JP2690842B2 - 乾燥装置及び乾燥方法 - Google Patents

乾燥装置及び乾燥方法

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JP2690842B2
JP2690842B2 JP4298886A JP29888692A JP2690842B2 JP 2690842 B2 JP2690842 B2 JP 2690842B2 JP 4298886 A JP4298886 A JP 4298886A JP 29888692 A JP29888692 A JP 29888692A JP 2690842 B2 JP2690842 B2 JP 2690842B2
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田 千 秋 植
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株式会社丸仲鉄工所
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥装置及び乾燥方法
に係り、特に、装置のコンパクト化、長手形状の物品へ
の対応化を図った乾燥装置及び乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木材塗装における乾燥装置は、例
えば、リバースコータ、カーテンフローコータ等で塗装
された木材をガス、石油、電気、蒸気等を熱源とする熱
風乾燥炉内へ搬送し乾燥させている。
【0003】搬送速度を早くして生産性の向上を図る場
合には、乾燥炉の距離を長く取ねばならず、乾燥装置全
体が大きくなり、逆に、乾燥装置を小さくすると、乾燥
装置内の搬送速度を遅くしなければならず、生産性が低
下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したいずれの場合
においても、乾燥炉内で木材の塗料を乾燥させるために
は、一定時間、木材を乾燥炉内に入れておかねばなら
ず、搬送される木材の一連の流れは、水平な搬送面しか
利用されておらず、装置を設置するスペースが大きくな
るという問題点があった。
【0005】本発明は、前記した従来の問題点の改善を
図った乾燥装置及び乾燥方法を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の乾燥装置は、物品を乾燥室内へ搬送する第
1の搬送手段と、この第1の搬送手段を昇降させる第1
の昇降手段と、前記第1の搬送手段によって搬送された
前記物品の下方に待機するパレットと、このパレットを
受け入れる第1の爪と、この第1の爪が所定の間隔で設
けられ、受け入れた前記パレットを所定高さまで上昇さ
せる上昇手段と、この上昇手段によって上昇した前記パ
レットを前記第1の爪から外して受け入れて水平方向へ
移動させる第1の水平移動手段と、この第1の水平移動
手段によって移動した前記パレットを前記第1の水平移
動手段から受け入れる第2の爪と、この第2の爪が所定
の間隔で設けられ、受け入れた前記パレットを下降させ
る下降手段と、この下降手段によって下降した前記パレ
ット上の前記物品を搬送面で受け、前記乾燥室外へ排出
させる第2の搬送手段と、この第2の搬送手段を昇降さ
せる第2の昇降手段と、この第2の昇降手段によって下
降した前記パレットを前記第2の爪から外して搬送面で
受け、前記第1の水平移動手段の移動方向とは逆方向に
移動させて前記上昇手段の受入位置まで移動させる第2
の水平移動手段とを設け、前記パレット、前記上昇手
段、前記第1の水平移動手段、前記下降手段及び前記第
2の水平移動手段を前記乾燥室内に設けたものである。
【0007】又、上記乾燥装置のパレットは、パレット
は、所定間隔に隙間を形成したすのこ形状のものであ
り、物品は、長手形状のものであり、該物品の前記乾燥
室内への搬送方向と所定間隔に形成した隙間と交差し
て配置するものである。また、上記乾燥装置の上昇手段
は、パレットを挟んで上下方向に延びる一対の無端状の
第1のチェーン体を有し、第1の爪は、前記一対の第1
のチェーン体に等間隔でそれぞれ設けられ、前記パレッ
トを受け入れて保持するものであり、下降手段は、前記
パレットを挟んで上下方向に延びる一対の無端状の第2
