JP2003014375A - 被焼成板の連続式焼成炉装置 - Google Patents
被焼成板の連続式焼成炉装置Info
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- JP2003014375A JP2003014375A JP2001196312A JP2001196312A JP2003014375A JP 2003014375 A JP2003014375 A JP 2003014375A JP 2001196312 A JP2001196312 A JP 2001196312A JP 2001196312 A JP2001196312 A JP 2001196312A JP 2003014375 A JP2003014375 A JP 2003014375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被焼成板1に対する予備加熱室3、高温加熱
室4及び冷却室5と、前記被焼成板1を前記予備加熱
室、高温加熱室及び冷却室を通過するように移送する搬
送手段2とを備えた焼成炉装置において、前記高温加熱
室4における水平方向の長さ寸法を短くして、設置床面
積の縮小と、設備費の低減とを図る。 【解決手段】 前記被焼成板1を、前記予備加熱室3及
び前記冷却室5の部分は、略水平の姿勢で移送する一
方、前記高温加熱室内の部分は、上昇又は下降するよう
に移送する。
室4及び冷却室5と、前記被焼成板1を前記予備加熱
室、高温加熱室及び冷却室を通過するように移送する搬
送手段2とを備えた焼成炉装置において、前記高温加熱
室4における水平方向の長さ寸法を短くして、設置床面
積の縮小と、設備費の低減とを図る。 【解決手段】 前記被焼成板1を、前記予備加熱室3及
び前記冷却室5の部分は、略水平の姿勢で移送する一
方、前記高温加熱室内の部分は、上昇又は下降するよう
に移送する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックグリー
ンシートを高い温度で焼成することによってセラミック
基板にするとか、或いは、前記セラミック基板の表面に
材料ペーストを塗布したのち高い温度で焼成することに
よって金属膜又は保護膜等を形成するような場合におい
て、前記セラミックグリーンシート又はセラミック基板
等の被焼成板に対する高温での焼成を連続的に行うよう
にした焼成炉装置に関するものである。
ンシートを高い温度で焼成することによってセラミック
基板にするとか、或いは、前記セラミック基板の表面に
材料ペーストを塗布したのち高い温度で焼成することに
よって金属膜又は保護膜等を形成するような場合におい
て、前記セラミックグリーンシート又はセラミック基板
等の被焼成板に対する高温での焼成を連続的に行うよう
にした焼成炉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、セラミック基板の表面に対して
金属膜等を形成する場合における焼成工程には、前記セ
ラミック基板の表面にスクリーン印刷等にて塗布した材
料ペーストを乾燥することのために予備加熱する工程
と、所定の高い温度(例えば、約800〜900℃)に
加熱した状態を比較的長い時間(例えば、10〜20
分)にわたって維持するという高温加熱工程と、この高
温加熱工程した後において温度を常温まで徐々に下げる
という冷却工程とを含んでいる。
金属膜等を形成する場合における焼成工程には、前記セ
ラミック基板の表面にスクリーン印刷等にて塗布した材
料ペーストを乾燥することのために予備加熱する工程
と、所定の高い温度(例えば、約800〜900℃)に
加熱した状態を比較的長い時間(例えば、10〜20
分)にわたって維持するという高温加熱工程と、この高
温加熱工程した後において温度を常温まで徐々に下げる
という冷却工程とを含んでいる。
【0003】従来、この焼成を連続的に行う焼成炉装置
は、図1に示すように構成している。
は、図1に示すように構成している。
【0004】すなわち、表面に材料ペーストをスクリー
ン印刷等にて塗布したセラミック基板等の被焼成板1
を、水平方向に延びる金網製のベルトコンベア2におけ
る一端部の上面に、材料ペーストを塗布した表面を上向
きにして列状に載せて、この被焼成板1を前記ベルトコ
ンベア2にてその長手方向に適宜速度で当該ベルトコン
ベア2における他端部の方向に移送し、この移送の途中
における最初の長さL1の予備加熱室3内を通過するこ
とにより、温度を次第に上昇して材料ペーストを乾燥
し、次の長さL2の高温加熱室4内を通過することによ
り、所定の高い温度に加熱した状態を比較的長い時間に
わたって維持するという焼成を行い、そして、最後の長
さL3の冷却室5内を通過することにより、温度を常温
まで徐々に下げるように構成している。
ン印刷等にて塗布したセラミック基板等の被焼成板1
を、水平方向に延びる金網製のベルトコンベア2におけ
る一端部の上面に、材料ペーストを塗布した表面を上向
きにして列状に載せて、この被焼成板1を前記ベルトコ
ンベア2にてその長手方向に適宜速度で当該ベルトコン
ベア2における他端部の方向に移送し、この移送の途中
における最初の長さL1の予備加熱室3内を通過するこ
とにより、温度を次第に上昇して材料ペーストを乾燥
し、次の長さL2の高温加熱室4内を通過することによ
り、所定の高い温度に加熱した状態を比較的長い時間に
わたって維持するという焼成を行い、そして、最後の長
さL3の冷却室5内を通過することにより、温度を常温
まで徐々に下げるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来における
焼成炉装置においては、前記した高温加熱による焼成に
は、高い温度に加熱した状態を比較的長い時間にわたっ
て維持することが必要であるにもかかわらず、セラミッ
ク基板等の被焼成板1を、水平方向に延びる金網製ベル
トコンベア2の上面に、その水平の姿勢にして並べて載
せて、この状態で移送するように構成していることによ
り、前記高温加熱室4における水平方向の長さL2を、
例えば略10メートルを越えるというように著しく長く
しなければならず、ひいては、焼成炉装置における水平
方向の全長Lが大幅に増大して、大きな床面積を必要と
するのであり、しかも、高温加熱室が水平方向にきわめ
て長い形態であることにより、当該高温加熱室内の各所
を高い温度に維持することのために加熱ヒータの多数個
を複雑な配列にして設けるようにしなければならないか
ら、設備費が大幅にアップするという問題があった。
焼成炉装置においては、前記した高温加熱による焼成に
は、高い温度に加熱した状態を比較的長い時間にわたっ
て維持することが必要であるにもかかわらず、セラミッ
ク基板等の被焼成板1を、水平方向に延びる金網製ベル
トコンベア2の上面に、その水平の姿勢にして並べて載
せて、この状態で移送するように構成していることによ
り、前記高温加熱室4における水平方向の長さL2を、
例えば略10メートルを越えるというように著しく長く
しなければならず、ひいては、焼成炉装置における水平
方向の全長Lが大幅に増大して、大きな床面積を必要と
するのであり、しかも、高温加熱室が水平方向にきわめ
て長い形態であることにより、当該高温加熱室内の各所
を高い温度に維持することのために加熱ヒータの多数個
を複雑な配列にして設けるようにしなければならないか
ら、設備費が大幅にアップするという問題があった。
【0006】本発明は、この問題を解消した焼成炉装置
を提供することを技術的課題とするものである。
を提供することを技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため第1の発明は、請求項1に記載したように、「少
