JP2003263953A - プラズマディスプレイパネルの厚膜ペースト乾燥方法およびその厚膜ペースト乾燥装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの厚膜ペースト乾燥方法およびその厚膜ペースト乾燥装置

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JP2003263953A
JP2003263953A JP2002066572A JP2002066572A JP2003263953A JP 2003263953 A JP2003263953 A JP 2003263953A JP 2002066572 A JP2002066572 A JP 2002066572A JP 2002066572 A JP2002066572 A JP 2002066572A JP 2003263953 A JP2003263953 A JP 2003263953A
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Yoshiaki Yamakawa
義昭 山川
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ワークの乾燥後ペースト表面にすじや、クラッ
クを発生させずに、ワーク全体を効率よく所定の温度プ
ロファイルで乾燥できるようにする。 【解決手段】200℃以上の沸点をもつ有機溶剤を主溶
媒としたPDP隔壁用ガラスペーストを所定厚さに塗布
したプラズマディスプレイパネルのワーク15を、コン
ベア搬送式多段乾燥装置13により約160℃に高温乾
燥するプラズマディスプレイパネルのペースト乾燥方法
において、前記ワーク15を高温乾燥する前に、室温か
ら所定温度に保持して予備昇温することを特徴とする。
この予備昇温装置12は、約80℃に予備昇温され保管
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルのペースト乾燥方法およびその乾燥装置に関
し、特に安定した製造が出来るペースト乾燥方法および
その乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマディスプレイパネル(P
DP)の製造工程として、厚膜ペーストの塗布されたパ
ネルとしてのワークを連続して乾燥する装置が必要であ
る。このPDPのワークとしては、テルピネオール、ブ
チルカルビトールアセテート等の200℃以上の沸点を
もつ有機溶剤を主溶媒とし、溶媒の比率が20wt%以
上であるPDP隔壁用ガラスペーストを200〜400
μmの厚膜に塗布したパネルである。
【0003】このような乾燥装置の従来例1として、図
3の模式的側面図に示す様なコンベア搬送式多段乾燥装
置がある。この乾燥装置は、厚膜ペーストの塗布された
乾燥すべきワーク15を搬送する乾燥前搬送コンベア1
1と、ワーク15を所定乾燥温度プロファイルに従って
乾燥させるコンベア搬送式多段乾燥装置13aと、この
多段乾燥装置13aからワーク15を取出し搬送する乾
燥後搬送コンベア14とからなり、ワーク15がその移
送方向17に搬送される。
【0004】このコンベア搬送式多段乾燥装置13a
は、複数の乾燥段を有し、各段の温度を変化させ乾燥温
度プロファイルを形成しており、複数の温度の異なる乾
燥段を低温(室温)側から高温(160℃程度)側へ、
同一コンベア速度で連続して流すことにより、乾燥を完
了させている。
【0005】また、この他に省スペースの乾燥装置とし
ては、ワークとして回路基板を乾燥させる縦型の乾燥装
置が、特開平7―141041号公報(従来例2)など
に示されており、これを、図4の概略斜視図に示す。
【0006】図において、基台21の上には、一対の対
向する上昇無端ベルト22と、この上昇無端ベルト22
と同軸で、逆回転する一対の対向する下降無端ベルト2
3とが、支持装置24により固定されている。例えば、
チェ―ンからなる上昇および下降無蟻ベルト22,23
ハ、上下のスプロケット歯車25によって支持され、ま
た、上昇およぴ下降無端べルト22,23、スプロケッ
ト歯車25によって駆動され、ワーク15の両端を支持
できるワーク支持部27を傭えている。ワーク支持部2
7は、上昇および下降無端ベルト22,23から水平に
延びてワーク15の両端を支持する多数のL字型支持板
