JP2545667B2 - ベニヤ単板の直結集約処理装置 - Google Patents

ベニヤ単板の直結集約処理装置

Info

Publication number
JP2545667B2
JP2545667B2 JP4034311A JP3431192A JP2545667B2 JP 2545667 B2 JP2545667 B2 JP 2545667B2 JP 4034311 A JP4034311 A JP 4034311A JP 3431192 A JP3431192 A JP 3431192A JP 2545667 B2 JP2545667 B2 JP 2545667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
conveyor
cutting
length
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4034311A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05200706A (ja
Inventor
潔 長澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto Denki Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hashimoto Denki Co Ltd filed Critical Hashimoto Denki Co Ltd
Priority to JP4034311A priority Critical patent/JP2545667B2/ja
Publication of JPH05200706A publication Critical patent/JPH05200706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2545667B2 publication Critical patent/JP2545667B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単板製造における単板切
削装置から単板堆積装置に至る間の切削ベニヤ単板の直
結処理システムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来の切削ベニヤ単板の切断と堆
積処理を主体とした単板処理装置には、例えば特公昭5
9−5084号ベニヤ単板の高速処理装置のように、上
下二つの搬送コンベヤ上を搬送されてくる一枚定尺単板
同士を一定の間隔を保ちながら正確に二枚重ねにしてか
ら堆積する、主として表裏板などに用いられる一枚定尺
単板のみを対象にした、単一の堆積装置により一枚定尺
単板の高速堆積処理ができるように装置した、いわゆる
原板切断堆積システムが従来技術として知られている。
【0003】また同種の改良装置には、例えば特開昭6
3−22605号ベニヤ単板の処理装置として、上記特
公昭59−5084号のベニヤ単板の高速処理装置が一
枚定尺単板の連続切断動作の合い間に材面の欠点を切り
除いた切屑やその前後に発生する端尺単板を途中から搬
送ライン外に選別除去すると、上下二つの搬送コンベヤ
上を搬送されてくる一枚定尺単板同士の一定間隔の搬送
姿態が崩れてその正確な二枚重ねや単一の堆積装置によ
る一枚定尺単板の高速堆積処理ができなくなるので、前
記上下二つの搬送コンベヤの上段側に間欠駆動コンベヤ
を介在させて上下段のそれぞれに配設した単板検知器に
よりその搬送間隔のずれを補正するように改良した、主
として途中から搬送ライン外に切屑や端尺単板を選別除
去した残りの表裏板などに用いられる一枚定尺単板のみ
を対象にした、単一の堆積装置により一枚定尺単板の高
速堆積処理が安定してできるように装置した、いわゆる
改良型原板切断堆積システムも従来技術として知られて
いる。
【0004】更にまた上記表裏板などに用いられる原板
以外の、主として芯板などに用いられる端尺単板を多数
集成した積算定尺単板や一枚定尺単板を含む積算定尺単
板を能率的に生産するために、切削ベニヤ単板の切断、
集成、堆積の諸工程を直結化した、いわゆる芯板用単板
直結処理システムも、例えば特公昭55−7805号単
板の連続処理装置として、ベニヤレースから吐出した切
削ベニヤ単板の相互の間隔をつめながら積算定尺寸法毎
