JP7235949B2 - リアサイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車体とリアシートの間に配置されるリアサイドエアバッグ装置に関する。
従来、リアサイドエアバッグ装置として、エアバッグ内にガスを供給するインフレータと、インフレータを車体に固定するためのボックスとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、ボックスは、インフレータが固定される底壁部と、車体に固定される2つのブラケットと、を備えている。そして、2つのうち一方のブラケットは、底壁部よりも左右方向内側に配置され、他方のブラケットは、底壁部よりも左右方向外側に配置されている。
特開2009-040328号公報
しかしながら、従来技術では、ボックスの他方のブラケットが底壁部よりも左右方向外側に配置されることで、例えば車室側からボックスを車体に取り付ける際に、他方のブラケットが底壁部よりも奥に配置されるので、ボックスの取付作業が煩雑になるといった問題がある。
そこで、本発明は、ボックス(取付ブラケット)の取付作業を容易に行うことができるリアサイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決する本発明は、車体の側壁とリアシートの間に配置されるリアサイドエアバッグ装置であって、エアバッグと、前記エアバッグ内にガスを供給するインフレータと、前記インフレータが固定される取付ブラケットと、を備える。
前記取付ブラケットは、前記インフレータが固定されるインフレータ固定部と、他の部材に固定される第1固定部および第2固定部と、を有する。
前記第1固定部および前記第2固定部は、前記インフレータ固定部よりも左右方向内側に配置されている。
この構成によれば、例えば車室側から取付ブラケットを車体に取り付ける際に、第1固定部および第2固定部が作業者の手前に配置されるので、取付ブラケットの取付作業を容易に行うことができる。
また、前記第1固定部は、前記第2固定部よりも左右方向外側に配置されていてもよい。
これによれば、例えば車室側から取付ブラケットを車体に取り付ける際に、第2固定部が第1固定部よりも作業者の手前に配置されるので、第2固定部の取付作業をより容易に行うことができる。
また、前記第1固定部は、前記インフレータよりも上方に配置され、前記第2固定部は、前記インフレータよりも下方に配置されていてもよい。
これによれば、例えば第1固定部および第2固定部がインフレータの前後に配置される構成と比べ、リアサイドエアバッグ装置を前後方向に小型化することができる。
また、前記取付ブラケットは、前記エアバッグおよび前記インフレータを備えたエアバッグモジュールの上方に配置される上壁と、前記エアバッグモジュールの下方に配置される下壁と、を備えていてもよい。
これによれば、エアバッグが上下に広がりすぎることを抑制することができる。
また、前記上壁および前記下壁は、前記エアバッグモジュールの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されていてもよい。
これによれば、上壁および下壁の前後幅がエアバッグモジュールの前後幅よりも狭いので、取付ブラケットの軽量化を図ることができる。
また、前記第1固定部および前記第2固定部は、前記エアバッグモジュールの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されていてもよい。
これによれば、第1固定部および第2固定部の前後幅がエアバッグモジュールの前後幅よりも狭いので、取付ブラケットの軽量化を図ることができる。
また、前記インフレータ固定部は、前記エアバッグモジュールの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されていてもよい。
これによれば、インフレータ固定部の前後幅がエアバッグモジュールの前後幅よりも狭いので、取付ブラケットの軽量化を図ることができる。
本発明に係るリアサイドエアバッグ装置によれば、例えば車室側から取付ブラケットを車体に取り付ける際に、第1固定部および第2固定部が作業者の手前に配置されるので、取付ブラケットの取付作業を容易に行うことができる。
また、第1固定部が第2固定部よりも左右方向外側に配置されることで、例えば車室側から取付ブラケットを車体に取り付ける際に、第2固定部が第1固定部よりも作業者の手前に配置されるので、第2固定部の取付作業をより容易に行うことができる。
また、第1固定部が、インフレータよりも上方に配置され、第2固定部が、インフレータよりも下方に配置されることで、例えば第1固定部および第2固定部がインフレータの前後に配置される構成と比べ、リアサイドエアバッグ装置を前後方向に小型化することができる。
