JP5083324B2 - グラブドア付けニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のインスツルメントパネルの助手席前方部位に設けられたグラブドア(グラブボックスのドア)に組付けられ、車両前突時に、グラブドアの一部をティアまたは変形させて押し開き、車室側に展開膨張し、乗員の膝(ニー)を拘束するニーエアバッグを備えたグラブドア付けニーエアバッグ装置に関する。
ニーエアバッグおよびインフレータを含むニーエアバッグモジュールがグラブドアに内蔵され、車両前突時に、ニーエアバッグが車室側に展開膨張して乗員の膝を拘束するグラブドア付けニーエアバッグ装置は知られている(たとえば、特許文献1および特許文献2)。
独国特許出願公開第4209604号公報 米国特許第6276713号明細書
特許文献1、2のグラブドア付けニーエアバッグ装置には、グラブドアの製作途中にニーエアバッグモジュールをグラブドアに組み付けなければならず、グラブドアの製作工程とニーエアバッグモジュールの製作工程を互いに独立させることが難しいという問題がある。
グラブドアに、該グラブドアとは別工程で製作されたニーエアバッグモジュールを組み付けることを可能とするために、複数のグラブドア付けニーエアバッグ装置の構造が検討された。そのうちの1つの構造が、図13および図14に示すグラブドア付けニーエアバッグ装置である(特願2007−306681)。図13および図14のグラブドア付けニーエアバッグ装置は、公知ではなく、エアバッグモジュールのインフレータ支持部材を除いて、本発明にも適用可能である。
図13および図14のグラブドア付けニーエアバッグ装置は、グラブドア1とエアバッグドア5とエアバッグモジュール6を有する。
グラブドア1は、グラブドアインナ3とグラブドアアウタ2とを有し、内部にエアバッグモジュール収納用空間部4を有する。エアバッグドア5は、グラブドアアウタ2に固着されエアバッグモジュール収納用空間部4の周囲に立ち上がり壁5aを有する。
グラブドアインナ3には開口部3aが設けられており、この開口部3aを通すことにより、エアバッグモジュール収納用空間部4に、グラブドア1、エアバッグドア5と別工程で製作されたエアバッグモジュール6が挿入され、組み付けられることが可能である。
エアバッグモジュール6は、エアバッグ7と、インフレータ8と、インフレータ支持部材であるエアバッグケース9とから構成される。エアバッグケース9は、インフレータ8とエアバッグ7をグラブドア背面側から覆うとともにインフレータ8をグラブドアとエアバッグドアに支持する金属製部材から構成される。
エアバッグケース9は、エアバッグケース9の上下両端部に取り付けたフック部材9aをエアバッグドア5の立ち上がり壁5aに形成した穴5bに係合させ、かつ、エアバッグケース9の左右両端部に取り付けた締結ブラケット9bをグラブドアインナ3に締結することにより、グラブドア1およびエアバッグドア5に支持されている。
インフレータ8を保持するインフレータブラケット61からスタッドボルト62がグラブドアインナ3の一般面(の延長)に直交する方向に、したがってエアバッグケース9に直交する方向に、グラブボックス64側に、延びている。スタッドボルト62はエアバッグケース9(本発明のインフレータ支持部材に相当する部材)を挿通して延び、エアバッグケース9の外側でナット63をスタッドボルト62に螺合させることにより、インフレータ8がエアバッグケース9に固定され、支持される。
車両前突時には、インフレータ8が着火してインフレータ8からの膨張用ガスがエアバッグ7に供給され、エアバッグ7が展開膨張し、エアバッグドア5のドア部およびグラブドアアウタ2の一部(ティア加工された部分)を押し開いて車室側に展開し、乗員の膝を拘束する。
しかし、図13および図14のグラブドア付けニーエアバッグ装置にも、なお、つぎに示す課題がある。
(i)スタッドボルト62がグラブドアインナ3の一般面(の延長)に直交する方向に延びており、スタッドボルト62の端部がエアバッグケース9よりもグラブボックス64側に突出しているので、エアバッグモジュール6のインフレータ8取付け部での厚さW(スタッドボルト62のグラブボックス64側への突出端とインフレータ8のスタッドボルトと反対側の外形端との間の距離)が厚い。その結果、グラブボックス64の容量がその分小さくなる。
(ii)実際には、グラブドアインナ3には開口部3aに樹脂カバー(図13には図示略)が装着される。該カバーがスタッドボルト62と干渉しないように、樹脂カバーはスタッドボルト62のグラブボックス64側への突出端よりグラブボックス64側に位置するので、グラブボックス64の容量がさらに小さくなる。
本発明の目的は、グラブドアとは別工程で製作されたエアバッグモジュールをグラブドアに後付けで組み付けることができるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、エアバッグモジュールのインフレータ取付け部での厚さ(スタッドボルトのグラブボックス側への突出端とインフレータのスタッドボルトから遠い側、すなわちグラブボックスと反対側の外形端との間の距離)が(図13〜図14の場合に比べて)薄い、グラブドア付けニーエアバッグ装置を提供することにある。
上記課題を解決する、または上記目的を達成する本発明のグラブドア付けニーエアバッグ装置は、つぎのとおりである。
つぎの(1)〜(10)は本発明の全実施例に共通に適用可能である。
(1) 一般面をもつグラブドアインナとグラブドアアウタとを有し内部にエアバッグモジュール収納用空間部を有するグラブドアと、
グラブドアアウタに固着されエアバッグモジュール収納用空間部の周囲に立ち上がる立ち上がり壁を有するエアバッグドアと、
インフレータと、エアバッグと、前記インフレータを前記エアバッグモジュール収納用空間部内に支持するインフレータ支持部材とを含むエアバッグモジュールと、
を有するグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
前記インフレータ支持部材は、インレータが取り付けられるインフレータ取付け部を有し、前記インフレータ取付け部が前記グラブドアインナの一般面に対してグラブドア上下方向下方に傾けられており、
前記インフレータは前記インフレータ取付け部に直交する方向に延びるボルトにより前記インフレータ取付け部にて前記インフレータ支持部材に取り付けられており、
前記ボルトの全体が前記グラブドアインナの前記一般面とその延長より車両前後方向後方に配置されており、
前記グラブドアインナには、前記エアバッグモジュール収納用空間部の前方に開口部が設けられており、該開口部には、前記エアバッグモジュール収納用空間部、前記ボルトおよび前記インフレータ支持部材を前方から覆うカバーが取り付けられているグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記一般面をもつ前記グラブドアインナと前記グラブドアアウタとを有し内部に前記エアバッグモジュール収納用空間部を有する前記グラブドアと、
前記グラブドアアウタに固着され前記エアバッグモジュール収納用空間部の周囲に立ち上がる前記立ち上がり壁を有する前記エアバッグドアと、
前記インフレータと、前記エアバッグと、前記インフレータを前記エアバッグモジュール収納用空間部内に支持する前記インフレータ支持部材とを含む前記エアバッグモジュールと、
を有する前記グラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
