衝突に対するエアバッグを車両に搭載する試み
が最近行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ひとつの形式の側面衝
突用モジュール組立体が、側面衝突センサとの組合わせ
で車両のドア内に装着されている。エアバッグは展開パ
ネルの背部に保持され、この展開パネルは展開したとき
に開いてエアバッグを解放する。しかし、この形式の側
面衝突モジュールのひとつの問題は、種々の大きさの乗
員が車両内に存在し、シートが車両内の種々の位置に調
整可能であるという事実から生じる。たとえば、大きな
乗員は調節可能なシートトラック上でシートを最後部位
置に動かし、小さな乗員はシートを完全に前方の位置に
動かす。したがって、乗員の着座位置と乗員の大きさの
全範囲をカバーするために、大きなエアバッグを車両の
ドアから展開する必要がある。衝突を感知しかつ極めて
短時間でエアバッグを膨張させなければならないため
に、大きなエアバッグは側面衝突に対する保護に対して
問題がある。
【0004】第2の形式の側面衝突用エアバッグモジュ
ールは車両のBピラーまたはロックピラーに装着され
る。しかし、この試行も車両のドアにモジュールを装着
することにつきものの問題と同様な問題を有する。すな
わち、種々の大きさの乗員の位置の全範囲をカバーする
ために、より大きなエアバッグを用いられなければなら
ない。
【0005】第3の形式の側面衝突用エアバッグモジュ
ールは車両のシートに装着される。エアバッグモジュー
ルを乗員と共に移動するシートに装着することにより、
乗員の大きさおよび着座位置に拘らず乗員に対し同じ位
置でエアバッグを展開することができる。しかし、側面
衝突用モジュールを車両のシートに装着せんとする試み
は現在までのところ不便かつ煩雑である。一般的に、前
方からの衝突用の乗員インフレータモジュールに使用さ
れるものと同様な側面衝突用モジュールが車両シート内
に組み込まれる。これらのモジュールは一般的に、車両
シート内の構成部材を大幅に再配置することを必要とす
る大きなモジュールハウジングを使用する。したがっ
て、シートパッケージングはより難しくなる。これに加
えて、モジュールの組立容易性、さらに、車両への便宜
な装着を提供することに対する継続的な必要性がある。
【0006】上述の構造上の課題を解消するために、本
発明の目的は、車両補助膨張式拘束装置用の改善された
側面衝突用エアバッグモジュールを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、側面衝
突用モジュール組立体の種々の実施例が記載されてい
る。各場合において、組立体は、パッケージングをコン
パクトにするために、自動車シートフレームに対応する
形状を有している。一実施例において、モジュールハウ
ジングはL字状断面形状を有している。ハウジングを縦
シートフレーム部材に装着するために、一対の耳部がハ
ウジングから延びている。装着開口が、その中にインフ
レータを保持するために、ハウジングの各端部に設けら
れている。さらに、半円弧形状を有するリテーナが、イ
ンフレータをハウジング内に閉じ込めるために使用され
ている。プラスチック材料からモールド成型された展開
カバーは、このカバーをハウジングに合わせるためのク
リップを有している。組み立てられた状態において、リ
テーナとインフレータとクッションとはハウジング内に
組み立てられ、その後、展開カバーがハウジングにスナ
ップ嵌合される。このモジュールは、簡略化された組立
体を提供しかつ限られた数の部材を使用する組み立てア
プローチを特徴としている。他の実施例は、T字状横断
面を有する構造と、インフレータの一部のための隙間を
提供するその背面を通る開口を有する他の構造とを、含
む種々の形状を有するハウジングを提供する。各実施例
は、コンパクトな構造を特徴とし、限られた数の部材を
使用している。さらに、これらのユニットは、車両のシ
ートフレームに容易に取付け可能なユニットとして組み
立てることができる。
【0008】本発明の他の目的、特徴および効果は、添
付図面を参照して下記説明および添付特許請求の範囲を