のチェーン体を有し、第2の爪は、前記一対の第2のチ
ェーン体に等間隔でそれぞれ設けられ、前記パレットを
受け入れて保持するものである。
【0008】又、本発明の搬送方法は、乾燥室内を上
昇、水平、下降、水平と循環するパレットに第1の搬送
手段により搬送される物品を載せ、前記物品をパレット
を介して所定高さまで上昇手段に所定の間隔で設けられ
た第1の爪で受け入れて上昇させ、その後、前記パレッ
トを前記第1の爪から外して受け入れて第1の水平移動
手段で水平方向へ移動させ、その後、下降手段に所定の
間隔で設けられた第2の爪で前記パレットを受け入れて
下降させ、前記パレット上の前記物品のみ第2の搬送手
段により前記乾燥室外へ排出させると共に前記パレット
前記第2の爪から外して第2の水平移動手段で前記第
1の水平移動手段の移動とは逆方向に移動させて前記上
昇手段の受入位置まで移動させるものである。
【0009】又、上記乾燥方法のパレットは、所定間隔
に隙間を形成したすのこ形状のものであり、物品は、長
手形状のものであり、該物品の前記乾燥室内への搬送方
向と所定間隔に形成した隙間と交差して配置するもの
である。
【0010】
【作用】上記のように構成された乾燥装置および乾燥方
においては、第1の搬送手段により物品が乾燥室内へ
搬送され、パレットに載置される。
【0011】パレットを乾燥室内で循環させる上昇手
段、第1の水平移動手段、下降手段及び第2の水平移動
手段は、それぞれ別個に設けられている。
【0012】第1の爪および第2の爪によりパレットを
受け入れて、上昇あるいは下降をさせる。また、第1の
水平移動手段は、第1の爪からパレットを外して受け入
れて、水平移動させた後に、第2の爪に渡す。
【0013】このため、第1の爪の間隔および第2の爪
の間隔をそれぞれ任意な長さ、例えば被乾燥物品の大き
さ等を基にして設けることができる。よって、乾燥室内
の空間を有効に利用することが可能となる。
【0014】パレットは、隙間の間隔よりも長い物品で
あれば載せることができ、物品の大きさに関して幅広い
対応が可能となる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
と、図1乃至図11において、1は、乾燥装置で、乾燥装
置1は、物品2(例えば、塗装された長手形状の木材、
塗装された板材等)を受け入れる受入部3、物品2を乾
燥させる乾燥室4、乾燥室4で乾燥された物品2を排出
する排出部5とから概略構成されている(図1及び図2
参照)。
【0016】6は、ガス、石油、電気、蒸気等を熱源と
する熱風の流入口、7は、流出口である(図2参照)。
【0017】受入部3で受け入れられた物品2は、図5
に示すように、第1の搬送手段8により乾燥室4内へ搬
送される。第1の搬送手段8は、例えば、モーター9、
スプロケット10、チェーン11により、物品2に当接する
ローラ12を駆動させ、物品2を乾燥室4内へ搬送させる
ものである。
【0018】物品2が乾燥室4内へ搬送されるまで、後
述する上昇手段16は、停止しており、上昇手段16は、例
えば、間欠的に上昇させ物品2を徐々に乾燥させるもの
で、その制御は、図示しない光電管等の位置センサを使
って制御される。
【0019】従って、上記の場合、物品2を乾燥室4内
の所定位置に達したことを位置センサが検出すると、モ
ーター9は、停止すると共に上昇手段16が上昇を開始す
ることとなる。
【0020】第1の搬送手段8は、第1のベース13に取
り付けられ、第1のベース13は、第1の昇降手段14によ
り昇降する。図4は、第1の昇降手段14が下降した状
態、図5は、第1の昇降手段14が上昇した状態をそれぞ
れ示している。
【0021】15は、パレットで、図5に示すように、パ
レット15は、物品2の下方に待機し、又、後述する手段
により、図3に示すように、乾燥室4内を上昇A、水平
B、下降C、水平Dと循環し塗装される部分と隔離され
るため、パレット15は、汚れることなく、パレット15に
載置された物品2を乾燥室4内で乾燥させることができ
るものである。
【0022】16は、上昇手段で、パレット15を所定高さ
まで上昇Aさせるものであり、上昇手段16は、例えば、
図3に示すように、チェーン体17が左右に設けられ、こ