から構成される。また、上昇および下降無端ベルト2
2,23は、駆動装置28により駆動され、図示されて
いないピッチセンサにより所望の定速度に制御される。
【0007】乾燥すべきワーク15の一端は、挿入プッ
シャ―29により押圧きれ、一対の対向する上昇無端べ
ルト22のワーク支持部27の上に載置される。また、
移送プッシャ―30は、ワーク支持部27に支持されて
いるワーク15を一対の対向する下降無端べルト23に
移送するために、ワーク15の一端を押圧する。この下
降無端ベルト23からワーク15を取り出す場合には、
取り出しプッシャ―がワーク15の一端を押圧して、そ
の下降無端べルト23から外部に送り出す。挿入プッシ
ャ―駆動装置32は、その回転運動を図示されていない
歯車機構により直線運動に変えて挿入プッシャ―22を
駆動する。
【0008】また、挿入プッシャ―駆動装置32は、リ
ニアモータやその他の空気圧あるいは油圧等を用いるシ
リンダ―で行うことも可能である。これら一対の対向す
る上昇および下降無端ベルト22,23、基台21上で
断熱カバ―33が施され、その中に熱風発生概24から
ホ―ス35を通して熱風が送り込まれる。
【0009】このような構成のワーク乾燥装置におい
て、ワーク15が図示されていない供給装置から基台2
1の挿入プッシャ―29上に供給され、挿入プッシャー
29は、図示されていないセンサによりワーク15を検
出して挿入プァシャ―駆動装置32を駆動する。この挿
入プァシャ―駆動装置32が、ワーク15がの一端を押
圧すると、ワーク15の両端は一対の上昇無端ベルト2
2から対向して突き出ているワーク支持部27に支持き
れる。
【0010】そしてワーク15は、上方に移送されると
共に、次々と同様な動作によりワーク15が上昇無端ベ
ルト22に送り込まれ、ワーク15が上昇無端ベルト2
2の上部に達すると、移送プッシャ―30の押圧動作に
よりワーク15が、下降無端ベルト23のワーク支持部
27に乗り移る。そして、ワーク15は、一対の対向す
る下降無端ベルト23により下陣し、下端部に達した際
に、取出しプッシャ―31が動作して外部に取り出され
る。ワーク15は、挿入プッシヤ―29により上昇無端
べルト22に送り込まれてから取り出しプッシャ―によ
り取り出される間に熱風発生機34からの熱風により乾
燥される。
【0011】このような縦型にした乾燥装置では、床面
積が少なくなると共に、床面積に関係なく、乾燥炉の長
さをとることができ、また、ワークを直列的に移送する
ことができるので、ワークの供給および取り出し装置が
簡単にできる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1の乾
燥方法では、以下の欠点がある。すなわち、横型の乾燥
装置は、水平に配置された連続した乾燥段の連なりを同
一コンベア速度で連続して流しており、特定の段のみコ
ンベア速度を変えることができないので、配置スベース
が必要となってしまう。また、乾燥段では所定温度プロ
ファイルとなるよう高温(160℃)にワークが設定さ
れるが、その高温になる前の予備昇温が十分ないので、
ワークの乾燥後ペースト表面にすじや、クラック等の乾
燥不具合が生ずる問題がある。また、乾燥装置が連続し
た乾燥段の連なりからなるので、ワークの保持数は炉長
により決まり、ワークの保持数の増減ができないという
問題もあった。
【0013】また、従来例2の場合は、一括して多数の
ワーク全体を所定温度に設定することができるが、所定
温度プロファイルに設定することは困難である。
【0014】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
ワーク全体を効率よく所定の温度プロファイルに設定で
きるようにしたプラズマディスプレイパネルのペースト
乾燥方法およびその乾燥装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、200
℃以上の沸点をもつ有機溶剤を主溶媒としたPDP隔壁
用ガラスペーストを所定厚さに塗布したプラズマディス
プレイパネルのワークを、コンベア搬送式多段乾燥装置
により高温乾燥するプラズマディスプレイパネルのペー
スト乾燥方法において、前記ワークを高温乾燥する前
に、室温より高く前記高温より低い所定温度に保持して
予備昇温することを特徴とする。
【0016】本発明において、ワークは、そのガラスペ