前記インフレータ支持部材は、前記インレータが取り付けられる前記インフレータ取付け部を有し、前記インフレータ取付け部が前記グラブドアインナの前記一般面に対してグラブドア上下方向に傾けられており、
前記インフレータは前記インフレータ取付け部に直交する方向に延びる前記ボルトにより前記インフレータ取付け部にて前記インフレータ支持部材に取付けられており、
前記グラブドアインナには、前記エアバッグモジュール収納用空間部の前方に開口部が設けられており、該開口部には、前記エアバッグモジュール収納用空間部、前記ボルトおよび前記インフレータ支持部材を前方から覆うカバーが取り付けられているグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記インフレータ支持部材は、前記グラブドアインナの一般面に平行な部分を有する第1の部分と、前記グラブドアインナの一般面に垂直な部分を有する第2の部分とを有し、前記第2の部分は、前記第1の部分に結合されるか、前記第1の部分と一体に形成されており、前記インフレータ取付け部は前記第1の部分に形成されている、(1)または2)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記ボルトはスタッドボルトであり、前記インフレータは、該インフレータを保持するインフレータ取付けブラケットに固定された、前記インフレータ取付け部と直交する方向に延びる前記スタッドボルトにより、前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられている、(1)〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部は前記グラブドアインナの一般面に対して車両下方側に30度〜60度の範囲にある角度だけ傾いている(1)〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記インフレータ支持部材は、該インフレータ支持部材の上下方向両端部で前記エアバッグドアの立ち上がり壁に係合される()〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記インフレータ支持部材の上下方向両端部に該インフレータ支持部材を前記エアバッグドアの立ち上がり壁に係合させるフック部が設けられている()〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記インフレータ支持部材は、該インフレータ支持部材の左右方向両端部で前記グラブドアに固定される(1)〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
) 前記インフレータ支持部材のインフレータ取付け部にはインフレータへのコネクタ挿入穴が形成されている(1)〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(10)は、本発明の実施例1の、構造例1と構造例2に適用される。
10) 前記インフレータ支持部材の第1の部分がリテーナからなり、前記インフレータ支持部材の第2の部分がエアバッグケースからなる()〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(11)は、本発明の実施例2に適用される。
11) 前記インフレータ支持部材の第1の部分がエアバッグケースの底壁からなり、前記インフレータ支持部材の第2の部分が前記エアバッグケースの側壁からなる()〜()の何れか1つに記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(12)は、本発明の実施例1の構造例1に適用される。
12) 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられた前記インフレータの中心は、前記エアバッグモジュール収納用空間部の上下方向中心からグラブドア上下方向に位置がずれている(10)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(13)は、本発明の実施例1の構造例1に適用される。
13) 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられた前記インフレータは前記エアバッグモジュール収納用空間部の上下方向下端部に配置されている(10)または(12)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(14)は、本発明の実施例1の構造例2と、実施例2に適用される。
14) 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられた前記インフレータの中心は、前記エアバッグモジュール収納用空間部のほぼ上下方向中心に位置する(10)または(11)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(15)は、本発明の実施例1の構造例2と、実施例2に適用される。
15) 前記インフレータ支持部材のインフレータ取付け部には、該インフレータ取付け部から屈曲して該インフレータ取付け部に対して上下方向に延びるインパクター座面部が接続している(14)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
つぎの(16)は、本発明の実施例1の構造例2と、実施例2に適用される。
16) 前記インフレータ支持部材のインフレータ取付け部に接続する前記インパクター座面部には、該インパクター座面部から屈曲して該インパクター座面部に対して上下方向に延びるエアバッグ押さえ部が接続している(15)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
上記(1)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材は、インレータが取り付けられるインフレータ取付け部を有し、インフレータ取付け部はグラブドアインナの一般面に対して上下方向下方に傾けられており、インフレータはインフレータ取付け部に直交する方向に延びるボルトによりインフレータ取付け部にてインフレータ支持部材に取付けられているので、エアバッグモジュールのインフレータ取付け部での厚さ(ボルトまたは該ボルトに螺合されるナットのグラブボックス側への突出端と、インフレータの、ボルトから遠い側の、すなわちグラブボックスと反対側の、外形端との間の、グラブドアインナの一般面に直交する方向の距離W 0 、図1、図7に図示)が、図13〜図14の場合に比べて、薄い。
また、グラブドアインナには、エアバッグモジュール収納用空間部の前方に開口部が設けられており、該開口部の縁には、エアバッグモジュール収納用空間部、ボルトおよびインフレータ支持部材を前方から覆うカバーが取り付けられているので、グラブドアインナの凹凸が無くなり、グラブボックス内に収納されるグッズが、グラブドアインナの凹凸に進入することがなくなる。
上記()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、上記(1)の効果と同じ効果が得られる。
上記()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材が、グラブドアインナの一般面に平行な部分を有する第1の部分と、グラブドアインナの一般面に垂直な部分を有する第2の部分とを有し、インフレータ取付け部は、第1の部分に形成されており、第1の部分のグラブドアインナの一般面に平行な部分に対して傾いているので、図13〜図14の例の場合のようにボルトがグラブドアインナの一般面に直交する方向に延びる場合(図13〜図14の場合)に比べて、エアバッグモジュールのインフレータ取付け部での厚さが薄くなる。
