JP2544558B2 - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JP2544558B2
JP2544558B2 JP3343725A JP34372591A JP2544558B2 JP 2544558 B2 JP2544558 B2 JP 2544558B2 JP 3343725 A JP3343725 A JP 3343725A JP 34372591 A JP34372591 A JP 34372591A JP 2544558 B2 JP2544558 B2 JP 2544558B2
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田 千 秋 植
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装装置に係り、特
に、設置スペースをとらない塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の塗装装置(木材塗装)にあって
は、木材を塗装する塗装部と、塗装された木材を乾燥す
る乾燥部(自然乾燥、熱風乾燥、赤外線乾燥、紫外線乾
燥)とが平面的に配列され、コンベヤ等の搬送手段によ
り搬送されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗装装置にあっ
ては、塗装部と乾燥部とが水平方向に配列されているた
め、設置スペースが大掛かりになるという問題点があっ
た。
【0004】又、搬送手段上に被塗装材(例えば、木
材)が載置された状態で塗装されると、搬送手段にも塗
料が掛り、その量が多くなると、搬送に支障が生じるた
め、除去のための掃除を頻繁に行なわなければならない
という問題点があった。
【0005】本発明は、前記した従来の問題点を除去す
るためになされたもので、垂直方向の空間を利用して設
置スペースをとらない塗装装置を提供することを目的と
している。
【0006】又、本発明は、被塗装材を載置するパレッ
トと被塗装材を載置するパレットとを当接した状態で、
パレット上の被塗装材を塗装して搬送手段に塗料が掛ら
ないようにすると共に垂直方向の空間を利用して設置ス
ペースをとらない塗装装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の塗装装置におい
ては、被塗装材を載置するパレットと、このパレットを
載置して水平方向に搬送する第1の水平搬送部と、この
第1の水平搬送部によって搬送された前記パレットを垂
直方向へ上方に向かって間隔を置くと共に平行状態で複
数枚搬送する第1の垂直搬送部と、この第1の垂直搬送
部によって搬送された前記パレットを載置して前記水平
方向と逆の水平方向へ搬送する第2の水平搬送部と、こ
の第2の水平搬送部によって搬送された前記パレットを
垂直方向へ下方に向かって間隔を置くと共に平行状態で
複数枚搬送して前記第1の水平搬送部に接続される第2
の垂直搬送部と、前記第1の水平搬送部の中途部に配置
されると共に前記第1の水平搬送部によって前記パレッ
トと前記パレットとを当接した状態で搬送される前記パ
レット上の前記被塗装材を塗装する塗装部と、前記第2
の水平搬送部に設けられた乾燥部とを設け、前記パレッ
トを前記第1の水平搬送部、前記第1の垂直搬送部、前
記第2の水平搬送部、前記第2の垂直搬送部により循環
させる閉回路構成としたものである。
【0008】又、本発明の塗装装置においては、被塗装
材を載置するパレットと、このパレットを載置して水平
方向に搬送する第1の水平搬送部と、この第1の水平搬
送部によって搬送された前記パレットを垂直方向へ下方
に向かって間隔を置いて複数枚搬送する第1の垂直搬送
部と、この第1の垂直搬送部によって搬送された前記パ
レットを載置して前記水平方向と逆の水平方向へ搬送す
る第2の水平搬送部と、この第2の水平搬送部によって