に切断して上下二つの搬送コンベヤ上に一旦収納した後
に交互に搬出して順次単一の堆積装置に堆積する積算定
尺単板専用の装置も従来技術として知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来装置にはそれぞれに機能上の難点があり、例えば上記
前二者(特公昭59−5084号、特開昭63−226
05号)の原板切断堆積システムは、一枚定尺単板の高
速堆積処理はできても端尺単板の積算集成機能を具有し
ていないので一枚定尺単板以外の端尺単板からなる積算
定尺単板の高速堆積処理ができず、また上記後者(特公
昭55−7805号)の芯板用単板直結処理システム
は、搬送ライン中に投入される切削ベニヤ単板の実質的
な投入量が少ない小幅の端尺単板が板間隔を空けて搬入
されてくる間は、単一の堆積装置によって相応の繰返し
時間内での堆積処理はできても、長尺単板乃至は連続単
板が多量に切削されて搬入されてくるようになると、切
削ベニヤ単板の実質的な投入量が増大して単一の堆積装
置だけでは繰返し時間に余裕が無くなって高速堆積処理
が全くできなくなる機能障害を惹起するので、従来は繰
返し時間に余裕をもたせるため、複数の堆積装置を上下
二つの搬送コンベヤにそれぞれ連結することによって漸
くその所要機能に対応していたものである。
【0006】従って上記前者の原板切断堆積システムで
は総ての切削ベニヤ単板に対応した直結処理化が不可能
であり、また後者の芯板用単板直結処理システムは複数
の堆積装置を上下二つの搬送コンベヤにそれぞれ連結し
て対応することになるので堆積に長大な工程長を要して
設置場所や設置費用が嵩み、且つその長大な工程長だけ
余分な労務工数を要して工程能率も低位なものとなる難
点があったものを本発明は解決しようとするものであ
る。
【0007】本発明は、この種切削ベニヤ単板の直結処
理システムで最初に発生する端尺単板と続いて発生する
長尺単板乃至は連続単板の共存下における同一搬送ライ
ン中での集約的な直結処理手段として、上記前二者(特
公昭59−5084号、特開昭63−22605号)に
開示されている従来装置のように端尺単板を同一の搬送
ラインから選別除去した状態で一枚定尺単板のみを二枚
重ねにして単一の堆積装置により高速堆積処理を計るよ
うにした、一枚定尺単板のみを対象としたものではなく
て、本発明装置は搬送ライン中において発生する端尺単
板を同一搬送ライン中で上下交互に繰返される集成動作
によって積算定尺単板に集成し、他の長尺単板乃至は連
続単板からの一枚定尺単板とこの積算定尺単板の総て
を、順次二枚重ねに集結して単一の堆積装置により集約
的に高速堆積処理ができるように、上下二段の集成コン
ベヤと上下二段の集結コンベヤの間に両コンベヤのタイ
ミングを調整する間欠駆動型の待機コンベヤを配置し、
且つ積算検出用の単板検知器に関連した中央処理装置
(CPU)によりこれを到来順序に従って集中的に制御
することによって、上記諸々の種別の切削ベニヤ単板の
総てに対応可能な高速堆積機能を完全に発揮できる集約
化された切削ベニヤ単板の直結処理システムの開発を目
的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
すること目的とし、単板切削装置2から切削されたベニ
ヤ単板を単板切断装置1と単板集成装置3を経て定尺単
板あるいは積算定尺単板に形成して、一箇所の単板堆積
装置4に2枚重ねの状態にして堆積するベニヤ単板の直
結集約処理装置であって、前記単板切断装置1は、切削
されたベニヤ単板の欠点を検知する単板検知器14と、
該単板検知器14の検知信号に基いてそれぞれ作動信号
を伝える中央処理装置15と、該中央処理装置15から
のそれぞれの作動信号により制御される切屑と有効な部
分に切断する有寸切断機5及び切屑を分離する切屑分離
コンベヤ6から構成され、前記単板集成装置3は、工程
順に、前工程で有効な部分に切断されたベニヤ単板を検
知する単板検知器18と、該単板検知器18の検知信号
に基いてそれぞれ作動信号を伝える中央処理装置19
と、該中央処理装置19からのそれぞれの作動信号によ
り制御される所定長未満のベニヤ単板は積算して所定長
となるように切断し、また、所定長以上のベ ニヤ単板は
所定長に切断する定尺切断機7と、当該定尺切断機7で
切断されたベニヤ単板を上下2段に分配する分配コンベ
ヤ8と、当該分配されたベニヤ単板を受け継ぎし、積算
して所定長となるように切断された短い単板同士の間隔
