JPH0675842B2 - ベニヤ単板の処理装置 - Google Patents

ベニヤ単板の処理装置

Info

Publication number
JPH0675842B2
JPH0675842B2 JP62064081A JP6408187A JPH0675842B2 JP H0675842 B2 JPH0675842 B2 JP H0675842B2 JP 62064081 A JP62064081 A JP 62064081A JP 6408187 A JP6408187 A JP 6408187A JP H0675842 B2 JPH0675842 B2 JP H0675842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
veneer
length
conveyor
fixed
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62064081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6322605A (ja
Inventor
孝 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meinan Machinery Works Inc
Original Assignee
Meinan Machinery Works Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meinan Machinery Works Inc filed Critical Meinan Machinery Works Inc
Publication of JPS6322605A publication Critical patent/JPS6322605A/ja
Publication of JPH0675842B2 publication Critical patent/JPH0675842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はベニヤ単板(以下単板という)の処理装置、さ
らに詳しくは、単板を間歇的に搬送堆積するための単板
の処理装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、帯状の単板を一定長さに切断し、この定尺単板を
交互に2列の搬送コンベヤに振り分けた後2枚ずつ重ね
合わせ堆積するものとして特公昭59-5084号公報に記載
された装置がある。
この装置では2つの搬送コンベヤで搬送される単板が間
隔を保ちながら重ね合わせられるので、1つの堆積装置
で堆積処理を行なうことができるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに上記のような装置では、2列の搬送コンベヤ上
で常に定尺単板が一定間隔(定尺単板の長さ)で搬送さ
れることが必要であるが、定尺単板で欠点部を有するも
のを選別除去することを行なうと、この状態が崩れ堆積
装置に到達する定尺単板の間隔が無い状態となることが
あり、堆積装置で堆積できないようになってしまうので
ある。
それ故前記装置は、連続的に切断された定尺単板で、欠
点部を有するものを選別除去することを行なう場合は実
施できないものであった。
〔問題点を解決するための手段〕
これらの問題を解決すべく、本出願の第1の発明のベニ
ヤ単板の処理装置は、単板搬送路上に、該単板搬送路上
を搬送される単板を所定長さに切断するとともに定尺切
断信号を発信する定尺切断装置を設け、該定尺切断装置
の上手に前記所定長さごとの単板の有効、不良を予め判
別し、有効の場合にその旨の判別信号を発信する単板判
別機を設け、さらに、前記単板搬送路上であって前記定
尺切断装置の下手に定尺単板を受け取りかつ搬送するた
めの常時回動する第1及び第2の搬送コンベアを上下2
段に配置し、該第1及び第2の搬送コンベアと前記定尺
切断装置との間に、切断されかつ搬送される定尺単板を
前記単板搬送路上から上段の搬送コンベアに吊り上げ送
り込む第1の吊り上げ体と、下段の搬送コンベアに吊り
上げ送り込む第2の吊り上げ体を上手より順次配置し、
前記第1の搬送コンベアの下手にはさらに第1の単板検
知器と間歇駆動機構とを有する間歇コンベアとを備え、
かつ、前記間歇コンベア及び前記第2の搬送コンベアの
うち上方に位置する一方のコンベアの搬送端部を他方の