ーストが溶媒の比率が20wt%以上のもので、その膜
厚が200〜400μmの厚膜に塗布され、高温160
±5℃で乾燥する時、ワークの予備昇温の所定温度が、
80±5℃であることができる。
【0017】本発明の他の構成は、200℃以上の沸点
をもつ有機溶剤を主溶媒としたPDP隔壁用ガラスペー
ストを所定厚さに塗布したプラズマディスプレイパネル
のワークを、コンベア搬送式多段乾燥装置により高温乾
燥するワーク乾燥装置において、前記多段乾燥装置の前
段に、複数のワークを室温より高く前記高温より低い所
定温度に保持して予備昇温する予備昇温装置を備えるこ
とを特徴とする。
【0018】本発明において、ワークは、そのガラスペ
ーストが溶媒の比率が20wt%以上のもので、その膜
厚が200〜400μmの厚膜に塗布され、高温160
±5℃で乾燥する時、ワークの予備昇温装置の所定温度
が、80±5℃であることができ、また、ワークの予備
昇温装置は、複数のワークが積重ねられて縦型のベルト
上を循環する構造を有し、この縦型枚葉構造から前記ワ
ークが順次横型のコンベア搬送式多段乾燥装置に移送さ
れる移送手段を備えることができる。
【0019】さらに、コンベア搬送式多段乾燥装置が、
ワークを搬送しながら予備昇温以上の一定温度に昇温し
て所定時間保持可能な長さを持つ第1段と、前記ワーク
を所定高温まで昇温させる第2段とを有することができ
る。
【0020】また、本発明において、予備昇温装置の加
熱手段として、ホットプレート型テーブルによるもの、
装置内温風循環のよるもの、または赤外線ランプヒータ
によるものを用いることができ、さらに、予備昇温装置
内のワーク搬送テーブルのサイズは、ワークのサイズの
倍数とすることができる。
【0021】本発明の構成によれば、乾燥装置の初段を
予備昇温できるようにしたため、ワークの乾燥後に、ペ
ースト表面にすじや、クラック等の乾燥不具合を生ずる
ことがなく、品質の良好なワークが得られると共に、縦
型枚葉構造としたので、少スペース化することが出来、
また、縦型枚葉構造とすることにより、複数のワークを
同時に昇温出来、さらに、複数のワークを任意の時間保
持できるので、製造工程のサイクルタイムの調整機能が
あるという特徴がある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面により詳細に説
明する。図1は本発明の一実施形態の厚膜ペースト乾燥
装置の模式的側面図、図2はその厚膜ペースト乾燥装置
の温度プロファイルの一例を示す特性図である。本実施
形態も、従来例と同様のワーク15が用いられる。すな
わち、ワーク15は、テルピネオール、ブチルカルビト
ールアセテート等の200℃以上の沸点をもつ有機溶剤
を主溶媒とし、溶媒の比率が20wt%以上であるPD
P隔壁用ガラスペーストを200〜400μmの厚膜に
塗布したものである。
【0023】本実施形態は、図1のように、従来例に対
して予備昇温装置12が付加されたことを特徴とする。
すなわち、ワーク15はPDPガラス基板上に厚膜ペー
ストが塗布されたものであるが、前工程装置と乾燥装置
との間で、ワーク15を搬送する乾燥前搬送コンベア1
1と;80±5℃に加熱されたホットプレートワーク搬
送テーブル17上で、任意の時間、複数のワークを保管
することの可能な、縦型枚葉の予備昇温装置12と;ワ
ーク15を搬送しながら90±5℃まで昇温し、かつ9
0±5℃で15分以上保持可能な長さを持つ第1段と、
その後ワークを160±5℃まで昇温する第2段とを有
するコンベア搬送式多段乾燥装置13と;乾燥装置と後
工程装置との間を搬送する乾燥後搬送コンベア14とか
ら構成されている。なお、矢印17はワーク15が移動
する移動方向を示し、ワーク搬送テーブル16はワーク
を80±5℃まで昇温するためのホットプレート機能を
有するものである。
【0024】図2において、予備昇温装置12によるワ
ーク15の温度は、任意の時間、ホットプレートワーク
搬送テーブル17上で80±5℃に加熱され、コンベア
搬送式多段乾燥装置13は、初段炉で、ワーク15を搬
送しながら90±5℃まで昇温して15分以上保持し、
第2段炉で、ワーク15を搬送しながら160±5℃ま
で昇温することを示している。
【0025】本実施形態の動作は、図1において、乾燥
前搬送コンベア11が、前工程で形成された厚膜ペース
ト塗布済みガラス基板のワーク15をローラーコンベア
