JP2546131B2 - ニオブ酸リチウム単結晶厚膜及びその製造方法 - Google Patents
ニオブ酸リチウム単結晶厚膜及びその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第二高調波発生光学素
子用材料等として有望なニオブ酸リチウム単結晶膜厚お
よびその製造方法に関する。
子用材料等として有望なニオブ酸リチウム単結晶膜厚お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を光源とする光記録用ディスク
において記録密度を向上することが求められている。1
ビット当りに要する媒体の面積は使用するレーザ光の波
長に依存する。従って、光源波長が短ければ短いほど記
録密度を高められる。現在、光ディスクの光源として
は、赤色の半導体レーザが用いられているが、青から緑
の波長のレーザ光が利用できれば記録密度の向上を期待
できる。
において記録密度を向上することが求められている。1
ビット当りに要する媒体の面積は使用するレーザ光の波
長に依存する。従って、光源波長が短ければ短いほど記
録密度を高められる。現在、光ディスクの光源として
は、赤色の半導体レーザが用いられているが、青から緑
の波長のレーザ光が利用できれば記録密度の向上を期待
できる。
【0003】このため、入射レーザ光の波長を1/2に
できる第二高調波発生光学素子用材料の研究がなされて
きた。有望な材料として、ニオブ酸リチウム単結晶が提
案されている。この場合、結晶の端面に光を結合させて
用いることから厚さが50μm以上必要である。ニオブ
酸リチウム結晶は、これまでは、その融点である126
0℃において、引上げ法によりバルク(塊状)結晶とし
て作成されてきている。
できる第二高調波発生光学素子用材料の研究がなされて
きた。有望な材料として、ニオブ酸リチウム単結晶が提
案されている。この場合、結晶の端面に光を結合させて
用いることから厚さが50μm以上必要である。ニオブ
酸リチウム結晶は、これまでは、その融点である126
0℃において、引上げ法によりバルク(塊状)結晶とし
て作成されてきている。
【0004】一方、ニオブ酸リチウム結晶を導波路素子
として用いる研究もなされており、例えば(特公昭56
−47160号)に開示されているように、Li2 O−
V2O5 系融剤からニオブ酸リチウムのZ面基板上にエ
ピタキシャル成長させる技術も提案されている。
として用いる研究もなされており、例えば(特公昭56
−47160号)に開示されているように、Li2 O−
V2O5 系融剤からニオブ酸リチウムのZ面基板上にエ
ピタキシャル成長させる技術も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】引上げ法によるニオブ
酸リチウムのバルク結晶を用いる場合、溶融したニオブ
酸リチウムから固化されて単結晶を作るので、得られた
結晶の組成は必ずしも化学量論組成とはなっておらず、
ニオビウムの多い組成Li0 . 9 5 Nb1 . 0 1O3 、
所謂、調和融液組成となっている。このため、結晶に光
を入射させると、光を吸収して結晶の屈折率が変化する
「フォトリフラクティブ効果」が生じ、第二高調波発生
の効率が低下すると言う問題点があった。バルク結晶に
おけるフォトリフラクティブ効果の第1番目の原因は、
結晶の組成が上述のように化学量論組成からずれた調和
融液組成となっていること、2番目の原因は高温で育成
されているために、熱平衡的に存在する点欠陥が多いこ
とである。すなわち、結晶中の空格子点、格子間を占め
る構成イオンの数が多いことである。
酸リチウムのバルク結晶を用いる場合、溶融したニオブ
酸リチウムから固化されて単結晶を作るので、得られた
結晶の組成は必ずしも化学量論組成とはなっておらず、
ニオビウムの多い組成Li0 . 9 5 Nb1 . 0 1O3 、
所謂、調和融液組成となっている。このため、結晶に光
を入射させると、光を吸収して結晶の屈折率が変化する
「フォトリフラクティブ効果」が生じ、第二高調波発生
の効率が低下すると言う問題点があった。バルク結晶に
おけるフォトリフラクティブ効果の第1番目の原因は、
結晶の組成が上述のように化学量論組成からずれた調和
融液組成となっていること、2番目の原因は高温で育成
されているために、熱平衡的に存在する点欠陥が多いこ
とである。すなわち、結晶中の空格子点、格子間を占め
る構成イオンの数が多いことである。
【0006】一方、従来より用いられていたLi2 O−
V2 O5 系融剤(特公昭56−47160号)を用いて
ニオブ酸リチウムの液相エピタキシャル単結晶膜をニオ
ブ酸リチウム結晶のZ面を基板面として用いると、膜厚
が2−3μmの場合には表面が平坦な単結晶膜が得られ
るものの、厚さが10μm以上になると{012}で構
成されるヒルロックが成長発達することが、本発明者ら
の実験から明らかになった。さらに時間をかけて膜厚を
増加させていくと組成的過冷却を生じ、単結晶膜中に融
剤を取込むことが生じ、光学材料としては利用できない
ことが明らかとなった。この原因は、結晶成長の機構が
