JP2543348B2 - ポジ形レジスト用現像液 - Google Patents

ポジ形レジスト用現像液

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JP2543348B2 JP61179651A JP17965186A JP2543348B2 JP 2543348 B2 JP2543348 B2 JP 2543348B2 JP 61179651 A JP61179651 A JP 61179651A JP 17965186 A JP17965186 A JP 17965186A JP 2543348 B2 JP2543348 B2 JP 2543348B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/18Diazo-type processes, e.g. thermal development, or agents therefor

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ポジ型レジスト現像後の膜残りないしはス
カムと呼ばれる現象、すなわち、現像液によって本来除
去されるべきレジストがレジスト・パターン露光部に残
ってしまう現象(以下スカムという)等の改良されたポ
ジ型レジスト用現像液に関するものである。
〈従来の技術〉 半導体製造のためのポジ型レジスト用現像液として
は、水酸化テトラメチルアンモニウムの水溶液またはコ
リン〔化学名:水酸化トリメチル(2−ヒドロキシエチ
ル)アンモニウム〕の水溶液が多く使用されている。ま
た、プロセス許容性を改良した現像液として、水酸化メ
チルトリエタノールアンモニウム水溶液を用いることが
知られている(特開昭54−74432号公報)。一方、水酸
化テトラアルキルアンモニウムにアルカノールアミン、
具体的にはトリエタノールアミンを添加して、空気中の
炭酸ガスや酸素に対する現像液の安定化を改良する方法
が知られている(特開昭57−114141号公報)。さらにま
た、寸法制御性を改良する目的で、水酸化第4級アンモ
ニウム水溶液に微量のアミンを添加することも知られて
いる(特開昭59−182444号公報)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 近年LSIの集積度はますます増大し、素子の微細化が
進んでおり、最小寸法はサブミクロンに近づいてきた。
このような超LSIでは、レジスト・パターンを形成し、
ドライ・エッチングにより、レジスト・パターンをマス
クにした微細加工が行われる。そして、レジスト・パタ
ーン中にスカムが存在すると、正確な寸法精度が得られ
ず、またドライ・エッチングの際のエッチング不良にも
つながる。特に超微細化の進行に伴い、サブミクロン・
パターン中のスカムの発生が多くなっており、その改善
が重要となっている。
そのため、プロセス許容性が維持され、安定性があ
り、微細パターンでスカムの発生しない現像液が切望さ
れている。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明者らは、以上のような問題点を解決するために
鋭意研究・検討の結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、一般式(I) 〔(CH33NR〕+OH- (I) (式中、Rはアルキル基、アリール基、アラルキル基ま
たはヒドロキシアルキル基を表す。) で示される水酸化第4級アンモニウム及び、分子内に水
酸基を1個または2個有していてもよいが、当該水酸基
は炭素鎖のみを介してアミノ基に結合する1級、2級ま
たは3級アミン類を含有する水溶液であって、表面張力
が25dyn/cm乃至50dyn/cmであることを特徴とするポジ型
レジスト用現像液を提供するものである。
上記一般式(I)で示される水酸化第4級アンモニウ
ムとしては、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化
トリメチルブチルアンモニウム、水酸化トリメチルベン
ジルアンモニウム、水酸化トリメチルフェニルアンモニ
ウム、コリン等が挙げられる。特に好ましい水酸化第4
級アンモニウムは、水酸化テトラメチルアンモニウム
(TMAH)またはコリンである。これら水酸化第4級アン
モニウムは、2種以上を混合して使用することもでき
る。水酸化第4級アンモニウムの水溶液中の濃度は、一
般には0.5〜20重量%、好ましくは1〜8重量%であ
る。
本発明に使用されるアミン類は、1級、2級または3
級アミノ基を有する化合物であって、水酸基を有してい
てもよいが、水酸基の数は、1分子内に2個、1個また
は0個であり、また水酸基が存在する場合は、当該水酸
基とアミノ基との間に炭素鎖のみが存在するものであ
る。具体的には、水酸化第4級アンモニウム水溶液に
可溶であり、本発明の目的に使用できる程度の少量の
添加で一定の表面張力を保持しうるアミン類が用いら
れ、また臭気が少ないなどの特性を有するものが好ま
しい。アミン類は特に、水酸基を有するとしてもその数
が分子内に1個以内であるものが好ましく、また水酸基
を有する場合は、アミノ基が3級になっているのが好ま
しい。
本発明に使用しうるアミン類の具体例としては、イソ
プロピルアミン、ブチルアミン、イソブチルアミン、ペ
ンチルアミン、アリルアミン、ベンジルアミン、β−
(3,4,5−トリメトキシフェニル)エチルアミン、アミ
ノベンジルアルコール、3−アミノプロパノール、3−
メトキシプロピルアミン、ジエチルアミン、ジプロピル
アミン、トリエチルアミン、ジエチルエタノールアミ
ン、ジプロピルエタノールアミン、ブチルビス(2−ヒ
ドロキシエチル)アミン、エチレンジアミン、ジエチレ
ントリアミン、ピペリジン、ピペコリン、ピロリジン、
ピペラジン、キヌクリジン、ピリミジンなどが挙げられ