を詰めて集成する間欠駆動式の上段集成コンベヤ9aと
下段集成コンベヤ9bとからなる集成コンベヤ9と、上
下2段の集成コンベヤ9a,9bを経た積算定尺単板あ
るいは定尺単板を2枚重ねに集結する上段集結コンベヤ
11aと下段集結コンベヤ11bとからなる集結コンベ
ヤ11と、前記集成コンベヤ9と前記集結コンベヤ11
のタイミング調整をする間欠駆動式の前記集成コンベヤ
9と前記集結コンベヤ11の間に介在させた上段待機コ
ンベヤ10aと下段待機コンベヤ10bとからなる待機
コンベヤ10と、前記集結コンベヤ11により2枚重ね
で搬送されてくる積算定尺単板と定尺単板を一箇所に堆
積する単板堆積装置4とから構成したことを特徴とする
ものである。
【0009】
【作 用】本発明のベニヤ単板の直結集約処理装置は、
処理ライン中に投入される端尺単板を切断し、間を詰め
て積算定尺単板に形成する作用と、長尺単板乃至は連続
単板から取得される実質的に板間隔が無い一枚定尺単板
とを混在した状態のまま、同一処理ラインを搬送しなが
ら二枚重ねに集結することができるようにしたものであ
る。上下二段の集成コンベヤと上下二段の集結コンベヤ
の中間に上下それぞれに待機コンベヤを連結することに
よって上下交互に収納動作と排出動作とが繰返されて単
一の単板堆積装置に集約的に受渡すように構成したもの
である。従って単一の堆積装置だけによる集約的な高速
堆積処理で問題となる、搬送ライン中において発生する
端尺単板の間隔を詰める処理およびそして形成された積
算定尺単板と一枚定尺単板との混在状況に対しても、前
記上下二段の集成コンベヤと、上下二段の待機コンベヤ
と、上下二段の集結コンベヤによる交互集成動作と交互
収納動作と交互排出動作の三動作によって、高速対応性
への相乗効果が高まって、前記積算定尺単板と一枚定尺
単板とが混在した単板の総てに対して、上下それぞれに
所要の板間隔が確実に確保されることになり、最終段に
連結される単一の堆積装置を優に複数の堆積装置分に活
用することが始めて集約的にできたものである。
【0010】
【実施例】図1は本発明のベニヤ単板の直結集約処理装
置の詳細を例示した側面図であって、図2に示すように
ベニヤ単板を有寸幅に切断しながら切屑を分離するベニ
ヤクリッパーなどからなる単板切断装置1と、該単板切
断装置1の前段に配設されたベニヤレースなどからなる
単板切削装置2と、前記単板切断装置1の後段に配設さ
れたスチックコンベヤ、間欠コンベヤなどからなる単板
集成装置3、およびベニヤスタッカーなどからなる単一
の単板堆積装置4との直列工程によって、原木から切削
されたベニヤ単板の直結処理工程と、図3に示すように
右前半は有寸切断機5と、切屑分離コンベヤ6と、定尺
切断機7を直列に連結し、また左後半は前記単板集成装
置3を構成する分配コンベヤ8と、集成コンベヤ9と、
待機コンベヤ10と、集結コンベヤ11を連結すると共
に、終段の前記集結コンベヤ11は前記単一の単板堆積
装置4に連結して、一連のベニヤ単板の直結集約処理装
置を構成してなるものである。
【0011】これをさらに図1に従って詳述すると前段
工程に配設されたベニヤレースなどの単板切削装置によ
って原木から切削されて搬入コンベヤ12により搬入さ
れて来る不連続状乃至は連続状のベニヤ単板13は、光
電スイッチ,リミットスイッチなどからなる単板検知器
14によってその不規則端縁や材面の欠点が検知されて
マイコンなどからなる中央処理装置(CPU)15にそ
の検知信号が送られて、当該中央処理装置15の制御信
号によって、電磁クラッチプレーキやサーボモータなど
からなる間欠駆動機構16に制御される該ベニヤ単板1
3を有寸幅に切断するベニヤクリッパーなどの単板切断
装置からなる有寸切断機5と、前後の切屑を分離する切
屑分離コンベヤ6、例えば図示のようにスチックコンベ
ヤ6aと可動デバイダー6bと固定デバイダー6cおよ
び前記可動デバイダー6bを中央処理装置15の命令に
よって制御するエアーシリンダーなどの間欠作動機構6
dからなる切屑分離コンベヤ6により切屑を搬送ライン
外に除去しつつ前記有寸切断機5によりベニヤ単板13
の有寸切断動作を完遂して有寸単板を搬出コンベヤ17
上に受渡すものである。一方前記搬出コンベヤ17上に
は受渡された有寸単板の板幅を次々と積算検知する積算
検知用の光電スイッチ,リミットスイッチなどからなる
単板検知器18が架設されていて、その検知信号をマイ
コンなどからなる中央処理装置(CPU)19に送っ