コンベア搬送面上に位置させており、該他方のコンベア
搬送面の前記位置より下手側の適宜位置から前記第1の
定尺単板検知器の位置まで搬送経路を逆上った距離と等
価距離だけ前記第2の搬送コンベア側の搬送経路を逆上
った位置に第2の定尺単板検知器を備え、更に、前記他
方の搬送コンベヤの下手には間歇動作によりベニヤ単板
を堆積する堆積装置を備えたことを特徴とするベニヤ単
板の処理装置であって、 前記単板判別機からの前記単板の有効判別信号と、前記
定尺切断装置の定尺切断信号とが共に発せられた場合に
のみ、前記第1及び第2の吊り上げ体のいずれか一方の
みを交互に間歇的に吊り上げ作動させる制御回路を設
け、該作動により搬送されてきた定尺単板をそれぞれの
下手に位置する搬送コンベアのいずれか一方に交互に送
り出すとともに、 前記第1の定尺単板検知器の定尺単板検知信号により前
記間歇駆動機構を停止状態として搬送されてくる定尺単
板を停止状態に保持し、次いで前記第2の定尺単板検知
器からの定尺単板検知信号により前記間歇駆動機構を駆
動状態として停止状態の定尺単板を送り出す制御回路を
設け、該搬送制御により、前記第1と第2の搬送コンベ
アにそれぞれ送り出された定尺単板が上下に積層した状
態となるようにし、その状態で堆積装置に送り出すよう
になっている。
本出願の第2の発明のベニヤ単板の処理装置は、該単板
搬送路上を搬送される単板を所定長さに切断するととも
に定尺切断信号を発信する定尺切断装置を設け、該定尺
切断装置の上手に前記所定長さごとの単板の有効、不良
を予め判別し、有効の場合にその旨の判別信号を発信す
る単板判別機を設け、さらに、前記単板搬送路上であっ
て前記定尺切断装置の下手に定尺単板を受け取りかつ搬
送するための常時回動する第1及び第2の搬送コンベア
を上下2段に配置し、該第1及び第2の搬送コンベアと
前記定尺切断装置との間に、切断されかつ搬送される定
尺単板を前記単板搬送路上から吊り上げかつ少なくとも
上段の搬送コンベアまで搬送可能な吊り上げ搬送体を配
置し、かつ、該吊り上げ搬送体の搬送経路には、吊り上
げ搬送される定尺単板に作用して吊り上げ搬送体から定
尺単板を、前記単板搬送路、下段の搬送コンベア、及び
上段の搬送コンベアにそれぞれ送り込むための間歇作動
する第1、第2、第3の分離アームを下方より順次配置
し、前記第1の搬送コンベアの下手にはさらに第1の定
尺単板検知器と間歇駆動機構とを有する間歇コンベアと
を備え、かつ、前記間歇コンベア及び前記第2の搬送コ
ンベアのうち上方に位置する一方のコンベアの搬送端部
を他方のコンベア搬送面上に位置させており、該他方の
コンベア搬送面の前記位置より下手側の適宜位置から前
記第1の定尺単板検知器の位置まで搬送経路を逆上った
距離と等価距離だけ前記第2の搬送コンベア側の搬送経
路を逆上った位置に第2の定尺単板検知器を備え、更
に、前記他方の搬送コンベヤの下手には間歇動作により
ベニヤ単板を堆積する堆積装置を備えたことを特徴とす
るベニヤ単板の処理装置であって、 前記単板判別機からの前記単板の有効判別信号が出ない
場合には前記第1の分離アームを作動させ、前記単板判
別機からの前記単板の有効判別信号と前記定尺切断装置
からの定尺切断信号とが共に出された場合には、前記第
2及び第3の分離アームのいずれか一方のみを交互に間
歇的に作動させる制御回路を設け、該作動制御により、
吊り上げられかつ搬送されてきた定尺単板を、該第1の
分離アームの作動により前記単板搬送路上に送り込み、
該第2及び第3の分離アームの作動により下段及び上段
の搬送コンベアのいずれか一方に交互に送り出すととも
に、 前記第1の定尺単板検知器の単板検知信号により前記間
歇駆動機構を停止状態として搬送されてくる定尺単板を
停止状態に保持し、次いで前記第2の定尺単板検知器か
らの単板検知信号により前記間歇駆動機構を駆動状態と
して停止状態の定尺単板を送り出す制御回路を設け、該
搬送制御により、前記第1と第2の搬送コンベアにそれ
ぞれ送り出された定尺単板が上下に積層した状態となる
ようにし、その状態で堆積装置に送り出すようになって
いる。
単板判別機は定尺切断単板の内で、実用的に支障がなく
有効に使用し得る単板(有効な単板)とそれ以外の不良
な単板とを判別するための機械であって、単板が有効で
ある信号と一ヶ所でも不良部があることを検知すると不
良定尺単板であるとして信号を発するものであり、通常
の単板の切断装置において端縁の不良部を検知して切断
するために使用される単板検知器をそのまま転用するこ