の一対のチェーン体17が乾燥室4の奥行方向(図2参
照)にも設けられている。
【0023】チェーン体17は、チェーン18、チェーン18
に設けた爪19、スプロケット20、20で構成され、図示し
ないモータによりスプロケット20を図示矢印方向に駆動
させ、爪19でパレット15を係止して上昇させるものであ
る。
【0024】上昇手段16と並設して下降手段16' が設け
られ、この下降手段16' は、後述する第1の水平移動手
段21によって移動したパレット15を受け入れて所定位置
まで下降させるものである。
【0025】下降手段16’は、上昇手段16と同様に、例
えば、図3に示すように、チェーン体17’が左右に設け
られ、この一対のチェーン体17’が乾燥室4の奥行方向
にも設けられている。
【0026】チェーン体17’は、チェーン18’、チェー
ン18’に設けた爪19’、スプロケット20’、20 ’で構成
され、図示しないモータによりスプロケット20’を図示
矢印方向に駆動させ、爪19’でパレット15を係止して下
降させるものである。
【0027】又、乾燥室4の上方には、上昇手段16によ
って上昇したパレット15を水平方向Bへ移動させる第1
の水平移動手段21が設けられている。
【0028】第2のベース22は、第1の水平移動搬送手
段23と接続され、図7に示すように、矢印方向に移動す
るものである。
【0029】又、第2のベース22の側方には、ラック23
とピニオン24により昇降する第3のベース25が設けられ
ている。
【0030】第3のベース25には、一端を軸支された爪
26が、又、この爪26を回動させるシリンダー27が設けら
れている。
【0031】上昇手段16で、パレット15を所定高さまで
上昇させると、これを図示しない位置センサーが検知
し、上昇手段16を停止させると共にラック23を回転させ
て第3のベース25を図7に示す位置まで下降させる(上
昇手段16で、パレット15を所定高さまで上昇させる前
に、第3のベース25を下降させた状態で、待機させても
良い。)。そして、シリンダー27のロッドを図示実線位
置まで動作させ、爪26を乾燥室4の奥行方向に設けられ
たスプロケットとスプロケットとの間に位置させ、上昇
位置のパレット15をクランプする。
【0032】クランプ後、ラック23を回転させて第3の
ベース25を上昇させ、スプロケット20にパレット15が接
触しないようにして、パレット15を水平方向Bへ移動さ
せ、後述する下降手段16' の所定位置に達すると、これ
を図示しない位置センサーが検知し、第1の水平移動手
段21の水平移動を停止させると共にラック23を回転させ
て第3のベース25を下降させる。その際、後述する下降
手段16' は、下降動作を停止してパレット15を受け取る
ように待機しているため、爪26で係止したパレット15
は、爪19’に当接する。
【0033】そして、シリンダー27のロッドを動作さ
せ、爪26を開くようにしてパレット15のクランプを解除
する。その後、第3のベース25を上昇させ、第1の水平
移動手段21により、第2のベース22を上昇手段16の上方
の所定位置に移動させ、次のパレット15をクランプする
ために、待機する。なお、パレット15が爪19’に当接
し、第2のベース22が所定位置を越えると、後述する下
降手段16' は、下降動作を開始し、下降動作が間欠的に
行なわれる。
【0034】又、乾燥室4の下方には、下降手段16' に
よって、下降したパレット15上の物品2を搬送面で受
け、乾燥室4外へ排出させる第2の搬送手段8’と、こ
の第2の搬送手段8’を昇降させる第2の昇降手段14’
と、この第2の昇降手段8’によって下降したパレット
15を搬送面で受け、第1の水平移動手段21の移動方向B
とは逆方向Dに移動させて上昇手段16の受入位置まで移
動させる第2の水平移動手段21’とが設けられている。
【0035】第2の搬送手段8’は、図8及び図9に示
すように、例えば、モーター(図示せず)、スプロケッ
ト(図示せず)、チェーン(図示せず)により、物品2
に当接するローラ12’を駆動させるもので、下降手段1
6' によって下降してくるパレット15を第2の搬送手段
8’は、図8に示す位置で待機している。
【0036】パレット15は、図11に示すように、所定間
隔に隙間を形成したすのこ形状のもので、又、下降手段