考察したとき明らかとなるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例によれ
ば、図1および図3に示すように、シート装着式側面衝
突用モジュール組立体10は、ハウジング12と、イン
フレータ14と、エアバッグ16と、リテーナ18と、
ハウジングにスナップ嵌合してインフレータとエアバッ
グとリテーナとをハウジング内に収容するカバー20と
から形成されている。インフレータ14は固体推進剤ま
たは圧縮ガス推進剤または“ハイブリッド”インフレー
タと称される双方の組合わせを有している。図3に示す
ように、完全に組み立てられたモジュール組立体10
は、縦に延びるシートフレーム部材24に沿い車両のシ
ートバック22にボルト止めされる。
【0010】図1に示すように、ハウジング12は、深
絞りされたシートメタルをスタンピング加工して形成さ
れるのが好ましく、このハウジングは、外方に向く展開
開口と、深穴部26および浅穴部28を有する背面とを
有している。その代わりに、ハウジングはマグネシウム
鋳造で形成されるか、または、プラスチック材料からモ
ールド成型される。深穴部26はインフレータ14を収
容するように形成されかつ配置される。深穴部26と連
通する浅穴部28は、折畳まれた膨張前の形状のエアバ
ッグクッションの残部の大部分を収容する。凹んだ装着
面30が、深穴部26に近接した浅穴部28の背面に形
成されている。面30は、モジュールをシートバック2
2に組み立てたときに、縦シートフレーム部材24の外
面に合い係合する。一対の装着耳部32,34が装着面
30に沿いモジュールの各端部から延びている。固定用
開口36,38が各舌片部32,34のそれぞれに設け
られ、モジュール組立体を車両のシートバックに装着し
たときに、固定具がこの開口を通って係合する。
【0011】インフレータ14をハウジング12の深穴
部26内に装着するために、一対の装着開口40,42
が深穴部26の各端部に設けられている。インフレータ
14をハウジング12内に組み立てるために、電気ケー
ブルおよびコネクタ48が、インフレータ底部のスタッ
ド46が開口42内に収容されるまで、開口42内を通
される。その後、インフレータ14の上部から延びるね
じ付き端部スタッド44が、ハウジング上部の装着開口
40に通される。ブッシング52が、ハウジング12の
外側を延在するねじ付きスタッド44の端部上に受入れ
られる。その後、Torxナット50がスタッド44にねじ
止めされ、各装着開口40,42に沿いインフレータを
ハウジング内に閉じ込める。
【0012】エアバッグ16をハウジング12に保持す
るために、リテーナ18は、図2に示すエアバッグ16
の一対のフラップ54,56に係合する態様で、インフ
レータとハウジング12の深穴部26との間に閉じ込め
られる。各フラップ54,56に3つの装着孔58が設
けられ、これらの装着孔はリテーナ18の後方に延びる
3つの同様に離隔した装着スタッド60上に受容され
る。リテーナ18は、チュービングの半円弧状片から形
成されるか、または、この形状にスタンピング加工され
る。さらに、収容孔62がハウジング12の深穴部26
の底部に設けられ、この深穴部は、ハウジングに完全に
組み立てられたときに、装着スタッド60上のエアバッ
グフラップ54,56を捕捉する。
【0013】エアバッグは乗員の骨盤と胸部とを保護す
る大きさを有している。エアバッグは、周部を縫合して
一体的に接合された縦46横46の織物のメインパネル
を有するTakata Alpha-Light(登録商標)シリコーン被
覆420デニールナイロンの単一片から形成されるのが
好ましい。このエアバッグの構造が、本明細書で参照さ
れている、1994年11月30日提出の本出願人の同
時係属米国特許出願第08/346895号に詳細に記
載されている。このエアバッグの構造は、本発明のハウ
ジング12内にパッケージングするのに好適な軽量で小
さなパッケージを提供する。エアバッグは乗員の外方に
向くクッションに切り込まれた複数の別々の通気孔を有
している。
【0014】図2に示すように、一対のフラップ54,
