JP2543201Y2 - ブラジャーの係止具支持部材抑え装置 - Google Patents

ブラジャーの係止具支持部材抑え装置

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JP2543201Y2
JP2543201Y2 JP1993025257U JP2525793U JP2543201Y2 JP 2543201 Y2 JP2543201 Y2 JP 2543201Y2 JP 1993025257 U JP1993025257 U JP 1993025257U JP 2525793 U JP2525793 U JP 2525793U JP 2543201 Y2 JP2543201 Y2 JP 2543201Y2
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Inventor
富久雄 大石
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大石金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フックなどの係止具を
取付けた支持部材をブラジャーの装着バンド端部に取付
ける際に、該支持部材の側縁部を縁縫いする専用ミシン
の抑え装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の係止具支持部材を縁縫いし乍らブ
ラジャーのバンド端部へ縫着けるための抑え装置は、特
願平2―247915号(特開平4―126185号:平
成4年3月17日公開)に記載したように、送り板に設
けた長方形の開孔内に係止具支持部材の保持板を嵌脱自
由にすると共に、該保持板に設けた開口の長側辺に鋸歯
状の凹凸を形成し、該開口内に係止具支持部材を陥入し
た時、該鋸歯状の凹凸部突出端で該係止具支持部材を当
接保持するようにし、前記鋸歯状凹凸の凹部と係止具支
持部材の側縁部との間に交互にミシン針を貫入させ該支
持部材の側縁部を縁縫いするようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の係
止具支持部材抑え装置は、保持板に設けた鋸歯状凹凸の
突出部先端に、該係止具支持部材を当接させて位置決め
した状態で、該支持部材の中心線上の位置を抑止するだ
けであり、従って係止具支持部材の側縁部を抑えること
ができないために、生地は不安定となり針との摩擦によ
って上下動し、上下の糸のバランスが微妙に悪い場合、
縁縫いの仕上がり状態が不揃いとなる欠点があった。そ
こで本考案は上記従来例において縁縫いの際に針の上下
動に伴って生じていた生地の動揺を防止し、安定した縁
縫いを行うようにするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のブラジャーの係
止具支持部材抑え装置は、ブラジャーの装着バンド端部
に係止具支持部材を縁縫いし乍ら縫い着けるようにした
専用ミシンに設けられているブラジャーの係止具支持部
材抑え装置であって、該係止具支持部材の縁縫いされる
各側縁部を受載するように相互に対向して配置された鋸
歯状端縁を有する支持板と、該支持板上に載置されてお
り、該支持板の鋸歯状端縁に受載された前記係止具支持
部材の各側縁に当接するように相互に対向して配置され
た鋸歯状端縁を有する位置決め板と、該位置決め板の上
方に昇降可能に配置されており、下降することにより前
記係止具支持部材の側縁部を押圧して前記支持板の各鋸
歯状端縁とともに保持するように、相互に対向して配置
された鋸歯状端縁を有する抑止板と、を具備し、上記支
持板、位置決め板、抑止板のそれぞれの鋸歯状端縁の凹
部が互いに上下同位置で重なるように構成されているこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案のブラジャーの係止具支持部材抑え装置
は、支持板の相互に対向して配置された鋸歯状端縁上に
係止具支持部材の各側縁部が受載されると、支持板上に
載置された位置決め板の各鋸歯状端縁が、係止具支持部
材の各側縁部にそれぞれ当接して、係止具支持部材を位
置決めするようになっている。このような状態で、位置
決め板の上方に配置された抑止板が下降され、その抑止
板に設けられた各鋸歯状端縁が、係止具支持部材の各側
縁部を押圧する。その結果、抑止板の各鋸歯状端縁は、
支持板の各鋸歯状端縁とともに係止具支持部材の各側縁
部を保持する。その後、係止具支持部材がミシン針によ
り縁縫いされるが、支持板、位置決め板、抑止板におけ
るそれぞれの鋸歯状端縁の凹部同士が上下方向に重なっ
た状態になっているために、係止具支持部材の側縁部を
確実に端縫いすることができる。
【0006】
【実施例】以下本考案について図面に示す実施例により
詳細に説明すると、鳩目やかけ環などの係止具eを取付
けた支持部材aの長手対向側縁部b,bを受載する鋸歯
状端縁1'を対向形成し、且つ、該鋸歯状端縁1',1'に
て挟まれる辺から突出した舌状片2とからなる略E字状
の支持板1と、該支持板1の上側にあり、前記係止具支
持部材aの長手対向側縁部b,bを受け入れる間隔をお
いて鋸歯状端縁3',3'を形成したコ字状の位置決め板
3と、該位置決め板3の上側に載置し、且つ前記支持板
1と同形同大の鋸歯状端縁3',3'を対向形成したロ字
状又はコ字状抑止板7とからなり、該抑止板7はその一
端を昇降杆10の下端に設けた抑え板取付片9に取付
け、該昇降杆10の動作により上下動するようにすると
共に、該抑え板取付片9の上面に該抑止板7の鋸歯状端
縁7',7'間で前記中央舌状片2と上下に対向するよう
に抑止片8を突設し、更に該抑止片8と前記舌状片2と
の間には昇降杆10と平行に垂設した別の昇降杆6の下
端に抑え片5を突設してなり、しかも該昇降杆6,10