る。これらのアミン類のなかでも、ブチルアミン、ベン
ジルアミン、ジエチルアミン、ジエチルエタノールアミ
ンまたはピペリジンが好ましく用いられる。これらのア
ミン類は、単独でまたは混合物として、本発明の現像液
に含有することができる。
アミン類の添加量は、現像液の表面張力が25dyn/cm以
上50dyn/cm以下となる量であり、アミン類の種類によっ
ても変化するが、通常、一般式(I)で示される水酸化
テトラメチルアンモニウムとほぼ同重量またはそれ以上
である。アミン類の種類にもよるが、上に挙げたような
アミン類を用い、その添加量を増加していくと、表面張
力は低下する。スカムをなくすには、表面張力で50dyn/
cm以下となるアミン類の添加が必要である。特定のアミ
ン類を特定量添加して表面張力を低下させると、微細パ
ターンへの現像液の浸透性が向上するとともに、微細パ
ターン中での現像液のアルカリ強度が安定化し、スカム
がなくなるという効果が発現する。多量にアミン類を添
加して表面張力が25dyn/cm未満になると、一般に使用さ
れるパドル法現像では現像液のウェハへの盛り量が小さ
くなり、現像の安定性が悪くなるとともに、ウェハ裏面
への現像液の回り込みも多くなるので、好ましくない。
通常、前記一般式(I)で示される水酸化テトラメチ
ルアンモニウムの水溶液に、上記アミン類を所定量添加
することにより、本発明の現像液が得られる。また本発
明の現像液には、公知の界面活性剤、アルコール類、ケ
トン類、エーテル類などを併用添加することもできる。
本発明の現像液の好ましい使用方法についての一例を
以下に示す。
シリコンウェハにポジ型レジストをスピンコータ等で
塗布し、これをダイレクトコンタクトホットプレートで
プリベークすることによって、脱溶媒した塗布膜が得ら
れる。次いで縮小投影露光装置(ステッパー)により、
所要のマスクパターンの描画されたレクチルを介して露
光する。次に本発明の現像液を使用し、露光したウェハ
を自動現像機で現像する。露光によって可溶化した部分
が選択的に溶解除去され、マスクパターンの忠実に縮小
されたポジ型画像が得られる。
この際、露光量を変化させることにより、膜抜け感度
を求めることができる。また、得られた画像を走査型電
子顕微鏡(SEM)で観察して、スカムの有無を判定する
ことができる。画像の観察に際しては、縮小率を考慮し
て、ライン部がマスク寸法になった露光量でのショット
及びその露光量に対して±10%の露光量のショットの計
3ショットのスペース部について、SEMでスカムの有無
を観察するのがよい。
〈発明の効果〉 本発明になる水酸化第4級アンモニウム水溶液にアミ
ン類を添加し、表面張力を25dyn/cm以上50dyn/cm以下に
調整した現像液を使用して、微細なレジスト・パターン
を形成すると、露光(スペース)部にスカムがなく、感
度が速く、現像での安定性が向上する。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに具体的
に説明するが、これらによって本発明が制限されるもの
ではない。例中にある%およびppmは重量基準である。
比較例1 分子量14,000のアルカリ可溶性ノボラック樹脂14g、
o−ナフトキノンジアジド系感光剤6g及びエチレングリ
コールエチルエーテルアセテート42gを混合し、0.2μm
のフィルターで濾過して得たポジ型フォトレジストを、
常法によりスピナーを用いて4,000rpmでシリコンウェハ
に塗布した。これを、ダイレクトコンタクトホットプレ
ートを用いて100℃で1分間プリベークした。得られた
レジスト膜の厚さは1.33μmであった。GCA社製の4800D
SW型ステッパー(N.A.=0.28、10:1)を用いて露光した
のち、2.4%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(T
MAH)水溶液を使用し、パドル法にて、23℃で60秒間の
現像を行った。走査型電子顕微鏡(SEM)でパターンを
観察し、結果を第1表にまとめた。
比較例2〜3 比較例1と同様にして、ただしTMAH濃度を変更して現
像した。TMAH濃度、現像液の表面張力及び現像後の観察
結果を第1表にまとめた。
実施例1〜10 現像液として、第1表に示す組成の液を調製し、比較
例1と同様にして現像した。現像液の表面張力及び現像
後の観察結果を第1表にまとめた。
比較例4〜5 比較例1と同様にして、ただし現像液としてコリン水
溶液を使用し、その濃度を変化させた現像した。コリン
の濃度、現像液の表面張力及び現像後の観察結果を第2
表にまとめた。
実施例11〜12 現像液として、第2表に示す組成の液を調製し、比較
例1と同様にして現像した。現像液の表面張力及び現像
後の観察結果を第2表にまとめた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−220732(JP,A) 特開 昭59−219743(JP,A) 特開 昭61−18944(JP,A) 特開 昭61−151537(JP,A) 特開 昭61−249050(JP,A) 特開 昭61−232454(JP,A) 特開 昭61−232453(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 〔(CH33NR〕+OH- (I) (式中、Rはアルキル基、アリール基、アラルキル基ま
    たはヒドロキシアルキル基を表す。) で示される水酸化第4級アンモニウム及び、分子内に水
    酸基を1個または2個有していてもよいが、該水酸基は
    炭素鎖のみを介してアミノ基に結合する1級、2級また
    は3級アミン類を含有する水溶液であって、表面張力が
    25dyn/cm乃至50dyn/cmであることを特徴とするポジ型レ
    ジスト用現像液。
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