JP3171405U - 多段式オーブンの焼成システム - Google Patents

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利政 田中
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Abstract

【課題】焼成室内における鉄粉や石粉の発生問題を解消すると共に、オーブンの小型化に対応できる多段式オーブンの焼成システムを提供する。【解決手段】多段階に積層された複数の焼成室14を有する多段式オーブンの焼成システム11であって、被焼成物が載った天板12を所定位置に搬送する搬送コンベア13と、該搬送コンベア13を多段式オーブン17の所定の焼成室14の投入口14aまで上昇させる第1リフト装置15と、搬送コンベア13上の天板12を焼成室14内に押し出し、更に焼成終了後には天板12を焼成室14外に押し出すための押出手段16と、該押出手段16によって焼成室14外に押し出された天板12を搬出する搬出コンベア18と、該搬出コンベア18を所定位置まで下降させる第2リフト装置19とから構成され、焼成室14は、押出手段16で押し出した天板12が移動可能なフリーローラ搬送装置34が設けられている。【選択図】図3

Description

本考案は、パン類の多品種少量生産に対応した、多段式オーブンの焼成システムに関するものである。
従来、この種の焼成システムとしては、特開2008−295403号の多段式オーブンの焼成システムを、本願出願人が提案している(特許文献1参照)。
この焼成システムは、多段階に積層された複数の焼成室を有する多段式オーブンを用いて、色々な種類のパン類を所定量ずつ、各焼成室においてそれぞれの焼成条件で焼成することができるシステムであって、パン類の多品種少量生産に対応するものである。
特開2008−295403号公報
この従来例の多段式オーブンにおいては、炉床が鉄板あるいは石質材で形成されており、その炉床の上を、被焼成物が載った天板を擦らせた状態で搬入、搬出する仕組みになっている。従って、天板の底部が炉床を擦る際に摩耗が生じて鉄粉あるいは石粉が発生することとなり、食品を扱う機械としての衛生上の問題点が指摘されている。
一方、上述の炉床に替えてコンベア式の構造にすれば、天板の底部が炉床を擦る欠点は解消し、鉄粉や石粉の発生問題は生じない。しかしながら、コンベア式の場合は、プーリを介してリタン部分を設けることが構造上必須であり、その分のスペースが必要であって、それでは多段式オーブンの小型化に対応できないという問題点がある。
従って、従来例における場合においては、オーブン内における鉄粉や石粉の発生問題を解消すると共に、オーブンの小型化に対応することに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本考案の要旨は、多段階に積層された複数の焼成室を有する多段式オーブンの焼成システムであって、被焼成物が載った天板を所定位置に搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアを前記多段式オーブンの所定の焼成室の投入口まで上昇させる第1リフト装置と、前記搬送コンベア上の天板を前記焼成室内に押し出し、更に焼成終了後には前記天板を前記焼成室外に押し出すための押出手段と、該押出手段によって前記焼成室外に押し出された天板を搬出する搬出コンベアと、該搬出コンベアを所定位置まで下降させる第2リフト装置とから構成され、前記焼成室は、前記押出手段で押し出した天板が移動可能なフリーローラ搬送装置が設けられていることである。
また、前記押出手段は、前記搬送コンベアの少なくとも両サイドに沿って設けられる一組のローラと、該一組のローラ間に架け渡されるチェンと、該チェンに設けられる押出用のアーム装置とからなること、;
前記複数の焼成室は、それぞれに焼成時間、焼成温度及び焼成湿度等の焼成条件を設定できるように構成されていること、;
を含むものである。
本考案に係る多段式オーブンの焼成システムによれば、焼成室の炉床がフリーローラ搬送装置で形成されることによって、フリーローラの上を天板が移動するので、従来例のように天板の底部が炉床を擦って鉄粉や石粉が発生する問題が生じない。
また、フリーローラ搬送装置は、コンベア式のようなプーリやリタン部分が構造上必要ないのでその分が省スペースになり、多段式オーブンの小型化に対応できるという種々の優れた効果を奏する。
また、押出手段は、搬送コンベアの少なくとも両サイドに沿って設けられる一組のローラと、該一組のローラ間に架け渡されるチェンと、該チェンに設けられる押出用のアーム装置とからなることによって、チェンの回動に伴ってアーム装置が所定長さ前進するので、搬送コンベア上の天板をスムーズに押し出すことができるという優れた効果を奏する。
そして、複数の焼成室は、それぞれに焼成時間、焼成温度及び焼成湿度等の焼成条件を設定できるように構成されていることによって、色々な種類のパン類を所定量ずつ各焼成室においてそれぞれの焼成条件で焼成できるので、パン類の多品種少量生産に対応できるという優れた効果を奏する。
本考案に係る多段式オーブンの焼成システム11の平面を示す説明図である。 本考案に係る多段式オーブンの焼成システム11の側面を示す説明図である。 本考案に係る多段式オーブンの焼成システム11の側面の一部を示す、要部の説明図である。 搬送コンベア13の一部を省略した、多段式オーブン17の正面を示す説明図である。 搬送コンベア13及び押出手段16の側面を示す説明図である。 焼成室14の内部を説明する断面図である。 (イ)取付ブロック36の正面図、(ロ)同側面図、(ハ)同平面図、(ニ)同底面図である。 (ホ)フリーローラ38の縦断面図、(ヘ)同側面図である。 (ト)押えカラー39の縦断面図、(チ)同側面図である。
次に、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、符号11は多段式オーブンの焼成システムを示し、この焼成システム11は、被焼成物が載った天板12を前方位置に搬送する搬送コンベア13と、この搬送コンベア13を所定の焼成室14の投入口14aまで上昇させる第1リフト装置15と、搬送コンベア13上の天板12を押し出すための押出手段16と、多段階に積層された複数の焼成室14、14…を有する多段式オーブン17と、焼成終了後に押出手段16によって焼成室14から押し出された天板12を搬出する搬出コンベア18と、この搬出コンベア18を所定位置まで下降させる第2リフト装置19とから構成される。また、この焼成システム11は、全工程をコンピュータ制御による自動運行が可能なように構成される。
天板12は、略長方形状のトレー形に形成されており、図示しない整形ラインにおいて複数のパン生地が配列される。また、パン生地は所定の発酵工程で発酵処理が施されている。
搬送コンベア13は、図1、図3及び図5に示すように、回転軸20と回転軸21との間に搬送ベルト23が架け渡されており、この搬送ベルト23の上に複数列、例えば3列に載置した天板12を前方に搬送する。
第1リフト装置15は、図1から図3に示すように、搬送コンベア13の両側部に沿って立設しており、装置本体24に昇降自在に取り付けられる搬送コンベア13をスムーズに昇降させるスクリュー駆動式の駆動部(図示せず)を内蔵させてなる従来構造のリフト装置である。この第1リフト装置15は、搬送コンベア13を所定の焼成室14の投入口14aまで上昇させる。
押出手段16は、図1及び図5に示すように、搬送コンベア13の少なくとも両サイドに沿って設けられる一組のローラ25、26と、このローラ25とローラ26との間に架け渡されるチェン27と、このチェン27に設けられる押出用のアーム装置28とからなる。
アーム装置28は、図5に示すように、基部29aがチェン27に接続するアーム部29と、このアーム部29の先端部に連設される押出しバー30(図1参照)とからなる。アーム部29の途中にはカム部31が設けられており、このカム部31が段部32の上に位置することによって、アーム部29が上方に傾斜し、押出しバー30と搬送ベルト23との間に、天板12が通過できる隙間を有する。
このような構成の押出手段16は、ローラ25、26の回転に伴って、チェン27が回動し、このチェン27の回動に伴ってアーム装置28が前進する。そして、カム部31が傾斜部33を下方に移動して、アーム部29が水平に位置し、更に、押出しバー30が、搬送コンベア13の上の天板12を前方に押し出して、焼成室14内に移動させる。
多段式オーブン17は、多段階に積層された複数の、例えば5段階の焼成室14を有する。焼成室14は、それぞれに焼成時間、焼成温度及び焼成湿度等の焼成条件を設定できるように構成されている。また、それぞれの焼成室14には、図3に示すように、フリーローラ搬送装置34が設けられている。
なお、図2及び図4に示す多段式オーブン17は、4段の焼成室14が描かれているが、例えば、5段以上あるいは10段以上のように焼成室14を多段階に積層してもよいことは勿論である。
フリーローラ搬送装置34は、図3及び図6に示すように、焼成室14の幅方向に渡って軸部37が取り付けられ、この軸部37が所定の間隔を開けて複数設けられると共に、軸部37にフリーローラ38が回転自在に挿着される。
軸部37は、図6に示すように、焼成室14内の両壁面14bに取付金具35及び取付ブロック36(図7参照)を介して取り付けられる。軸部37にはリング状のフリーローラ38(図8参照)が回転自在に挿着され、フリーローラ38の両端部には位置保持用の押えカラー39(図9参照)が、軸部37にネジ40止めされている。なお、図7中の符号36aはネジ穴を示し、36bは挿通孔を示し、図8中の符号38aは挿通孔を示し、図9中の符号39aはネジ穴を示し、39bは挿通孔を示す。
このように構成されるフリーローラ搬送装置34は、フリーローラ38が自在に回転するので、その上を押出手段16で押し出した天板12が前方に移動する。従って、従来例のように天板の底部が炉床を擦って鉄粉や石粉が発生する問題が生じない。また、フリーローラ搬送装置34は、コンベア式のようなプーリやリタン部分が構造上必要ないのでその分が省スペースになり、多段式オーブンの小型化に対応できる。
また、焼成室14は、図6に示すように、フリーローラ搬送装置34の下部に下部パイプヒータ42が設けられ、また、上部に上部パイプヒータ43が設けられており、従来のバーナーと比較して薄型に形成できるので、多段式オーブンの小型化に対応できる。なお、図6中の符号44は、照明装置を示す。
搬出コンベア18は、押出手段16によって焼成室14から押し出された天板12を載置して搬出する。また、搬出コンベア18は、図3に示すように、回転軸45と回転軸46との間に搬送ベルト47が架け渡されており、この搬送ベルト47の上に複数列、例えば3列に載置した天板12を前方に搬送する。
第2リフト装置19は、図1から図3に示すように、搬出コンベア18の両側部に沿って立設しており、第1リフト装置15と同様に、装置本体48に昇降自在に取り付けられる搬出コンベア18をスムーズに昇降させるスクリュー駆動式の駆動部(図示せず)を内蔵させてなる従来構造のリフト装置である。この第2リフト装置19は、搬出コンベア18を所定位置まで下降させる。
以上のように多段式オーブンの焼成システム11は、色々な種類のパンを所定量ずつ、各段の焼成室14においてそれぞれの焼成条件で焼成できるので、パン類の多品種少量生産に対応できることとなる。また、各段の焼成室14ごとにパンの品種に対応した最適の焼成条件で焼成できる。
本発明の多段式オーブンの焼成システム11は、焼成室14にパイプヒータ42、43が設けられて、多段式オーブンの小型化に対応しているが、これ以外にも多段式のガスオーブンや、種々の焼成方法の多段式オーブンを使用してもよいことは勿論である。
11 多段式オーブンの焼成システム
12 天板
13 搬送コンベア
14 焼成室
14a 投入口
14b 壁面
15 第1リフト装置
16 押出手段
17 多段式オーブン
18 搬出コンベア
19 第2リフト装置
20、21 回転軸
23 搬送ベルト
24 装置本体
25、26 ローラ
27 チェン
28 アーム装置
29 アーム部
29a 基部
30 押出しバー
31 カム部
32 段部
33 傾斜部
34 フリーローラ搬送装置
35 取付金具
36 取付ブロック
36a ネジ穴
36b 挿通孔
37 軸部
38 フリーローラ
38a 挿通孔
39 押えカラー
39a ネジ穴
39b 挿通孔
40 ネジ
42 下部パイプヒータ
43 上部パイプヒータ
44 照明装置
45、46 回転軸
47 搬送ベルト
48 装置本体

Claims (3)

  1. 多段階に積層された複数の焼成室を有する多段式オーブンの焼成システムであって、
    被焼成物が載った天板を所定位置に搬送する搬送コンベアと、
    該搬送コンベアを前記多段式オーブンの所定の焼成室の投入口まで上昇させる第1リフト装置と、
    前記搬送コンベア上の天板を前記焼成室内に押し出し、更に焼成終了後には前記天板を前記焼成室外に押し出すための押出手段と、
    該押出手段によって前記焼成室外に押し出された天板を搬出する搬出コンベアと、
    該搬出コンベアを所定位置まで下降させる第2リフト装置とから構成され、
    前記焼成室は、前記押出手段で押し出した天板が移動可能なフリーローラ搬送装置が設けられていること
    を特徴とする多段式オーブンの焼成システム。
  2. 前記押出手段は、前記搬送コンベアの少なくとも両サイドに沿って設けられる一組のローラと、
    該一組のローラ間に架け渡されるチェンと、
    該チェンに設けられる押出用のアーム装置とからなること
    を特徴とする請求項1に記載の多段式オーブンの焼成システム。
  3. 前記複数の焼成室は、それぞれに焼成時間、焼成温度及び焼成湿度等の焼成条件を設定できるように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の多段式オーブンの焼成システム。
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