とができる。
〔実施例〕
第1の発明の一つの実施例を第1図に示すように、単板
1の搬送路を構成するコンベヤ2の下手に、単板判別機
としての、単板1の不良部を検知する単板検知器3を備
える。この単板検知器3は単板に接触するローラとこの
ローラが単板の厚さで上下動することによりON、OFFす
るマイクロスイッチよりなる公知のものである。
単板検知器3の下手には、クラッチブレーキ4aを制御す
るパルスカウンターを備えた制御回路11により作動を制
御され、1回転することで単板を一定長さで切断する定
尺切断装置4を配置する。
この定尺切断装置4の下手には、クラッチブレーキ5、
6により間歇駆動される半円状で外周面に多数の針を突
設した第1の吊り上げ体7を、前記定尺切断装置4との
間に前記一定長さ以上の間隔をあけて配置し、第1の吊
り上げ体7の下手にはこれとの間に前記一定の長さの間
隔をあけて同様に構成した第2の吊り上げ体8を配置
し、またこれら第1と第2の吊り上げ体7、8に刺着さ
れた定尺単板をはがすための第1と第2のはがし部材
9、10をそれぞれの吊り上げ体7、8の外周面の回転軌
跡と交差する位置に備える。
単板検知器3が単板1が有効である信号を出すと、制御
回路11内に備えたパルスカウンターの作用で任意一定微
小時間の後、定尺切断装置4を連続回動させ、単板1が
有効となった箇所を第1の切断位置とし、以後定尺長さ
で切断する。
また、単板検知器3が単板が有効である信号を出してか
ら設定し一定時間(切断すべき定尺長さに対応する長さ
の時間)毎に、前記有効である信号が前記時間が経過す
るまで継続して出されると、前記一定時間経過した後
に、その都度、制御回路11内で有効定尺単板通過信号が
発っせられる。一方、連続回転する定尺切断装置4が、
一回転し定尺切断を行なう毎に定尺切断信号が制御回路
11に発っせられる。
これら有効定尺単板通過信号及び定尺切断信号の両方の
信号が発っせらると、制御回路11は第1のクラッチブレ
ーキ5又は第2のクラッチブレーキ6の一方を作動させ
るための作動信号を発っし、次の前記両方の信号が発っ
せられると、制御回路11は他方のクラッチブレーキを作
動させるための作動信号を発っする。即ち、制御回路11
は前記両方の信号が発っせられる毎に、交互に第1又は
第2のクラッチブレーキ5又は6のいずれか一方を作動
させるための作動信号を発っする。
またこれら第1又は第2のクラッチブレーキ5又は6の
いずれか一方を作動させるための作動信号は、有効定尺
単板の先端部が該当する第1又は第2の吊り上げ体7又
は8の下方に到達した時に第1又は第2のクラッチブレ
ーキ5又は6が作動するように、制御回路11内に備えた
パルスカウンターの遅延回路の作用により、各々設定さ
れた微小時間の後第1又は第2のクラッチブレーキ5又
は6に伝達される。
また、第1又は第2のクラッチブレーキ5又は6の作動
は、第1又は第2の吊り上げ体7又は8が一回転すると
停止して待機するようにし、制御回路11からの次の作動
信号に備える。
単板検知器3が、前記一定時間が経過するまでの時間内
において、前記有効である信号を出さない時点がある場
合、該当する一定時間が経過した後であっても制御回路
11内で有効定尺単板通過信号が発っせられず、その結果
制御回路11は第1又は第2のクラッチブレーキ5又は6
を作動させるための作動信号を発っすることはなく、第
1又は第2の吊り上げ体7又は8は作動しない。
また、第1及び第2の吊り上げ体7、8の下手には、は
がし部材9、10により第1及び第2の吊り上げ体7、8
からはがされた定尺単板Pを搬送する第1及び第2のコ
ンベヤ12、13を上下二段に配置する。
上段のコンベヤ12の下手には第1の定尺単板検知器14を
有しモータ(図示せず)に接続されたクラッチブレーキ
15を備えた間歇駆動コンベヤ16を設け、間歇駆動コンベ
ヤ16の終端部を下段のコンベヤ13の搬送面上に位置させ
る。一方、下段のコンベヤ13上には前記第1の定尺単板
検知器14にほぼ対応する位置に第2の定尺単板検知器17
を備える。すなわち、前記下段のコンベア13の搬送面の
前記した間歇駆動コンベヤ16の終端部が位置する位置よ
り下手側の適宜位置から前記第1の定尺単板検知器14の
位置まで搬送経路を逆上った距離と等価距離だけ下段の
搬送コンベア13側の搬送経路を逆上った位置に第2の定
尺単板検知器17を備える。
また、第1の定尺単板検知器14が定尺単板を検知した信
号で間歇駆動コンベヤ16を停止させこの状態で第2の定