また、取付ブラケットが、エアバッグモジュールの上方に配置される上壁と、エアバッグモジュールの下方に配置される下壁を備えることで、エアバッグが上下に広がりすぎることを抑制することができる。
また、上壁および下壁の前後幅をエアバッグモジュールの前後幅よりも狭くすることで、取付ブラケットの軽量化を図ることができる。
また、第1固定部および第2固定部の前後幅をエアバッグモジュールの前後幅よりも狭くすることで、取付ブラケットの軽量化を図ることができる。
また、インフレータ固定部の前後幅をエアバッグモジュールの前後幅よりも狭くすることで、取付ブラケットの軽量化を図ることができる。
リアサイドエアバッグ装置が設けられた車両を車室内から見た図である。 サイドパネル、ストライカおよびリアサイドエアバッグ装置の関係を車室側から見た側面図(a)と、ストライカを上方から見た図(b)である。 リアサイドエアバッグ装置の内部構造を示す断面図である。 リアサイドエアバッグ装置を分解して示す斜視図である。 ベースブラケットおよびリアサイドエアバッグ装置の第1変形例を示す側面図である。 第1変形例に係るリアサイドエアバッグ装置の内部構造を示す断面図である。 リアサイドエアバッグ装置の第2変形例を示す斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、リアサイドエアバッグ装置1は、自動車の後部座席に適用されるものであり、リアシートSと車体の側壁BSとの間に配置される。
リアシートSは、シートクッションS1およびシートバックS2を有し、シートバックS2は、下端を軸にして前に倒すように回動可能となっている。リアサイドエアバッグ装置1は、側壁BSに固定されており、シートバックS2には固定されていない。このため、図示は省略するが、シートバックS2を前に倒した場合には、リアサイドエアバッグ装置1が側壁BSに残った状態で露出することになる。リアサイドエアバッグ装置1の前面は、シートバックS2の前面と略面一であり、通常のリアシートSの使用時においては、外見的にシートバックS2の一部となっている。なお、本実施形態においては、車体の左側(リアシートSの左側)に配置されるリアサイドエアバッグ装置1について説明するが、車体の右側にも、左右対称な構成のサイドエアバッグ装置を設けることができる。また、本実施形態において、特に断りが無い限り、左右方向の内側、外側は、リアサイドエアバッグ装置1自体ではなく、車体を基準とする。すなわち、車体の左右中心に近い側を内側、車体の左右中心から遠い側を外側とする。また、前後方向は、特に断りが無い限り、リアシートSを基準とする。
図2に示すように、車体は、側壁BSを構成するサイドパネル200を有している。サイドパネル200は、金属からなり、側壁BSを構成する側壁部210と、側壁部210から左右方向内側に膨出するホイールハウス220と、ストライカ設置部230と、を有している。ホイールハウス220は、タイヤTを収容するための部位であり、第1部位221と、第2部位222と、を有している。
第1部位221は、タイヤTの前上部に対応した位置に配置され、タイヤTの前上部の形状に倣って形成されている。第2部位222は、タイヤTの後上部に対応した位置に配置され、第1部位221よりも左右方向内側に膨出している。第2部位222は、サイドパネル200の下部から上部にわたって形成されている。第2部位222は、上部の前後方向の幅が、下部の前後方向の幅よりも小さくなっている。第2部位222の下部の前面には、リアサイドエアバッグ装置1を車体に取り付けるためのL字ブラケット300が溶接等により固定されている。
図3に示すように、L字ブラケット300は、左右方向に直交する面を有する板状の第1板状部310と、第1板状部310の後端部から左右方向外側に延び、ホイールハウス220に固定される第2板状部320と、を有している。L字ブラケット300の第1板状部310には、リアサイドエアバッグ装置1を車体に締結するためのボルトBL2が挿通される孔(符号略)が形成されている。
図2(a)に示すように、ストライカ設置部230は、シートバックS2を起立状態に保持するためのストライカ100の設置面を確保する部位であり、第2部位222の上端部を覆うように、サイドパネル200の上部に溶接等により一体に接合されている。
ストライカ100は、ストライカ設置部230に固定されるベースブラケット110と、ベースブラケット110から左右方向内側に突出するU形状のストライカシャフト120と、を有している。図2(a),(b)に示すように、ベースブラケット110は、板状の部材であり、ストライカ設置部230に取り付けられるベース部111と、ベース部111の前端部から左右方向内側に延出する延出部112と、延出部112の左右方向内側の端部から前方に延出する被固定部113と、を有している。