搬送された前記パレットを垂直方向へ上方に向かって間
隔を置いて複数枚搬送して前記第1の水平搬送部に接続
される第2の垂直搬送部と、前記第1の水平搬送部の中
途部に配置されると共に前記第1の水平搬送部によって
前記パレットと前記パレットとを当接した状態で搬送さ
れる前記パレット上の前記被塗装材を塗装する塗装部
と、前記第2の水平搬送部に設けられた乾燥部とを設け
たものである。
【0009】又、本発明の塗装装置においては、被塗装
材を水平方向に搬送する第1の水平搬送部と、この第1
の水平搬送部によって搬送された前記被塗装材を垂直方
向へ上方に向かって搬送する第1の垂直搬送部と、この
第1の垂直搬送部によって搬送された前記被塗装材を前
記水平方向と逆の水平方向へ搬送する第2の水平搬送部
と、この第2の水平搬送部によって搬送された前記被塗
装材を垂直方向へ下方に向かって搬送して前記第1の水
平搬送部に接続される第2の垂直搬送部と、前記第1の
水平搬送部か前記第2の水平搬送部のいずれかの中途部
に設けられた前記被塗装材を塗装する塗装部と、該塗装
部が設けられていない方の前記水平搬送部に乾燥部を配
置したものである。
【0010】
【作用】本発明の塗装装置にあっては、第1の水平搬送
部の中途部に設けた塗装部により、パレット上の被塗装
材を塗装し、該パレットを第1の水平搬送部により水平
方向に搬送し、該第1の水平搬送部によって搬送された
パレットを第1の垂直搬送部により垂直方向へ上方に向
かって間隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送し、該第
1の垂直搬送部によって搬送されたパレットを第2の水
平搬送部により前記水平方向と逆の水平方向へ搬送しな
がらパレット上の被塗装材を乾燥させ、該第2の水平搬
送部によって搬送されたパレットを第2の垂直搬送部に
より垂直方向へ下方に向かって間隔を置くと共に平行状
態で複数枚搬送すると共に前記パレットを前記第1の水
平搬送部、前記第1の垂直搬送部、前記第2の水平搬送
部、前記第2の垂直搬送部により循環させて塗装、乾燥
を行なうことができる。
【0011】又、本発明の塗装装置にあっては、第1の
水平搬送部の中途部に設けた塗装部により、パレット上
の被塗装材を塗装し、該パレットを第1の水平搬送部に
より水平方向に搬送し、該第1の水平搬送部によって搬
送されたパレットを第1の垂直搬送部により垂直方向へ
下方に向かって間隔を置いて複数枚搬送し、該第1の垂
直搬送部によって搬送されたパレットを第2の水平搬送
部により前記水平方向と逆の水平方向へ搬送しながらパ
レット上の被塗装材を乾燥させ、該第2の水平搬送部に
よって搬送されたパレットを第2の垂直搬送部により垂
直方向へ上方に向かって間隔を置いて複数枚搬送すると
共に第1の水平搬送部に接続して循環系を構成し、水平
方向のみならず垂直方向の空間を利用して塗装、乾燥を
行なうことができる。
【0012】又、本発明の塗装装置にあっては、パレッ
ト上に被塗装材を載置し、該パレットと該パレットとを
当接した状態で、塗装部によりパレット上の被塗装材を
塗装するため、塗料をパレットで遮蔽することができ
る。
【0013】又、本発明の塗装装置にあっては(塗装部
を第1の水平搬送部の中途部に設けた場合)、第1の水
平搬送部の中途部に設けた塗装部により、第1の水平搬
送部上の被塗装材を塗装し、該被塗装材を第1の水平搬
送部により水平方向に搬送し、該第1の水平搬送部によ
って搬送された被塗装材を第1の垂直搬送部により垂直
方向へ上方に向かって間隔を置いて複数搬送し、該第1
の垂直搬送部によって搬送された被塗装材を第2の水平
搬送部により前記水平方向と逆の水平方向へ搬送し、該
第2の水平搬送部によって搬送された被塗装材を第2の
垂直搬送部により垂直方向へ下方に向かって間隔を置い
て複数搬送すると共に第1の水平搬送部に接続する循環
系を構成して、水平方向のみならず垂直方向の空間を利