なくとも被焼成板に対する予備加熱室、高温加熱室及び
冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱室、高温加熱室
及び冷却室を順番に通過するように移送する搬送手段と
を備えて成る焼成炉装置において、前記搬送経路のうち
前記予備加熱室及び前記冷却室の部分を、前記被焼成板
を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成する一
方、前記搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分に、前
記被焼成板を上昇又は下降するように移送する昇降搬送
区間を設けた。」ことを特徴としている。
るため第1の発明は、請求項1に記載したように、「少
なくとも被焼成板に対する予備加熱室、高温加熱室及び
冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱室、高温加熱室
及び冷却室を順番に通過するように移送する搬送手段と
を備えて成る焼成炉装置において、前記搬送経路のうち
前記予備加熱室及び前記冷却室の部分を、前記被焼成板
を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成する一
方、前記搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分に、前
記被焼成板を上昇又は下降するように移送する昇降搬送
区間を設けた。」ことを特徴としている。
【0008】第2の発明は、請求項2に記載したよう
に、「少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、高温加
熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱室、高
温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送する搬
送手段とを備えて成る焼成炉装置において、前記搬送経
路のうち前記予備加熱室及び前記冷却室の部分を、前記
被焼成板を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成
する一方、前記搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分
に、前記被焼成板を上昇するように移送する上昇搬送区
間と、次いで前記被焼成板を略水平の姿勢で移送する水
平搬送区間と、次いで前記被焼成板を下降するように移
送する下降降搬送区間とを設けた。」ことを特徴として
いる。
に、「少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、高温加
熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱室、高
温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送する搬
送手段とを備えて成る焼成炉装置において、前記搬送経
路のうち前記予備加熱室及び前記冷却室の部分を、前記
被焼成板を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成
する一方、前記搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分
に、前記被焼成板を上昇するように移送する上昇搬送区
間と、次いで前記被焼成板を略水平の姿勢で移送する水
平搬送区間と、次いで前記被焼成板を下降するように移
送する下降降搬送区間とを設けた。」ことを特徴として
いる。
【0009】第3の発明は、請求項3に記載したよう
に、「少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、高温加
熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱室、高
温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送する搬
送手段とを備えて成る焼成炉装置において、前記搬送経
路のうち前記予備加熱室の部分を、前記被焼成板を略水
平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成する一方、前記
搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分に、前記被焼成
板を上昇又は下降するように移送する昇降搬送区間を設
け、更に、前記搬送経路のうち前記冷却室の部分を、前
記被焼成板を略水平の姿勢で前記予備加熱室の部分にお
ける水平搬送区間と逆方向に移送する逆向き水平搬送区
間に構成した。」ことを特徴としている。そして、第4
の発明は、請求項5に記載したように、「少なくとも被
焼成板に対する予備加熱室、高温加熱室及び冷却室と、
前記被焼成板を前記予備加熱室、高温加熱室及び冷却室
を順番に通過するように移送する搬送手段とを備えて成
る焼成炉装置において、前記搬送経路のうち前記予備加
熱室及び前記冷却室の部分を、前記被焼成板を略水平の
姿勢で移送する水平搬送区間に構成する一方、前記搬送
経路のうち前記高温加熱室内の部分を、前記被焼成板を
縦向きの姿勢に並べ替えて移送する縦向き姿勢搬送区間
に構成した。」ことを特徴としている。
に、「少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、高温加
熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱室、高
温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送する搬
送手段とを備えて成る焼成炉装置において、前記搬送経
路のうち前記予備加熱室の部分を、前記被焼成板を略水
平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成する一方、前記
搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分に、前記被焼成
板を上昇又は下降するように移送する昇降搬送区間を設
け、更に、前記搬送経路のうち前記冷却室の部分を、前
記被焼成板を略水平の姿勢で前記予備加熱室の部分にお
ける水平搬送区間と逆方向に移送する逆向き水平搬送区
間に構成した。」ことを特徴としている。そして、第4
の発明は、請求項5に記載したように、「少なくとも被
焼成板に対する予備加熱室、高温加熱室及び冷却室と、
前記被焼成板を前記予備加熱室、高温加熱室及び冷却室
を順番に通過するように移送する搬送手段とを備えて成
る焼成炉装置において、前記搬送経路のうち前記予備加
熱室及び前記冷却室の部分を、前記被焼成板を略水平の
姿勢で移送する水平搬送区間に構成する一方、前記搬送
経路のうち前記高温加熱室内の部分を、前記被焼成板を
縦向きの姿勢に並べ替えて移送する縦向き姿勢搬送区間
に構成した。」ことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用・効果】第1の発明のように、搬送経路の
うち高温加熱室内の部分に、被焼成板を上昇又は下降す
るように移送する昇降搬送区間を設けることで、前記昇
降搬送区間においても、被焼成板の加熱を行うことがで
きることにより、前記高温加熱室における被焼成板の移
送方向に沿った長さ寸法、つまり、水平方向の長さ寸法
