JP2545419B2 - フレキシブル印刷回路基板用接着剤組成物 - Google Patents

フレキシブル印刷回路基板用接着剤組成物

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JP2545419B2 JP62307486A JP30748687A JP2545419B2 JP 2545419 B2 JP2545419 B2 JP 2545419B2 JP 62307486 A JP62307486 A JP 62307486A JP 30748687 A JP30748687 A JP 30748687A JP 2545419 B2 JP2545419 B2 JP 2545419B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複合水性アクリル系共重合液を使用した、
フレキシブル印刷回路基板用接着剤組成物に関し、更に
詳しくは、銅、アルミニウム等の金属箔と耐熱性樹脂フ
ィルムとを接着してなる金属箔張積層板や耐熱性樹脂フ
ィルム接着剤と離型性を有する保護シートからなるカバ
ーレイシートなどの形成に使用される複合水性アクリル
系共重合液に関する。
〔従来の技術〕
従来、フレキシブル印刷回路基板用接着剤としてアク
リロニトリル−ブタジエン/フェノール樹脂系、エポキ
シ/ナイロン系、カルボキシ含有アクリロニトリルブタ
ジエン/エポキシ樹脂系などが用いられている。しかし
ながら、これらの接着剤はいずれもMEK、トルエン、ア
セトンなどの引火性有機溶剤の溶液として供給される為
に、接着剤の塗工乾燥作業に於て、これら有機溶剤の揮
発除去作業が必要となり、安全性や労働衛生上の配慮が
必要である。
本発明者は、このような事情を解決すべく特願昭58−
126917号,特願昭58−225419号,特願昭60−044700号に
おいて、非溶剤系であり、フレキシブル印刷回路基板用
接着剤としての特性に優れた水性アクリル接着剤組成物
を提案した。
上記の水性アクリル系接着剤を用いた、フレキシブル
印刷回路基板用接着剤組成物としては、水性アクリル共
重合液に、水溶性及び乳化エポキシ化合物を配合して接
着剤として使用していた。
〔従来技術の問題点〕
従来技術においては、水性アクリル共重合液に、水溶
性及び乳化エポキシ化合物を配合して使用する。その為
に塗工後の接着剤面の粘着性は、配合した水溶性エポキ
シ化合物に影響され、粘着性を完全に無くする事は諸物
性との兼ね合いから難しい。又固形エポキシの乳化物だ
けでは粘着性は無くすことが出来るが接着強さ、ハンダ
耐熱等充分な物性を得ることはできなかった。
これはフレキシブル印刷回路基板を製造する時に、印
刷回路加工を行った金属箔張積層板にカバーレイシート
を積層する。この時に、カバーレイシートに粘着性が有
るとカバーレイシートの位置合わせが難しく作業性が著
しく遅くなる。
又、従来のカバーレイシートは保存寿命が長く、常温
で6ケ月後の引き剥し強度の保持率は70%〜80%であ
る。しかしながら、ファインパターンに対する埋め込み
性に関しては、製造直後の埋め込み可能なプレス圧力に
比較して、常温6ケ月放置後では約2倍近くの圧力が必
要であった。
その為に、カバーレイシートを購入後、日数が径つ毎
にカバーレイシートのプレス条件を変えなければなら
ず、安定した製品を製造する上でプレス条件の管理が非
常に煩雑であった。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者は、上記の如き技術の現状より、種々の実験
及び研究を重ねた結果、アクリルモノマーをエポキシ化
合物の共存下で水を溶媒として共重合した複合水性アク
リル共重合液が、フレキシブル印刷回路基板用接着剤と
して粘着性が非常に少なく作業性が良好で有り、尚且接
着強さ、ハンダ耐熱性、電気絶縁性、保存寿命に優れた
非常に特徴の有ることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、(a)アクリロニトリル及び/又は
(b)スチレン、(c)(メタ)アクリル酸エステル
類、(d)アクリル酸類及び/又は(e)アクリルアマ
イド類、(f)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸
エステル類からなるモノマー群を、(g)エポキシ化合
物の共存中で水を溶媒として共重合した複合水性アクリ
ル系共重合液のフレキシブル印刷回路基板用接着剤組成
物に係る。
本発明で使用するモノマー群としては、(a)アクリ
ロニトリル、(b)スチレン、(c)エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、メチルメタアクリレート、などの(メタ)アクリ
ル酸エステル類、(d)アクリル酸、メタアクリル酸な
どのアクリル酸類、(e)アクリルアマイド、メタアク
リルアマイド、N−メチロールアクリルアマイドなどの
アクリルアマイド類、(f)2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート、2
−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルメタアクリレートな
どのヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エステル類
からなるモノマー群が例示される。
これと共存させる(g)エポキシ化合物としてはビス
フェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ
樹脂、脂肪族エポキシ樹脂などのもので、分子量約200
〜4000の範囲で上記モノマー群に可溶なものから選ばれ
る。又、エポキシ化合物としてグリシジールアクリレー
ト、グリシジルメタアクリレート、アリルグリシジルエ
ーテルなどのエポキシ基を含有したモノマーを使用して
も良く、又両者を併用しても構わない。
本発明のフレキシブル印刷回路基板用接着剤組成物
は、上記のアクリルモノマー群75〜97重量%とエポキシ
化合物3〜25重量%で混合するのが好ましい。更に、ア
クリルモノマー群の混合割合は(a)アクリロニトリル
及び/又は(b)スチレン10〜40重量部、(c)(メ
タ)アクリル酸エステル類30〜60重量部、(d)アクリ
ル酸及び/又は(e)アクリルアマイド類1〜10重量
部、(f)ヒドロキシアルキル(メタ)アクリル酸エス
テル類2〜15重量部の割合で混合するのが好ましい。ア
クリルモノマー群の混合割合において、(a)アクリロ
ニトリル及び/又は(b)スチレンが10重量部未満では
粘着性が充分に改善されず、40重量部を越えると可撓性
が得にくくなる。(c)(メタ)アクリル酸エステル類
は接着剤の接着強さを与えると共に可撓性を与える成分
であり、30〜60重量部の範囲で用いるのが好ましい。
(d)アクリル酸類及び/又は(e)アクリルアマイド
類は水性共重合液の安定性及び接着剤の架橋に影響し、
1重量部未満では安定性、架橋密度に乏しく、10重量部
を越えると架橋が進み可撓性が劣る。(f)ヒドロキシ
アルキル(メタ)アクリル酸エステル類は親水性モノマ
ーとして水中に安定して共重合する為の成分で、2重量
部未満では安定性が乏しく、15重量部を越えるとハンダ
耐熱性の低下が著しい。又エポキシ化合物は3重量%未
満では充分な架橋が行われず、25重量%を越えると複合
水性アクリル系共重合液が安定して得られない。
以上の混合割合でエポキシ化合物を溶解したモノマー
群からなる本発明の複合水性アクリル系共重合液は、以
下のような方法によって、製造される。
水性アクリル共重合物の製造方法は幾通りもの方法が
あるが、それらは生成するラテックスの平均粒子径、粒
子系分布、モノマーの性質、重合反応熱の除去方法など
を考慮して決められる。
重合法には、重合配合物の全部を一時に仕込んで重合
する一時仕込み重合法;全部の乳化剤と水、又は一部の
モノマーと重合開始剤もともに反応容器に仕込み、モノ
マーを重合の進行とともに後添加するモノマー添加重合
法;一部の重合配合物を乳化して重合し、残りは乳化し
てエマルションとして、重合中に遂次添加するエマルシ
ョン添加重合法;種ラテックスに、新しい粒子が生成し
ない程度の乳化剤を添加して、安定化する。次に、モノ
マーを加えて重合し、粒子を一層成長させるシード重合
法などがある。
本発明の複合水性アクリル系共重合液は、例えば、重
合開始剤として過硫酸カリウムの所定量を70℃の蒸留水
に溶解した液に、別に調合した本発明のエポキシ化合物
を溶解したモノマー群と蒸留水との乳化液を約3〜4時
間撹拌しつつ滴下重合し、更に3〜4時間かけて重合を
終了させる。その後、常温まで冷却し、適当なロ布にて
過大粒子をロ過した後、アンモニア水などによってpHを
7〜9に調整する。
この時、当該複合水性アクリル系共重合液中の樹脂成
分は、反応系全体の30〜70重量部に調整し本発明の複合
水性アクリル共重合液を得ることができる。
以上の様にして得られた本発明の複合水性アクリル系
共重合液は、pH7〜9、粘度が50cpsないし600cps程度の
水性接着剤である。
この接着剤を用いてフレキシブル印刷回路基板を製造
するには、例えばカバーレイシートは、耐熱性樹脂フィ
ルム上に10μmないし80μmの膜厚(ドライベース)に
なるよう本発明の水性接着剤を塗工し、樹脂面に離型性
シートを張り合わせて製品とする。この時の、乾燥、半
硬化条件は、例えば温度が50℃ないし150℃の熱風を用
い1分ないし20分間の滞留時間で処理する。このカバー
レイシートは使用者側において、配線済みの基板に積層
したのち温度が140℃ないし180℃、圧力が10kg/cm2ない
し100kg/cm2、時間が10分ないし90分の条件で熱圧プレ
スすることにより接着剤を完全硬化せしめ配線基板とカ
バーレイシートの接着を完了する。
一方、金属箔張り積層板の製造に於ては、上記のカバ
ーレイシートと同上の方法にて塗工、半硬化し、これに
厚さが5μmないし80μmの銅箔、アルミニウム箔など
の金属箔を例えば100℃ないし150℃に加熱した金属ロー
ルに接しつつ、耐熱ゴムロールなどで線圧2kg/cmないし
50kg/cm程度で圧着し、その後、例えば、80℃ないし200
℃の雰囲気で1時間ないし48時間のポストキュアを行い
完全硬化せしめて金属箔張り積層板を得る。
以上に示したのは、ほんの一例であり、用いられる塗
工機械や圧着ロールの構造、仕様などによって製造条件
が異なることは当然であり、製造時に最適条件を決定す
べきものである。
〔実施例及び比較例〕
以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴をより
一層明らかにする。尚、実施例及び比較例中で示す、印
刷回路基板の特性評価は下記の如き方法に従って行っ
た。
a.粘着性 カラーレイシートを金属箔張り積層板の金属箔上に乗
せ指で軽く圧着後の剥がれ性を見た。
b.引き剥し強度 1PC−FC−241Aに基づき銅箔とベース耐熱フィルム間
の接着強さを測定した。本発明の実施中では、印刷回路
の形成された銅導体配線面とカバーレイシートとの間の
接着力を示した。又、常体とは温度20℃、相対湿度65%
で48時間放置後を、又耐熱後とは105℃、240時間放置後
の試験を意味する。
c.ハンダ耐熱性 260℃のハンダ浴に60秒間配線面(カバーレイシート
側)をハンダに接触させてフローティングしたのち外観
を観察した。ここで、耐湿後とは、耐水性、耐湿性の目
安として行うもので、回路基板を40℃、95%RH、1時間
放置後、取り出し、ガーゼ等で水分を拭き取ったのち上
記の如くハンダ浴にフローティングし、外観を観察し
た。
d.絶縁抵抗 JIS−C−6481に準拠し、常態(温度20℃、相対湿度6
5%に96時間放置後)に於ける体積固有抵抗を測定し
た。
e.埋め込み性 フレキシブル銅張積層板を回路加工し、それとカバー
レイシートを張り合わせる時に、気泡がなく張り合わせ
る事が出来る最低プレス圧力で比較する。カバーレイシ
ートは製造直後と6ケ月後との比較で表わす。
実施例1 アクリロニトリル25重量部、スチレン10重量部、2−
エチルヘキシルアクリレート54重量部、メタアクリル酸
1重量部、アクリルアマイド2重量部、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート4重量部、ノボラック型エポキシ
(商品名:YDPN−638、分子量約720、東都化成株式会社
製)4重量部を蒸留水中に混合したモノマー群混合液を
調整した。次に、重合開始剤として過硫酸カリウムの所
定量を70℃の蒸留水中に溶解した水溶液を調整し、この
水溶液にこれを撹拌しながら先に調整したモノマー群混
合液を4時間かけて滴下し、滴下終了後更に3時間重合
を進め反応を完了した。そして反応液を常温まで冷却し
てアンモニア水で中和後、ロ過し過大粒子を除去、樹脂
成分が50重量%である水性共重合液を得た。この水性共
重合液はpHが8.3、粘度が210cpsであった。
以上の様にして得られた本発明の複合水性アクリル系
共重合液を厚さ50μmのポリイミドフィルム(イー・ア
イ・デュポン社製:商品名、カプトン)にリバースコー
ターにより約25μm(ドライベース)の厚さで塗布し、
乾燥、半硬化(温度110℃、滞留時間3分間)させた
後、25μmのOPPフィルムを積層しカバーレイシートを
得た。更に、上記の半硬化させた接着剤付きフィルムに
厚さ35μmの電解銅箔(福田金属社製:商品名、T−
8)を積層し、線圧5kg/cm、ロール温度100℃の条件で
圧着し、その後160℃、2時間ポストキュアーしてフレ
キシブル銅張り積層板得た。
このフレキシブル銅張り積層板を用いてサブトラクト
法によりテストパターンの印刷回路加工を実施し、フレ
キシブル印刷回路基板を得た。この回路基板の特性を前
記の各項目について評価した。尚、カバーレイシートの
プレス条件は、プレス圧40kg/cm2、温度160℃、プレス
時間45分であった。結果を第1表に示した。
実施例2 アクリロニトリル34重量部、ブチルアクリレート47重
量部、N−メチロールアクリルアマイド2重量部、2−
エチルヘキシルメタアクリレート7重量部、ビスフェノ
ールA型エポキシ(商品名:YD−128、分子量約378、東
都化成株式会社製)10重量部を用いて実施例1と同様の
方法にて重合し複合水性アクリル系共重合液を得た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が52重
量%、pHが8.7、粘度が190cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示した。
実施例3 アクリロニトリル20重量部、スチレン17重量部、エチ
ルアクリレート38重量部、アクリルアマイド2重量部、
2−ヒドロキシエチルアクリレート3重量部、ビスフェ
ノールF型エポキシ(商品名:YDF−170、分子量約340、
東都化成株式会社製)20重量部を用いて実施例1と同様
の方法にて重合し複合水性アクリル系共重合液を得た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が48重
量%、pHが7.5、粘度が130cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示した。
実施例4 アクリロニトリル30重量部、2−エチルヘキシルアク
リレート44重量部、アクリル酸2重量部、アクリルアマ
イド4重量部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート
5重量部、トリメチロールプロパン ポリグリシジール
エーテル(商品名:デナコール EX321、分子量約37
0、ナガセ化成工業株式会社製)15重量部を用いて実施
例1と同様の方法にて重合し、複合水性アクリル系共重
合液を得た。この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂
成分が45重量%、pHが8.1、粘度が290cpsであった。更
に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して特性
を評価した。結果を第1表に示した。
実施例5 アクリロニトリル35重量部、ブチルアクリレート41重
量部、メタアクリル酸1重量部、N−メチロールアクリ
ルアマイド3重量部、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト10重量部、ソルビトール ポリグリシジール エーテ
ル(商品名:デナコール EX−611、分子量約680、ナガ
セ化成工業株式会社製)10重量部を用いて、実施例1と
同様の方法にて重合し複合水性アクリル系共重合液を得
た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が50重
量%、pHが8.9、粘度が250cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示した。
実施例6 アクリロニトリル27重量部、エチルアクリレート39重
量部、アクリル酸2重量部、N−メチロールアクリルア
マイド2重量部、アクリルアマイド2重量部、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート5重量部、レゾルシン ジグ
リシジール エーテル(商品名:EX−201、分子量約25
2、ナガセ化成工業株式会社製)23重量部を用いて実施
例1と同様の方法にて重合し複合水性アクリル系共重合
液を得た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が45重
量%、pHが7.9、粘度が300cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示した。
実施例7 アクリロニトリル35重量部、ブチルアクリレート45重
量部、アクリル酸1重量部、N−メチロールアクリルア
マイド2重量部、アクリルアマイド2重量部、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート5重量部、グリシジールメタ
アクリレート10重量部、を用いて実施例1と同様の方法
にて重合し複合水性アクリル系共重合液を得た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が45重
量%、pHが8.6、粘度が230cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示した。
実施例8 アクリロニトリル30重量部、ブチルアクリレート50重
量部、N−メチロールアクリルアミド2重量部、2−ヒ
ドロキシエチルメタアクリレート8重量部、グリシジー
ルメタアクリレート5重量部、ビスフェノールA型エポ
キシ(商品名:YD−128、分子量約378、東都化成株式会
社製)5重量部を用いて実施例1と同様の方法にて重合
し複合水性アクリル系共重合液を得た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が49重
量%、pHが8.8、粘度が160cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示した。
比較例1 アクリロニトリル16重量部、ブチルアクリレート60重
量部、アクリル酸1重量部、N−メチロールアクリルア
マイド2重量部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレー
ト6重量部、ビスフェノールA型エポキシ(商品名:YD
−128、分子量約378、東都化成株式会社製)15重量部を
用いて実施例1と同様の方法にて重合し、複合水性アク
リル系共重合液を得た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が47重
量%、pHが7.5、粘度が250cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示したがアクリロニト
リルが少ないために粘着性が無くならなかった。
比較例2 アクリロニトリル20重量部、ブチルアクリレート38重
量部、アクリル酸4重量部、アクリルアマイド2重量
部、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート6重量部、
ノボラック型エポキシ(商品名:YDPN−638、分子量約72
0、東都化成株式会社製)30重量部を用いて実施例1と
同様の方法にて重合したがエポキシ化合物が多い為に重
合中にゲル化を起こして仕舞った。
比較例3 アクリロニトリル20重量部、スチレン14重量部、2−
エチルヘキシルアクリレート50重量部、メタアクリル酸
3重量部、N−メチロールアクリルアマイド2重量部、
2−ヒドロキシエチルメタアクリレート10重量部、ビス
フェノールA型エポキシ(商品名:YD−128、分子量約37
8、東都化成株式会社製)1重量部を用いて実施例1と
同様の方法にて重合し複合水性アクリル系共重合液を得
た。
この複合水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が50重
量%、pHが8.1、粘度が360cpsであった。
更に、これを実施例1と同様の方法にて回路加工して
特性を評価した。結果を第1表に示したがエポキシ化合
物が少ない為に十分な接着強度が得られなかった。
比較例4 アクリロニトリル30重量部、エチルアクリレート10重
量部、ブチルアクリレート50重量部、メタアクリル酸5
重量部、ヒドロキシエチルアクリレート5重量部を用い
て実施例1と同様の方法にて重合し水性アクリル系共重
合液を得た。
この水性アクリル系共重合液は、樹脂成分が50重量
%、pHが7.6、粘度が1050cpsであった。
この水性アクリル共重合液100重量部に対し、ジエチ
レングリコールジグリシジルエーテル(商品名:デナコ
ールEX−851、ナガセ化成工業株式会社製)の20重量部
を水性アクリル共重合液に混合、溶解し、更に、ビスフ
ェノールA型エポキシの乳化物(商品名:エポルジョン
EA−3、NV=50%、カネボウ・エヌエスシー株式会社
製)の40重量部を、混合、溶解せしめ接着剤組成物を得
た。
この接着剤組成物を実施例1と同様の方法にて回路加
工して特性を評価した。結果を第1表に示したが、これ
は粘着性が不十分であるのと、埋め込み性に経時変化を
起こし、フレキシブル印刷回路基板を安定製造するため
に製造管理が大変になることがわかった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクリロニトリル及び/又はスチレン、
    (メタ)アクリル酸エステル類、アクリル酸類及び/又
    はアクリルアマイド類、ヒドロキシアルキル(メタ)ア
    クリル酸エステル類から成るモノマー群を、エポキシ化
    合物の共存中で水を溶媒として共重合した複合水性アク
    リル系共重合液からなるフレキシブル印刷回路基板用接
    着剤組成物。
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WO2014109212A1 (ja) * 2013-01-09 2014-07-17 株式会社ダイセル 硬化性エポキシ樹脂組成物

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