{012}ファセットで構成されるヒルロックでの表面
カイネティクスが律速となっているためである。
V2 O5 系融剤(特公昭56−47160号)を用いて
ニオブ酸リチウムの液相エピタキシャル単結晶膜をニオ
ブ酸リチウム結晶のZ面を基板面として用いると、膜厚
が2−3μmの場合には表面が平坦な単結晶膜が得られ
るものの、厚さが10μm以上になると{012}で構
成されるヒルロックが成長発達することが、本発明者ら
の実験から明らかになった。さらに時間をかけて膜厚を
増加させていくと組成的過冷却を生じ、単結晶膜中に融
剤を取込むことが生じ、光学材料としては利用できない
ことが明らかとなった。この原因は、結晶成長の機構が
{012}ファセットで構成されるヒルロックでの表面
カイネティクスが律速となっているためである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上述べた如く、ニオブ
酸リチウム単結晶を用いた第二高調波発生光学素子用結
晶において、フォトリフラクティブ効果の減少するため
に、液相エピタキシャル法により作成された厚さが50
μm以上である単結晶膜の利用が提案される。
酸リチウム単結晶を用いた第二高調波発生光学素子用結
晶において、フォトリフラクティブ効果の減少するため
に、液相エピタキシャル法により作成された厚さが50
μm以上である単結晶膜の利用が提案される。
【0008】このために、Z面を基板面方位としたとき
に、{012}ファセットで構成されるヒルロックの成
長をさせることなく、本来、結晶学的にはキンク面であ
るZ面を固液界面として保ったまま、結晶を成長させる
ことが必須の要件であることを見出し、このために必要
な、結晶成長機構を輸送律速に保ったまま成長を継続さ
せる手段を得た。すなわち、融剤としてPbO−B2 O
3 系、もしくは、GeO2 をその成分の一とする融剤を
用いることである。なお、基板面方位として、Yあるい
はX面を用いてもよい。
に、{012}ファセットで構成されるヒルロックの成
長をさせることなく、本来、結晶学的にはキンク面であ
るZ面を固液界面として保ったまま、結晶を成長させる
ことが必須の要件であることを見出し、このために必要
な、結晶成長機構を輸送律速に保ったまま成長を継続さ
せる手段を得た。すなわち、融剤としてPbO−B2 O
3 系、もしくは、GeO2 をその成分の一とする融剤を
用いることである。なお、基板面方位として、Yあるい
はX面を用いてもよい。
【0009】
【作用】膜厚が50μm以上の単結晶膜を用いることに
より、引上げ法で作成されたバルク結晶より切出したの
と同様に機械的強度も充分にある、かつ外部光学系との
結合が可能なニオブ酸リチウム結晶が得られ、第二高調
波発生用光学素子用材料となる。
より、引上げ法で作成されたバルク結晶より切出したの
と同様に機械的強度も充分にある、かつ外部光学系との
結合が可能なニオブ酸リチウム結晶が得られ、第二高調
波発生用光学素子用材料となる。
【0010】融剤としてLi2 O−V2 O5 系よりも粘
度の大きいPbO−B2 O3 系、あるいは,GeO2 を
その成分の一とする融剤を用いることにより、ヒルロッ
クの生成を防ぎ、用いた基板面と平行な固液界面を維持
したまま成長が可能となり、膜厚が50μm以上の単結
晶膜を得ることが可能となる。基板面はZ面のみなら
ず、Z面からa軸方向に0.2−2°傾けた基板におい
ても同様の効果がある。YおよびX面を用いても同様の
作用がある。
度の大きいPbO−B2 O3 系、あるいは,GeO2 を
その成分の一とする融剤を用いることにより、ヒルロッ
クの生成を防ぎ、用いた基板面と平行な固液界面を維持
したまま成長が可能となり、膜厚が50μm以上の単結
晶膜を得ることが可能となる。基板面はZ面のみなら
ず、Z面からa軸方向に0.2−2°傾けた基板におい
ても同様の効果がある。YおよびX面を用いても同様の
作用がある。
【0011】さらに、バルク結晶よりも低温で作成でき
ることから、フォトリフラクティブ効果の原因となる空
格子の数や格子間位置を占める構成イオンの数が減少す
ることにより、フォトリフラクティブ効果が著しく減少
する。
ることから、フォトリフラクティブ効果の原因となる空
格子の数や格子間位置を占める構成イオンの数が減少す
ることにより、フォトリフラクティブ効果が著しく減少
する。
【0012】
(実施例1)表1に示すように、Li2 CO3 とNb2
O5 とをモル比で1:1となるように精密に秤量し、混
合・焼成してニオブ酸リチウム(LiNbO3 )を得
た。LiNbO3 が融剤を含む全融液の組成に対して8
mol%となるように、86.59mol%のPbOお
よび5.41mol%のB2 O3 を精密に秤量して混合
し、白金坩堝中で昇温1000℃で5時間攪拌保持し
た。その後、融液の温度を830℃まで降下させ、ニオ
ブ酸リチウム単結晶Z面基板を融液に8時間浸漬し、基
板上にニオブ酸リチウム単結晶膜を作成したところ、固
液界面は膜作成の期間中、常に平坦であった。再び融液
から基板を引上げたところ、厚さ50μmでその表面が