上記()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、ボルトはスタッドボルトであり、インフレータは、該インフレータを保持するインフレータ取付けブラケットに固定されたスタッドボルトにより、インフレータ取付け部に取り付けられているので、エアバッグモジュールのインフレータ取付け部での厚さは、スタッドボルトまたは該スタッドボルトに螺合されるナットのグラブボックス側への突出端と、インフレータの、スタッドボルトから遠い側の、すなわちグラブボックスと反対側の、外形端との間の、グラブドアインナの一般面に直交する方向の距離(W0 、図1、図7に図示)となり、図13〜図14の場合に比べて、薄い。
ーーー
上記()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ取付け部はグラブドアインナの一般面に対して30度〜60度の範囲にある角度だけ傾いているので、ボルトのまたは該ボルトに螺合されるナットのグラブボックス側への突出端を、インフレータ支持部材のグラブドアインナの一般面に平行な部分の延長面よりグラブドアアウタ側に納めることができる。
上記()、()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材が、インフレータ支持部材の上下方向両端部でエアバッグドアの立ち上がり壁に係合されるので、エアバッグ膨張反力の一部を、エアバッグドアを介してグラブドアアウタで受けることができる。
上記()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材が、インフレータ支持部材の左右方向両端部でグラブドアに締結されるので、エアバッグ膨張反力の一部を、直接、グラブドアで受けることができる。
上記()のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材にはインフレータへのコネクタ挿入穴が形成されているので、インフレータへのコネクタの差し込みが、インフレータ支持部材と干渉しないため、容易となる。
上記(10)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材の第1の部分がリテーナからなり、インフレータ支持部材の第2の部分がエアバッグケースからなるので、リテーナをエアバッグケースと独立に構成することが可能となり、独立に構成した場合は、傾斜したインフレータ取付け部をリテーナに形成することが容易となる。
上記(11)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材の第1の部分がエアバッグケースの底壁からなり、インフレータ支持部材の第2の部分がエアバッグケースの側壁からなるので、第1の部分と第2の部分を1つのエアバッグケースから構成することができ、別々の部品から構成する場合に比べて、部品点数を削減できる。
上記(12)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ取付け部に取り付けられたインフレータの中心は、エアバッグモジュール収納用空間部の上下方向中心からグラブドア上下方向に位置がずれているので、インフレータがエアバッグモジュール収納用空間部の上下方向中央部に配置されている場合に比べて、グラブドア付けニーエアバッグ装置の重心を上下方向中央部から上下に変移させることができる。
上記(13)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータがエアバッグモジュール収納用空間部の上下方向下端部に配置されているので、インフレータがエアバッグモジュール収納用空間部の上下方向中央部に配置されている場合に比べて、グラブドア付けニーエアバッグ装置の重心を下方に変移させることができ、グラブドアの開閉操作が軽くなる。
上記(14)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材のインフレータ取付け部に取り付けられたインフレータの中心が、エアバッグモジュール収納用空間部のほぼ上下方向中心に位置するので、インフレータ支持部材のインフレータ取付け部より下側部に、インパクター座面部やエアバッグ押さえ部を設けることが容易である。
上記(15)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材のインフレータ取付け部には、該インフレータ取付け部から屈曲して該インフレータ取付け部に対して上下方向に延びる、ボルトとほぼ平行なインパクター座面部が接続しているので、インフレータ支持部材にインパクター座面部が容易に確保され、ボルト(たとえば、スタッドボルト)へのナットへの締め込み作業が容易になる。
上記(16)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インパクター座面部には、インパクター座面部から屈曲して該インパクター座面部に対して上下方向に延びるエアバッグ押さえ部が接続しているので、エアバッグが膨張展開する時にエアバッグ押さえ部でエアバッグを押さえることができ、エアバッグがグラブボックス側に展開することを抑制できる。
本発明の実施例1の構造例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の全体断面図である。 図1のグラブドア付けニーエアバッグ装置(本発明の実施例1の構造例2にも適用可能)のうち、グラブドアインナの概略斜視図(グラブドア背面側から見た場合)である。 図1のグラブドア付けニーエアバッグ装置(本発明の実施例1の構造例2にも適用可能)のうち、グラブドアアウタの概略斜視図(ただし、グラブドア背面側から見た場合)である。 図1のグラブドア付けニーエアバッグ装置(本発明の実施例1の構造例2にも適用可能)のうち、エアバッグドアの概略斜視図(ただし、グラブドア背面側から見た場合)である。 図1のグラブドア付けニーエアバッグ装置のうち、エアバッグモジュールの概略斜視図(ただし、グラブドア背面側から見た場合)である。 図5のエアバッグモジュールの拡大断面図である。 本発明の実施例1の構造例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の全体断面図である。 図7のグラブドア付けニーエアバッグ装置のうち、エアバッグモジュールの概略斜視図(ただし、グラブドア背面側から見た場合)である。 図8のエアバッグモジュールの一部分の拡大斜視図である。 本発明の実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の全体断面図である。 本発明の実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の概略斜視図である。 図1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、エアバッグ展開膨張時の全体断面図である。 ニーエアバッグモジュールを後付けでグラブドアに組み付けることが可能なグラブドア付けニーエアバッグ装置の開発で検討された、一例のグラブドア付けニーエアバッグ装置(公知ではなく、エアバッグケースを除き本発明にも適用可能な装置)の概略断面図である。 図13のグラブドア付けニーエアバッグ装置のうち、エアバッグモジュールの概略斜視図である。