にて予備昇温装置12に搬送する。ここで、図2の温度
特性に示すように、ホットプレート型ワーク搬送テーブ
ル16により、ワーク15を常温から80±5℃に昇温
する。
【0026】この予備昇温装置12は、例えば、従来例
2のような縦型枚葉構造となっており、縦型に循環する
コンベア上にワーク搬送テーブル16をのせ、この上に
ワーク15が細緻される。この縦型の予備昇温装置12
から横型のコンベア搬送式多段乾燥装置13に、ワーク
15を転載する時には、間欠的に両方のコンベアに移
動、停止を繰返えすようにして、コンベアの停止の際
に、プッシャーによってワーク15を一方のコンベアか
ら他方のコンベアの移動させればよい。なお、この予備
昇温装置12は、ワーク搬送テーブルの数だけワークを
保持でき、ストッカ機能を有する。
【0027】さらに、コンベア搬送式多段乾燥装置13
の初段炉で、図2のように、ワーク15を搬送しながら
90±5℃まで昇温する。この時、乾燥炉の長さは、所
定コンベア速度で90±5℃で15分以上保持すること
が可能な長さとする。引き続き、第2段炉でワーク15
を搬送しながら160±5℃まで昇温し、乾燥を完了さ
せる。この時乾燥炉長さは、所定コンベア速度で160
℃±5℃まで昇温することが可能な長さとする。そし
て、乾燥後搬送コンベア14により後工程装置へワーク
15を搬送する。
【0028】従来の考え方では、この昇温段の温度プロ
ファイルが、乾燥後ペースト表面にすじや、クラックを
発生させる要因とされていたが、昇温段の種々の温度プ
ロファイルを評価した結果、無関係であることが分った
ため、微妙な昇温プロファイル形成が実施しにくい縦型
枚葉の昇温装置を用いてもよいことになり、縦型枚葉の
予備昇温装置12の適用が可能となった。
【0029】また、本実施形態では、ワーク15とし
て、200℃以上の沸点をもつ有機溶剤を主溶媒とし、
溶媒の比率が20wt%以上であるPDP隔壁用ガラス
ペーストを200〜400μmの厚膜に塗布したPDP
を用いている。従って、このワーク15を80±5℃の
予備昇温状態で、任意の時間(長時間)保持しても、ワ
ーク15の乾燥後ペースト表面にすじや、クラックを発
生させることがなく、保管できることが判明したことに
基いている。
【0030】従って、このワーク15を乾燥する場合
に、温度を均一に維持でき、多数のワークを保持できる
縦型の予備昇温装置12を用いて、ワーク搬送テーブル
のワーク数と同数のワークを保持すれば、ワークの製造
工程をスムーズに運用でき、製造サイクルタイムの調整
も可能となる。
【0031】なお、本実施形態では、予備昇温装置12
でのワーク15の昇温を、ホットプレート昇温方式とし
たが、この他に装置内温風循環方式や、赤外線ランプヒ
ーター方式でも対応可能てあり、また、予備昇温装置1
2のワーク搬送テーブル17のサイズを、ワーク15の
サイズの倍数にすることにより、ワーク15の保持数の
増加が可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、従来のコンベア搬送乾燥装置の昇温段を縦型枚葉の
予備昇温装置とすることにより、乾燥後ペースト表面に
すじや、クラックを発生させずに、ワークの品質を維持
しながら、単位ワーク数当りの装置の設置面積の低減が
可能となり、省スペース化を可能とした効果がある。
【0033】また、従来のコンベア搬送乾燥装置の昇温
段を縦型昇温・枚葉装置とすることにより、ワーク搬送
テーブル数と同数のワークを保持可能となり、ワーク搬
送テーブルを増すことにより、保持数の増加が可能とな
り、また、保持時間を任意に調整することにより、前後
の製造装置との製造サイクルタイムの調整が可能となる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を説明するペースト乾
燥装置の模式的側面図。
【図2】図1の動作状態を説明する温度プロファイルを
示す特性図。
【図3】従来例1のペースト乾燥装置の模式的側面図。
【図4】従来例2の縦型乾燥装置の模式的斜視図。
【符号の説明】
11 乾燥前搬送コンベア 12 予備昇温装置 13,13a コンベア搬送式多段乾燥装置 14 乾燥後搬送コンベア 15 ワーク 16 ワーク搬送テーブル 17 (ワーク)移送方向 21 基台 22,23 無端ベルト 24 支持装置 25 スプロケット歯車 27 ワーク支持部 28 駆動装置 29 挿入プッシャー 30 移送プッシャー 33 断熱カバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 200℃以上の沸点をもつ有機溶剤を主