を、前記昇降搬送区間における高さ寸法だけ短くするこ
とができるから、装置全体における水平方向の全長が短
くなり、設置に要する床面積を縮小できるのであり、し
かも、高温加熱室の水平方向の長さが短くなることによ
り、当該高温加熱室内の箇所を高い温度に維持するため
に必要な加熱ヒータを少なくできるとともに、その配置
を簡単にできるから、設備費を大幅に低減できるという
効果を有する。
うち高温加熱室内の部分に、被焼成板を上昇又は下降す
るように移送する昇降搬送区間を設けることで、前記昇
降搬送区間においても、被焼成板の加熱を行うことがで
きることにより、前記高温加熱室における被焼成板の移
送方向に沿った長さ寸法、つまり、水平方向の長さ寸法
を、前記昇降搬送区間における高さ寸法だけ短くするこ
とができるから、装置全体における水平方向の全長が短
くなり、設置に要する床面積を縮小できるのであり、し
かも、高温加熱室の水平方向の長さが短くなることによ
り、当該高温加熱室内の箇所を高い温度に維持するため
に必要な加熱ヒータを少なくできるとともに、その配置
を簡単にできるから、設備費を大幅に低減できるという
効果を有する。
【0011】特に、前記被焼成板を、前記昇降搬送区間
において上昇するように構成した場合には、高温加熱室
内の上部における温度は、熱気の対流上昇によって高い
温度に安定しているから、被焼成板を、安定した温度で
焼成することができる利点がある。
において上昇するように構成した場合には、高温加熱室
内の上部における温度は、熱気の対流上昇によって高い
温度に安定しているから、被焼成板を、安定した温度で
焼成することができる利点がある。
【0012】また、第2の発明のように、搬送経路のう
ち高温加熱室内の部分に、被焼成板を上昇するように移
送する上昇搬送区間と、次いで前記被焼成板を略水平の
姿勢で移送する水平搬送区間と、次いで前記被焼成板を
下降するように移送する下降搬送区間とを設けること
で、前記上昇搬送区間及び下降搬送区間の両方において
も、被焼成板の加熱を行うことができることにより、前
記高温加熱室における被焼成板の移送方向に沿った長さ
寸法、つまり、水平方向の長さ寸法を、前記上昇搬送区
間における高さ寸法と前記下降搬送区間における高さ寸
法との合計の分だけ短くすることができるから、装置全
体の水平方向の全長が更に短くなり、前記した効果を助
長できるのである。
ち高温加熱室内の部分に、被焼成板を上昇するように移
送する上昇搬送区間と、次いで前記被焼成板を略水平の
姿勢で移送する水平搬送区間と、次いで前記被焼成板を
下降するように移送する下降搬送区間とを設けること
で、前記上昇搬送区間及び下降搬送区間の両方において
も、被焼成板の加熱を行うことができることにより、前
記高温加熱室における被焼成板の移送方向に沿った長さ
寸法、つまり、水平方向の長さ寸法を、前記上昇搬送区
間における高さ寸法と前記下降搬送区間における高さ寸
法との合計の分だけ短くすることができるから、装置全
体の水平方向の全長が更に短くなり、前記した効果を助
長できるのである。
【0013】しかも、前記上昇搬送区間の上端と下降搬
送区間の上端との間における水平搬送区間は、高温加熱
室内の上部に位置しており、この高温加熱室内の上部に
おける温度は、熱気の対流上昇によって高い温度に安定
しているから、被焼成板を、前記水平搬送区間において
安定した温度で焼成することができる効果を有するので
ある。
送区間の上端との間における水平搬送区間は、高温加熱
室内の上部に位置しており、この高温加熱室内の上部に
おける温度は、熱気の対流上昇によって高い温度に安定
しているから、被焼成板を、前記水平搬送区間において
安定した温度で焼成することができる効果を有するので
ある。
【0014】更にまた、第3の発明のように、搬送経路
のうち予備加熱室の部分を、被焼成板を略水平の姿勢で
移送する水平搬送区間に構成する一方、前記搬送経路の
うち高温加熱室内の部分に、前記被焼成板を上昇又は下
降するように移送する昇降搬送区間を設け、更に、前記
搬送経路のうち冷却室における部分を、前記被焼成板を
略水平の姿勢で前記予備加熱室における水平搬送区間と
逆方向に移送する逆向き水平搬送区間に構成することに
より、前記予備加熱室と冷却室とを、上下に配設するこ
とができるから、焼成炉装置を設置するための床面積
を、前記第1及び第2の発明によりも更に縮小すること
ができるのである。
のうち予備加熱室の部分を、被焼成板を略水平の姿勢で
移送する水平搬送区間に構成する一方、前記搬送経路の
うち高温加熱室内の部分に、前記被焼成板を上昇又は下
降するように移送する昇降搬送区間を設け、更に、前記
搬送経路のうち冷却室における部分を、前記被焼成板を
略水平の姿勢で前記予備加熱室における水平搬送区間と
逆方向に移送する逆向き水平搬送区間に構成することに
より、前記予備加熱室と冷却室とを、上下に配設するこ
とができるから、焼成炉装置を設置するための床面積
を、前記第1及び第2の発明によりも更に縮小すること
ができるのである。
【0015】特に、これら第1〜第3の発明において
は、請求項4に記載したように、高温加熱室内における
昇降搬送区間、又は高温加熱室内における上昇搬送区間
及び下降搬送区間を、被焼成板を略水平の姿勢で上下多
段に並べて移送するように構成することにより、上昇又
は下降するように移送する被焼成板の枚数を、大幅に多
くすることができて、上昇又は下降するように移送する
ときの高さを寸法を低くできるから、装置全体をより小
型化できるのである。
は、請求項4に記載したように、高温加熱室内における
昇降搬送区間、又は高温加熱室内における上昇搬送区間
及び下降搬送区間を、被焼成板を略水平の姿勢で上下多
段に並べて移送するように構成することにより、上昇又
は下降するように移送する被焼成板の枚数を、大幅に多
くすることができて、上昇又は下降するように移送する
ときの高さを寸法を低くできるから、装置全体をより小
型化できるのである。
【0016】そして、第4の発明のように、搬送経路の
うち前記高温加熱室内の部分を、前記被焼成板を縦向き
の姿勢に並べ替えて移送する縦向き姿勢搬送区間に構成
することにより、高温加熱室内を移送するときにおける
各被焼成板のピッチ間隔を、当該被焼成板を略水平の姿
勢した状態で移送する場合よりも狭くすることができる
から、前記高温加熱室における被焼成板の移送方向に沿
った長さ寸法、つまり、水平方向の長さ寸法を大幅に短
くできて、焼成炉装置を設置するための床面積を、当該
焼成炉装置における高さを高くすることなく、確実に縮
小することができる。
うち前記高温加熱室内の部分を、前記被焼成板を縦向き
の姿勢に並べ替えて移送する縦向き姿勢搬送区間に構成
することにより、高温加熱室内を移送するときにおける
各被焼成板のピッチ間隔を、当該被焼成板を略水平の姿
勢した状態で移送する場合よりも狭くすることができる
から、前記高温加熱室における被焼成板の移送方向に沿
った長さ寸法、つまり、水平方向の長さ寸法を大幅に短
くできて、焼成炉装置を設置するための床面積を、当該
焼成炉装置における高さを高くすることなく、確実に縮
小することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。
について説明する。
【0018】図2及び図3は、第1の実施の形態を示
す。
す。
【0019】この図において、符号3は、長さL1の予
備加熱室を、符号4は、長さL2の高温加熱室を、符号
5は、長さL3の冷却室を各々示し、これら予備加熱室
3、高温加熱室4及び冷却室5は、このうち高温加熱室
4の左右両側に予備加熱室3と冷却室5とが位置するよ
うに配設されている。
備加熱室を、符号4は、長さL2の高温加熱室を、符号