56は、エアバッグ16の装着を容易とするために設け
られている。エアバッグに、自由縁部対を形成するH字
状スリットが設けられるのが好ましい。その後、インフ
レータ14の両側およびリテーナ18の回りに延びるこ
とができる好適な大きさのフラップを提供するために、
フラップ54,56は、スリットで形成された自由縁部
のそれぞれに縫合される。一方のフラップが、装着スタ
ッド60上部でインフレータの一方の側の回りに受容さ
れる。その後、他方のフラップが、スタッド60上に横
たわるようにインフレータの他側の回りに受容される。
その後、エアバッグ16とインフレータ14とリテーナ
18はハウジング内に挿入され、Torxナット50とブッ
シング52がねじ付きスタッド44上に受容され、エア
バッグとインフレータとリテーナとをハウジング内に閉
じ込める。
【0015】展開カバー20は、カバーのクリップ64
〜69をハウジング12の両外面に配置された相補状の
対応するタブ70〜75に係合することにより、ハウジ
ング12にスナップ嵌合される。各ハウジングタブは、
オーバーハングリップ部を有する前部傾斜面を備えてい
る。各クリップの孔は、カバーを強制的にハウジングに
係合させるために対応するオーバーハングリップ部上に
スナップ嵌合されなければならない。カバー20は弾性
材料の単一片から形成され、カバーの中央部に沿って垂
直に延びるモールド成型された破断用シームを有するの
が好ましい。一実施例において、破断用シームはシート
トリムカバー(図示せず)に設けられ、シートバックに
装着前に全モジュールの事前の組み立てを容易とするた
めに、展開カバーがハウジング上に設けられる。あるい
は、カバー20は、露出しかつシートトリムカバーとの
組合わせ状に形成することもできる。双方の場合におい
て、車両の側面衝突の際の乗員の外側への展開のため
に、モジュール10からハウジングインフレータ開口と
展開用カバーとを通るエアバッグ用経路が設けられる。
【0016】図3は、シート製造者に搬送することがで
きかつ縦シートフレーム部材24の横方向外面に組み立
てることができる完全に組み立てられた側面衝突モジュ
ール10を示している。図3に示すように、一対のねじ
付き固定具80,82のそれぞれは、各装着耳部32,
34のそれぞれを通り、これらの固定具はシートフレー
ム部材24内の溶接ナット84,86内にねじ込まれ
る。ハウジングの深穴部26はシートフレーム部材のそ
ばに、本質的には後縁部に沿って配置される。ハウジン
グ12のL字状断面形状は、ハウジングの深穴部26が
シートバックフレームの外面より内側に入ることによっ
て、モジュール10をシートバックフレームに沿って凹
凸少なく装着するのに貢献する。
【0017】図4は、ハウジング112とインフレータ
114とエアバッグ116とリテーナ118とカバー1
20とを含むシート装着式側面衝突用モジュール組立体
110の他の構造を示している。この構造のハウジング
112は、展開開口と、中央部に配置されかつ後方に延
びる深穴部126とを有し、この深穴部126は浅穴部
128の背面から延びている。縦シートフレーム部材2
4に組み立てられると、深穴部126は、ハウジングの
凹部への装着を容易とするためのシートフレーム部材の
凹部内に延びる。浅穴部128は展開前の折畳まれたエ
アバッグ116を収容するために設けられている。図1
および図3の好ましい実施例では、深穴部126はイン
フレータ114をその中に保持するために形成されてい
る。
【0018】例示製品の場合、ハウジング112は、
1.2mmの厚さの1010等級の深絞り鋼から形成さ
れている。一対の装着耳部132,134のそれぞれ
が、モジュール110を縦シートフレーム部材24に装
着するためにハウジングの各端部に設けられている。耳
部132,134は、組み立てられたときに、深穴部1
26がシートフレーム部材24の真裏に配置されるよう
に、シートフレーム部材24から後方に延びるフランジ
に装着されるのが好ましい。インフレータ114をハウ
ジング112内に装着するために、キー溝付き装着開口
140が深穴部126の上部に設けられ、円形の装着開