以下に、本発明のグラブドア付けニーエアバッグ装置を、図1〜図12を参照して説明する。
図1〜図11は、エアバッグが展開前の本発明のグラブドア付けニーエアバッグ装置の構成を示し、図12はエアバッグが展開膨張した状態のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示す。
図1〜図9は、本発明の実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示す。本発明の実施例1では、インフレータ支持部材がリテーナとエアバッグケースからなる。
図1〜図6は、本発明の実施例1で、インフレータ支持部材のインフレータ取付け部に取り付けられたインフレータがエアバッグモジュール収納用空間部の上下方向下端部に位置している構造(構造例1)を示す。
図7〜図9は、本発明の実施例1で、インフレータ支持部材のインフレータ取付け部に取り付けられたインフレータがエアバッグモジュール収納用空間部の上下方向中央部に位置している構造(構造例2)を示す。図2〜図4は、図1の装置にも、図7の装置にも適用可能である。
図10および図11は、本発明の実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示す。本発明の実施例2では、インフレータ支持部材がエアバッグケースからなる。
図中、本発明の全実施例に共通な構成部分に対しては、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。
図中、矢印Frは車両装着時でのグラブドア前方(グラブボックス側、すなわち、車室と反対側)を示し、Upは車両装着時でのグラブドア上方を示す。
〔実施例1の構成−−−全実施例にも適用可能な構成を含む〕
〔実施例1の構成のうち全実施例にも適用可能な構成〕
まず、本発明の実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置10の構成のうち、本発明の全実施例に共通に適用可能な部分を、図1〜図9、および図12を参照して説明する。実施例1と実施例2に共通な構成部分については、図1〜図9に代えて、図10、図11を参照してもよい。
図1〜図9に示すように、本発明のグラブドア付けニーエアバッグ装置10は、内部にエアバッグモジュール収納用空間部(以下、単に「収納用空間部」と称する)14を有するグラブドア11と、エアバッグドア15と、エアバッグモジュール16とを有する。エアバッグドア15は、グラブドア11に溶着される。エアバッグモジュール16はグラブドア11とは別工程で作製されて、エアバッグドア15を溶着したグラブドア11を作製後、グラブドア11の収納用空間部14に組み付けられる。エアバッグモジュール16はを収納用空間部14に組み付け後、カバー26で収納用空間部14を覆う。
グラブドア11は、車両のグラブボックス31のドアで、助手席前方のインスツルメントパネル30部位に、グラブボックスの開口部の下端部に位置する回動中心32まわりに上下方向に回動可能に、すなわち、グラブボックス31内空間を開閉可能に、配置される。グラブドア11の収納用空間部14は、平均体型の成人男子の乗員が助手席に着席した時の乗員の膝Jの前方に位置する。回動中心32は、グラブドア11の断面内にあってもよいし、グラブドア11からブラケットをグラブドア外側に突出させ、該ブラケットに回動中心を設けてもよい。グラブドア11は、グラブドア11の閉状態(図1の状態)で、上方にいくに従って車室側に傾くように、インスツルメントパネル30の車室に面する部分の外形に合わせて、傾斜している。
グラブドア11は、車室に面するグラブドアアウタ12と、グラブドアアウタ12よりグラブボックス31側(車室側と反対側)にあるグラブドアインナ13とを有し、グラブドア内部に収納用空間部14を有する。グラブドアインナ13はグラブボックス31内部に面しグラブドア11のグラブボックス31側の表面を構成する一般面13cを有する。グラブドアインナ13には、収納用空間部14の背面部位(車両前方部位)に、収納用空間部14を背面側(グラブボックス31側)に向かって開放する開口部13aが形成されている。エアバッグモジュール16は、開口部13aを通して収納用空間部14に挿入され、収納される。
エアバッグモジュール16を収納用空間部14に挿入した後、グラブドアインナ13の開口部13aは樹脂製のカバー26でカバーされる。ただし、後述するリテーナ18および/またはエアバッグケース19がカバー26を兼ねる場合は、カバー26を設けなくてもよい。
グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12とは、グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12の何れか少なくとも一方の部材に形成したリブ11aの先端部で溶着、または締結にて、互いに固定される。図示例は溶着(振動溶着)された場合を示す。
グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12は、硬質樹脂製であり、硬質樹脂は、たとえば、ポリプロピレン(PP)である。
エアバッグドア15は、収納用空間部14の車両後方に位置する部分を含みグラブドアアウタ12とほぼ平行で矩形状の一般部15bと、収納用空間部14の周囲で、一般部15bから一般部15bに対してほぼ垂直にグラブドアインナ13側に向かって立ち上がる立ち上がり壁15aを有する。
エアバッグドア15の一般部15bは、収納用空間部14の車両後方に位置する部分に、車両前突時に車室側に向かって車室側に開く、上下方向に両開きの、ほぼ矩形状のドア部15d(一般部15bの一部)と、ドア部15dの周囲の部分を有する。ドア部15dはH字状のスリット15eによって一般部15bのドア部15b以外の部分(ドア部15bの周囲の部分)から切り離されているか、または切り離し可能となっている。ドア部15dと立ち上がり壁15aとの間には、収納用空間部14の左右方向辺に対応する部位に、インテグラルヒンジ15cがエアバッグドア15に一体に形成されている。ドア部15dは、車両前突時にエアバッグによって押されてインテグラルヒンジ15cの弾性変形によってインテグラルヒンジ15cまわりに回動し、車室側に向かって開くことができる。立ち上がり壁15aには、後述するフック部材のフック部が係合するフック係合用孔15fが設けられている。
一般部15bとドア部15dは、グラブドアアウタ12に溶着される。
エアバッグドア15はグラブドアインナ13とグラブドアアウタ12の材料の硬質樹脂(ポリプロピレン(PP))より軟質の軟質樹脂、たとえばオレフィン系エラストマー(TPO、一般的にPPの中に、エチレンプロピレンゴムを微分散させた熱可塑性エラストマー)、からなる。これは、常温下および低温下でエラストマー(弾性体)であり、極低温(−30℃)下でも、インテグラルヒンジ15c部位が弾性変形してドア部15dが開くことができるようにするためである。エアバッグドア15のTPOも、グラブドアインナ13、グラブドアアウタ12のPPも、共に、オレフィン系であるため、TPOのエアバッグドア15は、グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12に溶着可能である。