は共にコンピュターからのタイミング信号により上下動
するようにしている。
【0007】以下上記構成装置の作用について述べる
と、先ず係止具e(e')の支持部材a(a')をセットする
には図1の状態から図2のようにして支持板1上に保持
させる。即ち、支持部材aを位置決め板3の上面に定設
した抑え爪4,4の下側に挿入し乍ら位置決め板3の鋸
歯状端縁3',3'間に介在させることにより、該支持部
材aの両側縁部b,bは支持板1の鋸歯状端縁1',1'上
に載置される。その状態は図4,図5に示すように支持
部材aの側縁部が支持板1の鋸歯状端縁1'上で載支さ
れ、しかも位置決め板3の鋸歯状端縁3',3'により横
方向への移動を阻止し乍ら安定を図るようにし、その後
支持部材aの中央部を昇降杆6の下降によって抑え片5
を下降させ、先端の抑止部5'にて抑えることにより更
に安定を図る。
【0008】次に支持部材aの端部d上に図6のように
ブラジャーのバンド部gの端部hを宛がい、支持部材a
の折返片cを該ブラジャーバンド部の端部を掩って手指
にて折り被せ(図2)た状態にした際昇降杆10が下降す
るので、これに伴って抑止板7も下降して前記支持部材
aの側縁部b,bを鋸歯状端縁7'にて抑止すると同時に
前記折返片cを抑止片8の先端部8'によって抑止す
る。これと同時にブラジャーのバンド部gには図3のよ
うにエアーシリンダー13に取付けたブラジャー抑え1
2を該シリンダーの動作により下行することでブラジャ
ーfの安定を図り、図3,図4に示す実線矢印と点線矢
印間でミシン針を反復移動することにより、支持部材a
の両側縁を図7のように千鳥に縁縫いすると共に、該支
持部材a(a')の端部をブラジャーのバンド部g(g')へ
縫着することにより、図8のように係止具支持部を取付
けたブラジャーfを得る。尚、上記図7の矢印で示すよ
うにミシン掛けの辺を順次に切換えて行く動作は、従来
と同様送り板11の移動(X―Y制御)によって行なわれ
る。又、昇降杆6の動作は昇降杆10に先行して支持部
材aの上面略中央部を抑止し、その後一定時間を経過し
た時点で、前記昇降杆10が降下して、支持部材aの両
側縁部b,b及び折返片cを夫々抑止すると同時にブラ
ジャー抑え12が可動アーム13の回動により控え位置
からブラジャーのバンド部gの真上位置へ移動して該バ
ンド部gを抑止することにより縁縫い及び縫着動作が可
能となる。
【0009】
【考案の効果】本考案は上述のように支持部材の縁縫い
しようとする側縁部を支持板の鋸歯状端縁上で受載する
と共に、該支持部材の側縁部を位置決め板の鋸歯状端縁
間で当接保持して位置決めすると共に、更に該支持部材
の側縁部上面を抑止板の鋸歯状端縁にて抑止するように
したことにより、ミシン針の進路を除けて鋸歯状端縁の
先端の一部で支持部材の側縁を抑えることができるの
で、どのような生地に対してもミシン針に生地が密着し
て上下動するようなことがなく、又、上下の糸の均衡の
乱れにより生地が不安定となって縫い目が見苦しくなっ
たりすることなく、高速で千鳥掛けするのに最適の考案
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の要部分解斜視図である。
【図2】同上の使用要領を示す分解斜視図である。
【図3】同上支持部材装着状態の縦断側面図である。
【図4】同上要部横断側面略図である。
【図5】同上要部拡大平面図である。
【図6】支持部材取付前の状態を示す斜視図である。
【図7】同上縫着状態の斜視図である。
【図8】完成されたブラジャーの斜視図である。
【符号の説明】
1 支持板 1' 鋸歯状端縁 3 位置決め板 3' 鋸歯状端縁 7 抑止板 7' 鋸歯状端縁 a 係止具支持部材 b 側縁部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラジャーの装着バンド端部に係止具支
    持部材を縁縫いし乍ら縫い着けるようにした専用ミシン
    に設けられているブラジャーの係止具支持部材抑え装置
    であって、 該係止具支持部材の縁縫いされる各側縁部を受載するよ
    うに相互に対向して配置された鋸歯状端縁を有する支持
    板と、 該支持板上に載置されており、該支持板の鋸歯状端縁に
    受載された前記係止具支持部材の各側縁に当接するよう
    に相互に対向して配置された鋸歯状端縁を有する位置決
    め板と、 該位置決め板の上方に昇降可能に配置されており、下降
    することにより前記係止具支持部材の側縁部を押圧して
    前記支持板の各鋸歯状端縁とともに保持するように、相
    互に対向して配置された鋸歯状端縁を有する抑止板と、
    を具備し、 上記支持板、位置決め板、抑止板のそれぞれの鋸歯状端
    縁の凹部が互いに上下同位置で重なるように構成されて
    いることを特徴とするブラジャーの係止具支持部材抑え
    装置。
JP1993025257U 1993-04-16 1993-04-16 ブラジャーの係止具支持部材抑え装置 Expired - Fee Related JP2543201Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1746369B (zh) * 2004-09-10 2011-06-15 重机公司 缝纫机的定位引导装置
CN1861886B (zh) * 2005-05-11 2011-12-21 重机公司 缝纫机的定位引导装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1861886B (zh) * 2005-05-11 2011-12-21 重机公司 缝纫机的定位引导装置

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