JP2542042B2 - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JP2542042B2 JP63108245A JP10824588A JP2542042B2 JP 2542042 B2 JP2542042 B2 JP 2542042B2 JP 63108245 A JP63108245 A JP 63108245A JP 10824588 A JP10824588 A JP 10824588A JP 2542042 B2 JP2542042 B2 JP 2542042B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/075Silicon-containing compounds
    • G03F7/0757Macromolecular compounds containing Si-O, Si-C or Si-N bonds
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、化学的に安定な感光性組成物、特に、有
機珪素化合物を含有する保存安定性に優れた感光性組成
物に関する。
(従来の技術) 近年の半導体デバイス製造技術においては、ホトリソ
グラフィー技術に係る微細パターンを形成するための感
光性組成物が不可欠なものとなっている。
これら感光性組成物として、例えば耐ドライエッチン
グ性が高く、解像度が良好である等の要求を満たすこと
から、ポジ型の感光性組成物(以下、単にポジ型組成物
と称する場合も有る。)が主流となっている。
上述のポジ型組成物の一例として、アルカリ現像液に
可溶なノボラック樹脂と、1,2−ナフトキノンジアジド
スルホン酸のエステルを主成分とする溶解抑止剤として
の感光性添加剤との組み合わせで構成されるものが知ら
れている。
このポジ型組成物のパターン形成機構は次のように説
明できる。
まず、光照射前のポジ型組成物では、アルカリ現像溶
液に溶けにくい1,2−ナフトキノンジアジド誘導体と当
該溶液に可溶なノボラック樹脂とは反応することがな
い。
このようなポジ型組成物に対して光照射を行なうこと
により、上述した1,2−ナフトキノンジアジド誘導体が
極性のカルボン酸基を有するインデンカルボン酸誘導体
に変化する。このインデンカルボン酸誘導体は、アルカ
リ現像溶液に可溶となるため、光照射(露光)された部
分のノボラック樹脂の溶解を促進し、レジストパターン
を形成することが可能となる。
即ち、この系の感光性組成物によれば、極性を有する
ベース樹脂に対して、露光によって極性が生ずる感光性
添加剤を作用させることによりパターン形成が成され
る。
しかしながら、半導体デバイスの微細化に対する要求
に伴ない、レジストパターンの精細さも0.5(μm)以
下の寸法精度を要求されているのが現状である。
上述したホトリソグラフィー技術に対する要求を満た
すため、種々の研究開発が進められているが、これら技
術のうち、特に、露光波長の短波長化に関する技術が注
目されている。
この技術は、レジストパターン形成のための露光にKr
Fエキシマレーザ(露光波長約248(nm))を用い、前述
したレジストパターンの精細化を図るものである。しか
しながら、このような露光波長領域において従来知られ
ている通常のポジ型組成物を用いた場合、光の吸収が極
めて大きく、正常なパターン形成を行なうことが難し
い。従って、約248(nm)付近で比較的吸光係数の小さ
い樹脂をベース樹脂に用いることが成されており、例え
ばp−クレゾールノボラック樹脂やポリビニルフェノー
ル樹脂をポジ型組成物に利用した技術がいくつか報告さ
れている。
このような技術の一例として、例えば文献:“AN ORG
ANOSILICON PHOTORESIST FOR USE IN EXCIMER LASER LI
THOGRAPHY(アン オーガノシリコン ホトレジスト
フォー ユーズ イン エキシマ レーザ リソグラフ
ィー) (1987 MICROCIRCUIT ENGINEERING CONFERENCE
(マイクロサーキット エンジニアリング カンファレ
ンス))”(発表者:ケビン・ジェイ・オーベック(KE
VIN J.ORVEK)他)に開示されるものが知られている。
この文献によれば、ポジ型組成物を構成する感光添加
剤として前述した1,2−ナフトキノンジアジド誘導体を
用い、ベース樹脂として、ポリビニルフェノール樹脂を
構成するフェノール性水酸基をトリメチルシリル基で保
護したものが用いられる。このトリメチルシリル基を保
護基として導入することにより、ベース樹脂はアルカリ
現像液に不溶となる。
