JPH0349942Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349942Y2
JPH0349942Y2 JP1985080855U JP8085585U JPH0349942Y2 JP H0349942 Y2 JPH0349942 Y2 JP H0349942Y2 JP 1985080855 U JP1985080855 U JP 1985080855U JP 8085585 U JP8085585 U JP 8085585U JP H0349942 Y2 JPH0349942 Y2 JP H0349942Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carpet
mounting plate
piece
floor pan
fixing screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985080855U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61196879U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985080855U priority Critical patent/JPH0349942Y2/ja
Publication of JPS61196879U publication Critical patent/JPS61196879U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0349942Y2 publication Critical patent/JPH0349942Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔本案の技術分野〕 本考案は、たとえば自動車において、特に、シ
ート装置の取付用プレートを遮蔽するフロア構造
の改良に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
第6図は、従来における自動車のフロア構造を
示す。すなわち、フロアパンaの上面はウレタン
チツプbを介してカーペツトcによつて覆われ
る。上記ウレタンチツプbとカーペツトcの一部
には逃げ孔dが設けられていて、ここにシート装
置Sの取付用プレートeが挿嵌され、かつ固定ね
じfによつてフロアパンaに取付固定される。上
記取付用プレートeおよび固定ねじfはシートア
ンカカバーgによつて遮蔽される。このシートア
ンカカバーgは第7図に示すように、たとえばプ
ラスチツク製のものであり、下面および側端面の
み開放する。したがつて、再び第6図に示すよう
に、取付用プレートeに嵌合する大きさに形成さ
れ、その上面はカーペツトcと略同一高さになる
よう設定される。
このようにして構成することにより、固定ねじ
fおよび取付用プレートeを遮蔽できて美観の保
持を図れるが、次に述べるような欠点があつた。
すなわち、上記カーペツトcはたとえば両面テ
ープなどを用いてフロアパンaに接着されるが、
その面積が大であり、かつフロアパンaは必ずし
も平坦でないところから、逃げ孔dの位置が正し
く取付用プレートeに対向しないことが多い。そ
のため、シートアンカカバーgを無理に嵌着して
も、これと逃げ孔d周縁との間に不均一の隙間が
生じたり、一部重なり合つてカーペツトcがめく
り上り、かえつて美観を損う恐れがある。また、
シートアンカカバーgはプラスチツク材で形成さ
れているところから、これをカーペツトcの色と
同色としても、素材の違いから目立ち易く、見栄
えが良くないなどの不具合がある。
〔考案の目的〕 本考案は、上記事情に着目してなされたもので
あり、その目的とするところは、シート装置の取
付用プレートおよび固定ねじの遮蔽を確実にする
とともにカーペツトの逃げ孔を美観を損うことな
く閉塞する自動車のフロア構造を提供しようとす
るものである。
〔考案の概要〕
すなわち本考案は、フロアパンを逃げ孔を有す
るカーペツトによつて覆い、このカーペツトの逃
げ孔にシート装置の下端部に一体的に設けられる
取付用プレートを嵌め込むとともに固定ねじによ
つてフロアパンに取付固定し、この取付用プレー
トと固定ねじを遮蔽するとともに上記逃げ孔に嵌
合するシートアンカカバーとからなり、上記シー
トアンカカバーは、一端部を上記固定ねじにより
フロアパンに取付固定された他端部は折曲可能な
カバー本体の折曲片部上に、カーペツトと同一色
および同一素材のカーペツト片を固着し、このカ
ーペツト片を上記逃げ孔に嵌合しカーペツトと略
同一面をなすことを特徴とする自動車のフロア構
造である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。第1図および第2図に示す、1はフロア
パンである。このフロアパン1はウレタンチツプ
2を介してカーペツト3で覆われている。このカ
ーペツト3とウレタンチツプ2の一部には逃げ孔
4が設けられていて、ここにシート装置Sの取付
脚5の下端部に一体に設けられる取付用プレート
6が嵌合され、かつ後述するシートアンカカバー
7とともに固定ねじ8によつてフロアパン1に取
付固定される。
上記シートアンカカバー7は第3図および第4
図にも示すように、断面略コ字状に折曲形成され
る金属薄板片からなるカバー本体9と、このカバ
ー本体9の一端面にたとえば接着材を介して固着
されるカーペツト片10とからなる。なお説明す
れば、上記カバー本体9は図における上下片部に
取付用孔11,11が穿設されていて、上下いず
れの片部にもカーペツト片10を接着できるよう
になつている。また、特に上片部の折曲縁に沿つ
て折曲げ易くなるように幅寸法を縮じめたり、ノ
ツチを設けておく。上記カーペツト片10の素材
および色は上記カーペツト3と同一のものを選択
する。そして、その形状は上記逃げ孔4と同一と
し、これに嵌合できるようにしなければならな