16' によって下降してくるパレット15の隙間に第2の搬
送手段8’のローラ12’を位置させているため、下降手
段16' によって下降したパレット15上の物品2は、図8
に示すように、第2の搬送手段8’のローラ12’(搬送
面)で受け、このローラ12’を動作させて、物品2のみ
を乾燥室4外へ排出させることができる。
【0037】その後、第2の昇降手段14’によりパレッ
ト15を下降させると、図9に示すように、パレット15
は、第2の水平移動手段21’の搬送面に当接する。
【0038】当接後、第2の水平移動手段21’により、
第1の水平移動手段21の移動方向Bとは逆方向Dに移動
させて上昇手段16の受入位置まで移動させる(図10参
照)。
【0039】なお、パレット15が図10に示される位置ま
で達すると、第1の昇降手段14を上昇させて(図6参
照)、パレット15を物品2の下方位置になるように待機
させ、ローラ12を駆動させ、物品2を乾燥室4内へ搬送
させるものである。
【0040】る。
【0041】上記のように構成された乾燥装置1におい
ては、第1の搬送手段8により物品2が乾燥室4内へ搬
送される(図5参照)。
【0042】即ち、第1の搬送手段8により物品2を乾
燥室4内へ搬送する際には、物品2の下方に待機したパ
レット15は、上昇手段16により上昇しており、物品2を
第1の搬送手段8により乾燥室4内へ搬送する。
【0043】物品2を所定量乾燥室4内へ搬送したこと
をセンサ(図示せず)が検知すると、上昇手段16が作動
し、上昇手段16の爪19でパレット15を持ち上げ、その
後、物品2をパレット15上に載置する(図6参照)。
【0044】物品2を載置したパレット15は、上昇手段
16により所定高さまで上昇し、その後、第1の水平移動
手段21により、水平方向へ移動する(図7参照)。
【0045】第1の水平移動手段21によって所定距離移
動したパレット15は、下降手段21’により下降し、パレ
ット15の物品2が第2の搬送手段21’の搬送面に当接す
る(図8参照)。
【0046】当接後、第2の搬送手段21’によりパレッ
ト15上の物品2のみが搬送され、該パレット15は、第2
の昇降手段14’によって、更に、下降し、第2の水平移
動手段21’の搬送面に当接する(図9参照)。
【0047】当接後、第2の水平移動手段21’によりパ
レット15は、第1の水平移動手段21の移動方向と逆方向
に移動して、上昇手段16の受入位置まで移動する(図10
参照)。
【0048】移動後、第1の昇降手段14が上昇し、図5
に示すように、物品2を乾燥室4内へ搬送し、搬送後
図6に示す状態となり、以後同様な動作を継続する。
【0049】なお、パレット15は、所定間隔に隙間を形
成したすのこ形状のものであり、物品2は、長手形状の
ものであれば、物品2を所定間隔に形成した隙間と交差
して配置することにより、長手形状の物品2に大小の変
化があっても、パレット2を交換せず、物品2を乾燥さ
せることができる。
【0050】又、本実施例では、乾燥室を熱風乾燥とし
て説明したが、本発明にあっては、これに限定されるこ
となく、赤外線乾燥、紫外線乾燥にも適用できることは
勿論のことである。
【0051】又、本実施例では、上昇手段16と下降手段
16’を並設し、受入部3、排出部5を同じ側に設けた
が、本発明にあっては、これに限らず、例えば、排出部
5を後方に設けても良く、又、上昇手段16の後方に下降
手段16’を設け、受入部3と反対側に排出部5を設け、
乾燥装置の設置場所により種々変形させても良い。
【0052】
【発明の効果】本発明の乾燥装置は、物品を乾燥室内へ
搬送する第1の搬送手段と、この第1の搬送手段を昇降
させる第1の昇降手段と、前記第1の搬送手段によって
搬送された前記物品の下方に待機するパレットと、この
パレットを受け入れる第1の爪と、この第1の爪が所定
の間隔で設けられ、受け入れた前記パレットを所定高さ
まで上昇させる上昇手段と、この上昇手段によって上昇
した前記パレットを前記第1の爪から外して受け入れて
水平方向へ移動させる第1の水平移動手段と、この第1
の水平移動手段によって移動した前記パレットを前記第
1の水平移動手段から受け入れる第2の爪と、この第2
の爪が所定の間隔で設けられ、受け入れた前記パレット