このポジ型組成物のパターン形成の機構は、以下のよ
うに説明されている。
まず、上述したポジ型組成物の光照射を受けた部分で
は、前述と同様に、感光性添加剤としての1,2−ナフト
キノンジアジド誘導体から、アルカリ現像液に可溶なイ
ンデンカルボン酸誘導体が発生する。このインデンカル
ボン酸誘導体はベース樹脂から前述のトリメチルシリル
基を脱離させ、ポリビニルフェノール樹脂を生成するこ
とによりアルカリ現像液に可溶となる。然る後、前述し
た系と同様にパターン形成を行なうことができる。
換言すれば、この系の感光性組成物では、ベース樹脂
と感光性添加剤との双方が露光によってアルカリ現像液
に可溶となり、相乗的な効果により、精細なレジストパ
ターンが達成し得る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の技術では、フェノール
性水酸基の保護基としてトリメチルシリル基を用いてい
るため、感光性組成物の保存時(使用前)に水分が共存
する環境下で酸性となった場合、保護基が脱離してしま
うという問題点が有った。これがため、実際の製造ライ
ンで用いるためには、水分混入に対する配慮が必要とな
り、取扱い上の制約を軽減することが難しい。
この発明の目的は、上述した従来の問題点に鑑み、短
波長の露光によりパターン形成が可能であり、かつ保存
安定性に優れた感光性組成物を提供することに有る。
(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この出願の発明に係る感
光性組成物によれば、 t−ブチルジメチルシリル基で保護されたフェノール
性水酸基を有する下記の一般式(I) (但し、R1は−CH2−、 を示す。)で表わされる単量体を繰り返し単位とするベ
ース樹脂と、 下記の構造式(II)〜(VII) で示されるトリフルオロ酢酸誘導体のうちから選ばれた
一種類または二種類以上の感光性添加剤と を含んで成ることを特徴としている。
(作用) この出願の発明に係る感光性組成物によれば、p−ク
レゾールノボラック樹脂のフェノール性水酸基にt−ブ
チルジメチルシリル基を保護基として導入したベース樹
脂と、トリフルオロ酢酸誘導体から成る感光性添加剤と
を含む構成と成している。
このような構成とすることにより、通常の保存条件で
起こり得る酸性環境下において、ベース樹脂からの保護
基脱離を回避する。また、レジストパターン形成時に
は、前述した短波長(約248(nm))を有する光照射に
よってトリフルオロ酢酸誘導体から生じるフッ素アニオ
ンまたはフッ素ラジカルが保護基脱離を促進すると考え
られる。即ち、既に説明したトリメチルシリル基の代わ
りにt−ブチルジメチルシリル基を導入することによ
り、エース樹脂の化学的な安定性を高め、パターン形成
に当っては、反応性に富んだフッ素アニオンまたはフッ
素ラジカルにより保護基脱離を行なう構成となってい
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例につき説明する。尚、以下の
説明においては、この発明の理解を容易とするため、特
定の材料、数値的条件等を例示して説明するが、この発
明は、これら条件にのみ限定されるものではないことを
理解されたい。また、以下の実施例で用いた薬品類のう
ち、一部出所を省略して説明する場合も有るが、いずれ
も化学的に純粋であり、容易に入手し得るものを用い
た。
まず始めに、この発明の実施例に係るベース樹脂の合
成と、実施例に係る感光性組成物を用いたレジスト塗布
溶液の調製とに関して説明する。
ベース樹脂の合成 始めに、下記の式(VIII)(但し、R1は−CH2−を示
す。) で示される単量体を繰り返し単位とするp−クレゾール
ノボラック樹脂10(g)とイミダゾール8(g)とを秤
量した後、ジメチルホルムアミド100(ml)に溶解す
る。
続いて、t−ブチルジメチルシリルクロライド10(m
l)を別途用意し、水浴を用いて室温で撹拌しながら、
約20分間に亙って全量を滴下する。
この反応混液を約2時間に亙って充分に撹拌した後、
約500(ml)の水を加える。然る後、さらに約300(ml)
のエーテルを加えて充分に振盪し、エーテル層のみを分
液する。
このようなエーテル抽出の操作を合計三回繰り返し、
続いて、硫酸マグネシウムを加えて脱水乾燥する。然る
後、このエーテル抽出液を濾過し、ロータリーエバポレ
ーターを用いて減圧濃縮することにより、粘稠な残渣を
得る。この残渣を真空乾燥することにより、約18(g)
の粗生成物が得られる。
次に、メタノール−ベンゼンから成る混合溶媒によっ
て、上述した粗生成物を再沈殿させ、p−クレゾールノ
ボラック樹脂のフェノール性水酸基に、保護基としての