尺単板検知器17が定尺単板を検知することによりクラッ
チブレーキ15を作動させ間歇駆動コンベヤ16を駆動させ
るように制御する制御回路18を設ける。
更には、下段のコンベヤ13の下手には、該コンベヤ13上
の定尺単板を上方より刺着して搬送する2列の刺着搬送
コンベヤ19と、該刺着搬送コンベヤ19の間の上方に昇降
動作により定尺単板を刺着搬送コンベヤ19から離脱させ
る昇降バー20と、前記昇降バー20を作動させるための信
号を発っする第3の定尺単板検知器21と、離脱された定
尺単板を堆積する堆積台22とからなる公知の堆積装置を
配置する。
次にその作用を示す。
連続帯状の単板、例えばベニヤレースで切削される単板
1を直接コンベヤ2上へ案内する。
すると搬送される単板1が単板検知器3によって、有効
不良が判断される。
この単板の検知において、単板1の先端付近のある位置
で有効状態となったことが検知されると、その信号が制
御回路11内に送られ、パルスカウンターの作用により一
定微小時間の後クラッチブレーキ4aを作動させ定尺切断
装置4が連続回転させられて、単板1が定尺長さ毎に切
断される。
また単板検知器3によって単板1は連続して有効不良が
判断され最初の前記一定時間(本実施例の装置の構成の
説明個所で述べた時間)内で単板検知器3が有効である
信号を継続して出すと、制御回路11内で有効定尺単板通
過信号が発っせられ、一方定尺切断装置4が一回転する
ことで定尺切断信号が制御回路11内に発っせられ、この
両方の信号により最初に第1のクラッチブレーキ5を作
動させるための作動信号を発っする。
そこでこの作動信号は、制御回路11内に備えたパルスカ
ウンターの遅延回路の作用により、前記最初に切断され
た定尺単板P1の先端が第1の吊り上げ体7の下方に到達
した時に第1のクラッチブレーキ5を作動させ第1の吊
り上げ体7が回動し、定尺単板P1は第1の吊り上げ体7
により刺着されて持ち上げられ、更には、はがし部材9
によって上段の搬送コンベヤ12上へ送り込まれる。
この定尺単板P1は先端が第1の定尺単板検知器14に当る
と、制御回路18の作用でクラッチブレーキ15が作動し間
歇コンベヤ16が停止することで定尺単板P1は停止待機す
る。
また単板検知器3によって、前記に続く一定時間におい
て、同様制御回路11内で有効定尺単板通過信号が発っせ
られ且つ定尺切断信号が制御回路11内に発っせられる
と、制御回路11は次には第2のクラッチブレーキ6を作
動させるための作動信号を発っする。
そこでこの作動信号は、制御回路11内に備えたパルスカ
ウンターの遅延回路の作用により、前記2番目に切断さ
れた定尺単板P2の先端が第2の吊り上げ体8の下方に到
達した時に第2のクラッチブレーキ6を作動させ第2の
吊り上げ体8が回動し、定尺単板P2は第2の吊り上げ体
8により刺着されて持ち上げられ、更には、はがし部材
10によって下段の搬送コンベヤ13上へ送り込まれる。
この定尺単板P2は先端が第2の定尺単板検知器17に当る
と、制御回路18の作用でクラッチブレーキ15が作動し間
歇コンベヤ16が走行して、定尺単板P1も走行して下段の
コンベヤ13上へと進行し、定尺単板P2の上に定尺単板P1
が重ね合わされる。
これら重ね合わされた定尺単板P1及び定尺単板P2は、更
に進行し刺着ベルト19で刺着されて搬送され第3の定尺
単板検知器21に当ると昇降バー20が昇降動作を行ない、
定尺単板P1及び定尺単板P2は刺着ベルト19から離脱され
堆積台22上に堆積される。
以上の動作の繰り返しにより定尺単板は堆積されるが、
定尺単板が不良部を有するものであった場合には次のよ
うになる。
即ち、前記の一定時間において、単板検知器3によって
前記有効である信号が継続しては出されない場合、制御
回路11内で有効定尺単板通過信号が発っせられず、その
結果制御回路11は交互に出していた第1又は第2のクラ
ッチブレーキ5又は6を作動させるための作動信号を発
っせず、対応する第1又は第2の吊り上げ体7又は8は
作動しない。
それ故、例えば定尺単板の走行状態を示す第3図aの様
に、定尺単板を先頭からP3、P4…P7とし、先頭から6番
目のP6が不良部を有するものであった場合、前記に続い
てP3は上段のコンベヤ12上へ、P4は下段のコンベヤ13上
へと進行し同様にP3とP4は重ね合わされた後に堆積さ
れ、P5は上段のコンベヤ12上へと進行し第1の定尺単板
検知器14に当って同様に停止待機するが、P6が第2の吊
り上げ体8の下方に到達しても前述のように、制御回路