ベース部111は、左右方向内側から見て上辺が下辺よりも小さい台形状に形成されており、上辺および下辺が前後方向に対して傾斜するように、3つのボルトBL1(図3参照)によってストライカ設置部230に締結されている。つまり、ベースブラケット110は、車体(ストライカ設置部230)と複数の締結点で締結されている。
ベース部111は、ボルトBL1が挿通される第1孔H1、第2孔H2および第3孔H3を有している。第1孔H1は、複数の孔H1~H3のうち最も前方、かつ、最も下方に位置している。詳しくは、第1孔H1は、台形のベース部111の前側下部の角部に形成されている。
第2孔H2は、複数の孔H1~H3のうち最も上方に位置している。詳しくは、第2孔H2は、台形のベース部111の後側上部の角部に形成されている。
第3孔H3は、複数の孔H1~H3のうち最も後方に位置している。詳しくは、第3孔H3は、台形のベース部111の後側下部の角部に形成されている。
延出部112は、台形のベース部111の前側上部の角部から左右方向内側に向けて延びている。被固定部113は、リアサイドエアバッグ装置1の後述する取付ブラケット30が固定される部位であり、左右方向に直交する面を有している。被固定部113は、延出部112の左右方向内側の端部に形成されることで、ベース部111に対して左右方向内側、つまりストライカシャフト120の突出方向にずれている。
被固定部113は、左右方向内側の面から左右方向内側に突出するボルト部114を有している。ボルト部114の先端は、左右方向内側、つまりストライカシャフト120の突出方向を向いている。
リアサイドエアバッグ装置1は、左右方向から見て、ストライカ100およびL字ブラケット300と重なるように配置されている。リアサイドエアバッグ装置1は、ストライカ100のボルト部114とL字ブラケット300の孔を利用して、サイドパネル200に固定されている。
詳しくは、ストライカ設置部230は、ベースブラケット110の各孔H1~H3に対応する位置に孔(図示略)を有している。そして、図3に示すように、ストライカ設置部230の各孔の裏側(左右方向外側)には、ベースブラケット110をストライカ設置部230に締結するためのボルトBL1が螺合するナットN1が溶接等により固定されている。同様に、L字ブラケット300の孔の裏側(左右方向外側)にも、リアサイドエアバッグ装置1をL字ブラケット300に締結するためのボルトBL2が螺合するナットN2が溶接等により固定されている。
リアサイドエアバッグ装置1が車体に取り付けられた状態において、ストライカ100のストライカシャフト120は、リアサイドエアバッグ装置1の左右方向内側の面から突出している。なお、図3においては、リアサイドエアバッグ装置1の後述する表皮部材7の図示を省略している。
リアシートSのシートバックS2には、ストライカ100のストライカシャフト120と係合するラッチ機構S21が設けられている。これにより、シートバックS2がシートクッションS1に対して折り畳まれた状態から引き起こされると、ラッチ機構S21がストライカ100のストライカシャフト120と係合して、シートバックS2が起立状態にロックされる。
図4に示すように、リアサイドエアバッグ装置1は、エアバッグモジュールAMと、取付ブラケット30と、ベース部材4と、表皮部材7と、を備えて構成されている。
図3に示すように、エアバッグモジュールAMは、エアバッグ2と、インフレータ3と、エアバッグ2およびインフレータ3を収納する収納袋BHと、を備えている。
エアバッグ2は、公知のように、車両の衝突時に内部にガスが入れられて膨張し、展開する部材である。エアバッグ2は、収納袋BH内に折り畳まれた状態で収納されている。
インフレータ3は、エアバッグ2内にガスを供給する部材である。インフレータ3は、円柱状の本体部3Aと、本体部3Aから突出して設けられたボルト部3Bとを有する。ボルト部3Bは、本体部3Aの軸心に沿って複数、ここでは、2つ並んで設けられており、各ボルト部3Bは、本体部3Aの軸心に向くように本体部3Aに固定されている。また、各ボルト部3Bは、収納袋BH外に突出している。
図4に示すように、ベース部材4は、エアバッグ2およびインフレータ3を収容し、車体、ここではサイドパネル200に固定される部材である。ベース部材4は、ワイヤフレーム10と、ワイヤフレーム10に一体に形成されたクッションパッド6と、を備えている。
クッションパッド6は、ウレタンフォームなどからなり、前壁61と、前壁61の上端から後方に延びる上壁62と、前壁61および上壁62の左右方向内側の端部に配置される側壁63と、を有している。各壁61~63は、板状に形成されている。前壁61には、エアバッグ2を前方に向けて展開させるためのスリット61Aが形成されている。