用して塗装、乾燥を行なうことができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
と、図1乃至図6において、1は、塗装装置で、塗装装
置1は、概略的に、被塗装材2(例えば、パレット3よ
り小さい板材、厚みが5mm〜50mm程度のもので、
特に、30mm程度が多用される。)を載置するパレッ
ト3と、このパレット3を載置して水平方向に搬送する
第1の水平搬送部4と、この第1の水平搬送部4によっ
て搬送されたパレット3を垂直方向へ上方に向かって間
隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送する第1の垂直搬
送部5と、この第1の垂直搬送部5によって搬送された
パレット3を載置して前記水平方向と逆の水平方向へ搬
送する第2の水平搬送部6と、この第2の水平搬送部6
によって搬送されたパレット3を垂直方向へ下方に向か
って間隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送して第1の
水平搬送部4に接続される第2の垂直搬送部7とから構
成されて循環系をなしている。 そのため、外部からほ
こり等を遮蔽しやすい状態で塗装することができる。な
お、図1及び図6において、矢印はパレット3の搬送方
向を示している。
【0015】第1の水平搬送部4は、例えば、第1のコ
ンベヤ41、第2のコンベヤ42、第3のコンベヤ4
3、第4のコンベヤ44、第5のコンベヤ45から構成
され、第1のコンベヤ41では、第2の垂直搬送部7に
より搬送されたパレット3を第2のコンベヤ42へ搬送
し、第2のコンベヤ42では、パレット3上に被塗装材
2を出し入れするところで(図1のD部)、これから塗
装する被塗装材2をパレット3上に載せたり、或は塗装
・乾燥が完了した被塗装材2をパレット3上から取り除
く作業を人為的又は、自動的に行なうことができるもの
である。
【0016】又、第1の水平搬送部4の中途部には、パ
レット3上の被塗装材2を塗装する塗装部8が設けら
れ、塗装部8として、例えば、塗装方法を選択できるよ
うに、エアスプレー塗装機81、静電塗装機82が配置
されている。
【0017】なお、気温が低い冬等の場合、塗装部8の
前工程において、図示しないが、ヒータを設けて、被塗
装材2を暖めて、塗料の活性化を図ってもよい。
【0018】又、塗装部8においては、パレット3とパ
レット3とを当接した状態(図1及び図6参照)で、パ
レット3上の被塗装材2を塗装し、塗料をパレット3で
遮蔽し、パレット3の下に位置する第1の水平搬送部4
へ塗料がかかるのを防止している。
【0019】パレット3とパレット3とを当接した状態
で、第1の垂直搬送部5へ搬送しても良いが、搬送をス
ムーズに行なうために、第1の垂直搬送部5へ搬送され
る前のパレット3とパレット3との間に間隔Tを設ける
と良い。
【0020】間隔Tは、第3のコンベヤ43(速度V
m/s)と第4のコンベヤ44(速度Vm/s)との
間に速度差(V<V)を設けて行なうものである。
【0021】パレット3は、第4のコンベヤ44、第5
のコンベヤ45により、搬送され、第1の垂直搬送部5
の最下部へ導かれる。
【0022】第1の垂直搬送部5においては、第1の水
平搬送部4によって搬送されたパレット3を垂直方向へ
上方に向かって間隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送
する。
【0023】第1の垂直搬送部5は、図2乃至図4に示
すように、両側に設けたチェーン51、52、該チェー
ン51、52に設けた爪53、54とからなり、該チェ
ーン51、52は、モータ55から第1の伝達部材5
6、第2の伝達部材57を介してそれぞれ駆動される。
【0024】まず、第1の水平搬送部4によって搬送さ
れたパレット3が所定位置に達すると、光電管(図示せ