鏡面状態のエピタキシャル単結晶膜が得られた。この厚
膜結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面を光学研磨
した。この端面より結晶の成長面に平行に、波長541
nmの25W/cm2 のアルゴン緑色レーザを照射し、
ヘリウム−ネオン・レーザを用いてフォトリフラクティ
ブ効果を調べた。このエピタキシャル単結晶厚膜は光学
量論組成を有し、かつ、バルク単結晶とは異なり低温で
育成されているために、フォトリフラクティブ効果の原
因となる空格子、や格子間位置構成イオンの占拠がない
ため、アルゴン・レーザを10分間照射しても屈折率変
化は2×10- 6 に留った。また、この単結晶膜の組成
を分析したところ、Pbはイオン半径が大きすぎるの
で、ニオブ酸リチウムのリチウムおよびニオビウムのい
ずれの格子位置を占めることがなく、結晶性および光学
特性において優れていた。一方、一致溶融組成の融液か
ら引上げ法で作成したニオブ酸リチウムのフォトリフラ
クティブ効果を調べたところ、10分間のアルゴン・レ
ーザ照射では10×10- 5 の屈折率変化が観測され
た。
O5 とをモル比で1:1となるように精密に秤量し、混
合・焼成してニオブ酸リチウム(LiNbO3 )を得
た。LiNbO3 が融剤を含む全融液の組成に対して8
mol%となるように、86.59mol%のPbOお
よび5.41mol%のB2 O3 を精密に秤量して混合
し、白金坩堝中で昇温1000℃で5時間攪拌保持し
た。その後、融液の温度を830℃まで降下させ、ニオ
ブ酸リチウム単結晶Z面基板を融液に8時間浸漬し、基
板上にニオブ酸リチウム単結晶膜を作成したところ、固
液界面は膜作成の期間中、常に平坦であった。再び融液
から基板を引上げたところ、厚さ50μmでその表面が
鏡面状態のエピタキシャル単結晶膜が得られた。この厚
膜結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面を光学研磨
した。この端面より結晶の成長面に平行に、波長541
nmの25W/cm2 のアルゴン緑色レーザを照射し、
ヘリウム−ネオン・レーザを用いてフォトリフラクティ
ブ効果を調べた。このエピタキシャル単結晶厚膜は光学
量論組成を有し、かつ、バルク単結晶とは異なり低温で
育成されているために、フォトリフラクティブ効果の原
因となる空格子、や格子間位置構成イオンの占拠がない
ため、アルゴン・レーザを10分間照射しても屈折率変
化は2×10- 6 に留った。また、この単結晶膜の組成
を分析したところ、Pbはイオン半径が大きすぎるの
で、ニオブ酸リチウムのリチウムおよびニオビウムのい
ずれの格子位置を占めることがなく、結晶性および光学
特性において優れていた。一方、一致溶融組成の融液か
ら引上げ法で作成したニオブ酸リチウムのフォトリフラ
クティブ効果を調べたところ、10分間のアルゴン・レ
ーザ照射では10×10- 5 の屈折率変化が観測され
た。
【0013】(比較例1)実施例1と同一の条件で、基
板を浸漬する時間のみを、4.5時間とした場合には、
厚さ45μmのエピタキシャル単結晶膜が得られた。こ
の厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面を光学
研磨した。この端面より結晶の成長面に平行に、所望の
波長の光を結合させ第二高調波の発生を試みたが、結晶
が薄いために外部光学系との結合が不可能であり、第二
高調波発生光学素子として利用することが不可能であっ
た。また、機械的強度も充分ではなかった。
板を浸漬する時間のみを、4.5時間とした場合には、
厚さ45μmのエピタキシャル単結晶膜が得られた。こ
の厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面を光学
研磨した。この端面より結晶の成長面に平行に、所望の
波長の光を結合させ第二高調波の発生を試みたが、結晶
が薄いために外部光学系との結合が不可能であり、第二
高調波発生光学素子として利用することが不可能であっ
た。また、機械的強度も充分ではなかった。
【0014】(比較例2)引上げ法で育成したニオブ酸
リチウムバルク結晶より、厚さ50μmの板状試料を切
出し端面を光学研磨した。その端面から、実施例1に示
すのと同一の条件でアルゴン・レーザを入射させてフォ
トリフラクティブ効果を測定したところ、10×10
- 5 の屈折率変化が生じた。
リチウムバルク結晶より、厚さ50μmの板状試料を切
出し端面を光学研磨した。その端面から、実施例1に示
すのと同一の条件でアルゴン・レーザを入射させてフォ
トリフラクティブ効果を測定したところ、10×10
- 5 の屈折率変化が生じた。
【0015】(比較例3)また、エピタキシャル結晶成
長融剤として、従来から提案されているLi2 O−V2
O5 系を用いてエピタキシャル膜を作成した場合には、
バナジウムが結晶中に取込まれるために、緑色に着色
し、光学吸収係数を大きくした。またエピタキシャル単
結晶膜の厚さが増すに伴い結晶成長界面が平坦でなくな
り、最終的には融剤を結晶中に取込んでしまった。この