側壁63は、第1切欠き63Aおよび第2切欠き63Bを有している。第1切欠き63Aは、ストライカ100のストライカシャフト120(図3参照)を左右方向外側から内側へ通したり、後述する第1固定プレート13を露出させるための切欠きであり、第1固定プレート13等に対応した位置に形成されている。第2切欠き63Bは、後述する第2固定プレート14を露出させるための切欠きであり、第2固定プレート14に対応した位置に形成されている。
ベース部材4には、合成皮革や布地などからなる表皮部材7が被せられている。表皮部材7は、ベース部材4を、上側、左右方向内側および前側から覆う形状を有している。表皮部材7の前部には、クッションパッド6のスリット61Aに対応した位置に、エアバッグ2を前方に向けて展開させるための脆弱部71が形成されている。脆弱部71は、例えばスリットを縫い合わせることで形成される。表皮部材7の左右方向内側の部位には、ストライカ100のストライカシャフト120(図3参照)を左右方向外側から内側へ通すための孔72が形成されている。
ワイヤフレーム10は、主にクッションパッド6の輪郭(各壁61~63の各端部)に沿うように形成された金属からなる第1ワイヤ11および第2ワイヤ12を溶接等で接合することで構成されている。なお、本実施形態では、2本のワイヤ11,12でワイヤフレーム10を構成しているが、本発明はこれに限定されず、ワイヤフレーム10を構成するワイヤの数は、1または3本以上であってもよい。
第1ワイヤ11は、クッションパッド6内に配置され、クッションパッド6の前壁61、上壁62および側壁63の上部(第1切欠き63Aの上側の部分)の輪郭に沿って形成されている。第2ワイヤ12は、クッションパッド6内に配置されるパッド支持部12Aと、クッションパッド6外に配置される第1露出部12Bおよび第2露出部12Cと、を有している。
パッド支持部12Aは、主にクッションパッド6の側壁63の下部(第1切欠き63Aの下側の部分)の輪郭に沿って形成されている。
第1露出部12Bは、前方に向けて開口するU形状に形成され、その内側に、矩形の第1固定プレート13が溶接等により固定されている。詳しくは、第1固定プレート13の3辺が、U形状の第1露出部12Bの底部と各側部とにそれぞれ溶接等で接合されている。
図3に示すように、第1固定プレート13は、前述したストライカ100の被固定部113に固定される部位であり、被固定部113のボルト部114が挿通される孔(符号略)を有している。第1固定プレート13は、パッド支持部12A(後述する第2固定プレート14)よりも左右方向外側に配置されている。そのため、図4に示すように、第1露出部12Bは、第1固定プレート13を支持するU形状の部分がパッド支持部12Aよりも左右方向外側に配置されるように、パッド支持部12Aから左右方向外側に屈曲している。
第2露出部12Cは、L形状に形成される部位であり、上下方向に延びる第1棒状部と、第1棒状部の下端から前方に延びる第2棒状部と、を有している。第2露出部12Cには、矩形の第2固定プレート14が溶接等により固定されている。詳しくは、第2固定プレート14の2辺が、第1棒状部と第2棒状部にそれぞれ溶接等により接合されている。
図3に示すように、第2固定プレート14は、前述したボルトBL2によってL字ブラケット300に締結される部位であり、ボルトBL2が挿通される孔(符号略)を有している。
取付ブラケット30は、エアバッグモジュールAMをベース部材4に取り付けるための部材であり、金属板からなる。取付ブラケット30は、インフレータ固定部31と、第1固定部32と、第2固定部33と、上壁の一例としての第1連結部34と、下壁の一例としての第2連結部35と、を有している。図2(a)に示すように、取付ブラケット30は、エアバッグモジュールAMの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されている。詳しくは、インフレータ固定部31、第1固定部32、第2固定部33、第1連結部34および第2連結部35は、エアバッグモジュールAMの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されている。
図3に示すように、インフレータ固定部31は、インフレータ3が固定される部位であり、インフレータ3の各ボルト部3Bが挿通される2つの孔(符号略)を有している。インフレータ固定部31は、左右方向に直交する面を有する板状の部位であり、各孔は左右方向に貫通している。インフレータ3の各ボルト部3Bは、インフレータ固定部31の各孔に左右方向内側から挿入されて、インフレータ固定部31の左右方向外側に突出している。そして、各ボルト部3BにナットN3が取り付けられることで、各ボルト部3Bは、先端を左右方向外側に向けた状態で、インフレータ固定部31に締結される。