下降させる下降手段と、この下降手段によって下降し
た前記パレット上の前記物品を搬送面で受け、前記乾燥
室外へ排出させる第2の搬送手段と、この第2の搬送手
段を昇降させる第2の昇降手段と、この第2の昇降手段
によって下降した前記パレットを前記第2の爪から外し
搬送面で受け、前記第1の水平移動手段の移動方向と
は逆方向に移動させて前記上昇手段の受入位置まで移動
させる第2の水平移動手段とを設け、前記パレット、前
記上昇手段、前記第1の水平移動手段、前記下降手段及
び前記第2の水平移動手段を前記乾燥室内に設けたもの
であるから、従来のように、装置を設置するスペースを
大きくしないで、第1の爪及び第2の爪のそれぞれの間
隔を適宜設定して、物品を載置したより多くのパレット
を上昇、水平、下降、水平と循環させて、乾燥室内の空
間を有効利用できる。また、乾燥室内の移動距離を取
り、搬送速度を上げて生産性の向上を図ることができ
る。
【0053】又、上記乾燥装置のパレットは、所定間隔
に隙間を形成したすのこ形状のものであり、物品は、長
手形状のものであり、該物品の前記乾燥室内への搬送方
向と所定間隔に形成した隙間と交差して配置するか
ら、長手形状の物品に大小の変化があっても、パレット
を交換せずに該物品を乾燥させることができる。又、上
昇手段は、パレットを挟んで上下方向に延びる一対の無
端状の第1のチェーン体を有し、第1の爪は、前記一対
の第1のチェーン体に等間隔でそれぞれ設けられ、前記
パレットを受け入れて保持するものであり、下降手段
は、前記パレットを挟んで上下方向に延びる一対の無端
状の第2のチェーン体を有し、第2の爪は、前記一対の
第2のチェーン体に等間隔でそれぞれ設けられ、前記パ
レットを受け入れて保持するものであるから、上記効果
が簡易な構成で奏することができ、コストの上昇を抑え
ることができる。
【0054】又、本発明の乾燥方法は、乾燥室内を上
昇、水平、下降、水平と循環するパレットに第1の搬送
手段により搬送される物品を載せ、前記物品をパレット
を介して所定高さまで上昇手段に所定の間隔で設けられ
た第1の爪で受け入れて上昇させ、その後、前記パレッ
トを前記第1の爪から外して受け入れて第1の水平移動
手段で水平方向へ移動させ、その後、下降手段に所定の
間隔で設けられた第2の爪で前記パレットを受け入れて
下降させ、前記パレット上の前記物品のみ第2の搬送手
段により前記乾燥室外へ排出させると共に前記パレット
前記第2の爪から外して第2の水平移動手段で前記第
1の水平移動手段の移動とは逆方向に移動させて前記上
昇手段の受入位置まで移動させるものであるから、従来
のように、装置を設置するスペースを大きくしないで、
第1の爪及び第2の爪のそれぞれの間隔を適宜設定し
て、物品を載置したより多くのパレットを上昇、水平、
下降、水平と循環させて、乾燥室内の空間を有効利用で
きる。また、乾燥室内の移動距離を取り、搬送速度を上
げて生産性の向上を図ることができる。
【0055】上記乾燥方法のパレットは、所定間隔に隙
間を形成したすのこ形状のものであり、物品は、長手形
状のものであり、該物品の前記乾燥室内への搬送方向と
所定間隔に形成した隙間と交差して配置するから、長
手形状の物品に大小の変化があっても、パレットを交換
せず該物品を乾燥させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の乾燥装置の概略的平面図で
ある。
【図2】図1記載の乾燥装置のY−Y線による概略的断
面図である。
【図3】図1記載の乾燥装置の概略的正面図である。
【図4】パレットが乾燥装置の上昇手段へ搬送された状
態を示す説明図である。
【図5】第1の昇降手段が上昇し、物品を受け入れる状
態を示す概略的断面図である。
【図6】上昇手段によりパレットが上昇する状態を示す
説明図である。
【図7】第1の水平移動手段による動作を説明する説明
図である。
【図8】下降手段によりパレットが下降し、物品が第2
の搬送手段の搬送面に当接した状態を示す説明図であ
る。
【図9】パレットが第2の水平移動手段の搬送面に当接
した状態を示す説明図である。
【図10】パレットが第2の水平移動手段により上昇手
段へ搬送された状態を示す説明図である。