ために、第二高調波発生用光学素子として利用できなか
った。
長融剤として、従来から提案されているLi2 O−V2
O5 系を用いてエピタキシャル膜を作成した場合には、
バナジウムが結晶中に取込まれるために、緑色に着色
し、光学吸収係数を大きくした。またエピタキシャル単
結晶膜の厚さが増すに伴い結晶成長界面が平坦でなくな
り、最終的には融剤を結晶中に取込んでしまった。この
ために、第二高調波発生用光学素子として利用できなか
った。
【0016】(実施例2)表1に示すように、化学量論
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して11.26mol%となるよう
に、83.20mol%のPbOおよび5.54mol
%のB2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇
温1050℃で7時間攪拌保持した。その後、融液の温
度を903℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶の
Z面からa軸方向に0.2°傾いた面を基板面とする基
板を融液に14時間浸漬し、再び融液から基板を引上げ
たところ、厚さ100μmのエピタキシャル単結晶膜が
得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出
し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に
平行し、波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑
色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いて
フォトリフラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴ
ン・レーザを10分間照射しても屈折率変化は8×10
- 6 であった。また、この単結晶膜の組成を分析したと
ころ、Pbはイオン半径が大きすぎるので、ニオブ酸リ
チウムのリチウムおよびニオビウムのいずれの格子位置
を占めることがなく、結晶性および光学特性において優
れていた。膜厚が100μmと厚いために、端面からの
光の入射は、より容易であり、かつ確実であった。
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して11.26mol%となるよう
に、83.20mol%のPbOおよび5.54mol
%のB2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇
温1050℃で7時間攪拌保持した。その後、融液の温
度を903℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶の
Z面からa軸方向に0.2°傾いた面を基板面とする基
板を融液に14時間浸漬し、再び融液から基板を引上げ
たところ、厚さ100μmのエピタキシャル単結晶膜が
得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出
し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に
平行し、波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑
色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いて
フォトリフラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴ
ン・レーザを10分間照射しても屈折率変化は8×10
- 6 であった。また、この単結晶膜の組成を分析したと
ころ、Pbはイオン半径が大きすぎるので、ニオブ酸リ
チウムのリチウムおよびニオビウムのいずれの格子位置
を占めることがなく、結晶性および光学特性において優
れていた。膜厚が100μmと厚いために、端面からの
光の入射は、より容易であり、かつ確実であった。
【0017】(実施例3)表1に示すように、化学量論
組成ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含む
全融液の組成に対して18mol%となるように、7
5.00mol%のPbOおよび7.00mol%のB
2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇温12
00℃で5時間攪拌保持した。その後、融液の温度を9
80℃まで降下させ、その基板面が2つの等価なa軸の
間の方向にZ面から2.0°傾いた基板を融液に12時
間浸漬し、再び融液から基板を引上げたところ、厚さ6
0μmのエピタキシャル単結晶膜が得られた。この厚膜
結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面を光学研磨し
た。この端面より結晶の成長面に平行に、波長541n
