JP2009220646A - グラブドア付けニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 グラブドアにグラブドアとは別工程で作製されたニーエアバッグモジュールを組付けることができる装置であって、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られる荷重を、リテーナとグラブドアとの締結部以外でもグラブドアに伝達できるグラブドア付けニーエアバッグ装置の提供。
【解決手段】インフレータ支持部材(19)が、グラブドアインナ13に締結されるリテーナ20と、可撓性シート21と、フック部材(22)と、を備えており、さらに、インフレータ支持部材(19)にかかる車両後方側への荷重をグラブドア11に伝達する後方側荷重伝達機構23を備えている。そのため、インフレータ支持部材(19)がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られる荷重を、リテーナ20でグラブドアインナ13に伝達することができるだけでなく、後方側荷重伝達機構23でもグラブドア11に伝達できる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、グラブドア付けニーエアバッグ装置に関する。
ニーエアバッグおよびインフレータを含むニーエアバッグモジュールがグラブドアに内蔵され、車両衝突時に、ニーエアバッグが車室側(車両後方)に展開膨張して乗員の膝(ニー)を拘束するグラブドア付けニーエアバッグ装置は知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
しかし、特許文献1,2のグラブドア付けニーエアバッグ装置には、グラブドアの製作途中にニーエアバッグモジュールをグラブドアに組付けなければならず、グラブドアの製作工程とニーエアバッグモジュールの製作工程を互いに独立させることが難しいという問題がある。
グラブドアに、該グラブドアとは別工程で製作されたニーエアバッグモジュールを組付けることを可能にするために、複数のグラブドア付けニーエアバッグ装置の構造が検討された。そのうちの1つの構造が、本出願人が特願2007−306681号にて出願した、図13、図14に示したグラブドア付けニーエアバッグ装置である。図13、図14に示したグラブドア付けニーエアバッグ装置は、公知ではない。
図13、図14のグラブドア付けニーエアバッグ装置は、グラブドア1と、グラブドア1に固定されるエアバッグドア5と、ニーエアバッグモジュール6と、を有する。
グラブドア1は、グラブドアアウタ2とグラブドアインナ3とを備え、内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部4を備える。
グラブドアアウタ2にはティア部2a(破断部)が形成されており、ニーエアバッグ展開膨張時にティア部2aが破断してティア部2aの内側の部分が開く。
エアバッグドア5は、グラブドア1と別体に形成されており、グラブドアアウタ2に固着されニーエアバッグモジュール収納用空間部4内に立ち上がる立ち上がり壁5aを備える。
グラブドアインナ3には開口部3aが設けられており、この開口部3aを通すことにより、ニーエアバッグモジュール収納用空間部4に、グラブドア1、エアバッグドア5と別工程で製作されたニーエアバッグモジュール6が挿入され、組付けられることが可能である。
ニーエアバッグモジュール6は、ニーエアバッグ7と、インフレータ8と、ニーエアバッグ7及びインフレータ8が取付けられるインフレータ支持部材9と、を備える。
インフレータ支持部材9は、グラブドアインナ3の開口部3aに車両左右方向に橋渡しされて車両左右方向両端部の締結部9dでグラブドアインナ3に締結される金属製のリテーナ9aと、ニーエアバッグ7を車両前方側から(グラブドア1の背面側から)覆う可撓性シート9bと、可撓性シート9bの上下両端部に設けられエアバッグドア5の立ち上がり壁5aに形成した穴5bに係合されるフック部材9cと、を備える。
ニーエアバッグ7が展開膨張するとき、展開膨張初期においては、車両前方側にニーエアバッグ7の展開膨張反力がかかる。この車両前方側への展開膨張反力は、リテーナ9aがグラブドアインナ3に締結されフック部材9cがエアバッグドア5に係合されるため、リテーナ9で受けて締結部9dでグラブドアインナ3に伝達できるとともに可撓性シート9bで受けてフック部材9cでエアバッグドア5を介してグラブドアアウタ2に伝達できる。
しかし、グラブドアアウタ2のティア部2aが破断した後においては、ニーエアバッグ7が車両後方側に展開膨張するため、展開膨張しつつあるニーエアバッグ7の重心は車両後方側に移動していく。それに伴って生じるニーエアバッグ7の慣性力は車両後方側に働く。それゆえ、インフレータ支持部材9がニーエアバッグ7によって車両後方側に引っ張られる。この車両後方側に引っ張られる荷重は、フック部材9cが設けられた可撓性シート9bではほとんど受けることができず、リテーナ9aで大部分を受けて締結部9dでグラブドアインナ3に伝達することになる。そのため、リテーナ9aのグラブドアインナ3との締結部9dの強度を強くしなければならず、リテーナ9aが重くなる。リテーナ9aが重くなるとグラブドア1が重くなり、通常時のグラブドア1の開閉操作が重くなる。
独国特許出願公開第4209604号公報 米国特許第6276713号明細書
本発明の目的は、グラブドアにグラブドアとは別工程で作製されたニーエアバッグモジュールを組付けることができるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られる荷重を、リテーナとグラブドアインナとの締結部以外でもグラブドアに伝達できるグラブドア付けニーエアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) (実施例1〜3)
