JP3276761B2 - 段ボールシートのシングリング制御方法 - Google Patents

段ボールシートのシングリング制御方法

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JP3276761B2 JP35041093A JP35041093A JP3276761B2 JP 3276761 B2 JP3276761 B2 JP 3276761B2 JP 35041093 A JP35041093 A JP 35041093A JP 35041093 A JP35041093 A JP 35041093A JP 3276761 B2 JP3276761 B2 JP 3276761B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、段ボールシートのシ
ングリング制御方法に関し、更に詳しくは、連続した段
ボールシートから所定寸法長の板状シートをカッタによ
り切断し、このカッタから順次放出される板状シートを
下流側に位置するスタッカに向け移送するに際し、先行
する板状シートの後端部に後行する板状シートの前端部
を部分的にオーバーラップさせた状態で搬出するように
した板状シートのシングリング方法において、前記カッ
タより上流側のコルゲートラインの生産速度の高速化、
極く短尺の寸法から極く長尺の寸法に及ぶ切断長の広帯
域化等の厳しい仕様に応じて、円滑に荷姿を損なうこと
なくシングリング動作を行なわせ得る段ボールシートの
シングリング制御方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】段ボールシートの連続生産を行なうコルゲ
ータラインにおいて、ダブルフェーサを経て生産された
長尺の段ボールシートは、その最終工程付近でロータリ
ーカッタにより所定寸法長の板状シートに順次切断さ
れ、その後にスロット加工やクリージング加工等を行な
う工程に向けて搬出される。この場合に所定寸法長に切
断された板状シートは、前記コルゲータラインの下流側
に設けたスタッカに順次積層されて行く。この目的のた
めに、前記ロータリーカッタにより切断された多数の板
状シートは、その寸法長毎に一纒まりのシート群に区分
けされ、公知のコンベヤ上を間欠的に搬送される。例え
ば、特開昭52−129161号公報の第1図に開示さ
れる如く、ベルトコンベヤ上において先行する所定寸法
長の板状シート上に、後続する同寸法長の板状シートが
部分的にオーバラップし(この状態を「シングリング」と
いう)、このシングリング状態の下でシート群は一纒ま
りで搬送される。
【0003】また連続した段ボールシートから所定寸法
長の板状シートを切断するに際し、客先からの種々の要
請によって切断寸法長を頻繁に変更する必要のある場合
が多い。この切断長の変更(いわゆる「オーダチェンジ」)
は、前記コルゲータライン中に配設したロータリーカッ
タの回転速度の変更により行なわれる。そしてこのオー
ダチェンジを実施すると、寸法変更前の板状シート群に
後続して、新たな切断長に変更された別の板状シート群
が以後搬送されることになる。そこで切断長が異なる2
組の板状シート群、すなわち寸法変更前の板状シートの
最終枚の終端と、寸法変更後の板状シートの第1枚目の
始端とが、シングリング用コンベヤ上で相互に干渉する
ことのないよう、オーダチェンジ時に両シート群を確実
に切離して区分けする必要があり、このため前記コンベ
ヤにおいてオーダ変更前の板状シート群とオーダ変更後
の板状シート群とを切離す各種方法が提案されている。
【0004】このように前記コルゲータラインには、ロ
ータリーカッタの出口部からスタッカの積込み部に至る
経路に所謂シングリング用コンベヤが配設され、これは
前述の如くカッタで切断されて高速で到来する板状シ
ートを減速状態で受け止め、これを適正密度でシングリ
ングさせる機能および予め定められたオーダ変更やス
タック量に応じて先行のシート群と後行のシート群とを
切離す機能を果たすようになっている。しかるに最近で
は、コルゲートラインの生産速度の高速化(例えば最大
300m/分)、シート切断長の広帯域化(例えば400mm
の超短寸法、6,000mmの超長寸法)、段ボールシート
におけるフルート形状の多様化、シート材質の広帯域化
や頻繁なオーダ変更並びに小口オーダの日常化等の条件
が課されるようになっているので、シングリング用コン
ベヤもこれらの厳しい条件を克服することが要請される