て、先ずロールクリッパー7aおよびアンビルロール7
bならびに前記ロールクリッパー7aを制御する電磁ク
ラッチブレーキやサーボモータなどの間欠駆動機構7c
からなる定尺切断機7により所定の積算定尺寸法毎にこ
れを積算してあるいは一枚として定尺長となるように切
断して次段の上下分配コンベヤ8上に受渡すものであ
る。また前記の上下分配コンベヤ8は、例えば図示のよ
うにスチックコンベヤ8aと可動デバイダーからなる分
配機構8bと固定デバイダー8cおよび前記可動デバイ
ダーからなる分配機構8bを制御するエアーシリンダー
などの間欠作動機構8dからなる分配コンベヤ8により
次段の集成コンベヤ9を構成する上段集成コンベヤ9a
と下段集成コンベヤ9b上に交互に積算あるいは一枚の
ままで定尺長となる単板群を単位として受渡すものであ
る。上下に配置された上段集成コンベヤ9aと下段集成
コンベヤ9bは中央処理装置(CPU)19からの命令
によって作動する間欠駆動機構20a,20bによっ
て、上下分配コンベヤから送られてくる有寸単板の間隔
を詰めて、一連の積算定尺単板となすように間欠駆動す
るものである。もちろん一枚定尺単板の場合は間欠駆動
する必要はないものである。この上下に配置された集成
コンベヤ9が定尺単板あるいは積算定尺単板を受け取り
次第、次段の上下の待機コンベヤ10a10bに送り出
すものである。このため集成コンベヤ9は引き続き送ら
れてくる積算定尺単板あるいは定尺単板に備えることが
できるのである。上下の待機コンベヤ10a10bは、
中央処理装置(CPU)19からの命令によって作動す
る間欠駆動機構20c,20dによって、集成コンベヤ
9a,9bからの送り出し信号(または、有寸単板の積
算定尺完了あるいは一枚定尺単板の受継)と、堆積装置
の堆積動作信号に従って、駆動するものである。さら
に、待機コンベヤ10からの送り出しは、下段側集結コ
ンベヤ11bで、上側から搬送されている積算定尺単板
あるいは定尺単板を二枚の積み重ね状態となるようにタ
イミングを合わせて駆動するように制御するものであ
る。本願発明で使用する間欠駆動機構20a,20b,
20c,20dなどとしては例えば電磁クラッチブレー
キやサーボモータを利用した機構を採用することができ
る。
【0012】この結果、前記中央処理装置(CPU)1
9からの指令によって上下の搬送ライン上の積算定尺単
板や一枚定尺単板が混在して処理、搬送されて上下交互
に発動される待機指令と搬送指令によって、たとえ前記
積算定尺単板や一枚定尺単板を含む積算定尺単板の板間
隔が接近していたり密着していても、必ず最終段に設置
される単一の単板堆積装置4の繰返し時間に余裕が出る
板間隔を確保できるように、次段の上段集結コンベヤ1
1aと下段集結コンベヤ11bとからなる集結コンベヤ
11上に交互に受渡しながらこれを下段集結コンベヤ1
1b上で二枚重ねにした状態にして一挙に下段側から単
一型の単板堆積装置4に搬入して所望の高速堆積処理を
完遂するものである。また図示の単一型の単板堆積装置
4は、いわゆるゲートスタッカーと呼称されている開閉
コンベヤ4aをエアーシリンダーなどの間欠作動機構4
bにより前記中央処理装置(CPU)19からの指令に
より昇降テーブル4c上に二枚重ねの積算定尺単板や一
枚定尺単板を含む積算定尺単板の製品を落下堆積するよ
うに装置される他、スチックコンベヤなどにより二枚重
ねの前記製品を一旦刺着保持した後にこれを解除して落
下堆積するように装置することもできるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、単板切
削装置2から切削されたベニヤ単板を単板切断装置1と
単板集成装置3を経て定尺単板あるいは積算定尺単板に
形成して、一箇所の単板堆積装置4に2枚重ねの状態に
して堆積するベニヤ単板の直結集約処理装置であって、
前記単板切断装置1は、切削されたベニヤ単板の欠点を
検知する単板検知器14と、該単板検知器14の検知信
号に基いてそれぞれ作動信号を伝える中央処理装置15
と、該中央処理装置15からのそれぞれの作動信号によ
り制御される切屑と有効な部分に切断する有寸切断機5
及び切屑を分離する切屑分離コンベヤ6から構成され、
前記単板集成装置3は、工程順に、前工程で有効な部分
に切断されたベニヤ単板を検知する単板検知器18と、
該単板検知器18の検知信号に基いてそれぞれ作動信号
を伝える中央処理装置19と、該中 央処理装置19から