口142が深穴部126の底面に設けられている。イン
フレータ114はインフレータの上部から延びるキー付
きスタッド144と、インフレータの底部から延びるス
タッド146とを有している。電気ケーブルおよびコネ
クタ148がインフレータ146の底部から延びてい
る。インフレータをハウジングの深穴部126内に組み
立てるために、最初に、電気ケーブルおよびコネクタ1
48を装着開口142に挿通し、その後、キー付きエン
ドスタッド144をキー溝付き装着開口140内に合い
状態で収容し、インフレータをハウジング内の好適に方
向付けされた位置に位置決めする。このようにして、イ
ンフレータをハウジング内に装着し、インフレータの膨
張開口をエアバッグを膨張させる方向に向けることがで
きる。
【0019】インフレータはリテーナ118を介してハ
ウジング内にさらに保持される。リテーナ118は、半
円弧状の中央部150を有するスタンピング加工された
シートメタルの単一片から形成されるのが好ましく、こ
の中央部は一対の長手方向に延びるフランジ152,1
54を両側に有している。一対のスタッド156が、リ
テーナをインフレータに強制的に固定するために各フラ
ンジからハウジングの背面に延びている。円弧状部15
0は複数の開口158を含み、エアバッグを膨張させた
ときに、膨張ガスがこの開口を通過する。さらに、対応
する装着孔160がハウジング112内に設けられ、各
ボルト156とリテーナとをハウジングに強固に取付け
る。各ボルト156はナット162で固定される。一部
が円弧状の部材150は、ナット162が締め付けられ
たときに、リテーナとハウジングとの間にインフレータ
を強制的に係合させる大きさと位置とを、インフレータ
およびハウジングに対し形成している。エアバッグ11
6は図2の実施例に示すように形成されている。それぞ
れ一対の装着孔58を有するエアバッグフラップ54,
56はボルト156上に受容され、これにより、ナット
162を取付後、リテーナとハウジングとの間にエアバ
ッグを捕らえる。
【0020】エアバッグカバー120は好ましくは、モ
ールド成型された展開用シーム164と複数の装着孔1
66とを有するプラスチック材料の単一片から形成され
る。このカバーは、予め包装されかつ折畳まれたエアバ
ッグ116とリテーナ118との回りに巻かれ、エアバ
ッグのフラップがカバー孔166との共働によりボルト
156上に受容される。その後、ナット162が取付け
られ、カバーをエアバッグ上に保持し、ハウジングを通
してエアバッグを保持し、インフレータをその間に閉じ
込める。
【0021】図5は、ハウジング212とインフレータ
214とエアバッグ216とカバー220とを含むシー
ト装着式側面衝突モジュール組立体210の他の実施例
を示している。この実施例において、ハウジング212
は展開開口と背面とを有し、この背面は中央開口226
を有し、装着されたときに、インフレータの一部がこの
中央開口内に延びる。さらに、一対の装着耳部232,
234が、ハウジングを縦シートフレーム部材24に保
持するために同様に使用される。あるいは、開口226
を図4に示したものと同様な深穴部で代えることもでき
る。
【0022】図5の構造の場合、インフレータ214
に、両側から延びる一体的な保持フランジ236〜23
9が形成されている。各フランジは、ハウジング212
の底部の装着孔242を通る装着ボルト240を受入れ
る。インフレータ214は、ハウジングと共働して半シ
ール状態の内装部材を形成するために、ハウジングの底
部開口内に容易かつシール状態で取付けられる大きさを
有するのが好ましい。
【0023】組立体210のエアバッグ216は、一対
のフラップ254,256が膨張開口の回りのエアバッ
グから延びている図1〜図4に示したものと同様であ
る。各フラップは一対の装着孔258を有し、これらの
装着孔はカバー220の対応する装着孔260との共働
で各ボルト240上に受入れられ、これにより、組み立
てられたときにクッションエンドカバーをハウジングに
捕らえる。したがって、インフレータは捕らえられたク
ッションおよびカバーと共に、ハウジング内で保持され
る。