5は、長さL3の冷却室を各々示し、これら予備加熱室
3、高温加熱室4及び冷却室5は、このうち高温加熱室
4の左右両側に予備加熱室3と冷却室5とが位置するよ
うに配設されている。
【0020】符号2は、両端におけるローラ2a,2b
の間に、略水平方向に延びるように巻掛けして成る金網
製のベルトコンベアを示し、このベルトコンベア2は、
その上面に複数列に沿って並ぶように載せたセラミック
基板等の被焼成板1を、図に矢印で示すように、前記予
備加熱室3内、前記高温加熱室4内及び前記冷却室5内
を通過するように移送するというように構成されてい
る。
の間に、略水平方向に延びるように巻掛けして成る金網
製のベルトコンベアを示し、このベルトコンベア2は、
その上面に複数列に沿って並ぶように載せたセラミック
基板等の被焼成板1を、図に矢印で示すように、前記予
備加熱室3内、前記高温加熱室4内及び前記冷却室5内
を通過するように移送するというように構成されてい
る。
【0021】前記ベルトコンベア2には、図3に示すよ
うに、金網製のホルダー2cが長手方向に適宜ピッチの
間隔で取付けられ、この各ホルダー2cに、前記セラミ
ック基板等の被焼成板1を着脱自在に装填するように構
成されている。
うに、金網製のホルダー2cが長手方向に適宜ピッチの
間隔で取付けられ、この各ホルダー2cに、前記セラミ
ック基板等の被焼成板1を着脱自在に装填するように構
成されている。
【0022】そして、このベルトコンベア2における途
中のうち前記高温加熱室4内の部分を、適宜高さHを隔
てて上下に配設したガイドローラ2d,2eに巻掛けす
ることにより、このベルトコンベア2の上面に装着した
被焼成板1を、前記ベルトコンベア1の始端におけるロ
ーラ2aから前記下部ガイドローラ2dまでの間は略水
平方向に移送し、前記上下両ガイドローラ2d,2eに
おける前記適宜高さHの区間は略鉛直に上昇するように
移送し、そして、前記上部ガイドローラ2eから終端の
ローラ2bまでを略水平方向に移送するように構成す
る。
中のうち前記高温加熱室4内の部分を、適宜高さHを隔
てて上下に配設したガイドローラ2d,2eに巻掛けす
ることにより、このベルトコンベア2の上面に装着した
被焼成板1を、前記ベルトコンベア1の始端におけるロ
ーラ2aから前記下部ガイドローラ2dまでの間は略水
平方向に移送し、前記上下両ガイドローラ2d,2eに
おける前記適宜高さHの区間は略鉛直に上昇するように
移送し、そして、前記上部ガイドローラ2eから終端の
ローラ2bまでを略水平方向に移送するように構成す
る。
【0023】すなわち、前記ベルトコンベア2のうち前
記高温加熱室4内の部分に、当該ベルトコンベア2にお
ける各ホルダー2cに装填した被焼成板1を、前記上下
両ガイドローラ2d,2eの箇所において、適宜高さH
だけ上昇するように移送する上昇搬送区間を設けるとい
う構成にする。
記高温加熱室4内の部分に、当該ベルトコンベア2にお
ける各ホルダー2cに装填した被焼成板1を、前記上下
両ガイドローラ2d,2eの箇所において、適宜高さH
だけ上昇するように移送する上昇搬送区間を設けるとい
う構成にする。
【0024】この構成において、前記ベルトコンベア2
の始端におけるローラ2aの箇所で、ベルトコンベア1
における各ホルダー2cに、セラミック基板等の被焼成
板1を、当該被焼成板の表面に塗布した材料ペーストが
上向きになるように順次装填する。
の始端におけるローラ2aの箇所で、ベルトコンベア1
における各ホルダー2cに、セラミック基板等の被焼成
板1を、当該被焼成板の表面に塗布した材料ペーストが
上向きになるように順次装填する。
【0025】すると、この被焼成板1は、ベルトコンベ
ア2の移動によって予備加熱室3内に送り込まれ、この
予備加熱室3内において徐々に温度が高くなるように加
熱されることにより、その表面に塗布した材料ペースト
の乾燥が行われる。
ア2の移動によって予備加熱室3内に送り込まれ、この
予備加熱室3内において徐々に温度が高くなるように加
熱されることにより、その表面に塗布した材料ペースト
の乾燥が行われる。
【0026】次いで、この乾燥後の被焼成板1は、ベル
トコンベア1の移動により前記予備加熱室3内から高温
加熱室4内に送り込まれて、ここで、例えば、10〜2
0分にわたって約800〜900℃の温度に加熱すると
いう焼成が行われる。
トコンベア1の移動により前記予備加熱室3内から高温
加熱室4内に送り込まれて、ここで、例えば、10〜2
0分にわたって約800〜900℃の温度に加熱すると
いう焼成が行われる。
【0027】次いで、この焼成後の被焼成板1は、ベル
トコンベア1の移動により前記高温加熱室4内から冷却
室5内に送り込まれて、この冷却室5内で、常温まで徐
々に冷却されたのち、この冷却室5から外に出て行くの
である。
トコンベア1の移動により前記高温加熱室4内から冷却
室5内に送り込まれて、この冷却室5内で、常温まで徐
々に冷却されたのち、この冷却室5から外に出て行くの
である。
【0028】そして、前記高温加熱室4内における前記
被焼成板1に対する高温加熱は、前記上下両ガイドロー
ラ2d,2eにおいて適宜高さHの上昇搬送区間におい
ても行われることにより、前記高温加熱室4における被
焼成板1の移送方向に沿った長さ寸法L2、つまり、水
平方向の長さ寸法を、前記上昇搬送区間における高さ寸
法Hだけ短くすることができ、ひいては、焼成炉装置に
おける水平方向の全長Lを短縮できる。
被焼成板1に対する高温加熱は、前記上下両ガイドロー
ラ2d,2eにおいて適宜高さHの上昇搬送区間におい
ても行われることにより、前記高温加熱室4における被
焼成板1の移送方向に沿った長さ寸法L2、つまり、水
平方向の長さ寸法を、前記上昇搬送区間における高さ寸
法Hだけ短くすることができ、ひいては、焼成炉装置に
おける水平方向の全長Lを短縮できる。
【0029】なお、前記両ガイドローラ2d,2eのう
ち他方のガイドローラ2eを、図示のように、一方のガ
イドローラ2dより適宜高さHだけ高い部位に配設する
ことに代えて、一方のガイドローラ2dより適宜高さH
だけ低い部位に配設することにより、被焼成板1を、こ
の両ガイドローラ2d,2e間を略鉛直状に下降するよ
うに移送する下降搬送区間にしても良い。
ち他方のガイドローラ2eを、図示のように、一方のガ
イドローラ2dより適宜高さHだけ高い部位に配設する
ことに代えて、一方のガイドローラ2dより適宜高さH
だけ低い部位に配設することにより、被焼成板1を、こ
の両ガイドローラ2d,2e間を略鉛直状に下降するよ
うに移送する下降搬送区間にしても良い。
【0030】従って、特許請求の範囲における「昇降搬
送区間」には、前記した「上昇搬送区間」及び「下降搬
送区間」の両方を含むものであり、また、この「昇降搬
送区間」は、被焼成板1を、図示したように、鉛直に上
昇又は下降する場合に限らず、斜めに上昇又は下降する
ようにしても良いのである。
送区間」には、前記した「上昇搬送区間」及び「下降搬
送区間」の両方を含むものであり、また、この「昇降搬
送区間」は、被焼成板1を、図示したように、鉛直に上
昇又は下降する場合に限らず、斜めに上昇又は下降する
ようにしても良いのである。
【0031】なお、前記被焼成板1を、前記上下両ガイ
ドローラ2d,2eの上昇搬送区間において上昇するよ
うに構成した場合には、高温加熱室4内の上部における
温度は、熱気の対流上昇によって高い温度に安定してい
るから、被焼成板1を、安定した温度で焼成することが
できる。
ドローラ2d,2eの上昇搬送区間において上昇するよ
うに構成した場合には、高温加熱室4内の上部における
温度は、熱気の対流上昇によって高い温度に安定してい
るから、被焼成板1を、安定した温度で焼成することが