ず)により検出され、第1の垂直搬送部5のモータ55
を間欠的に動かし、爪53、54でパレット3を支持し
て、パレット3を垂直方向へ上方に向かって間隔を置く
と共に平行状態で複数枚搬送する。
【0025】第1の垂直搬送部5の最上部においては、
パレット3を第1の垂直搬送部5から、第2の水平搬送
部6へ搬送する機構を備えている。
【0026】この機構は、第1の垂直搬送部5の最上部
において、両側に進退自在で回転する一対のローラ5
8、58’により行なうことができる。
【0027】ローラ58は、図3に示すように、概略、
左方向へ移動し(他のローラ58’は、右方向へ移
動)、その後上方に移動して(他のローラ58’も、上
方に移動)、パレット3を爪53、54から離間させ
て、ローラ58、58’でパレット3を支持し、ローラ
58、58’を回転させて、第2の水平搬送部6へパレ
ット3を排出するものである。
【0028】即ち、ローラ58は、ローラ支持部材5
9、スプライン軸90、自在継手91を介して受部材9
2に連結され、モータ103の回転をローラ58に伝え
ている(ローラ58’も同様)。
【0029】又、ローラ支持部材59は、第1の軸受け
93、第2の軸受け94、リンク95、シリンダー96
を介して、移動体97に連結されている。
【0030】即ち、シリンダー96を動作させると、リ
ンク95を介してローラ支持部材59が破線状態に上昇
する(図4参照)。
【0031】又、移動体97の下方には、ラック98が
設けられ、このラック98は、歯車99と噛み台い、モ
ータ100の回転により、歯車99が回転して移動体9
7が水平方向に移動することとなる(図4参照)。
【0032】なお、101は、レールで、レール101
は、移動体97の下方に設けた溝部102に係合してい
る。
【0033】従って、第1の垂直搬送部5の最上部にお
いては、パレット3が所定の位置に達すると、光電管
(図示せず)により検出され、モータ100が駆動し、
移動体97、ローラ支持部材59、ローラ58を前進さ
せ(ローラ58’も同様、図2において、ローラ58
は、右から左、ローラ58’は、左から右)、その後、
シリンダー96を動作させ、リンク95を介してローラ
支持部材59を破線状態に上昇(図4参照)させ、ロー
ラ支持部材59、ローラ58、58’をも上昇させて、
パレット3を爪53、54から離間させて、ローラ5
8、58’でパレット3を支持し、その後、モータ10
3を駆動させてローラ58、58を回転させ、第2の水
平搬送部6へパレット3を排出させるものである。
【0034】排出後は、逆に、シリンダー96のロッド
を実線状態に位置させ、ローラ支持部材59、ローラ5
8、58’を下降させ、その後、モータ100を駆動さ
せて移動体97、ローラ支持部材59、ローラ58、5
8’を後退させ(図2において、ローラ58は、左から
右、ローラ58’は、右から左)て、ローラ58、5
8’を図2の状態で待機させる。
【0035】第2の水平搬送部6においては、第1の垂
直搬送部5によって搬送されたパレット3を第1の水平
搬送部4の搬送方向(図1では、右方向)と逆の水平方
向(図1では、左方向)へ搬送しながら、塗装された被
塗装材2を乾燥させる。
【0036】乾燥させる手段としては、6a部では、図
示しないヒーターで加温した空気により、6b部では、
遠赤外線ランプにより行ない、搬送されてくる被塗装材
2を乾燥させるものである。
【0037】第2の水平搬送部6は、例えば、第6のコ
ンベヤ61、第7のコンベヤ62、第8のコンベヤ63
から構成され、第1の垂直搬送部5から送り出されるパ
レット3を第6のコンベヤ61で受け、パレット3は、
第7のコンベヤ62、第8のコンベヤ63により搬送さ
れる。
【0038】第2の水平搬送部6によって搬送されたパ
レット3は、第2の垂直搬送部7により垂直方向へ、下
方に向かって間隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送さ