【0024】本発明は、図面に示しかつ上述した正確な
構造に制限されず、種々の変更および修正が上記特許請
求の範囲で限定した本発明の精神および範囲から逸脱す
ることなく、行うことができることが理解されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両のフロントシートの縦シートフレーム部材
に組み立て可能な本発明の好ましいシート装着式側面衝
突用モジュール組立体の概略的な分解斜視図。
【図2】エアバッグをモジュール組立体の他の部材に装
着するのに好適な膨張開口および装着フラップを含む図
1のエアバッグの部分的平面図。
【図3】縦シートフレーム部材に組み立てられた図1の
組み立てられたシート装着式側面衝突用モジュール組立
体の斜視図。
【図4】本発明のシート装着式側面衝突用モジュール組
立体の他の実施例の概略的な分解斜視図。
【図5】本発明のシート装着式側面衝突用モジュール組
立体のさらに他の実施例の概略的な分解斜視図。
【符号の説明】
10,110,210 モジュール組立体 12,112,212 ハウジング 14,114,214 インフレータ 16,116,216 エアバッグ 18,118 リテーナ 20,120,220 カバー 22 シートバック 24 シートフレーム部材 26,126 深穴部 28,128 浅穴部 30 装着面 36,38 装着開口 32,34,132,134,232,234 装着耳
部 40,42,140,142 装着開口 44,46,144,146 スタッド 48,148 電気ケーブルおよびコネクタ 50 ナット 52 ブッシング 54,56,254,256 フラップ 58,160,258,260 装着孔 60 装着スタッド 62 収容孔 64,65,66,67,68,69 クリップ 70,71,72,73,74,75 タブ 150 半円弧状部 152,154 フランジ 156 ボルト 158 開口 162 ナット 164 展開用シーム 166 カバー孔 226 中央開口 236,237,238,239 保持フランジ 240 装着ボルト 242 装着孔

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ縦に延びるシートフレーム部材を有
    し、かつ、膨張可能な側面衝突用エアバッグを有する形
    式の車両シートに装着するための側面衝突用エアバッグ
    モジュール組立体であって、 展開開口を有し、背面が深穴部に続く浅穴部を有するハ
    ウジングと、 このハウジングの深穴部内に装着するために形成された
    装着手段を有するインフレータと、 膨張開口と、この膨張開口の回りに対向して設けられ、
    装着孔を含む一対のフラップとを有する側面衝突用エア
    バッグと、 前記エアバッグのフラップに係合するように形成され、
    前記エアバッグのフラップを前記ハウジングに固定する
    保持手段と、 前記ハウジングの深穴部が少なくとも部分的に前記車両
    シートフレーム部材の外面の内側に配置されるように、
    前記組立体を前記車両シートに取付け可能とする装着手
    段と、を備えるモジュール組立体。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、さらに、一方が前記
    深穴部の一方の端部で開口した一対の装着孔を形成し、
    前記インフレータの装着手段は、さらに、前記ハウジン
    グの装着孔に組合い係合するように形成されかつ配置さ
    れて前記インフレータの各端部から延びるスタッドを備
    え、前記スタッドのひとつはさらに、前記装着孔のひと
    つから延びるねじ付き部を備え、ナットを受け入れかつ
    前記ハウジング内に前記インフレータを捕らえる請求項
    1に記載のモジュール組立体。
  3. 【請求項3】 前記インフレータ装着手段は、前記イン
    フレータの一端に設けられた少なくともひとつのキー付
    きスタッドを備え、前記ハウジングは、さらに、このス
    タッドを収容するための少なくともひとつのキー溝付き