できる。
【0032】次に、図4は、第2の実施の形態を示す。
【0033】この第2の実施の形態は、前記高温加熱室
4内における入り口部に、上下一対のガイドローラ2
d,2eを設けることに加えて、前記高温加熱室4内に
おける出口部にも、上下一対のガイドローラ2d′,2
e′を設け、これらの各ガイドローラに対して、金網製
のベルトコンベア2を巻掛けすることにより、前記ベル
トコンベア2のうち前記高温加熱室4内の部分を、前記
被焼成板1を上下一対のガイドローラ2d,2eの箇所
において適宜高さHだけ上昇するように移送する上昇搬
送区間と、両上部ガイドローラ2e,2e′の間を略水
平の姿勢で移送する水平搬送区間と、上下一対のガイド
ローラ2d′,2e′の箇所において適宜高さH′だけ
下降するように移送する下降搬送区間とで構成するよう
にしたものであり、その他の構成は、前記第1の実施の
形態と同様である。
4内における入り口部に、上下一対のガイドローラ2
d,2eを設けることに加えて、前記高温加熱室4内に
おける出口部にも、上下一対のガイドローラ2d′,2
e′を設け、これらの各ガイドローラに対して、金網製
のベルトコンベア2を巻掛けすることにより、前記ベル
トコンベア2のうち前記高温加熱室4内の部分を、前記
被焼成板1を上下一対のガイドローラ2d,2eの箇所
において適宜高さHだけ上昇するように移送する上昇搬
送区間と、両上部ガイドローラ2e,2e′の間を略水
平の姿勢で移送する水平搬送区間と、上下一対のガイド
ローラ2d′,2e′の箇所において適宜高さH′だけ
下降するように移送する下降搬送区間とで構成するよう
にしたものであり、その他の構成は、前記第1の実施の
形態と同様である。
【0034】この第2の実施の形態によると、前記上下
両ガイドローラ2d,2eの箇所における上昇搬送区
間、及び前記上下両ガイドローラ2d′,2e′の箇所
における下降搬送区間の両方においても、被焼成板1の
加熱を行うことができることにより、前記高温加熱室4
における被焼成板1の移送方向に沿った長さ寸法L2、
つまり、水平方向の長さ寸法を、前記上昇搬送区間にお
ける高さ寸法Hと前記下降搬送区間における高さ寸法
H′との合計の分だけ短くすることができるから、装置
全体における水平方向の全長Lを更に短くできる。
両ガイドローラ2d,2eの箇所における上昇搬送区
間、及び前記上下両ガイドローラ2d′,2e′の箇所
における下降搬送区間の両方においても、被焼成板1の
加熱を行うことができることにより、前記高温加熱室4
における被焼成板1の移送方向に沿った長さ寸法L2、
つまり、水平方向の長さ寸法を、前記上昇搬送区間にお
ける高さ寸法Hと前記下降搬送区間における高さ寸法
H′との合計の分だけ短くすることができるから、装置
全体における水平方向の全長Lを更に短くできる。
【0035】しかも、前記上昇搬送区間の上端と下降搬
送区間の上端との間における水平搬送区間は、高温加熱
室4内の上部に位置しており、この高温加熱室4内の上
部における温度は、熱気の対流上昇によって高い温度に
安定しているから、被焼成板1を、前記水平搬送区間に
おいて安定した温度で焼成することができる。
送区間の上端との間における水平搬送区間は、高温加熱
室4内の上部に位置しており、この高温加熱室4内の上
部における温度は、熱気の対流上昇によって高い温度に
安定しているから、被焼成板1を、前記水平搬送区間に
おいて安定した温度で焼成することができる。
【0036】次に、図5及び図6は、前記第2の実施の
形態の変形例であるところの第3の実施の形態を示す。
形態の変形例であるところの第3の実施の形態を示す。
【0037】この第3の実施の形態は、複数枚の被焼成
板1を載せたトレイ7を、第1ローラコンベア8にて、
前記長さL1の予備加熱室3を通過するように搬送し、
次いで、前記予備加熱室3からの各トレイ7を、長さL
2の高温加熱室4内のうち入り口部に左右一対縦向きに
配設したスクリューコンベア9a,9bにおけるスクリ
ュー羽根の間に送り込むことにより、この両スクリュー
コンベア9a,9bの回転により、左右両ガイド棒10
a,10bの間を、略水平の姿勢で上下多段に並べて上
昇するように移送する。
板1を載せたトレイ7を、第1ローラコンベア8にて、
前記長さL1の予備加熱室3を通過するように搬送し、
次いで、前記予備加熱室3からの各トレイ7を、長さL
2の高温加熱室4内のうち入り口部に左右一対縦向きに
配設したスクリューコンベア9a,9bにおけるスクリ
ュー羽根の間に送り込むことにより、この両スクリュー
コンベア9a,9bの回転により、左右両ガイド棒10
a,10bの間を、略水平の姿勢で上下多段に並べて上
昇するように移送する。
【0038】つまり、両スクリューコンベア9a,9b
の箇所を、被焼成板1を略水平の姿勢で上下多段に並べ
て上昇するように移送する上昇搬送区間に構成する。
の箇所を、被焼成板1を略水平の姿勢で上下多段に並べ
て上昇するように移送する上昇搬送区間に構成する。
【0039】次いで、前記両スクリューコンベア9a,
9bにてその上端まで上昇した各トレイ7を、第2ロー
ラコンベア11にて、高温加熱室4内をその出口の方向
に水平の姿勢で搬送する。
9bにてその上端まで上昇した各トレイ7を、第2ロー
ラコンベア11にて、高温加熱室4内をその出口の方向
に水平の姿勢で搬送する。
【0040】次いで、この第2ローラコンベア11から
の各トレイ7を、高温加熱室4内のうち出口部に左右一
対縦向きに配設したスクリューコンベア9a′,9b′
におけるスクリュー羽根の間に送り込むことにより、こ
の両スクリューコンベア9a′,9b′の回転により、
図示しない左右両ガイド棒の間を、略水平の姿勢で上下
多段に並べて下降するように移送する。
の各トレイ7を、高温加熱室4内のうち出口部に左右一
対縦向きに配設したスクリューコンベア9a′,9b′
におけるスクリュー羽根の間に送り込むことにより、こ
の両スクリューコンベア9a′,9b′の回転により、
図示しない左右両ガイド棒の間を、略水平の姿勢で上下
多段に並べて下降するように移送する。
【0041】つまり、両スクリューコンベア9a′,9
b′の箇所を、被焼成板1を略水平の姿勢で上下多段に
並べて下降するように移送する下降搬送区間に構成す
る。
b′の箇所を、被焼成板1を略水平の姿勢で上下多段に
並べて下降するように移送する下降搬送区間に構成す
る。
【0042】そして、前記両スクリューコンベア9
a′,9b′にてその下端まで下降した各トレイ7を、
第3ローラコンベア12に受け継いだのち、長さL3の
冷却室5内を通過するように搬送する。
a′,9b′にてその下端まで下降した各トレイ7を、
第3ローラコンベア12に受け継いだのち、長さL3の
冷却室5内を通過するように搬送する。
【0043】この第3の実施の形態によると、前記第2
の実施の形態と同様に、高温加熱室4内に、両スクリュ
ーコンベア9a,9bによる被焼成板1の上昇搬送区
間、両スクリューコンベア9a,9bと両スクリューコ
ンベア9a′,9b′との間における被焼成板1の水平
搬送区間、及び両スクリューコンベア9a′,9b′に
よる被焼成板1の下降搬送区間を備えているので、同様
に効果を有することに加えて、前記上昇搬送区間及び下
降搬送区間において、被焼成板1を略水平の姿勢で上下
多段に並べて移送することにより、上昇及び下降するよ
うに移送する被焼成板1の枚数を、大幅に多くすること
ができるから、上昇及び下降するように移送するときの
高さ寸法を低くできる。
の実施の形態と同様に、高温加熱室4内に、両スクリュ
ーコンベア9a,9bによる被焼成板1の上昇搬送区
間、両スクリューコンベア9a,9bと両スクリューコ
ンベア9a′,9b′との間における被焼成板1の水平