車両前突時に、エアバッグドア15のドア部15dが開く時に、グラブドアアウタ12の、エアバッグドアのドア部15dに対向する部分12aが、エアバッグドア15のドア部15dと共に開くことができるようにするために、部分12aの周囲にティア加工部(ドア部15dに対向する部分12aを囲む矩形状のティアライン)12bが形成されている。ティアライン12bは、たとえば連続するノッチ(板厚を薄くした加工部)からなり、部分12aがティアライン12bでグラブドアアウタ12の残りの部分(12a以外の部分)12cから破断して、部分12aが、部分12aと溶着しているエアバッグドア15のドア部15dと共にインテグラルヒンジ15cまわりに回動して開き、エアバッグ20が車室側に展開膨張することを可能にする。なお、12dはグラブドアアウタ12の表皮である。
エアバッグモジュール16は、インフレータ25、エアバッグ(ニーエアバッグ)20と、インフレータ25を収納用空間部14内にグラブドアおよび/またはエアバッグドアから支持するインフレータ支持部材17を含む。インフレータ支持部材17は、金属製または樹脂製である。
インフレータ支持部材17は、インレータ25が取り付けられるインフレータ取付け部18dを有する。インフレータ取付け部18dは、グラブドアインナ13の一般面13c(一般面13cの延長を含む)に対して、グラブドア上下方向に30度〜60度の範囲にある角度Kだけ、傾けられている。角度Kは、スタッドボルト23の先端が第1の部分18の一般面部(グラブドアインナ13の一般面13cと平行な部分)18cの延長面からグラブドア外側に突出しないようにするために、30度〜60度の範囲にある角度であり、より望ましくは、40度〜50度の範囲にある角度であり、さらに望ましくは、45度である。
インフレータ25は、インフレータ取付け部18dに直交する方向に延びるボルト23により、インフレータ取付け部18dにてインフレータ支持部材17に取付けられている。ボルト23は、たとえば、スタッドボルト(以下、スタッドボルトで説明する、ただし、スタッドボルトに限るものではない)である。インフレータ25は、インフレータ25を保持するインフレータ取付けブラケット22に固定された、インフレータ取付け部18dと直交する方向に延びるスタッドボルト23により、インフレータ支持部材17のインフレータ取付け部18dに取り付けられている。インフレータ25は、インフレータ取付け部18dに形成されたボルト穴18aにスタッドボルト23を挿通し、ナット24をスタッドボルト23にねじ込むことにより、インフレータ取付け部18dに固定される。
インフレータ支持部材17は、グラブドアインナ13の一般面13cに平行な部分を有する第1の部分18と、グラブドアインナ13の一般面13cに垂直な部分を有する第2の部分19とを有する。第2の部分19は、第1の部分18と別体に形成されて第1の部分18に結合(固定)されるか、または、第1の部分18と一体に形成されている。第2の部分19と第1の部分18とが一体の場合は、1部品を構成する。インフレータ取付け部18dは第1の部分18に形成されている。
インフレータ支持部材17は、インフレータ支持部材17の上下方向両端部でエアバッグドア15の立ち上がり壁15aに係合される。インフレータ支持部材17の上下方向両端部に、インフレータ支持部材17をエアバッグドア15の立ち上がり壁15aに係合させるフック部21aが設けられている。フック部21aは、インフレータ支持部材17と別体のフック部材21に設けられてフック部材21をインフレータ支持部材17の上下方向両端部に固定することにより形成されてもよいし、あるいはインフレータ支持部材17の上下方向両端部に一体に形成されてもよい。
インフレータ支持部材17は、インフレータ支持部材17の左右方向両端部で、グラブドア11(たとえば、グラブドアインナ13)に固定される。グラブドアインナ13にはネジ孔13bが形成されており、ボルトを、インフレータ支持部材17の左右方向両端部に形成されたボルト孔18bに挿通して、グラブドア11(たとえば、グラブドアインナ13)のネジ孔13bにねじ込むことにより、インフレータ支持部材17は、グラブドア11(たとえば、グラブドアインナ13)に固定される。
インフレータ取付け部18dには、インフレータ25へのコネクタ挿入孔18gが形成されている。インフレータ25へのコネクタ41の接続は、このコネクタ挿入穴18gを通して行われる。
グラブドアインナ13の開口部13aには、収納用空間部14、ボルト(スタッドボルト)23およびインフレータ支持部材17を前方から覆うカバー26が取り付けられている。カバー26は樹脂製または金属製である。ボルト(スタッドボルト)23はカバーよりも収納用空間部14側にある。
以上の構成は、本発明の全実施例に共通に適用される。
〔実施例1に特有な構成〕
つぎに、本発明の実施例1に特有な構成を図1〜図9を参照して説明する。
本発明の実施例1では、インフレータ支持部材17の第1の部分18がリテーナ(第1の部分と同じ符号を付す)からなり、第2の部分19がエアバッグケース(第2の部分と同じ符号を付す)からなる。リテーナ18とエアバッグケース19は、単一の部品に一体形成されてもよいし、別体の部品の結合から構成されてもよい。
リテーナ18は、グラブドアインナ13の開口部13aに左右方向に橋渡しされ、リテーナ18の左右方向両端部に形成されたボルト穴18b部位(図5、図8)で、グラブドア11のグラブドアインナ13のネジ穴13b部位(図2)に、ボルトにより締結される。リテーナ18および/またはエアバッグケース19は、フック部21aで、エアバッグドア15の立ち上がり壁15aに係合される。
リテーナ18は、グラブドアインナ13の一般面に対して平行な一般面部18cを有する。インフレータ取付け部18dは、リテーナ18の一般面部18cに対してグラブドア上下方向に角度Kだけ傾けられている。図示例では、インフレータ取付け部18dがリテーナ一般面部18cの下端部に接続してリテーナ一般面部18cから下方に折れ曲がるように傾けられた場合を示している。ただし、インフレータ取付け部18dがリテーナ一般面部18cの上端部に接続してリテーナ一般面部18cから下方に折れ曲がるように傾けられてもよい。
本発明の実施例1は、図1、図5、図6に示した構造(構造例1)を有するグラブドア付けニーエアバッグ装置10と、図7、図8、図9に示した構造(構造例2)を有するグラブドア付けニーエアバッグ装置10とを含む。上記の実施例1のリテーナ18の構成は、構造例1にも、構造例2にも適用可能である。
〔実施例1の構造例1に特有な構成〕
構造例1では、図1、図5、図6に示すように、インフレータ25の中心の位置は、収納用空間部14の上下方向中心からグラブドア上下方向にずれている。たとえば、インフレータ25は、収納用空間部14の上下方向下部に配置されている。
構造例1では、リテーナ18は、インフレータ取付け部18dからさらに折れ曲がって、エアバッグドア15の立ち上がり壁15aにほぼ平行に延びる部分18hを有し、この部分18hに、インフレータ支持部材17の下端側のフック部21aがリテーナ18に一体に形成されている。図1、図5、図6の構造では、インフレータ支持部材17の上端側のフック部21aは、エアバッグケース19に形成されている。
〔実施例1の構造例2に特有な構成(該構成は実施例2にも適用可能)〕
構造例2では、図7、図8、図9に示すように、インフレータ25の中心の位置は、収納用空間部14のほぼ上下方向中心に位置する。フック部21aは、インフレータ支持部材17の上端側と下端側でエアバッグケース19に形成されている。フック部21aはエアバッグケース19と別体に形成されてエアバッグケース19に固定されてもよい。