そして、このようにインフレータ3がインフレータ固定部31に取り付けられることで、インフレータ固定部31は、左右方向において、インフレータ3の本体部3Aと、車体の側壁BSを構成する側壁部210との間に配置される。
第1固定部32は、ストライカ設置部230に取り付けられたストライカ100のベースブラケット110の被固定部113に固定される部位であり、被固定部113のボルト部114が入る孔32A(図4参照)を有している。第1固定部32は、左右方向に直交する面を有する板状の部位であり、孔32Aは左右方向に貫通している。ボルト部114は、第1固定プレート13および第1固定部32の各孔に左右方向外側から挿入されて、第1固定部32から左右方向外側に突出している。そして、ボルト部114にナットN4が取り付けられることで、第1固定部32および第1固定プレート13が被固定部113に締結される。
第1固定部32は、インフレータ3およびインフレータ固定部31よりも上方に配置されている。また、第1固定部32は、インフレータ固定部31よりも左右方向内側、詳しくはインフレータ3よりも左右方向内側に配置されている。
第2固定部33は、L字ブラケット300に固定される部位であり、ボルトBL2が挿通される孔33A(図4参照)を有している。第2固定部33は、左右方向に直交する面を有する板状の部位であり、孔33Aは左右方向に貫通している。ボルトBL2は、第2固定部33およびL字ブラケット300の各孔に左右方向内側から挿入され、先端を左右方向外側に向けた状態で、L字ブラケット300に接合されたナットN2に締結されている。つまり、前述したインフレータ固定部31、第1固定部32および第2固定部33は、それぞれ固定対象の部材に対して左右方向に締結されている。
第2固定部33は、インフレータ3およびインフレータ固定部31よりも下方に配置されている。また、第2固定部33は、インフレータ固定部31よりも左右方向内側、詳しくはインフレータ3よりも左右方向内側、より詳しくは第1固定部32よりも左右方向内側に配置されている。
ここで、インフレータ3は、ホイールハウス220の左右方向内側の端Eよりも左右方向外側に配置されている。また、エアバッグモジュールAMおよび取付ブラケット30も、ホイールハウス220の左右方向内側の端Eよりも左右方向外側に配置されている。
第1連結部34は、インフレータ固定部31と第1固定部32とを連結する部位であり、エアバッグモジュールAMの上方に配置されている。第1連結部34は、インフレータ固定部31の上端から左右方向内側に向かうにつれて上方に位置するように、左右方向に対して傾斜している。
第2連結部35は、インフレータ固定部31と第2固定部33とを連結する部位であり、エアバッグモジュールAMの下方に配置されている。第2連結部35は、インフレータ固定部31の下端から左右方向内側に向かうにつれて下方に位置するように、左右方向に対して傾斜している。
図2に示すように、取付ブラケット30がサイドパネル200に取り付けられた状態において、取付ブラケット30は、ホイールハウス220の真上に配置されている。
ここで、図2に示すように、リアサイドエアバッグ装置1が車体に取り付けられた状態においては、エアバッグモジュールAMの後方に、サイドパネル200の第2部位222が配置されている。これにより、エアバッグ2が後方に展開されることが抑制されている。
次に、リアサイドエアバッグ装置1の製造方法とサイドパネル200への取付方法について説明する。
図4に示すように、まず、ワイヤフレーム10を溶接により作成し、ワイヤフレーム10を金型内にインサートしてクッションパッド6をワイヤフレーム10と一体成形する。そして、エアバッグモジュールAMを取付ブラケット30に固定し、ベース部材4の内部に収容する。
詳しくは、エアバッグモジュールAMを固定した取付ブラケット30の第1連結部34をクッションパッド6の第1切欠き63Aの下端と第1露出部12Bの間に配置させつつ、第2固定部33をクッションパッド6と第2固定プレート14の間から左右方向内側に通すことで、各固定部32,33を各固定プレート13,14上に重ねて、仮組みしておく。
その後、ベース部材4に表皮部材7を被せ、表皮部材7をベース部材4に仮組みする。ここで、表皮部材7のベース部材4への組み付けは、表皮部材7の端部に設けた図示せぬフックを、ベース部材4に設けた図示せぬ係合部に係合させることで行うことができる。以上の工程により、リアサイドエアバッグ装置1が製造される。
図2に示すように、リアサイドエアバッグ装置1をサイドパネル200に取り付ける場合には、まず、ストライカ100およびL字ブラケット300を、サイドパネル200に予め固定しておく。リアサイドエアバッグ装置1の取付作業では、まず、取付ブラケット30の第1固定部32の孔32A(図4参照)にストライカ100のボルト部114が通るように、第1固定部32をボルト部114に取り付けつつ、第2固定部33の孔33A(図4参照)を、L字ブラケット300の孔に合わせる。