のそれぞれの作動信号により制御される所定長未満のベ
ニヤ単板は積算して所定長となるように切断し、また、
所定長以上のベニヤ単板は所定長に切断する定尺切断機
7と、当該定尺切断機7で切断されたベニヤ単板を上下
2段に分配する分配コンベヤ8と、当該分配されたベニ
ヤ単板を受け継ぎし、積算して所定長となるように切断
された短い単板同士の間隔を詰めて集成する間欠駆動式
の上段集成コンベヤ9aと下段集成コンベヤ9bとから
なる集成コンベヤ9と、上下2段の集成コンベヤ9a,
9bを経た積算定尺単板あるいは定尺単板を2枚重ねに
集結する上段集結コンベヤ11aと下段集結コンベヤ1
1bとからなる集結コンベヤ11と、前記集成コンベヤ
9と前記集結コンベヤ11のタイミング調整をする間欠
駆動式の前記集成コンベヤ9と前記集結コンベヤ11の
間に介在させた上段待機コンベヤ10aと下段待機コン
ベヤ10bとからなる待機コンベヤ10と、前記集結コ
ンベヤ11により2枚重ねで搬送されてくる積算定尺単
板と定尺単板を一箇所に堆積する単板堆積装置4とから
構成したものであるから、本発明装置による時は、上下
二段の集成コンベヤと上下二段の集結コンベヤの中間に
上下それぞれに待機コンベヤを直列に連結することによ
り上下交互に繰返される集成動作と収納動作と排出動作
の三動作によって、この種の切削ベニヤ単板の直結処理
工程において常に繰返される小幅の有寸単板から次第に
広幅の有寸単板となり、遂にはその総てが一枚定尺単板
となって連続的に搬入されて来るようになって相互の板
間隔が著しく縮小されるか、または相互の板間隔が全く
無くなってしまう事態に対しても、前記上下二段の集成
コンベヤと、上下それぞれに連結した待機コンベヤと、
上下二段の集結コンベヤによる交互集成動作と交互収納
動作と交互排出動作の三動作によって、諸々の種別の切
削ベニヤ単板でも都度上下交互の二枚重ねの積算定尺単
板に集約することができ、最終段に連結された単一の堆
積装置による高速堆積動作のための所要の板間隔もそれ
によって確実に確保されて同一搬送ライン中での高速堆
積処理を始めて達成することができたものであり、この
ような高速堆積処理への対応策も従来装置の一部の搬送
ラインの処理速度を上げただけでこれに対応しようとし
ても、それだけでは最終段の堆積工程での所要の高速堆
積速度を確保することができなかったので止むを得ず搬
送ライン全袋の処理速度を最終段の堆積装置の可能繰返
し速度にまで下げて対応せざるを得なくなり、高速対応
性に欠ける難点を完全に払拭し得なかったものであるば
かりでなく、本発明装置のような交互集成、交互収納、
交互排出の三動作による高速対応性への相乗効果は、上
下二段の集コンベヤと上下それぞれの待機コンベヤと
上下二段の集結コンベヤの直並列連結によって始めて達
成されたものであり、従来装置の一部にみられるような
上下二段の搬送コンベヤの上段側だけに間欠駆動コンベ
ヤを介在させた程度の、一枚定尺単板のみの種別に特定
した装置では得られない、多数の端尺単板を同一搬送ラ
インから選別除去することなく、また実質的に板間隔の
無い一枚定尺単板を含む積算定尺単板乃至は一枚定尺単
板でもそれぞれ所要の板間隔が確実に確保されることに
なり、切削ベニヤ単板の直結処理システムの集約化に極
めて顕著な成果を収め得たものである。
【0014】また、単板集積装置を上下二段とすること
によって、ラインを必要最小限の長さに抑えることがで
きたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベニヤ単板の直結集約処理装置の詳細
を例示した側面図。
【図2】本発明のベニヤ単板の直結集約処理装置におけ
る工程図
【図3】本発明のベニヤ単板の直結集約処理装置におけ
単板切断装置と単板集成装置と単板堆積装置の工程
図。
【符号の説明】
1 単板切断装置 2 単板切削装置 3 単板集成装置 4 単板堆積装置 7c 定尺切断機の間欠駆動機構 8 分配コンベヤ 8d 間欠作動機構 9 集成コンベヤ 10 待機コンベヤ 11 集結コンベヤ 13 ベニヤ単板 18 積算検出用の単板検知器 19 中央処理装置(CPU) 20a 間欠駆動機構 20b 間欠駆動機構 20c 間欠駆動機構 20d 間欠駆動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/18 B65H 29/18 Z

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単板切削装置2から切削されたベニヤ単