11は第2のクラッチブレーキ6を作動させるための作動
信号を発っせず、第2の吊り上げ体8は待機状態とな
り、P6は単板搬送コンベヤ2上を進行し終端部より落下
排除されるのである。
そこで次のP7が不良部を有せず制御回路11内で有効定尺
単板通過信号が発っせられると、制御回路11は交互に第
1又は第2のクラッチブレーキ5又は6を作動させるた
めの作動信号を発っするものであるので、前記待機して
いた第2の吊り上げ体8を回動させるべく第2のクラッ
チブレーキ6に対して作動信号を発っし、P7は下段のコ
ンベヤ13へと進行し、第2の定尺単板検知器17に当ると
同様にP7の上にP6が重ね合わされるのである(第3図b
参照)。
その後、これらP6、P7は同様に堆積台22上に堆積される
のである。
この様な状態の定尺単板は前述の特公昭59-5084号公報
記載の装置では、P5がP6のくるべき位置に移送されるこ
とになり、次のP7はそのまであるので間隔がない状態で
堆積装置に送り込まれ、堆積できぬようになる。その理
由を以下に具体的に説明する。
即ち、上記装置においては隣接して連続的に搬送される
定尺単板は、到達した定尺単板毎に一枚づつ交互に上下
の搬送コンベヤに弁別搬入され、而も該搬送コンベヤに
は前述定尺の奇数倍の距離差が設けられているので、い
ずれか一方の搬送コンベヤに搬入された定尺単板は、他
方の搬送コンベヤに搬入された定尺単板に比べて前記距
離差だけ余分に迂回搬送される結果、やがて上下搬送コ
ンベヤで搬送されたそれぞれの定尺単板が合流する位置
で、両定尺単板が丁度重なり合うようにしたものであ
る。
そこで、仮に前記定尺の奇数倍の距離差が定尺の1倍で
ある場合を想定して前記第3図aと同様な場合を考えて
みると、定尺単板はP3、P4、P5と順次上下搬送コンベヤ
に弁別搬入され、上方の搬送コンベヤにより搬送される
P3は下方の搬送コンベヤにより搬送されるP4よりも定尺
単板一枚分の距離だけ迂回することとなるため、P3が上
方の搬送コンベヤによる搬送を終えて下方に降下する際
には丁度P4の位置に降下してこれに重なるものである。
そして、同様にして、次のP5も上方の搬送コンベヤで搬
送され降下時にはその次のP6の位置に降下してくるので
あるが、下方の搬送コンベヤで搬送されてくるべきP6は
不良定尺単板として排除されているのでこれと重なるこ
とはできずそのまま前方の堆積装置の方へ搬送される。
それに続いてP6に隣接搬送されてきたP7は、本来上方の
搬送コンベヤで搬送されてP6の位置よりも定尺単板一枚
分搬送が遅れるべきものが、P6が下方の搬送コンベヤで
搬送されなかったため、到達する定尺単板は交互に弁別
搬入されることからそのまま下方の搬送コンベヤで搬送
されて前方へ進行し、そのため先にP6の位置に降下して
進行するP5とP7とは全く隣接して前方の堆積装置のほう
へ送り込まれることとなるのである。尚、前記において
定尺に満たない単板の場合も、コンベヤ2上を進行し終
端部より落下排除される。
第2の発明の一つの実施例は以下のように構成する。
第2図に示すように、単板搬送路を構成するコンベヤ30
上に第1の実施例と同様の単板検知器3からの検知信号
で単板を連続的に切断する定尺切断装置4を配置する。
定尺切断装置4の単板搬送方向下手には、周囲に針を多
数有し定尺単板を刺着した状態で斜め上方へ搬送する吊
り上げ搬送体31を設ける。この吊り上げ搬送体31には、
第1、第2、第3の作動装置32a,32b,32c及びこの作動
装置32a,32b,32cによりそれぞれ作動し、定尺単板の搬
送路上で回動して定尺単板進行方向と交差する位置に待
機することにより定尺単板を針から分離する第1、第
2、第3の分離アーム33a,33b,33cを下方からこの順に
備える。
これら定尺切断装置4、第1、第2、第3の分離アーム
33a,33b,33cの作動は、単板検知器3が搬送される単板
の前端不良部を検知し有効状態となった位置に定尺切断
装置4で切断し以後連続回転で単板1を一定長さに切断
し又、各分離アーム33a,33b,33cは定尺切断装置4の作
動に関連して、連続的に吊り上げ搬送体31によって、刺
着され吊り上げられて搬送される定尺単板Pを、単板検
知器3で不良部がないと判断された定尺単板は第2、第
3の分離アーム33b,33cの箇所を通過する前に第2又は
第3の分離アーム33b又は33cを交互に回動させ、また、
不良部があると判断された定尺単板は第1の分離アーム
33aの箇所を通過する前に第1の分離アーム33aを回動さ