【図11】物品が載置されたパレットの概略的斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 乾燥装置 2 物品 4 乾燥室 8 第1の搬送手段 8’第2の搬送手段 14’第2の昇降手段 15 パレット 16 上昇手段 16’下降手段 21 第1の水平移動手段 21’第2の水平移動手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を乾燥室内へ搬送する第1の搬送手
    段と、この第1の搬送手段を昇降させる第1の昇降手段
    と、前記第1の搬送手段によって搬送された前記物品の
    下方に待機するパレットと、このパレットを受け入れる
    第1の爪と、この第1の爪が所定の間隔で設けられ、受
    け入れた前記パレットを所定高さまで上昇させる上昇手
    段と、この上昇手段によって上昇した前記パレットを
    記第1の爪から外して受け入れて水平方向へ移動させる
    第1の水平移動手段と、この第1の水平移動手段によっ
    て移動した前記パレットを前記第1の水平移動手段から
    受け入れる第2の爪と、この第2の爪が所定の間隔で設
    けられ、受け入れた前記パレットを下降させる下降手段
    と、この下降手段によって下降した前記パレット上の前
    記物品を搬送面で受け、前記乾燥室外へ排出させる第2
    の搬送手段と、この第2の搬送手段を昇降させる第2の
    昇降手段と、この第2の昇降手段によって下降した前記
    パレットを前記第2の爪から外して搬送面で受け、前記
    第1の水平移動手段の移動方向とは逆方向に移動させて
    前記上昇手段の受入位置まで移動させる第2の水平移動
    手段とを設け、前記パレット、前記上昇手段、前記第1
    の水平移動手段、前記下降手段及び前記第2の水平移動
    手段を前記乾燥室内に設けたことを特徴とする乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 パレットは、所定間隔に隙間を形成した
    すのこ形状のものであり、物品は、長手形状のものであ
    り、該物品の前記乾燥室内への搬送方向と所定間隔に形
    成した隙間と交差して配置することを特徴とする請求
    項1記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 乾燥室内を上昇、水平、下降、水平と循
    環するパレットに第1の搬送手段により搬送される物品
    を載せ、前記物品をパレットを介して所定高さまで上昇
    手段に所定の間隔で設けられた第1の爪で受け入れて
    昇させ、その後、前記パレットを前記第1の爪から外し
    て受け入れて第1の水平移動手段で水平方向へ移動さ
    せ、その後、下降手段に所定の間隔で設けられた第2の
    爪で前記パレットを受け入れて下降させ、前記パレット
    上の前記物品のみ第2の搬送手段により前記乾燥室外へ
    排出させると共に前記パレットを前記第2の爪から外し
    て第2の水平移動手段で前記第1の水平移動手段の移動
    とは逆方向に移動させて前記上昇手段の受入位置まで移
    動させることを特徴とする乾燥方法。
  4. 【請求項4】 パレットは、所定間隔に隙間を形成した
    すのこ形状のものであり、物品は、長手形状のものであ
    り、該物品の前記乾燥室内への搬送方向と所定間隔に形
    成した隙間と交差して配置することを特徴とする請求
    項3記載の乾燥方法。
  5. 【請求項5】 上昇手段は、パレットを挟んで上下方向
    に延びる一対の無端状の第1のチェーン体を有し、第1
    の爪は、前記一対の第1のチェーン体に等間隔でそれぞ
    れ設けられ、前記パレットを受け入れて保持するもので
    あり、 下降手段は、前記パレットを挟んで上下方向に延びる一
    対の無端状の第2のチェーン体を有し、第2の爪は、前
    記一対の第2のチェーン体に等間隔でそれぞれ設けら
    れ、前記パレットを受け入れて保持するものであること
    を特徴とする請求項1記載の乾燥装置。
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