    孔を備え、前記保持手段は、前記ハウジングの深穴部内
    で前記インフレータに係合し、前記キー付きスタッドお
    よびキー溝付き孔は前記ハウジング内で前記インフレー
    タを方向付ける請求項1に記載のモジュール組立体。
  4. 【請求項4】 前記インフレータ装着手段と前記保持手
    段とは、前記インフレータと前記エアバッグと前記カバ
    ーとを前記ハウジング内に保持するために形成された装
    着ボルトを含む、前記インフレータの各端部から半径方
    向外方に延びる一対の対向したフランジ耳部を備える請
    求項1に記載のモジュール組立体。
  5. 【請求項5】 さらに、エアバッグカバーを備え、この
    エアバッグカバーは、対向する長手方向縁部に沿って形
    成されかつ配置され、前記ハウジングの外側長手方向縁
    部に沿って形成されかつ配置された複数のタブに係合す
    る複数の一体的に形成されたクリップを有する請求項1
    に記載のモジュール組立体。
  6. 【請求項6】 前記カバーは、プラスチック材料の単一
    片から一体的にモールド成型される請求項5に記載のモ
    ジュール組立体。
  7. 【請求項7】 一対の長手方向に延びる対向したフラッ
    プを有するエアバッグカバーをさらに備え、各フラップ
    は、前記カバーを前記ハウジングに保持するように、前
    記保持手段と前記ハウジングとの間に装着するために形
    成された複数の孔を有した請求項1に記載のモジュール
    組立体。
  8. 【請求項8】 前記ハウジングの深穴部は、前記インフ
    レータを収容するために形成された深絞り凹所である請
    求項1に記載のモジュール組立体。
  9. 【請求項9】 前記ハウジングは、L字状断面形状を有
    する請求項8に記載のモジュール組立体。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングは、T字状断面形状を
    有する請求項8に記載のモジュール組立体。
  11. 【請求項11】 前記ハウジングの深穴部は、前記イン
    フレータの少なくとも一部を収容するために前記ハウジ
    ングの背面に設けられた開口を備える請求項1に記載の
    モジュール組立体。
  12. 【請求項12】 前記保持手段は、後方に延びる複数の
    装着スタッドを有する部分的に円弧状のリテーナを備
    え、これらの装着スタッドのそれぞれは、それぞれのエ
    アバッグフラップの装着孔を受けるために形成され、前
    記リテーナは前記インフレータと前記ハウジングの深穴
    部の底部との間に組み立てられ、前記装着スタッドを介
    して前記エアバッグフラップを前記リテーナに沿って捕
    らえる請求項1に記載のモジュール組立体。
  13. 【請求項13】 前記インフレータは、さらに、少なく
    ともひとつのキー付きスタッドを備え、前記ハウジング
    は、さらに、前記インフレータを整合した構造に受け入
    れるための少なくともひとつのキー溝付き装着孔を備
    え、前記リテーナは、一対の長手方向に延びるフランジ
    を両側に有する部分的に円弧状の部材を備え、これらの
    フランジのそれぞれは前記リテーナをハウジングに取付
    けて前記インフレータをその間に捕えるための複数の固
    定具を備え、前記リテーナの前記一部が円弧状の部材
    は、前記インフレータから前記エアバッグ内に膨張ガス
    を通すための複数の膨張開口を備える請求項1に記載の
    モジュール組立体。
  14. 【請求項14】 さらに、一対の対向する長手方向縁部
    を有するエアバッグカバーを備え、これらの各縁部は、
    前記カバーが前記リテーナとハウジングとの間に閉じ込
    められるように前記リテーナ固定具上に装着するために
    形成された一対の装着開口を有する請求項13に記載の
    モジュール組立体。
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