せるように、クラッチブレーキ4a、各作動装置32a,32b,
32cを制御するパルスカウンターを有する制御回路34を
設ける。
更には、第2、第3の分離アーム33b,33cの下手位置に
は前記第1の実施例と同様の構成である上段及び下段の
搬送コンベヤ12、13、第1の定尺単板検知器14、クラッ
チブレーキ15、間歇駆動コンベヤ16、第2の定尺単板検
知器17、制御回路18、2列の刺着搬送コンベヤ19、昇降
バー20、第3の定尺単板検知器21、堆積台22を配置す
る。
その作用は以下の通りである。
コンベヤ30により例えばベニヤレースで切削された連続
状の単板1を搬送する。
すると単板1の先端において、単板検知器3により有効
状態となった位置を検知されパルスカウンターの作動に
より一定微小時間の後、刃物4が連続回動し始め単板1
が定尺長さ毎に切断される。
そこで定尺単板Pは吊り上げ搬送体31により順次刺着さ
れ吊り上げられて斜め上方へと搬送される。
この搬送された定尺単板Pが不良部を有しないものであ
った場合は、制御回路34から作動装置32b,32cに信号が
発っせられ第1、第2の分離アーム33b,33cが交互に回
動して上段、下段の搬送コンベヤ12、13上へと送り込ま
れる。また、定尺単板Pが不良部を有するものであった
場合は、制御回路34から作動装置32aに信号が発っせら
れ第1の分離アーム33aが回動して吊り上げ搬送体31か
ら分離され単板搬送路上に落下して排除される。
前記上段、下段の搬送コンベヤ12、13上へと誘導された
定尺単板は、第1の実施例と同様の作用によって第1の
分離アーム33aによって排除された定尺単板があっても
堆積台22上へ堆積されるのである。
なお、上記第1の実施例における吊り上げ体7、8或い
は第2の実施例における吊り上げ搬送体31として、図示
のもののように定尺単板を刺着して吊り上げ搬送分離す
るものに換え、吸引による吊り上げ搬送及び分離手段を
用いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明ベニヤ単板の処理装置は上記のように極めて簡単
な機構により、定尺単板を交互に2列の搬送コンベヤに
振り分けた後堆積する方式において、不良定尺単板の有
無に関わらず常に一定の間隔で定尺単板を堆積装置に送
り込み、トラブルなく堆積することができるという顕著
な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例の概略側面図、第2図は
第2の発明の一実施例の概略側面図、第3図a及びbは
本発明のベニヤ単板の処理装置における定尺単板の搬送
状況を説明する図である。 3……単板検知器、4……定尺切断装置、7、8……吊
り上げ体、9、10……はがし部材、12、13……搬送コン
ベヤ、14……第1の定尺単板検知器、17……第2の定尺
単板検知器、18……制御回路、31……吊り上げ搬送体、
33a,33b,33c……分離アーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単板搬送路上に、 該単板搬送路上を搬送される単板を所定長さに切断する
    とともに定尺切断信号を発信する定尺切断装置を設け、 該定尺切断装置の上手に前記所定長さごとの単板の有
    効、不良を予め判別し、有効の場合にその旨の判別信号
    を発信する単板判別機を設け、 さらに、前記単板搬送路上であって前記定尺切断装置の
    下手に定尺単板を受け取りかつ搬送するための常時回動
    する第1及び第2の搬送コンベアを上下2段に配置し、
    該第1及び第2の搬送コンベアと前記定尺切断装置との
    間に、切断されかつ搬送される定尺単板を前記単板搬送
    路上から上段の搬送コンベアに吊り上げ送り込む第1の
    吊り上げ体と、下段の搬送コンベアに吊り上げ送り込む
    第2の吊り上げ体を上手より順次配置し、 前記第1の搬送コンベアの下手にはさらに第1の単板検
    知器と間歇駆動機構とを有する間歇コンベアとを備え、 かつ、前記間歇コンベア及び前記第2の搬送コンベアの
    うち上方に位置する一方のコンベアの搬送端部を他方の
    コンベア搬送面上に位置させており、該他方のコンベア
    搬送面の前記位置より下手側の適宜位置から前記第1の
    定尺単板検知器の位置まで搬送経路を逆上った距離と等
    価距離だけ前記第2の搬送コンベア側の搬送経路を逆上