    溶媒としたPDP隔壁用ガラスペーストを所定厚さに塗
    布したプラズマディスプレイパネルのワークを、コンベ
    ア搬送式多段乾燥装置により高温乾燥するプラズマディ
    スプレイパネルの厚膜ペースト乾燥方法において、前記
    ワークを高温乾燥する前に、室温より高く前記高温より
    低い所定温度に保持して予備昇温することを特徴とする
    プラズマディスプレイパネルの厚膜ペースト乾燥方法。
  2. 【請求項2】 ワークは、そのガラスペーストが溶媒の
    比率が20wt%以上のもので、その膜厚が200〜4
    00μmの厚膜に塗布され、高温160±5℃で乾燥す
    る時、ワークの予備昇温の所定温度を、80±5℃に保
    持する請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの厚
    膜ペースト乾燥方法。
  3. 【請求項3】 200℃以上の沸点をもつ有機溶剤を主
    溶媒としたPDP隔壁用ガラスペーストを所定厚さに塗
    布したプラズマディスプレイパネルのワークを、コンベ
    ア搬送式多段乾燥装置におい高温乾燥するペースト乾燥
    装置において、前記多段乾燥装置の前段に、複数のワー
    クを室温より高く前記高温より低い所定温度に保持して
    予備昇温する予備昇温装置を備えることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネルの厚膜ペースト乾燥装置。
  4. 【請求項4】 ワークは、そのガラスペーストが溶媒の
    比率が20wt%以上のもので、その膜厚が200〜4
    00μmの厚膜に塗布され、高温160±5℃で乾燥す
    る時、ワークの予備昇温装置の所定温度が、80±5℃
    である請求項3記載のプラズマディスプレイパネルの厚
    膜ペースト乾燥装置。
  5. 【請求項5】 ワークの予備昇温装置は、複数のワーク
    が積重ねられて縦型のコンベア上を循環する構造を有
    し、この縦型枚葉構造から前記ワークが順次横型のコン
    ベア搬送式多段乾燥装置に移送される移送手段を備えた
    請求項3または4記載のプラズマディスプレイパネルの
    厚膜ペースト乾燥装置。
  6. 【請求項6】 予備昇温装置の加熱手段として、ホット
    プレート型テーブルによるもの、装置内温風循環のよる
    もの、または赤外線ランプヒータによるものを用いる請
    求項3,4または5記載のプラズマディスプレイパネル
    の厚膜ペースト乾燥装置。
  7. 【請求項7】 予備昇温装置内のワーク搬送テーブルの
    サイズは、ワークのサイズの倍数とする請求項3,4,
    5または6記載のプラズマディスプレイパネルの厚膜ペ
    ースト乾燥装置。
  8. 【請求項8】 コンベア搬送式多段乾燥装置が、ワーク
    を搬送しながら予備昇温以上の一定温度に昇温して所定
    時間保持可能な長さを持つ第1段と、前記ワークを所定
    高温まで昇温させる第2段とを有する請求項3乃至7の
    うちの1項に記載のプラズマディスプレイパネルの厚膜
    ペースト乾燥装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100873312B1 (ko) 2008-06-13 2008-12-12 주식회사 에이디피엔지니어링 형광램프 이송장치 및 형광램프 제조장치, 형광램프이송방법
CN105195447A (zh) * 2015-10-14 2015-12-30 陈水波 印版清洗装置
CN107014185A (zh) * 2017-06-01 2017-08-04 江苏永益环保科技有限公司 一种地轨式烘房结构
KR101922586B1 (ko) 2017-10-25 2018-11-28 한국생산기술연구원 적층형 건조기에 구비되는 상하 이송장치 및 이를 이용한 이송방법

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