搬送区間、及び両スクリューコンベア9a′,9b′に
よる被焼成板1の下降搬送区間を備えているので、同様
に効果を有することに加えて、前記上昇搬送区間及び下
降搬送区間において、被焼成板1を略水平の姿勢で上下
多段に並べて移送することにより、上昇及び下降するよ
うに移送する被焼成板1の枚数を、大幅に多くすること
ができるから、上昇及び下降するように移送するときの
高さ寸法を低くできる。
【0044】次に、図7〜図15は、第4の実施の形態
を示す。
を示す。
【0045】この第4の実施の形態は、予備加熱室3
を、縦長の高温加熱室4の下端に接続する一方、前記高
温加熱室4の上端に接続される冷却室5を、前記予備加
熱室3の上方に配設し、被焼成板1の複数枚を載せたト
レイ13を、第1ローラコンベア14にて前記予備加熱
室3内を通過して高温加熱室4内の下部に送り込み、次
いで、このトレイ13を、高温加熱室4内を後述する縦
搬送手段15にて、略水平の姿勢で上下多段に並べた状
態で上昇したのち、高温加熱室4内の上部において、突
き出し部材16の突き出し作動により、第2ローラコン
ベア16上に移し替え、この第2ローラコンベア16に
て前記冷却室5内を、前記第1ローラコンベア14とは
逆方向に通過するように搬送するという構成である。
を、縦長の高温加熱室4の下端に接続する一方、前記高
温加熱室4の上端に接続される冷却室5を、前記予備加
熱室3の上方に配設し、被焼成板1の複数枚を載せたト
レイ13を、第1ローラコンベア14にて前記予備加熱
室3内を通過して高温加熱室4内の下部に送り込み、次
いで、このトレイ13を、高温加熱室4内を後述する縦
搬送手段15にて、略水平の姿勢で上下多段に並べた状
態で上昇したのち、高温加熱室4内の上部において、突
き出し部材16の突き出し作動により、第2ローラコン
ベア16上に移し替え、この第2ローラコンベア16に
て前記冷却室5内を、前記第1ローラコンベア14とは
逆方向に通過するように搬送するという構成である。
【0046】そして、前記縦搬送手段15は、以下に述
べるように構成されている。
べるように構成されている。
【0047】すなわち、図8に示すように、縦方向に平
行に延びる四本の送り杆15a,15b,15c,15
dを上下方向に適宜間隔で備え、この四本の各送り杆1
5a,15b,15c,15dの各々は、横向きに延び
る複数本の支持棒15a′,15b′,15c′,15
d′を備えており、これらの四本の送り杆のうち外側に
位置する二本の送り杆15a,15dを、その各支持棒
15a′,15d′の間隔だけ上下方向に往復動するよ
うに構成するとともに、その各支持棒15a′,15
d′が前記予備加熱室3に向かって突出する位置と横向
き位置との間を略90度だけ往復回転するように構成す
る一方、前記四本の送り杆のうち内側に位置する二本の
送り杆15b,15cを、その各支持棒15b′,15
c′が前記予備加熱室3に向かって突出する位置と横向
き位置との間を略90度だけ往復回転するように構成す
る。
行に延びる四本の送り杆15a,15b,15c,15
dを上下方向に適宜間隔で備え、この四本の各送り杆1
5a,15b,15c,15dの各々は、横向きに延び
る複数本の支持棒15a′,15b′,15c′,15
d′を備えており、これらの四本の送り杆のうち外側に
位置する二本の送り杆15a,15dを、その各支持棒
15a′,15d′の間隔だけ上下方向に往復動するよ
うに構成するとともに、その各支持棒15a′,15
d′が前記予備加熱室3に向かって突出する位置と横向
き位置との間を略90度だけ往復回転するように構成す
る一方、前記四本の送り杆のうち内側に位置する二本の
送り杆15b,15cを、その各支持棒15b′,15
c′が前記予備加熱室3に向かって突出する位置と横向
き位置との間を略90度だけ往復回転するように構成す
る。
【0048】図9に示すように、内側の両送り杆15
b,15cにおける各支持棒15b′,15c′が横向
きの位置にあるとき、外側の両送り杆15a,15dに
おける各支持棒15a′,15d′は予備加熱室3に向
かって突出する位置にあって、この各支持棒15a′,
15d′のうち最下段における支持棒15a′,15
d′の上面に、前記予備加熱室3における第1ローラコ
ンベア14からのトレイ13を載せる。
b,15cにおける各支持棒15b′,15c′が横向
きの位置にあるとき、外側の両送り杆15a,15dに
おける各支持棒15a′,15d′は予備加熱室3に向
かって突出する位置にあって、この各支持棒15a′,
15d′のうち最下段における支持棒15a′,15
d′の上面に、前記予備加熱室3における第1ローラコ
ンベア14からのトレイ13を載せる。
【0049】すると、前記外側の両送り杆15a,15
dが、図10に示すように、その各支持棒15a′,1
5d′の間隔だけ上昇動したのち、前記内側の両送り杆
15b,15cが、図11に示すように、その各支持棒
15b′,15c′が前記予備加熱室3に向かって突出
するように90度だけ回転して、この支持棒15b′,
15c′にて、前記トレイ13を支持する。
dが、図10に示すように、その各支持棒15a′,1
5d′の間隔だけ上昇動したのち、前記内側の両送り杆
15b,15cが、図11に示すように、その各支持棒
15b′,15c′が前記予備加熱室3に向かって突出
するように90度だけ回転して、この支持棒15b′,
15c′にて、前記トレイ13を支持する。
【0050】すると、前記外側の両送り杆15a,15
dが、図12に示すように、その各支持棒15a′,1
5d′が横向き位置になるように略90度回転して、ト
レイ13の支持から外れたのち、図13に示すように、
その各支持棒15a′,15d′の間隔だけ下降動す
る。
dが、図12に示すように、その各支持棒15a′,1
5d′が横向き位置になるように略90度回転して、ト
レイ13の支持から外れたのち、図13に示すように、
その各支持棒15a′,15d′の間隔だけ下降動す
る。
【0051】次いで、図14に示すように、前記外側の
両送り杆15a,15dが、その各支持棒15a′,1
5d′が予備加熱室3に向かって突出する位置に90度
だけ回転する一方、前記内側の両送り杆15b,15c
が、その各支持棒15b′,15c′が横向き位置にな
るように90度だけ回転することにより、前記トレイ1
3を、外側の両送り杆15a,15dにおける各支持棒
15a′,15d′のうち下から二番目の支持棒15
a′,15d′にて支持する。
両送り杆15a,15dが、その各支持棒15a′,1
5d′が予備加熱室3に向かって突出する位置に90度
だけ回転する一方、前記内側の両送り杆15b,15c
が、その各支持棒15b′,15c′が横向き位置にな
るように90度だけ回転することにより、前記トレイ1
3を、外側の両送り杆15a,15dにおける各支持棒
15a′,15d′のうち下から二番目の支持棒15
a′,15d′にて支持する。
【0052】次いで、図15に示すように、前記外側の
両送り杆15a,15dにおける各支持棒15a′,1
5d′のうち最下段における支持棒15a′,15d′
の上面に、前記予備加熱室3における第1ローラコンベ
ア14からのトレイ13を載せたのち、前記外側の両送
り杆15a,15dが、その各15a′,15d′の間
隔だけ上昇動するのである。
両送り杆15a,15dにおける各支持棒15a′,1
5d′のうち最下段における支持棒15a′,15d′
の上面に、前記予備加熱室3における第1ローラコンベ
ア14からのトレイ13を載せたのち、前記外側の両送
り杆15a,15dが、その各15a′,15d′の間
隔だけ上昇動するのである。
【0053】以下、前記した作動を繰り返すことによ