t−ブチルジメチルシリル基を導入した精製物約8
(g)が得られる。
この精製物におけるt−ブチルジメチルシリル化の割
合をプロトン核磁気共鳴(1H−NMR)法により測定(CH3
−Si−:δ=0.15,(CH33C−Si−:δ=1.0)したと
ころ、約75(%)の割合でフェノール性水酸基の置換が
成されていた。
レジスト塗布溶液の調製 まず、上述した実施例のベース樹脂2(g)と、感光
性添加剤として前述の構造式(II)に示すトリフルオロ
酢酸誘導体0.5(g)とを各々秤量する。尚、構造式(I
I)に示される化合物は、フロログルシノール(1,3,5−
トリヒドロキシベンゼン)とトリフルオロ酢酸とのエス
テル化反応により、容易に得られるものである。
上述したベース樹脂と感光性添加剤との、夫々の量
を、メチルセルソルブアセテート20(ml)に溶解させた
後、0.45(μm)の孔径を有するメンブレンフィルター
で濾過し、さらに0.2(μm)の孔径のものを用いて再
度濾過して、この出願の第二発明に係る感光性組成物を
含むレジスト塗布溶液を得た。
レジストパターン形成 次に、上述のレジスト塗布溶液を実際のレジストパタ
ーンとして用いた場合の実施例につき説明する。
まず、5インチの平坦なシリコンウエハ基板に対し
て、200(℃)の温度で約1分間に亙って加熱すること
により水分除去を行なう。然る後、ヘキサメチルジシラ
ザン蒸気中、約28(℃)の温度で1分間に亙り、ウエハ
表面の疎水化処理を行なう。
このようなウエハ表面に、前述したレジスト塗布溶液
を所定量滴下し、約3000(r.p.m.)で回転させる。続い
て、このウエハに対し、約80(℃)の温度で約1分間に
亙ってプリベークを行ない、約1.2(μm)の膜厚でレ
ジスト層を形成した。
次に、前述した文献にも開示されるように、ウエハに
形成されたレジスト層に対して、KrFエキシマレーザを
用いて露光を行なった。
この際の露光条件につき詳述すれば、露光装置とし
て、KrFエキシマレーザ縮小投影露光装置((株)ニコ
ン社製,試作品,N.A.=0.42)と、試験用のパターンマ
スクとを用いて約248(nm)の露光波長で行なった。露
光に係る光照射は、パルス周波数50(Hz)で320回に亙
って行ない、1パルスの光強度は3(mJ/cm2)であっ
た。
上述の条件で露光を行なった後のウエハは、アルカリ
現像液「SOPD−B」(2.38(%)住友化学(株)製,商
品名)中に約1分間浸漬することによって現像を行な
い、水洗後、100(℃)の温度で約1分間に亙って乾燥
せしめた。
このような露光・現像プロセスを経て得られたレジス
トパターン断面を電子顕微鏡によって観察した結果、0.
35(μm)のラインアンドスペースと、0.5(μm)の
開口径を有するコンタクト穴とが、各々、ほぼ垂直な形
状で形成されていた。
保存安定性試験 次に、前述したレジスト塗布溶液を用いた、酸性環境
下での保存安定性に関する試験結果につき説明する。
始めに、前述したレジスト塗布溶液10(ml)に、0.1
(N)の塩酸を0.1(ml)の割合で加えて約10分間に亙
って充分に撹拌することにより、レジスト塗布溶液を酸
性環境にさらす、然る後、上澄液に相当するレジスト塗
布溶液のみを分取し、前述したのと同一の条件により、
レジストパターン形成を行なった。
この結果、酸性環境にさらされた後のパターン形成に
影響は見られず、前述と同様に、0.35(μm)のライン
アンドスペースと、0.5(μm)の開口径を有するコン
タクト穴とを、垂直な形状で形成することができた。
一方、この発明に係る感光性組成物を用いたレジスト
塗布溶液の対照試験として、前述した文献に開示される
感光性組成物、即ち、ポリビニルフェノール樹脂のフェ
ノール性水酸基をトリメチルシリル基で保護したベース
樹脂を含むレジスト塗布溶液を調製し、上述と同様な保
存安定性試験を行なった。
まず、酸性環境にさらされた後の、トリメチルシリル
基を有するレジスト塗布溶液に対して、前述した1H−NM
R法による測定を行なった結果、トリメチルシリル基は
完全に脱離していることが確認できた。
さらに、トリメチルシリル基を有する感光性組成物を
含むレジスト塗布溶液を用い、上述した保存安定性試験
の前後でのレジストパターン形成を観察した。その結
果、酸性環境にさらされる前の塗布溶液では、前述と同
様に精細なパターン形成を行なうことができたが、塩酸
処理の後の塗布溶液ではレジスト層が完全に溶解し、パ
ターン形成を行なうことができなかった。
以上、t−ブチルジメチルシリル基を保護基として有
するp−クレゾールノボラック樹脂をベース樹脂として
用いた場合につき説明した。
しかしながら、上述した実施例にのみ限定して効果が