mの25W/cm2 のアルゴン緑色レーザを照射し、ヘ
リウム−ネオン・レーザを用いてフォトリフラクティブ
効果を調べた。この結果、アルゴン・レ−ザを10分間
照射しても屈折率変化は10- 5 以下に留った。また、
この単結晶膜の組成を分析したところ、Pbはイオン半
径が大きすぎるので、ニオブ酸リチウムのリチウムおよ
びニオビウムのいずれの格子位置を占めることがなく、
結晶性および光学特性において優れていた。
組成ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含む
全融液の組成に対して18mol%となるように、7
5.00mol%のPbOおよび7.00mol%のB
2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇温12
00℃で5時間攪拌保持した。その後、融液の温度を9
80℃まで降下させ、その基板面が2つの等価なa軸の
間の方向にZ面から2.0°傾いた基板を融液に12時
間浸漬し、再び融液から基板を引上げたところ、厚さ6
0μmのエピタキシャル単結晶膜が得られた。この厚膜
結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面を光学研磨し
た。この端面より結晶の成長面に平行に、波長541n
mの25W/cm2 のアルゴン緑色レーザを照射し、ヘ
リウム−ネオン・レーザを用いてフォトリフラクティブ
効果を調べた。この結果、アルゴン・レ−ザを10分間
照射しても屈折率変化は10- 5 以下に留った。また、
この単結晶膜の組成を分析したところ、Pbはイオン半
径が大きすぎるので、ニオブ酸リチウムのリチウムおよ
びニオビウムのいずれの格子位置を占めることがなく、
結晶性および光学特性において優れていた。
【0018】(比較例4)実施例3において、基板面の
Z面からの傾き角度を2.3°とした場合には、膜厚が
50μm以上となるとヒルロックの生成が始まり、固液
界面形状が平坦とはならず、融剤のエピタキシャル結晶
中への取込みが見られ、光学素子の用途には適さなかっ
た。
Z面からの傾き角度を2.3°とした場合には、膜厚が
50μm以上となるとヒルロックの生成が始まり、固液
界面形状が平坦とはならず、融剤のエピタキシャル結晶
中への取込みが見られ、光学素子の用途には適さなかっ
た。
【0019】(実施例4)表1に示すように、化学量論
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して3.12mol%となるよう
に、93.00mol%のPbOおよび3.78mol
%のB2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇
温750℃で6時間攪拌保持した。その後、融液の温度
を650℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶Y面
基板を融液に18時間浸漬し、再び融液から基板を引上
げたところ、厚さ60μmのエピタキシャル単結晶膜が
得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出
し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に
平行に、波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑
色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いて
フォトリフラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴ
ン・レーザを10分間照射しても屈折率変化は9×10
- 7 であった。
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して3.12mol%となるよう
に、93.00mol%のPbOおよび3.78mol
%のB2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇
温750℃で6時間攪拌保持した。その後、融液の温度
を650℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶Y面
基板を融液に18時間浸漬し、再び融液から基板を引上
げたところ、厚さ60μmのエピタキシャル単結晶膜が
得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出
し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に
平行に、波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑
色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いて
フォトリフラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴ
ン・レーザを10分間照射しても屈折率変化は9×10
- 7 であった。
【0020】(実施例5)表1に示すように、化学量論
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して6.24mol%となるよう
に、88.78mol%のPbOおよび4.98mol
%のB2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇
温1010℃で6時間攪拌保持した。その後、融液の温
度を880℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶Z
面基板を融液に6時間浸漬し、再び融液から基板を引上
げたところ、厚さ53μmのエピタキシャル単結晶膜が
得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出
し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に
平行に、波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑
色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いて
フォトリフラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴ
ン・レーザを10分間照射しても屈折率変化は7.5×
10- 7 であった。
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して6.24mol%となるよう
に、88.78mol%のPbOおよび4.98mol
%のB2 O3 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で昇
温1010℃で6時間攪拌保持した。その後、融液の温
度を880℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶Z
面基板を融液に6時間浸漬し、再び融液から基板を引上
げたところ、厚さ53μmのエピタキシャル単結晶膜が
得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出
し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に
平行に、波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑
色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いて
フォトリフラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴ
ン・レーザを10分間照射しても屈折率変化は7.5×
10- 7 であった。
【0021】(実施例6)表2に示すように、化学量論
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して5.40mol%となるよう
に、83.20mol%のPbOおよび11.40mo
l%のGeO2 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で
昇温980℃で5時間攪拌保持した。その後、融液の温
度を912℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶の
Y面を基板として融液に14時間浸漬し、再び融液から
基板を引上げたところ、厚さ55μmのエピタキシャル
単結晶膜が得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶
片を切出し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の
成長面に平行に、波長541nmの25W/cm2 のア
ルゴン緑色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザ
を用いてフォトリフラクティブ効果を調べた。この結
果、アルゴン・レーザを10分間照射しても屈折率変化
は4×10- 6 であった。
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して5.40mol%となるよう
に、83.20mol%のPbOおよび11.40mo
l%のGeO2 を精密に秤量して混合し、白金坩堝中で
昇温980℃で5時間攪拌保持した。その後、融液の温
度を912℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結晶の
Y面を基板として融液に14時間浸漬し、再び融液から
基板を引上げたところ、厚さ55μmのエピタキシャル
単結晶膜が得られた。この厚膜結晶から5mm角の結晶
片を切出し、端面を光学研磨した。この端面より結晶の
成長面に平行に、波長541nmの25W/cm2 のア