    板を単板切断装置1と単板集成装置3を経て定尺単板あ
    るいは積算定尺単板に形成して、一箇所の単板堆積装置
    4に2枚重ねの状態にして堆積するベニヤ単板の直結
    処理装置であって、前記単板切断装置1は、切削され
    たベニヤ単板の欠点を検知する単板検知器14と、該
    板検知器14の検知信号に基いてそれぞれ作動信号を伝
    える中央処理装置15と、該中央処理装置15からのそ
    れぞれの作動信号により制御される切屑と有効な部分に
    切断する有寸切断機5及び切屑を分離する切屑分離コン
    ベヤ6から構成され、前記単板集成装置3は、工程順
    に、前工程で有効な部分に切断されたベニヤ単板を検知
    する単板検知器18と、該単板検知器18の検知信号に
    基いてそれぞれ作動信号を伝える中央処理装置19と、
    該中央処理装置19からのそれぞれの作動信号により制
    御される所定長未満のベニヤ単板は積算して所定長とな
    るように切断し、また、所定長以上のベニヤ単板は所定
    長に切断する定尺切断機7と、当該定尺切断機7で切断
    されたベニヤ単板を上下2段に分配する分配コンベヤ8
    と、当該分配されたベニヤ単板を受け継ぎし、積算して
    所定長となるように切断された短い単板同士の間隔を詰
    めて集成する間欠駆動式の上段集成コンベヤ9aと下段
    集成コンベヤ9bとからなる集成コンベヤ9と、上下2
    段の集成コンベヤ9a,9bを経た積算定尺単板あるい
    は定尺単板を2枚重ねに集結する上段集結コンベヤ11
    aと下段集結コンベヤ11bとからなる集結コンベヤ1
    、前記集成コンベヤ9と前記集結コンベヤ11のタ
    イミング調整をする間欠駆動式の前記集成コンベヤ9と
    前記集結コンベヤ11の間に介在させた上段待機コンベ
    ヤ10aと下段待機コンベヤ10bとからなる待機コン
    ベヤ10前記集結コンベヤ11により2枚重ねで搬
    送されてくる積算定尺単板と定尺単板を一箇所に堆積す
    単板堆積装置4とから構成されたことを特徴とするベ
    ニヤ単板の直結集約処理装置。
JP4034311A 1992-01-24 1992-01-24 ベニヤ単板の直結集約処理装置 Expired - Lifetime JP2545667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4034311A JP2545667B2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 ベニヤ単板の直結集約処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4034311A JP2545667B2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 ベニヤ単板の直結集約処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22866995A Division JPH0857817A (ja) 1995-07-17 1995-07-17 ベニヤ単板の直結集約処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05200706A JPH05200706A (ja) 1993-08-10
JP2545667B2 true JP2545667B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=12410619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4034311A Expired - Lifetime JP2545667B2 (ja) 1992-01-24 1992-01-24 ベニヤ単板の直結集約処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2545667B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326320A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Hashimoto Denki Co Ltd 単板連続製造装置及び刺着単板引き抜きバー