なお、この際、仮組みした表皮部材7の左右方向内側の部位を捲っておき、各固定部32,33を左右方向内側から視認できるようにしておく。
その後、図3に示すように、各固定部32,33をナットN4およびボルトBL2によってベースブラケット110およびL字ブラケット300に締結する。そして、捲った状態の表皮部材7の左右方向内側の部位をベース部材4に被せることで、リアサイドエアバッグ装置1がサイドパネル200に取り付けられる。
以上、本実施形態に係るリアサイドエアバッグ装置1によれば、次の各効果を奏することができる。
ホイールハウス220の真上の空間を利用して取付ブラケット30を配置するので、取付ブラケット30を車体の形状を加味した適切な位置に配置することができる。
ホイールハウス220の左右方向内側の端Eよりも左右方向外側にインフレータ3を配置することで、ホイールハウス220の真上の空間にインフレータ3の全体を収めることができるので、スペースを有効活用することができる。
左右方向においてインフレータ3と車体の側壁BSとの間にインフレータ固定部31を配置することで、エアバッグ2が車体の側壁BSに向けて展開されるのを抑制することができる。これにより、例えば側壁BSに形成された溶接痕などにエアバッグ2が引っかかってしまうのを抑えることができ、エアバッグ2を安定して展開させることができる。
インフレータ3のボルト部3Bの先端が左右方向外側を向いている、つまりボルト部3Bが左右方向に沿っているので、例えばボルト部が前後方向に沿って配置される構成と比べ、リアサイドエアバッグ装置1を前後方向に小型化することができる。
取付ブラケット30の第1固定部32および第2固定部33をインフレータ3の上下に配置したので、例えば第1固定部および第2固定部がインフレータの前後に配置される構成と比べ、リアサイドエアバッグ装置1を前後方向に小型化することができる。
インフレータ固定部31よりも左右方向内側に第1固定部32および第2固定部33を配置することで、車室側から取付ブラケット30を車体に取り付ける際に、第1固定部32および第2固定部33が作業者の手前に配置されるので、取付ブラケット30の取付作業を容易に行うことができる。
インフレータ固定部31、第1固定部32および第2固定部33を、それぞれ固定対象の部材に対して左右方向に締結したので、例えば前後方向に締結する構造と比べ、リアサイドエアバッグ装置1を前後方向に小型化することができる。
取付ブラケット30の各連結部34,35がエアバッグモジュールAMの上下に配置されるので、エアバッグ2の展開時において、エアバッグ2が上下に広がりすぎることを抑制することができる。
車体に取り付けられるストライカ100のベースブラケット110に取付ブラケット30が取り付けられるため、取付ブラケット30の取付箇所を車体に新たに設定する必要がなくなる。
ベースブラケット110に設けたボルト部114が入る孔32Aを第1固定部32に設けたので、車体に取り付けられたベースブラケット110のボルト部114に第1固定部32を取り付けるだけで、取付ブラケット30の車体への仮組みを容易に行うことができる。
ベースブラケット110のボルト部114の先端が、ストライカシャフト120の突出方向を向くので、取付ブラケット30の第1固定部32を車室側からボルト部114に容易に取り付けることができる。
被固定部113をベース部111に対してストライカシャフト120の突出方向にずらして配置することで、車室側から取付ブラケット30をベースブラケット110に取り付ける際に、被固定部113が作業者の手前に配置されるので、取付ブラケット30の取付作業を容易に行うことができる。
これによれば、インフレータ固定部31、第1固定部32、第2固定部33、第1連結部34および第2連結部35の前後幅がエアバッグモジュールAMの前後幅よりも狭いので、取付ブラケット30の軽量化を図ることができる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以下の他の形態に示すように、適宜変形して実施することが可能である。なお、以下の説明において、前記実施形態と略同じ構造の部材については同一の符号を付し、説明を省略する。
前記実施形態では、取付ブラケット30の第1固定部32をベースブラケット110に締結したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図5および図6に示すように、第1固定部32をベースブラケット110とともに車体に共締めしてもよい。
具体的に、この形態では、ストライカ100のベースブラケット110が、前述したベース部111のみからなっている。なお、リアサイドエアバッグ装置1は、ベースブラケット110の形状変更に伴い多少前記実施形態とは異なるが、実質同じ構造であるため、詳細な説明は省略する。