ルゴン緑色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レーザ
を用いてフォトリフラクティブ効果を調べた。この結
果、アルゴン・レーザを10分間照射しても屈折率変化
は4×10- 6 であった。
【0022】(実施例7)表2に示すように、化学量論
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して8.65mol%となるよう
に、74.31mol%のPbO、11.34mol%
のGeO2 および5.70mol%のB2 O3 を精密に
秤量して混合し、白金坩堝中で昇温1070℃で8時間
攪拌保持した。その後、融液の温度を887℃まで降下
させ、ニオブ酸リチウム単結晶のZ面を基板として融液
に22時間浸漬し、再び融液から基板を引上げたとこ
ろ、厚さ110μmのエピタキシャル単結晶膜が得られ
た。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面
を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に平行に、
波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑色レーザ
を照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いてフォトリ
フラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴン・レー
ザを10分間照射しても屈折率変化は4×10- 6 であ
った。膜厚が110μmと厚いために、端面からの光の
入射は、より容易であり、かつ確実であった。
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して8.65mol%となるよう
に、74.31mol%のPbO、11.34mol%
のGeO2 および5.70mol%のB2 O3 を精密に
秤量して混合し、白金坩堝中で昇温1070℃で8時間
攪拌保持した。その後、融液の温度を887℃まで降下
させ、ニオブ酸リチウム単結晶のZ面を基板として融液
に22時間浸漬し、再び融液から基板を引上げたとこ
ろ、厚さ110μmのエピタキシャル単結晶膜が得られ
た。この厚膜結晶から5mm角の結晶片を切出し、端面
を光学研磨した。この端面より結晶の成長面に平行に、
波長541nmの25W/cm2 のアルゴン緑色レーザ
を照射し、ヘリウム−ネオン・レーザを用いてフォトリ
フラクティブ効果を調べた。この結果、アルゴン・レー
ザを10分間照射しても屈折率変化は4×10- 6 であ
った。膜厚が110μmと厚いために、端面からの光の
入射は、より容易であり、かつ確実であった。
【0023】(実施例8)表2に示すように、化学量論
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して3.12mol%となるよう
に、65.28mol%のGeO2 および31.60m
ol%のB2 O3 を精密に秤量して混合し白金坩堝中で
昇温、1005℃で5時間攪拌保持した。その後、融液
の温度を869℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結
晶のX面を基板として融液に11時間浸漬し、再び融液
から基板を引上げたところ、厚さ55μmのエピタキシ
ャル単結晶膜が得られた。この厚膜結晶から5mm角の
結晶片を切出し、端面を光学研磨した。この端面より結
晶の成長面に平行に、波長541nmの25W/cm2
のアルゴン緑色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レ
ーザを用いてフォトリフラクティブ効果を調べた。この
結果、アルゴン・レーザを10分間照射しても屈折率変
化は9.5×10- 7 であった。
組成のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )が、融剤を含
む全融液の組成に対して3.12mol%となるよう
に、65.28mol%のGeO2 および31.60m
ol%のB2 O3 を精密に秤量して混合し白金坩堝中で
昇温、1005℃で5時間攪拌保持した。その後、融液
の温度を869℃まで降下させ、ニオブ酸リチウム単結
晶のX面を基板として融液に11時間浸漬し、再び融液
から基板を引上げたところ、厚さ55μmのエピタキシ
ャル単結晶膜が得られた。この厚膜結晶から5mm角の
結晶片を切出し、端面を光学研磨した。この端面より結
晶の成長面に平行に、波長541nmの25W/cm2
のアルゴン緑色レーザを照射し、ヘリウム−ネオン・レ
ーザを用いてフォトリフラクティブ効果を調べた。この
結果、アルゴン・レーザを10分間照射しても屈折率変
化は9.5×10- 7 であった。
【0024】(その他の実施例)ニオブ酸リチウム結晶
への添加不純物として、Na、Zn、Mn、Cr、F
e、Mg、Nd、Ti、Ni、Co、Rhを用いる場合