得られるものではなく、式(VIII)のR1で置換した樹脂材料にt−ブチルジメチルシリル基を導
入して構成したベース樹脂と、トリフルオロ酢酸誘導体
から成る感光性添加剤との組み合わせであっても同様の
効果を得ることができる。
また、感光性添加剤として、前述の構造式(II)に示
すトリフルオロ酢酸誘導体のみから感光性組成物を構成
した場合につき説明したが、露光波長(約248(nm))
でフッ素アニオンまたはフッ素ラジカルを遊離するもの
であれば、構造式(III)〜(VII)に示す、いずれの化
合物であっても良い。さらに、夫々の構造式で示される
化合物単体に限定するものではなく、当該化合物から選
ばれた複数の混合物として感光性添加剤を構成しても良
い。
ここで、既に述べたように、この発明の特徴となる感
光性添加剤、即ちトリフルオロ酢酸誘導体は、前述した
ような短波長の露光によってフッ素に係る活性化学種
(イオンまたはラジカル)を発生させ、ベース樹脂のt
−ブチルジメチルシリル基を脱離させる機能を有してい
る。係る機能を果すためには、構造式(II)〜(VII)
に示す化合物のみではないこと明らかである。前述した
ように、これら化合物は、主として、水酸基を有する芳
香族炭化水素とトリフルオロ酢酸とのエステル化反応に
より得られるものであるが、これら化合物間の当量関係
(出発物質の水酸基の総数に対して、トリフルオロ酢酸
によりエステル化を受ける水酸基の数)は容易に制御し
得るものである。従って、例えば構造式(VII)であれ
ばトリフルオロ酢酸によりエステル化される水酸基が4
つの場合につき示しているが、少なくとも1つのエステ
ル化を受けている化合物であれば良く、構造式(II)、
(III)、(V)及び(VI)に示される化合物でも同様
である。
なお、参考として示すと、p−クレゾールノボラック
樹脂の代わりに、従来周知のポリビニルフェノール系樹
脂のフェノール性水酸基に対してt−ブチルジメチルシ
リル基を保護基として導入したものをベース樹脂として
用いる場合であっても、上述と同様に、トリフルオロ酢
酸誘導体から成る感光性添加剤との組み合わせにより、
優れた保存安定性と精細なパターンとを得ることができ
る。
これに加えて、ポリビニルフェノール系樹脂を構成す
る繰り返し単位に相当する単量体と、下記の構造式(I
X)〜(XII) で示される化合物との共重合体によってベース樹脂の主
鎖を構成した場合であっても良い。この場合、トリフル
オロ酢酸誘導体から成る感光性添加剤に感受性を有す
る、ポリビニルフェノール系樹脂を構成する繰り返し単
位に相当する単量体成分を多く含んでいるほうが、精細
なパターンの形成に有利であること明らかである。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この出願の発明
に係る感光性組成物によれば、アルカリ現像液に可溶な
ベース樹脂のフェノール性水酸基の保護基としてt−ブ
チルジメチルシリル基を導入し、この保護基を脱離させ
る感光性添加剤としてトリフルオロ酢酸誘導体を含有す
る構成となっている。これがため、既に説明したトリメ
チルシリル基の代わりにt−ブチルジメチルシリル基を
導入することにより、ベース樹脂の化学的な安定性を高
め、パターン形成に当っては、トリフルオロ酢酸誘導体
から生じる反応性に富んだフッ素アニオンまたはフッ素
ラジカルにより保護基脱離を行なう。
従って、この出願に係る感光性組成物を用いることに
より、露光波長の短い、優れたパターン解像度を実現し
得るホトリソグラフィ技術を実施するに当り、水分の混
入を配慮しての取扱い上の制約が軽減される。よって、
精細なレジストパターン形成が可能な優れたホトリソ技
術を容易に実施することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−292128(JP,A) 特開 昭61−84642(JP,A) 特開 昭63−88545(JP,A) 特開 昭60−121446(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】t−ブチルジメチルシリル基で保護された
    フェノール性水酸基を有する下記の一般式(I) (但し、R1は−CH2−、 を示す。)で表わされる単量体を繰り返し単位とするベ
    ース樹脂と、 下記の構造式(II)〜(VII) で示されるトリフルオロ酢酸誘導体のうちから選ばれた
    一種類または二種類以上の感光性添加剤と を含んで成る ことを特徴とする感光性組成物。
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