この実施形態において、リアサイドエアバッグ装置1は、ストライカ100の第1孔H1とL字ブラケット300の孔を利用して、ストライカ設置部230およびL字ブラケット300に締結されている。詳しくは、図6に示すように、第1固定部32は、ボルトBL1によって、第1固定プレート13およびベースブラケット110とともにストライカ設置部230(車体)に共締めされている。また、この状態において、第1固定部32は、ストライカ設置部230との間で第1固定プレート13およびベースブラケット110を挟んでいる。つまり、この形態では、第1固定部32の孔32Aと第1固定プレート13の孔は、ボルトBL1を通すための孔に利用されている。そして、ボルトBL1は、第1固定部32、第1固定プレート13、ベースブラケット110およびストライカ設置部230の各孔に左右方向内側から挿入され、先端を左右方向外側に向けた状態で、ストライカ設置部230に接合されたナットN1に締結されている。
また、図5に示すように、リアサイドエアバッグ装置1が車体に取り付けられた状態において、取付ブラケット30の第2固定部33は、第1固定部32よりも前に配置されている。
そして、第1固定部32は、ベースブラケット110の3つの孔H1~H3のうち最も前方、かつ、最も下方に位置する第1孔H1を利用して、ストライカ設置部230に締結されている。つまり、第1固定部32は、ベースブラケット110の複数の締結点のうち最も前方、かつ、最も下方の締結点で、ベースブラケット110とともに車体に共締めされている。
次に、リアサイドエアバッグ装置1のサイドパネル200への取付方法について説明する。なお、リアサイドエアバッグ装置の製造方法は、前記実施形態と同様である。
図5に示すように、リアサイドエアバッグ装置1をサイドパネル200に取り付ける場合には、まず、リアサイドエアバッグ装置1の取付ブラケット30の各固定部32,33の各孔を、ベースブラケット110の第1孔H1とL字ブラケット300の孔に合わせる。
なお、この際、仮組みした表皮部材7の左右方向内側の部位を捲っておき、各固定部32,33を左右方向内側から視認できるようにしておく。また、ストライカ100およびL字ブラケット300は、サイドパネル200に予め固定しておく。なお、ストライカ100については、ベースブラケット110を、第2孔H2および第3孔H3といった2つの締結点のみでサイドパネル200に締結しておき、第1孔H1についてはボルトBL1を取り付けない状態にしておく。
その後、図6に示すように、各固定部32,33をボルトBL1,BL2によってストライカ設置部230およびL字ブラケット300に締結する。そして、捲った状態の表皮部材7の左右方向内側の部位をベース部材4に被せることで、リアサイドエアバッグ装置1がサイドパネル200に取り付けられる。
以上、この形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
第1固定部32をベースブラケット110とともに車体に共締めするので、前記実施形態と比べ、締結工数を低減させることができる。
ベースブラケット110の車体に対する複数の締結点のうち最も前方の締結点で第1固定部32とベースブラケット110を車体に共締めするので、例えば他の締結点で共締めする構造と比べ、第1固定部32から第2固定部33までの長さ、つまり取付ブラケット30の長さを短くすることができる。
ベースブラケット110の車体に対する複数の締結点のうち最も下方の締結点で第1固定部32とベースブラケット110を車体に共締めするので、例えば他の締結点で共締めする構造と比べ、第1固定部32から第2固定部33までの長さ、つまり取付ブラケット30の長さを短くすることができる。
第1固定部32と車体との間でベースブラケット110を挟む構造とすることで、車体とベースブラケット110が重なって剛性が高くなった部分に取付ブラケット30が取り付けられるので、取付ブラケット30をベースブラケット110に強固に取り付けることができる。
なお、取付ブラケットやクッションパッドなどの構造は、車体の形状などに応じて適宜変更可能である。ここで、車体の形状によっては、車両のテールゲートを開けた場合に、ストライカ100が車両の後方から乗員が視認可能となってしまい、意匠性が損なわれるおそれがある。
この場合には、図7に示すようなクッションパッド600を備えたリアサイドエアバッグ装置1Aを利用することができる。具体的に、図7に示すクッションパッド600は、前壁610と、上壁620と、側壁630と、遮蔽部640と、を有している。
前壁610は、エアバッグモジュールAMを前から覆う壁であり、上下方向に長い長方形の板状に形成されている。前壁610には、エアバッグ2を前方に向けて展開させるためのスリット611が形成されている。