    った位置に第2の定尺単板検知器を備え、 更に、前記他方の搬送コンベヤの下手には間歇動作によ
    りベニヤ単板を堆積する堆積装置を備えたことを特徴と
    するベニヤ単板の処理装置であって、 前記単板判別機からの前記単板の有効判別信号と、前記
    定尺切断装置の定尺切断信号とが共に発せられた場合に
    のみ、前記第1及び第2の吊り上げ体のいずれか一方の
    みを交互に間歇的に吊り上げ作動させる制御回路を設
    け、該作動により搬送されてきた定尺単板をそれぞれの
    下手に位置する搬送コンベアのいずれか一方に交互に送
    り出すとともに、 前記第1の定尺単板検知器の定尺単板検知信号により前
    記間歇駆動機構を停止状態として搬送されてくる定尺単
    板を停止状態に保持し、次いで前記第2の定尺単板検知
    器からの定尺単板検知信号により前記間歇駆動機構を駆
    動状態として停止状態の定尺単板を送り出す制御回路を
    設け、該搬送制御により、前記第1と第2の搬送コンベ
    アにそれぞれ送り出された定尺単板が上下に積層した状
    態となるようにし、その状態で堆積装置に送り出すよう
    になっていることを特徴とするベニヤ単板の処理装置。
  2. 【請求項2】単板搬送路上に、 該単板搬送路上を搬送される単板を所定長さに切断する
    とともに定尺切断信号を発信する定尺切断装置を設け、 該定尺切断装置の上手に前記所定長さごとの単板の有
    効、不良を予め判別し、有効の場合にその旨の判別信号
    を発信する単板判別機を設け、 さらに、前記単板搬送路上であって前記定尺切断装置の
    下手に定尺単板を受け取りかつ搬送するための常時回動
    する第1及び第2の搬送コンベアを上下2段に配置し、 該第1及び第2の搬送コンベアと前記定尺切断装置との
    間に、切断されかつ搬送される定尺単板を前記単板搬送
    路上から吊り上げかつ少なくとも上段の搬送コンベアま
    で搬送可能な吊り上げ搬送体を配置し、かつ、該吊り上
    げ搬送体の搬送経路には、吊り上げ搬送される定尺単板
    に作用して吊り上げ搬送体から定尺単板を、前記単板搬
    送路、下段の搬送コンベア、及び上段の搬送コンベアに
    それぞれ送り込むための間歇作動する第1、第2、第3
    の分離アームを下方より順次配置し、 前記第1の搬送コンベアの下手にはさらに第1の定尺単
    板検知器と間歇駆動機構とを有する間歇コンベアとを備
    え、 かつ、前記間歇コンベア及び前記第2の搬送コンベアの
    うち上方に位置する一方のコンベアの搬送端部を他方の
    コンベア搬送面上に位置させており、該他方のコンベア
    搬送面の前記位置より下手側の適宜位置から前記第1の
    定尺単板検知器の位置まで搬送経路を逆上った距離と等
    価距離だけ前記第2の搬送コンベア側の搬送経路を逆上
    った位置に第2の定尺単板検知器を備え、 更に、前記他方の搬送コンベヤの下手には間歇動作によ
    りベニヤ単板を堆積する堆積装置を備えたことを特徴と
    するベニヤ単板の処理装置であって、 前記単板判別機からの前記単板の有効判別信号は発せら
    れずに前記定尺切断装置からの定尺切断信号のみが発せ
    られた場合には前記第1の分離アームを作動させ、前記
    単板判別機からの前記単板の有効判別信号と前記定尺切
    断装置からの定尺切断信号とが共に出された場合には、
    前記第2及び第3の分離アームのいずれか一方のみを交
    互に間歇的に作動させる制御回路を設け、該作動制御に
    より、吊り上げられかつ搬送されてきた定尺単板を、該
    第1の分離アームの作動により前記単板搬送路上に送り
    込み、該第2及び第3の分離アームの作動により下段及
    び上段の搬送コンベアのいずれか一方に交互に送り出す
    とともに、 前記第1の定尺単板検知器の単板検知信号により前記間
    歇駆動機構を停止状態として搬送されてくる定尺単板を
    停止状態に保持し、次いで前記第2の定尺単板検知器か
    らの単板検知信号により前記間歇駆動機構を駆動状態と
    して停止状態の定尺単板を送り出す制御回路を設け、該
    搬送制御により、前記第1と第2の搬送コンベアにそれ
    ぞれ送り出された定尺単板が上下に積層した状態となる
    ようにし、その状態で堆積装置に送り出すようになって
    いることを特徴とするベニヤ単板の処理装置。