にも、同様の結果が得られた。
への添加不純物として、Na、Zn、Mn、Cr、F
e、Mg、Nd、Ti、Ni、Co、Rhを用いる場合
にも、同様の結果が得られた。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明により、フォトリフラクティブ効
果を低減した、ニオブ酸リチウム単結晶厚膜が得られ
る。これによって、第二高調波発生用光学素子用材料と
して、有効なニオブ酸リチウム単結晶厚膜を提供するこ
とができる。
果を低減した、ニオブ酸リチウム単結晶厚膜が得られ
る。これによって、第二高調波発生用光学素子用材料と
して、有効なニオブ酸リチウム単結晶厚膜を提供するこ
とができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ニオブ酸リチウム単結晶基板上に、Pb
Oを75.00モル%から93.00モル%の範囲で含
み、かつB 2 O 3 を3.7モル%から7.0モル%の範
囲で含む融剤、またはPbO、B 2 O 3 の少なくとも一
方とGeO 2 とを含み、GeO 2 の含有量が11.0モ
ル%から65.3モル%である融剤から、液相エキピタ
キシャル法により形成され、その膜厚が50μm以上で
あることを特徴とするニオブ酸リチウム単結晶厚膜。 - 【請求項2】 PbOを75.00モル%から93.0
0モル%の範囲で、B2 O3 を3.7モル%から7.0
モル%の範囲で含む融剤から液相エピタキシャル法によ
り、ニオブ酸リチウム単結晶基板上にニオブ酸リチウム
単結晶厚膜を作成することを特徴とするニオブ酸リチウ
ム単結晶厚膜の製造方法。 - 【請求項3】 PbO、B2 O3 の少なくとも一方とG
eO2 とを含む融剤であって、GeO2 の含有量が1
1.0モル%から65.3モル%である融剤から液相エ
ピタキシャル法により、ニオブ酸リチウム単結晶基板上
にニオブ酸リチウム単結晶厚膜を作成することを特徴と
するニオブ酸リチウム単結晶厚膜の製造方法。 - 【請求項4】 基板面方位としてZ面、もしくは0.2
〜2°の範囲でZ面より傾いた面を利用することを特徴
とする請求項2または3記載のニオブ酸リチウム単結晶
厚膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091750A JP2546131B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ニオブ酸リチウム単結晶厚膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5091750A JP2546131B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ニオブ酸リチウム単結晶厚膜及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06305894A JPH06305894A (ja) | 1994-11-01 |
JP2546131B2 true JP2546131B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=14035218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5091750A Expired - Lifetime JP2546131B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ニオブ酸リチウム単結晶厚膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546131B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100540449B1 (ko) * | 2002-12-03 | 2006-01-11 | 김유곤 | 자성 가넷 단결정의 제조방법 및 그 방법에 의해 제조된자성 가넷 단결정 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0664996A (ja) * | 1992-03-04 | 1994-03-08 | Hitachi Metals Ltd | ニオブ酸リチウム単結晶薄膜の製造方法 |
JPH06219891A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-09 | Tokin Corp | ニオブ酸リチウム単結晶膜の製造方法 |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5091750A patent/JP2546131B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06305894A (ja) | 1994-11-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960611 |