に至っている。これに対応するシングリング制御方法の
一提案として、本願の出願人は特開昭63−16526
6号に係る特許出願を既に行なった。これはシングリン
グ用コンベヤを、コルゲートラインにおけるダブルフェ
ーサの生産速度Vsのシート切断長に反比例する速度で
駆動するもので、シート相互間の重なり合わない寸法
(差分値)が略一定に得られるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前掲の特許出願に係る
発明は、板状シートの寸法長が使用頻度の高い寸法領域
に収まっていれば、極めて好適に実用に供し得るもので
ある。しかし前述した如く、段ボールシートを板状シー
トに切断した際の寸法長が広帯域化して、その領域が極
端に短尺な寸法から極端に長尺な寸法にまで及ぶように
なると、これら超短寸法および超長寸法の板状シートを
シングリングする動作に不都合を生ずることが判ってい
る。例えば、カッタにより500mmの超短寸法に切断さ
れた板状シートがシングリング用コンベヤに、先に述ベ
た差分値一定のシングリング制御方式で受け止められる
ものと仮定する。この場合に先行するシートと後行する
シートとの重なり合わない寸法(差分値)を200mmとす
ると、シートが重なる部分が300mmとなり、シングリ
ング密度が著しく低下するのでシート相互間の自重によ
る摩擦力は殆ど期待できなくなる。このため、摩擦力の
低下とも相俟って板状シートのシングリング状態が容易
に乱れ易くなって、コンベヤ上での荷姿を損なってしま
う不都合がある。またシート切断長に反比例する速度で
コンベヤ群が駆動される結果として、シート搬送速度も
高くなり前記スタッカでの積載乱れを生じ易い等の難点
も指摘される。
【0006】更に、例えば4,000mmの超長寸法に切
断された板状シートがシングリング用コンベヤに前述し
た同一方式の重ねで受け止められるものとして、先行す
るシートと後行するシートとの重なり合わない寸法(差
分値)が200mmとすると、シート相互間の重なりは3,
800mmにもなってしまう。このときは逆にシングリン
グ密度が4,000÷200の20枚も重なるように大
きくなり過ぎ、該コンベヤを駆動するモータの負荷が増
大して容量アップを余儀なくされる欠点がある。またオ
ーダ変更による切離し時に、コンベヤ上でのシート滞留
枚数が増えているために、スタッカへ供給すべきシート
量が多くなり過ぎ、従ってスタッカでの積込み速度が高
くなって制御の追従が困難になる欠点も生ずる。
【0007】
【発明の目的】この発明は、従来技術に内在している前
記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたも
のであって、コルゲートラインの生産速度の高速化、極
く短尺の寸法から極く長尺の寸法に及ぶ切断長の広帯域
化、頻繁なオーダ変更や小口オーダ等に応じて、円滑に
荷姿を損なうことなくシングリング動作を行なわせ、ま
た先行のシート群と後行のシート群とを好適に切離し得
る手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、ダブルフェ
ーサで生産された長尺の段ボールシートを所定寸法長の
板状シートに順次切断し、この板状シートを少なくとも
1基のサクションコンベヤを含む第1グループのコンベ
ヤ群およびこれと直列に連なる第2グループのコンベヤ
群に供給して、先行する板状シートの後端側に後行する
板状シートの前端側をシングリングさせて搬送し、該板
状シートにオーダ変更を生じたときは、オーダ変更前の
板状シートの最終枚が前記第1グループのサクションコ
ンベヤに到達したことを検出してから該コンベヤを増速
駆動することにより、オーダ変更前の板状シート群とオ
ーダ変更後の板状シート群とを切離すようにした段ボー
ルシートのシングリング方法において、通常のシングリ
ング運転に際して第1グループに属するコンベヤは、前
記ダブルフェーサでの生産速度のシート切断長に反比例
する速度で駆動すると共に、第2グループに属するコン
ベヤは、前記ダブルフェーサの生産速度に比例する速度
で駆動するようにして、第1グループのコンベヤでのシ
ート群のシングリング密度と、第2グループのコンベヤ
でのシート群のシングリング密度とを変更させるように
したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に本発明に係る段ボールシートのシングリ
ング制御方法を、好適な一実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら以下説明する。図1は、段ボールシートを
製造するコルゲートラインの下流側において、本発明の
シングリング制御方法が実施されるシングリング用コン
ベヤを概略的に示すものである。この図1において、ダ
ブルフェーサ11の下流に配置されたロータリーカッタ
10は、該ダブルフェーサ11を経て連続的に生産され
る段ボールシート12を所要寸法長の板状シート14に
切断する。このロータリーカッタ10の下流には多数の
コンベヤ群が直列に配設されて、該カッタ10で切断さ
れた板状シート14を最終的に所要の荷姿としてライン
最下流に設けたスタッカ16に送り込むようになってい
る。これら多数のコンベヤ群は、ロータリーカッタ1
0で切断された板状シート14を次々と受け止めて所要
間隔で搬送するトランスファーコンベヤ18と、先に
述べた如く板状シートをシングリングさせる機能および
オーダ変更等の要請に応じて各シート群を切離す機能を
果たすシングリング用コンベヤ20とに大別される。
【0010】例えば図1に示すトランスファーコンベヤ
18は、カッタ出口コンベヤ22および不良シートを排
出するデフレクタ部コンベヤ24とから構成されてい
る。なおカッタ出口コンベヤ22は、高速で到来する板
状シート14を負圧により搬送面に吸着するサクション
室26を備えている。またシングリング用コンベヤ20
は、サクション室28を備える第1サクションコンベヤ
30、サクション室32を備える第2サクションコンベ
ヤ34、第1セパレートコンベヤ36、第2セパレート
コンベヤ38、第1傾斜コンベヤ40および第2傾斜コ
ンベヤ42を直列に配設して構成されている。そして第
1および第2サクションコンベヤ30,34の上方に
は、板状シート14を下方に向けて押圧する板バネスタ
ンド44が設けられている。但し、このような押え機能
を果すものであれば、これに代えて多数のブラシやベル
トを垂下させたり、高圧空気を板状シート14に向けて
吹付ける構成としてもよい。なお前記スタッカ16は、
シングリング状態で到来する多数の板状シート群を積層
状態で貯留させるもので、図示例ではシート載置手段4
6が次第に下降するダウン式のスタッカが採用されてい
る。
【0011】図1に示す一連のコンベヤ群の制御ブロッ
クは、各コンベヤを駆動するモータM1〜M8と、該モー
タに対応的に設けた駆動ユニットDU1〜DU8と、これ
に所要の制御指令を与えるシーケンサSとから基本的に
構成されている。またダブルフェーサ11の回転系に
は、段ボールシート12の生産速度を検出する回転パル
ス発生器PG0が配設され、この回転パルス発生器PG0
から出力されるパルス列は高速カウンタモジュール48
でカウントされる。更にトランスファーコンベヤ18お
よびシングリング用コンベヤ20における各コンベヤに
も回転パルス発生器PG1〜PGnが対応的に配設さ
れ、これら回転パルス発生器PG1〜PGnから出力さ
れるパルス列は、各コンベヤ上における板状シート14
の移行をトラッキングする情報として、専用のマルチカ
ウンタ50を経てシーケンサ中のCPUユニット52に
リンクされる。前記ロータリーカッタ10には光学式の
センサ54が配設され、このセンサ54は該カッタ10
での段ボールシート12の切断を検出して、その切断信
号を前記CPUユニット52に入力するようになってい
る。なお段ボールシート12の生産スケジュールに関す
るデータやオーダ変更指令に関する信号等の送受は、上
位生産管理装置56と前記シーケンサSとを結ぶ光通信
ネットワーク等のリンクを介してなされる。
【0012】ところで図1に示すシングリング用コンベ
ヤ20は、板状シートを負圧で吸着するサクション機能
を夫々備えた第1および第2サクションコンベヤ30,
34と、これに後続すると共に該サクション機能を有し
ない第1および第2セパレートコンベヤ36,38並び
に第1および第2傾斜コンベヤ40,42とから構成さ
れている。加えて前記サクション機能を備える2つのサ
クションコンベヤ30,34の上方には、先に述べた如
く板状シート14を下方に向けて押える板バネスタンド
44が設けられている。そこで便宜的に、このサクシ
ョン機能と押え機能とを有する第1および第2サクショ
ンコンベヤ30,34を第1グループとし、また該サ
クション機能を有しない一連のコンベヤ36,38,4
0,42を第2グループとして以下説明する。このとき
本実施例に係るシングリング制御方法では、第1グルー
プに属するコンベヤ群における少なくとも第1サクショ
ンコンベヤ30を、上流側のダブルフェーサ11での生
産速度のシート切断長に反比例する速度で駆動すると共
に、第2グループに属するコンベヤ36,38,40,4
2は、ダブルフェーサ11の生産速度に比例して駆動す
るものである。但し第1グループにおける第2サクショ
ンコンベヤ34の駆動速度は、シングリング用コンベヤ
20における全体的な運転状況に応じて、前記ダブルフ
ェーサ11での生産速度のシート切断長に反比例する速
度か、該ダブルフェーサ11の生産速度に比例する速度
か、またはこれら速度の中間速度かが選択されるように
なっている。
【0013】例えば図3に示すように、板状シート14
の切断長をlfとし、2枚のシート14(1),14(2)が
相互に重なり合わない部位の長さ(所謂差分値)をlと
し、かつダブルフェーサ11での生産速度をVsとする
と、第1グループにおける少なくとも第1サクションコ
ンベヤ30を、生産速度Vs×l(差分値)/lf(切断
長)の速度V30で駆動するものである。すなわち第1サ
クションコンベヤ30の駆動速度は生産速度Vsのシー
ト切断長に反比例し、該コンベヤ30に到来する夫々の
板状シート14は略一定の差分値lをもってシングリン
グがなされることになる。なお第1サクションコンベヤ
30での負圧吸引力やバネ押え力の状態如何によって
は、第2サクションコンベヤ34もこの生産速度Vsの
シート切断長反比例速度で駆動する選択を行なってもよ
い。また第2グループに属するコンベヤ群は、ダブルフ
ェーサ11の生産速度Vsと比例する速度(仮に7枚の
シートをシングリングさせる場合は生産速度Vs×1/
7枚の速度)で駆動するものである。但し、第1グルー
プに属する第2サクションコンベヤ34での負圧吸引力
やバネ押え力によっては、この第2サクションコンベヤ
34も生産速度Vsと比例する速度で駆動する選択もな
される。
【0014】このように第1グループのコンベヤは生産
速度のシート切断長反比例速度で駆動されるものである
から、前記カッタ10により切断される板状シート14
の寸法長が変化しても、第1サクションコンベヤ30
(および第2サクションコンベヤ34)の上には、シート
間の差分値lが略一定となった状態で次々に板状シート
14がシングリングされて行くことになる。従って、負
圧吸引力が適切にシートに付与されて乱れなく減速され
る。この差分値lが略一定となるようシングリングされ
た板状シート群は、更に第2グループに属するコンベヤ
群を前記生産速度Vsに比例する速度で駆動することに
より、当該板状シート14の切断寸法長に関係なく一定
比率(例えば7枚重ねであれば7枚)の適切なシングリン
グ密度に変更させることができる。換言すれば、第1グ
ループにおけるシート群のシングリング密度は、シート
の移行に従って第2グループにおけるシート群のシング
リング密度へと変化させられ、後者のコンベヤ上でのシ
ングリング密度は一定枚数重なった適切な値に変更され
ていることになる。
【0015】このシングリング制御方法では、図2の
(2)に示す如く、板状シート14の切断寸法長lfがユ
ーザーにより広く採用されている一般的な範囲に収まっ
ている場合には、第1グループおよび第2グループの何
れのコンベヤ群にも適切な差分値lをもってシート群の
シングリングがなされるものである。すなわち第1グル
ープのコンベヤ群に移載された板状シート14は、理想
的な差分値lをもって重なってゆくので、各シートには
サクションコンベヤでの負圧吸引力が有効に作用すると
共にシート間にも適度の摩擦力が作用する。従ってこれ
らシート群は、そのシングリング形態が乱れることなく
第2グループのコンベヤ群に移載される。この第2グル
ープのコンベヤ群は、前記生産速度Vsに比例する速度
で駆動されているが、板状シート14の切断寸法長lf
が前述の一般的な範囲に収まっている限り、第1グルー
プのコンベヤ群の駆動速度と大きな差は生じない。この
ため第2グループのコンベヤ群においても、シート群は
適切な差分値lに近い状態を保持したままでシングリン
グ形態を乱すことなく搬送されることになる。
【0016】次に板状シート14の寸法長が極端に短尺
(例えば500mm)であって、例えば7枚重ねのモードで
到来する場合を想定する。このようにシート寸法長が短
尺であると、第1グループに属する第1サクションコン
ベヤ30の駆動速度は、生産速度の寸法長反比例となる
結果、生産速度が200m/分の場合には、200m/分
×200mm/500mm=80m/分となるように相当に
高い値となる。但し、シート間の差分値は僅か200mm
程度としている。従って、シートの重なり具合は2.5
枚程度であり、シングリング密度が著しく粗くなってし
まう。このため従来の方法であれば、シート間またはシ
ートとベルト間の摩擦力は低下しシングリング姿勢が乱
れ易くなる訳であるが、本発明の制御方法によれば図2
の(1)に示すように、第2グループのコンベヤ群は生産
速度Vsに比例した1/7の低速度(この場合28m/
分)で駆動されるので、最初にシングリング密度が粗か
ったシート群は該コンベヤ群において適切な密度に回復
させられる。このようにシート寸法長が極端に短尺な場
合は、第1グループに属する第2サクションコンベヤ3
4は、第1グループにおける第1サクションコンベヤ
30の駆動速度(生産速度Vsの寸法長反比例)と、第
2グループに属するコンベヤの駆動速度(生産速度Vs
×1/K)との速度差が大きくなるので、シングリング
密度を滑らかに変化させるために、夫々の速度の中間値
{28m/分+(80m/分−28m/分)÷2=54m/分}
で駆動される。
【0017】また逆に板状シート14の寸法長が極端に
長尺(例えば6,000mm)であって、例えば7枚重ねの
モードで到来する場合を想定する。このようにシート寸
法長が著しく長尺であると、第1グループに属する第1
サクションコンベヤ30の駆動速度は、生産速度の寸法
長反比例となる結果として相当に低い値(例えば生産速
度が200m/分の場合、200m/分×200mm/6,
000mm≒6.6m/分)となり、シート間の差分値は2
00mm程度となっているので、6,000÷200=3
0枚のシングリング密度が著しく密になってしまう。こ
のため従来の方法であれば、シート間の摩擦力が増大
し、前述の如くコンベヤを駆動するモータに大きな負荷
が掛かる等の難点を生ずる訳であるが、本発明の制御方
法によれば図2の(3)に示すように、第2グループのコ
ンベヤ群は生産速度Vsに比例した1/7の高い速度
(この場合は28m/分)で駆動されるので、密にシング
リングされたシート群は、該コンベヤ群において適切な
密度にまで粗く回復させられる。なおこのようにシート
寸法長が極端に長い場合も、第1グループに属する第2
サクションコンベヤ34を、第1グループの第1サク
ションコンベヤ30の駆動速度(生産速度Vsの寸法長
反比例)と、第2グループのコンベヤの駆動速度(生産
速度Vs×1/K)との略中間になる速度(この場合は
6.6m/分+(28m/分−6.6m/分)÷2≒17.3m
/分)で駆動するよう選定される。
【0018】
【発明の効果】このように本発明に係る段ボールシート
のシングリング制御方法によれば、通常のシングリング
運転に際し、第1グループに属するコンベヤをダブルフ
ェーサでの生産速度のシート切断長に反比例する速度で
駆動すると共に、第2グループに属するコンベヤを該ダ
ブルフェーサの生産速度に比例する速度で駆動するよう
にして、第1グループのコンベヤでのシート群のシング
リング密度と、第2グループのコンベヤでのシート群の
シングリング密度とを好適に変更させ得るものである。
従って、連続した段ボールシートから所定寸法長の板状
シートをカッタにより切断し、このカッタから順次放出
される板状シートを下流側に位置するスタッカに向け移
送するに際し、上流側のコルゲートラインの生産速度の
高速化や、極く短尺の寸法から極く長尺の寸法に及ぶ切
断長の広帯域化等の厳しい仕様に応じて、荷姿を損なう
ことなく好適なシングリングを達成し得る大きな利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルゲートラインの下流側において、本発明の
シングリング制御方法が実されるシングリング用コンベ
ヤの概略図である。
【図2】実施例のシングリング制御方法が図1に示すシ
ングリング用コンベヤ上で実施されるに際し、板状シー
トの切断長が図2(2)の一般的な範囲に収まっている場
合、該切断長が図2(1)の極端に短尺な場合、および該
切断長が図2(3)の極端に長尺な場合の夫々について、
何れも適切なシングリング密度が得られることを示す説
明図である。
【図3】板状シートが相互に重なり合って所謂シングリ
ング状態を呈していることを示す概略側面図である。
【符号の説明】
11 ダブルフェーサ 12 段ボールシート 14 板状シート 30 サクションコンベヤ 34 第2サクションコンベヤ 36 第1セパレートコンベヤ 38 第2セパレートコンベヤ 40 第1傾斜コンベヤ 42 第2傾斜コンベヤ Vs ダブルフェーサの生産速度 lf シート切断長 l シート差分値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 29/16 B65H 29/66 B65H 29/68 B65H 33/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダブルフェーサ(11)で生産された長尺の
    段ボールシート(12)を所定寸法長の板状シート(14)に順
    次切断し、この板状シート(14)を少なくとも1基のサク
    ションコンベヤ(30)を含む第1グループのコンベヤ群お
    よびこれと直列に連なる第2グループのコンベヤ群に供
    給して、先行する板状シート(14)の後端側に後行する板
    状シート(14)の前端側をシングリングさせて搬送し、該
    板状シート(14)にオーダ変更を生じたときは、オーダ変
    更前の板状シート(14)の最終枚が前記第1グループのサ
    クションコンベヤ(30)に到達したことを検出してから該
    コンベヤ(30)を増速駆動することにより、オーダ変更前
    の板状シート群とオーダ変更後の板状シート群とを切離
    すようにした段ボールシートのシングリング方法におい
    て、 通常のシングリング運転に際して第1グループに属する
    コンベヤは、前記ダブルフェーサ(11)での生産速度(Vs)
    のシート切断長(lf)に反比例する速度(Vs×k/lf)で駆
    動すると共に、 第2グループに属するコンベヤは、前記ダブルフェーサ
    の生産速度(Vs)に比例する速度(Vs×1/K)で駆動するよ
    うにして、 第1グループのコンベヤでのシート群のシングリング密
    度と、第2グループのコンベヤでのシート群のシングリ
    ング密度とを変更させるようにしたことを特徴とする段
    ボールシートのシングリング制御方法。
  2. 【請求項2】 前記第1グループに第2のサクションコ
    ンベヤ(34)が設けられ、この第2サクションコンベヤ(3
    4)の駆動速度は状況に応じて、前記ダブルフェーサ(11)
    での生産速度(Vs)のシート切断長(lf)に反比例する速
    度(Vs×k/lf)または該ダブルフェーサの生産速度(Vs)
    に比例する速度(Vs×1/K)が選択される請求項1記載の
    段ボールシートのシングリング制御方法。
  3. 【請求項3】 前記板状シート(14)の寸法長が短くて、
    前記シングリングの密度が充分に得られない場合に、前
    記第2グループに属するコンベヤの速度は前記第1グル
    ープに属するコンベヤの速度より低く設定される請求項
    1記載の段ボールシートのシングリング制御方法。
  4. 【請求項4】 前記板状シート(14)の寸法長が充分に長
    くて、前記シングリングの密度が大き過ぎる場合に、前
    記第2グループに属するコンベヤの速度は前記第1グル
    ープに属するコンベヤの速度より高く設定される請求項
    1記載の段ボールシートのシングリング制御方法。
  5. 【請求項5】 前記板状シート(14)の寸法長が極度に短
    かったり長かったりする場合は、前記第1グループに設
    けた第2サクションコンベヤ(34)を第1グループに属す
    るコンベヤの駆動速度および第2グループに属するコン
    ベヤの駆動速度の略中間的な速度で駆動する請求項3ま
    たは4記載の段ボールシートのシングリング制御方法。
  6. 【請求項6】 第1グループに属するコンベヤは、第1
    サクションコンベヤ(30)および第2サクションコンベヤ
    (34)を直列に配設して構成される請求項1〜5の何れか
    に記載の段ボールシートのシングリング制御方法。
  7. 【請求項7】 第2グループに属するコンベヤは、第1
    セパレートコンベヤ(36)、第2セパレートコンベヤ(3
    8)、第1傾斜コンベヤ(40)および第2傾斜コンベヤ(42)
    を直列に配設して構成される請求項1〜5の何れかに記
    載の段ボールシートのシングリング制御方法。
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