れる。
【0039】第2の垂直搬送部7の最上部においては、
パレット3を第2の水平搬送部6から、第2の垂直搬送
部7へ搬送する際、第1の垂直搬送部5の最上部と同様
なローラ(78、78’)の機構を備えている(図5に
おいては、爪、チェーン、モータ、第1の伝達部材、第
2の伝達部材等は、図2記載と同様であるから、番号を
省略する。)。
【0040】ローラ78、78’は、ローラ58、5
8’とは、その動作が異なる。
【0041】即ち、ローラ78、78’の回転により、
第8のコンベヤ63からパレット3を受取り、第2の垂
直搬送部7の最上部に導き、パレット3が所定の位置に
達すると、光電管(図示せず)がこれを検出し、ローラ
78、78’の回転を停止後、ローラ78、78’を下
降させて、パレット3を爪73、74に支持させ、ロー
ラ78、78’を後退させて、パレット3が垂直方向へ
下方に向かって搬送する間、その状態を保持する。
【0042】パレット3の移動が停止されると、ローラ
78、78’を前進させ、その後、上昇して、図5に示
すように、ローラ78、78’は、第8のコンベヤ63
から搬送されるパレット3を待機する。
【0043】一方、第2の垂直搬送部7によりパレット
3が垂直方向へ下方に向かって間隔を置いて複数枚間欠
的に搬送され、第2の垂直搬送部7の最下部に位置した
パレット3は、第1のコンベヤ41と同面となっている
ため、第1のコンベヤ41により第2の垂直搬送部7か
ら排出される。
【0044】なお、本実施例の塗装装置1では、塗装部
8を下方に設けたが、図6に示すように、塗装部8を上
方(例えば、建物の2階に塗装部8を設置する。)に設
けても良い。
【0045】即ち、塗装装置1は、被塗装材2を載置す
るパレット3と、このパレット3を載置して水平方向に
搬送する第1の水平搬送部4’と、この第1の水平搬送
部4’によって搬送されたパレット3を垂直方向へ下方
に向かって間隔を置いて複数枚搬送する第1の垂直搬送
部5’と、この第1の垂直搬送部5’によって搬送され
たパレット3を載置して前記水平方向と逆の水平方向へ
搬送する第2の水平搬送部6’と、この第2の水平搬送
部6’によって搬送されたパレット3を垂直方向へ上方
に向かって間隔を置いて複数枚搬送して第1の水平搬送
部4’に接続される第2の垂直搬送部7’と、第1の水
平搬送部4’の中途部に配置されると共に第1の水平搬
送部4’によってパレット3とパレット3とを当接した
状態で搬送されるパレット3上の被塗装材2を塗装する
塗装部8(塗装部8としては、例えば、塗装方法を選択
できるように、エアスプレー塗装機81、静電塗装機8
2である。)と、第2の水平搬送部6’に設けられた乾
燥部6a、6bとを設けても良い。
【0046】塗装装置1の動作は、前述の実施例と同様
であるから、省略する。
【0047】又、本実施例の塗装装置1では、パレット
3を使用したが、パレット3を使用せず、被塗装材2を
直接第1の水平搬送部4に搬送させても良い。
【0048】即ち、塗装装置1(図1において、パレッ
ト3を省略する。)は、被塗装材2を水平方向に搬送す
る第1の水平搬送部4と、この第1の水平搬送部4によ
って搬送された被塗装材2を垂直方向へ上方に向かって
搬送する第1の垂直搬送部5と、この第1の垂直搬送部
5によって搬送された被塗装材2を前記水平方向と逆の
水平方向へ搬送する第2の水平搬送部6と、この第2の
水平搬送部6によって搬送された被塗装材2を垂直方向
へ下方に向かって搬送して第1の水平搬送部4に接続さ
れる第2の垂直搬送部7と、第1の水平搬送部4の中途
部に被塗装材2を塗装する塗装部8と、該塗装部8が設
けられていない方の前記水平搬送部(第2の水平搬送部
6)に乾燥部6a、6bを配置している(塗装部8は、
第1の水平搬送部4か第2の水平搬送部6のいずれかの
中途部に設ければ良いが、塗装部8を第1の水平搬送部
4側に設けた場合、乾燥部6a,6bは、第2の水平搬