構造例2では、リテーナ18のインフレータ取付け部18dには、インフレータ取付け部18dから屈曲してインフレータ取付け部18dに対して上下方向に延びる、ボルト23の軸線とほぼ平行なインパクター座面部(インパクターガイド部)18eが接続している。インパクター座面部18eは、インパクターを、ボルト23にナット24を締める時に、インパクターをガイドする。インパクター座面部18eとインフレータ取付け部18dとのなす角度は直角であ。
構造例2では、リテーナ18のインフレータ取付け部18dに接続するインパクター座面部18eには、インパクター座面部18eから屈曲してインパクター座面部18eに対して上下方向に延びるエアバッグ押さえ部18fが接続している。エアバッグ押さえ部18fは、リテーナ10の一般部18cの延長上にあり、リテーナ10の一般部18cと平行である。エアバッグ押さえ部18fは、エアバッグのグラブドアインナ側への膨張を抑制する。
上記の実施例1の構造例2に特有な構成は、本発明の実施例2にも適用可能である。ただし、実施例2では、リテーナ18をエアバッグケース底壁部18と読み変えるものとする。
〔実施例1の作用、効果−−−全実施例にも適用可能な作用、効果を含む〕
〔実施例1の作用、効果のうち全実施例にも適用可能な作用、効果〕
まず、本発明の実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置10の作用、効果のうち、本発明の全実施例に共通に適用可能な部分を、説明する。
図12に示すように、車両前突時には、エアバッグ20が車室側に展開膨張して、乗員の膝Jを前方から拘束する。従来の、グラブドアより下方のインスツルメントパネル部分に組付けられていたタイプのニーエアバッグ装置では、展開膨張したニーエアバッグが、まず乗員の脛を拘束しそこから上方へ展開膨張して乗員の膝を拘束していたので、膝を速やかに拘束することが困難であった。これに対し、本発明のグラブドア付けニーエアバッグ装置10では、ニーエアバッグ20が乗員の膝を直接拘束するので、従来に比べて速やかに膝を拘束できる。
グラブドアインナ13の、収納用空間部14の背面部位(車両前後方向前方部位)に、開口部13aを設けて、この開口部13aを通してエアバッグモジュール16のインフレータ25およびエアバッグ20を収納用空間部14に挿入し、収納するようにしたので、グラブドアインナ13とグラグドアアウタ12とエアバッグドア15を互いに溶着してグラブドア11とエアバッグドア15のアッセンブリを製作した後でも、エアバッグモジュール16をグラブドア11とエアバッグドア15とのアッセンブリに組み付けることができる。これによって、グラブドア11の製作工程とエアバッグモジュール16の製作工程を互いに独立の工程とすることができ、グラブドア11とエアバッグモジュール16とを別々の部品メーカで作製でき、製作工程の自由度が向上する。
グラブドアインナ13に開口部13aを設けたことによって、開口部13aを設けない場合に比べて、グラブドアインナ13ひいてはグラブドア11の剛性、強度が低下する。グラブドア11の剛性、強度の低下を抑制するためには、図13〜図14に示すように、グラブドアインナ3の開口部を金属製のエアバッグケース9で覆い、ケース9の上下両端部に取り付けたフック部材9aをエアバッグドア5の立ち上がり壁5aに形成した穴に係合させ、かつ、エアバッグケース9の左右両端部に取り付けた締結ブラケット9bをグラブドアインナ3に締結することが有効である。
図13〜図14の場合、インフレータ取付けスタッドボルト62は、エアバッグケース9の一般面に対して直交する方向にエアバッグケース9の一般面を挿通してグラブボックス64側に延び、ナット63をスタッドボルト62に締め込むことにより、エアバッグケース9の一般面に固定される。
しかし、図13〜図14の構造では、インフレータ8のエアバッグケース9への取付け部でのエアバッグモジュールの厚さWが厚くなり、その分、グラブボックス64の容量が小さくなるという課題が生じる。
これに対し、図1〜図9、図12の本発明の実施例1の構造では、インフレータ支持部材17が、インレータ25が取り付けられるインフレータ取付け部18dを有し、インフレータ取付け部18dはグラブドアインナ13の一般面13cに対してグラブドア上下方向に傾けられている。また、インフレータ25が、インフレータ取付け部18dと直交する方向に延びるボルト(たとえば、スタッドボルト)23により、インフレータ取付け部18dに固定されている。その結果、エアバッグモジュール16のインフレータ取付け部での厚さ(スタッドボルト23またはそれに螺合されるナット24のグラブボックス側への突出端と、インフレータ25のスタッドボルト23と反対側の外形端との間の、第1の部分18の一般面18cに直交する方向の距離W0 、図1、図7に図示)が、図13〜図14の場合のWに比べて、薄くなる。したがって、W−W0 分、グラブボックス31内の容量が大きくなる。
インフレータ支持部材17が、グラブドアインナ13の一般面13cに平行な部分を有する第1の部分18と、グラブドアインナ13の一般面13cに垂直な部分を有する第2の部分19とを有し、インフレータ取付け部18dが、第1の部分18に形成されており、第1の部分18のグラブドアインナ13の一般面13cに平行な部分に対して傾いているので、図13〜図14に示すようなボルトがグラブドアインナの一般面に直交する方向に延びる場合(図13〜図14の場合)に比べて、エアバッグモジュール16のインフレータ取付け部18dでの厚さが薄くなる。
インフレータ25は、スタッドボルト23により、インフレータ取付け部18dに取り付けられているので、エアバッグモジュール16のインフレータ取付け部18dでの厚さは、スタッドボルト23または該スタッドボルトに螺合されるナット24のグラブボックス64側への突出端とインフレータ25のスタッドボルト23と反対側の外形端との間の距離となり、図13〜図14の場合に比べて、薄い。
インフレータ取付け部18dが、グラブドアインナ13の一般面13cに対して30度〜60度の範囲にある角度だけ傾いているので、ボルト23のまたは該ボルト23に螺合されるナット24のグラブボックス64側への突出端を、インフレータ支持部材17のグラブドアインナ13の一般面13cに平行な部分の延長面よりグラブドアアウタ12側に納めることができる。
インフレータ支持部材17が、インフレータ支持部材17の上下方向両端部でエアバッグドア15の立ち上がり壁15aに係合されるので、エアバッグ膨張反力の一部を、エアバッグドア15を介してグラブドアアウタ12で受けることができる。
インフレータ支持部材17が、インフレータ支持部材17の左右方向両端部でグラブドア11に締結されるので、エアバッグ膨張反力の一部を、直接、グラブドア11で受けることができる。
グラブドアインナ13には、収納用空間部14の前方に開口部13aが設けられており、開口部13aの縁には、収納用空間部14、ボルト23およびインフレータ支持部材17を前方から覆うカバー26が取り付けられているので、グラブドアインナ13の前面に凹凸が無くなり、グラブボックス31内に収納されるグッズが、グラブドアインナ13の凹凸に進入することがなくなる。
以上の作用、効果は、本発明の全実施例に共通に適用される。
〔実施例1に特有な作用、効果〕
つぎに、本発明の実施例1に特有な作用、効果を説明する。
本発明の実施例1では、インフレータ支持部材17の第1の部分18がリテーナ18からなり、インフレータ支持部材17の第2の部分19がエアバッグケース19からなるので、リテーナ18をエアバッグケース19と独立に構成することが可能となり(ただし、一体形成でもよい)、独立に構成した場合は、傾斜したインフレータ取付け部18dをリテーナ18に形成することが容易となる。