JP62064081A 1986-03-24 1987-03-20 ベニヤ単板の処理装置 Expired - Fee Related JPH0675842B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6416686 1986-03-24
JP61-64166 1986-03-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322605A JPS6322605A (ja) 1988-01-30
JPH0675842B2 true JPH0675842B2 (ja) 1994-09-28

Family

ID=13250203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62064081A Expired - Fee Related JPH0675842B2 (ja) 1986-03-24 1987-03-20 ベニヤ単板の処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0675842B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2545667B2 (ja) * 1992-01-24 1996-10-23 橋本電機工業株式会社 ベニヤ単板の直結集約処理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518897Y2 (ja) * 1971-01-27 1976-03-09
JPS559831A (en) * 1978-07-05 1980-01-24 Hashimoto Denki Co Ltd Device for continuously treating veneer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6322605A (ja) 1988-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009029613A (ja) 定形のシート類の搬送方法及び搬送装置
JPH057253B2 (ja)
US4471953A (en) Device for superposing individual substantially flat products, in particular printed products
EP0159183A2 (en) Automatic sheet product line
EP1638160B1 (en) Battery plate synchronization assembly
US4765214A (en) Apparatus for handling veneer sheets
US4681002A (en) Conveyor system for conveying veneer sheets with spacings therebetween
JPH0675842B2 (ja) ベニヤ単板の処理装置
US4781091A (en) Conveyor system for conveying veneer sheets with spacings therebetween
JP5255413B2 (ja) 整列供給装置
JPH07300229A (ja) 移載搬送装置
JPS63247233A (ja) 紙捌き装置
JP2000211767A (ja) 自動分離搬送装置
JPH0225602Y2 (ja)
JP7095869B2 (ja) 単板フィーダー
JP4603148B2 (ja) 板状体の堆積方法及び装置
JPH08133464A (ja) 搬送装置
JP2548024B2 (ja) 単板の重なり離間装置
JPH0720788B2 (ja) ベニヤ単板の多連型自動堆積装置
JPS60191907A (ja) タイル等移送装置
JP2613143B2 (ja) シートパイルの形成装置および方法
JPS6175752A (ja) シ−ト状物の供給装置
JPS6014285B2 (ja) 材料供給装置における多重材料検出装置
JPS5923527B2 (ja) 単板の連続処理装置
JP3385532B2 (ja) 包装シートの集積装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees