JP2001058475A - 印刷版保護シート材供給装置 - Google Patents

印刷版保護シート材供給装置

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JP2001058475A
JP2001058475A JP11235297A JP23529799A JP2001058475A JP 2001058475 A JP2001058475 A JP 2001058475A JP 11235297 A JP11235297 A JP 11235297A JP 23529799 A JP23529799 A JP 23529799A JP 2001058475 A JP2001058475 A JP 2001058475A
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sheet material
printing plate
cardboard
plate
lithographic printing
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JP11235297A
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English (en)
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Shizuo Osato
静雄 大郷
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ラインにより搬送される平板印刷板の製
品サイズが変更された場合にも、保護シート材の損失を
生じさせない。 【解決手段】 ボール紙供給装置80はPS版12の搬
送時に、パレット66上で所定の束枚数だけ積み重ねら
れたPS版12の束の最下部及び最上部にそれぞれPS
版12に適応するサイズのボール紙が挿入されるよう
に、原反シート材83をPS版12に適応するサイズの
ボール紙に切断加工し、このボール紙をべルトコンベア
36,38上へ搬送する。ボール紙供給装置80におけ
るボール紙取出機構は、予め演算された必要枚数のボー
ル紙を装填部84から給紙ローラ92へ供給すると作動
停止する。これにより、印刷板製造装置10の搬送ライ
ンにより1製品ロットのPS版12がパレット66上へ
搬送された時点で、ボール紙供給装置80の搬送ライン
上にはボール紙82が残らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性印刷版等の
平板印刷版の束における最下部及び最上部にそれぞれ重
ねられるボール紙等の保護シート材を平板印刷版の搬送
ラインへ自動供給する印刷版保護シート材供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷版は、アルミニウム板、スチー
ル板等の支持体上に、例えば砂目立て、陽極酸化、化成
処理などの表面処理を単独または適宜組み合わせて施
し、次いで感光性組成物(この感光性組成物の中には感
熱性組成物を含む)を塗布したものである。このような
平版印刷版は、製品素材である帯状のウェブをスリッタ
により長手方向に沿って切断すると共に、カッタにより
短手方向に沿って切断し、予め定められた製品サイズに
切断加工される。この加工後の平板印刷版は一定の枚数
毎に積み重ねられて束とされ、この平板印刷版の束はパ
レット上に積み重ねられる。このとき、平板印刷版の束
の最下部及び最上部には、それぞれ平板印刷版を保護す
るための保護シート材であるボール紙が重ねられる。こ
れらのボール紙は平板印刷版の束の上下面をそれぞれ覆
って平板印刷版を保護する。このような平板印刷版を製
造する印刷版製造装置には、付帯設備として平板印刷版
保護用のボール紙を印刷版搬送コンベア上へ自動供給す
るボール紙供給装置が付設されるものがある。このボー
ル紙供給装置は、例えば、製品サイズに切断された平板
印刷版を搬送する印刷版搬送コンベア上に所定のタイミ
ングでボール紙を搬送する。これにより、搬送コンベア
により搬送される平板印刷版及びボール紙はパレット上
における同一位置に交互に積載される。このとき、ボー
ル紙は、1束として定められた枚数(通常、10枚〜5
0枚程度)の平板印刷版を上下から挟むようにパレット
上に積載される。
【0003】ところで、印刷版製造装置では、ある製品
サイズの平板印刷版を所定の枚数製造すると、スリッタ
又はカッタによるウェブ切断位置がそれぞれ設定変更さ
れる。これにより、平板印刷版の製造装置は、製品素材
であるウェブから切断位置の設定変更前とは異なる製品
サイズの平板印刷版を製造する。従って、印刷版製造装
置では、スリッタ及びカッタの下流側に設けられた印刷
版搬送コンベアにより各種製品サイズの平板印刷版がパ
レット上へ搬送される。
【0004】一方、印刷版製造装置に付設されるボール
紙供給装置では、ウェブ切断位置を設定変更するために
印刷版製造装置が作動停止すると、これと略同時に作動
停止され、印刷版搬送ライン上へ搬送されるボール紙が
変更後の製品サイズに対応するサイズとなるように、例
えば、装置におけるボール紙装填部に装填されたボール
紙が異なるサイズのものに交換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボール
紙供給装置では、ボール紙装填部から印刷版搬送コンベ
アまでの距離が長い場合、ボール紙をボール紙装填部か
ら印刷版搬送コンベアまで搬送するボール紙搬送コンベ
アも長くなる。このため、印刷版製造装置の停止と略同
時にボール紙供給装置を停止させると、ボール紙装填部
から印刷版搬送コンベアまでの距離が長くなる程、ボー
ル紙搬送コンベア上に印刷版搬送コンベアまで搬送され
ずに残るボール紙の枚数が多くなる。これらのボール紙
は、印刷版製造装置の作動が再開される前までにボール
紙搬送コンベアから取り除かれ、多くの場合、再使用さ
れることなく廃棄される。従って、従来のボール紙供給
装置では、印刷版製造装置により製造される平板印刷版
の製品サイズの変更が行われる度にボール紙の損失が生
じるという問題がある。
【0006】本発明は、上記事実を考慮し、搬送ライン
により搬送される平板印刷版の製品サイズが変更されて
も、保護シート材及び原反シート材の損失が生じない印
刷版保護シート材供給装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の印刷版保
護シート材供給装置は、平板印刷版の製造時に平板印刷
版の束における最下部及び最上部にそれぞれ重ねられる
保護シート材を供給する印刷版保護シート材供給装置で
あって、保護シート材の素材となる原反シート材が装填
される装填部と、前記装填部から原反シート材を取り出
す取出手段と、前記取出手段により取り出された原反シ
ート材を平板印刷版の製品サイズに対応するサイズに切
断して保護シート材とする切断手段と、前記切断手段に
より切断された保護シート材を平板印刷版の搬送ライン
に搬送する搬送手段と、同一ロットに含まれる平板印刷
版の束数及び製品サイズに基づいて原反シート材の必要
枚数を演算する演算手段と、前記同一ロットの平板印刷
版の製造時に、前記演算手段からの情報に基いて必要枚
数の原反シート材を前記取出手段により取り出させると
共に、前記切断手段により原反シート材から切断された
保護シート材を前記搬送手段により平板印刷版の束の最
上部及び最下部に位置するように平板印刷版の搬送ライ
ンに搬送させる制御手段と、を有するものである。
【0008】上記構成の印刷版保護シート材供給装置に
よれば、演算手段が、同一ロットの平板印刷版の束数に
基づいて保護シート材の素材となる原反シート材の必要
枚数を演算し、制御手段が、同一ロットの平板印刷版の
製造時に、演算手段からの情報に基いて必要枚数の原反
シート材を取出手段により取り出させると共に、前記切
断手段により原反シート材から切断された保護シート材
を搬送手段により平板印刷版の束の最上部及び最下部に
位置するように保護シート材を平板印刷版の搬送ライン
に搬送させることにより、同一ロットの平板印刷版の製
造時に演算手段により演算された原反シート材の必要枚
数より多い保護シート材が装填部から取り出され、切断
手段によって切断されないので、同一ロットの平板印刷
版の製造が終了した時点で搬送手段に保護シート材が残
らなくなる。この結果、印刷版製造装置により製造され
る平板印刷版の製品サイズの変更が行われても、平板印
刷版を保護するための保護シート材の無駄が生じなくな
る。
【0009】ここで、同一ロットの平板印刷版とは、ウ
ェブ等の製品素材及び切断サイズ等の製造条件が変更さ
れることなく、印刷版製造装置により連続的に製造が行
われる平板印刷版の集合をいう。
【0010】請求項2記載の印刷版保護シート材供給装
置は、請求項1記載の印刷版保護シート材供給装置にお
いて、前記演算手段は、前記同一ロットの平板印刷版の
製造時に前記搬送手段により搬送される保護シート材に
欠損が生じた場合、保護シート材の欠損枚数に基づいて
原反シート材の必要枚数を再演算し、この再演算された
必要枚数に対応する情報を前記制御手段へ出力するもの
である。
【0011】上記構成の印刷版保護シート材供給装置に
よれば、演算手段が、同一ロットの平板印刷版の製造時
に搬送手段により搬送される保護シート材に欠損が生じ
た場合、保護シート材の欠損枚数に基づいて原反シート
材の必要枚数を再演算し、この再演算された必要枚数に
対応する情報を制御手段へ出力することにより、取出手
段により装填部から取り出された保護シート材が何らか
の原因で欠損し、この欠損した保護シート材が平板印刷
版の搬送ラインまで搬送されなかった場合でも、同一ロ
ットの平板印刷版の製造時に保護シート材が不足せず、
かつ同一ロットの平板印刷版の製造が終了した時点に搬
送手段に保護シート材が残らなくなるので、適正枚数の
保護シート材を確実に平板印刷版の搬送ラインまで搬送
でき、かつ保護シート材の無駄が生じなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
印刷版保護シート材供給装置について図面を参照して説
明する。
【0013】(実施の形態の構成)図1には、本発明の
実施形態に係る印刷板製造装置及びボール紙供給装置が
それぞれ示されている。印刷版製造装置10は、製品素
材であるウェブ11を切断して感光性印刷版(以下、P
S版という)12を製造し、この印刷版製造装置10の
付帯設備として設けられたボール紙供給装置80は、印
刷版製造装置10にPS版12を保護するための保護シ
ート材であるボール紙82を供給するものである。
【0014】印刷版製造装置10の上流側には、予めロ
ール状に巻かれたウエブ11を送り出す送出機14が配
置されている。この送出機14から送り出された長尺帯
状のウエブ11はレベラ15によりカールが矯正され、
送りローラ16に至る。この送りローラ16では、ウエ
ブ11に合紙18が貼り合わされると共に合紙18がウ
エブ11に帯電接着される。
【0015】送りローラ16は、合紙18が帯電接着さ
れたウエブ11をノッチャー20に給送する。ノッチャ
ー20はウエブ11に打ち抜き部を設け、このウエブ1
1をスリッタ13に給送する。
【0016】スリッタ13には、上流側にウエブ11を
上下から加圧挟持する押圧ローラ22及びウエブ11を
搬送方向に沿って切断する裁断ローラ24が設けられて
いる。ここで、裁断ローラ24はウエブ11の幅方向へ
移動可能に支持されている。これにより、裁断ローラ2
4はノッチャー20により形成された打ち抜き部の範囲
内で幅方向へ位置調整可能となる。従って、裁断ローラ
24によってウエブ11と合紙18と裁断しながら、切
断後のウエブ11の幅方向に沿った長さ(スリット長)
を変更することが可能となる。
【0017】また裁断ローラ24はウエブ11の幅方向
に沿って複数個(本実施の形態では3個)配置されてお
り、両端部を除く中央側の裁断ローラ24の有無によっ
てPS版12のスリット数が設定される。ここで、PS
版12のスリット数とは、製品素材であるウエブ11を
幅方向に沿って何分割するかを規定する数値であり、例
えば、2個の裁断ローラ24によりウエブ11の両端部
を切断するときのスリット数は1となり、3個の裁断ロ
ーラ24によりウエブ11を切断するときのPS版12
のスリット数は2となる。
【0018】PS版12の製品サイズと等しいスリット
幅とされたウエブ11は測長装置26により送り長が検
出される。この測長装置26による測長値がPS版12
の製品サイズに対応する長さ(カット長)になると、走
間カッタ28がウエブ11を幅方向に沿って切断する。
これにより、スリット数と等しい枚数(本実施の形態で
は2枚)のPS版12がウエブ11から同時に切断さ
れ、コンベア30上へ送り出される。
【0019】次に、PS版12は、走間カッタ28の下
流側に配置されたコンベア30によって搬送される。コ
ンベア30の下流側には振分用のゲート板(図示省略)が
配置されており、このゲート板により不良品とするPS
版12の搬送先がコンベア32と、このコンベア32の
下側に設置された回収箱34との何れかに切り換えら
れ、製品となるPS版12はコンベア32により搬送が
継続される。
【0020】コンベア32の下流側にはコンベア35が
配置され、このコンベア35の下流側にはコンベア36
及びコンベア38が上下2段に設けられている。ここ
で、コンベア35とコンベア36,38との間にも振分
用のゲート板(図示省略)が配置されており、このゲー
ト板によってPS版12の搬送経路としてコンベア3
6,38の何れかを選択できるようになっている。ま
た、これらのコンベア36,38上には、所定のタイミ
ングでボール紙供給装置80によりボール紙82が供給
されるようになっている。
【0021】コンベア36,38の下流側にはそれぞれ
集積部44,46が設けられている。これらの集積部4
4,46には、コンベア36,38から送られてきたP
S版12が所定の束枚数積み重ねられる。このとき、コ
ンベア36,38上に供給されたボール紙82は、束枚
数積み重ねられたPS版12の最下部及び最上部にそれ
ぞれ位置するように集積部44,46上に搬送される。
これにより、集積部44,46上には、所定の束枚数積
み重ねられたPS版12の最上部及び最下部にそれぞれ
ボール紙82が置かれた集積束48が構成される。
【0022】またPS版12の搬送路を切り替えるゲー
ト板は集積部44と集積部46とに交互に集積束48が
構成されるように、束枚数のPS版12が通過する毎に
PS版12の搬送路をコンベア搬送路36,38の一方
から他方へ切り換える。
【0023】PS版集積部44,46の下流側には、コ
ンベア54,55及びコンベア56,57が上下2段に
配置されている。これらのうち下流側のコンベア55及
びコンベア57は昇降装置58により支持されており、
昇降装置58はコンベア55及びコンベア57を上昇又
は下降させ、集積束48の搬送を行っている側のコンベ
ア55,57を下流側のコンベア搬送路60に接続す
る。
【0024】集積束48は、コンベア搬送路60により
下流側の積替位置まで搬送されると、積載装置62によ
りコンベア搬送路60上からパレット64上に積み替え
られ、パレット64上には集積束48が所定の束数とな
るまで積み重ねられる。
【0025】一方、ボール紙供給装置80には、上流側
に保護シート材としてのボール紙82の素材となる原反
シート材83が装填される装填部84が設けられてい
る。この装填部84には、ボール紙82に切断加工され
る前の原反シート材83がパレット86上に積載されて
いる。
【0026】装填部84の上方には、図2に示されるよ
うにサクションカップ88を上下方向及び搬送方向に沿
って移動可能に支持した取出機構90が配置されてい
る。また装填部84の下流側には一対の給紙ローラ92
が配置されている。
【0027】取出機構90は、印刷版製造装置10によ
りPS版12の製造開始に同期し、装填部84における
最上部のボール紙82の上面にサクションカップ88を
密着させ、サクションカップ88内を負圧状態とする。
これにより、ボール紙82がサクションカップ88によ
り吸着される。この後、取出機構90は、サクションカ
ップ88を下流側へ移動させてボール紙82を一対の給
紙ローラ92のニップ部へ挿入すると同時に、サクショ
ンカップ88内に外気を導入してサクションカップ88
のボール紙82への吸着力を消失させる。一対の給紙ロ
ーラ92はニップ部に挿入されたボール紙82を下流側
へ搬送する。この給紙ローラ92の下流側には、搬送方
向に沿ってスリッタ98、コンベア96、カッタ10
0、コンベア108及びコンベア110が順に配置され
ている。
【0028】スリッタ98は給紙ローラ92から搬送さ
れてきた原反シート材83を搬送方向に沿って切断し、
原反シート材83をPS版12のスリット数と等しい数
に分割すると共に、切断後の原反シート材83の幅方向
に沿った長さをPS版12のスリット長と略等しい長さ
にする。この原反シート材83はコンベア96によりカ
ッタ100へ搬送される。
【0029】カッタ100は、スリッタ98により搬送
方向に沿って切断された原反シート材83の搬送方向に
沿った長さをPS版12のカット長と略等しい長さとな
るように切断する。これにより、PS版12のスリット
数と等しい枚数で、かつPS版12の製品サイズと略等
しいサイズのボール紙82が切断加工され、コンベア1
08上に載置される。
【0030】コンベア108から搬送されてきたボール
紙82は、コンべア110により搬送方向が略90°変
更される(図1参照)。このコンベア110の下流側に
は、図1に示されるようにゲート板112が設けられて
おり、このゲート板112によりボール紙82の搬送先
がコンベア114,115及びコンベア118,119
の何れかに切り替えられる。ここで、コンベア114,
115は印刷板製造装置10のコンベア36上へボール
紙82を搬送し、またコンベア搬送路118,119は
印刷板製造装置10のコンベア38上へボール紙82を
搬送する。
【0031】次に、上記のような印刷版製造装置10及
びボール紙供給装置80の制御部130の構成を説明す
る。制御部130は、図3に示されるように生産情報管
理部132、データ入力端末134、PS版製造制御部
136、ボール紙供給制御部138及びボール紙必要枚
数演算部140を備えている。これらの生産情報管理部
132、データ入力端末、PS版製造制御部136、ボ
ール紙供給制御部138及びボール紙必要数演算部14
0はデータ伝送路であるバス142を介して互いに接続
されている。
【0032】(実施の形態の作用)次に、本発明の実施
の形態に係る印刷版製造装置10及びボール紙供給装置
80の動作及び作用を説明する。
【0033】生産情報管理部132には、工場全体を管
理するためのプロセスコンピュータ(図示省略)からP
S版12の生産予定情報が入力される。この生産予定情
報は、例えば、1日単位のPS版12の製造予定に対応
する情報であり、1日の間に製造を予定しているPS版
12の仕様と、PS版12を仕様毎に区分けした製品ロ
ットに含まれるPS版12の枚数(ロット枚数)を含ん
でいる。ここで、PS版12の仕様には、PS版12の
品種、製品サイズ、PS版12の1束に含まれるPS版
12の枚数(束枚数)等が決められている。
【0034】生産情報管理部132は、次回製造するP
S版12に対応する生産予定情報をPS版製造制御部1
36、ボール紙供給制御部138及びボール紙必要枚数
演算部140へそれぞれ出力する。
【0035】PS版製造制御部136は、生産予定情報
により次回製造するPS版12のロット枚数並びにPS
版12の品種及び製品サイズをそれぞれ判断し、その内
容に基づいて次回製造するPS版12の製造条件を設定
する。
【0036】ボール紙供給制御部138は、生産予定情
報により次回製造するPS版12の製品サイズを判断
し、この判断の内容に基づいて次回製造するPS版12
の製造時に印刷版製造装置10に供給するボール紙82
の加工条件を設定する。
【0037】ボール紙必要枚数演算部140は、生産予
定情報により次回製造するPS版12の製品サイズ、ロ
ット枚数及び束枚数をそれぞれ判断し、この判断の内容
に基づいて次回製造するPS版12の製造時に供給する
原反シート材83の大きさ及び必要枚数を演算し、この
演算された原反シート材83に対応する情報をボール紙
供給制御部138へ出力する。
【0038】具体的には、ボール紙必要枚数演算部14
0は、下式に基づいて原反シート材83の必要枚数を演
算する。
【0039】 必要枚数N=[(PS版のロット枚数÷束枚数)×2+(最下部枚数+最上 部枚数)×(PS版のスリット数)]/(ボール紙のスリット数×ボール紙のカ ット数)・・・(1) 上記(1)式において、前述したように(PS版のスリ
ット数)と(ボール紙のスリット数)とは同一値とされ
ていることから、結果として原反シート材83の必要枚
数N1は次の(2)式となる。
【0040】 ボール紙必要枚数N={(PS版のロット枚数÷スリット数÷束枚数)×2 +(最下部枚数+最上部枚数)]/ボール紙のカット数・・・(2) ここで、最下部枚数は、最下部の集積束48とパレット
66との間に敷かれるボール紙82の枚数であり、PS
版12の種類等に応じて異なる。また最上部枚数は、最
上部の集積束48の上に置かれるボール紙82の枚数で
あり、通常は1枚である。なお、本実施の形態に係る以
下の記載では、前記最下部枚数を2枚、最上部枚数を1
枚とし、またPS版12のスリット数を2として説明す
る。
【0041】ボール紙必要枚数演算部140は、PS版
12の仕様毎に最下部枚数及び最上部枚数が定数として
設定されたデータテーテーブルを有しており、このデー
タテーブルから演算開始時に最下部枚数及び最上部枚数
をそれぞれ読み取る。
【0042】PS版製造制御部136は、印刷版製造装
置10によりPS版12の製造が開始されると、供給開
始信号をボール紙供給制御部138へ出力する。ボール
紙供給制御部138は、供給開始信号が入力すると、こ
れに同期してボール紙供給装置80を作動開始させる。
これにより、装填部84に装填された原反シート材83
が取出機構90によって給紙ローラ92へ給紙される。
この原反シート材83は、前述したように切断加工を経
て、PS版12の製品サイズに対応するボール紙82と
して印刷版製造装置10へ搬送される。
【0043】ボール紙供給装置80は、印刷版製造装置
10によりPS版12の製造が開始されると、製品サイ
ズに最初に切断されたPS版12がコンベア36に至る
前に、3枚の原反シート材83から切断加工された6枚
のボール紙82をコンベア36上に搬送する。一方、印
刷版製造装置10は、製品サイズに切断されたPS版1
2の枚数をカウントしつつ、束枚数のPS版12がコン
ベア36上に載せられるまでコンベア36によるPS版
12の搬送を継続する。これにより、集積部44上には
3枚のボール紙82が載置され、このボール紙82上に
束枚数のPS版12が積み重ねられる。ボール紙供給装
置80は、コンベア36により集積部44上に束枚数の
PS版12が搬送されると、1枚の原反シート材83か
ら切断加工された2枚のボール紙82をコンベア36上
に搬送する。これにより、集積部44上には一対の集積
束48が構成され、これらの集積束48上にはそれぞれ
ボール紙82が1枚ずつ置かれコンベア54に搬送す
る。この後、ボール紙供給装置80は2枚のボール紙8
2をコンベア36上に搬送する。また、ボール紙供給装
置80は、上段のコンベア36の場合と同様に、製品サ
イズに最初に切断されたPS版12が来る前に下段のコ
ンベア38に2枚のボール紙82を搬送し、束枚数のP
S版12が集積部46上に搬送された後に、1枚の原反
シート材83から切断加工された2枚のボール紙82を
コンベア38上に搬送する。これにより、集積部46上
にも一対の集積束48が構成され、これらの集積束48
上にそれぞれボール紙82が1枚ずつ置かれコンベア5
6に搬送する。この後、ボール紙供給装置80は2枚の
ボール紙82をコンベア38上に搬送する。
【0044】上記の動作を所定の回数繰り返すことで、
パレット66上には、図4に示されるように所定の個数
の集積束48が積み重ねられる。このとき、ボール紙供
給装置80は最上部にある集積束48上に置かれるボー
ル紙82が2枚となるように、最後に製品サイズに切断
されたPS版12の後側には2枚の原反シート材83か
ら切断加工された4枚のボール紙82を供給する。
【0045】ボール紙供給制御部138は、ボール紙必
要枚数演算部140から入力した必要枚数の原反シート
材83が装填部84から給紙ローラ92へ供給される
と、取出機構90を作動停止させる。これにより、ボー
ル紙供給装置80には、印刷版製造装置10のべルトコ
ンベア36,38により最上部の集積束48上に置かれ
るボール紙82が搬送完了した時点でボール紙82が残
らなくなる。
【0046】またボール紙供給装置80には、給紙ロー
ラ92からコンベア115,119との間に複数のボー
ル紙検出用のセンサ(図示省略)が設けられており、これ
らのセンサからの検出信号はボール紙供給制御部138
へ出力される。ボール紙供給制御部138は、センサか
らの検出信号が一定の時間に亘って入力しない場合には
ボール紙82の搬送トラブルや切断トラブル等の装置異
常が発生したと判断し、装置異常に対応するアラームを
出力すると共に、ボール紙供給装置80を一時停止させ
る。
【0047】オペレータは、アラームによりボール紙供
給装置80の異常を判断すると、停止状態にあるボール
紙供給装置80を点検し、詰まったボール紙82等を除
去する。この後、オペレータは、搬送異常等によりボー
ル紙82に欠損が生じた場合には、データ入力端末13
4を操作してボール紙82の欠損枚数をボール紙必要枚
数演算部140へ入力し、更にボール紙供給制御部13
8のアラームをリセットする。
【0048】ボール紙必要枚数演算部140は、データ
入力端末134から入力されたボール紙82の欠損枚数
に基づいて原反シート材83の必要枚数を再演算し、こ
の再演算された必要枚数に対応する情報をボール紙供給
制御部138へ出力する。これにより、ボール紙供給制
御部138は、ボール紙供給装置80の運転開始後に、
再演算された原反シート材83の必要枚数と供給済みの
原反シート材83の枚数との差を演算し、この差と等し
い枚数が給紙ローラ92へ供給されると、取出機構90
を作動停止させる。この結果、ボール紙供給装置80に
おいてボール紙82が何らかの原因で欠損し、この欠損
したボール紙82が印刷版製造装置10へ搬送されなか
った場合でも、印刷版製造装置10による1製品ロット
のPS版12の製造途中にボール紙82が不足せず、か
つ1製品ロットのPS版12の製造が終了した時点でコ
ンベア96〜コンベア115,119間にボール紙82
が残らなくなる。
【0049】以上説明した本実施の形態に係るボール紙
供給装置80によれば、ボール紙必要枚数演算部140
が、1製品ロットのPS版12の束数等に基づいて原反
シート材83の必要枚数を演算し、ボール紙供給制御部
138が、1製品ロットのPS版12の製造時に、ボー
ル紙必要枚数演算部140からの情報に基いて装填部8
4からボール紙必要枚数の原反シート材83を給紙ロー
ラ92へ供給することにより、1製品ロットのPS版1
2の製造時にボール紙必要枚数演算部140により必要
枚数より多い原反シート材83が装填部84から給紙ロ
ーラ92へ供給されないので、同一ロットのPS版12
の製造が終了した時点で給紙ローラ92〜べルトコンベ
ア115,119の間にボール紙82が残らなくなる。
この結果、印刷版製造装置10により製造されるPS版
12の製品サイズ等の変更が行われても、PS版12を
保護するためのボール紙82の損失が生じなくなるの
で、PS版12の製造コストを低減できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の印刷版保護
シート材供給装置によれば、搬送ラインにより搬送され
る平板印刷版の製品サイズが変更されても、保護シート
材の損失が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るボール紙供給装置が付
帯設備として設けられた印刷版製造装置を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示されるボール紙供給装置の構成を示す
側面図である。
【図3】図1に示される印刷版製造装置及びボール紙供
給装置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示される印刷版製造装置によりパレット
上に積み重ねられたPS版及びボール紙を示す側面図で
ある。
【符号の説明】 10 印刷版製造装置 12 感光性印刷版(平板印刷版) 36 コンベア(搬送ライン) 38 コンベア(搬送ライン) 80 ボール紙供給装置(印刷版保護シート材供給装
置) 82 ボール紙(保護シート材) 83 原反シート材 84 装填部 90 取出機構(取出手段) 98 スリッタ(切断手段) 100 カッタ(切断手段) 138 ボール紙供給制御部(制御手段) 140 ボール紙必要枚数演算部(演算手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板印刷版の製造時に平板印刷版の束に
    おける最下部及び最上部にそれぞれ重ねられる保護シー
    ト材を供給する印刷版保護シート材供給装置であって、 保護シート材の素材となる原反シート材が装填される装
    填部と、 前記装填部から原反シート材を取り出す取出手段と、 前記取出手段により取り出された原反シート材を平板印
    刷版の製品サイズに対応するサイズに切断して保護シー
    ト材とする切断手段と、 前記切断手段により原反シート材から切断された保護シ
    ート材を平板印刷版の搬送ラインに搬送する搬送手段
    と、 同一ロットに含まれる平板印刷版の束数及び製品サイズ
    に基づいて原反シート材の必要枚数を演算する演算手段
    と、 前記同一ロットの平板印刷版の製造時に、前記演算手段
    からの情報に基いて必要枚数の原反シート材を前記取出
    手段により取り出させると共に、前記切断手段により切
    断された保護シート材を前記搬送手段により平板印刷版
    の束の最上部及び最下部に位置するように平板印刷版の
    搬送ラインに搬送させる制御手段と、 を有することを特徴とする印刷版保護シート材供給装
    置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記同一ロットの平板
    印刷版の製造時に前記搬送手段により搬送される保護シ
    ート材に欠損が生じた場合、保護シート材の欠損枚数に
    基づいて原反シート材の必要枚数を再演算し、この再演
    算された必要枚数に対応する情報を前記制御手段へ出力
    することを特徴とする請求項1記載の印刷版保護シート
    材供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021011354A (ja) * 2019-07-08 2021-02-04 デュプロ精工株式会社 シート処理システム
CN117774502A (zh) * 2024-02-27 2024-03-29 烟台市裕同印刷包装有限公司 纸质包装盒烫金凹版一体化印刷设备

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