グラブドアアウタとグラブドアインナとを備え内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部を備えるグラブドアと、
前記グラブドアアウタに固定され前記収納用空間部内に立ち上がる立ち上がり壁を備えるエアバッグドアと、
ニーエアバッグとインフレータとインフレータ支持部材とを備えるニーエアバッグモジュールと、
を有し、
前記グラブドアインナに開口部が形成されており、該開口部を通して前記ニーエアバッグ及びインフレータが前記収納用空間部内に収納されるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
前記インフレータ支持部材は、前記インフレータが取付けられ前記グラブドアインナの開口部に車両左右方向に橋渡しされて車両左右方向両端部で前記グラブドアインナに締結されるリテーナと、前記ニーエアバッグを車両前方側から覆う可撓性シートと、該可撓性シートに設けられ前記エアバッグドアに係合されるフック部材と、前記インフレータ支持部材にかかる車両後方側への荷重を前記グラブドアに伝達する後方側荷重伝達機構と、を備える、グラブドア付けニーエアバッグ装置。
(2) (実施例1)
前記後方側荷重伝達機構は、前記可撓性シートの車両左右方向両端を車両左右方向に延長して形成される延長部と、該延長部を前記グラブドアインナに締結するボルトと、を備える、(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(3) (実施例1)
前記後方側荷重伝達機構のボルトは、前記後方側荷重伝達機構の延長部とともに前記リテーナを前記グラブドアインナに締結している、(2)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(4) (実施例1)
前記後方側荷重伝達機構の延長部は前記グラブドアインナと前記リテーナとの間に配置されており、
前記後方側荷重伝達機構のボルトは、前記グラブドアインナと前記後方側荷重伝達機構の延長部に設けられるボルト孔にカラーを配置した状態で、前記リテーナと後方側荷重伝達機構の延長部とグラブドアインナに設けられるボルト孔に挿入されてナットに捩じ込まれることで、前記延長部とともに前記リテーナを前記グラブドアに締結している、(3)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(5) (実施例2)
前記後方側荷重伝達機構は、前記可撓性シートに設けられ前記グラブドアインナまたは前記エアバッグドアに車両前方側から係合可能な第2のフック部材を備えている、(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(6) (実施例3)
前記後方側荷重伝達機構構は、前記リテーナに設けられ前記グラブドアインナまたは前記エアバッグドアに車両前方側から係合可能な第2のフック部材を備えている、(1)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
(7) (実施例3)
前記後方側荷重伝達機構の第2のフック部材は、前記フック部材に固定されている、(6)記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
上記(1)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、インフレータ支持部材が、インフレータが取付けられグラブドアインナの開口部に車両左右方向に橋渡しされて車両左右方向両端部でグラブドアインナに締結されるリテーナと、ニーエアバッグを車両前方側から覆う可撓性シートと、可撓性シートに設けられエアバッグドアに係合されるフック部材と、を備えており、さらに、インフレータ支持部材にかかる車両後方側への荷重をグラブドアに伝達する後方側荷重伝達機構を備えている。そのため、ニーエアバッグが車両後方側に展開膨張することに伴ってニーエアバッグに車両後方側への慣性力が生じインフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られたときであっても、この車両後方側に引っ張られる荷重を、リテーナで受けて締結部でグラブドアインナに伝達することができるだけでなく、後方側荷重伝達機構でもグラブドアに伝達できる。
上記(2)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、後方側荷重伝達機構が、可撓性シートの車両左右方向両端を車両左右方向に延長して形成される延長部と、延長部をグラブドアインナに締結するボルトと、を備えるため、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られたとき、可撓性シートに引っ張り力が生じ、該引張り力をグラブドアインナに伝達できる。
上記(3)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、後方側荷重伝達機構のボルトが、後方側荷重伝達機構の延長部とともにリテーナをグラブドアインナに締結しているため、後方側荷重伝達機構のボルトとリテーナをグラブドアインナに締結するボルトとが別部品の場合に比べて、部品点数を削減できる。
上記(4)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、グラブドアインナと後方側荷重伝達機構の延長部に設けられるボルト孔にカラーが配置されているため、カラーが配置されていない場合に比べて、後方側荷重伝達機構のボルトを締め付けすぎて後方側荷重伝達機構の延長部が破れたりほつれたりすることを抑制できる。
上記(5)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、後方側荷重伝達機構が、可撓性シートに設けられグラブドアインナまたはエアバッグドアに車両前方側から係合可能な第2のフック部材を備えているため、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られたとき、第2のフック部材がグラブドアインナまたはエアバッグドアに車両前方側から係合する(引っ掛かる)。そのため、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られても、その車両後方側への荷重を第2のフック部材でグラブドアインナまたはエアバッグドアを介してグラブドアアウタに伝達できる。
上記(6)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、後方側荷重伝達機構構が、リテーナに設けられグラブドアインナまたはエアバッグドアに車両前方側から係合可能な第2のフック部材を備えているため、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られたとき、第2のフック部材がグラブドアインナまたはエアバッグドアに車両前方側から係合する(引っ掛かる)。そのため、インフレータ支持部材がニーエアバッグによって車両後方側に引っ張られても、その車両後方側への荷重を第2のフック部材でグラブドアインナまたはエアバッグドアを介してグラブドアアウタに伝達できる。
上記(7)のグラブドア付けニーエアバッグ装置によれば、後方側荷重伝達機構の第2のフック部材がフック部材に固定されているため、第2のフック部材がフック部材に固定されていない場合に比べて、第2のフック部材が設けられるリテーナの強度アップを図ることができる。
以下に、本発明実施例のグラブドア付けニーエアバッグ装置を、図1〜図12を参照して、説明する。図1〜図7は、本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示し、図8、図9は、本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示し、図10〜図12は、本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置を示す。ただし、図2〜図4は、本発明実施例2,3のグラブドア付けニーエアバッグ装置にも適用可能である。
本発明の何れの実施例にも適用される部分には、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。なお、図中、矢印Frは車両前方側(グラブボックス側、車室と反対側)を示し、矢印Upは上方を示す。
〔実施例1〕
まず、本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置を、図1〜図7を参照して、説明する。
本発明実施例のグラブドア付けニーエアバッグ装置(以下、単に装置ともいう)10は、車両のインストルメントパネルの助手席前方部位に設けられたグラブドア(グラブボックスのドア)に組付けられる。
装置10は、図1に示すように、内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部14(以下、単に収納用空間部14と称する)を備えるグラブドア11と、エアバッグドア15と、ニーエアバッグモジュール16と、を有する。
グラブドア11は、車両のグラブボックス31のドアで、助手席前方のインストルメントパネル30部位に、グラブボックス31の開口部の下端部に位置する回動中心32まわりに上下方向に回動可能に(すなわち、グラブボックス31内空間を開閉可能に)、配置される。グラブドア11の収納用空間部14は、平均体型の成人男子(AM50)の乗員が助手席に着座した時の乗員の膝の車両前方に位置する。回動中心32は、グラブドア11の断面内にあってもよいし、グラブドア11の断面外にあってもよい。回動中心32がグラブドア11の断面外にある場合、たとえば、グラブドア11からブラケットをグラブドア外側に突出させ該ブラケットに回動軸を通してその中心を回動中心32としてもよい。
グラブドア11は、グラブドア11の閉状態で、上方にいくに従って車両後方側(車室側)に傾いており、インストルメントパネル30の外形にあわせてある。
グラブドア11は、グラブドアアウタ12と、グラブドアインナ13と、を備え、内部に収納用空間部14を備える。グラブドアインナ13には、収納用空間部14の背面部位に、収納用空間部14を背面側(車両前方側、グラブボックス側)に向かって開放する開口部13aが形成されている。ニーエアバッグモジュール16のニーエアバッグとインフレータは、開口部13aを通して収納用空間部14に挿入され、収納される。
グラブドアアウタ12とグラブドアインナ13とは、グラブドアアウタ12とグラブドアインナ13の何れか少なくとも一方ノブ材に形成したリブの先端部で、溶着または締結にて、互いに固定される。図示例は溶着(たとえば、振動溶着)された場合を示す。
グラブドアアウタ12とグラブドアインナ13は、硬質樹脂製であり、硬質樹脂は、たとえばポリプロピレン(PP)である。
エアバッグドア15は、グラブドアアウタ12とほぼ平行な一般部15bと、収納用空間部14内に、一般部15bから一般部15bに対してほぼ垂直にグラブドアインナ13側(車両前方側)に向かって立ち上がる立ち上がり壁15aを有する。エアバッグドア15の立ち上がり壁15aは、収納用空間部14内の周囲部分に全周にわたってあってもよいし、あるいは収納用空間部14内のうち収納用空間部14の上下端部だけに車両左右方向に延びるように設けられていてもよい。一般部15bは、グラブドアアウタ12に溶着される。
一般部15bの、収納用空間部14に対応する部分に、車両前面衝突時に車両後方側(車室側)に向かって開くドア部15dが形成されている。ドア部15dと立ち上がり壁15aとの間には、収納用空間部14の車両左右方向に延びる辺に平行に、インテグラルヒンジ15cがエアバッグドア15に一体に形成されている。車両前面衝突時に、ドア部15dは、インテグラルヒンジ15cまわりに車両後方側に開く。ドア部15dは、図4に示すように、インテグラルヒンジ15c部を除き、H字状または略H字状のスリット15eによって一般部15bから切り離されており、車両前面衝突時に、インテグラルヒンジ15cまわりに回動、変形して車両後方側に向かって開くことができる。立ち上がり壁15aには、後述するフック部材のフック部が係合するフック係合用孔15fが設けられている。
エアバッグドア15は、グラブドアアウタ12とグラブドアインナ13の材料の硬質樹脂より軟質の軟質樹脂、たとえばオレフィン系エラストマー(TPO、一般的にPPの中にあるエチレンプロピレンゴムを微分散させた熱可塑性エラストマー)からなる。TPOは、常温下でもエラストマー(弾性体)であり、極低温(−30℃)下でも、インテグラルヒンジ15c部位が弾性変形してドア部15dを開くことができるようになっている。TPOもグラブドアアウタ12とグラブドアインナ13のポリプロピレン樹脂もオレフィン系であるため、TPOのエアバッグドア15は、グラブドアアウタ12とグラブドアインナ13に溶着可能である。
車両前面衝突時に、エアバッグドア15のドア部15dが開く時に、グラブドアアウタ12の、エアバッグドア15のドア部15dに対向する部分12aが、エアバッグドア15のドア部15dと共に開くことができるようにするために、図3に示すように、部分12aの周囲にティアライン(ティア加工部)12bが形成されている。ティアライン12bは、たとえば連続するノッチ(板厚を薄くした加工部)からなり、部分12aがティアライン12bでグラブドアアウタ12の残りの部分(12a以外の部分)12cから破断して、部分12aが部分12aと溶着しているエアバッグドア15のドア部15dと共に開き、ニーエアバッグが車両後方側に展開膨張することを可能にする。なお、図1において符号12dを付した部分は、高級感を得るために設けられる、グラブドアアウタ12の表皮である。
ニーエアバッグモジュール16は、インフレータ17、ニーエアバッグ18と、インフレータ17を支持するインフレータ支持部材19と、を含む。
インフレータ17は、ニーエアバッグ18内に配置される。インフレータ17は、図1、図5に示すように、インフレータ支持部材19における後述するリテーナ20の長手方向中央部(車両左右方向中央部)に形成されたボルト孔20a部位でリテーナ20にボルト締結、かしめ等で固定される。
ニーエアバッグ18は、車両前突時に、展開膨張してグラブドアアウタ12のティアライン12bを破断させてグラブドアアウタ12の部分12a及びエアバッグドア15のドア部15dを押し開き、車室側に(車両後方側に、乗員の膝頭の前方に)展開膨張し、乗員の膝(ニー)を拘束する。
インフレータ支持部材19は、図5に示すように、リテーナ20と、可撓性シート21と、フック部材22と、インフレータ支持部材19にかかる車両後方側への荷重をグラブドア11に伝達する後方側荷重伝達機構23と、を備える。
リテーナ20には、インフレータ17が固定して取付けられる。リテーナ20は、金属製である。リテーナ20は、グラブドアインナ13の開口部13aの上下方向幅より狭い幅を有する金属製部材(板金製部材)から構成される。リテーナ20は、上下方向幅がグラブドアインナ13の開口部13aの上下方向幅より狭いため、上下方向幅がグラブドアインナ13の開口部13aの上下方向幅と略同じ場合に比べて軽い。
リテーナ20は、グラブドアインナ13の開口部13aに車両左右方向に橋渡しされて、車両左右方向両端部でグラブドアインナ13に締結される。リテーナ20は、グラブドアインナ13の開口部13aの車両左右方向長さよりも長く、グラブドアインナ13の開口部13aの車両左右方向に延び、車両左右方向両端部でグラブドアインナ13に締結される。リテーナ20は、全長にわたって車両左右方向に単一の帯状に延びてグラブドアインナ13に2点(2箇所)締めされていてもよく、車両左右方向両端部が上下方向に二股状になっていてグラブドアインナ13に4点(4箇所)締めされていてもよい。なお、図示例では、リテーナ20の車両左右方向両端部が上下方向に二股状になっている場合を示している。
リテーナ20の車両左右方向両端部が上下方向に二股状になっている場合であって、該二股状になっている部分とフック部材22とが接触しあう位置関係にある場合には、リテーナ20の強度アップを図るために、該二股状になっている部分とフック部材22とが互いにスポット溶接等で固定されていることが望ましい。
図1に示すように、ニーエアバッグモジュール16が収納用空間部14に収納された状態において、リテーナ20はグラブドアインナ13の開口部13aに露出していてもよいし(図示例)、あるいは、グラブドアインナ13の開口部13aに樹脂製のカバーを装着してリテーナ20を車両前方側から覆ってもよい(図示略)。
可撓性シート21は、たとえば布製(ただし、布製に限るものではなく、可撓性を有すれば樹脂膜製などであってもよい)である。可撓性シート21が布製等であるため、可撓性シート21が可撓性を有さない金属製等である場合に比べて、装置10を大幅に軽量化できる。可撓性シート21は、グラブドアインナ13の開口部13aをカバーする(覆う)ことができる面積を有する、略矩形状のシートである。可撓性シート21は、ニーエアバッグ18を車両前方側から覆っている。
フック部材22は、可撓性シート21の上下方向両端部に設けられている(取付けられている)。フック部材22は、可撓性シート21とは別に製作した金属製(板金製)である。各フック部材22は、複数のフック部22aを備える。フック部材22のフック部22aは、エアバッグドア15の立ち上がり壁15aに形成されているフック形状用穴15fに係合する。
この構造によって、車両前面衝突時のニーエアバッグ18展開膨張反力と膝侵入荷重(車両前方側への荷重)を、リテーナ20と可撓性シート21とで受け止めることができる。リテーナ20が受け止めた車両前方側への荷重は、グラブドアインナ13との締結部に伝えられ、グラブドアインナ13に伝達され、グラブドアインナ13(グラブドア11)で受け止められる。また、可撓性シート21が受け止めた車両前方側への荷重は、可撓性シート21にフープ応力(上下方向の引っ張り応力)を生じさせつつ、フック部材22に伝えられる。可撓性シート21が受け止めた車両前方側への荷重は、さらにフック部材22のフック部22aと立ち上がり壁15aのフック係合用孔15fとの係合により、エアバッグドア15の立ち上がり壁15aに伝達されグラブドアアウタ12に伝達され、グラブドアアウタ12(グラブドア11)で受け止められる。
後方側荷重伝達機構23は、インフレータ支持部材19にかかる車両後方側への荷重をグラブドア11(グラブドアインナ13またはエアバッグドア15を介してグラブドアアウタ12)に伝達する機構である。
以上の構成は、本発明の何れの実施例にも適用される。
本発明実施例1では、後方側荷重伝達機構23は、図5〜図7に示すように、可撓性シート21の車両左右方向両端を車両左右方向外側に延長して形成される延長部23aと、延長部23aをグラブドアインナ13に締結するボルト23bと、を備える。
延長部23aは、可撓性シート21と同じ材料からなる。延長部23aは、可撓性シート21と別体に形成されて可撓性シート21の車両左右方向両端部に固定して取付けられていてもよいが、部品点数削減のために可撓性シート21と一体に形成されていることが望ましい。延長部23aの上下方向長さは、図5、図6に示すように、延長部23a以外の可撓性シート21部分の上下方向長さより短くされている。延長部23aは、図7に示すように、車両前後方向で、グラブドアインナ13とリテーナ20との間に配置されている。延長部23aに設けられるボルト孔23cの孔径は、グラブドアインナ13に設けられるボルト孔13bの孔径と同じかまたは略同じであり、リテーナ20の、グラブドアインナ13との締結部に設けられるボルト孔20bの孔径より大きい。
ボルト23bは、延長部23aをグラブドアインナ13に締結するとともに、リテーナ20をグラブドアインナ13に締結している(共締めしている)。ボルト23bは、グラブドアインナ13と延長部23aに設けられるボルト孔13b、23cに金属製のカラー23dを配置した状態で、リテーナ20と延長部23aとグラブドアインナ13に設けられるボルト孔20b、23c、13bに挿入されてナット23eに捩じ込まれることで、延長部23aとともにリテーナ20をグラブドアインナ13に締結(取付け)している。
カラー23dの軸方向長さ(車両前後方向長さ、高さ)は、延長部23aの厚み(板厚)とグラブドアインナ13の厚み(板厚)の和より長く設定されている。
ここで、本発明実施例1の作用、効果を説明する。
ニーエアバッグモジュール16のインフレータ支持部材19が、インフレータ17が取付けられグラブドアインナ13の開口部13aに車両左右方向に橋渡しされて車両左右方向両端部でグラブドアインナ13に取付けられるリテーナ20と、ニーエアバッグ18を車両前方側から覆う可撓性シート21と、可撓性シート21に設けられエアバッグドア15に係合されるフック部材22と、を備えており、さらに、インフレータ支持部材19にかかる車両後方側への荷重をグラブドア11に伝達する後方側荷重伝達機構23を備えている。そのため、ニーエアバッグ18が車両後方側に展開膨張することに伴ってニーエアバッグ18に車両後方側への慣性力が生じインフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られたときであっても、この車両後方側に引っ張られる荷重を、リテーナ20で受けて締結部でグラブドアインナ13に伝達することができるだけでなく、後方側荷重伝達機構23でもグラブドア11(グラブドアインナ13またはエアバッグドア15を介してグラブドアアウタ12)に伝達できる。したがって、車両後方側に引っ張られる荷重をリテーナで受けて締結部でグラブドアインナに伝達しているのみであった場合(図13、図14の装置の場合)に比べて、リテーナ20のグラブドアインナ13との締結部の強度を低下させることができ、リテーナ20を軽量化できる。その結果、装置10の軽量化を図ることができる。
グラブドアインナ13に開口部13aを設けて、この開口部13aを通してニーエアバッグモジュール16のインフレータ17およびニーエアバッグ18を収納用空間部14に挿入し、収納するようにしたので、グラブドアアウタ12とグラブドアインナ13とエアバッグドア15を互いに溶着してグラブドア11とエアバッグドア15を製作した後でも、ニーエアバッグモジュール16をグラブドア11とエアバッグドア15とのアッセンブリに組付けることができる。これによって、グラブドア11およびエアバッグドア15の製作工程と、ニーエアバッグモジュール16の製作工程とを、互いに独立の工程とすることができ、グラブドア11とニーエアバッグモジュール16とを別々の部品メーカで作製でき、製作工程の自由度が向上する。
グラブドアインナ13に開口部13aを設けたことによって、開口部13aを設けない場合に比べて、グラブドアインナ13ひいてはグラブドア11の剛性、強度が低下する。しかし、(i)インフレータ支持部材19のリテーナ20が金属製とされ、かつ、グラブドアインナ13の開口部13aに車両左右方向に橋渡しされてグラブドアインナ13に締結されており、また、(ii)可撓性シート21の上下方向両端部にフック部材22が取付けられて該フック部材22のフック部22aがエアバッグドア15の立ち上がり壁15aに係合されるため、ニーエアバッグ18から受ける車両前方側への荷重を、リテーナ18と、可撓性シート19およびフック部材22を介して、グラブドアインナ13とグラブドアアウタ12に固着されたエアバッグドア15とで十分に受け止めることができる。可撓性シート21にはフープ応力(上下方向の湾曲の周方向応力)が生じ、ニーエアバッグ18からかかる車両前方側への荷重を可撓性シート21の引張力で受けて効果的にエアバッグドア15の立ち上がり壁15aに伝えることができる。
以上の作用、効果は、本発明の何れの実施例にも適用される。
本発明実施例1では、さらに、つぎの作用、効果が得られる。
後方側荷重伝達機構23が、可撓性シート21の車両左右方向両端を車両左右方向に延長して形成される延長部23aと、延長部23aをグラブドアインナ13に締結するボルト23bと、を備えるため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られたとき、可撓性シート21に引張り力が生じ、該引張り力をグラブドアインナ13に伝達できる。
後方側荷重伝達機構23のボルト23bが、後方側荷重伝達機構23の延長部23aとともにリテーナ20をグラブドアインナ13に締結しているため、後方側荷重伝達機構23のボルト23bとリテーナ20をグラブドアインナ13に締結するボルトとが別部品の場合に比べて、部品点数を削減できる。そのため、コスト上有利であるとともに装置10の軽量化を図ることができる。
グラブドアインナ13と後方側荷重伝達機構23の延長部23aに設けられるボルト孔13b、23cにカラー23dが配置されているため、カラー23dが配置されていない場合に比べて、後方側荷重伝達機構23のボルト23bを締め付けすぎて後方側荷重伝達機構23の延長部23aが破れたりほつれたりすることを抑制できる。
後方側荷重伝達機構23の延長部23aがグラブドアインナ13とリテーナ20との間に配置されており、グラブドアインナ13と後方側荷重伝達機構23の延長部23aに設けられるボルト孔13b、23cにカラー23dが配置されており、カラー23dの軸方向長さがグラブドアインナ13の板厚と後方側荷重伝達機構23の延長部23aの板厚の和より長く設定されているため、後方側荷重伝達機構23の延長部23aはグラブドアインナ13とリテーナ20との間に挟まれているだけの状態になり、ボルト23bの締結力が緩むことにより後方側荷重伝達機構23の延長部23aに悪影響を及ぼすことを抑制できる。
また、カラー23dの軸方向長さがグラブドアインナ13の板厚と後方側荷重伝達機構23の延長部23aの板厚の和より長く設定されているため、カラー23dをリテーナ20のグラブドアインナ13に対する位置決めとしても利用できる。
〔実施例2〕
つぎに、本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置を、図8を参照して、説明する。
本発明実施例2の装置10は、つぎの構成を有する。
本発明実施例2では、後方側荷重伝達機構23は、可撓性シート21に設けられる第2のフック部材23fを備えている。
第2のフック部材23fは、可撓性シート21の上下方向両端部に設けられている(取付けられている)。第2のフック部材23fは、可撓性シート21とは別に作製した金属製(板金製)である。第2のフック部材23fは、可撓性シート21に直接設けられていてもよく、可撓性シート21に設けられるフック部材22を介して(フック部材22に)可撓性シート21に設けられていてもよい。なお、図示例では、第2のフック部材23fがフック部材22を介して可撓性シート21に設けられている場合を示しており、以下、本発明実施例2では、第2のフック部材23fがフック部材22を介して可撓性シート21に設けられる場合を例にとって説明する。
第2のフック部材23fは、フック部材22に一体に形成されている。第2のフック部材23fは、フック部材22のフック部22aと同数設けられていてもよく、フック部22aより少数だけ設けられていてもよい。第2のフック部材23fは、フック部材22のフック部22a以外の部分から上下方向外側に延び、延び方向先端部で車両後方側に折れ曲り所定量だけ車両後方側に延びている。第2のフック部材23fは、グラブドアインナ13に設けられる第2のフック部材係合用孔13cに、車両前方側から係合可能である(引っ掛かり可能である)。
本発明実施例2では、次の作用、効果が得られる。
後方側荷重伝達機構23が、可撓性シート21に設けられグラブドアインナ13に車両前方側から係合可能な第2のフック部材23fを備えているため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られたとき、第2のフック部材23fがグラブドアインナ13に車両前方側から係合する(引っ掛かる)。そのため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られても、その車両後方側への荷重を第2のフック部材23fでグラブドアインナ13に伝達できる。
〔実施例2の変形例〕
実施例2の変形例では、図9に示すように、第2のフック部材23fが、グラブドアインナ13ではなく、エアバッグドア15の立ち上がり壁15aに、車両前方側から係合可能(引っ掛かり可能)とされている場合を示している。
本発明実施例2の変形例では、次の作用、効果が得られる。
後方側荷重伝達機構23が、可撓性シート21に設けられエアバッグドア15に車両前方側から係合可能な第2のフック部材23fを備えているため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られたとき、第2のフック部材23fがエアバッグドア15に車両前方側から係合する(引っ掛かる)。そのため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られても、その車両後方側への荷重を第2のフック部材23fでグラブドアアウタ12に固定されたエアバッグドア15に伝達できる。
〔実施例3〕
つぎに、本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置を、図10、図12を参照して、説明する。
本発明実施例3の装置10は、つぎの構成を有する。
本発明実施例3では、後方側荷重伝達機構23は、リテーナ20に設けられる第2のフック部材23fを備えている。
第2のフック部材23fは、金属製(板金製)である。第2のフック部材23fは、リテーナ20と別体に形成されてリテーナ20に固定されていてもよいが、部品点数削減のためにリテーナ20に一体に形成されていることが望ましい。第2のフック部材23fは、図12に示すように、リテーナ20の車両左右方向中間部にそれぞれ2個ずつ(計4個)上下方向外側に延びて設けられている。ただし、第2のフック部材23fの数は上下2個ずつ(計4個)に限定されるものではなく、上下に少なくとも1個ずつ(少なくとも計2個)あればよい。
第2のフック部材23fは、リテーナ20の車両左右方向中間部から上下方向に延び、延び方向先端部で車両後方側に折れ曲り所定量だけ車両後方側に延びている。第2のフック部材23fは、グラブドアインナ13に設けられる第2のフック部材係合用孔13cに、車両前方側から係合可能である(引っ掛かり可能である)。
第2のフック部材23fは、フック部材22に固定されている。第2のフック部材23fは、第2のフック部材23fのリテーナ20から上下方向に延びている部分とフック部材22のフック部22a以外の部分とを互いに溶接(スポット溶接)すること等により、フック部材22に固定されている。
本発明実施例3では、次の作用、効果が得られる。
後方側荷重伝達機構構23が、リテーナ20に設けられグラブドアインナ13に車両前方側から係合可能な第2のフック部材23fを備えているため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られたとき、第2のフック部材23fがグラブドアインナ13に車両前方側から係合する(引っ掛かる)。そのため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られても、その車両後方側への荷重を第2のフック部材23fでグラブドアインナ13に伝達できる。
後方側荷重伝達機構23の第2のフック部材23fがフック部材22に固定されているため、第2のフック部材23fがフック部材22に固定されていない場合に比べて、第2のフック部材23fが設けられるリテーナ20の強度アップを図ることができる。
〔実施例3の変形例〕
実施例3の変形例では、図11に示すように、第2のフック部材23fが、グラブドアインナ13ではなく、エアバッグドア15の立ち上がり壁15aに、車両前方側から係合可能(引っ掛かり可能)とされている場合を示している。
本発明実施例3の変形例では、次の作用、効果が得られる。
後方側荷重伝達機構構23が、リテーナ20に設けられエアバッグドア15に車両前方側から係合可能な第2のフック部材23fを備えているため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られたとき、第2のフック部材23fがエアバッグドア15に車両前方側から係合する(引っ掛かる)。そのため、インフレータ支持部材19がニーエアバッグ18によって車両後方側に引っ張られても、その車両後方側への荷重を第2のフック部材23fでグラブドアアウタ12に固定されたエアバッグドア15に伝達できる。
本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグが展開していないときの、全体断面図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、グラブドアとエアバッグドアの斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、グラブドアアウタの斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、エアバッグドアの斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグモジュールのインフレータ支持部材の斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、インフレータ支持部材の、可撓性シート、フック部材、および後方側荷重伝達機構の延長部の、斜視図である。 本発明実施例1のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、後方側荷重伝達機構とその近傍のみを示す部分拡大断面図である。 本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグが展開していないときの、後方側荷重伝達機構の第2のフック部材がグラブドアインナに係合可能とされている場合の、全体断面図である。 本発明実施例2のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグが展開していないときの、後方側荷重伝達機構の第2のフック部材がエアバッグドアに係合可能とされている場合の、全体断面図である。 本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグが展開していないときの、後方側荷重伝達機構の第2のフック部材がグラブドアインナに係合可能とされている場合の、全体断面図である。 本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグが展開していないときの、後方側荷重伝達機構の第2のフック部材がエアバッグドアに係合可能とされている場合の、全体断面図である。 本発明実施例3のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグモジュールのインフレータ支持部材の斜視図である。 ニーエアバッグモジュールを後付けで組付けることが可能なグラブドア付けニーエアバッグ装置の開発で検討された、一例のグラブドア付けニーエアバッグ装置(公知ではない)の断面図である。 図13のグラブドア付けニーエアバッグ装置の、ニーエアバッグモジュールのインフレータ支持部材の斜視図である。
符号の説明
10 グラブドア付けニーエアバッグ装置
11 グラブドア
12 グラブドアアウタ
12b ティア加工部
13 グラブドアインナ
13a 開口部
13b ボルト孔
13c 第2のフック部材係合用孔
14 ニーエアバッグモジュール収納用空間部
15 エアバッグドア
15a 立ち上がり壁
15b 一般部
15c インテグラルヒンジ
15d ドア部
15e スリット
15f フック係合用孔
16 ニーエアバッグモジュール
17 インフレータ
18 ニーエアバッグ
19 インフレータ支持部材
20 リテーナ
20a、20b ボルト孔
21 可撓性シート
22 フック部材
22a フック部
23 後方側荷重伝達機構
23a 延長部
23b ボルト
23c ボルト孔
23d カラー
23e ナット
23f 第2のフック部材
30 インストルメントパネル
31 グラブボックス
32 回動中心

Claims (7)

  1. グラブドアアウタとグラブドアインナとを備え内部にニーエアバッグモジュール収納用空間部を備えるグラブドアと、
    前記グラブドアアウタに固定され前記収納用空間部内に立ち上がる立ち上がり壁を備えるエアバッグドアと、
    ニーエアバッグとインフレータとインフレータ支持部材とを備えるニーエアバッグモジュールと、
    を有し、
    前記グラブドアインナに開口部が形成されており、該開口部を通して前記ニーエアバッグ及びインフレータが前記収納用空間部内に収納されるグラブドア付けニーエアバッグ装置であって、
    前記インフレータ支持部材は、前記インフレータが取付けられ前記グラブドアインナの開口部に車両左右方向に橋渡しされて車両左右方向両端部で前記グラブドアインナに締結されるリテーナと、前記ニーエアバッグを車両前方側から覆う可撓性シートと、該可撓性シートに設けられ前記エアバッグドアに係合されるフック部材と、前記インフレータ支持部材にかかる車両後方側への荷重を前記グラブドアに伝達する後方側荷重伝達機構と、を備える、グラブドア付けニーエアバッグ装置。
  2. 前記後方側荷重伝達機構は、前記可撓性シートの車両左右方向両端を車両左右方向に延長して形成される延長部と、該延長部を前記グラブドアインナに締結するボルトと、を備える、請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  3. 前記後方側荷重伝達機構のボルトは、前記後方側荷重伝達機構の延長部とともに前記リテーナを前記グラブドアインナに締結している、請求項2記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  4. 前記後方側荷重伝達機構の延長部は前記グラブドアインナと前記リテーナとの間に配置されており、
    前記後方側荷重伝達機構のボルトは、前記グラブドアインナと前記後方側荷重伝達機構の延長部に設けられるボルト孔にカラーを配置した状態で、前記リテーナと後方側荷重伝達機構の延長部とグラブドアインナに設けられるボルト孔に挿入されてナットに捩じ込まれることで、前記延長部とともに前記リテーナを前記グラブドアに締結している、請求項3記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  5. 前記後方側荷重伝達機構は、前記可撓性シートに設けられ前記グラブドアインナまたは前記エアバッグドアに車両前方側から係合可能な第2のフック部材を備えている、請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  6. 前記後方側荷重伝達機構構は、前記リテーナに設けられ前記グラブドアインナまたは前記エアバッグドアに車両前方側から係合可能な第2のフック部材を備えている、請求項1記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
  7. 前記後方側荷重伝達機構の第2のフック部材は、前記フック部材に固定されている、請求項6記載のグラブドア付けニーエアバッグ装置。
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