送部6側に設け、逆に、塗装部8を第2の水平搬送部6
側に設けた場合、乾燥部6a,6bは、第1の水平搬送
部4側に設ける。)。
【0049】塗装装置1の動作は、前述の実施例(図1
記載の塗装装置1)と同様であるから、省略する。
【0050】
【発明の効果】本発明の塗装装置にあっては、被塗装材
を載置するパレットと、このパレットを載置して水平方
向に搬送する第1の水平搬送部と、この第1の水平搬送
部によって搬送された前記パレットを垂直方向へ上方に
向かって間隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送する第
1の垂直搬送部と、この第1の垂直搬送部によって搬送
された前記パレットを載置して前記水平方向と逆の水平
方向へ搬送する第2の水平搬送部と、この第2の水平搬
送部によって搬送された前記パレットを垂直方向へ下方
に向かって間隔を置くと共に平行状態で複数枚搬送して
前記第1の水平搬送部に接続される第2の垂直搬送部
と、前記第1の水平搬送部の中途部に配置され前記パレ
ット上の前記被塗装材を塗装する塗装部と、前記第2の
水平搬送部に設けられた乾燥部とを設け、前記パレット
を前記第1の水平搬送部、前記第1の垂直搬送部、前記
第2の水平搬送部、前記第2の垂直搬送部により循環さ
る閉回路構成としたものであるから、空間の4面を利
用することができ、しかも、塗装装置内において、パレ
ットを第1の水平搬送部、第1の垂直搬送部、第2の水
平搬送部、第2の垂直搬送部により循環させる構成とし
たから、塗装装置自体のコンパクト化を図ることができ
る。
【0051】又、第1、第2の水平搬送部により搬送さ
れるパレットを第1の垂直搬送部及び第2の垂直搬送部
において、垂直方向へ上方(又は下方)に向かって間隔
を置いて複数枚平行状態で搬送するようにして、第1の
垂直搬送部及び第2の垂直搬送部の高さ方向を小さくす
ることができ、ひいては、塗装装置自体のコンパクト化
より図ることができ、しかも、パレット上に被塗装材
を載置し、パレットとパレットとを当接した状態で、塗
装部によりパレット上の被塗装材を塗装するため、塗料
がパレットで遮蔽され、パレットの下に位置する第1の
水平搬送部へ塗 料がかかるのを防止することができる。
【0052】又、本発明の塗装装置にあっては、第1の
水平搬送部の中途部に設けた塗装部により、パレット上
の被塗装材を塗装し、該パレットを第1の水平搬送部に
より水平方向に搬送し、該第1の水平搬送部によって搬
送されたパレットを第1の垂直搬送部により垂直方向へ
下方に向かって間隔を置いて複数枚搬送し、該第1の垂
直搬送部によって搬送されたパレットを第2の水平搬送
部により前記水平方向と逆の水平方向へ搬送しながらパ
レット上の被塗装材を乾燥させ、該第2の水平搬送部に
よって搬送されたパレットを第2の垂直搬送部により垂
直方向へ上方に向かって間隔を置いて複数枚搬送すると
共に第1の水平搬送部に接続して循環系を構成し、水平
方向のみならず垂直方向の空間を利用して設置スペース
をとらない塗装装置を得ることができる。
【0053】又、本発明の塗装装置にあっては(塗装部
を第1の水平搬送部の中途部に設けた場合)、第1の水
平搬送部の中途部に設けた塗装部により、第1の水平搬
送部上の被塗装材を塗装し、該被塗装材を第1の水平搬
送部により水平方向に搬送し、該第1の水平搬送部によ
って搬送された被塗装材を第1の垂直搬送部により垂直
方向へ上方に向かって間隔を置いて複数搬送し、該第1
の垂直搬送部によって搬送された被塗装材を第2の水平
搬送部により前記水平方向と逆の水平方向へ搬送し、該
第2の水平搬送部によって搬送された被塗装材を第2の
垂直搬送部により垂直方向へ下方に向かって間隔を置い
て複数搬送すると共に第1の水平搬送部に接続する循環
系を構成して、水平方向のみならず垂直方向の空間を利