い。
実際の取付にあたつては、第5図AないしCに
示すような順序で行う。すなわち、同図Aで示す
ように、シート装置Sを所定の位置に置き、取付
用プレート6に設けられる上記取付用孔をフロア
パン1に設けられるねじ孔(いずれも図示しな
い)に合せる。なお、同図では図示しないカーペ
ツトは、シート装置Sを取付ける以前に予め敷設
する。シート装置Sを所定の位置に配置したら、
取付用プレート6の上にシートアンカカバー7を
載せる。このときカバー本体9は、その下片部の
み折曲する略L字状のものを用いる。次に同図B
に示すように、固定ねじ8でシートアンカカバー
7および取付用プレート6を共にフロアパン1に
取付固定する。カバー本体9の下片部は確実に固
定されることとなる。最後に同図Cに示すよう
に、カバー本体9の上片部を人為的に折曲する。
第1図にも示すように、カーペツト片10上面は
カーペツト3の上面と略同一面となり、しかも互
いの色および素材が同一であるところから、カー
ペツト片10が目立たない。また、カーペツト3
の逃げ孔4の位置が取付用プレート6の位置に対
して多少ずれていても、カバー本体9の上片部を
折曲する際に左右いずれかの方向にねじつたり、
傾けて折曲することにより、カーペツト片10を
カーペツト3の面に正しく合致できる。すなわ
ち、上片部と下片部とを連結する部分は幅寸法が
小さく、かつ折れ曲げし易いようになつているの
で、逃げ孔4の位置ずれに容易に合せることがで
きる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、カーペツ
トに設けられる逃げ孔を確実に閉塞し、かつその
存在を目立たなくすることにより、美観の向上を
得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示
し、第1図は自動車のフロア構造の縦断面図、第
2図はその要部を分解した斜視図、第3図はシー
トアンカカバーの斜視図、第4図はその側面図、
第5図AないしCはシートアンカカバーの取付順
序を説明する図、第6図および第7図は本考案の
従来例を示し、第6図は自動車のフロア構造の縦
断面図、第7図はシートアンカカバーの斜視図で
ある。 4……逃げ孔、3……カーペツト、1……フロ
アパン、8……固定ねじ、S……シート装置、6
……取付用プレート、7……シートアンカカバ
ー、9……カバー本体、10……カーペツト片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 逃げ孔を有するカーペツトによつて覆われるフ
    ロアパンと、上記カーペツトの逃げ孔に嵌め込ま
    れるとともに固定ねじによつてフロアパンに取付
    固定されるシート装置の取付用プレートと、この
    取付用プレートおよび固定ねじを遮蔽するととも
    に上記逃げ孔を閉塞するシートアンカカバーから
    なり、上記シートアンカカバーは、その一端部が
    上記固定ねじによりフロアパンに取付固定され他
    端部が人為的に折曲可能なカバー本体と、このカ
    バー本体の折曲片部上に固着され上記逃げ孔に嵌
    合してカーペツトと略同一面をなすカーペツトと
    同一色および同一素材のカーペツト片とからなる
    ことを特徴とする自動車のフロア構造。
JP1985080855U 1985-05-31 1985-05-31 Expired JPH0349942Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985080855U JPH0349942Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985080855U JPH0349942Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61196879U JPS61196879U (ja) 1986-12-08
JPH0349942Y2 true JPH0349942Y2 (ja) 1991-10-24

Family

ID=30627095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985080855U Expired JPH0349942Y2 (ja) 1985-05-31 1985-05-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0349942Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61196879U (ja) 1986-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3402045B2 (ja) ウインドガラスの窓枠部の構造
JPH0349942Y2 (ja)
JP2574491Y2 (ja) 外壁化粧見切りの取付け装置
JPH0122540Y2 (ja)
JPH0322678Y2 (ja)
JPH04323461A (ja) 廻り縁の取付構造
JPH0326184Y2 (ja)
JPH0515214Y2 (ja)
JPS6146115Y2 (ja)
JPH0114875Y2 (ja)
JP2546223Y2 (ja) ドアトリム位置決め用の孔明け構造
JPS6314714Y2 (ja)
JPH0118787Y2 (ja)
JPS6037984Y2 (ja) サツシ枠
JPS6223965Y2 (ja)
JPH0529352Y2 (ja)
JPH0453379Y2 (ja)
JPH0330032Y2 (ja)
JPS5829378Y2 (ja) 空気調和機のリモコン装置の取付板
JPS6113641Y2 (ja)
JPS6143917Y2 (ja)
JPH0144654Y2 (ja)
JPH0422655Y2 (ja)
JPH0344901Y2 (ja)
JP3029182B2 (ja) 外装笠木装置