り、トレイ13を、略水平の姿勢で上下多段に並べた状
態で最上段まで上昇するように移送するのであり、これ
により、被焼成板1を、上昇搬送区間を略水平の姿勢で
上下多段に並べた状態で上昇するように搬送すること
を、前記第3の実施の形態とは別の構成で達成できるの
である。
り、トレイ13を、略水平の姿勢で上下多段に並べた状
態で最上段まで上昇するように移送するのであり、これ
により、被焼成板1を、上昇搬送区間を略水平の姿勢で
上下多段に並べた状態で上昇するように搬送すること
を、前記第3の実施の形態とは別の構成で達成できるの
である。
【0054】しかも、この第4の実施の形態は、前記予
備加熱室3の上方に冷却室5を配設することができるか
ら、焼成炉装置を設置するための床面積を、前記した各
実施の形態の場合よりも更に縮小できる。
備加熱室3の上方に冷却室5を配設することができるか
ら、焼成炉装置を設置するための床面積を、前記した各
実施の形態の場合よりも更に縮小できる。
【0055】なお、この第4の実施の形態においては、
前記冷却室5を、予備加熱室3の下方に配設して、被焼
成体1を、前記高温加熱室4内を下降するように移送す
るという構成にしても良い。
前記冷却室5を、予備加熱室3の下方に配設して、被焼
成体1を、前記高温加熱室4内を下降するように移送す
るという構成にしても良い。
【0056】そして、図16〜図18は、第5の実施の
形態を示す。
形態を示す。
【0057】この第5の実施の形態は、被焼成板1を、
横軸17aを備えたトレイ17の装填し、このトレイ1
7を、左右一対の第1エンドレスチエン18a,18b
に横軸17aの両端を載せて長さL1の予備加熱室3内
を通過するように搬送し、次いで、この第1エンドレス
チエン18a,18bよりも遅い速度にした左右一対の
第2エンドレスチエン19a,19bに受け継いで、長
さL2の高温加熱室4内を通過するように搬送し、そし
て、前記第1エンドレスチエン18a,18bと略同じ
速度にした左右一対の第3エンドレスチエン20a,2
0bに受け継いで、長さL3の冷却室5内に通過するよ
うに搬送する。
横軸17aを備えたトレイ17の装填し、このトレイ1
7を、左右一対の第1エンドレスチエン18a,18b
に横軸17aの両端を載せて長さL1の予備加熱室3内
を通過するように搬送し、次いで、この第1エンドレス
チエン18a,18bよりも遅い速度にした左右一対の
第2エンドレスチエン19a,19bに受け継いで、長
さL2の高温加熱室4内を通過するように搬送し、そし
て、前記第1エンドレスチエン18a,18bと略同じ
速度にした左右一対の第3エンドレスチエン20a,2
0bに受け継いで、長さL3の冷却室5内に通過するよ
うに搬送する。
【0058】一方、前記予備加熱室3における両第1エ
ンドレスチエン18a,18bの間、及び、前記冷却室
5における両第3エンドレスチエン20a,20bの間
には、ベルトコンベア21,22等の水平保持手段を配
設して、第1エンドレスチエン18a,18b及び第3
エンドレスチエン20a,20bにて搬送中の各トレイ
17を略水平の姿勢を維持するように構成する。
ンドレスチエン18a,18bの間、及び、前記冷却室
5における両第3エンドレスチエン20a,20bの間
には、ベルトコンベア21,22等の水平保持手段を配
設して、第1エンドレスチエン18a,18b及び第3
エンドレスチエン20a,20bにて搬送中の各トレイ
17を略水平の姿勢を維持するように構成する。
【0059】この構成において、被焼成板1を装填した
トレイ17は、第1エンドレスチエン18a,18bに
て予備加熱室3を通過するように搬送されているときに
は、ベルトコンベア21にて略水平の姿勢に保持されて
いるが、前記第1エンドレスチエン18a,18bから
速度の遅い第2エンドレスチエン19a,19bに受け
継がれ、且つ、前記ベルトコンベア21を外れると、図
17に示すように、水平横向きの姿勢から鉛直縦向きの
姿勢になるとともに、間隔ピッチも狭くなり、この状態
で、高温加熱室4内を通過するように搬送され、そし
て、第2エンドレスチエン19a,19bから速度の速
い第3エンドレスチエン20a,20bに受け継がれ、
且つ、その間のベルトコンベア22に接触すると、図1
8に示すように、間隔が広がりながら、鉛直縦向きの姿
勢から水平横向きの姿勢になって、冷却室5内を通過す
るように搬送される。
トレイ17は、第1エンドレスチエン18a,18bに
て予備加熱室3を通過するように搬送されているときに
は、ベルトコンベア21にて略水平の姿勢に保持されて
いるが、前記第1エンドレスチエン18a,18bから
速度の遅い第2エンドレスチエン19a,19bに受け
継がれ、且つ、前記ベルトコンベア21を外れると、図
17に示すように、水平横向きの姿勢から鉛直縦向きの
姿勢になるとともに、間隔ピッチも狭くなり、この状態
で、高温加熱室4内を通過するように搬送され、そし
て、第2エンドレスチエン19a,19bから速度の速
い第3エンドレスチエン20a,20bに受け継がれ、
且つ、その間のベルトコンベア22に接触すると、図1
8に示すように、間隔が広がりながら、鉛直縦向きの姿
勢から水平横向きの姿勢になって、冷却室5内を通過す
るように搬送される。
【0060】つまり、この第5の実施の形態において
は、前記予備加熱室3及び前記冷却室5の部分は、被焼
成板1を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成す
る一方、前記高温加熱室4内の部分は、前記被焼成板1
を縦向きの姿勢に並べ替えて移送する縦向き姿勢搬送区
間に構成したものであることにより、前記高温加熱室4
内を移送するときにおける各被焼成板1のピッチ間隔
を、当該被焼成板1を略水平の姿勢した状態で移送する
場合よりも狭くすることができるから、前記高温加熱室
4における被焼成板1の移送方向に沿った長さ寸法L
2、つまり、水平方向の長さ寸法を、当該高温加熱室4
における高さを高くすることなく、大幅に短くできる。
は、前記予備加熱室3及び前記冷却室5の部分は、被焼
成板1を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成す
る一方、前記高温加熱室4内の部分は、前記被焼成板1
を縦向きの姿勢に並べ替えて移送する縦向き姿勢搬送区
間に構成したものであることにより、前記高温加熱室4
内を移送するときにおける各被焼成板1のピッチ間隔
を、当該被焼成板1を略水平の姿勢した状態で移送する
場合よりも狭くすることができるから、前記高温加熱室
4における被焼成板1の移送方向に沿った長さ寸法L
2、つまり、水平方向の長さ寸法を、当該高温加熱室4
における高さを高くすることなく、大幅に短くできる。
【図1】従来の装置を示す斜視図である。
【図2】本発明における第1の実施の形態を示す斜視図
である。
である。
【図3】図2のIII −III 視拡大断面図である。
【図4】本発明における第2の実施の形態を示す斜視図
である。
である。
【図5】本発明における第3の実施の形態を示す斜視図
である。
である。
【図6】図5のVI−VI視拡大断面図である。
【図7】本発明における第4の実施の形態を示す縦断正
面図である。
面図である。
【図8】前記第4の実施の形態における縦搬送手段を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図9】前記縦搬送手段の第1の作用状態を示す斜視図
である。
である。
【図10】前記縦搬送手段の第2の作用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図11】前記縦搬送手段の第3の作用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図12】前記縦搬送手段の第4の作用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図13】前記縦搬送手段の第5の作用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図14】前記縦搬送手段の第6の作用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図15】前記縦搬送手段の第7の作用状態を示す斜視
図である。
図である。
【図16】本発明における第5の実施の形態を示す斜視
図である。
図である。
【図17】図16のXVII−XVII視拡大断面図である。
【図18】図16のXVIII −XVIII 視拡大断面図であ
る。
る。
1 被焼成板
2 ベルトコンベア
3 予備加熱室
4 高温加熱室
5 冷却室
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、
高温加熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱
室、高温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送
する搬送手段とを備えて成る焼成炉装置において、 前記搬送経路のうち前記予備加熱室及び前記冷却室の部
分を、前記被焼成板を略水平の姿勢で移送する水平搬送
区間に構成する一方、前記搬送経路のうち前記高温加熱
室内の部分に、前記被焼成板を上昇又は下降するように
移送する昇降搬送区間を設けたことを特徴とする被焼成
板の連続式焼成炉装置。 - 【請求項2】少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、
高温加熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱
室、高温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送
する搬送手段とを備えて成る焼成炉装置において、 前記搬送経路のうち前記予備加熱室及び前記冷却室の部
分を、前記被焼成板を略水平の姿勢で移送する水平搬送
区間に構成する一方、前記搬送経路のうち前記高温加熱
室内の部分に、前記被焼成板を上昇するように移送する
上昇搬送区間と、次いで前記被焼成板を略水平の姿勢で
移送する水平搬送区間と、次いで前記被焼成板を下降す
るように移送する下降降搬送区間とを設けたことを特徴
とする被焼成板の連続式焼成炉装置。 - 【請求項3】少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、
高温加熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱
室、高温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送
する搬送手段とを備えて成る焼成炉装置において、 前記搬送経路のうち前記予備加熱室の部分を、前記被焼
成板を略水平の姿勢で移送する水平搬送区間に構成する
一方、前記搬送経路のうち前記高温加熱室内の部分に、
前記被焼成板を上昇又は下降するように移送する昇降搬
送区間を設け、更に、前記搬送経路のうち前記冷却室の
部分を、前記被焼成板を略水平の姿勢で前記予備加熱室
の部分における水平搬送区間と逆方向に移送する逆向き
水平搬送区間に構成したことを特徴とする被焼成板の連
続式焼成炉装置。 - 【請求項4】前記請求項1〜3のいずれかの記載におい
て、前記高温加熱室内における昇降搬送区間、又は高温
加熱室内における上昇搬送区間及び下降搬送区間を、被
焼成板を略水平の姿勢で上下多段に並べて移送するよう
に構成したことを特徴とする被焼成板の連続式焼成炉装
置。 - 【請求項5】少なくとも被焼成板に対する予備加熱室、
高温加熱室及び冷却室と、前記被焼成板を前記予備加熱
室、高温加熱室及び冷却室を順番に通過するように移送
する搬送手段とを備えて成る焼成炉装置において、 前記搬送経路のうち前記予備加熱室及び前記冷却室の部
分を、前記被焼成板を略水平の姿勢で移送する水平搬送
区間に構成する一方、前記搬送経路のうち前記高温加熱
室内の部分を、前記被焼成板を縦向きの姿勢に並べ替え
て移送する縦向き姿勢搬送区間に構成したことを特徴と
する被焼成板の連続式焼成炉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001196312A JP2003014375A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 被焼成板の連続式焼成炉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001196312A JP2003014375A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 被焼成板の連続式焼成炉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003014375A true JP2003014375A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19034147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001196312A Pending JP2003014375A (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 被焼成板の連続式焼成炉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003014375A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007292708A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Joint Enterprise Cooperative Hvac System | 自動温度衝撃試験システム |
JP2010105290A (ja) * | 2008-10-30 | 2010-05-13 | Sekisui Plastics Co Ltd | 着脱自在な入れ駒を備えた発泡成形用の成形型および該形成型を用いた成形方法と発泡樹脂成形品 |
JP2011208842A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Finesinter Co Ltd | 連続式焼結炉 |
CN109883194A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-06-14 | 无锡市博精电子有限公司 | 一种半导体激光器to管座板半孔钎焊热结炉 |
-
2001
- 2001-06-28 JP JP2001196312A patent/JP2003014375A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4665218B2 (ja) * | 2006-04-21 | 2011-04-06 | 株式会社ヒーバックシステム | 自動温度衝撃試験システム |
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