用して設置スペースをとらない塗装装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の塗装装置を概略的に示す側
面図である。
【図2】図1のA−A線による概略的な断面図である。
【図3】図2の一部拡大断面図である。
【図4】図3のB−B線による概略的な断面図である。
【図5】図1のC−C線による概略的な断面図である。
【図6】本発明の他の実施例の塗装装置を概略的に示す
側面図である。
【符号の説明】
1 塗装装置 2 被塗装材 3 パレット 4 第1の水平搬送部 5 第1の垂直搬送部 6 第2の水平搬送部 7 第2の垂直搬送部 8 塗装部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装材を載置するパレットと、このパ
    レットを載置して水平方向に搬送する第1の水平搬送部
    と、この第1の水平搬送部によって搬送された前記パレ
    ットを垂直方向へ上方に向かって間隔を置くと共に平行
    状態で複数枚搬送する第1の垂直搬送部と、この第1の
    垂直搬送部によって搬送された前記パレットを載置して
    前記水平方向と逆の水平方向へ搬送する第2の水平搬送
    部と、この第2の水平搬送部によって搬送された前記パ
    レットを垂直方向へ下方に向かって間隔を置くと共に平
    行状態で複数校搬送して前記第1の水平搬送部に接続さ
    れる第2の垂直搬送部と、前記第1の水平搬送部の中途
    部に配置されると共に前記第1の水平搬送部によって前
    記パレットと前記パレットとを当接した状態で搬送され
    前記パレット上の前記被塗装材を塗装する塗装部と、
    前記第2の水平搬送部に設けられた乾燥部とを設け、前
    記パレットを前記第1の水平搬送部、前記第1の垂直搬
    送部、前記第2の水平搬送部、前記第2の垂直搬送部に
    より循環させる閉回路構成としたことを特徴とする塗装
    装置。
  2. 【請求項2】 被塗装材を載置するパレットと、このパ
    レットを載置して水平方向に搬送する第1の水平搬送部
    と、この第1の水平搬送部によって搬送された前記パレ
    ットを垂直方向へ下方に向かって間隔を置いて複数枚搬
    送する第1の垂直搬送部と、この第1の垂直搬送部によ
    って搬送された前記パレットを載置して前記水平方向と
    逆の水平方向へ搬送する第2の水平搬送部と、この第2
    の水平搬送部によって搬送された前記パレットを垂直方
    向へ上方に向かって間隔を置いて複数枚搬送して前記第
    1の水平搬送部に接続される第2の垂直搬送部と、前記
    第1の水平搬送部の中途部に配置されると共に前記第1
    の水平搬送部によって前記パレットと前記パレットとを
    当接した状態で搬送される前記パレット上の前記被塗装
    材を塗装する塗装部と、前記第2の水平搬送部に設けら
    れた乾燥部とを設けたことを特徴とする塗装装置。
  3. 【請求項3】 被塗装材を水平方向に搬送する第1の水
    平搬送部と、この第1の水平搬送部によって搬送された
    前記被塗装材を垂直方向へ上方に向かって搬送する第1
    の垂直搬送部と、この第1の垂直搬送部によって搬送さ
    れた前記被塗装材を前記水平方向と逆の水平方向へ搬送
    する第2の水平搬送部と、この第2の水平搬送部によっ
    て搬送された前記被塗装材を垂直方向へ下方に向かって
    搬送して前記第1の水平搬送部に接続される第2の垂直
    搬送部と、前記第1の水平搬送部か前記第2の水平搬送
    部のいずれかの中途部に設けられた前記被塗装材を塗装
    する塗装部と、該塗装部が設けられていない方の前記水
    平搬送部に乾燥部を配置したことを特徴とする塗装装
    置。
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