また、インフレータ支持部材17の第1の部分18のインフレータ取付け部18dにはインフレータ25へのコネクタ挿入穴18gが形成されているので、インフレータ25へのコネクタ41の接続をこのコネクタ挿入穴18gを通して行うことにより、インフレータ25にコネクタ41を容易に差し込むことができる。
〔実施例1の構造例1に特有な作用、効果〕
本発明の実施例1の構造例1では、インフレータ取付け部18dに取り付けられたインフレータ25の中心が、収納用空間部14の上下方向中心からグラブドア上下方向に位置がずれているので、インフレータ25が収納用空間部14の上下方向中央部に配置されている場合に比べて、グラブドア付けニーエアバッグ装置10の重心を上下方向中央部から上下に変移させることができる。
また、インフレータ25が収納用空間部14内の上下方向下端部に配置されている場合は、インフレータ25が収納用空間部14の上下方向中央部に配置されている場合に比べて、グラブドア付けニーエアバッグ装置10の重心を下方に変移させることができ、グラブドア11の開閉操作が軽くなる。
また、図1に示す構造では、リテーナ18の上下方向下端部分のフック部21aは、リテーナ18と一体に形成されている。その結果、リテーナ18またはエアバッグケース19と、リテーナ18の上下方向下端部分のフック部21aとを、別々の部品から構成する場合に比べて、部品点数が削減され、コストが低減される。
〔実施例1の構造例2に特有な作用、効果(実施例2にも適用可能な作用、効果)〕
本発明の実施例1の構造例2では、インフレータ取付け部18dに取り付けられたインフレータ25の中心が、収納用空間部14のほぼ上下方向中心に位置するので、インフレータ支持部材17のインフレータ取付け部18dより下側部に、インパクター座面部18eやエアバッグ押さえ部18fを設けることが容易である。
インフレータ支持部材17のインフレータ取付け部18dには、インフレータ取付け部18dから屈曲してインフレータ取付け部18dに対して上下方向に延びるインパクター座面部18eが接続している場合は、インパクター40でナット24をスタッドボルト23に締め込む時に、インパクター座面部18eがインパクター40をガイドするので、ナット24の締め込み作業が容易になる。
また、インパクター座面部18eに、インパクター座面部18eから屈曲してインパクター座面部18eに対して上下方向に延びるエアバッグ押さえ部18fが接続している場合は、エアバッグ20が展開、膨張する時に、エアバッグ押さえ部18fが、エアバッグ20がグラブボックス31側に展開することを抑制する。これによって、エアバッグ20は、乗員の膝J側に速やかに展開、膨張し、乗員の膝Jを速やかに拘束することができる。
〔本発明の実施例2に特有な構成〕
前述の本発明の実施例1の構成のうち、本発明の全実施例に適用可能な構成は、本発明の実施例2にも適用される。
以下では、本発明の実施例2に特有な構成を説明する。
本発明の実施例2では、図10、図11に示すように、インフレータ支持部材17が、金属製または樹脂製のエアバッグケース(インフレータ支持部材と同じであるためインフレータ支持部材と同じ符号を付す)17からなる。インフレータ支持部材17の第1の部分18はエアバッグケース17の底壁(第1の部分と同じであるため第1の部分と同じ符号を付す)18からなり、インフレータ支持部材17の第2の部分19はエアバッグケース17の側壁(第2の部分と同じであるため第2の部分と同じ符号を付す)19からなる。エアバッグケース17の底壁18とエアバッグケース17の側壁19とは、互いに一体である。
インフレータ取付け部18dは、エアバッグケース17の底壁18に一体に形成されており、グラブドアインナ13の一般面13aに対して、エアバッグケース17の底壁18の一般面部18cに対して、上下方向に、角度Kだけ、傾斜している。インフレータ25を保持するインフレータ取付けブラケット22は、スタッドボルト23とナット24によりインフレータ取付け部18dに取り付けられ、固定されている。スタッドボルト23とナット24の先端は、エアバッグケース17の底壁18の一般面部18cの延長よりグラブドアアウタ12側に位置する。
エアバッグケース17の上下方向端部の側壁19には、フック部21aが形成されたフック部材21が取付けられているか、または、形成されている。エアバッグケース17はフック部21aでエアバッグドア15の立ち上がり壁15aに支持される。エアバッグケース17の左右方向端部の側壁19には、ブラケット27(ブラケット27はエアバッグケース17に一体形成でもよいし、あるいは別体に形成してエアバッグケース17に取付けられてもよい)が固定されており、ブラケット27に設けられたボルト孔18bにボルトを通して該ボルトをグラブドアインナ13のネジ孔13bにねじ込むことにより、エアバッグケース17の左右方向端部はグラブドアインナ13に固定されている。
また、前述の、本発明の実施例1の構造例2に特有な構成のうち、インパクター座面部(インパクターガイド部)18e、エアバッグ押さえ部18fに係る構成は本発明の実施例2にも適用可能である
〔本発明の実施例2に特有な作用、効果〕
前述の本発明の実施例1の作用、効果のうち、本発明の全実施例に適用可能な作用、効果は、本発明の実施例2にも適用される。
以下では、本発明の実施例2に特有な作用、効果を説明する。
本発明の実施例2では、エアバッグケース17の第1の部分18がエアバッグケースの底壁18からなり、エアバッグケース17の第2の部分19がエアバッグケースの側壁19からなるので、第1の部分18と第2の部分19を1つのエアバッグケース17から構成することができ、第1の部分18と第2の部分19とを別々の部品から構成する場合に比べて、部品点数を削減できる。
また、前述の本発明の実施例1の構造例2に特有な作用、効果のうち、インパクター座面部(インパクターガイド部)18e、エアバッグ押さえ部18fに係る作用、効果は構成は本発明の実施例2にも適用可能である。
10 グラブドア付けニーエアバッグ装置
11 グラブドア
12 グラブドアアウタ
12a グラブドアアウタの、エアバッグドアのドア部15dに対向する部分
12b 矩形状のティアライン(ティア加工部のライン)
12c グラブドアアウタの、部分12a以外の部分
12d 表皮
13 グラブドアインナ
13a 開口部
13b ネジ孔
13c 一般面
14 収納用空間部
15 エアバッグドア
15a 立ち上がり壁
15b 一般部
15c インテグラルヒンジ
15d ドア部
15e H字状のスリット
15f フック係合用孔
16 エアバッグモジュール
17 インフレータ支持部材
18 第1の部分
18a ボルト孔
18b ボルト孔
18c 一般面部
18d インフレータ取付け部
18e インパクター座面部
18f エアバッグ押さえ部
18g コネクタ挿入穴
18h リテーナの、エアバッグドアの立ち上がり壁15aに平行に延びる部分
19 第2の部分
20 エアバッグ
21 フック部材
21a フック部
22 インフレータ取付けブラケット
23 スタッドボルト
24 ナット
25 インフレータ
26 カバー
27 ブラケット
30 インスツルメントパネル
31 グラブボックス
32 グラブドアの回動中心
40 インパクター
41 コネクタ

Claims (16)

  1. 一般面をもつグラブドアインナとグラブドアアウタとを有し内部にエアバッグモジュール収納用空間部を有するグラブドアと、
    グラブドアアウタに固着されエアバッグモジュール収納用空間部の周囲に立ち上がる立ち上がり壁を有するエアバッグドアと、