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4942565B2 (ja) * 2007-06-28 2012-05-30 株式会社太平製作所 板体の堆積方法及びその装置
CN114750248A (zh) * 2022-04-01 2022-07-15 盐城飞优科技有限公司 一种方便调节锯痕样式的卧式锯痕机

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559831A (en) * 1978-07-05 1980-01-24 Hashimoto Denki Co Ltd Device for continuously treating veneer
JPS5923527B2 (ja) * 1979-10-23 1984-06-02 株式会社 名南製作所 単板の連続処理装置
JPS599002A (ja) * 1982-07-08 1984-01-18 橋本電機工業株式会社 ベニヤ単板の矯正切断分配装置
JPH0675842B2 (ja) * 1986-03-24 1994-09-28 株式会社名南製作所 ベニヤ単板の処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007326320A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Hashimoto Denki Co Ltd 単板連続製造装置及び刺着単板引き抜きバー

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05200706A (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2654867B2 (ja) 書類取扱いシステム
US5913656A (en) Method and apparatus for merging shingled signature streams
JPH11506091A (ja) 搬送及び収集システム
US20080022516A1 (en) Production system for making imprinted products and method for transport of the products
JP2545667B2 (ja) ベニヤ単板の直結集約処理装置
US5035164A (en) Device for cutting and stacking strips of wood
US5927170A (en) Method and apparatus for cutting and stacking sheets of a web material
US7963386B2 (en) Method and device for the selective processing of printed products
CN219096198U (zh) 一种多层瓦楞纸板制成包装结构的加工装置
CA1159346A (en) Apparatus for the manufacture of particleboard sections
JP3276761B2 (ja) 段ボールシートのシングリング制御方法
JPH0857817A (ja) ベニヤ単板の直結集約処理装置
JPH05124721A (ja) ストレージコンベアによる搬送方法
JPH0428724Y2 (ja)
JPH01252462A (ja) 段ボールシートの瓦葺き状搬送方法におけるシートの切り離し方法
JPS6116094Y2 (ja)
JP3002264B2 (ja) 移送および集合パスの移送速度を制御する方法
JPS617170A (ja) シ−ト状物品の整列積層装置
JPH0797035A (ja) 被製本物の輸送装置
JP2001058475A (ja) 印刷版保護シート材供給装置
JPS6320656B2 (ja)
JP2589192Y2 (ja) 全自動メイル処理システムにおけるプールユニット
JPS59163234A (ja) ベニヤ単板の多連型自動堆積装置
JPH07205346A (ja) 高速箸袋製袋機
JP2713466B2 (ja) 積層ウエブ包装体製造ラインにおけるウエブ積層体搬送方法