上壁620は、エアバッグモジュールAMを上から覆う壁であり、前壁610の上端から後方に向けて延びている。上壁620は、リアサイドエアバッグ装置1Aを車体に取り付けた状態において、ストライカ100の下に配置される。
側壁630は、エアバッグモジュールAMを左右方向内側から覆う壁であり、前壁610および上壁620の左右方向内側の端部に配置されている。
遮蔽部640は、リアサイドエアバッグ装置1Aを車体に取り付けた状態において、ストライカ100を後ろから覆う壁である。遮蔽部640は、上壁620の後端から上方に向けて延びている。
このように、リアサイドエアバッグ装置1Aに遮蔽部640を設けることで、車両のテールゲートを開けた場合に、ストライカ100が遮蔽部640で隠されるので、ストライカ100が乗員の目に触れず、意匠性を向上させることができる。
なお、図7の構造では、取付ブラケット80は、前記実施形態と略同様の第2固定部33および第2連結部35と、前記実施形態とは異なるインフレータ固定部81と、を有している。インフレータ固定部81は、第2連結部35の左右方向外側の端部から上方に向けて延び、先端部81Aがクッションパッド600の上壁620から上方に突出している。この先端部81Aは、第1固定部の一例であり、ストライカ100のベースブラケット110とともに車体に共締されている。
なお、ワイヤフレームや表皮部材は、クッションパッド600の形状に合わせた形状に形成すればよい。また、ワイヤフレームの各固定プレートは、前記実施形態と同様に、取付ブラケット80の各固定部とベースブラケット110またはL字ブラケット300との間で挟持すればよい。
前記実施形態では、第1固定部32をストライカ設置部230(車体)に固定し、第2固定部33をL字ブラケット300に固定したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1固定部は、ワイヤフレームなどの車体に固定される部材に固定されてもよいし、第2固定部は、車体に直接固定されてもよい。
前記実施形態では、取付ブラケット30全体の前後幅を、エアバッグモジュールAMの前後幅よりも狭くしたが、本発明はこれに限定されず、取付ブラケット30の少なくとも一部の前後幅が、エアバッグモジュールAMの前後幅よりも狭ければよい。例えば、インフレータ固定部31、第1固定部32、第2固定部33、第1連結部34および第2連結部35のうち少なくとも1つの部位の前後幅が、エアバッグモジュールAMの前後幅よりも狭ければよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 リアサイドエアバッグ装置
2 エアバッグ
3 インフレータ
30 取付ブラケット
32 第1固定部
100 ストライカ
110 ベースブラケット
200 サイドパネル
S リアシート

Claims (5)

  1. 車体の側壁とリアシートの間に配置されるリアサイドエアバッグ装置であって、
    エアバッグと、
    前記エアバッグ内にガスを供給するインフレータと、
    前記インフレータが固定される取付ブラケットと、を備え、
    前記取付ブラケットは、前記インフレータが固定されるインフレータ固定部と、他の部材に固定される第1固定部および第2固定部と、を有し、
    前記第1固定部および前記第2固定部は、前記インフレータ固定部よりも左右方向内側に配置され
    前記第1固定部は、前記インフレータよりも上方に配置され、
    前記第2固定部は、前記インフレータよりも下方に配置され、
    前記取付ブラケットは、前記エアバッグおよび前記インフレータを備えたエアバッグモジュールの上方に配置される上壁と、前記エアバッグモジュールの下方に配置される下壁と、を備えることを特徴とするリアサイドエアバッグ装置。
  2. 前記第1固定部は、前記第2固定部よりも左右方向外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のリアサイドエアバッグ装置。
  3. 前記上壁および前記下壁は、前記エアバッグモジュールの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリアサイドエアバッグ装置。
  4. 前記第1固定部および前記第2固定部は、前記エアバッグモジュールの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のリアサイドエアバッグ装置。
  5. 前記インフレータ固定部は、前記エアバッグモジュールの前後方向の幅よりも前後方向に狭い幅で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリアサイドエアバッグ装置。
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