    インフレータと、エアバッグと、前記インフレータを前記エアバッグモジュール収納用空間部内に支持するインフレータ支持部材とを含むエアバッグモジュールと、
    を有するグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
    前記インフレータ支持部材は、インレータが取り付けられるインフレータ取付け部を有し、前記インフレータ取付け部が前記グラブドアインナの一般面に対してグラブドア上下方向下方に傾けられており、
    前記インフレータは前記インフレータ取付け部に直交する方向に延びるボルトにより前記インフレータ取付け部にて前記インフレータ支持部材に取り付けられており、
    前記ボルトの全体が前記グラブドアインナの前記一般面とその延長より車両前後方向後方に配置されており、
    前記グラブドアインナには、前記エアバッグモジュール収納用空間部の前方に開口部が設けられており、該開口部には、前記エアバッグモジュール収納用空間部、前記ボルトおよび前記インフレータ支持部材を前方から覆うカバーが取り付けられているグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  2. 一般面をもつグラブドアインナとグラブドアアウタとを有し内部にエアバッグモジュール収納用空間部を有するグラブドアと、
    グラブドアアウタに固着されエアバッグモジュール収納用空間部の周囲に立ち上がる立ち上がり壁を有するエアバッグドアと、
    インフレータと、エアバッグと、前記インフレータを前記エアバッグモジュール収納用空間部内に支持するインフレータ支持部材とを含むエアバッグモジュールと、
    を有するグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
    前記インフレータ支持部材は、インレータが取り付けられるインフレータ取付け部を有し、該インフレータ取付け部が前記グラブドアインナの一般面に対してグラブドア上下方向に傾けられており、
    前記インフレータは前記インフレータ取付け部に直交する方向に延びるボルトにより前記インフレータ取付け部にて前記インフレータ支持部材に取付けられており、
    前記グラブドアインナには、前記エアバッグモジュール収納用空間部の前方に開口部が設けられており、該開口部には、前記エアバッグモジュール収納用空間部、前記ボルトおよび前記インフレータ支持部材を前方から覆うカバーが取り付けられているグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  3. 前記インフレータ支持部材は、前記グラブドアインナの一般面に平行な部分を有する第1の部分と、前記グラブドアインナの一般面に垂直な部分を有する第2の部分とを有し、前記第2の部分は、前記第1の部分に結合されるか、前記第1の部分と一体に形成されており、前記インフレータ取付け部は前記第1の部分に形成されている、請求項1または請求項2記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  4. 前記ボルトはスタッドボルトであり、前記インフレータは、該インフレータを保持するインフレータ取付けブラケットに固定された、前記インフレータ取付け部と直交する方向に延びる前記スタッドボルトにより、前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられている、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  5. 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部は前記グラブドアインナの一般面に対して車両下方側に30度〜60度の範囲にある角度だけ傾いている請求項1〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  6. 前記インフレータ支持部材は、該インフレータ支持部材の上下方向両端部で前記エアバッグドアの立ち上がり壁に係合される請求項〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  7. 前記インフレータ支持部材の上下方向両端部に該インフレータ支持部材を前記エアバッグドアの立ち上がり壁に係合させるフック部が設けられている請求項〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  8. 前記インフレータ支持部材は、該インフレータ支持部材の左右方向両端部で前記グラブドアに固定される請求項1〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  9. 前記インフレータ支持部材のインフレータ取付け部にはインフレータへのコネクタ挿入穴が形成されている請求項1〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  10. 前記インフレータ支持部材の第1の部分がリテーナからなり、前記インフレータ支持部材の第2の部分がエアバッグケースからなる請求項〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  11. 前記インフレータ支持部材の第1の部分がエアバッグケースの底壁からなり、前記インフレータ支持部材の第2の部分が前記エアバッグケースの側壁からなる請求項〜請求項の何れか1項に記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  12. 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられた前記インフレータの中心は、前記エアバッグモジュール収納用空間部の上下方向中心からグラブドア上下方向に位置がずれている請求項10記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  13. 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられた前記インフレータは前記エアバッグモジュール収納用空間部の上下方向下端部に配置されている請求項10または請求項12記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  14. 前記インフレータ支持部材の前記インフレータ取付け部に取り付けられた前記インフレータの中心は、前記エアバッグモジュール収納用空間部のほぼ上下方向中心に位置する請求項10または請求項11記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  15. 前記インフレータ支持部材のインフレータ取付け部には、該インフレータ取付け部から屈曲して該インフレータ取付け部に対して上下方向に延びるインパクター座面部が接続している請求項14記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  16. 前記インフレータ支持部材のインフレータ取付け部に接続する前記インパクター座面部には、該インパクター座面部から屈曲して該インパクター座面部に対して上下方向に延びるエアバッグ押さえ部が接続している請求項15記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
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